1: 2012/04/23(月) 21:28:50.11 ID:INdEr5Cf0
ビュティ(また始まった…)

そう、ボーボボの何気ない一言

その時私はいつも通りボケている…としか思わなかった

首領パッチ「俺もそう思ってた所だぜ」

天の助「巻数的にもいい感じだしな」

ヘッポコ丸「ボーボボさん!ふざけないでくださいよ!」

ビュティ「そうだよ、解散しちゃったら毛狩り隊はどうするの?」

ボーボボ「俺達の旅にどうやら限界が見えたようだ」

ビュティ「え……?」


8: 2012/04/23(月) 21:35:51.90 ID:INdEr5Cf0
ソフトン「俺もそろそろバイトの時間だ」

ヘッポコ丸「そ、ソフトンさんまで…!」

天の助「じゃあ俺も行くわ」

ビュティ「天の助くん待ってよ!」

ぷるんっ

天の助「悪いけど、もうその名前で呼ばないでくれないか?」

ビュティ「え?」

天の助「たった今ボーボボは完結したんだよ」

首領パッチ「そうそう、いつまでもグダグダ言ってもなにも変わらねぇさ」

ビュティ「いい加減にしてよ!みんなさっきからおかしいよ!?」

ボーボボ「じゃあ、最後に俺から配布物がある」


10: 2012/04/23(月) 21:39:12.05 ID:INdEr5Cf0
ヘッポコ丸「配布物…?」

ボーボボ「仲間代を払っていく」

ビュティ「仲間代!?」

天の助「ふぅーやっとギャラがもらえるんだな」

首領パッチ「ここまで我慢した甲斐があったぜ」

ボーボボ「ボーボボ番組は今日を持って終了だからな」

ビュティ「これテレビ番組だったの!?」

ボーボボ「首領パッチは飴玉1つ」

首領パッチ「わーい!わーい!飴玉もらったぞぉ!」

ボーボボ「天の助は10円玉を3枚」

天の助「よーーしっ!!3枚ももらったぞーーー!!」

ヘッポコ丸「ただの30円だろ」


12: 2012/04/23(月) 21:43:47.85 ID:INdEr5Cf0
ボーボボ「ソフトンはトイレが詰まった時にキュポキュポする奴だ」

ソフトン「…助かる」

ビュティ「ただのラバーカップだよ!!」

ボーボボ「それと、ヘッポコ丸とビュティにはこの札束を」

ドサッ

ヘッポコ丸「!?」

首領パッチ「あぁー!?なんで俺達にはくれなかったんだよ!」

天の助「ソウダそうだ!」

ビュティ「いらないよ…それに仲間なのにお金を払うなんておかしいよ…!」

ボーボボ「この金を使ってどこへでも好きな所へ行ってくれ」

ビュティ「ボーボボ……」

ボーボボ「じゃあな、またお前達と会える日を楽しみにしてる」

スタスタ

ヘッポコ丸「ボーボボさん!…待ってくださいよ!!」

ビュティ「ボーボボ…ちゃんと話を聞かせて…!ねぇ!ボーボボーーっ!!!!」

15: 2012/04/23(月) 21:51:01.20 ID:INdEr5Cf0
ビュティ「…」

ヘッポコ丸「ビュティ…」

ビュティ「しょうがないよ…ボーボボだって戦いで疲れてるんだろうと思うし…」

ヘッポコ丸「これからどうするつもりなんだ?」

ビュティ「とりあえず1人で旅でもしようと思ってるんだ」

ヘッポコ丸「も、もし良かったら…俺m…」

「特急ツルツル島行き~」

ビュティ「じゃあ私も行くね」

ヘッポコ丸「あ…!」

ビュティ「ばいばい、へっくん…」

プシューーッ

ガッタンゴットン

ヘッポコ丸「………」


17: 2012/04/23(月) 21:56:25.49 ID:INdEr5Cf0
ヘッポコ丸「俺も…なにかしないと…!」

タッタッタ

ヘッポコ丸「俺のこのオナラを無限に使える資源に変える事が出来れば…きっと役に立つはずだ…!」


店長「天の助くん、今月売れ残ったらクビだから」

天の助「…!」ぷるんっ

天の助「クソクソッ…!なんでこんなに俺はコキ使われるんだ!」

天の助「休み無しで朝の5時出勤で23時半に帰宅…ふざけんな!!!」


首領パッチ「…」ぽけーっ

迷子センターに首領パッチが座り込んでいた

首領パッチ「……俺迷子なんで!!俺迷子なんです!!!!」

母親A「ちょ、ちょっとなによあんた!」パチンッ!

首領パッチ「ぎゃぁっ!!」

20: 2012/04/23(月) 22:02:16.50 ID:INdEr5Cf0
ウンコッコー進学塾

中3「先生ー俺達の先生誰なんですかぁ?」

塾長「今日から新しい先生がお前達に受験勉強のイロハを叩き込んでくれるぞ」

ガチャッ

ソフトン「どうも遅くなりました、ソフトンです」

中3「どこからどう見てもう○こだァァァーーーーッ!!!!」


天の助「へへっ…扱われるのが嫌なら自分で組織を動かすしかねぇな」

天の助「やってやるよ…!これからは俺が支配する側に回るのさ!!」


首領パッチ「シクシク…ホントに迷子なのよぉ……」

秀英社「あのー」

首領パッチ「なんだよ!?」

秀英社「現在連載中の海賊漫画にぜひ貴方をレギュラーメンバーとして登場させたいと思いまして…」

首領パッチ「れ、レギュラーメンバー…?」

21: 2012/04/23(月) 22:08:29.59 ID:INdEr5Cf0
破天荒「カギ真拳奥義…ピッキング!」

ガチャンッ

破天荒「チッ、中に誰もいねぇのか」

破天荒「やること無くなったし1軒ずつ他人の家の鍵ピッキングしても退屈だな…」

破天荒「…ふぅ」


ボーボボメンバーが解散してから

およそ15年が経過した

その間、私以外の仲間がなにをしていたかは何も分からない

そして…15年経ったある日、私の元に1通の手紙が届いた


23: 2012/04/23(月) 22:13:25.41 ID:INdEr5Cf0
ビュティ「いらっしゃいませ!」

ビュティ「ハジケエンストアへようこそ!」

店長「いいよ、いいよビュティちゃん」

ビュティ「あ…ありがとうございます!」

店長「これならすぐにレジとか任せられそうだね」

私はあれから普通のただのフリーターになった

ハジケ王国も大不況で中々仕事が決まらずにいたために

今はこうしてバイトをしながら生活費を稼いでいる

毛狩り隊「すいませーん、毛生えるドリンクください」

ビュティ「こちら温めますか?」

毛狩り隊「あ、お願いします」


24: 2012/04/23(月) 22:16:25.89 ID:INdEr5Cf0
なぜだか、毛狩り隊は最近活動が以前ほど活発ではなくなってきている

噂によればどこかの科学者が「毛生えるドリンク」を開発したため

毛狩り隊がいくら毛を狩ろうがすぐに元に戻ってしまうため

多くの毛狩り隊員が職の行き場を失ったのである

毛狩り隊「ったく、最近毛生やす隊の連中がいきがってるんすよねぇ」

ビュティ「そ…そうなんですか」

毛狩り隊「どんな所にでも毛を生やそうとする意地汚い奴等ですよ!」

毛生やす隊は新しく出来た組織であり

毛狩り隊が最も嫌う組織でもある


25: 2012/04/23(月) 22:20:27.76 ID:INdEr5Cf0
ビュティ「今日はこれでお終い…っと」

店長「お疲れ様、今日はもう帰っていいよ」

ビュティ「はい!お疲れ様です!」

スタスタ

店長「あっ、そういえばさっきビュティちゃんに手紙が届いてたよ」

ビュティ「私に…ですか?」

店長「これだよ」

スッ

ビュティ「ホントだ…誰からだろ?」

差出人の名前は「ボボボーボ・ボーボボ」と鼻毛で書かれている

ビュティ「!?」


30: 2012/04/23(月) 22:27:52.62 ID:INdEr5Cf0
ビュティ「ボーボボからだ…!」

パサッ

ビュティ「え?なにも書いてない?」

店長「その鼻毛を引っ張ってごらん」

ビュティ「鼻毛を……」

プチッ

ヴーーーンッ

白紙だった紙の上に立体映像のボーボボが現れた

ボーボボ「急な手紙ですまない、明日のこの時間にハジケ公園に集まってほしい」

ビュティ「ハジケ公園に…?」

ボーボボ「なぜ俺が解散したのかを明かしたいと思う」


31: 2012/04/23(月) 22:31:14.20 ID:INdEr5Cf0
それだけを話すと映像が終了した

ビュティ「…」

店長「何も言わなくていいさ」

ビュティ「店長…」

店長「行っておいで、仲間の元へ」

ビュティ「でも…明日は1番お店のピークの日ですから……」

店長「店ぐらい護ってみせるさ」

店長「さぁ、行ってこい!!」

ビュティ「は…はい!」

タッタッタ

私は久し振りに仲間に会えるのが嬉しくて

高まる感情を抑えきることが出来なかった


34: 2012/04/23(月) 22:36:20.99 ID:INdEr5Cf0
ビュティ「ここに来るのも久し振りだなぁ…」

ビュティ「集合時間より結構早くに着ちゃったしどうしようかな」

ビュティ「あ、こんな所にガソリンスタンド出来たんだ」

プップーガソリンスタンド

ビュティ「プップー…?」

運転手「オナラ満タンで」

店員「かしこまりましたぁ!」

店員「ヘッポコ丸!出番だ!」

ビュティ「え…今…ヘッポコ丸って……」

ヘッポコ丸「はい!」ブゥーーーーーッ!!

運転手「おぉ、助かったよ!これでドライブの続きが出来る!」

ビュティ「オナラがガソリンになってんの!?てかこの15年間の間にすごいスキル身につけたじゃん!!」

35: 2012/04/23(月) 22:40:07.36 ID:INdEr5Cf0
ヘッポコ丸「ふぅ…!」

ビュティ「ヘッくん!」

ヘッポコ丸「え…?」

ビュティ「久し振りだねっ」

ヘッポコ丸「びゅ、ビュティ…!?」

……



ヘッポコ丸「なんか…ごめん」

ビュティ「いや、謝らなくていいよ!それより仕事してたんだね」

ヘッポコ丸「実はオナラを資源に出来ないかと思って」

ヘッポコ丸「この15年間研究ばっかりし続けてたんだ」

ビュティ「そうだったんだ…」

ヘッポコ丸「それより、俺のところにボーボボさんから手紙が」

ビュティ「へっくんも!?」


36: 2012/04/23(月) 22:43:36.37 ID:INdEr5Cf0
ヘッポコ丸「なにかきっと重大な秘密があると思うんだ」

ビュティ「私もそう思う…」

ヘッポコ丸「そろそろ、集合時間だし行ってみよう」

ビュティ「うん!」

……



―ハジケ公園―

ビュティ「来てはみたものの…」

ヘッポコ丸「俺達以外誰も来てないな……」

ビュティ「やっぱり、全員揃ったりはしないのかな」

コツンッ

ビュティの頭部に何かが落ちた

ビュティ「いたっ……なにこれ…?金平糖……?」

首領パッチ「よぉ」

ビュティ「ぎゃあああああああああーーーー!!!!!!」

39: 2012/04/23(月) 22:49:45.48 ID:INdEr5Cf0
ビュティ「首領パッチくん!?」

ヘッポコ丸「なんでそんなに小さくなってるんだよ!」

首領パッチ「ワリィワリィ…実は俺、今バイトしててよ」

ビュティ「どんなバイト?」

首領パッチ「オゾン層の代理」

ビュティ「大気圏外突入してたーーーーーーっ!!!!」

首領パッチ「俺の本体は今宇宙にいるからよ」

首領パッチ「破片がたまたま飛び散って地球に落ちたんだ」

ヘッポコ丸「それバイトなのかよ…?」

首領パッチ「きゃあっ!へっくん久し振り!」

ガッ

ヘッポコ丸「引っ付くな!!」ドスッ

首領パッチ「ぎぃゃぁぁっ!!」

42: 2012/04/23(月) 23:09:16.16 ID:INdEr5Cf0
―宇宙―

首領パッチ星「…ちょっと地球に戻るわ」

火星「おい、ふざけんなよ!」

ビュティ「惑星だったの!?」

土星「そうだそうだ、お前1人だけ地球に戻るなんて卑怯だぞ」

首領パッチ星「今日は久し振りに仲間と再会するんだよ!」

火星「どうしても行きたいって言うなら俺達を倒していけよ…」

土星「加勢するぜ火星…って駄洒落かよ!」

ビュティ(ノリツッコミ……)

首領パッチ星「上等だぜ、全員かかってこいよ」

ビュティ「ちょ、ちょっと全惑星敵に回して大丈夫なの!?」

44: 2012/04/23(月) 23:13:42.71 ID:INdEr5Cf0
ビュティ「それに、惑星同士が戦いなんて始めたら地球が…!」

首領パッチ「うおおおおおおおおお!!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴッ

……



火星「ドロー2」

土星「チッ…!お前よくも騙しやがったな!」

首領パッチ星「はい、俺これで上がりな」

ビュティ「ウノで決めるつもりだったの!?」

火星「いいぜ、お前の勝ちだから行ってこいよ」

土星「俺達の分まで楽しめよ…」

首領パッチ星「ああ…じゃあな……」

ズドーーーーーーンッ

ビュティ「首領パッチ星爆発したァァァーーーー!!!!!」

47: 2012/04/23(月) 23:19:04.04 ID:INdEr5Cf0
―首領パッチ星爆発10分前―

首領パッチ星には生物が住んでいた

そろばんの玉「父ちゃん…なんだかお空が暗いよ」

そろばんの玉父「きっと、今夜は雨が降るだけべさぁ」

そろばんの玉母「そろそろ家に戻った方がいいわよ」

そろばんの玉父「そうするか」

そろばんの玉「えー!俺まだ外に出ておきたいよー!」

そろばんの玉父「バカな事言うんじゃないべ」

そろばんの玉母「そろばんの玉は雨に触れれば台無しになるんだからねぇ」

49: 2012/04/23(月) 23:23:55.10 ID:INdEr5Cf0
そろばんの玉父「しかし、今日はやけに風が強いべさなぁ」

そろばんの玉母「家が潰れるんじゃないかしら」

そろばんの玉「わーい!台風だ台風だァ!」

そろばんの玉父「ちょっと、田んぼに植えてる玉の様子見てくるわ」

そろばんの玉母「気をつけて」

そろばんの玉「俺も父ちゃんの仕事手伝うよ!」

……



ビュゥゥゥゥゥーーーー!

ボロッ!ボロッ!

そろばんの玉「と、父ちゃんが一生懸命植えた玉が飛ばされてるよ…!」

そろばんの玉父「クソ~~~!ワシは負けんべさぁ!!」

50: 2012/04/23(月) 23:28:50.14 ID:INdEr5Cf0
首領パッチ星「ウケケケケケ!!!」

そろばんの玉「父ちゃん…!首領パッチ星が暴れてるんだよ!」

首領パッチ星「ククッ…そろばんの玉なんて俺の星にいらねぇんだよ!!」

ビュゥゥゥゥゥーーー!!!

そろばんの玉父「ッァァァ!!!」

そろばんの玉「父ちゃん…!」

そろばんの玉父「ワシは…もうここまでじゃけん…」

そろばんの玉「嫌だよ父ちゃん!一緒に帰ろうよ!!」

そろばんの玉父「お前に1つだけ伝えておきたかったことがあるんじゃぁ…」

そろばんの玉「な、なに…?」

そろばんの玉父「実は……ワシ等はそろばんの玉じゃなくて……納豆の粒だったんじゃぁ……」バタッ

ビュティ「最後の最後でとんでもないことカミングアウトしたァァァーーーー!!!」

53: 2012/04/23(月) 23:34:05.32 ID:INdEr5Cf0
そろばんの玉「俺そろばんの玉…じゃなくて納豆だったの!?」

そろばんの玉→納豆

そろばんの玉「ふっざけんなよクソ親父!!!」

首領パッチ星「じゃあ、爆発するわ」

ズドーーーーーーーンッ

そろばんの玉「……へへっ…最後の最後で…俺も納豆になれたよ……」

ビュティ「名前はそろばんの玉のままだよ!!」

……



シュタッ

首領パッチ「よう、待たせたな」どんっ

ビュティ「15年経ってもなにも変わってないみたいだね…」

首領パッチ「おいおい、よく見てみろよ」

ヘッポコ丸「……ん?」

57: 2012/04/23(月) 23:38:23.94 ID:INdEr5Cf0
ビュティ「………」

首領パッチ「俺前に比べて変わっただろ?」

ビュティ「首領パッチくんのトゲが全部なくなってるーーーー!!!」

ヘッポコ丸「お前どうしたんだよあのトゲ!?」

首領パッチ「俺もストレスと加齢でトゲが全部抜け落ちたんだよ」

ビュティ「あれ髪の毛と同じだったの!?」

首領パッチ「最終的に全部抜けちまってどうすることもできねぇんだ」

ヘッポコ丸「なんか…トゲないと……」

ビュティ「他に代わりになるものはないの?」


59: 2012/04/23(月) 23:43:09.77 ID:INdEr5Cf0
手品師「それなら私に任せてくれないか」

ヘッポコ丸「誰だお前!?」

首領パッチ「俺のトゲなんて誰にも用意できねぇよ!!」

手品師「今からこの箱に君を詰め込みます」

ドサッ

首領パッチ「ハッハッハッ、手品でもしようってのか?」

手品師「この剣をトゲの代わりにしたいと思います」

ビュティ「トゲの代わりに出来るんですか?」

手品師「こうするんですよ」グサッ

首領パッチ「ハッハッ…ハァッ…ハッ……?……」

ビュティ「普通に刺したァァァァーーーーー!!!!!」

61: 2012/04/23(月) 23:45:34.75 ID:INdEr5Cf0
手品師「後は自分で刺していってください」

スタスタ

ビュティ「血が出てるけど大丈夫…?」

首領パッチ「親切な手品師だよなぁ!俺のトゲの代わりに剣を刺していくなんて」

グサグサッ

置き去りにされた剣を次々と自分の身体に刺していく首領パッチ

ヘッポコ丸「バカ…!!止めろって!!」

首領パッチ「ハッハッハッ…バカだから止められないんですよ…」

グサグサッ

首領パッチ「って……剣がトゲの代わりになる訳ねぇだろ!!!」

ガシャンッ!

ビュティ「遅いよ」

66: 2012/04/23(月) 23:51:02.08 ID:INdEr5Cf0
首領パッチ「まぁいいや…早いとこボーボボに話を聞かねぇとな」

ヘッポコ丸「天の助やソフトンさん達もまだ来てないな」

首領パッチ「トランスフォーム!テレビ」

ウィーンウィンーー

ビュティ「首領パッチくんがテレビになっちゃった!」

首領パッチ「アナログだけど見れるヨ」

ザーザー…

ヘッポコ丸「おっ、暇潰しにテレビでも見てみるか」

「毎年10万人の便通を大変化」

ビュティ「え…」

ソフトン「食物繊維を食べることによってより多くの排泄物を出すことが出来る」

ソフトン「じゃあいつ出すのか?今でしょ」

「ウンコッコーハイスクール塾…体験者募集中」

ビュティ「今のCMから微塵も塾の事言ってなかったよ!?てかソフトンさんなにしてんの!?」


69: 2012/04/23(月) 23:56:57.78 ID:INdEr5Cf0
首領パッチ「ソフトンは今、学校の先生やってるぜ」

ビュティ「学校の先生!?」

ヘッポコ丸(なるほど)

スタスタ

黒いスーツを着た男がこちらへ近づいてきた

ソフトン「久し振りだな…」

ビュティ(なんだろう…すごく違和感を感じる…)

ソフトン「15年…ぶりだな」

ヘッポコ丸「今は学校の先生に?」

ソフトン「ああ、ハジケ小学校で教師をさせてもらっている」

ビュティ「でもなんでソフトンさんが急に教師なんかを…」

ソフトン「話せば長くなる…」

首領パッチ「うんこー!うんこー!うんこがスーツ!うんこがスーツ!」

70: 2012/04/24(火) 00:00:55.53 ID:fx0mxP1Z0
ソフトン「俺はお前達と別れてから一度バビロン界へと戻った」

ビュティ「バビロン界…」

ソフトン「だが、バビロン界に長く住み着いている内に」

ソフトン「多くの人間に今まで自分が得た経験を教えたいという気持ちが強く芽生えてしまった」

首領パッチ「うんこー!うんこー!うんこが教師!!」

ビュティ「うざい」カキーンッ

首領パッチ「アアアアアアーー…」

ソフトン「そして、俺は教師になることを決意した」

ソフトン「だが…現実はそう甘くは無かった…」

74: 2012/04/24(火) 00:05:03.45
―ハジケ小学校―

校長「ソフトンくん」

ソフトン「はい」

校長「今日から1年B組の担任になってもらうから」

ソフトン「分かりました」

体育教師「あそこは超問題児クラスですか気をつけた方がいいですよ~」

ソフトン「……」

……



ソフトン「ここが1年B組か…」

ソフトンは男子トイレの前に立っていた

ビュティ「男子トイレが1年B組なの!?ここの学校のシステムどうなってんの!?」

ソフトン(このドアを開けた瞬間…俺の教師としての物語が始まる…)

76: 2012/04/24(火) 00:10:20.35 ID:fx0mxP1Z0
ガチャッ

ギィィィィッ…

トイレットペーパー「…」

タワシ「…」

便器「…」

ソフトン「他の生徒は?」

トイレットペーパー「俺達が全員だよ」

ビュティ「えぇぇぇぇぇぇぇーーーー!?」

ソフトン「そうか」

タワシ「あんたは誰なんすか?」

ソフトン「俺の名前はソフトン、今日からこのクラスの担任になった者だ」

便器「…」クチャクチャ」

ソフトン「授業中にガムは噛むな」

便器「ウルセーヨ!ブッコロスゾテメェ!!」

77: 2012/04/24(火) 00:14:37.91 ID:fx0mxP1Z0
ソフトン「…」

便器「ペッ!!」

グチョッ

ソフトン「……」

トイレットペーパー「ヒャッハッハッ!うんこ野郎のスーツにガムつけやがった!」

便器「お前みたいなうんこ野郎は出てイケ!」

タワシ「ちょっとやりすぎっすよ~」

ソフトン「…ガムはきちんと紙に包んで捨てろ」

ポイッ

便器「なっ…」

トイレットペーパー「ガムつけられたのになんでそんなに平然としてられるんだよ…?」

ソフトン「このトイレの中では俺のルールに従ってもらう」


79: 2012/04/24(火) 00:18:57.69 ID:fx0mxP1Z0
便器「フザケンジャねーヨ!お前等うんこは俺達の天敵なんダヨ!!」

トイレットペーパー「俺達は毎日お前等の臭い匂いに耐えてるんだよ!」

タワシ「そ、そうだそうだ」

ソフトン「それはすまない…俺も一刻も早くこのクラスに慣れようと思う」

トイレットペーパー「ケッ、やってられねーよ」

便器「駅前のトイレで遊ぼうゼ」

スタスタ

ソフトン「待て、エスケープは…」

タワシ「先生…」

ソフトン「タワシ」

タワシ「あいつ等、普通のクラスから異端扱いされてこのトイレに隔離されてるんだ」

ソフトン「異端…?」

タワシ「前のクラスで人間達にバカにされてたんだ」

ビュティ(ですよね…)


81: 2012/04/24(火) 00:23:15.49 ID:fx0mxP1Z0
―3ヶ月前―

タワシ「今日から小学校っすね!」

トイレットペーパー「やっと大人の階段上れるんだな」

便器「ヤレヤレだぜ」

便器「この学校で俺は人気者になってみせるサ!!」

……



教師「えー…次の問題を便器」

便器「アッハッハイッ!」

ガタッ

トイレットペーパー「プッ…落ち着けよ」

便器「へっ、うるせーよ///」

教師「今から先生が黒板に書く絵がなにかを答えろ」

カツカツッ

便器(ふふっ…そんな幼稚園児でも答えれるような問題を出してくるなんて…)

82: 2012/04/24(火) 00:27:02.15 ID:fx0mxP1Z0
黒板に書かれた絵は…ソフトクリームだ

便器「っ!!」

教師「さぁ答えてみろ」

トイレットペーパー「嘘だろ…」ガタガタッ

便器(俺達トイレの住人にとっちゃう○こは天敵…)

便器(あいつ等の名前を口にした瞬間、俺達はトイレ界から裁きを受ける…)

ビュティ「トイレ界!?てかただのソフトクリームだよ!!」

便器(俺の…俺の便器としてのプライドが許さねぇ…)

教師「どうした?わからないのか?」

女子「ソフトクリームだよ…」コソッ

便器「……!」

それまで女子と会話をしたことが無かった便器にとって

女子に話しかけられるというのは火山が噴火する気分と同じなのである

便器「アッ…アッァァァァァ……」


83: 2012/04/24(火) 00:32:04.02 ID:fx0mxP1Z0
ジョバァァァァァ!

極度の緊張に陥った時、自動的に便器のビデが動き出す

ビュティ「なにその迷惑な機能!?」

女子「きゃぁっ!」

便器「ハァハァ……」

男子「うわあああーー!便器の奴小便漏らしやがったー!」

「お漏らしーお漏らしー」

「お漏らしーお漏らしー」

便器「うっうっぁあああああああああああああ!!!!」

こうして、俺達3人は学校のトイレに隔離されることとなった

ビュティ「残りの2人は完全にとばっちりだよね!?」

これも全て…憎きうんこ達の所為である

ビュティ「だからあれはソフトクリームだってば!」


85: 2012/04/24(火) 00:37:15.17 ID:fx0mxP1Z0
……



ソフトン「そんなことがあったのか…」

タワシ「だから、便器はうんこに対する憎しみが強いんだ」

タワシ「ホントはただ皆と仲良くしたいだけなのに」

ソフトン「…」

校長「そ、ソフトン先生!」

ソフトン「校長」

校長「大変なんだ!とにかくすぐに校庭にきてくれ!」

ソフトン「校庭に…?」

ソフトンとタワシは急いで校庭にへと駆け出した


86: 2012/04/24(火) 00:41:50.66 ID:fx0mxP1Z0
トイレットペーパー「お、おい止めろって!」

便器「ウルセーヨ!俺は真剣だ!!」

トイレットペーパー「学校中のトイレットペーパーを流すなんて正気かよ!!」

便器「俺はマジだ!!!」

タッタッタ

ソフトン「便器、トイレットペーパー」

便器「てっ…テメェ!!」

ソフトン「なにをしているんだ?」

便器「が、学校中のトイレットペーパー流して詰まらせて氏んでやるんだよ!!」

ソフトン「…!」

校長「あわわわっ」

ビュティ(詰まったら氏ぬの…?)

87: 2012/04/24(火) 00:45:52.84 ID:fx0mxP1Z0
ソフトン「バカな真似は止せ」

便器「やってやるよ…やってやるよ…!!」

ソフトン「そんなことをしてお前はまた逃げるのか?」

便器「なんだと……?」

ソフトン「タワシから話を聞いたが」

ソフトン「ただ単に漏らした事をバカにされるのが怖くて逃げているだけだ」

ソフトン「そんな便器に憎いと言われても説得力は皆無に近い」

便器「このクソうんこがァァァァァァ!!!!!」

ジョバァァァァァ!!

トイレットペーパー「あ…あいつ芯ごと流しやがった!!」

タワシ「便器が…!!」

ソフトン「マズイ…」

シュタッ

ジョバァァァァァ

ビュティ「きゃああああああ!!ソフトンさんも流されたァァァーー!!!」

88: 2012/04/24(火) 00:48:41.50 ID:fx0mxP1Z0
―便器の中―
ソフトン「これが詰まったトイレットペーパーの芯だな…」

グイッ

ザパぁーーンッ

タワシ「せ、先生が便器の中から出てきた!」

トイレットペーパー「やったぜ!」

便器「ごほっ…げほっ……」

ソフトン「ふぅ、なんともなくて良かった」

ビュティ「いやいや!流された影響で顔が半分崩れてるよ!?」

便器「クソッ…がっ…」

タッタッタ

便器は垂直走りで校舎を駆け上がり屋上まで到達した

便器「ガチで飛び降りてやるよ!これなら俺も氏ねるぜ!!」

ソフトン「……」

便器「へっ、あばよ…うんこ野郎……」


89: 2012/04/24(火) 00:52:16.85 ID:fx0mxP1Z0
ソフトン「…」

タワシ「ああああああああ!!」

トイレットペーパー「あいつ…!」

ソフトン「バビロン真拳奥義」

校長「校長真拳奥義」

ビュティ「校長!?」

ソフトン「ムーの遺産」

校長「聖書の赤いバイブル」

ズシャァッ!!

2人の繰り出した技により便器の飛び降り自殺を防ぐことが出来た

便器「ハァハァ……ビビって…クソ漏らしちまった…」

校長「2度とこんな真似はするな」

校長「芽を自分で摘もうとするなら、私は全力でそれを止める」

便器「こ……校長……」

ビュティ「なぜか校長がしめたーーーーーー!!!!」

90: 2012/04/24(火) 00:55:42.18 ID:fx0mxP1Z0
ソフトン「ということがあって」

ソフトン「今はあいつ等も真面目に授業を受けてくれている」

ヘッポコ丸「苦労したんですね…」

ソフトン「ああ、その分卒業式の日には今までの苦労が全て報われるはずだ」

ビュティ(みんな新しい道を切り拓いてるのに…私だけコンビニの店員なんて…)

首領パッチ「約束の時間からもう30分も経ったじゃねーかよ!」

ソフトン「ボーボボはおろか、他の連中はきていないな」

ヘッポコ丸「ったく…なにしてんだか…」

タッタッタ

首領パッチ「ん?」

「おやび~~~~~~~ん!!!!!!」

93: 2012/04/24(火) 01:00:42.74 ID:fx0mxP1Z0
ガシッ

破天荒「お久し振りです!!」

ヘッポコ丸「お前は…」

ビュティ「破天荒さん!?」

首領パッチ「ちょっと止めなさいよ…!私にはへっくんがいるんだからぁ!」もじもじ

破天荒「まさかおやびんとまた会えるなんて…ぐすっ…」

ビュティ「破天荒さんは今までなにを?」

破天荒「へっ、久し振りだな」

ヘッポコ丸「チッ…なんだよ」

破天荒「俺は最近まで怪盗の仕事をしてたんだよ」

ビュティ「怪盗!?」

破天荒「俺のカギ真拳を使って世界中の宝を盗んでいたのさ」


95: 2012/04/24(火) 01:06:23.41 ID:fx0mxP1Z0
首領パッチ「俺の名前は首領パッチ30世、世間を騒がせてる大泥棒」

首領パッチ「むふふふふ」

破天荒「俺はおやびんの相棒…破天荒!」

首領パッチ「さぁて、今日は天候を操れる指輪を盗むぜ!」


96: 2012/04/24(火) 01:06:40.30 ID:fx0mxP1Z0
破天荒「はい!おやびん!」

首領パッチ「あそこに置いてある金庫を開けるぜ!」

破天荒「カギ真拳奥義…ピッキング!」

ガチャンッ

首領パッチ「ぬふふふ、獲物は確かに頂いたぜ」

首領パッチ「これも全てドパン30世のお陰…さ」ニヤリ

破天荒「さすがおやび~~~~ん!!!」

ビュティ「あんた何もしてないでしょ!?どのツラ下げて言ってんの!?」

首領パッチ「こんなツラ」

ビュティ「…イラッ」

バチンッバチンッ

ヘッポコ丸(びゅ…ビュティがキレた……)

97: 2012/04/24(火) 01:12:07.16 ID:fx0mxP1Z0
破天荒「つーか、ボーボボまだきてねぇのかよ」

ソフトン「だが…人数は集まってきたな」

ビュティ「でも、まだ全員は揃ってないみたい…」

ヘッポコ丸(そういえば、あのところ天みたいな奴はどうしたんだ?)

ぷるんっ

ぷるんっ

ヘッポコ丸「この足音は……!?」くるっ

プリン「へへっーー騙されてやがんのー」

ヘッポコ丸「イラッ」

グシャッグシャッ!!

プリン「うぎゃあああああーーーー!!3時のおやつがーーーー!!!」

ぶろろろろろん

ヘッポコ丸「チッ…今度は車の音か…」


106: 2012/04/24(火) 01:47:55.41 ID:fx0mxP1Z0

1台のリムジンが公園に突っ込んできた

キキぃーーッ

ヘッポコ丸「お、おい!危ないだろ!」

ガチャッ

ぷるんっ

天の助「ふぅ…相変わらず汚い街だ」スパーッ

リムジンから降りてきたのは

黒いサングラス、そして葉巻を口に咥えたところ天の助であった

ビュティ「天の助くん!」

天の助「ったく空気もマズイな」

天の助「オラッ下っ端!さっさとところ天絨毯下に敷け!」

OVER「…」ピクピクッ

ヘッポコ丸「お、オーバー!?」


107: 2012/04/24(火) 01:53:09.06 ID:fx0mxP1Z0
OVER「かしこまりました…」ピクッピクッ

天の助「天の助様?だろぉ~?」

OVER「…イライラッ」

ビュティ(この15年間の間にどんな事があってあの2人の立場が逆に!?)

ソフトン「久し振りだな、ところ天の助」

天の助「んん~?どちらんでしたっけ?」

首領パッチ「テメェふざけんなよ!なに金持ちぶってんだよ!」

天の助「札束やるから」

首領パッチ「天の助はん…あんたよう分かってはりますな…」

天の助「なぁに、1秒で6000万稼いでる私にとっちゃ安いもんだ」

ビュティ「1秒で6000万!?」

108: 2012/04/24(火) 01:56:24.74 ID:fx0mxP1Z0
ヘッポコ丸「お前この15年の間に一体なにがあったんだよ?」

天の助「高いな…」

ヘッポコ丸「は?」

天の助「図が高いと言ってるんだ」

ペチンッペチンッ(札束で頬を叩く)

ヘッポコ丸(こ…こ…頃してぇ……)

ビュティ「スーパーで働いてたんじゃないの?」

天の助「ッァ!!シャラップ!!!スーパーの話は止めろ!!」

ビュティ「?」

首領パッチ「ははーん、さてはお前スーパーから追い出されたんだろ?」

天の助「ち、違う!俺は逃げちゃいない!!」


111: 2012/04/24(火) 02:01:21.96 ID:fx0mxP1Z0
15年前、ボーボボと別れてから

俺は確かにスーパーという名のスーパーで働くという生活に逆戻りしていた

天の助「正直、クビも覚悟していたんだ」

ビュティ「天の助くん…」

天の助「だから…今度は自分が何かを組織し支配する側に回ろうと考えたんだよ…!」


天の助「いいか、俺達でこのスーパーに革命を起こす」

店員「無理っすよところ天さん」

犬「ワン」

天の助「なんでこれだけしか集まらなかったんだよ!!」ぷるんっ

天の助「しかも動物なんて連れてきやがってよ!どうなってんだ!!」

店員「仕方ないっすよ…雇われてる身なのに革命起こすなんて…」

天の助「ぐぅっ…」

112: 2012/04/24(火) 02:06:21.89 ID:fx0mxP1Z0
天の助「まあいい…今日から俺達は反ところ天軍(アバンチーラ)だ」

ビュティ「どこからアバンチーラの文字が浮かび上がってきたの!?」


店長の俺達に対する重労働に反発するため

まずは商品の陳列を荒らすことにした

天の助「…」

店長「お、天の助くん珍しく商品陳列をしてるじゃないか」

天の助「はは…たまには店に貢献しないと」

店長「焦っても無駄だけどねぇ~」

スタスタ

天の助「…クソッ!あの野郎~~」

天の助「とりあえず、お菓子売り場は全部ところ天にすり替えておくか」


113: 2012/04/24(火) 02:11:08.04 ID:fx0mxP1Z0
子供「お菓子~お菓子!」

タッタッタ

子供「あった!」

「ところ天」「ところてん」「ところてん」「板ところてん」「ところてんシール」

子供「全部ただのところ天だァァァァーーーー!!!!」

天の助「やぁ、坊や!お菓子にはところてんをオススメするよ!」

子供「今時の子供がところ天なんて食べる訳ないだろ」

ドンッ!

天の助「うぎゃっ!」

天の助「あいてててっ…肋骨折れちまったじゃねーか…」

店員「天の助さん…店長が呼んでますよ」

天の助「えっ」ドキッ

115: 2012/04/24(火) 02:16:18.76 ID:fx0mxP1Z0
店長「反ところ天軍なんて結成したんだって?」

天の助「い…いや知りません…」

犬「コイツに俺誘われたんすよ~マジで勘弁」

天の助(て、テメェ!!クソッ…!!)

店長「オーナーの犬さんも言ってることだし」

ビュティ「ここのスーパーのオーナーって犬なの!?」

店長「という訳で君はクビだ」

「クビだ」「クビだ」「クビだ」「クビだ」

天の助「……」ズーーーンッ

犬「這い上がってこいよ、マイナー食品」

天の助「お世話に…なり…ました……」


116: 2012/04/24(火) 02:23:00.37 ID:fx0mxP1Z0
店員「天の助さん…」

天の助「しばらく、俺は海外で修行を積んでくる」

店員「か、海外に?」

天の助「あばよ」

スタスタ

ぷるんっ

そして、俺は約10年ほど海外にへと逃亡した

スーパーをクビになってから10年後

俺はある国の国王となっていた

ビュティ「その10年間になにがあったの!?しかも国王!?」

天の助が飢餓に苦しんでいた国に

ところ天を無料で支援したことによって

その功績が認められ、国王となったのであった

天の助「国名もところ天王国に変更致します」


118: 2012/04/24(火) 02:29:28.91 ID:fx0mxP1Z0
天の助「年金ではなく我が国ではところ天を納めることを命じる」

ビュティ「ところ天なんかで国が運営出来るかァ!!」

天の助「4月1日はところ天の日」

天の助「この国で扱える食材もところ天のみ!!」

ビュティ「それただの願望丸出しなだけじゃん!?」

いつしか、他国でもところ天の必要性が認められ

ところ天はグローバル化した

世界はところ天無しでは活動出来ない状態にまで陥った


OVER「クソが…ボーボボ達に負けてから職を失った…」

ぷるんっ

天の助「私の国で働いてみないか?」

OVER「あ?」ギロッ

120: 2012/04/24(火) 02:34:03.47 ID:fx0mxP1Z0
OVER「天の助の癖に調子に乗ってんじゃねーーぞ!!」

天の助「…フンッ」ぷるんっ

OVER「氏ね!!」

天の助「ぷるぷる真拳奥義」

天の助「快速急行ぷるぷるロケット!!」

ヒューーーーンッ

ズドーーーンッ

OVER「がはぁっ…!!!」

天の助「元隊長の力を舐めるなよ坊主」

OVER「てっ…めぇ……!!」

天の助「とりあえず、氏にたくなければ私の助手となれOVERよ」

OVER「クソ……!」

天の助「ハハハハハハッ!!!俺は変わったんだ!!ただのスーパーの売れ残り商品ではなく…」

天の助「今や俺は世界から認められた食材となったんだぁーーーー!!!」

122: 2012/04/24(火) 02:39:20.37 ID:fx0mxP1Z0
……



天の助「つまり、今の君達より私は位が上ということなのだ」

ビュティ「…」

ヘッポコ丸「…」

天の助「お…おいおい、なに怒ってるんだよ!」

天の助「ほら!嘘だって!お前等と会うのホントに楽しみにしてたんだよ!」

首領パッチ「お前の席(ポジション)ねぇから」

天の助「…!!!」ズーーーンッ

天の助「ごめんよぉ…ごめんったら……ちょっとだけ見返したかっただけなんだぁ…ひくっ」

ビュティ「結構集まったね!」

ヘッポコ丸「後はボーボボさんが来るだけだな」

田楽マン「なのらーー!!田楽マンを忘れてるのらー!」

125: 2012/04/24(火) 02:43:34.16 ID:fx0mxP1Z0
首領パッチ「罰ゲーム!」

スゥゥゥゥ

田楽マン「えええぇぇ?カードに吸われるのらぁーー!!」

ヒューン

田楽マンはカードに封印された

首領パッチ「クックッ…田楽ボーイは私が封印シマシター」

天の助「じいちゃん!」

ビュティ「…えーっと、後はボーボボだけかな?」

ソフトン「約束の時間はとっくに過ぎている」

首領パッチ「主人公の癖になにしてんだよあいつはよぉ!」

スッ

スズ「皆さん、お久し振りです」

ビュティ「す…スズさん!?」


128: 2012/04/24(火) 02:47:53.01 ID:fx0mxP1Z0
破天荒「どうして、お前がここにいるんだよ」

スズ「皆さんにどうしてもお見せしたい物があったので」

ビュティ「私達に見せたいもの…?」

スズ「テレポートでお連れします」

ヒュンッ

……



ビュティ「ここは…」

首領パッチ「なんだこの薄暗い部屋!あんまりよく見えねーぞ!」

スズ「ここは、言わばボーボボさんの封印された場所です」

ヘッポコ丸「ボーボボさんが封印された場所…?」

スズ「あの石像に見覚えはありませんか?」

ビュティ「石像…」

131: 2012/04/24(火) 02:52:59.20 ID:fx0mxP1Z0
目の前にはボーボボの石像らしき物が

ポツリと置いてあった

ビュティ「ぼ…ボーボボ……?」

天の助「なんで、ボーボボが石になってるんだよ」

首領パッチ「きっと石になりたかったんだろ?」

ビュティ「違うよ!」

スズ「ボーボボさんは……」

ソフトン「どうした?」

スズ「……」

ビュティ「お願い…ボーボボになにがあったのか教えて…スズさん」

スズ「ボーボボさんは、世界の崩壊を防ぐために自ら石像化への道を選んだのです」

スズ「つまり、ボーボボさんは…もう……」

ビュティ「うそ…ボーボボが…氏ぬ訳ないよ……」


133: 2012/04/24(火) 02:57:15.46 ID:fx0mxP1Z0
ソフトン「なぜ、ボーボボがその役を?」

スズ「この話を持ちかけてきたのはある人物だそうです」

ヘッポコ丸「誰か分からないのか?」

スズ「はい…申し訳ありませんが私はその人物を知りません…」

天の助「だったら、その話を持ちかけた奴が怪しいんじゃないの」

ビュティ「……」

スズ「ボーボボさんは仲間と別れた事をひどく後悔していました」

スズ「ですが、世界の崩壊を防ぐためにはこうするしかなかったそうです」

破天荒「ボーボボ…」

スズ「封印の前日ボーボボさんはこう言っていました」

「俺は多くの仲間に出会い、そして多くのことを学んだ」

「そんな大切な仲間を誰1人失いたくない…だから俺の命1つで防ぎたい」


135: 2012/04/24(火) 02:59:56.89 ID:fx0mxP1Z0
―封印当日―
ボーボボ「よし、じゃあ封印するか」

スズ「…はい」

ボーボボ「スズ、そこのセメントを全身に塗ってくれ」

スズ「えぇ!?セメントを!?」

ボーボボ「早く封印してくれ…時間が無い」

スズ「はい…」

……



スズ「すいません…何度か引き止めたのですが…ボーボボさんの意思は固くて…」

ビュティ「いやスズさんがセメント塗ったんだよね!?」

ソフトン「しかし、1つ気になるな」

破天荒「ああ」

ソフトン「そのボーボボに封印を持ちかけた人物が一体誰なのか」

OVER「ケッ、俺にとっちゃ嬉しい話だがな」


137: 2012/04/24(火) 03:03:50.61 ID:fx0mxP1Z0
ヘッポコ丸「ボーボボさんしか分からないことですよ…」

「ハハハハハハハハハ!!!!!」

首領パッチ「なっ、笑い声が聞こえるぞ!!」

「ようやく集まったな…ハジケ諸君達よ」

天の助「さっさと出てきやがれ!」

「よかろう、姿ぐらいは見せてやるさ」

「ボーボボに封印の話を持ちかけた…この話の黒幕はこの俺だ…!!!」

ビュティ「…!!」

スッ

つけもの「つけものウィース!」

ビュティ「最後の最後でどえらい奴が出てきたァァァーーーーー!!!!!」


140: 2012/04/24(火) 03:10:25.33 ID:fx0mxP1Z0
ビュティ「つけものって確かボーボボに仲間に入るのを断れた…初期キャラだよね…?」

つけもの「テメェ…その事は言うんじゃねぇ!!」

つけもの「お漬物殺砲!!!」

つけものの人差し指からレーザービームが放たれた

ビュティ「きゃぁっ…!」

ヘッポコ丸「危ない!!」

ソフトン「クッ…!」

ズシャァァァッ!

ビュティ「ソフトンさん!へっくん!!」

ヘッポコ丸「…」ソフトン「…」

つけもの「ハハハハ!!今の俺の光線に直撃すると石化するのさぁ!」

141: 2012/04/24(火) 03:12:21.85 ID:fx0mxP1Z0

天の助「せ、石化!?」ガタガタッ

OVER「へへっ…俺もこっち側で参戦させてもらうぜ」

破天荒「テメェ、裏切りやがったな…」

OVER「最初からお前達と協力する気なんてなかったんだよ」

破天荒「おやびん…あのハサミ野郎は俺に任せてください」

首領パッチ「お、おい!お前はあのめちゃ強いつけものと戦えよ!おい!!」

つけもの「ククッ……お前等も同じようにしてやるよ」

天の助「いやあああああああああああ」

つけもの「つけもの真拳奥義…魅惑のつけものポールダンス」

くねくね

すりすり

ビュティ「うっ……頭が…割れそう……!」

143: 2012/04/24(火) 03:18:21.84 ID:fx0mxP1Z0
つけもの「ヒャハハハ!!隙あり!」

つけもの「つけもの真拳奥義!氷漬けの漬物!」

スズ「危ない!」

ビュティ「あっ!」

ドンッ

スズはビュティを突き飛ばしつけものの攻撃を受けた

カチンコチンッ

つけもの「ヒャーーーハッハッ!!氷漬けの女なんて乙だぜ!」

ビュティ「スズさん!!」

ビュティ「私の所為で…私の所為で……!」

天の助「ビュティ、下がってろ」

ビュティ「でも…!」

天の助「もう氏ぬ覚悟は出来てるんだよ」(右脇にところ天の詰め合わせ箱を挟んでいる)

ビュティ「媚びる気満々だろお前!?よくそんな事言えたわ!!」


145: 2012/04/24(火) 03:22:37.93 ID:fx0mxP1Z0
天の助「…畜生ォォォォォ!!!国王の力見せてやるよおおおお!!!!!」

つけもの「へへへっ、お前も俺と同じ匂いがするぜ」

天の助「よっしゃあああああああああああ!!」

天の助「ぷるぷる真拳奥義!!」

天の助「無駄な動きが一切無いファントム土下座」

ビュティ「早速出たァァァーーー!!媚びりの代名詞だよその技!!!」

天の助「どうぞ、最高級のところ天です」

スッ

つけもの「イラネ」

ズシャァッ

天の助「うぁああああああ!!俺の身体が溶けていく…!」

つけもの「俺に触れられると身体が溶けていくのさ」

首領パッチ「て、天の助!!」

天の助「…へっ…俺の大好きな…ところ天を守ってやっ……てくれ」


146: 2012/04/24(火) 03:25:27.89 ID:fx0mxP1Z0
つけもの「ゴタゴタとうるせぇよ!」

グシャッ!

天の助の身体が跡形も無く消滅した

ビュティ「…!!」

首領パッチ「…」プツンッ

首領パッチ「うあああああああああああああ!!!!!!!!!!」

ヒュンヒュンヒュンッ

ビュティ「こ…これって…!」

つけもの「な、なんだその金色の光は?」

怒んパッチ「怒んパッチ」

怒んパッチ「怒りは俺の力にへと変わる…」

つけもの「かっこつけてんじゃねーぞ!!」

怒んパッチ「俺のスピードについてこれるのか?」

シュンッ

ビュティ「速いっ…!!」

149: 2012/04/24(火) 03:29:24.55 ID:fx0mxP1Z0
つけもの「…!」

怒んパッチ「がはっ」

バタッ

ビュティ「えっ!?」

怒んパッチ「今朝…木工ボンドを食べ過ぎた所為で……くっ」

ビュティ「木工ボンド!?朝っぱらからなに食べてんの!?」

怒んパッチ「く……そ…」

ビュティ「首領パッチくん!このままじゃやられちゃうよ!」

怒んパッチ「怒れ…俺を不調に追い詰めた木工ボンドに対して…」

ビュティ「それ完全に自分が悪いのに!?」

怒んパッチ「…うああああああああ!!」

バサッバサッ

ビュティ「首領パッチくんの背中に翼が!」

怒んパッチ「悲しいぜ…まさかここまで俺に本気を出させるなんて…」

150: 2012/04/24(火) 03:34:48.43 ID:fx0mxP1Z0
つけもの「へェッ!そんなの怖くねーよ!」

怒んパッチ「今の俺なら1秒間に10億発のパンチを撃つ事が出来る」

つけもの「じゅっ…十億だと!?」

怒んパッチ「いや…もっと怒りを溜める事にしよう」

ビュティ「そんな事してたら相手に倒されちゃうよ!」

怒んパッチ「思い出せ、憎き日の事を…」

……




151: 2012/04/24(火) 03:36:57.27 ID:fx0mxP1Z0
監督「よし、今日のスタメンを発表する」

監督「1番カステラ…」

首領パッチ(8番まで呼び終わったけど俺の名前がまだ呼ばれて無いぞ…)

監督「9番首領パッチ」

首領パッチ「イェス!!!」

監督「ライトのポール」

ビュティ「ポジションどころか最早物としてか扱われてないし!!」

怒んパッチ「今思い出しただけでもムカつくぜ…この俺がライトのポールなんて…」

つけもの「かかってこいや!!!」

怒んパッチ「行くぜ…衝撃派突破……怒派斬!!!」

グシャァッ!!

つけもの「へェッ…惜しかったな」

怒んパッチ「なっ…俺のドンパッチソードを片手で受け止めただと…?」

つけもの「消えろ」


152: 2012/04/24(火) 03:39:34.07 ID:fx0mxP1Z0
ズシャァッ

怒んパッチ「ァァ」バタッ

とうとう首領パッチまでもが倒された

ビュティ「…う、うそ…みんな…そんな……」

つけもの「さぁ…お前もすぐに皆と同じようにしてやるさ…ウヒヒッ」

ビュティ「いやっ…誰か……ボーボボ!お願い皆を助けてェーーー!!!!」

カンカンッ

ビュティ「……」

ボーボボ「はい!カットカットー!」

ビュティ「え、ボーボボ…?」

ボーボボ「いやぁ!いい作品が撮れましたよ!」

つけもの「自分暇なんでいつでも呼んでください」


157: 2012/04/24(火) 04:01:32.49 ID:fx0mxP1Z0
ボーボボ「ただしつけもの、テメェの部分は全部カットだ」

つけもの「…!!」

ビュティ「え…いやあの…」

ヘッポコ丸「ふぅ、石化ってのも大変だなぁ」

ソフトン「中々やりがいのある仕事だったな」

天の助「俺もまさか自分から溶けるなんて思わなかったよ」

破天荒「ったく、映画の撮影なんかでわざわざ呼びやがって」

ビュティ「映画の撮影…!?」

ボーボボ「ビュティにだけはずっと黙っていたが」

ボーボボ「実は今までの話、全部映画撮影のための演技だったのさ」

ビュティ「……」

ビュティ「なんじゃそりゃああああああーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

159: 2012/04/24(火) 04:09:09.35 ID:fx0mxP1Z0
ボーボボ「じゃあ、これ来年の夏辺りに公開するから」

首領パッチ「オラわくわくしてきたぞ!」

ビュティ「あの15年経ったっていうのも…」

ソフトン「ホントは3日しか経っていなかったみたいだな」

ボーボボ「俺が旅を止める訳がない」

ボーボボ「俺たちの旅はまだまだ始まったばかりだ!」

ビュティ「うん!」

おしまい

161: 2012/04/24(火) 04:11:28.06 ID:fx0mxP1Z0
すいません、なんか忍法帖?が氏にました
最後で適当ですまたネタが出来れば書きます
おやすみなさい

162: 2012/04/24(火) 04:12:02.71
>>161

おやすみなサイヤ人。

165: 2012/04/24(火) 04:15:11.37
1番の被害者:ビュティさん

引用元: ボーボボ「あぁ~!もう旅するのも疲れたしボーボボ完結な」