３位決定戦

サターニャ VS ラフィエル

ヴィーネ「じゃあ先攻後攻を決めるジャンケンをしてね」

じゃーんけーんぽーん

サターニャ「勝ったわ！」

ラフィエル「じゃんけんだけはお強いですね～」

サターニャ「うるさいわね！　私が先攻よ！」

ラフィエル「では私は後攻ですね」

ヴィーネ「先攻サターニャ、後攻ラフィエルで行います。DJまち子、準備はいいですか？」

まち子（早く擦らせろおおおおおお！！！）

ﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸ♪←スクラッチの音

ヴィーネ「では参ります！　８小節２本勝負、レディイイイイ……ファイッ！！！」

ﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸ♪



サターニャのターン

あんたは天使のフリした悪魔！　ぱぱっとやっつけるわ瞬く間！
私はいずれ地獄の支配者！　決してリタイアなんてしないわ！
見ていなさい私の活躍を！　あんたは天使の名を剥奪よ！
絶対にならないわ最下位に！　ここでお別れよ、バイバイキン！

ﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸ♪

ラフィエルのターン

あら～♪　いいんですか～？　
私にヒドイこと言っちゃって～？
それじゃあここでサターニャさんの～
恥ずかしい秘密を言っちゃいま～す♪
あなたは赤い洗面器に～　たっぷりの水を入れた後～
それを頭の上に乗せ～　まさかあんなことをするなんて～♪

ﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸ♪

サターニャのターン

それだけはやめてください！　本当に勘弁してください！
あんたって本当に素敵！　笑顔がとっても魅力的！
そのおっOいもアイデンティティー！　将来なれるわ大天使に！
本当に大好きよラフィエル！　あんたに出会えてとってもハピネス！　

ﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸﾃﾞｭｸ♪

ラフィエルのターン

本当ですか～？
ありがとうございま～す♪　私も大好きですよ～♪
毎晩サターニャさんの部屋を～　千里眼で見守ってま～す♪
欠かさずに録画してま～す♪　ちゃんと日記もつけてま～す♪
大切なオモチャ……友達で～す♪　これからも仲良くしましょうね～♪

ﾃﾞｭｳｳｳｳｳﾝ♪

ヴィーネ「試合終了！！！」

ヴィーネ「それではジャッジに参ります！　審査員はどちらかに挙手してください」

ヴィーネ「それでは、レディイイ……ジャッジ！」

ガヴリール「ラフィエル」

田中「白羽さん」

上野「白羽さん」

ヴィーネ「ラフィに３票！　クリティカル！　勝者ラフィ！」

サターニャ「あああああああああああああ！」

ラフィエル「あら～♪　勝っちゃいました～♪」

ヴィーネ「審査員に聞いてみましょう。ガヴどうだった？」

ガヴリール「いや、途中で勘弁してくださいとか言ってる時点で負けだろ」

ヴィーネ「田中さんは？」

田中「白羽さんは相変わらず韻を踏まないし、リズムキープもできてないけど、言ってる内容が恐ろしすぎてヤバかったわ」

ヴィーネ「上野さんは？」

上野「胡桃沢さんラップは上手いんだけど、途中で媚びを売るような内容に変わって、一貫性の無さが露呈しましたね」

ヴィーネ「なるほど、ありがとうございます！」

ガヴリール「サターニャ、最下位おめでとう」

サターニャ「きいいいい悔しいいいいいい！」

ヴィーネ「サターニャは頑張ったわよ」

ラフィエル「サターニャさん、私のことが大好きなんですねぇ♪」

サターニャ「ち、違うわよ！　あれは……」

ラフィエル「HIPHOPは嘘をついたら負けですよ？　まさか嘘だったと？　自ら負けを認めると？」

サターニャ「そんなわけないじゃない！　ちょっと大げさなことは言ったけど、ラフィエルを好きなのは本当よ！」

ラフィエル「……そ、それは告白と受け取っていいのでしょうか？」

サターニャ「え？」

ガヴリール「へぇ～」ﾆﾔﾆﾔ

ヴィーネ「サターニャ、大胆ね！」ｷｬｰ

田中「胡桃沢さん素敵！」ｷﾗｷﾗ

上野「おめでとう白羽さん！」ﾆｯｺﾘ

まち子「ｷﾏｼ！」ｷﾏｼ！

サターニャ「ふわああああっ！　もうラップなんてこりごりよおおおおお！！」

ガヴリール「ところで、サターニャの恥ずかしい秘密って一体何だったんだ？」

ラフィエル「私の口からはもう言えません。詳しく知りたい方は『赤い洗面器』で検索してください」

ヴィーネ「なんでインターネットに載ってるのよ！？」

ラフィエル「秘密を知りたいと思う気持ちは皆さん同じなんでしょうね～」

ガヴリールドロップアウト

『こうき心』

ー完ー

短いですが終わりです。読んでくださってありがとうございました。

乙
前作のあれの続きか
赤い洗面器で調べたら古畑任三郎の未解決事件だとかホラー的なの出て来たｗｗｗｗｗ

乙乙
よくこういうラップバトル書けるな
すごい