1: 2017/01/26(木) 19:15:39.273 ID:oT9nqIcz0
女「今日ではアニメ、漫画、ラノベが溢れかえっている」

男「ふむ」

女「『萌え』がどこにでも転がっている」

男「確かに」

女「だから以前のような萌えを感じることが出来なくなっている」

男「というと?」

女「チラリズム的な萌えは衰退したのだ」

男「???」

4: 2017/01/26(木) 19:16:35.827 ID:oT9nqIcz0
女「昔は萌えキャラなんてものは限られていた」

男「まあそうかもな」

女「だから本屋などでたまに見かける萌えキャラにドキドキしたものだ」

男「懐かしい感覚だな」

女「これをチラリズム的な萌えと呼ぼう」

男「おう」

女「ところがどうだろう、最近では大学の案内にも萌えキャラが見られるようになってしまった」

男「なかなか可愛かったな」

5: 2017/01/26(木) 19:17:30.278 ID:oT9nqIcz0
女「また、オタクへの風当たりも以前より弱くなっている」

男「それはいいことなのでは?」

女「いや、背徳感という大事な感覚が損なわれてしまう」

男「ああそう」

女「萌えの量産化と」

男「背徳感の欠如」

女「つまり、現代社会が萌えを希釈してしまっているのだ」

男「話が大きくなったな」

10: 2017/01/26(木) 19:19:43.503 ID:oT9nqIcz0
女「もちろん、個人レベルでの変化も無視できない」

男「それはわかる」

女「量をこなすと、どうしても既視感が生まれてしまう」

男「それは萌えにとっては致命的かもな」

女「だから以前のような満足感は得られにくい」

男「そうすると…」

女「色々な行動パターンが考えられるが、どうだ?」

14: 2017/01/26(木) 19:22:38.576 ID:oT9nqIcz0
男「うーん、なんだかんだ現状維持するのでは?」

女「そう、一つには満足感は得られないにしても、とりあえずアニメを見続けてしまうことがある」

男「現実逃避の面もあるかもな」

女「いつか、以前のような興奮が得られることを信じて、『萌えの消費者』としての立場に甘んじてしまう」

男「胸が痛い…」

女「まあ大抵はこんなもんだ」

19: 2017/01/26(木) 19:24:58.085 ID:oT9nqIcz0
男「ところで、『消費者』があるということは…」

女「そう、『萌えの生産者』という立場も取れる」

男「なるほど、萌えが大衆化したことで…」

女「その通り、生産者としての立場は取りやすくなっている」

男「誰でも作品を発表できるもんな」

女「web漫画や小説家になろうなど、そこから作品を世に送り出すこともできる。しかし…」

男「…しかし?」

女「それが希釈化を促進させる要因にもなり得るのだ」

男「うーん」

22: 2017/01/26(木) 19:27:08.759 ID:oT9nqIcz0
女「最後に、新ジャンルの開拓という方法を紹介したい」

男「新ジャンル?今更あるのかな」

女「オタクたるもの、探究心を失ってはならない」

男「はい…」

女「私が最近萌えを感じているのは…」

男「」ゴクリ
 
女「これだ!」ジャ-ン!

男「なんだこれ!?…って数学の問題集じゃないか」

女「そうだ。探究心があれば、数学の問題集にも萌えを感じることができる」

男「ええ…」

女「たとえばここ」

27: 2017/01/26(木) 19:30:22.528 ID:oT9nqIcz0
男「なになに…『√xが目障りですね。置換してしまいましょう。』これのどこg」

女「問題に対する優しい誘導…。ここに萌えを感じないことはできない」

男「レベルが高すぎる…」

女「執筆者との問題を介してのコミュニケーション///」ウットリ

男「まあ幸せならそれでいいんじゃないか」

女「うむ、萌えへの探究心を惜しんではならない」

男(まあ俺は女さんを見ているのが…)

女「…どうした?私の顔に何かついてるか?」

男「いや…別に」

おわり

30: 2017/01/26(木) 19:33:23.541 ID:oT9nqIcz0
以上だ反論は認める
男女会話形式にしたのはテンポを良くするためとわかりやすくするため

32: 2017/01/26(木) 19:34:30.185
萌えは商業化したよね
同人界隈でさえ自己満足より利益を取る人が増えた気がする

38: 2017/01/26(木) 19:42:26.284
いいんだよ一部の本物が生き残れば

引用元: 女「『萌え』が大衆化しすぎた」 男「ほうほう」