6: 2014/04/01(火) 20:43:48.56 ID:ni4EcHQr0
八幡「それはな、『はちまん』って読むんだよ」
小町「うわぁ、お兄ちゃん流石にそこまで自己主張キツいとなぁ...」
八幡「は?お前何言ってんの?はちまんであってるだろ」
小町「」
小町「うわぁ、お兄ちゃん流石にそこまで自己主張キツいとなぁ...」
八幡「は?お前何言ってんの?はちまんであってるだろ」
小町「」
9: 2014/04/01(火) 20:51:15.96 ID:ni4EcHQr0
八幡「いや、俺小学校の頃製鉄所って呼ばれてたことあるし」
八幡「教室入ると『お、来た来た。鉄出してよスチガヤくん』とか言われてたぞ」
小町「(どう反応したら良いんだろう)」
八幡「教室入ると『お、来た来た。鉄出してよスチガヤくん』とか言われてたぞ」
小町「(どう反応したら良いんだろう)」
10: 2014/04/01(火) 20:58:06.77 ID:ni4EcHQr0
小町「(多分お兄ちゃんは他にもっと酷いあだ名をつけられてたから、比較的残酷じゃないこのあだ名を受け入れてしまってるんだ...)」
小町「(それだけに違うと指摘された時のショックは大きいはず...)」
小町「(そんなこと小町にできないよぉ... )」
小町「 あ 」
小町「(それだけに違うと指摘された時のショックは大きいはず...)」
小町「(そんなこと小町にできないよぉ... )」
小町「 あ 」
12: 2014/04/01(火) 21:08:24.60 ID:ni4EcHQr0
小町「おっ、お兄ちゃん!それならさ、雪乃さんに確認してみたら?」
小町「(罵られ慣れてる人いたじゃん!)」
八幡「...はぁ? なんでまたヤツに聞かなきゃならん」
小町「い、いやぁ、小町も実際どうなのか知りたいし...」
小町「あっ、ほ、ほら小町総武高志望してるから、正しく覚えなきゃ☆!」
八幡「『あっ』ってなんだよ製薬会社かお前は」
八幡「(学校じゃ俺もお世話になってるけどなその単語。声優に抜擢されるレベルでな...)」
小町「(罵られ慣れてる人いたじゃん!)」
八幡「...はぁ? なんでまたヤツに聞かなきゃならん」
小町「い、いやぁ、小町も実際どうなのか知りたいし...」
小町「あっ、ほ、ほら小町総武高志望してるから、正しく覚えなきゃ☆!」
八幡「『あっ』ってなんだよ製薬会社かお前は」
八幡「(学校じゃ俺もお世話になってるけどなその単語。声優に抜擢されるレベルでな...)」
14: 2014/04/01(火) 21:15:27.46 ID:ni4EcHQr0
小町「また訳わかんないこと言ってるし...」
小町「ほら!早く早く!」
八幡「えぇ...」
八幡「ったく、しょうがねぇなぁ。えーと、雪ノ下雪ノ下...と」スマホスライドー
八幡「って俺連絡先知らn???????」
小町「はい、電話」プルルルルル
小町「ほら!早く早く!」
八幡「えぇ...」
八幡「ったく、しょうがねぇなぁ。えーと、雪ノ下雪ノ下...と」スマホスライドー
八幡「って俺連絡先知らn???????」
小町「はい、電話」プルルルルル
20: 2014/04/01(火) 21:25:57.72 ID:ni4EcHQr0
八幡「・・・もうお前聞けよ…」
八幡「(雪ノ下さんと話すの口じゃなくて心臓使うんだよ?知ってた?)」プルルルル
八幡「(超ドキドキするんだよ?//// いやマジ不整脈を疑うレベルで)」プルルルル
ガチャ
雪ノ下「はい、雪ノ下です」
八幡「(雪ノ下さんと話すの口じゃなくて心臓使うんだよ?知ってた?)」プルルルル
八幡「(超ドキドキするんだよ?//// いやマジ不整脈を疑うレベルで)」プルルルル
ガチャ
雪ノ下「はい、雪ノ下です」
23: 2014/04/01(火) 21:39:15.03 ID:ni4EcHQr0
八幡「ゆっ↑雪ノ下か?」
八幡「(あばばばばばばばば。裏返った。超裏返った。あ、知ってる?軍艦巻の海苔の巻き方って裏表あるんだぜ。知ってから俺寿司屋行ってそれしか見てねぇわハハッ)」
雪ノ下「...用件はすんだようですね。それじゃあ」
八幡「おい。」
雪ノ下「何でしょう?」
八幡「いや、なんでお前敬語なってんだよ」
雪ノ下「初めて話す人には敬語を使いなさいと教えられていますので。日本人は」
八幡「さらっと異国人認定してんじゃねぇよ...」
八幡「(あばばばばばばばば。裏返った。超裏返った。あ、知ってる?軍艦巻の海苔の巻き方って裏表あるんだぜ。知ってから俺寿司屋行ってそれしか見てねぇわハハッ)」
雪ノ下「...用件はすんだようですね。それじゃあ」
八幡「おい。」
雪ノ下「何でしょう?」
八幡「いや、なんでお前敬語なってんだよ」
雪ノ下「初めて話す人には敬語を使いなさいと教えられていますので。日本人は」
八幡「さらっと異国人認定してんじゃねぇよ...」
24: 2014/04/01(火) 21:45:17.12 ID:ni4EcHQr0
雪ノ下「誰かに扶養されながら生きていく、という点では何処かの異国人と同じよね、あなた」
八幡「(えっ。雪乃ちゃん右の人かな?お兄ちゃんちょっとショック)」
八幡「(えっ。雪乃ちゃん右の人かな?お兄ちゃんちょっとショック)」
30: 2014/04/01(火) 21:55:37.53 ID:ni4EcHQr0
雪ノ下「で、何の用かしら?欲求不満?」
八幡「いや、なんで俺発情してんだよ...」
雪ノ下「少し落ち着きなさい。ハァハァ言ってるの聞こえるわよ」
八幡「言ってねえよ犬かよ」
雪ノ下「違うの?」
八幡「(あぁ、首をかしげてる姿が目に浮かぶ... あれ?飼いならされてね俺?)」
八幡「いや、なんで俺発情してんだよ...」
雪ノ下「少し落ち着きなさい。ハァハァ言ってるの聞こえるわよ」
八幡「言ってねえよ犬かよ」
雪ノ下「違うの?」
八幡「(あぁ、首をかしげてる姿が目に浮かぶ... あれ?飼いならされてね俺?)」
35: 2014/04/01(火) 22:05:12.20 ID:ni4EcHQr0
八幡「あれだ、はちまん製鉄所ってはちまん製鉄所だよな?」
雪ノ下「…切るわよ」
八幡「(うんそれ自分でも言ってて思ったわ...)」
雪ノ下「…切るわよ」
八幡「(うんそれ自分でも言ってて思ったわ...)」
56: 2014/04/01(火) 23:24:23.46 ID:ni4EcHQr0
雪ノ下「(はちまん製鉄所......!)」
雪ノ下「(八幡〈やはた〉製鉄所のことね)」
雪ノ下「(フフフ、彼間違ってるわ。さてどんな風に罵倒してやりましょうか...)」
八 幡「おーい、どうした」
雪ノ下「(...! いや、今日はエイプリルフール。少し騙してあげましょう)」
雪ノ下「(八幡〈やはた〉製鉄所のことね)」
雪ノ下「(フフフ、彼間違ってるわ。さてどんな風に罵倒してやりましょうか...)」
八 幡「おーい、どうした」
雪ノ下「(...! いや、今日はエイプリルフール。少し騙してあげましょう)」
59: 2014/04/01(火) 23:26:27.23 ID:ni4EcHQr0
雪ノ下「大丈夫よ、伝達能力のないあなたの考えも私には理解出来るわ」
八 幡「逆に伝達能力のあるやつって何だよ...(能力者かっ!?)」
雪ノ下「そういうのいいから」
八 幡「能力者だわ...」
八 幡「逆に伝達能力のあるやつって何だよ...(能力者かっ!?)」
雪ノ下「そういうのいいから」
八 幡「能力者だわ...」
63: 2014/04/01(火) 23:29:03.08 ID:ni4EcHQr0
雪ノ下「八幡〈はちまん〉製鉄所って、九州にあったあの製鉄所のことよね?」
八 幡「おぉ、そうだ」
八 幡「(やっぱりそうじゃねぇか。小町のやつ入試大丈夫なのか)」
雪ノ下「そんな簡単なこと聞いてくるなんて、高校入試は大丈夫なの?」
八 幡「(俺はもう高2だが、ツッコんだら負けのような気がする)」
八 幡「おぉ、そうだ」
八 幡「(やっぱりそうじゃねぇか。小町のやつ入試大丈夫なのか)」
雪ノ下「そんな簡単なこと聞いてくるなんて、高校入試は大丈夫なの?」
八 幡「(俺はもう高2だが、ツッコんだら負けのような気がする)」
67: 2014/04/01(火) 23:34:57.61 ID:ni4EcHQr0
八 幡「...ありがとよ。雪ノ下に聞けば安心だ」
雪ノ下「(!!)」ズキッ
八 幡「じゃあ、また学校でな」
雪ノ下「あっ...」
ガチャ プーップーップーップーッ ……
雪ノ下「... 少し、悪いことしたかしら...」
雪ノ下「(!!)」ズキッ
八 幡「じゃあ、また学校でな」
雪ノ下「あっ...」
ガチャ プーップーップーップーッ ……
雪ノ下「... 少し、悪いことしたかしら...」
68: 2014/04/01(火) 23:36:33.64 ID:ni4EcHQr0
八 幡「小町ーーーーー」
小 町「ん?どしたのお兄ちゃん」
八 幡「どしたのってお前な...」
八 幡「まぁ、いい。八幡〈はちまん〉製鉄所の件だけど、やっぱ八幡であってたじゃねえか」
小 町「」
小 町「(小町をほったらかしておいて、真実を知ったかと思えば... ほんと、お兄ちゃんはお兄ちゃんだなぁ...)」
小 町「ん?どしたのお兄ちゃん」
八 幡「どしたのってお前な...」
八 幡「まぁ、いい。八幡〈はちまん〉製鉄所の件だけど、やっぱ八幡であってたじゃねえか」
小 町「」
小 町「(小町をほったらかしておいて、真実を知ったかと思えば... ほんと、お兄ちゃんはお兄ちゃんだなぁ...)」
71: 2014/04/01(火) 23:44:14.28 ID:ni4EcHQr0
八 幡「ん?どうかしたか?」
小 町「ううん、何でもないよ」
小 町「それよりさお兄ちゃん、小町勉強するの疲れちゃった」
八 幡「お兄ちゃんも生きるの疲れちゃったぁ」
八幡「(だって皆当たり強いんだもん!!サンドバッグかなんかと勘違いしてない?ねえ)」
小 町「ううん、何でもないよ」
小 町「それよりさお兄ちゃん、小町勉強するの疲れちゃった」
八 幡「お兄ちゃんも生きるの疲れちゃったぁ」
八幡「(だって皆当たり強いんだもん!!サンドバッグかなんかと勘違いしてない?ねえ)」
72: 2014/04/01(火) 23:45:28.71 ID:ni4EcHQr0
小 町「(はぁ... これだからゴミいちゃんは...)」
.................
小 町「...小町少し眠りたいから、お兄ちゃん腕まくらしてくれる?」ウワメヅカイ
八 幡「え?やだよ」
八 幡「(ヤダナニ怖い。つか腕まくらとかまくら側への拷問でしょ。まぁ二の腕は柔らかいから枕には適するかもしれんが。そんなこと言ったら体にはもっと柔らかい部位あるでしょ!!いやあくまで推測だけどね、特にある部分を強調して言ってる訳じゃナイヨ)」
小 町「も~、じゃあ1時間くらいしたら起こして!」プンプン
八 幡「(あ ざ と い)」
.................
小 町「...小町少し眠りたいから、お兄ちゃん腕まくらしてくれる?」ウワメヅカイ
八 幡「え?やだよ」
八 幡「(ヤダナニ怖い。つか腕まくらとかまくら側への拷問でしょ。まぁ二の腕は柔らかいから枕には適するかもしれんが。そんなこと言ったら体にはもっと柔らかい部位あるでしょ!!いやあくまで推測だけどね、特にある部分を強調して言ってる訳じゃナイヨ)」
小 町「も~、じゃあ1時間くらいしたら起こして!」プンプン
八 幡「(あ ざ と い)」
75: 2014/04/01(火) 23:51:54.77 ID:ni4EcHQr0
................
八 幡「寝たか...」
八 幡「...八幡〈やはた〉製鉄所ってことくらい知ってるわ」ナデナデ
八 幡「俺だって総武高受かってんだし」ナデナデ
八 幡「...お兄ちゃん小町が勉強頑張って、俺と同じ総武高入ろうとしてるの見ると...その、なんだ、うれしくてな」ナデナデ
八 幡「ちょっとからかいすぎちまったかな...」
八 幡「(受験、頑張れよ小町)」ポンポン
小 町「お兄ちゃ..ん..」スースー
八 幡「寝たか...」
八 幡「...八幡〈やはた〉製鉄所ってことくらい知ってるわ」ナデナデ
八 幡「俺だって総武高受かってんだし」ナデナデ
八 幡「...お兄ちゃん小町が勉強頑張って、俺と同じ総武高入ろうとしてるの見ると...その、なんだ、うれしくてな」ナデナデ
八 幡「ちょっとからかいすぎちまったかな...」
八 幡「(受験、頑張れよ小町)」ポンポン
小 町「お兄ちゃ..ん..」スースー
79: 2014/04/01(火) 23:54:23.23 ID:ni4EcHQr0
エイプリルフールの少し綺麗な八幡のお話
終わり
終わり
80: 2014/04/01(火) 23:54:57.86
乙
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