1: 2021/01/17(日) 00:41:41.422 ID:8P33DePj0
のび太(二次会の打合せの帰りにしずかちゃんの家の前なんて通るんじゃなかったなぁ…)
のび太(さっきまでみんなで飲んで浮かれてたのにすっかり酔いが醒めちゃった)
のび太(もう少し散歩して帰ろう)
のび太(僕は今でも頼りないしいつまでたってもダメなままだなぁ)
のび太(大人になったらもっとしっかりしてるものだと思ってたよ)
のび太(結婚式の日も間違えるし僕って本当おっちょこちょいだしね)
のび太(こんなので本当にしずかちゃんを幸せに出来るのかな)
のび太「やっぱり…今日は星が綺麗だなぁ」
のび太(さっきまでみんなで飲んで浮かれてたのにすっかり酔いが醒めちゃった)
のび太(もう少し散歩して帰ろう)
のび太(僕は今でも頼りないしいつまでたってもダメなままだなぁ)
のび太(大人になったらもっとしっかりしてるものだと思ってたよ)
のび太(結婚式の日も間違えるし僕って本当おっちょこちょいだしね)
のび太(こんなので本当にしずかちゃんを幸せに出来るのかな)
のび太「やっぱり…今日は星が綺麗だなぁ」
4: 2021/01/17(日) 00:43:12.423 ID:8P33DePj0
ジャイ子「あれ?のび太さん??」
のび太「ジャイ子ちゃん。どうしたの?こんな時間に一人で」
ジャイ子「わたしは漫画の原稿出しに行ってたの。のび太さんこそどうしたの?明日結婚式でしょ?」
のび太「遅くまで大変だね。僕はジャイアン達と二次会の打合せの帰りでちょっと散歩してたんだ」
ジャイ子「そうだったんだ。お兄ちゃんが迷惑かけなかった?」
のび太「うん。歌は聞かされたけどねwそうだ夜に一人は危ないし送っていくよ」
ジャイ子「あたしなんて襲う人いないから大丈夫よwのび太さんこそ結婚式なんだし早く帰りなよ?」
のび太「・・・。」
のび太「一人で帰らせたらジャイアンに怒られるし誰かと喋りたい気分なんだ。送らせてよ」
ジャイ子「じゃあお言葉に甘えようかしら」
のび太「うん。じゃあ送るよ」
のび太「ジャイ子ちゃん。どうしたの?こんな時間に一人で」
ジャイ子「わたしは漫画の原稿出しに行ってたの。のび太さんこそどうしたの?明日結婚式でしょ?」
のび太「遅くまで大変だね。僕はジャイアン達と二次会の打合せの帰りでちょっと散歩してたんだ」
ジャイ子「そうだったんだ。お兄ちゃんが迷惑かけなかった?」
のび太「うん。歌は聞かされたけどねwそうだ夜に一人は危ないし送っていくよ」
ジャイ子「あたしなんて襲う人いないから大丈夫よwのび太さんこそ結婚式なんだし早く帰りなよ?」
のび太「・・・。」
のび太「一人で帰らせたらジャイアンに怒られるし誰かと喋りたい気分なんだ。送らせてよ」
ジャイ子「じゃあお言葉に甘えようかしら」
のび太「うん。じゃあ送るよ」
6: 2021/01/17(日) 00:46:11.736 ID:8P33DePj0
のび太「・・・・・・・・・・」
ジャイ子「・・・・・」
のび太「・・・」
ジャイ子「…。さっきから上ばっかり向いてどうしたの?」
のび太「ううん別に何もないよ。いやえっとなんか今日は月が綺麗だと思ってね」
ジャイ子「……。」
のび太「・・・・・・・・・・・」
ジャイ子「あっ!あの公園!懐かしいね。のび太さんちょっと公園でお話しない?」
のび太「えっ?うん別にいいけど遅くなっちゃうよ」
ジャイ子「いいのいいの。そこのベンチに座りましょ」
のび太「うん」
ジャイ子「そうだ。ちょっと待ってて」スタスタスタ
ジャイ子「・・・・・」
のび太「・・・」
ジャイ子「…。さっきから上ばっかり向いてどうしたの?」
のび太「ううん別に何もないよ。いやえっとなんか今日は月が綺麗だと思ってね」
ジャイ子「……。」
のび太「・・・・・・・・・・・」
ジャイ子「あっ!あの公園!懐かしいね。のび太さんちょっと公園でお話しない?」
のび太「えっ?うん別にいいけど遅くなっちゃうよ」
ジャイ子「いいのいいの。そこのベンチに座りましょ」
のび太「うん」
ジャイ子「そうだ。ちょっと待ってて」スタスタスタ
7: 2021/01/17(日) 00:48:50.433 ID:8P33DePj0
のび太「えっ?ジャイ子ちゃん!どこ行くんだよ。…でもこの公園懐かしいな」
のび太「宿題で絵を描いたりみんなと遊んだりあの頃は楽しかったなぁ…」
ピタッ。ヌクモリティ
のび太「うわっ!あつっ!」
ジャイ子「はい。あったかいミルクティ」
のび太「びっくりしたなあもう。ありがとう」
ジャイ子「うふふ。のび太さんって変わってないわね」
のび太「えへへ…あはははは!こんなに素直に笑ったの久しぶりだよwww」
ジャイ子「やっと笑顔になったわねw結婚式前なのに浮かない顔してたらしずかさんに嫌われるわよw」
のび太「・・・。」
のび太「宿題で絵を描いたりみんなと遊んだりあの頃は楽しかったなぁ…」
ピタッ。ヌクモリティ
のび太「うわっ!あつっ!」
ジャイ子「はい。あったかいミルクティ」
のび太「びっくりしたなあもう。ありがとう」
ジャイ子「うふふ。のび太さんって変わってないわね」
のび太「えへへ…あはははは!こんなに素直に笑ったの久しぶりだよwww」
ジャイ子「やっと笑顔になったわねw結婚式前なのに浮かない顔してたらしずかさんに嫌われるわよw」
のび太「・・・。」
8: 2021/01/17(日) 00:51:14.972 ID:8P33DePj0
ジャイ子「…何かあったの?あたしで良かったら話聞くよ」
のび太「…なんかさ。急に不安になっちゃったんだ」
ジャイ子「そうなんだ。。。」
のび太「僕っておっちょこちょいだし、だらしないし、忘れ物も多いし…」
のび太「こんなんでしずかちゃんを幸せに出来るのかなって」
ジャイ子「確かにそういう部分もあるけどそんなののび太さんの良さに比べたら些細な事よ」
のび太「それにねタイミングも…悪いんだ…」
のび太「さっきね。しずかちゃんの家の前散歩してた時に聞こえちゃったんだ。お嫁にいくのやめるって…」
ジャイ子「・・・!?…それはほらあれよ。ちょっとマリッジブルーってやつよ」
のび太「ははは。そうだと良いんだけどね」
ジャイ子「・・・・・・・。」
のび太「…なんかさ。急に不安になっちゃったんだ」
ジャイ子「そうなんだ。。。」
のび太「僕っておっちょこちょいだし、だらしないし、忘れ物も多いし…」
のび太「こんなんでしずかちゃんを幸せに出来るのかなって」
ジャイ子「確かにそういう部分もあるけどそんなののび太さんの良さに比べたら些細な事よ」
のび太「それにねタイミングも…悪いんだ…」
のび太「さっきね。しずかちゃんの家の前散歩してた時に聞こえちゃったんだ。お嫁にいくのやめるって…」
ジャイ子「・・・!?…それはほらあれよ。ちょっとマリッジブルーってやつよ」
のび太「ははは。そうだと良いんだけどね」
ジャイ子「・・・・・・・。」
9: 2021/01/17(日) 00:52:52.037 ID:8P33DePj0
のび太「・・・・・・・・」
ジャイ子「元気…だしなよ」
のび太「・・・・・」
ジャイ子「でもちょっとつらいね」
のび太「・・・」
ジャイ子「泣いていいんだよ」
のび太「・・・。…。うぅっ。」グスングスン
ジャイ子「よしよし」ナデナデ
のび太「うわぁぁぁぁあん」シクシク
ジャイ子「・・・」テツナギーナデナデ
ジャイ子「元気…だしなよ」
のび太「・・・・・」
ジャイ子「でもちょっとつらいね」
のび太「・・・」
ジャイ子「泣いていいんだよ」
のび太「・・・。…。うぅっ。」グスングスン
ジャイ子「よしよし」ナデナデ
のび太「うわぁぁぁぁあん」シクシク
ジャイ子「・・・」テツナギーナデナデ
10: 2021/01/17(日) 00:54:58.318 ID:8P33DePj0
―1時間後
のび太「なんか…ごめんね。仕事で疲れてるのにこんな情けない姿見せちゃって」
ジャイ子「気にしないで!ってもうこんな時間明日早いからそろそろ帰りましょ。送ってくれるんでしょ?」
のび太「うん。遅くなっちゃったけどちゃんと家まで送るよ」
ジャイ子「じゃあいこっか」テツナギー
テクテク テクテク
ジャイ子「そういえばあたしが漫画のモデルにしようとして追いかけまわした事もあったな~w」
のび太「あの時はジャイアンに誤解されて大変だったよw」
ジャイ子「…。懐かしいね」
ジャイ子「よくお兄ちゃんに追い掛け回されてのび太さんよく泣いてたもんねw」
のび太「やめてよ恥ずかしいよw」
のび太「なんか…ごめんね。仕事で疲れてるのにこんな情けない姿見せちゃって」
ジャイ子「気にしないで!ってもうこんな時間明日早いからそろそろ帰りましょ。送ってくれるんでしょ?」
のび太「うん。遅くなっちゃったけどちゃんと家まで送るよ」
ジャイ子「じゃあいこっか」テツナギー
テクテク テクテク
ジャイ子「そういえばあたしが漫画のモデルにしようとして追いかけまわした事もあったな~w」
のび太「あの時はジャイアンに誤解されて大変だったよw」
ジャイ子「…。懐かしいね」
ジャイ子「よくお兄ちゃんに追い掛け回されてのび太さんよく泣いてたもんねw」
のび太「やめてよ恥ずかしいよw」
11: 2021/01/17(日) 00:56:43.203 ID:8P33DePj0
ジャイ子「でもさ…大人になったらさ。なんか泣く事も出来なくなるもんね。しんどい時もあるのにね…」
のび太「・・・」
のび太「そういえば最後に泣いたのはドラえもんが帰っちゃった時だったなぁ」
ジャイ子「わたしはお兄ちゃんから聞かされただけだったなぁ」
のび太「いっぱい冒険もしたしあの頃は本当に楽しかったよ」
のび太「あいつどうしてるんだろ」
ジャイ子「もうしんみりするのはおしまい!ドラえもんさんもきっと元気でやってるわよ」
ジャイ子「そろそろシャキッとしなきゃ!のび太さんなら大丈夫よ!きっといい家族を作れるわ!」
のび太「家族か…ジャイ子ちゃん…ありがとう。僕頑張ってみるよ」
のび太「・・・」
のび太「そういえば最後に泣いたのはドラえもんが帰っちゃった時だったなぁ」
ジャイ子「わたしはお兄ちゃんから聞かされただけだったなぁ」
のび太「いっぱい冒険もしたしあの頃は本当に楽しかったよ」
のび太「あいつどうしてるんだろ」
ジャイ子「もうしんみりするのはおしまい!ドラえもんさんもきっと元気でやってるわよ」
ジャイ子「そろそろシャキッとしなきゃ!のび太さんなら大丈夫よ!きっといい家族を作れるわ!」
のび太「家族か…ジャイ子ちゃん…ありがとう。僕頑張ってみるよ」
12: 2021/01/17(日) 01:02:09.823 ID:8P33DePj0
ジャイ子「頑張りすぎないようにね!あっ。そろそろ着いちゃう」
ジャイ子「ここでいいわ。家の前までだとお兄ちゃんに怒られそうだしねw」
のび太「なんかスッキリしたよ。ありがとう」
ジャイ子「…。ねえ見て!今日は本当に月が綺麗よ」
のび太「えっ、うん。そうd…」
チュッ
ジャイ子「じゃあねバイバイ」
のび太「バイバィ…ジャ…イ子ちゃ・・ん」ポカーン
ジャイ子「ここでいいわ。家の前までだとお兄ちゃんに怒られそうだしねw」
のび太「なんかスッキリしたよ。ありがとう」
ジャイ子「…。ねえ見て!今日は本当に月が綺麗よ」
のび太「えっ、うん。そうd…」
チュッ
ジャイ子「じゃあねバイバイ」
のび太「バイバィ…ジャ…イ子ちゃ・・ん」ポカーン
13: 2021/01/17(日) 01:03:19.873 ID:8P33DePj0
のび太「はっ!僕も早く家に帰ろう」
のび太(ドラえもんかぁ。そういや結婚前夜に行った事があったっけなぁ)
のび太(すっかり忘れてたなぁ。確かしずかちゃんをお義父さんがが慰めてくれるんだっけ…)
のび太(やっぱりあれは正直な気持ちだったんだろうな…)
のび太(ダメだ!ダメだ!僕もしっかりしなきゃ!)
のび太「ただいま」
のびたまこ「おかえりなさい。随分遅かったじゃない。明日早いんだから早く寝なさいよ?」
のび太「わかってるよ。今日はもう寝るよ」
のび太「ママ。ありがとう。おやすみなさい」
のびたまこ(のびちゃん…)
のび太「さあ早く寝なきゃ明日遅刻したら大変だ」
のび太(ドラえもんかぁ。そういや結婚前夜に行った事があったっけなぁ)
のび太(すっかり忘れてたなぁ。確かしずかちゃんをお義父さんがが慰めてくれるんだっけ…)
のび太(やっぱりあれは正直な気持ちだったんだろうな…)
のび太(ダメだ!ダメだ!僕もしっかりしなきゃ!)
のび太「ただいま」
のびたまこ「おかえりなさい。随分遅かったじゃない。明日早いんだから早く寝なさいよ?」
のび太「わかってるよ。今日はもう寝るよ」
のび太「ママ。ありがとう。おやすみなさい」
のびたまこ(のびちゃん…)
のび太「さあ早く寝なきゃ明日遅刻したら大変だ」
15: 2021/01/17(日) 01:04:49.995 ID:8P33DePj0
のび太「・・・なんか眠れないや」
のび太「そうだ!明日はドラえもんにも結婚式を祝ってもらおう!たしかアルバムに写真が…」
のび太「うわあ!懐かしいなぁ。どの写真がいいかなぁ。あれもいいしこれもいいし」
のび太「でも随分といっぱい写真撮ってたんだなぁ。これなんて来たばっかりの写真だ」
のび太「元はと言えば僕の未来が散々だから来たんだったよなぁ…そう言えばあの写真はどこだっけ」
のび太「確かそんな写真見たくなくて…そうだ偉い人の本に挟んだんだっけ。たしか近代日本文学作家の本に…おっと」パタン
のび太「・・・・・・」
のび太「そうだ!明日はドラえもんにも結婚式を祝ってもらおう!たしかアルバムに写真が…」
のび太「うわあ!懐かしいなぁ。どの写真がいいかなぁ。あれもいいしこれもいいし」
のび太「でも随分といっぱい写真撮ってたんだなぁ。これなんて来たばっかりの写真だ」
のび太「元はと言えば僕の未来が散々だから来たんだったよなぁ…そう言えばあの写真はどこだっけ」
のび太「確かそんな写真見たくなくて…そうだ偉い人の本に挟んだんだっけ。たしか近代日本文学作家の本に…おっと」パタン
のび太「・・・・・・」
16: 2021/01/17(日) 01:06:41.075 ID:8P33DePj0
結婚式当日
牧師「アーーーーーーメーーーーーン♪ミナサマドウゾご着席下サイ」
のびたまこ「いよいよあの子が結婚するんですねぇ」グスングスン
のびのび助「ああ。のび太も立派になったな」
ジャイアン「スネオ写真いっぱい撮っとけよ!」
スネオ「僕のこの最新式のカメラでバッチリ撮ってるから大丈夫だよ!」
ジャイアン「それにしても出木杉の奴、式は呼ばれてなかったんだな」
スネオ「まぁあいつは二次会のみでしょw」
ジャイアン「おっ!牧師の話が終わったな!そろそろキッスか!?」
スネオ「まずは誓いの言葉と指輪交換だよジャイアン」
牧師「アーーーーーーメーーーーーン♪ミナサマドウゾご着席下サイ」
のびたまこ「いよいよあの子が結婚するんですねぇ」グスングスン
のびのび助「ああ。のび太も立派になったな」
ジャイアン「スネオ写真いっぱい撮っとけよ!」
スネオ「僕のこの最新式のカメラでバッチリ撮ってるから大丈夫だよ!」
ジャイアン「それにしても出木杉の奴、式は呼ばれてなかったんだな」
スネオ「まぁあいつは二次会のみでしょw」
ジャイアン「おっ!牧師の話が終わったな!そろそろキッスか!?」
スネオ「まずは誓いの言葉と指輪交換だよジャイアン」
17: 2021/01/17(日) 01:12:09.326 ID:8P33DePj0
牧師「新婦ミナモトシズカ、アナタはココにいるノビノビタさんを病める時も健やかなる時も……夫として愛し敬い慈しむ事を誓いマスカ?」
しずか「…はい、誓います」
牧師「新郎ノビノビタ、アナタはココにいるミナモトシズカさんを病める時も健やかなる時も……妻として愛し敬い慈しむ事を誓いマスカ?」
のび太「………は…い、誓…いっま……。ちか…」
しずか「??」
ざわざわ…
ジャイアン「おいおいwwwのび太緊張しすぎだろwwww」
スネオ「ジャイアン!静かに!聞こえちゃうよ」
牧師「コホン…誓いマスカ?」
しずか「…はい、誓います」
牧師「新郎ノビノビタ、アナタはココにいるミナモトシズカさんを病める時も健やかなる時も……妻として愛し敬い慈しむ事を誓いマスカ?」
のび太「………は…い、誓…いっま……。ちか…」
しずか「??」
ざわざわ…
ジャイアン「おいおいwwwのび太緊張しすぎだろwwww」
スネオ「ジャイアン!静かに!聞こえちゃうよ」
牧師「コホン…誓いマスカ?」
18: 2021/01/17(日) 01:14:15.135 ID:8P33DePj0
のび太「誓い・・・・・・誓いません」
しずか「のび・・・太さん?」
ジャイアン「おい!のび太!何言ってんだよ!ふざけんな!」
スネオ「のび太ぁ!お前何言ったかわかってるのか!」
先生「ノビィ!?」
のびのび助・のびたまこ「」
しずかパパママ「あっ・・・あああああ!うああああああああああ!」
のび太「ごめんしずかちゃん。ごめんみんな!やっぱり僕しずかちゃんとは結婚出来ない!」
しずか「えっ…」
ジャイアン「なんでだよ!てめえぶん殴ってやる!」
スネオ「そうだぞ!当日になっていい加減な事言うな!そんな奴だとは思わなかったぞ!」
先生「ノビィ!!」
しずか「のび・・・太さん?」
ジャイアン「おい!のび太!何言ってんだよ!ふざけんな!」
スネオ「のび太ぁ!お前何言ったかわかってるのか!」
先生「ノビィ!?」
のびのび助・のびたまこ「」
しずかパパママ「あっ・・・あああああ!うああああああああああ!」
のび太「ごめんしずかちゃん。ごめんみんな!やっぱり僕しずかちゃんとは結婚出来ない!」
しずか「えっ…」
ジャイアン「なんでだよ!てめえぶん殴ってやる!」
スネオ「そうだぞ!当日になっていい加減な事言うな!そんな奴だとは思わなかったぞ!」
先生「ノビィ!!」
19: 2021/01/17(日) 01:16:35.635 ID:8P33DePj0
のびのび助「のび太何言ってるんだ!考え直せ!」
のびたまこ「のびちゃん!謝って!もう一度やり直して!」
しずかパパママ「くぁwせdrftgyふじこlp」
のび太「でも考えた結果なんだ。君にはもっといい人がいるよ本当ごめん」
しずか「のび太さん、そのままでいいからそばにいて」
のび太「違うんだ。僕、気づいたんだよ。償いはします。ごめんなさい」タッタッタッタッタッ
しずか「のび太…さん…」
ジャイアン「おい!どこ行くんだのび太!ギッタンギッタンにしてやる!」
スネオ「待てよ!ジャイアン追いかけよう!」
先生「のびぃ…」
のびたまこ「のびちゃん!謝って!もう一度やり直して!」
しずかパパママ「くぁwせdrftgyふじこlp」
のび太「でも考えた結果なんだ。君にはもっといい人がいるよ本当ごめん」
しずか「のび太さん、そのままでいいからそばにいて」
のび太「違うんだ。僕、気づいたんだよ。償いはします。ごめんなさい」タッタッタッタッタッ
しずか「のび太…さん…」
ジャイアン「おい!どこ行くんだのび太!ギッタンギッタンにしてやる!」
スネオ「待てよ!ジャイアン追いかけよう!」
先生「のびぃ…」
20: 2021/01/17(日) 01:18:21.333 ID:8P33DePj0
タッタッタッタッタッ
のび太「タクシー!とりあえず出して」
運転手「…。えっはい。わかりました」
のび太「ふぅ…」
運転手「どうしたんですかお客さん?何か訳アリみたいですね?」
のび太「うん。結婚式…抜け出してきちゃった」
運転手「ええっ!?大変じゃないですか。何か理由でもあるんですか?」
のび太「うん。やっぱり彼女は僕には合わないと思ってね。それに…」
運転手「他に気になる相手でも?」
のび太「多分そうなるかな。っともうこの辺でいいです。おいくらですか?」
のび太「タクシー!とりあえず出して」
運転手「…。えっはい。わかりました」
のび太「ふぅ…」
運転手「どうしたんですかお客さん?何か訳アリみたいですね?」
のび太「うん。結婚式…抜け出してきちゃった」
運転手「ええっ!?大変じゃないですか。何か理由でもあるんですか?」
のび太「うん。やっぱり彼女は僕には合わないと思ってね。それに…」
運転手「他に気になる相手でも?」
のび太「多分そうなるかな。っともうこの辺でいいです。おいくらですか?」
21: 2021/01/17(日) 01:20:35.739 ID:8P33DePj0
運選手「おじいちゃんそれはダメだよ。おじいちゃんはおばあちゃんと結婚しなきゃ」
のび太「えっ・・・??」
セワシ「僕だよおじいちゃん」
のび太「セワシ!?なんでここに!?」
セワシ「僕の人生が変わる日だからね。タイムテレビで見てたらこんな事になったから急いで来たんだ」
セワシ「昔からずっと結婚したかった相手じゃないか!なんでこんな事したんだよ!今からでも戻ってやり直してよ!」
のび太「・・・」
セワシ「おじいちゃんはこのままだとジャイ子と結婚して不幸になるんだよ?それでもいいの?」
のび太「えっ・・・??」
セワシ「僕だよおじいちゃん」
のび太「セワシ!?なんでここに!?」
セワシ「僕の人生が変わる日だからね。タイムテレビで見てたらこんな事になったから急いで来たんだ」
セワシ「昔からずっと結婚したかった相手じゃないか!なんでこんな事したんだよ!今からでも戻ってやり直してよ!」
のび太「・・・」
セワシ「おじいちゃんはこのままだとジャイ子と結婚して不幸になるんだよ?それでもいいの?」
22: 2021/01/17(日) 01:22:20.251 ID:8P33DePj0
のび太「僕ね。昨日色々考えたんだ。結婚式の日を間違えて、タクシー代も忘れて」
セワシ「そんなの些細な事じゃないか!」
のび太「迷い猫を見つけて二次会の打合せがあるのに家に届けに行ったり空港にまで渡しに行って」
セワシ「それはおじいちゃんの良いところじゃないか!おばあちゃん達も一緒に行っただろ!」
のび太「僕、気づいちゃったんだ。人間でも動物でも離れ離れは寂しいって」
セワシ「何言ってるんだよ。無事に猫は飼い主に届けられたんだろ?じゃあ良かったじゃない!」
のび太「うん。でもね。このままだと僕は6人の子供と離れ離れになっちゃうんだ」
セワシ「別にその子達はジャイ子の子供として生まれて幸せになるから問題ないよ!」
セワシ「そんなの些細な事じゃないか!」
のび太「迷い猫を見つけて二次会の打合せがあるのに家に届けに行ったり空港にまで渡しに行って」
セワシ「それはおじいちゃんの良いところじゃないか!おばあちゃん達も一緒に行っただろ!」
のび太「僕、気づいちゃったんだ。人間でも動物でも離れ離れは寂しいって」
セワシ「何言ってるんだよ。無事に猫は飼い主に届けられたんだろ?じゃあ良かったじゃない!」
のび太「うん。でもね。このままだと僕は6人の子供と離れ離れになっちゃうんだ」
セワシ「別にその子達はジャイ子の子供として生まれて幸せになるから問題ないよ!」
23: 2021/01/17(日) 01:24:25.714 ID:8P33DePj0
のび太「僕は嫌なんだ!!!!!!!!」
セワシ「!?」
のび太「君はなんなんだよ!自分が貧乏だからって人の人生を変えてまで幸せになろうとして!」
のび太「そりゃ僕だって最初は嫌だと思ったよ!でも僕は自分の足で歩いていきたいんだ!僕から子供を奪おうとしないでよ!」
セワシ「・・・。」
のび太「ドラえもんがいなくなってわかったんだよ。道具が無い人生でも僕を見てくれた人がいたことに。」
のび太「それに君はまだ小学生じゃないか。まだこれからじゃないか」
セワシ「でも貧乏は嫌なんだ」
のび太「君は勘違いしてるんだ。道を選ぶということは、必ずしも歩きやすい安全な道を選ぶってことじゃないんだ」
セワシ「!?」
のび太「君はなんなんだよ!自分が貧乏だからって人の人生を変えてまで幸せになろうとして!」
のび太「そりゃ僕だって最初は嫌だと思ったよ!でも僕は自分の足で歩いていきたいんだ!僕から子供を奪おうとしないでよ!」
セワシ「・・・。」
のび太「ドラえもんがいなくなってわかったんだよ。道具が無い人生でも僕を見てくれた人がいたことに。」
のび太「それに君はまだ小学生じゃないか。まだこれからじゃないか」
セワシ「でも貧乏は嫌なんだ」
のび太「君は勘違いしてるんだ。道を選ぶということは、必ずしも歩きやすい安全な道を選ぶってことじゃないんだ」
24: 2021/01/17(日) 01:27:04.887 ID:8P33DePj0
セワシ「でもあの写真見ただろ!あんなの絶対不幸に決まってる!」
のび太「この写真だろ。もう一度見なよ」
セワシ「こんなに痩せて会社も焼けて借金取りにもおしかけられてこれのどこがいいんだよ!」
のび太「君は本当に僕に似てるね。この写真をよく見てよ。ジャイ子ちゃんも僕も笑顔だろ?」
セワシ「そんなのたまたま…」
のび太「それにね君は他人みたいに言うけど僕は彼女の一言に救われたんだよ」
のび太「だから一生彼女のそばにいたいし一生そばにいて欲しいんだ」
のび太「一生離れないように一生懸命に頑張るよ」
セワシ「…」
のび太「この写真だろ。もう一度見なよ」
セワシ「こんなに痩せて会社も焼けて借金取りにもおしかけられてこれのどこがいいんだよ!」
のび太「君は本当に僕に似てるね。この写真をよく見てよ。ジャイ子ちゃんも僕も笑顔だろ?」
セワシ「そんなのたまたま…」
のび太「それにね君は他人みたいに言うけど僕は彼女の一言に救われたんだよ」
のび太「だから一生彼女のそばにいたいし一生そばにいて欲しいんだ」
のび太「一生離れないように一生懸命に頑張るよ」
セワシ「…」
25: 2021/01/17(日) 01:30:01.544 ID:8P33DePj0
のび太「…セワシはパパとママは好きか?」
セワシ「・・・・・・・」コクリ
のび太「パパとママもきっとセワシの事が大好きだよ。そして僕もセワシのことが大好きだ」
セワシ「でも僕には・・・」
のび太「なあセワシ。目が前向きについてるのはなぜだと思う?」
のび太「前へ前へと進むためだよ。ふりかえらないで常に明日を目指してがんばっていこうよ。僕は君たちを信じてる」
セワシ「おじいちゃん…」
のび太「じゃあ僕はそろそろ行くからね。今とても会いたい人がいるんだ」
『ドラえもん のび太のもう一つの結婚前夜』
おわり
セワシ「・・・・・・・」コクリ
のび太「パパとママもきっとセワシの事が大好きだよ。そして僕もセワシのことが大好きだ」
セワシ「でも僕には・・・」
のび太「なあセワシ。目が前向きについてるのはなぜだと思う?」
のび太「前へ前へと進むためだよ。ふりかえらないで常に明日を目指してがんばっていこうよ。僕は君たちを信じてる」
セワシ「おじいちゃん…」
のび太「じゃあ僕はそろそろ行くからね。今とても会いたい人がいるんだ」
『ドラえもん のび太のもう一つの結婚前夜』
おわり
28: 2021/01/17(日) 01:41:15.892
たしかにのびたならそういう結論を出すかもしれないな
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります