1: 2012/09/08(土) 18:35:16.51 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「何で誰も来ないの?」

みくる「さあ……私は何も聞いてないです」

ハルヒ「バカキョンの補習は私が知ってるとして、有希と古泉君は何をしてるのかしら」

みくる「私が来た時、誰もいませんでした。いつも長門さんが一番乗りなのに」

ハルヒ「珍しい事もあるものね」

みくる「そうですね」

2: 2012/09/08(土) 18:36:53.15 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「お茶のお代わり頂戴」

みくる「はぁい」



みくる「どうぞ」

ハルヒ「ありがと。……ねえ、葉っぱ、いつもと違う?」

みくる「あっ、分かりました?」

ハルヒ「何か風味が違うなーと思ってたのよね。私はこっちの方が好きかしら」

みくる「良かったですぅ」

3: 2012/09/08(土) 18:39:12.81 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「退屈を紛らわすもの、何か無い?」

みくる「うーん……。古泉君のボードゲーム、借してもらいましょうか」

ハルヒ「そうね。じゃあオセロやりましょ!」



戦績
ハルヒ:正丁
みくる:



ハルヒ「……」

みくる「……」

ハルヒ「何かごめん……」

みくる「いえ……私が下手くそなのが悪いんです……」

5: 2012/09/08(土) 18:42:20.31 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「スマートフォンってあるじゃない」

みくる「ありますね」

ハルヒ「あれって『フォン』を名乗るには多機能すぎると思わない?」

みくる「そうですか?」

ハルヒ「ウェブやアプリが主体じゃない。フォンっていうかタブレットだわ」

みくる「うーん、普通に電話として成り立ってると思いますけど」

ハルヒ「そうかしら? もはや電話の『で』の字も無いわよ」

みくる(私の時代のものに比べれば、十分電話なんですよ、あれ……)

6: 2012/09/08(土) 18:46:05.91 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「どうすれば宇宙人とか未来人とか超能力者が見つかるのかしら」

みくる「ど、どうすれば良いんでしょうねー」

ハルヒ「宇宙人は言語が通じるか分からないし、モノで釣るのとか良さそうね」

みくる(食べ物ですね、分かります)

ハルヒ「未来人はやっぱり押し入れを探すべきかしら」

みくる(それは未来人じゃなくて某ロボットじゃあ)

ハルヒ「超能力者は『会いたい』っていう思念波を出していればテレパシーで読み取ってくれるかも?」

みくる(不機嫌限定で読み取れる超能力者ならいるんですけど)

ハルヒ「いずれにせよ、接触が叶ったら解剖したいわね!」

みくる「ひいっ!?」

7: 2012/09/08(土) 18:49:55.91 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「何か面白い事言ってー」

みくる「えぇっ!?」

ハルヒ「みくるちゃんの爆笑発言まで、3ー、2-」

みくる(えっ、えっ、どうしよう!……そ、そうだっ、テレビで見た芸人さんのネタ!)

ハルヒ「1-、はいっ!」

みくる「どっ、ドイツ人が言いました!」

みくる『この鞄、どいつんだ?』

ハルヒ「……」

みくる「オランダ人が言いました!」

ハルヒ「……」

みくる『あっ、それ長谷川のだ』

ハルヒ「!?」

9: 2012/09/08(土) 18:53:18.79 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「甘いのとすっぱいのどっちが好き?」

みくる「うーん、やっぱり甘いのですかね」

ハルヒ「じゃあ、はい、これ」

みくる「何ですか?」

ハルヒ「ビックリマンチョコ」

みくる「あ、ありがとうございますぅ」

みくる(シール……「ヘッドロココ」?)

ハルヒ「~~!」

みくる「どうしたんですか!?」

ハルヒ「ウメトラ兄弟きくわぁ……」

みくる(駄菓子屋さん行ったんですね)

11: 2012/09/08(土) 18:57:02.88 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「プリキュア分かる?」

みくる「それなりに」

ハルヒ「スマイルで、みゆきのおばあちゃんが出てきたじゃない」

みくる「出てましたね」

ハルヒ「ウルフルンが全く手出し出来なかったじゃない」

みくる「凄かったですね」

ハルヒ「あれ見て思ったんだけど」

みくる「ええ」

ハルヒ「ほのかとつぼみとみゆきのおばあちゃんがいれば世界は安泰なんじゃないかしら」

みくる「真の強キャラはおばあちゃん」

ハルヒ「まさにシルバーソウル」

13: 2012/09/08(土) 19:00:11.35 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「この間、Amazonでフィギュア買ったのよ」

みくる「フィギュアですか」

ハルヒ「なかなか造形が綺麗でかわいいのよ」

みくる「酷いのは本当に酷いですからね。良かったですね」

ハルヒ「でも作りはちょっと荒くてね」

みくる「え? 綺麗じゃないんですか?」

ハルヒ「『造形』は綺麗なの。『作り』が荒いのよ」

みくる「それってどう違うんですか?」

ハルヒ「開封して箱から出しただけなのに、下半身がポ口リしたわ」

みくる「うわあ」

15: 2012/09/08(土) 19:04:26.08 ID:ISzhQsQI0
古泉「長門さん」

長門「何」

古泉「2時間待ちだそうですよ」

長門「そう」

古泉「それでも並ばれるんですか?」

長門「並ぶ。古泉一樹も並んで」

古泉「ええ、ご協力しますが……。そうまでしても買いたいのですか?」

長門「無論。あれこそ至高の一品に違いない」

古泉「お一人様1パック限定の特製カレーですか」

長門「そう。おいしそう」

古泉「何やら不穏な具が見えますけど……何であんなものが……いやもしかしたら……」ぶつぶつ

長門「楽しみ」

16: 2012/09/08(土) 19:08:27.47 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「消費税、上がるわね」

みくる「そうですね」

ハルヒ「まず8%で、次に10%だったかしら?」

みくる「確かそんな感じです」

ハルヒ「どうせ上がるなら1回で10%にして欲しいわ」

みくる「値段表示の問題とかありますもんね」

ハルヒ「いや、8%って計算が面倒じゃない」

みくる「そっちですか。……いや計算必要無いですよね? 税込表示ですよね?」

17: 2012/09/08(土) 19:11:12.62 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「何か面白い事言ってパート2」

みくる「えぇっ!?」

ハルヒ「爆笑発言まで、3ー、2-」

みくる(うぅ、ど、どうしよう!……そ、そうだっ、長門さんから借りた漫画のネタ!)

ハルヒ「1-、はいっ!」

みくる「……」すっ

ハルヒ(ん? メモ用紙?)

みくる「黒いクリスマス」

ハルヒ「!?」

みくる「ザクリ! グサリ! ドチャリ……町は一瞬にして血に染まり……」

ハルヒ「何読んでんのいきなりー!!」

19: 2012/09/08(土) 19:14:28.66 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「キラキラネーム(笑)ってあるじゃない」

みくる「色々と話題に事欠かないと噂の」

ハルヒ「変な読み方させるくらいなら、私やみくるちゃんみたいにカタカナかひらがなにするべきだと思わない?」

みくる「そっちの方が潔いですよね」

ハルヒ「もし私やみくるちゃんの名前が漢字だったら……」

みくる「涼宮覇琉毘」

ハルヒ「朝比奈魅躯琉」

魅躯琉「強そうですね」

覇琉毘「謎の暗殺拳とか使えそう」

22: 2012/09/08(土) 19:17:17.72 ID:ISzhQsQI0
覇琉毘「魅躯琉ちゃーん」

みくる「それやめて下さい」

ハルヒ「ごめん」

24: 2012/09/08(土) 19:20:36.16 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ジュースって『よく振ってお飲み下さい』って書いてあるわよね」

みくる「ただし炭酸を除く」

ハルヒ「あれって、あけてから気付くって言うじゃない」

みくる「ちょっと悲しい気分になりますね」

ハルヒ「私は先人の過ちから学んで、買ったらすぐ振るクセをつけたのよ」

みくる「なるほど」

ハルヒ「この間買ったやつは『振らずにあけて下さい』って書いてあったわ……」

みくる「振ってから気付いた?」

ハルヒ「振ってから気付いた」

みくる「あー」

27: 2012/09/08(土) 19:27:22.91 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「他人の電車のマナーって気になるわよね」

みくる「すぐに目に付きますよね」

ハルヒ「ベビーカーを押して乗ってる人がいたの」

みくる「はい」

ハルヒ「場所は取っちゃうけど、子育ての必需品なんだから、仕方ないじゃない?」

みくる「寛大な心が必要ですね」

ハルヒ「でもね、見てびっくりしたの」

みくる「何があったんですか?」

ハルヒ「子供は普通に座席にいて、ベビーカーは空っぽだったわ」

みくる「投げ捨てましょう、そのベビーカー」

30: 2012/09/08(土) 19:31:33.97 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ロンドンオリンピックがあったじゃない」

みくる「ありましたね」

ハルヒ「金メダルこそ少なかったけど、史上初とか何十年ぶりとかのメダルが多かったわね」

みくる「個数も最多ですし」

ハルヒ「もし私達がオリンピックに出るとしたら、何が良いかしら」

みくる「私はスポーツはちょっと……」

ハルヒ「いえ、みくるちゃんには水球に出てもらうわ」

みくる「水球?」

ハルヒ「ポ口リが多発と噂の競技だもの」

みくる「絶対にやりません」

32: 2012/09/08(土) 19:34:23.28 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「もうすぐ秋ね」

みくる「残暑が厳しいですけどね」

ハルヒ「でもそろそろ涼しくなると思わない?」

みくる「そういえば最近、朝と夜は涼しくなってきました」

ハルヒ「そしてあっと言う間に寒くなるのよ」

みくる「過ごしやすい季節は一瞬ですね」

ハルヒ「今からコタツが恋しいわ」

みくる「今からですか?」

ハルヒ「嘘でーす」

みくる「なんだ嘘か」

35: 2012/09/08(土) 19:38:24.33 ID:ISzhQsQI0
朝倉「キョン君」

キョン「ん?」

朝倉「久しぶり」

キョン「……あ、朝倉、どうしてお前が」

朝倉「第一声が『どうして』は酷いと思わない?」

キョン「お前が俺にした事の方がよほど酷い」

朝倉「そうね、それはごめんなさい」

キョン「……。それで、消えたはずのお前がどうしているんだ」

朝倉「長門さんが再構成してくれたの。『今夜はご馳走だから』って」

キョン「長門が……え、ご馳走?」

朝倉「うん」

キョン「そうか。ご馳走なら仕方ないな。食いっぱぐれるのはかわいそうだもんな」

37: 2012/09/08(土) 19:41:50.05 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ピザって10回言って」

みくる「ピザピザピザピz」がりっ

みくる「」

ハルヒ「早口言葉でも何でもないのに……っていうか本題にも行き着いてないのに……」

みくる「~~ッ」ぷるぷる

ハルヒ「あー、もう、大丈夫?」

みくる「いひゃいれふ……」

ハルヒ「舌見せて」

みくる「ふえ」

ハルヒ「うわ血が出てる。これはピザ食べる時に痛いわよ」

39: 2012/09/08(土) 19:45:44.13 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「お父さんの事を『おやじ』って言うじゃない」

みくる「言いますね」

ハルヒ「何でお母さんの事は『おふくろ』なの?」

みくる「言われてみれば」

ハルヒ「おやじは漢字で書くと『親父』なのに、おふくろは『お袋』よ?」

みくる「何かもう違和感しか感じなくなっちゃいました」

ハルヒ「どうして袋なの? 有袋類なの?」

みくる「カンガルーやコアラはまさに『おふくろ』ですね」

40: 2012/09/08(土) 19:48:39.88 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「自分で命令しておいてアレだけど、メイド服着てて暑くないの?」

みくる「暑くないですよ」

ハルヒ「我慢強いのね」

みくる「ふっふっふー、そうじゃないのです」

ハルヒ「え?」

みくる「何とこのメイド服は未来の科学力を結集したハイテクメイド服なのです!」

ハルヒ「な、なんですってー!?」

みくる「エアコンを装備してオールシーズン快適! 更に優れた防護服でもあり、深海、月面、あらゆる環境下での活動が可能!」

ハルヒ「凄い! 我がSOS団にそんな最強のメイド服があったなんて!」

みくる「……だったらなあ、という希望です」

ハルヒ「それなら面白かったのにねー」

みくる(未来のメイド喫茶では標準装備ですけど)

54: 2012/09/08(土) 20:19:09.50 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ラーメンは好き?」

みくる「そうですね、たまにお店に行きたくなるくらいには」

ハルヒ「最近、駅の近くに新しいラーメン屋が出来たらしいのよ」

みくる「あっ、そこ行きましたよ!」

ハルヒ「そうなの? どうだった?」

みくる「おいしかったですよ」

ハルヒ「へえ。今度みんなで行きたいわね」

みくる「私のオススメは半チャーハンと餃子のセットでー」

ハルヒ「ラーメンは!?」

57: 2012/09/08(土) 20:23:35.33 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「実際のとこ、キョンと佐々木さんの関係って何処までいってたと思う?」

みくる「え? 親友ですよね?」

ハルヒ「そんなのその場で言い繕っただけよ。もっと深いはずだわ」

みくる「深い?」

ハルヒ「深い関係よ。ディープな関係よ」

みくる「深い……ディープ……? どういう具合の事をディープな関係って言うんですか?」

ハルヒ「2人しかいないのに人生ゲームで一日遊べちゃうような関係よ」

みくる「それはディープですね……!」

60: 2012/09/08(土) 20:27:09.82 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「みくるちゃんはSOS団の事、どう思ってる?」

みくる「私の大好きな人達がいる、大切な場所ですよ」

ハルヒ「よ、よくそんな恥ずかしい事を真顔で即答出来るわね」

みくる「本当の事ですもん。それに涼宮さんが訊いてきたんじゃないですかぁ」

ハルヒ「いやそうだけどね?」

みくる「私だけ先に卒業しちゃうのが寂しいですけど……」

ハルヒ「……」

みくる「……いっぱい、楽しい事、しましょうね」

ハルヒ「……うん」

61: 2012/09/08(土) 20:30:26.10 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ビーム出せないの?」

みくる「えっ?」

ハルヒ「キョンが入れたショボいエフェクトなんか目じゃない、カッコイイやつ」

みくる「で、出ませんよぉ」

ハルヒ「やってみなければ分からないわ! ほら、やってみて!」

みくる「み、みくるビーム?」

ハルヒ「疑問形じゃ出るものも出ないわ! もっかい!」

みくる「みくるビームっ」

ハルヒ「気合いが足りないわ!」

みくる「みくるビィィィム!」

ハルヒ「ちょっと! こっちに向けて撃たないでよ! 危ないじゃない!」

みくる「その前にビーム出せませんから!」

67: 2012/09/08(土) 20:35:32.77 ID:ISzhQsQI0
朝倉「キョン君」

キョン「ん?」

朝倉「長門さんの言うご馳走って何だと思う?」

キョン「んー……何だろうな」

朝倉「私の作るおでんじゃ不満なのかしら」

キョン「そんな事は無いと思うが」

朝倉「オリジナルの隠し味だって入れて、抜群においしいんだけどなあ」

キョン「ほう、何を入れるんだ」

朝倉「企業秘密よ」

キョン「良いじゃないか、教えてくれよ」

朝倉「キスしてくれたら教えても良いかな?」

キョン「その条件は俺しか得しないけど良いのか?」

朝倉「恥ずかしい事言わないでよ」

69: 2012/09/08(土) 20:43:35.87 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「よく『数学なんか何の役に立つんですか?』って言うじゃない、主に落第生が」

みくる「ありますね」

ハルヒ「愚問よね。アンタがポチポチやってるその携帯が出来上がるまでにどれだけ計算されてるか、って話よ」

みくる「ものづくりには必要ですよね」

ハルヒ「勉強をしたくない言い訳として最低の部類よね」

みくる「じゃあ現代文は何のために?」

ハルヒ「漢字もろくに書けない大人にならないため」

みくる「化学は何のために?」

ハルヒ「薬品を扱うため」

みくる「保健は何のために?」

ハルヒ「子作りのため」

みくる「えぇー……」

70: 2012/09/08(土) 20:45:01.59 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「イクラちゃーん」

みくる「ハーィ?」

ハルヒ「ノリ良いわね」

みくる「こういうの案外嫌いじゃないです」

72: 2012/09/08(土) 20:49:34.91 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「百合って分かる?」

みくる「金色のモビルスーツ?」

ハルヒ「それは百式」

みくる「足がいっぱいある虫?」

ハルヒ「それは百足」

みくる「ウッチャンナンチャン これが出来たら」

ハルヒ「百万円」

みくる「やっぱりイナバ!」

ハルヒ「百人乗っても!」

ハルヒ/みくる「だーいじょーぶっ!」

73: 2012/09/08(土) 20:53:21.01 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「谷口って分かる?」

みくる「えっと、涼宮さんと中学が一緒で」

ハルヒ「そう」

みくる「北高でも同じクラスで」

ハルヒ「そうそう」

みくる「映画の撮影の時にいて」

ハルヒ「うん」

みくる「密かに女子の格付けをしているという?」

ハルヒ「その谷口」

みくる「ちょっと分からないですねえ」

ハルヒ「そっかー」

74: 2012/09/08(土) 20:56:11.90 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ミジンコとクラゲはどっちが幸せだと思う?」

みくる「ミジンコですね」

ハルヒ「即答とな」

みくる「クラゲって海水浴で刺されたとか、異常発生して漁業がとか、悪い話しか聞きませんよ」

ハルヒ「確かに」

みくる「その点、ミジンコは、クランプトンの代表格と言っても過言じゃありません」

ハルヒ「なるほどねえ。じゃあ、みくるちゃんは、生まれ変わるならミジンコ?」

みくる「それはご勘弁願いたいです」

ハルヒ「まあそうよね」

77: 2012/09/08(土) 21:00:59.76 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「みくるちゃんは将来、どんな結婚式を挙げたい?」

みくる「うーん、急に言われても……」

ハルヒ「乙女たるもの、将来の展望は持っておくべきよ」

みくる「じゃあ涼宮さんはどんな結婚式が良いですか?」

ハルヒ「そうねえ。まずはスタイルだけど、断然洋式ね」

みくる「白いウェディングドレスは憧れですもんね」

ハルヒ「教会はこじんまりとしてて良いわ。ごく親しい人達だけでやりたいもの」

みくる「私もちゃんと招待してくれますか?」

ハルヒ「当たり前じゃない。SOS団員は出席の義務があるもの。キョンには届かないけどね」

みくる「そもそも隣にいますもんね」

ハルヒ「そうよ、だから招待状は寧ろ書く方……。何言わせるのよ!」

80: 2012/09/08(土) 21:04:08.50 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「富士の風穴って知ってる?」

みくる「法師様の腕にあるという」

ハルヒ「風穴違いね」

みくる「うーん、知らないです。何ですか?」

ハルヒ「いや私も知らないのよ。みくるちゃんは知ってるかなーって」

みくる「そうですか」

83: 2012/09/08(土) 21:08:13.86 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「さっきクランプトンって言った?」

みくる「言ってませんよ」

ハルヒ「言ったわよね?」

みくる「言いました」

ハルヒ「正しくはプランクトンよ」

みくる「何で間違えちゃったんだろう……」

ハルヒ「もう、おっちょこちょいなんだからっ☆」

みくる「てへっ☆」

84: 2012/09/08(土) 21:11:02.15 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「円周率、何処まで言える?」

みくる「円周率ですか」

ハルヒ「競争しましょう! みくるちゃんが先攻で良いわよ」

みくる「π」

ハルヒ「負けた」

みくる「おっπ」

ハルヒ「そっちも負けた」

みくる「どうですか! 大きいでしょう! 羨ましいでしょう!」ドドーン

ハルヒ「またそれ!?」

88: 2012/09/08(土) 21:19:15.24 ID:ISzhQsQI0
古泉「長門さん」

長門「何」

古泉「我々人間がUFOと呼ぶものをご存知ですか?」

長門「Unidentified Flying Object。未確認飛行物体。よく宇宙人の乗り物を指して使われる言葉」

古泉「そうです。これについて、我々からすると宇宙人である長門さんとしてはどう思われますか?」

長門「どう、とは?」

古泉「長門さんはいわゆるUFOに乗ってやってきたわけではないでしょう。我々が滑稽に思えたりとか」

長門「乗ってきた」

古泉「えっ?」

長門「滑稽だとは思わない。貴方達の説は正しい。私はUFOに乗ってきた」

古泉「ほ、本当ですか!? 何と、それは興味深い。是非今度見せて――」

長門「今のはジョーク」

古泉「えっ?」

92: 2012/09/08(土) 21:26:31.81 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「能力バトル物ってどう思う?」

みくる「今すぐ無くなって欲しいです」

ハルヒ「何で!?」

みくる「ああいうのがあるから、異能力に憧れてしまうんです」

ハルヒ「別に悪い事じゃないでしょう」

みくる「異能力に憧れた結果、『落ち着け俺の左腕……!』とか妙な事を言い出すんです」

ハルヒ「ああ、いるわねそういう奴」

みくる「それで! ある時ふと現実を突きつけられて我に返って! 急に自分のしてきた事が恥ずかしくなって!」

ハルヒ「……」

みくる「でも過去は消せなくて! その頃を知ってる人にニヤニヤしながら蒸し返されて! うぅ、えぐ……」

ハルヒ「もういい、もういいわみくるちゃん……!」

95: 2012/09/08(土) 21:32:23.00 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「最近のアニメってどう?」

みくる「うーん、どうって言われても……。何か思うところがあるんですか?」

ハルヒ「私がここ数年で思ってるのは、絵柄とか絵の質がつまんないなーって」

みくる「どういう事ですか?」

ハルヒ「ほら、画質とか凄い上がってて綺麗じゃない」

みくる「ブルーレイの時代ですもんね」

ハルヒ「でもそういう綺麗さとは別の『絵』としての面白さとか感じないなーって」

みくる「いわゆる『萌え絵』に傾倒しすぎている感はあるかしれませんね」

ハルヒ「80~90年代の無骨な絵柄っていうのがロボものですら見られないのはおかしいと思うわ」

みくる「まあ絵柄については私達がどうこう言えるものではないですけどね」

ハルヒ「ここにきてメタいなー」

99: 2012/09/08(土) 21:39:07.85 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「2000年代前半の深夜番組ってどんなの見てた?」

みくる「私は夜はすぐ寝ちゃってました」

ハルヒ「あらそう」

みくる「涼宮さんは何か見てたんですか?」

ハルヒ「オンバト見てたわ」

みくる「オンバト?」

ハルヒ「爆笑オンエアバトルって言ってね、観客の投票でネタが放送されるかされないかが決まるの」

みくる「面白そうですね」

ハルヒ「面白かったわよー。ますだおかだやスピードワゴンだって普通にネタをやってたし」

みくる「最近普通に漫才してるところ見ませんね」

ハルヒ「ブラックマヨネーズの小杉はフサフサだったし」

みくる「!?」

101: 2012/09/08(土) 21:43:47.01 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ギルガメッシュって言ったら何?」

みくる「ザケル!」

ハルヒ「それはガッシュ」

みくる「ギルガメッシュって何ですか?」

ハルヒ「私としてはテレビアニメ。原作は石ノ森よ」

みくる「へぇー」

ハルヒ「因みにオープニングテーマは当時まだ売れてなかった倖田來未ね」

105: 2012/09/08(土) 21:48:35.32 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「北陸新幹線用の新型車両、出るじゃない」

みくる「そんなさも当然のように言われても」

ハルヒ「出るのよ。これなんだけどね」

みくる「かっこいいですね」

ハルヒ「新幹線ってなんでこんなにかっこいいのかしらね」

みくる「わぁ、このグランクラスって席、凄い豪華です」

ハルヒ「多分、一生座る事は無いでしょうけどね……」

みくる「そ、そんな事言わないで下さいよ」

106: 2012/09/08(土) 21:52:50.15 ID:ISzhQsQI0
朝倉「キョン君」

キョン「ん?」

朝倉「キョン君って好き嫌いはある?」

キョン「得手不得手くらいは。でも妹の手前、基本は全部平らげるぞ」

朝倉「あら、いいお兄さんね」

キョン「まあつまらんプライドさ」

朝倉「長門さんも好き嫌いでもあれば少しは人間くさくなるのかしら」

キョン「長門は好き嫌いが無いのか」

朝倉「あると思うの?」

キョン「無いな、うん。あれは無いわ」

朝倉「実はあるんでーす」

キョン「とんだ引っ掛けだな。何だ?」

朝倉「シュールストレミング」

キョン「何処でそんなもん食う機会があったんだよ」

110: 2012/09/08(土) 21:58:58.59 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ドラえもんの道具って便利だと思わない?」

みくる「タケコプターとかどこでもドアとか憧れですよね」

ハルヒ「1つだけ貰えるとしたら、みくるちゃんは何を選ぶ?」

みくる「うーん……」

みくる「ドラえもんの道具って魅力的ですけど、やっぱりそこじゃないと思います」

みくる「ロボットという事を感じさせない、その愛嬌……」

みくる「時にはドジも踏みますけれど、友達思いの良いロボットで……」

みくる「道具云々ではなく、ドラえもんという、一ロボットが身近にいてくれたら、嬉しいです」

ハルヒ「実にみくるちゃんらしいわね」

みくる「うふふ。因みに涼宮さんは?」

ハルヒ「四次元ポケット」

114: 2012/09/08(土) 22:06:05.55 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「こないだのお休みにお買い物に行った時にね」

みくる「はい」

ハルヒ「デパートでキョンを見かけたのよ」

みくる「偶然ですね」

ハルヒ「そう思って私も声を掛けようと思ったんだけどね」

みくる「掛けなかったんですか?」

ハルヒ「よく見えなかったけど、どうやら女の子と一緒だったみたいなのよ!」

みくる「は……はあ……」

ハルヒ「あれはどういう事かしらねっ! 尋問が必要だわ!」ゴゴゴゴゴ……

みくる(……それ私ですなんて言えない……新しいお茶の試飲に付き合って貰っただけなんだけど、それでも言えない……!)

118: 2012/09/08(土) 22:12:57.45 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「さっきドラえもんの話をした時にふと思ったけど、ドラえもんってタイムパラドックスの塊じゃない?」

みくる「と、言うと?」

ハルヒ「ドラえもんは『セワシの家庭が貧乏なのは先祖であるのび太が原因だから矯正しよう』って目的で時間遡行したじゃない?」

みくる「そうですね」

ハルヒ「ドラえもんの登場により、のび太はジャイ子と結婚するはずがしずかちゃんと結婚する事になり、人生万々歳になるのよね」

みくる「結婚前夜は名作です」

ハルヒ「あれは良いものだわ。……それはそれとしてよ。その時点で、セワシはもう生まれないはずなのよ?」

みくる「のび太君以降の家系図が変わりますからね」

ハルヒ「って事はドラえもんがセワシの家庭に買われる事も無くなるのであって、つまりドラえもんはのび太のところには行かないし、」

みくる「もうやめましょう。SF(少し不思議)の世界をそんなに理詰めで考えちゃ駄目です」

120: 2012/09/08(土) 22:16:06.24 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ガッシュの魔物なら誰が好き?」

みくる「シュナイダーですね」

ハルヒ「え?」

みくる「シュナイダー」

ハルヒ「……」

みくる「……」

ハルヒ「え?」

みくる「え?」

ハルヒ「誰?」

みくる「シュナイダーですよ!」

123: 2012/09/08(土) 22:18:45.69 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるさーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「たまには別の飲み物も飲みたい」

みくる「そうは言っても……」

みくる「私はもっぱら、お茶ですから」

128: 2012/09/08(土) 22:24:23.03 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「またドラえもんの話で恐縮なんですが」

みくる「いえいえ結構でございますよ」

ハルヒ「タイムマシンってあるじゃない」

みくる「ありますね」

ハルヒ「あれってドラえもんのからドラミちゃんのからタイムパトロールのから、形が全然違うわよね」

みくる「バリエーション豊かですね」

ハルヒ「ドラえもんのタイムマシンだけ搭乗者が露出してるじゃない」

みくる「オープンですよね」

ハルヒ「あれって外装を省略した廉価版なのかな?」

みくる「そうかもしれませんね、貧乏ですし」

ハルヒ「もしくはオープンカーみたいなスポーツタイプね」

みくる「その発想は無かった」

130: 2012/09/08(土) 22:28:43.31 ID:ISzhQsQI0
古泉「長門さん」

長門「何」

古泉「喉乾きません?」

長門「乾いた。長い待ち時間を見越して飲み物を用意すべきだった。うかつ」

古泉「朝比奈さんのお茶が恋しいですね」

長門「全くもって同意」

古泉「何故、あんなにおいしく淹れられるんですかね。僕も色々試しているのですが、到底かないません」

長門「以前、朝比奈みくるにコツの伝授を依頼した事がある」

古泉「ほう。どうでしたか?」

長門『愛情が一番のポイントですよっ』

古泉「……」

長門「驚いた。愛情を込めればお茶はおいしくなる。これは新発見」

古泉(いや……朝比奈さん口調の長門さんボイスの方が……)

132: 2012/09/08(土) 22:33:27.98 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「最近、女の子が鞄に詰められる事件があったわよね」

みくる「怖いですねえ」

ハルヒ「何でも、犯人はプリキュアを見ていたとか」

みくる「あの情報、何の意味があるんでしょうね?」

ハルヒ「全くよ。プリキュアファンの大人は危険ですよとでも言いたいのかしら」

みくる「東映もいい迷惑です」

ハルヒ「そういえばプリキュアが成人男性をターゲットにしているのが公式っていうあの画像、本物なのかしら?」

みくる「さあ?」

133: 2012/09/08(土) 22:35:45.42 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ビアンカ・オーバースタディって知ってる?」

みくる「幼馴染の金髪おさげの女の子?」

ハルヒ「それはビアンカ違い」

みくる「知らないです。何ですかそれ?」

ハルヒ「私も知らなーい」

134: 2012/09/08(土) 22:38:24.11 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「2ちゃんねるって分かる?」

みくる「いわゆる某大型掲示板ですね」

ハルヒ「そうそう」

みくる「よくおすすめのお茶を教えて貰ってますよ」

ハルヒ「まさかの利用者」

138: 2012/09/08(土) 22:42:28.72 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ゾイドってかっこいいわよね」

みくる「良いですよねあのメカメカしさ」

ハルヒ「あれでも一応生物なのよねー」

みくる「ジークかわいいですよ」

ハルヒ「シャドーはかっこいいわ」

みくる「あれってコロコロでやる漫画じゃなかったですよ」

ハルヒ「小学生にレールガンは難し過ぎるわ」

みくる「あのクオリティで4巻打ち切りですもんね」

ハルヒ「不遇よねー。フィーネかわいかったのになー」

141: 2012/09/08(土) 22:44:38.95 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「俗にキョン子って言われてるものの事を知っているかしら?」

みくる「やっぱりキョン古ですよね。どう考えても古泉君は総受けです。古キョンはあり得ないです」

ハルヒ「腐女子!?」

143: 2012/09/08(土) 22:48:23.17 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ゼルダの伝説ってやった事ある?」

みくる「あー、やった事無いです」

ハルヒ「そう。私も無いのよ」

みくる「そうなんですかー」

ハルヒ「ゲームのハードは常に1~2世代遅れて手に入れてたから、流行に乗れなかったのよね」

みくる「どういう事ですか?」

ハルヒ「64の頃にSFC、GCの頃に64、PS3の頃にPS2を手に入れてたわ」

みくる「それはそれは……」

ハルヒ「というか任天堂の据え置きハードは64で止まってるわ」

みくる「これは酷い」

147: 2012/09/08(土) 22:52:52.30 ID:ISzhQsQI0
朝倉「キョン君」

キョン「ん?」

朝倉「年上の幼馴染と、清楚なお嬢様、どっちが好き?」

キョン「そりゃドラクエ5の話か?」

朝倉「流石に分かっちゃったか」

キョン「断然ビアンカだな」

朝倉「へえ、そうなんだ」

キョン「嫁論争をする時は、アンディがどうとか、ベホイミ・イオナズンがどうとか言われるが……」

キョン「そんな次元で論争をする奴はナンセンスだ」

キョン「俺はビアンカを愛している! ただただビアンカが好きなだけなんだ!」

朝倉「ふ、ふぅん」

キョン「因みにデボラは明らかに必要無かった」

朝倉「周囲のデボラに対する酷評は見ていて悲しい気持ちになるわよね」

キョン「入れるにしてももっと考えるべきだったな」

148: 2012/09/08(土) 22:55:43.96 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「任天堂についてなんだけど」

みくる「はあ」

ハルヒ「どう思う?」

みくる「いやどうって言われても……」

ハルヒ「そうよねえ……」

151: 2012/09/08(土) 22:59:39.37 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「季節の変わり目って、布団のチョイスが難しいと思わない?」

みくる「分かります」

ハルヒ「暑かったり寒かったり、微妙なラインが引けないのよね」

みくる「布団だけじゃ寒いけど毛布を出すほどではない、とか」

ハルヒ「そうそう。何とかならないかしら?」

みくる「服装で調節するしか無いんじゃないですか?」

ハルヒ「でもあんまり着込んで寝るのもねえ……」

みくる「そっか、寝苦しいですよね」

ハルヒ「今年も3月下旬ごろとか悩んだわー」

みくる「いやそれは普通にまだ毛布使う時期じゃないですか?」

ハルヒ「あれっ?」

152: 2012/09/08(土) 23:01:49.39 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ファイナルファンタジーってあるじゃない」

みくる「私はドラクエ派です」

ハルヒ「そ、そう」

みくる「ポーションに対抗してアモールの水とか売り出されないですかねえ」

ハルヒ「それただの水じゃない」

153: 2012/09/08(土) 23:06:25.72 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「カップラーメンって値段の妥協点が難しいと思わない?」

みくる「と、言うと?」

ハルヒ「味を妥協して安くあげるか、少しくらい高級志向にしておいしく頂くか」

みくる「なるほど。最近のカップラーメンはおいしいものも多いですしね」

ハルヒ「みくるちゃんはどっち派かしら?」

みくる「あ、私は袋麺派です」

ハルヒ「あれっ」

みくる「ただ私の知り合いは……」

ハルヒ「うん?」

みくる「グラムあたりの値段を出して買うって言ってました」

ハルヒ「お肉じゃないんだから」

160: 2012/09/08(土) 23:21:23.61 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「きのこの山とたけのこの里、どっちが好き?」

みくる「私はたけのこ派です」

ハルヒ「私はきのこ派よ」

みくる「……」

ハルヒ「……」

みくる「……アルフォート」

ハルヒ「……コアラのマーチ」

みくる「なーんだ」

ハルヒ「ぶっちゃけきのこだろうがたけのこだろうが、頂点にはいないのよねー」

170: 2012/09/08(土) 23:31:09.85 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「カラオケ行きたい」

みくる「良いですね、今度行きましょう」

ハルヒ「行きましょう行きましょう」

みくる「涼宮さんって何歌うんですか?」

ハルヒ「うーん、ポルノグラフィティ?」

みくる「あー、良いですね」

ハルヒ「上から下から広く使うから大変なんだけどね」

みくる「昭仁さんの声域ですからね」

ハルヒ「みくるちゃんは?」

みくる「恋のミクル伝説」

ハルヒ「カラオケ入ってるの!? 私に印税入るの!?」

173: 2012/09/08(土) 23:35:35.93 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「恋愛なんて精神病だっていうのが私の持論なんだけどさ」

みくる「はい」

ハルヒ「やっぱりその通りよね」

みくる「そ、そうですか?」

ハルヒ「そうよ。こんなぎゅーって胸が苦しくなって、頭がこんがらがるのなんて、精神病だわ」

みくる「……そうかもしれませんね」クスクス

ハルヒ「どういう治療が必要だと思う?」

みくる「そうですねえ、例えば休日に2人で映画館とか」

ハルヒ「ふむ」

みくる「もうちょっと素直になってみるとかー」

ハルヒ「難しい事を言うのね」

みくる「だって病気の治療ですから。あとはですねー」

175: 2012/09/08(土) 23:39:15.72 ID:ISzhQsQI0
古泉「長門さん」

長門「何」

古泉「こうまでして手に入れたいという事は、やはりカレーがお好きなんですね」

長門「そういうわけでもない」

古泉「えっ?」

長門「私はけしてカレーに陶酔しているわけではない」

古泉「ほう」

長門「この地球には美食が溢れている。私はそれを全て等しく好んでいる」

長門「今回、私の目を引いたのがたまたまカレーだったというだけ」

古泉「なるほど」

長門「古泉一樹はカレーが好き?」

古泉「そうですね。好物」

長門「了解した」

古泉(え、何を?)

177: 2012/09/08(土) 23:43:50.71 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「オスプレイって話題になったじゃない」

みくる「なりましたね」

ハルヒ「あれだけの反対の中、よく押し通したわよね」

みくる「民意を100%無視するのが民主党の仕事です」

ハルヒ「騒がれるほど危険ではない、安全だから問題無いっ、て言う人もいるけど、じゃあそこら辺をちゃんと説明しなさいって話よ」

みくる「やる事がズレてるんですよね」

ハルヒ「垂直離着陸がしたいならハリアーでも導入しなさいってね」

みくる「それは色々とズレてますよ涼宮さん」

180: 2012/09/08(土) 23:48:59.61 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「好きなモビルスーツは?」

みくる「ギャプランです」

ハルヒ「微妙なところを突いてくるわね……」

みくる「微妙なところとは何ですか」ぷんすか

ハルヒ「ごめんなさい」

みくる「カッコ良いでしょうギャプラン」

ハルヒ「手で持つ物が無い分、スッキリしてるとは思うけど」

みくる「劇場版Zのギャプランも良かったですよー。涼宮さんは何ですか?」

ハルヒ「ガンダムシュピーゲル」

みくる「それはモビルファイターです」

184: 2012/09/08(土) 23:53:05.00 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「人って氏んだらどうなるの?」

みくる「お経を読んでもらって焼いて骨壷に……」

ハルヒ「それはただの供養の手順じゃない。そうじゃなくて、氏語の世界よ」

みくる「氏語の世界ですか」

ハルヒ「お迎えがーとか三途の川がーとか、一体向こう側ってどうなってるのかしらね」

みくる「氏なないと分からないですよ」

ハルヒ「幾ら興味が尽きなくても流石に氏にたくはないわねえ……」

みくる「積尸気冥界波でも受けてみたら良いんじゃないですか?」

ハルヒ「まず積尸気を操れる人を探さないといけないじゃないのよ」

186: 2012/09/08(土) 23:59:29.53 ID:ISzhQsQI0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「また暇潰しが欲しくなってきたわ」

みくる「あ、知恵の輪なんてありますけど、やります?」

ハルヒ「へえ、面白そうね、貸してみて」

みくる「はい」

ハルヒ「……」カチャカチャ

みくる「鶴屋さんに貸してもらったんですけど、難しいんですよねー」

ハルヒ「……」カチャカチャ

みくる「3日頑張ってみたんですけど、どうも取れなくて」

ハルヒ「……あーもう! えい!」バチッ

みくる「短気すぎる! ていうかそうやって外すゲームじゃない!」

187: 2012/09/09(日) 00:04:55.11 ID:x2d0DSTP0
朝倉「キョン君」

キョン「ん?」

朝倉「キョン君は料理するんだっけ?」

キョン「いやしないが」

朝倉「そっか。じゃあ千切りとかみじん切りも出来ないかな」

キョン「やろうと思えばやれるかもしれんが……」

朝倉「実は私ね、どうも包丁の扱いが苦手なのよ」

キョン「それは意外だな」

朝倉「なんかナイフと違って手に馴染まなくて」

キョン「怖いからやめてくれ」

朝倉「冗談よ、うふふっ」

キョン「全く……。苦手っていうと、上手に切れないって事か?」

朝倉「どうもプロの手つきにかなわなくて」

キョン「うん、それ目標を見直そう」

189: 2012/09/09(日) 00:08:55.33 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「我がSOS団も情報管理は重視すべき項目だと思うのよ」

みくる「はあ」

ハルヒ「というわけで、バックアップ用に外付けHDDを買おうと思ってるのね」

みくる「なるほど」

ハルヒ「どういうものを買えば良いと思う?」

みくる「それは長門さんの方がよく知ってるんじゃないですか?」

ハルヒ「それもそっか」

みくる「でもバックアップって、何のですか? ホームページですか?」

ハルヒ「それもだけど、やっぱりみくるちゃんの厳選写真集は後世に残しておかなくちゃ」

みくる「ちょっと聞き捨てならないですね、何ですかそれ」

195: 2012/09/09(日) 00:16:24.46 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「みくるちゃんって、お昼休み、何してるの?」

みくる「鶴屋さんとお昼ご飯を食べて、それからはずっとお喋りしてます」

ハルヒ「なるほど。有希はどんな風に過ごしてると思う?」

みくる「うーん、お昼もそこそこにずっと本を読んでるんじゃないですか?」

ハルヒ「光景がありありと浮かぶわね。古泉君はどうかしら」

みくる「女の子に囲まれてそうですよね」

ハルヒ「あー。毎日のお昼の食費がゼロかもしれないわね」

みくる「キョン君はクラスの人とお弁当ですよね。涼宮さんは?」

ハルヒ「禁則事項です☆」

みくる「!?」

199: 2012/09/09(日) 00:19:37.10 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「犬派? 猫派?」

みくる「うーん、難しいところですよね」

ハルヒ「どっちも良いところがあるものね」

みくる「犬は何と言っても従順ですよね。上下関係さえ確り示せればまさに『忠犬』ですよ」

ハルヒ「猫はどうも読めないところがあるけど、絶大な癒しを誇るわよね」

みくる「駄目です、決められないですぅ」

ハルヒ「ま、しょうがないか」

みくる「涼宮さんは?」

ハルヒ「九官鳥」

200: 2012/09/09(日) 00:22:31.25 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「最近、眠りが浅い気がするのよ」

みくる「あらあら」

ハルヒ「どうしたらよく眠れるかしら」

みくる「寝る前にテレビとか携帯とか、明るく光る物を見るのを避けた方が良いとは聞きます」

ハルヒ「つまり今ここにいる人達は全員快適な睡眠をとるのが難しいというわけね!」

みくる「そ、そうですね」

203: 2012/09/09(日) 00:28:06.27 ID:x2d0DSTP0
古泉「長門さん」

長門「何」

古泉「事務的な話題で申し訳ないのですが」

長門「構わない」

古泉「涼宮さんと、佐々木さんの話です」

長門「……」

古泉「やはり積極的な接触は避けるべきだと思うのですが」

長門「同意する。2人を接近させる事にはリスクが伴う」

古泉「しかし、機関の情報によると、向こう側が何やら企んでいるようなのです」

長門「……」

古泉「何でも、SOS団とあちらのグループで食事会を設け、親睦を深めようという話でして……。聞こえは良いですが、やはり何か狙いが」

長門「その誘いを受けるべき」

古泉「えっ?」

長門「積極的に受けるべき。涼宮ハルヒに進言すべき」

古泉(あからさまに釣られて……)

204: 2012/09/09(日) 00:32:34.59 ID:x2d0DSTP0
鶴屋「ハルにゃーん!」バーン

ハルヒ「鶴屋さん」

鶴屋「おやおや、今日は人数が少ないねっ!」

みくる「キョン君達、ずっと来なくて」

ハルヒ「全く、来たらとっちめてやるわ」

鶴屋「なるほどー、つまりハルにゃんは来るまでみくるを好き勝手出来るわけかー」

ハルヒ「!」

みくる「!?」

鶴屋「羨ましい限りだよ! おっと、来たばっかりだけどお姉さんは行かなきゃ。お邪魔したね、ばいばーい!」

ハルヒ「……」

みくる「……」

ハルヒ「……」じり

みくる「……」じり

ハルヒ「みーくるちゃーん!」ピョーン

みくる「ルパンダイブ!?」

205: 2012/09/09(日) 00:36:57.33 ID:x2d0DSTP0
朝倉「キョン君」

キョン「ん?」

朝倉「そういえば、SOS団は?」

キョン「補習だったんだよ。それで遅れて、行く前にお前が現れたってわけだ」

朝倉「補習ねえ。不真面目だからそんな事になるのよ」

キョン「たった1度の補習で済むなら毎日の授業を怠惰に過ごすぜ」

朝倉「いや貴方そういう人間じゃないでしょう?」

キョン「まあちょっとしたジョークだよ」

朝倉「因みに何の補習?」

キョン「道徳」

朝倉「高校に道徳の授業があるの!? しかも道徳の補習って何!?」

206: 2012/09/09(日) 00:40:44.76 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「AKBって流行ってるみたいじゃない」

みくる「みたいですね」

ハルヒ「握手会ってどうなのかしら」

みくる「うーん、握手会……」

ハルヒ「人気に応じて列の長さが変わるらしいじゃない。シビアよね」

みくる「正直、投票とかジャンケン大会とか握手会とか、色々ありすぎてどれがどれやら」

ハルヒ「うん正直分からない。握手会って券がいるんだっけ?」

みくる「それは投票じゃないですか?」

ハルヒ「分からないわねえ」

209: 2012/09/09(日) 00:45:11.81 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「何ですか?」

ハルヒ「一番好きな漫画って何?」

みくる「一番ですか?」

ハルヒ「一番よ。ベストよ。ナンバーワンよ」

みくる「うーん……。魔法陣グルグル?」

ハルヒ「名作ね」

みくる「ネタをいつまでも覚えてるんですよね」

ハルヒ「肩のうしろの2本のゴボウの真ん中にあるすね毛の下のロココ調の右」

みくる「僕はくまたいよう」

ハルヒ「ここはわんわんののろい」

みくる「まあコミックス持ってないんですけどね」

ハルヒ「えっ」

210: 2012/09/09(日) 00:49:46.47 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「自衛隊に反対してる人達って、国防についてどう思ってるのかしらね」

みくる「ノーガード戦法がしたいんじゃないですか?」

ハルヒ「戦法も何も、自衛隊がいない時点で攻撃手段が無いじゃないの」

みくる「そこは日本独自の最終兵器ですよ」

ハルヒ「最終兵器?」

みくる「首相が『真に遺憾である』と言えばそれでオーケーです」

ハルヒ「なーる」

213: 2012/09/09(日) 00:54:58.15 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「抱き枕って使った事ある?」

みくる「無いですねえ」

ハルヒ「とっても良いものらしいのよ」

みくる「何かを抱きしめて眠るのって安心感ありますよねえ」

ハルヒ「その辺りは動物的本能なのかしらね」

みくる「あたかも母親に抱きついて眠る子供の如く」

ハルヒ「それは反則よ。お母さんは反則よ。無条件の安らぎだもの」

みくる「ですよね」

ハルヒ「まあそれはそれとして。……よし、みくるちゃんは今日から抱き枕ね」

みくる「それ4ヶ月前の別の話です」

214: 2012/09/09(日) 01:00:48.03 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「オムライス作れる?」

みくる「オムライスですか」

ハルヒ「作れるならやり方を教えて欲しいのよ」

みくる「良いですよー」

ハルヒ「本当? お願い!」

みくる「①脱ぐ」

ハルヒ「え?」

みくる「②たたむ」

ハルヒ「……脱いだ服を?」

みくる「③コーヒーをつくる」

ハルヒ「オムライスは?」

みくる「④砂糖を塩を間違える」

ハルヒ「いまどきいるゥ!? そんな人!!」

217: 2012/09/09(日) 01:10:04.79 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「旅行、行きたいと思わない?」

みくる「良いですね」

ハルヒ「何処に行きたい?」

みくる「うーん、沖縄って良いって聞きますよね」

ハルヒ「良いわね沖縄。綺麗な海、見たいわね」

みくる「北海道も良いかなあ」

ハルヒ「広大な大地、豊かな自然……」

みくる「でもどっちも遠いのがなんともはや」

ハルヒ「日本の端と端だものね」

みくる「こんな時こそどこでもドア」

ハルヒ「さっき綺麗な事言ってたのは誰だ」

220: 2012/09/09(日) 01:15:27.02 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ポニーテールってどう思う?」

みくる「かわいいですよね。快活な印象で」

ハルヒ「私はどうかな、ポニーテール似合うかな」

みくる「ええ、とっても」

ハルヒ「そうかな、そうかな。えへへ」

みくる「今、ヘアゴム持ってますけど、やってあげましょうか?」

ハルヒ「うんっ」


221: 2012/09/09(日) 01:20:34.90 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ぶっちゃけあたしの事、どう思う?」

みくる「かわいくて愛しい人だなあって思いますよ」

ハルヒ「まーたそんな恥ずかしい事を真顔で即答するー!」じたじた

みくる「本当の事ですもーん。訊いたの涼宮さんですもーん」

ハルヒ「そうだけど、そうだけどっ」

みくる「じゃあ涼宮さんは私の事どう思ってます?」

ハルヒ「え、うん、かわいくてね、やっぱ何だかんだ年上だしお姉ちゃんみたいだなあって……」もじもじ

みくる(ああもうかわいいなあ)

222: 2012/09/09(日) 01:22:30.18 ID:x2d0DSTP0
古泉「長門さん」

長門「何」

古泉「今ふとある単語が頭をよぎったんですが」

長門「……」

古泉「つけてみそかけてみそ」

長門「!」

古泉「語呂も良いしリズム感も良いし、少しクスリとくるこの感じ、頭に残りませんか」

長門「つけてみそ……かけてみそ……」

古泉「長門さん?」

長門「つけてみそ……かけてみそ……」

古泉「……」

長門「つけてみそ……かけてみそ……」

古泉(長門さんが壊れた……)

227: 2012/09/09(日) 01:29:43.97 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「部屋の掃除ってしてる?」

みくる「はい、週に1度は」

ハルヒ「マメねー」

みくる「涼宮さんはしてないんですか?」

ハルヒ「ウチはお母さんがやってくれるから」

みくる「そうなんですかー」

ハルヒ「おかげで見られたくないモノの隠し場所を考えるのが大変で……」フッ

みくる「女子高生って男子がいかがわしい本を隠すのに悩むーみたいな経験ってそうしないと思うんですけど?」

229: 2012/09/09(日) 01:36:28.78 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「日本の学歴主義ってどう思う?」

みくる「最適解ではないと思いますけど、分かりやすい指標だとは思いますよ」

ハルヒ「それは分かるけど、だからって大学出てないとナメられるってのはどうかと思うわ」

みくる「大学に行けば偉いってわけでもないですもんね」

ハルヒ「やむを得ない事情で大学に行けなかったって人もいるだろうし、もっと考慮すべきだわ」

みくる「うーん、純粋に人を判定するのって、やっぱり難しいですから」

ハルヒ「私が人事の責任者なら学歴にとらわれない雇用をするわね!」

みくる「じゃあもし私が高校中退で涼宮さんの会社の入社試験を受けたらどうですか?」

ハルヒ「落とすわ」

みくる「酷い」

234: 2012/09/09(日) 01:44:47.97 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「もう少しかわいいヘッドドレスつけてみない?」

みくる「かわいいヘッドドレス?」

ハルヒ「例えばあえて色を黒くしてレースをつけて、真ん中に花をつけて」

みくる「はい」

ハルヒ「服ももう少し攻撃的というか、今のふんわりした感じよりとがった風味ね」

みくる「ふんふん」

ハルヒ「で、凶暴的な逆十字を記すのよ」

みくる「……それ何処ぞの第一ドールですよね?」

ハルヒ「あ、バレた?」

237: 2012/09/09(日) 01:50:50.47 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「何か最近、ネットで謎のカウントダウンが始まってるんだって」

みくる「何のカウントダウンですか?」

ハルヒ「謎よ、謎」

みくる「謎ですか」

ハルヒ「まあ何かが起こるとか言われてるけど眉つばどころじゃないわよねー」

みくる「大概、何も置きませんよね」

ハルヒ「ノストラダムスの大予言も何も無かったし」

みくる「2000年問題も起きませんでしたね」

ハルヒ「それは色々と分野が違うわ」


239: 2012/09/09(日) 01:54:00.08 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ギアスって分かる?」

みくる「仮面ライダーアギトの緑」

ハルヒ「それはギルス」

みくる「ドモンがシャイニングガンダムからゴッドガンダムに乗り換えた」

ハルヒ「それはギアナ高地」

みくる「目がー目がー」

ハルヒ「それはバルス。分からないなら分からないって言いなさい」

みくる「ごめんなさい。分かんないです」

ハルヒ「私も分かんない」

244: 2012/09/09(日) 01:57:44.11 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ツンデレっていう属性があるわよね」

みくる「ありますね」

ハルヒ「何となく概念は分かるんだけど、やっぱり実例が見てみたいじゃない?」

みくる「そ、そうですね」

ハルヒ「だから有希に相談してみたんだけど、鏡を指差したのよ。何だったのかしらね」

みくる「ああ、鏡を見なさいって事ですよ」

ハルヒ「んー?」

みくる「鏡を見ると良いと思いますよっ」

246: 2012/09/09(日) 02:01:48.85 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?

ハルヒ「秋のアニメは何かチェックしてる?」

みくる「正直何も」

ハルヒ「あらそう」

みくる「まあ秋でアニメって言ったら……」

ハルヒ「うん?」

みくる「『わんおふ』のOVA1巻が出るのと」

ハルヒ「はあ」

みくる「スプラッシュスターのDVD-BOXが出るのくらいですかね」

ハルヒ「それ2006年のアニメじゃない」

247: 2012/09/09(日) 02:04:25.89 ID:x2d0DSTP0
みくる「ハルヒちゃーん」

ハルヒ「な、何? えへへ」

みくる「かわいい」

250: 2012/09/09(日) 02:07:58.90 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「ガリガリくんっていつのまにコーンポタージュ味が出たの?」

みくる「えっ、そんなのあるんですか?」

ハルヒ「この間、ニュースでやってたわ」

みくる「何だかおいしくなさそうですけど」

ハルヒ「それが売れてるらしいのよ」

みくる「本当ですか!?」

ハルヒ「まあそのニュースが言ってただけなんだけどね」

みくる「どうなんでしょうね実際」

ハルヒ「最近、テレビが『これが売れてる』って言ってると『本当に?』って疑って掛かっちゃうのよね」

みくる「ステマじゃないかと」

ハルヒ「正直ステマという言葉がステマにより広がったようなもんよね」

253: 2012/09/09(日) 02:13:41.66 ID:x2d0DSTP0
朝倉「キョン君」

キョン「ん?」

朝倉「電子書籍ってあるじゃない」

キョン「ああ、パソコンやタブレットで気軽に見れるという」

朝倉「うん。かさばらないし便利よね」

キョン「全何十巻という漫画や小説もデータにすれば関係無いからな」

朝倉「でもやっぱり、読書といったら紙をめくりたいものよね」

キョン「それはあるな。そもそも何でもかんでも電気が無ければ動かないんじゃ話にならん」

朝倉「長門さんも電子書籍はお気に召さなかったみたいでね」

キョン「ほう、長門も雰囲気派か」

朝倉「データを自分の中に取り込んじゃったわ」

キョン「あいつが周りの電子機器を凌駕してるだけだったか……」

朝倉「まあデータの取り込みプロトコルは読書なんだけどね」

キョン「本末転倒とはこの事か」

256: 2012/09/09(日) 02:17:02.87 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「酢豚のパイナップルは許せるタイプ? 許せないタイプ?」

みくる「私はよけちゃいますね」

ハルヒ「やっぱりそうよね」

みくる「お肉とパインはちょっと……」

ハルヒ「お肉を柔らかくする作用があるらしいんだけど、やっぱり気になるわよね」

みくる「そうですね。だから一回よけて、食後にデザートとして食べます」

ハルヒ「待って、それはおかしすぎる」


259: 2012/09/09(日) 02:27:08.20 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「何か西宮が今更な事をやってるらしいわね」

みくる「今更ですね」

ハルヒ「6年前、遅くとも4年前にやっておきべきだったわ」

みくる「ラッキーなスターに便乗すれば良かったのに」

ハルヒ「丁度地区も違うんだし、喧嘩にならずにすんだと思うのよね」

みくる「惜しいです、色々と」

260: 2012/09/09(日) 02:30:17.12 ID:x2d0DSTP0
みくる「ハルヒちゃーん」

ハルヒ「まさかの2度目」

みくる「エスプレッソーダっておいしいんでしょうか?」

ハルヒ「珈琲炭酸ってやつ? 何だか毎年のペプシほどではないけど少しチャレンジングよね」

みくる「珈琲の炭酸って想像出来ないですよね……」

ハルヒ「ただ一つ言える事。それは」

みくる「それは?」

ハルヒ「CMが面白い」

262: 2012/09/09(日) 02:37:10.10 ID:x2d0DSTP0
ハルヒ「みくるちゃーん」

みくる「はい?」

ハルヒ「結局、誰も来なかったわね」

みくる「そうですね」

ハルヒ「まあみくるちゃんとのお喋りが楽しかったから良いか」

みくる「私も楽しかったですぅ」

ハルヒ「じゃ、帰りましょ」

みくる「はぁい」

ハルヒ「で、カラオケはいつ行こっか」

みくる「私、今度の日曜日、空いてますー」

ハルヒ「じゃあその日に駅前10時集合でー……」

みくる「~~……」

ハルヒ「~~……」



終わり

263: 2012/09/09(日) 02:37:23.10
キャラソンについて
新キャラソンでは古泉が一番好きです

264: 2012/09/09(日) 02:38:00.20

265: 2012/09/09(日) 02:39:01.79
よくこの速度で即興で書けるな
乙乙

引用元: ハルヒ「みくるちゃーん」みくる「はい?」