1: 2015/07/09(木)14:14:08 ID:RAI
サブレを助けようとする八幡

キキー!

結衣「甘いな…」

2: 2015/07/09(木)14:14:30 ID:RAI
BGM:思春期を頃した少年の翼

すさまじい速さで八幡とサブレを抱え車を避ける結衣

八幡「な、今なんか目では追えない速さで助けられたんですが一体…」

結衣「気にするな…命なんて安いものだ…特に俺のはな…っ…何!?」

八幡「は?」

結衣「見たのか…?」抱きかかえてる際に見られた胸元

3: 2015/07/09(木)14:14:58 ID:RAI
八幡「何が…?」

結衣「お前を…頃す…」

八幡「へ!?」

タッタッタ!

運転手「君…いきなり飛び出しちゃ危ないだろ…」

5: 2015/07/09(木)14:19:17 ID:RAI
結衣「どけ!」

運転手と雪乃を車から放り出し車で逃亡するヒイロ

雪乃「」

運転手「」

八幡「何なんだ一体…」


これが切欠で八幡と雪乃は本編よりちょっと早い出会いを果たす

7: 2015/07/09(木)14:20:54 ID:RAI

部室にて

雪乃「調べたのだけど、ヒイロ・結衣さん、貴方と同じクラスだったのね…」

八幡「ああ、心臓が止まると思ったぞ…」

雪乃「それは私も同じよ…いきなり車から引きずり出されて…あの後車は何事も無かったかのように家に停められていたわ」

雪乃「にしてもごめんなさいね、運転手の所為とは言え、貴方をあんな目に会わせてしまうことになってしまったんだもの」

八幡「きにすんなよ…あんな自体誰も予測できねーだろ…」

雪乃「え、ええ…ありがとう…」

ガラガラ

結衣「入るぞ…」

BGM:任務遂行(M-11)

雪乃「」

八幡「」

8: 2015/07/09(木)14:21:34 ID:RAI
結衣「比企谷八幡、お前に依頼したい事がある」

八幡「な、なんだよ…」

結衣「俺に、クッキーの作り方を教えてほしい」

雪乃「ちょっとあなた…部長の私を差し置いて」

結衣「貴様には関係ない、任務の邪魔になるだけだ」

雪乃「」

9: 2015/07/09(木)14:22:09 ID:RAI
八幡「いや、いきなりクッキーの作り方を教えろとか言われても…俺料理なんてできないし」

結衣「なら料理できる奴を探せ、簡単な事だ」

八幡「無茶苦茶いいやがりますね貴方…」

雪乃「クッキーだったら私、作れるわ」

結衣「それは本当か…?」

雪乃「見くびってもらっては困るわ…私はこう見えても料理は得意なの」

結衣「ならば俺にクッキーの作り方を教えてほしい…渡したい奴がいるんだ」

10: 2015/07/09(木)14:22:38 ID:RAI
八幡「だってよ雪ノ下」

雪乃「仕方が無いわね…」

家庭科室にて

結衣「説明は一度で大丈夫だ、後は俺が一人でやる」

シャカシャカ

シャカシャカ

シャカシャカ

12: 2015/07/09(木)14:23:21 ID:RAI
結衣「どうだ、出来たぞ、味見を頼む」

八幡「見た目は雪ノ下以上だな」

雪乃「あ、味はまだ解らないわ(カチン)」

八幡「美味い…美味すぎる…こんなに完璧に味が引き出せるものなのか…」

雪乃「完璧ね…一度教えただけで私より美味しいものを作れるなんて…」

結衣「雪ノ下雪乃。お前は小麦粉を篩に掛ける時若干動きに無駄がある、それと砂糖のグラム数が若干だが俺より少ない、味の決め手はそこだ。お前では俺には勝てない、諦めるんだな」

雪乃「は?(イライラ)」

13: 2015/07/09(木)14:23:49 ID:RAI
八幡「ま、まあ良いだろう雪ノ下…依頼は無事こなせたんだ」

雪乃「少し納得がいかないのだけれど、まあいいわ」プイ

結衣「これで貴様に渡せる…受け取るがいい比企谷」

八幡「え…?」

結衣「聞こえなかったのか、これはお前が受け取れ…これで…おあいこだ…///」サブレの件

八幡「え、あ…おう…さんきゅ」

結衣「言った筈だ…俺はいつか、お前を頃す…///」

タッタッタッ

14: 2015/07/09(木)14:24:28 ID:RAI
八幡「な、何なんだ一体…」


戸塚の依頼にて


結衣「テニス部の強化だと…そんな事は簡単だ、俺の組んだトレーニングメニューを厳守しろ、そうすれば全国大会も夢じゃない」

戸塚「本当!?ヒイロさん!これで頑張ってみるよ!」

三浦「ゆ…結衣…少しだけ、テニスコート貸してくんない?」

結衣「貴様にその権利は無い、諦めろ」

葉山「結衣…少しだけで良いんだ、遊ばせてくれないか?」

15: 2015/07/09(木)14:24:46 ID:RAI
結衣「ならば力ずくで奪ってみろ」

ドガ バキ 

三浦「」

戸部「」

葉山「」

結衣「任務…完了…」

16: 2015/07/09(木)14:25:01 ID:RAI
八幡「」

雪乃「」

こうして戸塚達は無事に全国大会に出場

17: 2015/07/09(木)14:25:22 ID:RAI
文化祭イベントにて

結衣「予算OK 行動スケジュールOK 予定はすべて完璧だ」カタカタカタ

雪乃「あの…ヒイロさん、私の意見は…」

結衣「貴様が口を出す必要はない…こんな任務、俺一人で十分だ」カタカタ

雪乃「」←完璧すぎて何も口だし出来ない

相模「あの~…じゃあついでにこれもやっておいてもらっていい~?」

結衣「必要のない仕事だ、そんな下らない任務を押し付ける暇があるのなら他の奴らの雑用でもしていろ、お前がここで役に立てる事は何も無い」

相模「」

18: 2015/07/09(木)14:26:32 ID:RAI
陽乃「ひゃっはろー!なんかかなり順調に進んでるみたいだね~」

ガシ

陽乃「いだだだ、何!?」

結衣「俺が作業中のPCに気軽に触るな…」ギリギリ

陽乃「いだい!折れる!わかりばじだ!ずびばぜん!」

結衣「…」パッ

陽乃「なにあの子…本当に人間なの?」

八幡「俺が聞きたいですよ…」

こうして文化祭は無事におわり

19: 2015/07/09(木)14:27:05 ID:RAI
修学旅行にて


八幡「海老名に戸部が告白しても崩れない関係…俺が成し遂げてやるよ…」



結衣「と言い、奴は必ず戸部の前で海老名に告白するだろうならばそれを両方阻止するのが今回の俺の任務だ…」

20: 2015/07/09(木)14:27:26 ID:RAI
修学旅行の自由行動中

結衣「戸部、お前一発俺を殴れ」

戸部「は?何言ってんの?女の子にんなことできるわけ…」

結衣「やれ」ギロ

戸部「ひ!?じゃ、じゃあかなりやさしく」こつん

結衣「忘れるな、一回は一回だ…」

戸部「なんなんだ一体…」

21: 2015/07/09(木)14:27:50 ID:RAI
海老名「え…結衣を殴れ…?出来るわけないでしょそんな事!」

結衣「平手打ちでも構わん、殴れ」

海老名「…わけわからないけど…じゃあデコピンで」パチン

結衣「忘れるな…一回は一回だ」

海老名「な…なんなんだろ」

そして告白の瞬間はやってきて…

22: 2015/07/09(木)14:28:29 ID:RAI
海老名「たしか待ち合わせはここだよね…」

戸部「緊張するわ~でも頑張るわ~…」


戸部「海老名さん!前から…」

ドゴォ!(みぞおち

戸部「げほぉ!」バタン

23: 2015/07/09(木)14:28:46 ID:RAI
海老名「え…一体何が」

ガス!(みぞおち

海老名「ぐえぇ」バタン


八幡「前から好きでしtって…あれ?」

ドゴォ(みぞおち

八幡「うごぉ」バタン


ヒイロ「言った筈だ…一回は一回だと」

24: 2015/07/09(木)14:29:27 ID:RAI
ヒイロ× 結衣○

八幡を抱きかかえその場を去る結衣

結衣の一室にて

八幡「いでで、これでよかったのかよ」

結衣「ありがたく思え、お前だけは軽く殴った」

八幡「嘘付け高速で鉄球をぶつけられた気分だったぞ」

結衣「目が覚めたあの二人は俺の打撃がショックで告白する際の記憶をすべて失っている、この修学旅行でそのタイミングを逃せばしばらくは安心だろう後はしらんがな」

八幡「」

25: 2015/07/09(木)14:29:53 ID:RAI
雪乃「貴女のやり方…納得いかないわ…」

結衣「ならお前はどうやって解決していた?お前一人で出来たと言うのか?」

雪乃「そ…それは…」

結衣「ゼロの予測(携帯電話のアプリに組み込んである)では、お前にやつらを救う事など出来なかった、仮に比企谷にやらせていてもよくない結果になっていただろう」

雪乃「でも暴力は」

結衣「甘ったれているな、お前は」

雪乃「ぐっ…なんですって…?」

結衣「…」

黙って去るヒイロ

26: 2015/07/09(木)14:30:13 ID:RAI
生徒会編にて

結衣「雪ノ下、俺はお前に立候補するつもりはない」

雪乃「なんですって…?」ギリギリ

八幡「(お願い、仲良くして!)」

雪乃「それはどう言う意味かしらヒイロさん」

結衣「お前では生徒会を盛り上げる事は不可能だからだ」

雪乃「やってみないと解らないでしょう?そんな事…」ギリギリ

27: 2015/07/09(木)14:30:51 ID:RAI
結衣「ゼロの予測では、お前が生徒会長になった未来は絶望、暴落、更なる孤独だ、お前は今のままで居ろ」

雪乃「解ってくれないのね…」

席を立ち涙を抑えきれずその場を去ろうとする際結衣と肩がぶつかってしまう

結衣「一回は…一回だ…」

ゴス!

雪乃「ふごぉ…!」

気を失う雪乃

28: 2015/07/09(木)14:31:12 ID:RAI
八幡「(怖い、やだここ、去りたい)」

数分後

雪乃「あれ…ここは…冷えたタオルに水枕まで」

結衣「目が覚めたか…いきなり倒れたから俺と比企谷でお前を看病していた」

雪乃「疲労かしらね…一日前半をまったく思い出せないわ」

八幡「別に思い出さなくてもいい、何も無く平和だったからな…」

結衣「…」

29: 2015/07/09(木)14:31:52 ID:RAI
八幡「なあ雪ノ下、俺思ったんだけどさ、お前に生徒会入ってほしくないんだ」

雪乃「え…?」

八幡「生徒会に入ってしまえばこれまで通りの奉仕部ではなくなってしまうだろ、俺はそれが嫌だ」

雪乃「でも…私は」

八幡「この奉仕部はお前が居ないと成り立たない。お前あっての部活なんだ…それに…俺達にとって雪ノ下はなくてはならない存在なんだ…俺達の傍に居て欲しい」

雪乃「!?  比企谷君…////わかったわ…私は生徒会には入らない…」

30: 2015/07/09(木)14:32:23 ID:RAI
結衣「…」

帰り道にて

八幡「お前に言われたとおりに言ってやったぞ?」

結衣「俺は余計なアドリブを入れろとは言っていない…」

八幡「な、何がだ?」

結衣「最後のほうだ…お前は無駄な台詞を付け加えた、その結果雪ノ下は生徒会に入らずに済んだがな」

31: 2015/07/09(木)14:32:41 ID:RAI
八幡「言われたとおりってのが癪だっただけだよ」

結衣「そうか」

結衣「だが覚えておけ比企谷…」

八幡「何がだよ…?」

結衣「俺はあの女に負けるつもりは無い…言った筈だぞ…お前を頃すのは…この俺だからな…////」


八幡「やはり俺の青春ラブコメはかなり間違っている」


32: 2015/07/09(木)18:21:04
おつ

引用元: ヒイロ・結衣「任務…了解…」