1: 2014/08/25(月) 16:46:23.20 ID:Z1zj5B6M0
小鳥「急にどうしたの、春香ちゃん? 言葉をちゃんと選ばないと、この業界を続けていくのは辛いわよ」
春香「ほら、私達も最近、お仕事が増えてきたじゃないですか」
小鳥「そうね」
春香「それでファンの人も増えてきて、良く言ってくれる人たちもいっぱいいますけど、悪く言う人も出てきますよね?」
小鳥「まぁ、それもそうね」
春香「特にインターネットだと悪い意見が多くて、例えば私の場合だと」
春香「特徴が無いとか歌が下手とか」
春香「あと最近は、少しだけ、本当にちょっとだけ、まず間違いなく勘違いだろうけど、もしかすると微かに黒い所がある可能性が、微粒子レベルで存在するかもしれなくもないとも言い切れないとか」
春香「もちろん、良く言ってくれる人の方が多いんですけど、やっぱり気になっちゃいまして……」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408952773
春香「ほら、私達も最近、お仕事が増えてきたじゃないですか」
小鳥「そうね」
春香「それでファンの人も増えてきて、良く言ってくれる人たちもいっぱいいますけど、悪く言う人も出てきますよね?」
小鳥「まぁ、それもそうね」
春香「特にインターネットだと悪い意見が多くて、例えば私の場合だと」
春香「特徴が無いとか歌が下手とか」
春香「あと最近は、少しだけ、本当にちょっとだけ、まず間違いなく勘違いだろうけど、もしかすると微かに黒い所がある可能性が、微粒子レベルで存在するかもしれなくもないとも言い切れないとか」
春香「もちろん、良く言ってくれる人の方が多いんですけど、やっぱり気になっちゃいまして……」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408952773
3: 2014/08/25(月) 17:11:32.76 ID:Z1zj5B6M0
春香「それで、小鳥さんは事務員ですけど、何故かインターネットだと割りと有名で」
春香「恋愛経験ゼロとか彼氏が居た事ないって言われてますけど、それについてどう思ってるのかなーって……」
小鳥「はぁ………全く、何なのかと思って聞いてみれば、下らないわね」
春香「ん?」
小鳥「確かに私は周りの同年代の女の子と比べても、恋愛経験が少ないのは認めるわ」
春香「はい」
小鳥「そしてインターネットでも、私の事を三十路とか処女とか彼氏すら居た事ないとか恋愛経験無しとか言ってるのも知ってるわよ」
春香「はい」
小鳥「でもインターネットなんて、不特定多数の人間が匿名で好き勝手言っても問題ないような無法地帯のような所だし」
春香「はい」
小鳥「更にインターネットなんて、憶測で物を言ってそれを簡単に信じて、それが蔓延する事でしょっちゅうあるわ」
春香「はい」
小鳥「それに私は、今の仕事がとても楽しいし、皆が有名になっていくのが凄く嬉しくて、私自身の事は、あまり重要じゃないの」
春香「はい」
小鳥「結論を言うと、私は恋愛経験が少ない事なんて気にしてないわ」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
春香「恋愛経験ゼロとか彼氏が居た事ないって言われてますけど、それについてどう思ってるのかなーって……」
小鳥「はぁ………全く、何なのかと思って聞いてみれば、下らないわね」
春香「ん?」
小鳥「確かに私は周りの同年代の女の子と比べても、恋愛経験が少ないのは認めるわ」
春香「はい」
小鳥「そしてインターネットでも、私の事を三十路とか処女とか彼氏すら居た事ないとか恋愛経験無しとか言ってるのも知ってるわよ」
春香「はい」
小鳥「でもインターネットなんて、不特定多数の人間が匿名で好き勝手言っても問題ないような無法地帯のような所だし」
春香「はい」
小鳥「更にインターネットなんて、憶測で物を言ってそれを簡単に信じて、それが蔓延する事でしょっちゅうあるわ」
春香「はい」
小鳥「それに私は、今の仕事がとても楽しいし、皆が有名になっていくのが凄く嬉しくて、私自身の事は、あまり重要じゃないの」
春香「はい」
小鳥「結論を言うと、私は恋愛経験が少ない事なんて気にしてないわ」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
4: 2014/08/25(月) 17:17:47.79 ID:Z1zj5B6M0
春香「でも小鳥さんて、恋愛とか恋人とか結婚とか年齢とか三十とか三十路とか独身とかetcetcその他諸々の単語に対して、もの凄い勢いで反応しますよね?」
小鳥「春香ちゃんは何を言ってるのかしら?」
春香「気にしてますよね?」
小鳥「ううん、気にしてないわよ?」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
小鳥「春香ちゃんは何を言ってるのかしら?」
春香「気にしてますよね?」
小鳥「ううん、気にしてないわよ?」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
6: 2014/08/25(月) 17:35:20.87 ID:Z1zj5B6M0
春香「そうだ!小鳥さん、聞いて下さい!」
小鳥「どうしたの?」
春香「今度の週末、私はオフを貰ってるんですけど」
小鳥「そうだったわね」
春香「でも、その日は実は両親が『結婚記念日!』でして」
小鳥「……そうなの」
春香「それで、せっかくの記念日なので私は家で留守番して、両親は『二人切りで旅行!』に行くんですよー」
小鳥「……そう」
春香「更に学校の友達も事務所の皆も予定があるから、私は『せっかくの週末をたった一人で!寂しく過ごさきゃいけない!』んですよー」
小鳥「それは寂しいわね」
春香「小鳥さん」
小鳥「どうしたの?」
春香「心無しか手が震えてますけど大丈夫ですか?」
小鳥「春香ちゃんが何を言ってるのか、全くわからないわ」
春香「気にしてますよね?」
小鳥「ううん、全然気にしてないわよ?」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
小鳥「どうしたの?」
春香「今度の週末、私はオフを貰ってるんですけど」
小鳥「そうだったわね」
春香「でも、その日は実は両親が『結婚記念日!』でして」
小鳥「……そうなの」
春香「それで、せっかくの記念日なので私は家で留守番して、両親は『二人切りで旅行!』に行くんですよー」
小鳥「……そう」
春香「更に学校の友達も事務所の皆も予定があるから、私は『せっかくの週末をたった一人で!寂しく過ごさきゃいけない!』んですよー」
小鳥「それは寂しいわね」
春香「小鳥さん」
小鳥「どうしたの?」
春香「心無しか手が震えてますけど大丈夫ですか?」
小鳥「春香ちゃんが何を言ってるのか、全くわからないわ」
春香「気にしてますよね?」
小鳥「ううん、全然気にしてないわよ?」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
8: 2014/08/25(月) 17:43:23.59
小鳥さんは耐えきれるのか…
11: 2014/08/25(月) 17:51:09.72 ID:Z1zj5B6M0
春香「そうだ!そういえばですね」
小鳥「何かしら」
春香「私の友達に麻美ちゃんて子がいるんですけど」
小鳥「うんうん」
春香「その子『彼氏!』がいるんですけど、その『彼氏!』の両親が週末に家にいないらしくて」
小鳥「……うん」
春香「だから今度の週末に、その『彼氏の家!』で『お泊まりデート!』をするらしいんですよー」
小鳥「……それは楽しそうね」
春香「そうですよねー……いいなぁー『お泊まりデート!』……私もいつかしてみたいなぁー」
小鳥「……そうね」
春香「小鳥さん」
小鳥「どうしたの?」
春香「歯を思い切り食い縛ってますけど、大丈夫ですか?」
小鳥「春香ちゃんが何を言ってるのか、まるでわからないわ」
春香「気にしてますよね?」
小鳥「ううん、これっぽっちも気にしてないわよ?」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
小鳥「何かしら」
春香「私の友達に麻美ちゃんて子がいるんですけど」
小鳥「うんうん」
春香「その子『彼氏!』がいるんですけど、その『彼氏!』の両親が週末に家にいないらしくて」
小鳥「……うん」
春香「だから今度の週末に、その『彼氏の家!』で『お泊まりデート!』をするらしいんですよー」
小鳥「……それは楽しそうね」
春香「そうですよねー……いいなぁー『お泊まりデート!』……私もいつかしてみたいなぁー」
小鳥「……そうね」
春香「小鳥さん」
小鳥「どうしたの?」
春香「歯を思い切り食い縛ってますけど、大丈夫ですか?」
小鳥「春香ちゃんが何を言ってるのか、まるでわからないわ」
春香「気にしてますよね?」
小鳥「ううん、これっぽっちも気にしてないわよ?」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
13: 2014/08/25(月) 18:14:20.58 ID:Z1zj5B6M0
春香「そうだ! 『デート!』といえばですね」
小鳥「今度はどうしたの?」
春香「ジャーン!見て下さい!」バッ
小鳥「プリクラ? プロデューサーさんと写ってるわね」
春香「そうなんですよー、この前の収録が早く終わったので、ちょっと『プロデューサーさんと二人で!』遊びに行って、その時に『二人切り!』で撮ったんですよー」
小鳥「……楽しそうね」
春香「楽しかったですよー!ほら、この『腕組んでる!』写真なんて『恋人同士!』みたいに見えませんか?」
小鳥「……そうね」
春香「あの時のプロデューサーさん、照れちゃって可愛かったなぁー……えへへ」
小鳥「……」
春香「小鳥さん」
小鳥「どうしたの?」
春香「血が滲む程にこぶしを握り締めてますけど、大丈夫ですか?」
小鳥「春香ちゃんが何を言ってるのか、全くもってわからないわ」
春香「気にしてますよね?」
小鳥「ううん、少しも気にしてないわよ?」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
小鳥「今度はどうしたの?」
春香「ジャーン!見て下さい!」バッ
小鳥「プリクラ? プロデューサーさんと写ってるわね」
春香「そうなんですよー、この前の収録が早く終わったので、ちょっと『プロデューサーさんと二人で!』遊びに行って、その時に『二人切り!』で撮ったんですよー」
小鳥「……楽しそうね」
春香「楽しかったですよー!ほら、この『腕組んでる!』写真なんて『恋人同士!』みたいに見えませんか?」
小鳥「……そうね」
春香「あの時のプロデューサーさん、照れちゃって可愛かったなぁー……えへへ」
小鳥「……」
春香「小鳥さん」
小鳥「どうしたの?」
春香「血が滲む程にこぶしを握り締めてますけど、大丈夫ですか?」
小鳥「春香ちゃんが何を言ってるのか、全くもってわからないわ」
春香「気にしてますよね?」
小鳥「ううん、少しも気にしてないわよ?」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
16: 2014/08/25(月) 18:33:51.46 ID:Z1zj5B6M0
春香「そうだ!プロデューサーさんといえばですね」
小鳥「まだ何かあるの?」
春香「この前、お菓子を作って事務所に持ってきた時に、プロデューサーさんが(いつもありがとう)って『頭を撫でて!』くれたんですよー」
小鳥「……ふーん」
春香「それで(こんなお菓子を毎日食べられるとしたら、春香と結婚できる人は幸せ者だな)って言ってくれて」
小鳥「……」
春香「だから私は毎日でも作って来ますよって言ったら(じゃ、お願いしようかな)なんて言ってくれまして」
小鳥「……」
春香「これってなんだか『プロポーズ!』みたいじゃないですか!?」
小鳥「……そうかしら」
春香「これはもう『婚約!』したも同然ですよねー」
小鳥「……」
春香「小鳥さん」
小鳥「どうしたの?」
春香「色んな所の血管が、破裂するんじゃないかってぐらいに浮き出てますけど、大丈夫ですか?」
小鳥「春香ちゃんが何を言ってるのか、一切わからないわ」
春香「気にしてますよね?」
小鳥「ううん、欠片も気にしてないわよ?」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
小鳥「まだ何かあるの?」
春香「この前、お菓子を作って事務所に持ってきた時に、プロデューサーさんが(いつもありがとう)って『頭を撫でて!』くれたんですよー」
小鳥「……ふーん」
春香「それで(こんなお菓子を毎日食べられるとしたら、春香と結婚できる人は幸せ者だな)って言ってくれて」
小鳥「……」
春香「だから私は毎日でも作って来ますよって言ったら(じゃ、お願いしようかな)なんて言ってくれまして」
小鳥「……」
春香「これってなんだか『プロポーズ!』みたいじゃないですか!?」
小鳥「……そうかしら」
春香「これはもう『婚約!』したも同然ですよねー」
小鳥「……」
春香「小鳥さん」
小鳥「どうしたの?」
春香「色んな所の血管が、破裂するんじゃないかってぐらいに浮き出てますけど、大丈夫ですか?」
小鳥「春香ちゃんが何を言ってるのか、一切わからないわ」
春香「気にしてますよね?」
小鳥「ううん、欠片も気にしてないわよ?」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
18: 2014/08/25(月) 18:38:07.94 ID:Z1zj5B6M0
小鳥「春香ちゃん、ちょっといい?」
春香「どうしたんですか?」
小鳥「別に言う必要も無いから黙ってたけど……」
春香「はい?」
小鳥「私ね、今現在、付き合ってる人がいるのよ」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
小鳥「……」
春香「……えっ!?」
春香「どうしたんですか?」
小鳥「別に言う必要も無いから黙ってたけど……」
春香「はい?」
小鳥「私ね、今現在、付き合ってる人がいるのよ」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
小鳥「……」
春香「……えっ!?」
22: 2014/08/25(月) 18:58:09.06 ID:Z1zj5B6M0
春香「本当ですか!?」
小鳥「こんな嘘ついたってしょうがないでしょ」
春香「どうやって知り合ったんですか?」
小鳥「私が、たまにバーで歌ってるのは知ってるでしょ?」
春香「はい」
小鳥「それで、その時に向こうから声をかけてくれたのが切っ掛けよ」
春香「へぇー」
小鳥「こんな嘘ついたってしょうがないでしょ」
春香「どうやって知り合ったんですか?」
小鳥「私が、たまにバーで歌ってるのは知ってるでしょ?」
春香「はい」
小鳥「それで、その時に向こうから声をかけてくれたのが切っ掛けよ」
春香「へぇー」
24: 2014/08/25(月) 19:03:57.97 ID:Z1zj5B6M0
春香「どんな人なんですか?」
小鳥「大きな貿易会社の社長さんの息子さんでね、歳は私より二つ上で、とても爽やかでイケメンのお兄さんよ」
春香「へぇー」
小鳥「自分でも別の会社を経営していて、お金持ちでもあるし、社会経験も積んでるから、とてもしっかりしてるし、落ち着きもあって凄く優しくて素敵な人よ」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
小鳥「大きな貿易会社の社長さんの息子さんでね、歳は私より二つ上で、とても爽やかでイケメンのお兄さんよ」
春香「へぇー」
小鳥「自分でも別の会社を経営していて、お金持ちでもあるし、社会経験も積んでるから、とてもしっかりしてるし、落ち着きもあって凄く優しくて素敵な人よ」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
26: 2014/08/25(月) 19:14:08.34 ID:Z1zj5B6M0
春香「それじゃ小鳥さんは、プロデューサーさんの事は、どう思ってるんですか?」
小鳥「なんでそこでプロデューサーさんが出てくるのかしら?」
春香「どう思ってるんですか?」
小鳥「……うーん、そうね」
春香「……」
小鳥「確かにプロデューサーさんも優しくて良い人だけど、言ってしまえば良い人止まりね」
小鳥「その人は女性の扱いも心得てるし、ちょっと鈍感なプロデューサーさんと比べるとね……」
小鳥「お金の事はあまり言いたくないけど、やっぱり大事だし、社長の息子さんで自分でも経営してるから、そこは比べるまでもないわね」
春香「じゃあ、プロデューサーさんの事はなんとも思ってないんですか?」
小鳥「……まぁ、会社の同僚以上には思えないかしらね」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
小鳥「なんでそこでプロデューサーさんが出てくるのかしら?」
春香「どう思ってるんですか?」
小鳥「……うーん、そうね」
春香「……」
小鳥「確かにプロデューサーさんも優しくて良い人だけど、言ってしまえば良い人止まりね」
小鳥「その人は女性の扱いも心得てるし、ちょっと鈍感なプロデューサーさんと比べるとね……」
小鳥「お金の事はあまり言いたくないけど、やっぱり大事だし、社長の息子さんで自分でも経営してるから、そこは比べるまでもないわね」
春香「じゃあ、プロデューサーさんの事はなんとも思ってないんですか?」
小鳥「……まぁ、会社の同僚以上には思えないかしらね」
春香「そーですかぁ」
小鳥「……」
春香「……」
27: 2014/08/25(月) 19:27:24.39 ID:Z1zj5B6M0
春香「あ、プロデューサーさーん!」
P「おー、どうした春香?」
春香「確か……今度、小鳥さんをディナーに誘おうと思ってるって言ってましたよね?」
小鳥「ぴよっ!?」
P「んな!?ちょっ……バカ、お前……!本人のいる前で言うなよ……!」
小鳥「……あの、プロデューサーさん……今の話は……」
P「あ、う……はい、実はちょっと良い所を見付けまして……もし小鳥さんさえ良ければ、今度の予定が合った時に二人で、と思ってたんですけど……どうですか?」
小鳥「そ、それは勿論――」
春香「ダメですよ、プロデューサーさん!小鳥さんは今現在、付き合って人がいるから、二人切りでの食事になんて誘ったらダメです!!」
P・小鳥「!?」
P「おー、どうした春香?」
春香「確か……今度、小鳥さんをディナーに誘おうと思ってるって言ってましたよね?」
小鳥「ぴよっ!?」
P「んな!?ちょっ……バカ、お前……!本人のいる前で言うなよ……!」
小鳥「……あの、プロデューサーさん……今の話は……」
P「あ、う……はい、実はちょっと良い所を見付けまして……もし小鳥さんさえ良ければ、今度の予定が合った時に二人で、と思ってたんですけど……どうですか?」
小鳥「そ、それは勿論――」
春香「ダメですよ、プロデューサーさん!小鳥さんは今現在、付き合って人がいるから、二人切りでの食事になんて誘ったらダメです!!」
P・小鳥「!?」
38: 2014/08/25(月) 20:15:39.67 ID:Z1zj5B6M0
P「え……そう、なんですか……?」
小鳥「違――」
春香「そうなんです!社長の息子の経営者で、プロデューサーさんよりずっとお金持ちで格好良くて優しくて素敵な彼氏が居るって言ってました!!」
小鳥「待っ――」
春香「だからプロデューサーさんは、ただの同僚にしか思えないし何とも思ってないし眼中に無いって言ってました!」
小鳥「いや――」
春香「だからプロデューサーさんは、どんなに頑張っても振られちゃいますから、デートに誘ったりなんてしたらダメなんです!」
春香「そうですよね!小鳥さん!!」
P・小鳥「」
小鳥「違――」
春香「そうなんです!社長の息子の経営者で、プロデューサーさんよりずっとお金持ちで格好良くて優しくて素敵な彼氏が居るって言ってました!!」
小鳥「待っ――」
春香「だからプロデューサーさんは、ただの同僚にしか思えないし何とも思ってないし眼中に無いって言ってました!」
小鳥「いや――」
春香「だからプロデューサーさんは、どんなに頑張っても振られちゃいますから、デートに誘ったりなんてしたらダメなんです!」
春香「そうですよね!小鳥さん!!」
P・小鳥「」
48: 2014/08/25(月) 20:29:21.62 ID:Z1zj5B6M0
P「……ただの同僚……なんとも思ってない……眼中に無い……」ブツブツ
小鳥「………………る…ょ…」
春香「どうしたんですか?」
小鳥「……決まってるでしょ」
春香「すみません!もう一度言ってもらって良いですか?」
小鳥「 嘘 に 決 ま っ て る で しょ ! ! ! 」
P「……眼中に……無い……眼中……」ブツブツ
小鳥「………………る…ょ…」
春香「どうしたんですか?」
小鳥「……決まってるでしょ」
春香「すみません!もう一度言ってもらって良いですか?」
小鳥「 嘘 に 決 ま っ て る で しょ ! ! ! 」
P「……眼中に……無い……眼中……」ブツブツ
49: 2014/08/25(月) 20:39:03.30 ID:Z1zj5B6M0
小鳥「なになになに!?なんなの!!??」
小鳥「彼氏が居るなんて、真っ赤な嘘よ!!!」
小鳥「ええそうよ!!この歳になっても彼氏なんか出来た事ないわよ!!!恋愛経験ゼロよっっっ!!!」
小鳥「だから何!?何か悪いの!?」
小鳥「彼氏居ないから何だっていうの!!??」
小鳥「んぅあああぁぁぁぁあああーーーーー!!!!」
小鳥「彼氏が居るなんて、真っ赤な嘘よ!!!」
小鳥「ええそうよ!!この歳になっても彼氏なんか出来た事ないわよ!!!恋愛経験ゼロよっっっ!!!」
小鳥「だから何!?何か悪いの!?」
小鳥「彼氏居ないから何だっていうの!!??」
小鳥「んぅあああぁぁぁぁあああーーーーー!!!!」
55: 2014/08/25(月) 20:55:46.60 ID:Z1zj5B6M0
小鳥「うぅ……ひっく……うえぇ……」ボロボロ
春香「……小鳥さん」
小鳥「えぐ……なに?」ボロボロ
春香「やっと、本音を話してくれましたね」
小鳥「だから……?」グスグス
春香「私、知ってるんですよ?小鳥さんがプロデューサーさんに、然り気無くアプローチしても気付いてくれなくて、歯痒い思いをしてるのも」
小鳥「ひっく……えぅ……」ボロボロ
春香「美希がハニーハニー言って抱き付いて、プロデューサーさんがデレデレしてるのを、歯を食い縛って見てたのも、全部知ってるんですよ」
小鳥「うぐ……それが……?」ボロボロ
春香「でも、どうしたのか聞いても何でもないの一点張り……年長者だからって私達に気を使って、弱音も見せずに相談も何もしてくれないのかって……とても悲しかったんです」
小鳥「……」
春香「でも……今やっと、小鳥さんは本音を話してくれました……それがとっても嬉しいです」
小鳥「……だから何よ……春香ちゃんに相談したって、どうにもならないじゃない……」
小鳥「……もう、私の事は放っておいてよ……」
春香「ほっときません……ほっときませんよ!!!」
小鳥「!!!」
春香「……小鳥さん」
小鳥「えぐ……なに?」ボロボロ
春香「やっと、本音を話してくれましたね」
小鳥「だから……?」グスグス
春香「私、知ってるんですよ?小鳥さんがプロデューサーさんに、然り気無くアプローチしても気付いてくれなくて、歯痒い思いをしてるのも」
小鳥「ひっく……えぅ……」ボロボロ
春香「美希がハニーハニー言って抱き付いて、プロデューサーさんがデレデレしてるのを、歯を食い縛って見てたのも、全部知ってるんですよ」
小鳥「うぐ……それが……?」ボロボロ
春香「でも、どうしたのか聞いても何でもないの一点張り……年長者だからって私達に気を使って、弱音も見せずに相談も何もしてくれないのかって……とても悲しかったんです」
小鳥「……」
春香「でも……今やっと、小鳥さんは本音を話してくれました……それがとっても嬉しいです」
小鳥「……だから何よ……春香ちゃんに相談したって、どうにもならないじゃない……」
小鳥「……もう、私の事は放っておいてよ……」
春香「ほっときません……ほっときませんよ!!!」
小鳥「!!!」
56: 2014/08/25(月) 21:04:19.66 ID:Z1zj5B6M0
春香「確かに私は、小鳥さんから見たら、歳が一回りも離れた小娘かも知れません……」
春香「私に相談した所で、どうにもならないかも知れません……」
春香「でも、だからって……同じ765プロの仲間が……皆の頼れるお姉さんが……」
春香「私達みんなを支えてくれている小鳥さんを、ほっとくなんて出来ません……」
春香「ほっとける訳ありませんよ!!!」
小鳥「……っ!」
春香「だって……」
春香「私たち……」
春香「仲間ですもんげ!!!!!」
小鳥「春香ちゃん!!!」ダキッ
春香「小鳥さん!!!」ダキッ
春香「私に相談した所で、どうにもならないかも知れません……」
春香「でも、だからって……同じ765プロの仲間が……皆の頼れるお姉さんが……」
春香「私達みんなを支えてくれている小鳥さんを、ほっとくなんて出来ません……」
春香「ほっとける訳ありませんよ!!!」
小鳥「……っ!」
春香「だって……」
春香「私たち……」
春香「仲間ですもんげ!!!!!」
小鳥「春香ちゃん!!!」ダキッ
春香「小鳥さん!!!」ダキッ
58: 2014/08/25(月) 21:12:12.63 ID:Z1zj5B6M0
小鳥「うぅ……春香ちゃぁん……」ギュゥー
春香「小鳥さん……」ギュゥー
……ガンチュウニ……ナイ……
プロデューサー!?ドウシタンデスカ!?
……エッ!?コトリサンニフラレタ!?
……アノ…プロデューサードノ……ワタシナンカデヨケレバソノ……カワリニ……
春香「小鳥さん……」ギュゥー
……ガンチュウニ……ナイ……
プロデューサー!?ドウシタンデスカ!?
……エッ!?コトリサンニフラレタ!?
……アノ…プロデューサードノ……ワタシナンカデヨケレバソノ……カワリニ……
62: 2014/08/25(月) 21:27:38.86 ID:Z1zj5B6M0
春香(後日、事務所には、二人揃って出勤して、仲睦まじく仕事に励む律子さんとプロデューサーさんを)
春香(血涙を流し、悔しそうに羨ましそうにそれを見つめる小鳥さんと私の姿が、そこにありました……)
春香「おかしい……本来なら、小鳥さんに振られて傷心のプロデューサーさんを励まして……そのハートを私がゲッチューする筈だったのに……」ブツブツ
P「律子!今度のオフは何処に行こうか」イチャイチャ
律子「そうですねぇ……じゃ、今度は……」イチャイチャ
春香「どうして、こうなった……」
完
春香(血涙を流し、悔しそうに羨ましそうにそれを見つめる小鳥さんと私の姿が、そこにありました……)
春香「おかしい……本来なら、小鳥さんに振られて傷心のプロデューサーさんを励まして……そのハートを私がゲッチューする筈だったのに……」ブツブツ
P「律子!今度のオフは何処に行こうか」イチャイチャ
律子「そうですねぇ……じゃ、今度は……」イチャイチャ
春香「どうして、こうなった……」
完
63: 2014/08/25(月) 21:29:16.94 ID:Z1zj5B6M0
黒い春香さんは可愛い
黒くない春香さんも可愛い
読んでくれた人たち、ありがとう
黒くない春香さんも可愛い
読んでくれた人たち、ありがとう
64: 2014/08/25(月) 21:31:11.22
春香さんがキューピット役かと思ってたら違った
りっちゃん大勝利
りっちゃん大勝利
68: 2014/08/25(月) 21:50:26.36 ID:Z1zj5B6M0
>>12今更だけど、そうです
覚えてる人が居てちょっと嬉しい
前作
春香「千早ちゃんて、胸が小さいの気にしてるの?」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1402/14020/1402047279.html
覚えてる人が居てちょっと嬉しい
前作
春香「千早ちゃんて、胸が小さいの気にしてるの?」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1402/14020/1402047279.html
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