1: 2012/04/03(火) 11:23:54.78 ID:eeQI0+vn0
賢者「魔王戦前にどうしたんですか」

女勇者「もうありきたりは嫌だ」

賢者「えっと…つまり?」

女勇者「普通じゃないことをしたい」

5: 2012/04/03(火) 11:28:50.25 ID:eeQI0+vn0
賢者「全然意味が分かりません、ちゃんと説明してください」

女勇者「つまり、モンスターを倒す→レベルを上げる→魔王を倒す→称えられる、ありきたりすぎるじゃない!」

賢者「はぁ…」

6: 2012/04/03(火) 11:31:15.83 ID:eeQI0+vn0
女勇者「それに職業だって少なすぎるし、肩書きだって欲しい!」

女勇者「勇者なんだからそれくらい許されるじゃない!」

女盗賊「面白そうだから賛成~」

女賢者「私は勇者がいいなら…」

賢者「えっ、ちょ、みんな賛成なの!?」

9: 2012/04/03(火) 11:33:59.17 ID:eeQI0+vn0
女勇者「というわけでみんな強いんだし転職しましょう!」

賢者「話聞いてますか?肩書き決めるってなんですか、転職ってなんですか」

女賢者「兄さん、いいじゃないですか」

女盗賊「楽しそうだしね~」

女勇者「よし!」

10: 2012/04/03(火) 11:36:45.95 ID:eeQI0+vn0
女勇者「じゃあまず、女賢者!」

女賢者「は、はい!」

女勇者「職業何がいい?」

女賢者「え、えーと…今のままでいいですけど…」

女勇者「ダメダメ!必ず変えなさい!ダーマに行かないでここで転職するから好きなのでいいのよ!」

賢者「そんなの許されるんですか!?」

女勇者「私が許す」

11: 2012/04/03(火) 11:40:38.83 ID:eeQI0+vn0
女賢者「えっと…じゃあ…お花屋さん…かな」

女勇者「はいオッケー、じゃあ女賢者はお花屋さんね」

賢者「そんなんでいいんですかっ!?」

女勇者「なんだっていいのよ、中身は賢者だしね」

賢者「そうですか…わかりました」

12: 2012/04/03(火) 11:44:49.22 ID:eeQI0+vn0
女勇者「じゃあ次は、女盗賊!」

女盗賊「待ってました~!ボクは忍者ってやってみたかったんだよね~」

女勇者「じゃあ女賢者は忍者ね!」

女勇者「次は賢者!」

賢者「え、私もなんですか!?」

女勇者「当然よ、さ 何がいいの?」

賢者「わ、私は…あ、悪魔神官…」

女勇者「ダメ」

13: 2012/04/03(火) 11:47:12.15 ID:eeQI0+vn0
賢者「なんで私のだけダメなんですかっ!」

女勇者「だって敵にいるじゃない、一緒に倒しちゃうかもしれないもの」

賢者「姿で見分けてくださいっ!!」

女勇者「無理よ、姿も変えるもの」

賢者「そうですか…」

女勇者「じゃあ賢者は堕天使でいい?」

賢者「好きにしてください」

14: 2012/04/03(火) 11:52:52.40 ID:eeQI0+vn0
女勇者「そして私は…大勇者よ!!」

堕天使「あ、そんなにかわりませんね」

大勇者「大がついたじゃない大が!」

堕天使「転職しましたが、次は何するんですか?」

大勇者「肩書きを決めるわ」

お花屋さん「肩書き…ですか…」

15: 2012/04/03(火) 12:05:13.59 ID:eeQI0+vn0
堕天使「参考までに女勇者の肩書きをお聞かせください」

大勇者「女勇者じゃなくて大勇者と呼びなさい」

堕天使「わかりましたんで聞かせてください」

大勇者「いいわ」

大勇者「総てを総べる最強の勇者、大勇者参上っ!」

お花屋さん「かっこいいですぅ」

忍者「…(考え中)」

17: 2012/04/03(火) 12:31:59.97 ID:eeQI0+vn0
忍者「ボク考えたよ!」

大勇者「言ってみなさい」

忍者「闇の正義の使者、忍者参上!」

大勇者「いいね、採用!お花屋さんは堕天使のを考えて」

堕天使「てことは私はお花屋さんのか?」

大勇者「あんたには他にやってもらうことがあるから私が考えるわ」

18: 2012/04/03(火) 12:32:24.23 ID:eeQI0+vn0
ご飯食べてた

20: 2012/04/03(火) 12:36:50.41 ID:eeQI0+vn0
お花屋さん「できました~」

大勇者「さあ言ってみなさい!」

お花屋さん「愛と勇気だけが友達さ!堕天使参上!…どうですか?」

大勇者「いいね!ギャップがいいね!」

忍者「あはは、面白いね」

堕天使(くそ、妹だから文句が言えん…)

大勇者「じゃあ魔王と戦うときはこれをいうこと」

お花屋さん「あの…私のは?」

大勇者「あぁ言うの忘れてた、総ての花を愛する者、フラワーバトラー参上!ね」

22: 2012/04/03(火) 12:40:24.97 ID:eeQI0+vn0
お花屋さん「ふらわーばとらー?」

大勇者「気に入らないならお花屋さんでいいわよ」

お花屋さん「じゃあ、このままにします」

忍者「大勇者、次は?」ドキドキ

堕天使「待て待て、私はあれを魔王に言うのか!?」

大勇者「あたりまえじゃない、嫌ならあたしが決めるわよ?」

堕天使「いや遠慮しておく…」

お花屋さん「あの…兄さん…嫌でしたか?」

堕天使「いやいや全然そんなことないよ!魔王戦がたのしみだな~」

お花屋さん「わぁ よかったですぅ~」

23: 2012/04/03(火) 12:43:53.64 ID:eeQI0+vn0
堕天使「でもこれは肩書きではなく前口上では?」

大勇者「そういわれればそうね、じゃあホントに肩書きを決めましょう」

堕天使「もう好きにしてください」

大勇者「肩書きは全部私が決めるわよ、文句あるなら今のうちよ」

忍者「ないよ~」

お花屋さん「ないです」

堕天使「…」

24: 2012/04/03(火) 12:52:47.96 ID:eeQI0+vn0
大勇者:博愛かつ無双の孤独な槍

忍者:神速な不可視の狼

お花屋さん:世界唯一棘のない薔薇

堕天使:暗黒な広がる対なる翼

大勇者「どう?かっこいいでしょ?」

25: 2012/04/03(火) 12:56:53.82 ID:eeQI0+vn0
忍者「かぁっこいい~!!!」

お花屋さん「すてきですぅ~」

堕天使「ま、まぁいいかな」(すげぇかっこいいぜ…)

大勇者「じゃあ次は決め台詞ね!」

堕天使「それも決めるんですか!?」

大勇者「当然よ」

大勇者「今回は私は忍者のを考えて忍者はお花屋さんのを考えてお花屋さんは堕天使の考えて堕天使は私のを考えて!」

26: 2012/04/03(火) 13:08:23.45 ID:eeQI0+vn0
―――――1時間後――――――

大勇者「じゃあそれぞれ教えてもらって自分で発表して!」

大勇者「じゃあ私から」

大勇者「総てを総べる最強の勇者、博愛かつ無双の孤独な槍 大勇者参上っ!
      決め台詞は相手が悪かったわねまた来世で会いましょう」

忍者「闇の正義の使者、神速な不可視の狼 忍者参上!
    決め台詞は氏んだのも気付かなかった?」

お花屋さん「総ての花を愛する者、世界唯一棘のない薔薇 フラワーバトラー参上!
         決め台詞は私の花言葉は氏後栄光あれです」

堕天使(こうなりゃヤケだ)「愛と勇気だけが友達さ!暗黒な広がる対なる翼 堕天使参上!
                 決め台詞は俺の翼で安らかに眠れだ」

27: 2012/04/03(火) 13:10:11.22 ID:eeQI0+vn0
大勇者「みんないい出来ね!面白いわ」

堕天使「なかなかいいかも…」

お花屋さん「たのしいです~」

忍者「で、一通り決まったけど次なにかすんの?」

大勇者「う~ん…特に考えてなかったわ」

28: 2012/04/03(火) 13:19:41.73 ID:eeQI0+vn0
大勇者「あ、そうだ!姿を変えましょう!」

堕天使「どうやってですか?」

大勇者「着替えればいいじゃない」

大勇者「じゃ買いに行くわよ!」

―――――買い物開始―――――――――――

29: 2012/04/03(火) 13:27:07.48 ID:eeQI0+vn0
―――――――買い物終了――――――――――

大勇者「みんな着替えたね!似合ってるわ」←あんまり変化なし(守備力320)

お花屋さん:春色のワンピースにエプロン(守備力12)

忍者:誰もが想像するくノ一の格好に闇の衣を羽織った(守備力403)

堕天使:頭には角、背には大きな黒い翼(魔法で生やした)その他は変化なし(守備力287)

30: 2012/04/03(火) 13:42:49.95 ID:eeQI0+vn0
大勇者「じゃ、魔王に行きますか!」

忍者「うん!」

お花屋さん「はい…」(守備力低くないかな…)

堕天使「やっとここまで来たか…」(女賢者の守備力低いな…守ってやらねば)


32: 2012/04/03(火) 13:49:12.38 ID:eeQI0+vn0
―――魔王の城―――

側近「魔王様」

魔王「なんだ」

側近「やっと勇者が来たんですが…」

魔王「それがどうした」

側近「恰好が変なんです」

魔王「関係ないな、ストーリー上どうやっても結局負けるからな。今のうちに次の世代を残しておくか」

魔王「ポコペンポコペン…」ゴポォ

魔王「私が氏んだ100年後に孵るようにしておいた」

側近「はっ」

33: 2012/04/03(火) 13:55:13.27 ID:eeQI0+vn0
大勇者「たのもー」ドカドカ

忍者「」サッ

お花屋さん「お、おじゃまします…」

堕天使(ばれない様に使い魔を女賢者につけておくか…)

大勇者「どう行けばいいのかしらね」

忍者「ちょっと待っててね、ボクが見てくるよ」ヒュン

34: 2012/04/03(火) 14:04:51.67 ID:eeQI0+vn0
忍者「出入り口からまっすぐ行ったところに玉座があったよ」

大勇者「そう、じゃあぶっ壊しましょう」

堕天使「まったく…レーザー式メラゾーマ」ドゴォ メラメラ

大勇者「役に立つわね」

お花屋さん「私は何をすれば…?」

大勇者「何もしなくていいわ、ついてきて」

35: 2012/04/03(火) 14:06:38.11 ID:eeQI0+vn0
大勇者「バリアが壊れてるわ…階段が隠れてたのね、さっきの炎で丸見えだわ」

忍者「じゃあ階段下りたらまたみてくるね」

大勇者「うん、よろしく」

堕天使「ありがとう、」

お花屋さん「お願いします」

36: 2012/04/03(火) 14:10:47.90 ID:eeQI0+vn0
大勇者「降りたらまた階段があったわ」

忍者「これも降りよう」

大勇者「目の前に階段があるけどこれは違うわ」

忍者「じゃあ向こうの3つの部屋のうちのどれかだね」

大勇者「お花屋さんはどれがいい?」

お花屋さん「わ、私は真ん中がいいです」

大勇者「決まりね、堕天使お願い」

堕天使「トベルーラ」ザッザッ

37: 2012/04/03(火) 14:14:35.52 ID:eeQI0+vn0
大勇者「どう行けばいい?」

忍者「10時の方向で」

堕天使「メラゾーマ」ゴォ ザッザッ

大勇者「早いわね…」

忍者「ボクがいるからね、ダンジョンは得意なんだ」

38: 2012/04/03(火) 14:22:41.17 ID:eeQI0+vn0
忍者「あ、次は2時の方向で」

堕天使「」ゴォ ザッザッ

大勇者「なんかボスっぽいところに来たね」

お花屋さん「怖いですぅ…」

堕天使(大丈夫だ、俺がついてるんだ)

お花屋さん(兄さん、こっそり私に使い魔つけてるけどばれてるよ…言ったほうがいいか言わないべきか…)

39: 2012/04/03(火) 14:26:54.92 ID:eeQI0+vn0
魔王「やっと来たか」

魔王「勇者よ! なにゆえ もがき生きるのか?

ほろびこそ わがよろこび。氏にゆく者こs

大勇者「総てを総べる最強の勇者、博愛かつ無双の孤独な槍 大勇者参上っ! 」バンッ

忍者「闇の正義の使者、神速な不可視の狼 忍者参上! 」バンッ

お花屋さん「総ての花を愛する者、世界唯一棘のない薔薇 フラワーバトラー参上!」バンッ

堕天使「愛と勇気だけが友達さ!暗黒な広がる対なる翼 堕天使参上!」 バンッ

41: 2012/04/03(火) 14:32:51.38 ID:eeQI0+vn0
――――戦闘終了―――――

魔王「勇者よ……。よくぞわしを倒s」

大勇者「雑魚雑魚」

堕天使「弱かったです」(女賢者にケガなくてよかった)

忍者「でも楽しかったよ~」

大勇者「じゃ、最後の仕事をしますか!」

42: 2012/04/03(火) 14:34:12.36 ID:eeQI0+vn0
忍者「最後の仕事?」

大勇者「そう」

お花屋さん「何をするんですか?」

大勇者「武器を隠すに決まってんじゃん!」

一同「「「!?」」」

43: 2012/04/03(火) 14:48:51.98 ID:eeQI0+vn0
堕天使「そんなことに何の意味がっ!?」

大勇者「だって私たちは頑張って武器を探したのにおさがりとかに使われるのは気に食わないじゃん」

堕天使「まぁそれもそうですね」

忍者「で、どこに隠すの?」

大勇者「そうね…剣はもう魔王の城に置いてきたから鎧だね」

お花屋さん「オリハルコンあったところでどうですか?」

大勇者「いいけど、どうして?」

お花屋さん「あそこのレナさんと友達になったからまた会いたいと思って…」

大勇者「めんどいから鎧と兜は一緒でいいや」

44: 2012/04/03(火) 15:02:03.69 ID:eeQI0+vn0
堕天使「聖なる守りはどうするんですか?」

大勇者「毒の沼地みたいなとこに落としてきた」

大勇者「盾はサマルトリアとかいう人にあげてきたから大丈夫」

お花屋さん「え、じゃあもうやることないんじゃないですか?」

忍者「そうだよ、なくない?」

堕天使「まだあるよな、大勇者」

大勇者「うん、わかってるね堕天使」

45: 2012/04/03(火) 15:04:17.79 ID:eeQI0+vn0
大勇者「神に会いに行くんだよ…」


終わり
付き合ってくれてありがとう
またなんかSS書いてみるよ

46: 2012/04/03(火) 15:11:35.11
乙乙

引用元: 女勇者「もう普通は嫌だ」