4: 2012/05/26(土) 22:27:42.51 ID:XclgTQA20
第4話
―イケメンP独立前―
響「……ってなわけで、イケメンPは独立するつもりなんだよ!」
貴音「私たちも誘われるとは……意外でした……」
ブサメンP「ふーむ……」
響「どうする?断るか?」
ブサメンP「いや……実はな?社長はもうイケメンP君の動きを掴んでるんだ」
貴音「それでも……敢えて泳がせていると……」
―イケメンP独立前―
響「……ってなわけで、イケメンPは独立するつもりなんだよ!」
貴音「私たちも誘われるとは……意外でした……」
ブサメンP「ふーむ……」
響「どうする?断るか?」
ブサメンP「いや……実はな?社長はもうイケメンP君の動きを掴んでるんだ」
貴音「それでも……敢えて泳がせていると……」
1: 2012/05/26(土) 22:25:44.23 ID:XclgTQA20
響「ゴメン。このSSは続き物なんだ
前回までのあらすじはなー
・この765プロにはイケメン、ブサメン後輩の3人のPがいたんだ
・でも、イケメンが美希、貴音、自分を連れて勝手に独立しちゃったぞ
・絶体絶命の765プロ!でも、バラバラだった事務所もなんとか結束ができてきたぞ
これからどうなるんだろうなー?」
前回
P「イケメンPとブサメンPか……」
P「101回目のプロデュース」
前回までのあらすじはなー
・この765プロにはイケメン、ブサメン後輩の3人のPがいたんだ
・でも、イケメンが美希、貴音、自分を連れて勝手に独立しちゃったぞ
・絶体絶命の765プロ!でも、バラバラだった事務所もなんとか結束ができてきたぞ
これからどうなるんだろうなー?」
前回
P「イケメンPとブサメンPか……」
P「101回目のプロデュース」
5: 2012/05/26(土) 22:28:42.48 ID:XclgTQA20
ブサメンP「ああ……。」
ブサメンP「それでな……これは俺からお願いなんだが」
ブサメンP「美希と一緒にいて、美希の傍にいてやってくれないか?」
ブサメンP「無理強いするわけではないんだが……」
響「でも、自分、この事務所結構好きだぞ……」
貴音「戻ってこられなくなるのは……」
ブサメンP「それでな……これは俺からお願いなんだが」
ブサメンP「美希と一緒にいて、美希の傍にいてやってくれないか?」
ブサメンP「無理強いするわけではないんだが……」
響「でも、自分、この事務所結構好きだぞ……」
貴音「戻ってこられなくなるのは……」
6: 2012/05/26(土) 22:30:12.80 ID:XclgTQA20
ブサメンP「ああ、そのことなら、社長のことだ。多分大丈夫」
響「ホントかー?」
ブサメンP「それに、お前らの居場所は俺が必ず確保してやる」
貴音「……承知いたしました。私、行かせていただきます」
響「絶対戻ってこさせてくれよ?」
ブサメンP「ああ。すまんな……美希を頼む……」
響「ホントかー?」
ブサメンP「それに、お前らの居場所は俺が必ず確保してやる」
貴音「……承知いたしました。私、行かせていただきます」
響「絶対戻ってこさせてくれよ?」
ブサメンP「ああ。すまんな……美希を頼む……」
8: 2012/05/26(土) 22:32:41.74 ID:XclgTQA20
―現在 765プロ 事務所裏―
美希「来ちゃったの……」
美希「……みんなの様子は……」
美希「ちょっとだけ……」
美希「よく見えないの……」
春香「美希?!」
美希「ひゃあ!!」
美希「来ちゃったの……」
美希「……みんなの様子は……」
美希「ちょっとだけ……」
美希「よく見えないの……」
春香「美希?!」
美希「ひゃあ!!」
9: 2012/05/26(土) 22:35:25.21 ID:XclgTQA20
―事務所内―
ブサメンP「いよいよ出たな……」
後輩P「赤い玉っすか?」
ブサメンP「フェアリーのCDだよ!」
律子「(赤い玉?)ええ、すごい勢いです」
小鳥「(赤い玉w)そんなにですか?」
律子「はい、デイリーチャートでは僅差の2位ですね」
ブサメンP「いよいよ出たな……」
後輩P「赤い玉っすか?」
ブサメンP「フェアリーのCDだよ!」
律子「(赤い玉?)ええ、すごい勢いです」
小鳥「(赤い玉w)そんなにですか?」
律子「はい、デイリーチャートでは僅差の2位ですね」
11: 2012/05/26(土) 22:36:41.04 ID:XclgTQA20
後輩P「ひゃー、すげえ!」
ブサメンP「ウチにいた時は確かに人気はあったが、
ここまでではなかった。イケメンP君の手腕は確かだね」
律子「もう、敵を褒めてどうするんですか!」
ブサメンP「いやー、でもCDショップとか目立つところに置いてあったよ
移籍を利用して上手くイメージを上げたもんだ」
ブサメンP「曲もいい曲なんだ、コレが」
ブサメンP「ウチにいた時は確かに人気はあったが、
ここまでではなかった。イケメンP君の手腕は確かだね」
律子「もう、敵を褒めてどうするんですか!」
ブサメンP「いやー、でもCDショップとか目立つところに置いてあったよ
移籍を利用して上手くイメージを上げたもんだ」
ブサメンP「曲もいい曲なんだ、コレが」
13: 2012/05/26(土) 22:40:39.46 ID:XclgTQA20
後輩P「ってCD買ってきてるじゃないですか!」
小鳥「みんなで聞きましょ!ね!」
律子「ヤレヤレ……」
―社長室―
社長「ほうほう……」
社長「ふーむ、三角関係の歌か……」
社長「歌声にキレがあるね。慟哭が聞こえるようだ」
社長「ふふふ、結構結構」
小鳥「みんなで聞きましょ!ね!」
律子「ヤレヤレ……」
―社長室―
社長「ほうほう……」
社長「ふーむ、三角関係の歌か……」
社長「歌声にキレがあるね。慟哭が聞こえるようだ」
社長「ふふふ、結構結構」
15: 2012/05/26(土) 22:42:21.13 ID:XclgTQA20
―事務所裏―
美希「それでね……ハ、プロデューサーちっとも会ってくれないの……」
美希「仕事の時もあいさつだけで……」
春香「ハイハイ……(なんでこんな話)」
春香「あ、えーっと美希、聞きづらいんだけど……
あのー、プロデューサーさんとあのホラ…」
春香「あ、あの、スキャンダルとか気を付けないと」
美希「それでね……ハ、プロデューサーちっとも会ってくれないの……」
美希「仕事の時もあいさつだけで……」
春香「ハイハイ……(なんでこんな話)」
春香「あ、えーっと美希、聞きづらいんだけど……
あのー、プロデューサーさんとあのホラ…」
春香「あ、あの、スキャンダルとか気を付けないと」
18: 2012/05/26(土) 22:43:44.12 ID:XclgTQA20
春香「…………したの?」
美希「したって……」(顔真っ赤)
美希「美希中学生だよ!そんなことできないの!」
春香(意外と身持ち固い)
美希「キスなんてそんな……春香いやらしいの!」
春香(想像以上だった)
美希「したって……」(顔真っ赤)
美希「美希中学生だよ!そんなことできないの!」
春香(意外と身持ち固い)
美希「キスなんてそんな……春香いやらしいの!」
春香(想像以上だった)
19: 2012/05/26(土) 22:45:03.47 ID:XclgTQA20
???「あらあら~、事務所の入り口に着いたはずだったのだけれど……
ここはどこかしら~?」
春香「あ、あずささん」
美希「……だれ?」
ここはどこかしら~?」
春香「あ、あずささん」
美希「……だれ?」
20: 2012/05/26(土) 22:47:06.43 ID:XclgTQA20
あずさ「あなたが美希ちゃんね!やっぱりかわいいわ~」
美希(貴音より凄いの……)
あずさ「なんで私があなたのこと知ってるかっていうとね」
美希(もちろんミキより凄いの……)
あずさ「ブサメンPさんがね……」
春香「へ~、そんなこともしてたんですねー」
美希「……おっちゃん、元気にしてる?」
美希(貴音より凄いの……)
あずさ「なんで私があなたのこと知ってるかっていうとね」
美希(もちろんミキより凄いの……)
あずさ「ブサメンPさんがね……」
春香「へ~、そんなこともしてたんですねー」
美希「……おっちゃん、元気にしてる?」
21: 2012/05/26(土) 22:49:04.67 ID:XclgTQA20
あずさ「おっちゃん?」
春香「ああ、美希はブサメンPさんのことおっちゃんって呼んでたんですよー」
美希「おっちゃん最近新人候補生とはあんまり上手く行ってなかったの……」
美希「美希も勝手に移籍しちゃって……」
美希「肩身の狭い思いしてないかなって……」
春香「えー?最初はそんな感じだったけど……
いつの間にか打ち解けてきて……」
春香「ああ、美希はブサメンPさんのことおっちゃんって呼んでたんですよー」
美希「おっちゃん最近新人候補生とはあんまり上手く行ってなかったの……」
美希「美希も勝手に移籍しちゃって……」
美希「肩身の狭い思いしてないかなって……」
春香「えー?最初はそんな感じだったけど……
いつの間にか打ち解けてきて……」
22: 2012/05/26(土) 22:50:06.89 ID:XclgTQA20
春香(最近は私の方が肩身狭いくらいで……)
あずさ「雪歩ちゃんと真ちゃんは、イケメンPさんにかなり思い入れがあった
みたいだから、ちょっと時間がかかってたわ」
春香「あ、でも、この前の強盗騒ぎ!あれでかなりいい感じになったよ!
新人プロデューサーさんもかなり仕事憶えてきたし」
あずさ「雪歩ちゃんと真ちゃんは、イケメンPさんにかなり思い入れがあった
みたいだから、ちょっと時間がかかってたわ」
春香「あ、でも、この前の強盗騒ぎ!あれでかなりいい感じになったよ!
新人プロデューサーさんもかなり仕事憶えてきたし」
24: 2012/05/26(土) 22:51:13.31 ID:XclgTQA20
あずさ「あと、律子さんが兼業プロデューサーとしてサポートしてるわね」
あずさ「そうそう、イケメンPさんってどんな人なのかしら?
私直接面識は無くて……」
美希「ハ……プロデューサーはね!」
―事務所内―
ブサメンP「俺もうCDは聞いたから、皆で聞いててよ。俺ちょっと用があるから……」
後輩P「へーい」
小鳥「早く聞きましょ!」
あずさ「そうそう、イケメンPさんってどんな人なのかしら?
私直接面識は無くて……」
美希「ハ……プロデューサーはね!」
―事務所内―
ブサメンP「俺もうCDは聞いたから、皆で聞いててよ。俺ちょっと用があるから……」
後輩P「へーい」
小鳥「早く聞きましょ!」
25: 2012/05/26(土) 22:52:22.99 ID:XclgTQA20
―事務所近くの公園―
ブサメンP「いやー、ゴメンゴメン」
響「遅いぞー」
貴音「社会人として待ち合わせの時間に遅れるのは……」
ブサメンP「すんません……で、美希も来てるのか?」
貴音「はい……ですが、先ほど事務所のほうへ行きました……」
ブサメンP「げえ!伊織や真と会うと面倒だな……」
ブサメンP「いやー、ゴメンゴメン」
響「遅いぞー」
貴音「社会人として待ち合わせの時間に遅れるのは……」
ブサメンP「すんません……で、美希も来てるのか?」
貴音「はい……ですが、先ほど事務所のほうへ行きました……」
ブサメンP「げえ!伊織や真と会うと面倒だな……」
26: 2012/05/26(土) 22:54:20.50 ID:XclgTQA20
響「こっそり覗くだけって言ってた……けどちょっと遅いな」
ブサメンP「まあいいや、後で探しに行こう
それはそうと、調子はどうだ?」
響「私たちはいいんだけど……」
貴音「美希とイケメンP様が……」
ブサメンP「仕事以外最小限の接触しかしなくて、美希がさびしがってるってとこかな」
響「凄い!なんで分かったんだ?」
ブサメンP「多分そうなるだろうなあと」
ブサメンP「まあいいや、後で探しに行こう
それはそうと、調子はどうだ?」
響「私たちはいいんだけど……」
貴音「美希とイケメンP様が……」
ブサメンP「仕事以外最小限の接触しかしなくて、美希がさびしがってるってとこかな」
響「凄い!なんで分かったんだ?」
ブサメンP「多分そうなるだろうなあと」
27: 2012/05/26(土) 22:55:27.40 ID:XclgTQA20
―社長室―
社長「ウチにいた時は、フェアリーにはその名の通り、かわいい歌をメインで
歌わせていた」
社長「移籍にあたりイメージをガラッと変える作戦だろう」
社長「まあ安直と言えば安直だが」
社長「美希君はまだ感情のコントロールが上手くできない」
社長「わざと遠ざけて、悲しげな様子を表現させたか」
社長「ウチにいた時は、フェアリーにはその名の通り、かわいい歌をメインで
歌わせていた」
社長「移籍にあたりイメージをガラッと変える作戦だろう」
社長「まあ安直と言えば安直だが」
社長「美希君はまだ感情のコントロールが上手くできない」
社長「わざと遠ざけて、悲しげな様子を表現させたか」
28: 2012/05/26(土) 22:56:28.61 ID:XclgTQA20
―事務所裏―
美希「…………でね、とってもカッコよくて、優しいの!!」
春香「長いよ美希……」
あずさ「美希ちゃんは」
あずさ「イケメンPさんのことがとっても好きなのね」
美希「……うん」
美希「でも……最近あんまりお話してくれなくて……」
あずさ「きっと、今、大事な時期だから、お仕事に集中してるのね」
美希「…………でね、とってもカッコよくて、優しいの!!」
春香「長いよ美希……」
あずさ「美希ちゃんは」
あずさ「イケメンPさんのことがとっても好きなのね」
美希「……うん」
美希「でも……最近あんまりお話してくれなくて……」
あずさ「きっと、今、大事な時期だから、お仕事に集中してるのね」
29: 2012/05/26(土) 22:58:07.83 ID:XclgTQA20
あずさ「とってもさみしいだろうけど、耐えなくちゃ駄目よ」
美希「……」
あずさ「きっとこれから、お仕事で山場があるたびに、そういう辛い時期が来るわ」
あずさ「一人で悩まないで、周りの人と、辛い気持ちを分かち合うのよ」
美希「うん……」
春香「あーあ、私もイケメンPさんのこと、好きだったのになー」
美希「え?」
春香「いろいろアプローチしてたのに、声もかけて貰えなくて」
美希「……」
あずさ「きっとこれから、お仕事で山場があるたびに、そういう辛い時期が来るわ」
あずさ「一人で悩まないで、周りの人と、辛い気持ちを分かち合うのよ」
美希「うん……」
春香「あーあ、私もイケメンPさんのこと、好きだったのになー」
美希「え?」
春香「いろいろアプローチしてたのに、声もかけて貰えなくて」
31: 2012/05/26(土) 22:59:30.33 ID:XclgTQA20
春香「プロデューサーさんは美希を選んだんだよ!もっと自信持とうよ!」
美希「うん……ありがとうなの……あずさ、春香」
美希「貴音と響を待たせてるの……じゃあね!」
あずさ「あ、ちょっと待って」
あずさ「今度、○○TVで合同新人オーディションがあるの」
あずさ「それにみんな出るわ。良かったら見に来て」
美希「うん、わかったの。それじゃあね!」
美希「うん……ありがとうなの……あずさ、春香」
美希「貴音と響を待たせてるの……じゃあね!」
あずさ「あ、ちょっと待って」
あずさ「今度、○○TVで合同新人オーディションがあるの」
あずさ「それにみんな出るわ。良かったら見に来て」
美希「うん、わかったの。それじゃあね!」
35: 2012/05/26(土) 23:03:48.90 ID:XclgTQA20
春香「……」
あずさ「春香ちゃん、辛かったわね」ギュ
春香「わ、わあ!ちょ、ちょっと……」
あずさ「……」ギュ
春香「はい……はい……うえーん……」
あずさ「春香ちゃん、辛かったわね」ギュ
春香「わ、わあ!ちょ、ちょっと……」
あずさ「……」ギュ
春香「はい……はい……うえーん……」
36: 2012/05/26(土) 23:06:40.40 ID:XclgTQA20
―公園―
ブサメンP「ってなわけだ」
ブサメンP「あ、そうそう、今度みんな新人オーディション出るんだ
見に来てくれよ」
貴音「それはそれは……是非伺いましょう」
響「うん、絶対行くぞー」
ブサメンP「じゃあ、美希を探しがてら、俺は戻る」
ブサメンP「ってなわけだ」
ブサメンP「あ、そうそう、今度みんな新人オーディション出るんだ
見に来てくれよ」
貴音「それはそれは……是非伺いましょう」
響「うん、絶対行くぞー」
ブサメンP「じゃあ、美希を探しがてら、俺は戻る」
37: 2012/05/26(土) 23:08:38.19 ID:XclgTQA20
貴音「それでは……」
響「あ、ちょっと聞いていい?」
ブサメンP「ん?」
響「何で高木社長は、美希とイケメンPを許したんだ?」
ブサメンP「……社長は決して許したわけじゃないんだ……
美希を頼むぞ……」
響「あ、ちょっと聞いていい?」
ブサメンP「ん?」
響「何で高木社長は、美希とイケメンPを許したんだ?」
ブサメンP「……社長は決して許したわけじゃないんだ……
美希を頼むぞ……」
38: 2012/05/26(土) 23:10:02.31 ID:XclgTQA20
―数日後 ○○TV 控室―
やよい「うっうー、なんだかドキドキしてきましたー」
亜美「ややややよいっち緊張してるなんてめずらCじゃん!」
真美「そそそそそそうだよねー」
律子「アンタたち緊張し過ぎよ。雪歩を見なさい。どーんと構えて」
真「あれ?雪歩?雪歩!」
雪歩「」
あずさ「あらあら~」
やよい「うっうー、なんだかドキドキしてきましたー」
亜美「ややややよいっち緊張してるなんてめずらCじゃん!」
真美「そそそそそそうだよねー」
律子「アンタたち緊張し過ぎよ。雪歩を見なさい。どーんと構えて」
真「あれ?雪歩?雪歩!」
雪歩「」
あずさ「あらあら~」
39: 2012/05/26(土) 23:11:23.77 ID:XclgTQA20
―廊下―
春香「えーっと、美希達いるかな……」
イケメンP「あ」
春香「あ」
イケメンP「……久しぶり。元気だったかい?」
春香「……はい」
春香「えっと……今日は……」
イケメンP「ははは、僕ももう一国一城の主だからね」
春香「えーっと、美希達いるかな……」
イケメンP「あ」
春香「あ」
イケメンP「……久しぶり。元気だったかい?」
春香「……はい」
春香「えっと……今日は……」
イケメンP「ははは、僕ももう一国一城の主だからね」
40: 2012/05/26(土) 23:12:50.93 ID:XclgTQA20
イケメンP「他の事務所の動向を探りにね」
春香(雪歩たちを見に来たって言ってくれないんだ……)
春香「今日は……」
春香「雪歩とやよいと亜美と真美が出るんです」
イケメンP「一気に四人もか!凄いね」
イケメンP「じゃあ俺はちょっと用事あるから……」
春香「……」
春香(雪歩たちを見に来たって言ってくれないんだ……)
春香「今日は……」
春香「雪歩とやよいと亜美と真美が出るんです」
イケメンP「一気に四人もか!凄いね」
イケメンP「じゃあ俺はちょっと用事あるから……」
春香「……」
41: 2012/05/26(土) 23:14:45.62 ID:XclgTQA20
―リハーサル会場―
ブサメンP「さて、大体準備終わりですね」
社長「言うとおりに仕上げてくれたろうね?」
ブサメンP「報告の通りでして」
ブサメンP「皆ちょっとずつレッスンの分量を増やしまして」
ブサメンP「通算で通常の約2倍のレッスン量に」
社長「結構」
ブサメンP「さて、大体準備終わりですね」
社長「言うとおりに仕上げてくれたろうね?」
ブサメンP「報告の通りでして」
ブサメンP「皆ちょっとずつレッスンの分量を増やしまして」
ブサメンP「通算で通常の約2倍のレッスン量に」
社長「結構」
42: 2012/05/26(土) 23:17:35.85 ID:XclgTQA20
ブサメンP「デビュー済みの連中もレッスン量は従前の約1.7倍」
ブサメンP「特に伊織、あずささんは……」
ブサメンP「同時期の千早を越えるレッスンの密度です」
ブサメンP(体調管理もメンタル管理もしんどいんだよなあ……)
社長「うむ」
社長「ここから始まるんだ」
社長「楽しみだね」
ブサメンP「特に伊織、あずささんは……」
ブサメンP「同時期の千早を越えるレッスンの密度です」
ブサメンP(体調管理もメンタル管理もしんどいんだよなあ……)
社長「うむ」
社長「ここから始まるんだ」
社長「楽しみだね」
44: 2012/05/26(土) 23:19:04.93 ID:XclgTQA20
ブサメンP(響、貴音、美希を頼むぞ……)
後輩P「あー、いたっす!」
伊織「くっちゃべってないで早く控室来なさいよ!」
―控室―
春香「ど、どうしたんですか?」
あずさ「それがその、雪歩ちゃんの意識が……」
雪歩「ここは誰?わたしはどこですか~?」
後輩P「あー、いたっす!」
伊織「くっちゃべってないで早く控室来なさいよ!」
―控室―
春香「ど、どうしたんですか?」
あずさ「それがその、雪歩ちゃんの意識が……」
雪歩「ここは誰?わたしはどこですか~?」
46: 2012/05/26(土) 23:20:07.54 ID:XclgTQA20
律子「あーもう!もうすぐ本番だってのに!」
後輩P「すんません!遅くなったっす!」
ブサメンP「そろそろ出番が近いぞー」
雪歩「あ~プロデューサー、えへへへへへ」
後輩P「ど、どうしたっすか?」
真「なんだか緊張の限界を超えたみたいで……」
春香「……雪歩」
春香「さっき、イケメンPさんに会ったよ」
後輩P「すんません!遅くなったっす!」
ブサメンP「そろそろ出番が近いぞー」
雪歩「あ~プロデューサー、えへへへへへ」
後輩P「ど、どうしたっすか?」
真「なんだか緊張の限界を超えたみたいで……」
春香「……雪歩」
春香「さっき、イケメンPさんに会ったよ」
47: 2012/05/26(土) 23:21:17.99 ID:XclgTQA20
雪歩「……ッ!!」
春香「忙しそうだった」
春香「私たちなんか、全然気にしてないって感じだった」
春香「見せてあげようよ、今までの私たちを。あれからの私たちを」
雪歩「私の……プロデューサーは、後輩Pさんですぅ……」
雪歩「見せてあげます……今の私を……」
後輩P「そうっすよ!」
春香「忙しそうだった」
春香「私たちなんか、全然気にしてないって感じだった」
春香「見せてあげようよ、今までの私たちを。あれからの私たちを」
雪歩「私の……プロデューサーは、後輩Pさんですぅ……」
雪歩「見せてあげます……今の私を……」
後輩P「そうっすよ!」
48: 2012/05/26(土) 23:22:17.75 ID:XclgTQA20
ブサメンP(ナイス春香。そして後輩Pあとでおしおき)
ブサメンP「やよい、亜美、真美。大丈夫か?」
やよい「さっきまですごく緊張してたんですけど」
亜美「何かねー」
真美「ゆきぴょんがあまりにすごくて、緊張どっかいっちゃったー」
ブサメンP「やよい、亜美、真美。大丈夫か?」
やよい「さっきまですごく緊張してたんですけど」
亜美「何かねー」
真美「ゆきぴょんがあまりにすごくて、緊張どっかいっちゃったー」
49: 2012/05/26(土) 23:24:15.60 ID:XclgTQA20
ブサメンP「ああ、いい感じだな。レッスン通り踊ってこい!」
ブサメンP「少々失敗しても気にするな!」
ブサメンP「そうだな……春香くらいずっこけてもいいぞ」
伊織「アンタね……励ますにしてもそのレベルを出しちゃ駄目でしょうが!」
春香「えー、伊織酷ーい。もー、やめてくださいよー」
サスガニソレハナイヨー コロビスギダヨー アハハハハ
ブサメンP「少々失敗しても気にするな!」
ブサメンP「そうだな……春香くらいずっこけてもいいぞ」
伊織「アンタね……励ますにしてもそのレベルを出しちゃ駄目でしょうが!」
春香「えー、伊織酷ーい。もー、やめてくださいよー」
サスガニソレハナイヨー コロビスギダヨー アハハハハ
51: 2012/05/26(土) 23:25:34.36 ID:XclgTQA20
ブサメンP「あずささん……?」
あずさ「あの……」
あずさ「お願いが、あるんですけど……」
ブサメンP「はい……?」
あずさ「舞台袖で、ずっと私の手を、握っていてください」
あずさ「あの……」
あずさ「お願いが、あるんですけど……」
ブサメンP「はい……?」
あずさ「舞台袖で、ずっと私の手を、握っていてください」
52: 2012/05/26(土) 23:27:14.93 ID:XclgTQA20
―出番直前―
ブサメンP「トップバッターはやよいだな」
ブサメンP「先生の話を思い出せ。その通りに踊るんだ」
ブサメンP「リハ通り、時々俺が指示を出すから」
やよい「はい!」
ブサメンP「トップバッターはやよいだな」
ブサメンP「先生の話を思い出せ。その通りに踊るんだ」
ブサメンP「リハ通り、時々俺が指示を出すから」
やよい「はい!」
54: 2012/05/26(土) 23:28:24.47 ID:XclgTQA20
―ステージ―
やよい(あれ?)
やよい(周りの皆さん……)
やよい(調子悪いのかな……?)
スタッフA「こりゃすげえ……」
スタッフB「765プロの新人か……」
スタッフC(高槻やよい……かわいいなあ……)
やよい(あれ?)
やよい(周りの皆さん……)
やよい(調子悪いのかな……?)
スタッフA「こりゃすげえ……」
スタッフB「765プロの新人か……」
スタッフC(高槻やよい……かわいいなあ……)
55: 2012/05/26(土) 23:30:13.57 ID:XclgTQA20
―舞台袖―
後輩P「さーて、次の組出番っすよー。雪歩ちゃん」
雪歩「はい!」
―ステ―ジ―
雪歩(ただ、一生懸命歌うだけ)
雪歩(ただ、一生懸命踊るだけ)
雪歩(ただ、今の私を……ただ、それだけ)
後輩P「さーて、次の組出番っすよー。雪歩ちゃん」
雪歩「はい!」
―ステ―ジ―
雪歩(ただ、一生懸命歌うだけ)
雪歩(ただ、一生懸命踊るだけ)
雪歩(ただ、今の私を……ただ、それだけ)
56: 2012/05/26(土) 23:31:37.51 ID:XclgTQA20
スタッフD「おい今度のも凄いな」
スタッフE「また765プロか。どうなってんだ」
スタッフC(萩原雪歩……可憐だ……)
―舞台袖―
ブサメンP「さーて、面白おかしく遊んで来い!」
亜美「おっちゃん程面白くはできないなー」
真美「失敗したらメガンテ唱えて―」
ブサメンP「……」
スタッフE「また765プロか。どうなってんだ」
スタッフC(萩原雪歩……可憐だ……)
―舞台袖―
ブサメンP「さーて、面白おかしく遊んで来い!」
亜美「おっちゃん程面白くはできないなー」
真美「失敗したらメガンテ唱えて―」
ブサメンP「……」
57: 2012/05/26(土) 23:33:05.02 ID:XclgTQA20
―ステージ―
亜美(あー何かー)
真美(ステージっていいねー)
亜美(何かキラキラしてるしー)
真美(何かグリグリ動いてるしー)
ブサメンP「おい、超カメラ目線だけど大丈夫か?」
スタッフA「おいおい、また756プロか」
スタッフD「どうなってんだ」
亜美(あー何かー)
真美(ステージっていいねー)
亜美(何かキラキラしてるしー)
真美(何かグリグリ動いてるしー)
ブサメンP「おい、超カメラ目線だけど大丈夫か?」
スタッフA「おいおい、また756プロか」
スタッフD「どうなってんだ」
58: 2012/05/26(土) 23:34:28.81 ID:XclgTQA20
社長「いーい感じだねえ」
社長「そうは思わないかい?」
美希「……」
響「うわ、真美今のレベル高いぞ」
貴音「デビューのレベルをはるかに超えていますね……」
社長「今日は765の日だよ」
社長「そして。明日からもね」
美希「ハニー……」
社長「そうは思わないかい?」
美希「……」
響「うわ、真美今のレベル高いぞ」
貴音「デビューのレベルをはるかに超えていますね……」
社長「今日は765の日だよ」
社長「そして。明日からもね」
美希「ハニー……」
60: 2012/05/26(土) 23:36:03.48 ID:XclgTQA20
イケメンP「……」
黒井「ふむ、やはりそんなところか……」
イケメンP「……と、言いますと……?」
黒井「これからの主だったオーディション予定表だ」
イケメンP「!」
黒井「ほとんど毎回、765プロの誰かしらが参加している」
黒井「ふむ、やはりそんなところか……」
イケメンP「……と、言いますと……?」
黒井「これからの主だったオーディション予定表だ」
イケメンP「!」
黒井「ほとんど毎回、765プロの誰かしらが参加している」
61: 2012/05/26(土) 23:38:20.28 ID:XclgTQA20
黒井「当然、全て取りに来るつもりだろう」
黒井「自信があるということか高木」
黒井「だが、今日の出来を見ているとな」
イケメンP「あの連中に、俺のフェアリーは負けませんよ……」
黒井(高木にとっては勝ち負けの問題では無いんだが……
普通の人間に理解しろと言うほうが無理か……)
黒井「自信があるということか高木」
黒井「だが、今日の出来を見ているとな」
イケメンP「あの連中に、俺のフェアリーは負けませんよ……」
黒井(高木にとっては勝ち負けの問題では無いんだが……
普通の人間に理解しろと言うほうが無理か……)
63: 2012/05/26(土) 23:39:51.55 ID:XclgTQA20
―舞台袖―
ブサメンP「……」ギュ
あずさ「……」
ブサメンP「……」
あずさ「……」
ブサメンP「俺には、これしか言えません」
ブサメンP「いってらっしゃい」
あずさ「行ってきます」
ブサメンP「……」ギュ
あずさ「……」
ブサメンP「……」
あずさ「……」
ブサメンP「俺には、これしか言えません」
ブサメンP「いってらっしゃい」
あずさ「行ってきます」
64: 2012/05/26(土) 23:41:15.17 ID:XclgTQA20
―オーディション終了後―
スタッフC(三浦……あずさ……三浦……あずさ……)
ブサメンP「お話と言いますと?」
スタッフC「……三浦あずささん……」
スタッフC「十分な実力を示したということで、特例で、
ランクCのIA予選挑戦権を認めます」
ブサメンP「はあ……」
スタッフC(三浦……あずさ……三浦……あずさ……)
ブサメンP「お話と言いますと?」
スタッフC「……三浦あずささん……」
スタッフC「十分な実力を示したということで、特例で、
ランクCのIA予選挑戦権を認めます」
ブサメンP「はあ……」
66: 2012/05/26(土) 23:42:57.80 ID:XclgTQA20
スタッフC「実は……他の事務所から、もうこんなことは止めてください
という意見が殺到しまして」
スタッフC「特定事務所からのエントリー全員がダブルスコアで
デビューオーディション合格なんて前代未聞ですよ。
特に三浦あずささん……、彼女は一刻も早くまた世に出すべきです」
ブサメンP「こいつはどうも……お褒めにあずかりまして」
という意見が殺到しまして」
スタッフC「特定事務所からのエントリー全員がダブルスコアで
デビューオーディション合格なんて前代未聞ですよ。
特に三浦あずささん……、彼女は一刻も早くまた世に出すべきです」
ブサメンP「こいつはどうも……お褒めにあずかりまして」
67: 2012/05/26(土) 23:44:57.04 ID:XclgTQA20
―某所―
イケメンP(知らないぞあんなアイドル……)
イケメンP(糞!あの男……)
美希「ハニー……元気出して……」
イケメンP「うるさい!俺の気も知らないで!」
美希「……ごめんなさい……」
イケメンP(知らないぞあんなアイドル……)
イケメンP(糞!あの男……)
美希「ハニー……元気出して……」
イケメンP「うるさい!俺の気も知らないで!」
美希「……ごめんなさい……」
68: 2012/05/26(土) 23:46:08.50 ID:XclgTQA20
イケメンP(……これか……)
イケメンP「……やはり、これしかないか……」
美希「これって……?」
イケメンP「うるさい、俺に近づくな」
第4話 終わり
イケメンP「……やはり、これしかないか……」
美希「これって……?」
イケメンP「うるさい、俺に近づくな」
第4話 終わり
71: 2012/05/26(土) 23:49:35.31 ID:XclgTQA20
第5話
小鳥「売上速報出ましたー」
律子「いかがです?」
小鳥「フェアリー1位、僅差で2位が伊織ちゃんです」
小鳥「そこからさらに僅差であずささん、律子さんもトップテン入りですね」
後輩P「フェアリー包囲網って感じか……」
小鳥「売上速報出ましたー」
律子「いかがです?」
小鳥「フェアリー1位、僅差で2位が伊織ちゃんです」
小鳥「そこからさらに僅差であずささん、律子さんもトップテン入りですね」
後輩P「フェアリー包囲網って感じか……」
74: 2012/05/26(土) 23:51:01.94 ID:XclgTQA20
―社長室―
ブサメンP「毎週オーディションで、随分忙しそうにしてますね」
社長「うむ。だがもう少しの辛抱だ」
ブサメンP「律子が兼任プロデューサーで良かったですよ」
ブサメンP「皆オーディションに出まくってるおかげで、現状は……」
ランクC…あずさ、伊織
ランクD…律子
ランクE…真、雪歩、春香
ランクF…やよい、亜美、真美
ブサメンP「毎週オーディションで、随分忙しそうにしてますね」
社長「うむ。だがもう少しの辛抱だ」
ブサメンP「律子が兼任プロデューサーで良かったですよ」
ブサメンP「皆オーディションに出まくってるおかげで、現状は……」
ランクC…あずさ、伊織
ランクD…律子
ランクE…真、雪歩、春香
ランクF…やよい、亜美、真美
75: 2012/05/26(土) 23:52:09.88 ID:XclgTQA20
社長「で、今日は……」
ブサメンP「ええ、あずささんがBランク挑戦です」
社長「フェアリーの様子は?」
ブサメンP「ランクBで順調にファン数を伸ばしていますね」
ブサメンP「悲しげで儚げな美希をセンターに据える戦略が上手くいってるようです」
社長「うむ、結構」
社長「では今日のオーディション、良い結果を期待しているよ」
ブサメンP「ハイ」
ブサメンP「ええ、あずささんがBランク挑戦です」
社長「フェアリーの様子は?」
ブサメンP「ランクBで順調にファン数を伸ばしていますね」
ブサメンP「悲しげで儚げな美希をセンターに据える戦略が上手くいってるようです」
社長「うむ、結構」
社長「では今日のオーディション、良い結果を期待しているよ」
ブサメンP「ハイ」
78: 2012/05/26(土) 23:55:27.23 ID:XclgTQA20
ブサメンP(毎回、薄氷を踏むような勝利だ……
しかし、ここまで来たら、俺も腹をくくるしかない)
―某所―
響「美希……大丈夫?」
美希「……ヘーキなの」
貴音「しかし……」
美希「大丈夫……」
しかし、ここまで来たら、俺も腹をくくるしかない)
―某所―
響「美希……大丈夫?」
美希「……ヘーキなの」
貴音「しかし……」
美希「大丈夫……」
79: 2012/05/26(土) 23:56:45.04 ID:XclgTQA20
美希「だって……頑張らないと、ハニーが美希を見てくれなくなっちゃう……」
貴音(近頃は、二人とも滅多に口をきいていない……)
貴音「……仕方ありませんね……」
貴音「サポートは任せてください」
響「うん!美希はギリギリまで休んでるといいさー」
貴音(近頃は、二人とも滅多に口をきいていない……)
貴音「……仕方ありませんね……」
貴音「サポートは任せてください」
響「うん!美希はギリギリまで休んでるといいさー」
81: 2012/05/26(土) 23:59:25.14 ID:XclgTQA20
―△×テレビ局 舞台袖―
ブサメンP「あずささん……手を」
あずさ「はい……」ギュ
ブサメンP(出番前に手を握るのも、もうすっかり恒例になったな)
ブサメンP「今日も俺がずっと見てます」
ブサメンP「行ってらっしゃい」
あずさ「はい、行ってきます」
ブサメンP(いつもここで、別人の表情になる)
ブサメンP「あずささん……手を」
あずさ「はい……」ギュ
ブサメンP(出番前に手を握るのも、もうすっかり恒例になったな)
ブサメンP「今日も俺がずっと見てます」
ブサメンP「行ってらっしゃい」
あずさ「はい、行ってきます」
ブサメンP(いつもここで、別人の表情になる)
82: 2012/05/27(日) 00:01:02.58 ID:KYXXozfq0
他事務所P「三浦あずさだ……」
スタッフ「復帰してから凄い勢いですね」
他事務所P「今はまだ、実力にファン数が追いついてないが……」
他事務所P「早晩、人気は爆発するだろうな」
―逢いたい…
メールも携帯も
鳴らない(why) tears 泣いてるよ
一秒だけでもいい
君を今 感じたら
ずっと…―
スタッフ「復帰してから凄い勢いですね」
他事務所P「今はまだ、実力にファン数が追いついてないが……」
他事務所P「早晩、人気は爆発するだろうな」
―逢いたい…
メールも携帯も
鳴らない(why) tears 泣いてるよ
一秒だけでもいい
君を今 感じたら
ずっと…―
83: 2012/05/27(日) 00:02:36.23 ID:KYXXozfq0
ブサメンP「おかえりなさい……」
あずさ「ただいま……帰りました……」
スタッフ「集計終わりましたー」他事務所P(そんなもん見るまでもないだろ……)
スタッフ「三浦あずささん、おめでとうございます」
ブサメンP「やりましたね!」
あずさ「はい~、夢みたいです~」
ブサメンP「もっと余韻に浸りたいところですが……」
あずさ「取材ですね?分かってます」
あずさ「ただいま……帰りました……」
スタッフ「集計終わりましたー」他事務所P(そんなもん見るまでもないだろ……)
スタッフ「三浦あずささん、おめでとうございます」
ブサメンP「やりましたね!」
あずさ「はい~、夢みたいです~」
ブサメンP「もっと余韻に浸りたいところですが……」
あずさ「取材ですね?分かってます」
84: 2012/05/27(日) 00:04:10.10 ID:KYXXozfq0
―取材中―
記者「本日はお忙しい中お時間を頂きまして……」
記者「それから、ランクB昇格、おめでとうございます」
あずさ「ありがとうございます」
記者「早速ですが、直近5つのオーディションを無敗で通過されていますが……」
……
記者「今年から、アイドルアルティメイトで、各ランクでの順位を争う
『P4P』が創設されますが……」
記者「本日はお忙しい中お時間を頂きまして……」
記者「それから、ランクB昇格、おめでとうございます」
あずさ「ありがとうございます」
記者「早速ですが、直近5つのオーディションを無敗で通過されていますが……」
……
記者「今年から、アイドルアルティメイトで、各ランクでの順位を争う
『P4P』が創設されますが……」
85: 2012/05/27(日) 00:05:23.04 ID:KYXXozfq0
記者「出場の意志はございますか」
あずさ「はい」
記者「昇格したばかりで、なかなか大変な戦いになると思いますが……」
あずさ「精一杯頑張って、ライバルの皆さんに負けないようにしたいです」
記者「……例えば、最近飛ぶ鳥を落とす勢いのフェアリーとか……?」
あずさ「今の私にとってはランクBのアイドルの皆さん
全員が手強いライバルです~」
……
あずさ「はい」
記者「昇格したばかりで、なかなか大変な戦いになると思いますが……」
あずさ「精一杯頑張って、ライバルの皆さんに負けないようにしたいです」
記者「……例えば、最近飛ぶ鳥を落とす勢いのフェアリーとか……?」
あずさ「今の私にとってはランクBのアイドルの皆さん
全員が手強いライバルです~」
……
86: 2012/05/27(日) 00:06:45.26 ID:KYXXozfq0
ブサメンP「なかなかいい感じでしたよ」
あずさ「ありがとうございます」
ブサメンP「復帰してからほとんどインタビューの類は受けていませんからね」
割と新鮮だったんじゃないでしょうか」
ブサメンP(休養の理由とか復帰の理由の突っ込んだ部分はNGだけど)
あずさ「やっぱり緊張しますね……」
ブサメンP「P4Pまでの辛抱です」
あずさ「ありがとうございます」
ブサメンP「復帰してからほとんどインタビューの類は受けていませんからね」
割と新鮮だったんじゃないでしょうか」
ブサメンP(休養の理由とか復帰の理由の突っ込んだ部分はNGだけど)
あずさ「やっぱり緊張しますね……」
ブサメンP「P4Pまでの辛抱です」
89: 2012/05/27(日) 00:08:26.34 ID:KYXXozfq0
―事務所―
律子「……」
ブサメンP「お疲れ」
律子「はっ……、ちょっと寝てました?私」
ブサメンP「すまないなあ……しわ寄せが行ってしまって……」
律子「いえ……。でも、やよい、亜美、真美
と、真、雪歩、春香を期間限定のトリオユニットにするなんて……」
律子「……」
ブサメンP「お疲れ」
律子「はっ……、ちょっと寝てました?私」
ブサメンP「すまないなあ……しわ寄せが行ってしまって……」
律子「いえ……。でも、やよい、亜美、真美
と、真、雪歩、春香を期間限定のトリオユニットにするなんて……」
91: 2012/05/27(日) 00:10:01.10 ID:KYXXozfq0
ブサメンP「やよい、亜美、真美はダンス中心でレッスンしてきて、
得意な曲調も似ているから合わせやすい」
ブサメンP「真、雪歩、春香はそれぞれがそれぞれの足りない部分を
補える。デビューの様子を見てて確信したよ」
律子「いいユニットなのは分かるんですけど……」
ブサメンP「ああ、確かに急造ユニットだな」
ブサメンP「しかし、確実に勝つにはこれしかない」
ブサメンP「逆に言えば、Dランク以上は勝利を確信してるってことだ」
得意な曲調も似ているから合わせやすい」
ブサメンP「真、雪歩、春香はそれぞれがそれぞれの足りない部分を
補える。デビューの様子を見てて確信したよ」
律子「いいユニットなのは分かるんですけど……」
ブサメンP「ああ、確かに急造ユニットだな」
ブサメンP「しかし、確実に勝つにはこれしかない」
ブサメンP「逆に言えば、Dランク以上は勝利を確信してるってことだ」
92: 2012/05/27(日) 00:11:03.83 ID:KYXXozfq0
ブサメンP「全て社長の指示だからなー」
律子「私も、自分のレッスンいかなきゃ……」
―夜―
伊織「ちょっとアンタ!」
ブサメンP「ん?今日はもう上がりだろ?」
伊織「最近妙に忙しいのはどういうわけ?」
律子「私も、自分のレッスンいかなきゃ……」
―夜―
伊織「ちょっとアンタ!」
ブサメンP「ん?今日はもう上がりだろ?」
伊織「最近妙に忙しいのはどういうわけ?」
93: 2012/05/27(日) 00:12:49.51 ID:KYXXozfq0
ブサメンP「いや、それは、みんなの実力がだな……」
伊織「嘘」
伊織「アンタ、たまにコソコソ社長室で何か話してるでしょ」
伊織「今度は何を企んでるの?」
ブサメンP「…………みんながP4P勝てるといいなーと」
伊織「今ごまかしたわね?」
ブサメンP(……鋭い……)
伊織「……ちょっとぐらい、私たちを信用しなさいよ……」
伊織「嘘」
伊織「アンタ、たまにコソコソ社長室で何か話してるでしょ」
伊織「今度は何を企んでるの?」
ブサメンP「…………みんながP4P勝てるといいなーと」
伊織「今ごまかしたわね?」
ブサメンP(……鋭い……)
伊織「……ちょっとぐらい、私たちを信用しなさいよ……」
94: 2012/05/27(日) 00:14:02.50 ID:KYXXozfq0
ブサメンP「……。信用はしてる。そうでなきゃ
こんな無茶はさせられないさ……」
伊織「……」
ブサメンP「全て丸く収まる……と良いんだけど」
伊織「……分かったわよ」
伊織「でも、言いたくなったら言いなさいよ」
伊織「一人で抱え込んじゃ駄目だからね」
こんな無茶はさせられないさ……」
伊織「……」
ブサメンP「全て丸く収まる……と良いんだけど」
伊織「……分かったわよ」
伊織「でも、言いたくなったら言いなさいよ」
伊織「一人で抱え込んじゃ駄目だからね」
95: 2012/05/27(日) 00:15:13.22 ID:KYXXozfq0
ブサメンP「伊織……」
ブサメンP「ありがとう」
伊織「……ふん」
―P4P当日予選会―
社長「さて……いよいよか……」
黒井「おい」
社長「……!驚かすな黒井」
ブサメンP「ありがとう」
伊織「……ふん」
―P4P当日予選会―
社長「さて……いよいよか……」
黒井「おい」
社長「……!驚かすな黒井」
96: 2012/05/27(日) 00:16:11.66 ID:KYXXozfq0
黒井「お前が何を考えているかは大体わかっているつもりだ」
黒井「で?勝算はあるのか?」
社長「ああ。かなり無茶な準備をしたからな」
黒井「……それは良かったな。そしてご愁傷様と言うべきか」
社長「おい、それはどういう意味だ」
黒井「で?勝算はあるのか?」
社長「ああ。かなり無茶な準備をしたからな」
黒井「……それは良かったな。そしてご愁傷様と言うべきか」
社長「おい、それはどういう意味だ」
97: 2012/05/27(日) 00:17:27.21 ID:KYXXozfq0
―控室―
後輩P「ひひひひい……緊張するっす……」
亜美「震えてるー」
真美「おもしろーい」
やよい「亜美真美、つついちゃ駄目!」
雪歩「だ、大丈夫ですか?お、お茶ですう……」
真「まったくだらしないなあ
深呼吸ですよ深呼吸」
後輩P「ひひひひい……緊張するっす……」
亜美「震えてるー」
真美「おもしろーい」
やよい「亜美真美、つついちゃ駄目!」
雪歩「だ、大丈夫ですか?お、お茶ですう……」
真「まったくだらしないなあ
深呼吸ですよ深呼吸」
101: 2012/05/27(日) 00:20:21.10 ID:KYXXozfq0
春香(なんだかみんな落ち着いてるな……)
ブサメンP「ランクFから順番だからな
で、ランク内では最近のオーディション成績が高いほど出番は後ろだ」
伊織「そうなると私の出番は遅くなりそうね」
ブサメンP「ウチのアイドルは大抵後の出番だよ」
ブサメンP「Bランクのトリはフェアリーだけどな」
あずさ「良かったです。後のほうは緊張しますから」
ブサメンP「あずささんも後ろから2番目ですよ」
ブサメンP「ランクFから順番だからな
で、ランク内では最近のオーディション成績が高いほど出番は後ろだ」
伊織「そうなると私の出番は遅くなりそうね」
ブサメンP「ウチのアイドルは大抵後の出番だよ」
ブサメンP「Bランクのトリはフェアリーだけどな」
あずさ「良かったです。後のほうは緊張しますから」
ブサメンP「あずささんも後ろから2番目ですよ」
102: 2012/05/27(日) 00:21:25.29 ID:KYXXozfq0
ブサメンP「で、合格した3組は、本選でもう一回歌う」
春香「M○1方式ですね!」
律子「M-○方式?」
―別の控室―
美希「ハニー……どこなの……?ハニー……」
響「美希、大丈夫だ、今事務局に行ってるだけだから」
貴音(……これが、狙いなのですか?しかし……)
春香「M○1方式ですね!」
律子「M-○方式?」
―別の控室―
美希「ハニー……どこなの……?ハニー……」
響「美希、大丈夫だ、今事務局に行ってるだけだから」
貴音(……これが、狙いなのですか?しかし……)
104: 2012/05/27(日) 00:22:41.33 ID:KYXXozfq0
―控室―
ブサメンP「ま、お前ら普通にやってこい。普通に」
真「そんなアドバイスでいいんですかー?」
ブサメンP「ああ、いいよ」
―シンキングタイム いつもの3倍
性格 ルックス もろもろその他
分析完了! さてさて・・・
余計こんがらがったよ・・・・・・TT
(何がダメで何が得意かって
本当は自分が一番知ってるんだよね)―
ブサメンP「ま、お前ら普通にやってこい。普通に」
真「そんなアドバイスでいいんですかー?」
ブサメンP「ああ、いいよ」
―シンキングタイム いつもの3倍
性格 ルックス もろもろその他
分析完了! さてさて・・・
余計こんがらがったよ・・・・・・TT
(何がダメで何が得意かって
本当は自分が一番知ってるんだよね)―
105: 2012/05/27(日) 00:24:14.13 ID:KYXXozfq0
―Kosmos,Cosmos
もう止まれない イメージ塗り替えて
ユラリ フワリ 花のようにユメが咲いてキラリ
光の列すり抜けたら二人
Access to the future
Reason and the nature―
他事務所P「なんじゃこりゃ……」
スタッフ「F、Eと765プロ圧勝ですからねー」
もう止まれない イメージ塗り替えて
ユラリ フワリ 花のようにユメが咲いてキラリ
光の列すり抜けたら二人
Access to the future
Reason and the nature―
他事務所P「なんじゃこりゃ……」
スタッフ「F、Eと765プロ圧勝ですからねー」
106: 2012/05/27(日) 00:25:25.86 ID:KYXXozfq0
他事務所P「こいつら出場した分全部かっさらうつもりか……?」
スタッフ(あ、次秋月律子だ。見なきゃ)
―恋を夢見るお姫様は
いつか素敵な 王子様に巡り合える
早くそんな日がきますように
そっと瞳を閉じるから
魔法をかけて!―
スタッフ(あ、次秋月律子だ。見なきゃ)
―恋を夢見るお姫様は
いつか素敵な 王子様に巡り合える
早くそんな日がきますように
そっと瞳を閉じるから
魔法をかけて!―
108: 2012/05/27(日) 00:27:01.61 ID:KYXXozfq0
黒井「新人デビューと三浦あずさ復帰の時点でもう絵を描いてたんだな」
黒井「高木のことだ。私とキミの密約くらいとっくに分かっていたろう」
黒井「今日は765プロの日だ。この勢いは止められない」
黒井「最高のタイミングで、最高のキミたちを潰す気だよ」
黒井「それが高木という男なんだ」
イケメンP「それでも、美希は勝つ……必ず!」
黒井「高木のことだ。私とキミの密約くらいとっくに分かっていたろう」
黒井「今日は765プロの日だ。この勢いは止められない」
黒井「最高のタイミングで、最高のキミたちを潰す気だよ」
黒井「それが高木という男なんだ」
イケメンP「それでも、美希は勝つ……必ず!」
109: 2012/05/27(日) 00:28:07.40 ID:KYXXozfq0
―Here We Go!! Here We Go!! 君と
Wake Up!! Wake Up!! 全て
カッコわらいつけて
涙もきっと暖かいよね―
ブサメンP「出番です……」
ブサメンP「あずささん、行ってらっしゃい」
あずさ「はい、行ってきます」
―逢いたい…
メールも携帯も鳴らない(why) tears 泣いてるよ
一秒だけでもいい
君を今 感じたら ずっと…―
Wake Up!! Wake Up!! 全て
カッコわらいつけて
涙もきっと暖かいよね―
ブサメンP「出番です……」
ブサメンP「あずささん、行ってらっしゃい」
あずさ「はい、行ってきます」
―逢いたい…
メールも携帯も鳴らない(why) tears 泣いてるよ
一秒だけでもいい
君を今 感じたら ずっと…―
110: 2012/05/27(日) 00:29:15.25 ID:KYXXozfq0
美希「この曲……」
響「ん?」
美希(今の美希とハニーみたいだね……)
貴音「どうしました?」
美希「何でもない……」
美希「響、貴音、行くよ!」
響「ん?」
美希(今の美希とハニーみたいだね……)
貴音「どうしました?」
美希「何でもない……」
美希「響、貴音、行くよ!」
112: 2012/05/27(日) 00:30:41.81 ID:KYXXozfq0
黒井「今は星井美希は悲しみのどん底だろう」
黒井「しかし、あの娘は天才だ」
黒井「必ずや、その悲しみを完璧に歌で表現する」
黒井「高木は徹頭徹尾、アイドルのことしか考えていない!!」
―「じゃあね」なんて言わないで
「またね」って言って
私のモノにならなくていい
そばに居るだけでいい
アノコにもしも飽きたら
すぐに呼び出して
壊れるくらいに抱きしめて―
黒井「しかし、あの娘は天才だ」
黒井「必ずや、その悲しみを完璧に歌で表現する」
黒井「高木は徹頭徹尾、アイドルのことしか考えていない!!」
―「じゃあね」なんて言わないで
「またね」って言って
私のモノにならなくていい
そばに居るだけでいい
アノコにもしも飽きたら
すぐに呼び出して
壊れるくらいに抱きしめて―
113: 2012/05/27(日) 00:32:13.08 ID:KYXXozfq0
イケメンP「そう……このために俺は……」
ランクB通過順位
一位 フェアリー
二位 三浦あずさ
響「やったな!」
貴音「今の歌唱は……これまででも最高のものでした」
美希「ハア……ハア……。苦しいよ……」
ランクB通過順位
一位 フェアリー
二位 三浦あずさ
響「やったな!」
貴音「今の歌唱は……これまででも最高のものでした」
美希「ハア……ハア……。苦しいよ……」
114: 2012/05/27(日) 00:33:32.69 ID:KYXXozfq0
あずさ「……ごめんなさい……みんなが雰囲気を作ってくれたのに……」
ブサメンP「何言ってるんですか!凄いですよ」
伊織「そうそう、悪いのはコイツなんだから、気にしちゃ駄目!」
ブサメンP「……」
―ランクB 本選 あずさ登場順―
―恋したり 夢描いたりすると
胸の奥に 複雑な気持ちが生まれるの
ブサメンP「何言ってるんですか!凄いですよ」
伊織「そうそう、悪いのはコイツなんだから、気にしちゃ駄目!」
ブサメンP「……」
―ランクB 本選 あずさ登場順―
―恋したり 夢描いたりすると
胸の奥に 複雑な気持ちが生まれるの
115: 2012/05/27(日) 00:35:18.21 ID:KYXXozfq0
だけど この空がいつも私のこと見守ってる
もっともっと強く 励ましてる
だから 怖くない どこでも行きたいところに行ける
輝いた未来 まっすぐにね―
―出番直前 舞台袖―
あずさ「この歌は、美希ちゃんのために選曲した歌ですね」
ブサメンP「……」
あずさ「……」
ブサメンP「あいつは、さっき凄いパフォーマンスを見せました」
もっともっと強く 励ましてる
だから 怖くない どこでも行きたいところに行ける
輝いた未来 まっすぐにね―
―出番直前 舞台袖―
あずさ「この歌は、美希ちゃんのために選曲した歌ですね」
ブサメンP「……」
あずさ「……」
ブサメンP「あいつは、さっき凄いパフォーマンスを見せました」
116: 2012/05/27(日) 00:36:28.75 ID:KYXXozfq0
ブサメンP「でも……、あれが美希の本質ではない……と思うんです」
あずさ「……なるほど……」
ブサメンP「すいません。頼りないことを言って」
あずさ「いいえ……」
あずさ「きっと、そんなプロデューサーだから、私は戻って来たんです!」
あずさ「……なるほど……」
ブサメンP「すいません。頼りないことを言って」
あずさ「いいえ……」
あずさ「きっと、そんなプロデューサーだから、私は戻って来たんです!」
118: 2012/05/27(日) 00:38:06.29 ID:KYXXozfq0
―きっとうまく超えられると
Happyな思考回路で Let's Go!
決めた! 今すぐに 笑顔しかない私になって
最高の未来 突き進む―
美希「……あずさ……」
響「……良い歌だぞ……」
貴音「とても良い表情です……」
Happyな思考回路で Let's Go!
決めた! 今すぐに 笑顔しかない私になって
最高の未来 突き進む―
美希「……あずさ……」
響「……良い歌だぞ……」
貴音「とても良い表情です……」
119: 2012/05/27(日) 00:39:17.53 ID:KYXXozfq0
美希「なんか……」
美希「胸の奥が、すーっと軽くなったような気がするの」
響「うん、やっぱり美希は笑った方がかわいいぞ」
貴音「美希。歌は……どうしますか?」
社長「それなら、この歌を歌いたまえ!」
美希「社長!」
貴音「どうしてここに?」
響「あ、それ……」
美希「胸の奥が、すーっと軽くなったような気がするの」
響「うん、やっぱり美希は笑った方がかわいいぞ」
貴音「美希。歌は……どうしますか?」
社長「それなら、この歌を歌いたまえ!」
美希「社長!」
貴音「どうしてここに?」
響「あ、それ……」
120: 2012/05/27(日) 00:40:20.27 ID:KYXXozfq0
社長「君たちの新曲として、用意していた歌だよ」
美希「歌いたい!」
美希「でも……そんなすぐ歌えるの……?」
社長「まあその辺りは任せたまえ。君たちもぶっつけ本番になるが
歌えるかね?」
美希響貴音「はい!」
美希「歌いたい!」
美希「でも……そんなすぐ歌えるの……?」
社長「まあその辺りは任せたまえ。君たちもぶっつけ本番になるが
歌えるかね?」
美希響貴音「はい!」
121: 2012/05/27(日) 00:41:47.61 ID:KYXXozfq0
―広い世界で一人あなたが好きでよかった
そ・れ・だ・け―
イケメンP「なッ……!この歌は……
『思い出をありがとう』?なぜ……」
黒井「キミは、また悲しい歌を歌わせる気だったのかね?」
イケメンP「俺達には……それしかありませんから……」
黒井「やれやれ……」
そ・れ・だ・け―
イケメンP「なッ……!この歌は……
『思い出をありがとう』?なぜ……」
黒井「キミは、また悲しい歌を歌わせる気だったのかね?」
イケメンP「俺達には……それしかありませんから……」
黒井「やれやれ……」
122: 2012/05/27(日) 00:43:10.22 ID:KYXXozfq0
黒井「悲痛なメンタルから生じるパフォーマンスは、
さっきの予選で限界だったよ」
黒井「予選と同じレベルでは、到底三浦あずさには勝てない」
黒井「彼女は、今この瞬間にも成長し続けているだろう」
イケメンP「……」
黒井「でも、キミんとこの御嬢さん方も、なかなかいいんじゃない?」
黒井「まあ、今は黙って聞きなさいよ」
さっきの予選で限界だったよ」
黒井「予選と同じレベルでは、到底三浦あずさには勝てない」
黒井「彼女は、今この瞬間にも成長し続けているだろう」
イケメンP「……」
黒井「でも、キミんとこの御嬢さん方も、なかなかいいんじゃない?」
黒井「まあ、今は黙って聞きなさいよ」
123: 2012/05/27(日) 00:44:35.50 ID:KYXXozfq0
―思い出をありがとう 勇気までもらえた
悲しみや切なさ 今日ですべてサヨウナラ
吹き抜ける秋風 涙腺も枯れたし
行き慣れた通りを胸を張って歩いてみる―
社長「……うむ……うむ……」
ブサメンP「……」
あずさ「……」ギュッ
悲しみや切なさ 今日ですべてサヨウナラ
吹き抜ける秋風 涙腺も枯れたし
行き慣れた通りを胸を張って歩いてみる―
社長「……うむ……うむ……」
ブサメンP「……」
あずさ「……」ギュッ
124: 2012/05/27(日) 00:45:58.09 ID:KYXXozfq0
スタッフ「集計完了です。舞台に上がってください」
あずさ「はい!」
司会「ランクB、優勝者は……」
司会「三浦、あずささん!おめでとうございます!!」
ブサメンP「やった!!」
社長「ふー、僅差も僅差だねえ……」
伊織「でも勝ちは勝ちよ!!」
あずさ「はい!」
司会「ランクB、優勝者は……」
司会「三浦、あずささん!おめでとうございます!!」
ブサメンP「やった!!」
社長「ふー、僅差も僅差だねえ……」
伊織「でも勝ちは勝ちよ!!」
125: 2012/05/27(日) 00:47:04.74 ID:KYXXozfq0
やよい「あずささーん!!」
亜美「やったー!!」真美「いやいや、やればできる子だと思ってましたよ私は」
律子「何言ってんのよ」後輩P「まあまありっちゃん、怒らないで」
真「すごいや……」雪歩「キラキラしてますう……」
小鳥「あずさちゃん……本当に良かった」
黒井「……いやあ、負けちゃったねえ」
黒井「正直言って、今回のプロデュースを見ていると
統括プロデューサーは任せられないよ」
イケメンP「……はい……」
亜美「やったー!!」真美「いやいや、やればできる子だと思ってましたよ私は」
律子「何言ってんのよ」後輩P「まあまありっちゃん、怒らないで」
真「すごいや……」雪歩「キラキラしてますう……」
小鳥「あずさちゃん……本当に良かった」
黒井「……いやあ、負けちゃったねえ」
黒井「正直言って、今回のプロデュースを見ていると
統括プロデューサーは任せられないよ」
イケメンP「……はい……」
126: 2012/05/27(日) 00:48:14.53 ID:KYXXozfq0
イケメンP「俺の反乱は失敗ですね」
イケメンP「でも、見ていてください。フェアリーは必ずアイドルの
頂点に立ちます」
イケメンP「たとえ俺がいなくても」
美希「ハニー……ゴメンナサイ……」
イケメンP「何を謝るんだ。最高のステージだったぞ」ナデナデ
美希「ハニー……」
イケメンP「でも、見ていてください。フェアリーは必ずアイドルの
頂点に立ちます」
イケメンP「たとえ俺がいなくても」
美希「ハニー……ゴメンナサイ……」
イケメンP「何を謝るんだ。最高のステージだったぞ」ナデナデ
美希「ハニー……」
127: 2012/05/27(日) 00:49:22.50 ID:KYXXozfq0
イケメンP「お前は、きっともっとキラキラできるよ」
イケメンP「響、貴音、今まで付きあわせて済まなかった」
響「プロデューサー……」
貴音「あなた様……」
ブサメンP「えーっと……」
美希「おっちゃん!」
ブサメンP「あのー、社長が……」
ブサメンP「戻ってきたいなら戻ってきてもいいよって……」
イケメンP「響、貴音、今まで付きあわせて済まなかった」
響「プロデューサー……」
貴音「あなた様……」
ブサメンP「えーっと……」
美希「おっちゃん!」
ブサメンP「あのー、社長が……」
ブサメンP「戻ってきたいなら戻ってきてもいいよって……」
128: 2012/05/27(日) 00:50:44.83 ID:KYXXozfq0
響「ホントか?」
貴音「……」
ブサメンP「あのー、イケメンP君も……」
イケメンP「へ?」
ブサメンP「……」
イケメンP「……ふふふふふ……」
貴音「……」
ブサメンP「あのー、イケメンP君も……」
イケメンP「へ?」
ブサメンP「……」
イケメンP「……ふふふふふ……」
129: 2012/05/27(日) 00:52:03.66 ID:KYXXozfq0
イケメンP「相変わらずだ……社長」
イケメンP「氏んでも御免です。次は俺が勝ちます。そう社長に伝えておいてください」
イケメンP「美希、貴音、響。お前たちは戻るんだ」
美希「……で、でも……!」
イケメンP「俺がいつか必ず迎えに行くよ。それまで待っていてくれ」
美希「……分かったの……」
イケメンP「それじゃあ、な……」
ブサメンP(こうして、765プロ独立事件は終わった……)
イケメンP「氏んでも御免です。次は俺が勝ちます。そう社長に伝えておいてください」
イケメンP「美希、貴音、響。お前たちは戻るんだ」
美希「……で、でも……!」
イケメンP「俺がいつか必ず迎えに行くよ。それまで待っていてくれ」
美希「……分かったの……」
イケメンP「それじゃあ、な……」
ブサメンP(こうして、765プロ独立事件は終わった……)
130: 2012/05/27(日) 00:53:07.48 ID:KYXXozfq0
―某空港―
???「千早、いくぞ」
千早「はい」
???「日本か……久しぶりだな……」
???「千早、いくぞ」
千早「はい」
???「日本か……久しぶりだな……」
131: 2012/05/27(日) 00:54:52.01 ID:KYXXozfq0
千早「2年ぶり……」
千早「『プロデューサー』はもっとですね」
P「ああ」
P(あずさ……、もうすぐ迎えに行くよ)
第5話 終わり
千早「『プロデューサー』はもっとですね」
P「ああ」
P(あずさ……、もうすぐ迎えに行くよ)
第5話 終わり
135: 2012/05/27(日) 00:58:44.74 ID:KYXXozfq0
というわけで、今回はここまでっす
この社長は事務所がどうなろうとアイドルの
ハイレベルなパフォーマンスが見れれば
それで満足な、世間的にはちょっと危ない人なんですよ
反動で黒井さんが白くなってますね
この社長は事務所がどうなろうとアイドルの
ハイレベルなパフォーマンスが見れれば
それで満足な、世間的にはちょっと危ない人なんですよ
反動で黒井さんが白くなってますね
136: 2012/05/27(日) 01:00:34.38
お疲れ
今回も面白かった、ブサメンP有能やったんやね
次も期待してるわ
今回も面白かった、ブサメンP有能やったんやね
次も期待してるわ
137: 2012/05/27(日) 01:01:04.02
乙
引用元: P「101回目のプロデュース……ねえ」
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