1: 2012/05/07(月) 09:10:38.60 ID:ZP2OBSW20
P「ちーちゃん!ちーちゃんはいるかい!?」

千早「はいはい、ここにいますよ。どうかしたんですか?」

P「あっ、ちーちゃん!一緒にご飯食べよう!」

千早「はぁ……まぁ別にかまいませんけど」

P「今日はなんと!Pちゃんカレー作ってきたんだ!」

千早「……ルーだけですね」

P「生憎、ご飯を切らしていてね!残念ッ!!」

千早「そうなんですか……まぁ、ナンでもいいですけど」

P「えっ?……えっ、なにそれ?ギャグ?ギャグなの?」

千早「い、いけませんか!?……私だってギャグくらい言います」

P「……あまりそう慣れないことはしないほうがいいですよ、如月さん」

千早「遠い!急に心の距離が!」

5: 2012/05/07(月) 09:28:23.12 ID:ZP2OBSW20
P「仕方ない……今のギャグは不問にしてしんぜよう」

千早「出来れば忘れてほしいです」

P「そう思うのなら、なんでそんなことを言ってしまったんだ、ちーちゃん!」

千早「プロデューサー、いつも言ってるじゃないですか。やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいって」

P「……あー、言ったね!うん、言ったよ!覚えてるなんて偉いね!」

千早「プロデューサーの教えは大体ほとんど覚えていますよ」

P「すごいッ!!すごいよ、ちーちゃん!流石はトップアイドル候補だね!」

千早「そういう割には、お仕事ほとんどありませんけど」

P「まぁ今は仕事のことは忘れてカレーを食べよう!うん、そのほうがいい!」

千早「忘れる必要があるほど、お仕事に追われてみたいですね。早く」

P「大丈夫だって!そのうちなんとかなるって!」

千早「……ダメだこいつ、早くなんとかしないと」

8: 2012/05/07(月) 09:36:27.90 ID:ZP2OBSW20
P「カレー、おいしいね」

千早「そうですね。私には少し甘いですけど」

P「ちーちゃんは辛口のほうがよかった?」

千早「別にそういうわけじゃありませんけど、どちらかと言えばそうですね」

P「ふ~ん……じゃあ今度は辛口で作るね!」

千早「手伝いましょうか?」

P「えっ?あっ、それはいいです」

千早「な、なんでですか?……確かに料理は出来ませんけど、手伝いくらいは出来ますよ」

P「だって……ちーちゃんが台所にいると、まな板だと思っちゃいそうだもん」

千早「あ?」

P「ちーちゃんだって嫌でしょ?自分の胸で野菜切られたりするの」

千早「おい、てめぇマジぶっ頃すぞ」

12: 2012/05/07(月) 09:48:33.83 ID:ZP2OBSW20
P「ちーちゃん、ダメだよ?食事中に暴れたりなんかしたら」

千早「ハァハァ……なんで、私のパンチが……ゼェハァ……一発も当たらないの……!?」

千早「私……ダンスやってるのにッ……!!」

P「そのダンスを誰から教わっているか考えてみなっ!!」

千早「インストラクターさん、ですよね?」

P「そう、その通りだ!正解だよ、ちーちゃん!つまり……そういうことなんだよッ!!」

千早「……いや、つまりなにがそういうことなんですか?」

P「考えるなッ!!感じろッ!!」

千早「それっぽいこと言ってもごまかされませんからね」

P「あっ、ホントに?亜美真美やよいはこれでなんとかなったんだけどね」

千早「亜美と真美と一緒のレベルだと考えないでください」

P「やよいはいいの?」

千早「高槻さんは別腹です」

14: 2012/05/07(月) 09:57:29.98 ID:ZP2OBSW20
やよい「なんだかカレーの匂いがします……」

千早「た、高槻さんっ!?」

P「噂をすればだね!やよい、ハイターッチ!」

やよい「あっ、プロデューサー!ハイターッチ!」

P・やよい「「いえーい!うっうー!」」

千早「た、高槻さん……その、私ともタッチを……」

P「なに?ちーちゃんもタッチしたいの?じゃあハイターッチ!」

千早「あっ、プロデューサーはいいです」

千早「むしろ少し黙ってください、高槻さんの声をノイズ無しで楽しみたいので」

千早「出来れば息も止めて頂けるとありがたいです。ていうかここから消えろ」

P「ひ、ひどい……ちーちゃん、悪魔です!」

やよい「あ、あはは……」

17: 2012/05/07(月) 10:11:49.99 ID:ZP2OBSW20
千早「さぁ、高槻さん!私とタッチを!」

やよい「わ、分かりましたから……顔が近いぃ……」

千早「 は や く っ ! ! 」

やよい「ち、千早さん!ハイターッチ!」

千早「ハイターッチ!うふふ……うふふふふふふ……」

P「ごめんね、やよい。怖かったでしょ?」

やよい「命の危険を感じました……」

P「お詫びにこのカレー全部あげるよ」

やよい「えっ!?業務用のお鍋一杯のこのカレーを……こ、こんなにいいんですか!?」

P「うん、もうお腹一杯食べたしね!……まぁお詫びにはならないかもしれないけど」

やよい「そ、そんなことありませんよ!うっうー!ありがとうございまーっす!」

P「よかった、喜んでくれて!どういたしまして!」

やよい「……あの、それより千早さんを放っておいてもいいんですか?」

P「えっ?……まぁ大丈夫なんじゃない?ちーちゃん、ダンスやってるし」

千早「うふふふふふふ……ふふふ……げへへへへへへ」

21: 2012/05/07(月) 10:29:03.09 ID:ZP2OBSW20
やよい「じゃあ私、お仕事に行ってきますね!」

P「うん、頑張ってね!カレーはちゃんと見ておくから安心して!」

やよい「ありがとうございます、プロデューサー!行ってきまーっす!」

P「はーい、行ってらっしゃーい!」

千早「高槻さん、やっぱりいいわね、高槻さん。字余り」

P「わっ!?ち、ちーちゃん起きてたの?」

千早「えぇ、ついさっき……それにしても、あのガルウィングはいつ見ても素敵ね……」

P「そうだね!アレはやよいの特徴みたいなものだもんね!」

22: 2012/05/07(月) 10:30:08.03 ID:ZP2OBSW20
千早「出来ることなら、あのガルウィングに首を刈られて氏にたい……」

P「やめてっ!!ちーちゃんの欲望のためだけに、やよいを犯罪者にしないであげてっ!!」

P「それに氏にたいなんて言っちゃダメだよ」

千早「えっ?いや別にそういう意味じゃ……」

P「確かに、アイドルって辛いこともあるよ。もしかしたら、氏んじゃいたいと思っちゃうほど」

P「でもね、それは生きてるから感じられることなんだ。氏んじゃったらなにも感じられないよ」

P「辛いも悲しいも感じなくなるけど、楽しいも嬉しいも感じられなくなっちゃう」

P「だから氏んじゃダメ!氏にたいなんて言っちゃダメ!それに氏んじゃったらつまんないよ、きっと!」

P「だから生きて!生き抜こうよ、ちーちゃん!」

千早「……なにこの展開」

26: 2012/05/07(月) 10:41:10.50 ID:ZP2OBSW20
P「いやー!良いこと言っちゃった!たはっ!」

千早「いや実際かなりスベってましたよ。見ていられませんでした」

P「そ、そんなことないもん!プロデューサー、かっこ良かったもん!」

千早「まぁそう思うんならそうなんじゃないですか?プロデューサーの中では」

P「ひどいっ!その言い方には慈悲がないよ、ちーちゃん!!」

千早「プロデューサーに慈悲なんて必要なんですか?」

P「必要だよ!全く……そんな考えにいたるなんて、母性が足りていない証拠だよ!特に胸とかっ!!」

千早「おい、てめぇ二回目だからな?マジ次やったらただじゃおかねぇぞ」

29: 2012/05/07(月) 10:55:40.93 ID:ZP2OBSW20
P「つーかさ、ちーちゃんって胸のこと気にしすぎじゃない?」

千早「……いけませんか?」

P「いけないことはないよ。でもそんな気にすることなの?」

千早「これは乙女の問題です。プロデューサーは口をはさまないでください」

P「逆に良いほうに考えたりしないの?可愛いブラジャー着れるとかさ!」

千早「……知ってますか、プロデューサー。下着を買いに行って、申し訳なさそうに店員からスポーツブラを差し出される気持ちを」

P「ううん、全然分かんない!」

千早「コイツ……とにかく、可愛いブラジャーなんて私には関係ないんです!」

P「そうなの?まぁでもちーちゃんは可愛いけどねっ!!」

千早「えっ?……な、なんですかその不意打ちはっ!?」

31: 2012/05/07(月) 11:12:42.73 ID:ZP2OBSW20
P「ちーちゃん!ちーちゃんはいるかいっ!?」

千早「はいはい、ここにいますよ。どうかしたんですか?」

P「あっ、ちーちゃん!久し振りのお仕事が決まったよ!今から行こう!」

千早「い、今からですか?というか、一体どんなお仕事なんですか?」

P「グラビアだよ、グラビア!プレイボーイの!」

千早「ぐ、グラビア!?わ、私がですか!?」

P「うん!ホントはあーささんに来たお仕事なんだけど、他の仕事とかぶっちゃってて出来なかったから、ちーちゃんにまわってきたの!」

千早「なんで寄りによってあずささんのグラビアの仕事が、私にまわってくるんですかっ!?」

P「そこはほら!プロデューサーの腕の見せ所だと思ってね!」

千早「それでも四条さんとか美希とかいるじゃないですか!なんで私が……」

P「えー!だって貴音も美希もあーささんに髪の色似てないじゃん!」

千早「か、髪の色?もしかして、それが理由で私が……?」

P「うん!それだけっ!!」

千早「ちょっ、それだけって……マジかこいつ……」

35: 2012/05/07(月) 11:24:24.03 ID:ZP2OBSW20
P「さぁ、着いたよ!ここが撮影スタジオ!」

千早「そーですねー」

P「今日はたくさん可愛いちーちゃんとか、綺麗なちーちゃんを撮ってもらおうね!」

千早「そーですねー」

P「もうっ!ちーちゃん、さっきからどうしたの!?いいとも観覧の練習なの!?」

千早「……仮にもプロデューサーなら察してくださいよ」

P「さ、さっし……さっ……む、難しいことを言うね!」

千早「難しくないっ!なにも難しいことなんて言ってないわよっ!」

P「まぁもうここまで来たんなら仕方ないよ!やる気だしてこー!おーっ!!」

37: 2012/05/07(月) 11:25:25.21 ID:ZP2OBSW20
千早「………………」

P「おーっ!!」

千早「………………」

P「ちーちゃん!おーっ!!」

千早「………………」

P「おぉおおおぉぉおぉおおぉぉおぉぉぉぉおーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

千早「う、うるさいっ!!もう……分かりましたよ……頑張ります」

P「うんっ!それでこそちーちゃんだよっ!!」

41: 2012/05/07(月) 11:36:01.02 ID:ZP2OBSW20
編集「あっ、おはようございます」

P「おはようございます、編集さん!ほら、ちーちゃんも挨拶して!」

千早「いちいち言わなくていいですから……おはようございます」

編集「そちらが如月千早さんですか?」

P「はいっ!あっ、すみません!無愛想な子で……でも、普段はとっても良い子なんです!」

千早「ち、ちょっと!そんな飼い犬みたいな紹介はやめてくださいっ!!」

編集「ほうほう、なるほどなるほど……あっ、すみません紹介がまだでしたね。私、今回の撮影の担当の編集です」

千早「765プロダクション所属の如月千早です。今日はよろしくお願いします」

P「編集さん、編集さん!今日はどんな感じでちーちゃんのこと撮るんですか!?」

編集「えっ?あぁ、そうですね……まず今回の撮影プランについて説明しましょうか」

P「よろしくお願いしますっ!」

千早「よろしくお願いします」

42: 2012/05/07(月) 11:52:33.34 ID:ZP2OBSW20
編集「……とまぁ、このような感じで進めたいと思っています」

千早「な、なかなか過激ですね……」

P「そう?他のみんなはもっとすごいことやったりしてるよ?」

千早「えっ?そうなんですか?」

P「うん!そうですよね、編集さん!」

編集「そうですね。如月さんはグラビアが初めてとのことだったので、このような撮影プランにしました」

千早「ちなみにですけど……ほ、他の方はどのようなグラビアになっているんですか?」

編集「えっ?そうですねぇ……これは先日撮った萩原雪歩さんのグラビアなんですけど……」

千早「えっ?あ、あの萩原さんがこんなことを……!」

P「ね?言ったでしょ?もっとすごいって!」

編集「一応、この萩原さんみたいな撮影プランもありますけどどうしますか?」

P「えっ!?ホントですかっ!?ならゆkムグッ」

千早「最初のでっ!!最初のプランでお願いしますっ!!」

P「口押さえるなんて、ちーちゃんひどい……」

編集「分かりました。それではあのカーテンの向こうで準備をお願いします」

44: 2012/05/07(月) 12:09:20.42 ID:ZP2OBSW20
編集「それでは、撮影のほう始めたいと思います」

千早「すみません、その前に一ついいですか?」

編集「はい?なにか不都合でも?」

千早「いえ、不都合と言いますか……どうしてウチのプロデューサーがカメラを持って立ってるんですか?」

P「ちーちゃん、カモンッ!!カモーンッ、ちーちゃん!!」

千早「しかもなんか叫んでますし……」

編集「あっ、聞いてなかったんですか?」

千早「なにをですか?」

編集「765プロのグラビアは全て、プロデューサーさんが撮ってるんですよ」

千早「えっ?えぇーっ!?そ、そうだったんですかっ!?」

編集「はい。あっ、安心してください。彼は写真を撮ることはすごく上手ですから」

千早「い、いえ……そういう心配はしてないんですけど……」

編集「それに読者からも、彼の撮る写真はみんな、女の子たちが生き生きとして可愛いって、評判なんですよ」

千早「そ、そうなんですか……」

P「ちーちゃん、早くっ!!写真はタイムイズマネーだよっ!!」

46: 2012/05/07(月) 12:30:42.68 ID:ZP2OBSW20
千早「まさか、カメラマンがプロデューサーだったなんて……」

P「嫌だったかな?」

千早「別に嫌じゃ……むしろ、プロデューサーがカメラマンで良かったです」

P「そっか!うん、ちーちゃんにそう言ってもらえると嬉しいねっ!!」

千早「……でも、事前に説明くらいして欲しかったです」

P「そこはほら!サプライズだよ、サプライズ!」

千早「サプライズって……まぁ、なんでもいいですけれど」

P「でも、実際驚いたでしょ?びっくり仰天?」

千早「驚いたというか……戸惑いのほうが大きかったですね」

千早「にしても……なんでカメラマンをやろうと思ったんですか?」

P「中高写真部だったんだ!それで、グラビアの撮影見てると、写真部の血が沸いてきちゃって!」

47: 2012/05/07(月) 12:32:55.61 ID:ZP2OBSW20
千早「だからって出来るものじゃありませんよね?」

P「カメラマンさんに代わってもらって撮った写真が、たまたますごく良くってね!」

千早「へぇー、そうだったんですか」

P「まぁみんなモデルがいいから、写真が良いのは当然なんだけどねっ!!」

千早「……私はどうですか?」

P「ちーちゃん?ちーちゃんも勿論いいよ!一番だよ!」

千早「えっ!?い、一番!?私が……」

P「うんっ!765プロはみんな一番だっ!!」

千早「み、みんな一番って……でもプロデューサーさんらしいですね、それ。……ふふっ」

P「あっ!その笑顔可愛いっ!いただきっ!!」

48: 2012/05/07(月) 12:49:46.92 ID:ZP2OBSW20
編集「これで撮影は全て終了です。お疲れさまでした」

P「お疲れさまでしたーっ!」

千早「お疲れさまでした。グラビア撮影って、結構日数がかかるものなんですね」

P「そうだねー。でも、色々なちーちゃんを撮れて楽しかったよ!」

千早「私も思っていたより、ずっと楽しかったです」

P「そっか!それならよかったよ、うん!」

編集「写真の選定はこちらでやっておきますので、お二人はもう上がって頂いても結構ですよ」

P「分かりましたっ!!それじゃあ行こっか、ちーちゃん!」

千早「はい。ではお先に失礼します。お疲れさまでした」

P「お疲れさまでした!またよろしくお願いしますねっ!!」

編集「こちらこそよろしくお願いします。お疲れさまでした」

51: 2012/05/07(月) 13:03:56.98 ID:ZP2OBSW20
P「ちーちゃん!ちーちゃんはいるかい!?」

千早「はいはい、ここにいますよ。どうかしたんですか?」

P「この前のグラビアの見本が届いたよ!見てみる!?」

千早「えっ?ほんとですか?見たいです」

P「よしっ!じゃあ一緒に見てみよう!」

千早「はい。……でも、やっぱり緊張しますね」

P「まず表紙!ちーちゃんっ!!」

千早「ほんとだ……私が表紙になってる……」

P「うん、可愛いねっ!!」

千早「な、なんだか私じゃないみたいですね……」

P「そんなことないよっ!これはちゃんとちーちゃん!ここにいるのもちゃんとちーちゃん!みんな全部ちーちゃんだよっ!!」

千早「確かにそうなんですけど……なんか不思議な感じです」

P「不思議なことなんてないよっ!!ちーちゃん、すっごく可愛いんだよっ!?むしろその可愛さが不思議!」

千早「どういうことですか、それ……」

千早「……でも、ありがとうございます。プロデューサー」

54: 2012/05/07(月) 13:18:21.99 ID:ZP2OBSW20
P「結論!ちーちゃんが可愛かった!以上、証明終了!QED!」

千早「もっとちゃんと感想言ってくださいよ……今時、小学生だってそんな感想言いませんよ」

P「えっ?でも言ってたよ?可愛いは正義って!」

千早「誰が言ってたんですか、それ。初めて聞きましたよ」

P「わかんないっ!誰かが言ってた!多分、偉い人!」

千早「偉い人って、また随分アバウトですね」

P「ちーちゃんはどう?なんか感想ある?」

千早「えっ?感想ですか?……これ、ほんとに売れるんでしょうか?」

P「まだそんな心配してるの?だ亜丈夫だよっ!100万部突破だよっ!!ベストセラーだよっ!!」

千早「……示すならもっと現実的な数値を言ってください」

P「現実的?うーん……じゃあ1万部くらい?」

千早「急に!?100分の1ですかっ!?」

P「現実的になんて言われても分かんないもんっ!出版業界の人じゃないし!」

千早「分からないなら調べてくださいよ!プロデューサーでしょ!?」

57: 2012/05/07(月) 13:32:25.96 ID:ZP2OBSW20
P「とにかくっ!ちーちゃんが心配しなくても、ちゃんと売れるから大丈夫っ!!」

千早「そうですね……私が心配しても仕方ありませんよね」

P「そうそう!ちーちゃんはドシッと構えてればいいのっ!ぬりかべみたいにねっ!」

千早「……今は心にそれを拾う余裕がないので、それはスルーしておきます」

P「っていうか、ちーちゃんはグラビアやってみてどうだった?楽しかった?」

千早「それはまぁ……楽しくなかったとは言いません」

P「もうっ!回りくどいなぁ、ちーちゃんは!」

千早「仕方ないじゃないですか。苦手なものは苦手なんですから」

P「うーん……じゃあさ、またグラビアの仕事が来たらやりたいと思う?」

千早「勿論、努力はしますよ」

P「努力『は』ってなんなのっ!?なんでそう含みを持たせるのっ!?」

千早「だってここで安易にやるって言ったら、プロデューサーのことだから、グラビアの仕事しか持ってこないじゃないですか」

P「えっ!?そ、そんなことないよ?」

千早「なんですか、それ?春香のマネですか?ちゃんと私と目を合わせて話してください」

60: 2012/05/07(月) 13:40:33.44 ID:ZP2OBSW20
P「ま、まぁちーちゃんのグラビアに対する姿勢は分かったよ、うん!」

千早「ほんとに分かってるんですか?」

P「分かってる分かってる!ちゃんと分かってるって!」

千早「……まぁ、なんでもいいですけれど」

千早「それよりも、歌の仕事を取ってきてくださいよ」

P「もちろんそっちも頑張ってるよ!まぁまだ少し時間がかかりそうだけどねっ!」

千早「なるべく早くしてくださいね?」

P「そんなに焦っちゃダメだよっ!ちーちゃんのプロデュースはまだ始まったばかりなんだからっ!!」

千早「なんで打ち切り漫画の決めゼリフを言うんですか!縁起でもない!」

P「考えすぎだって!さぁ、それじゃあレッスンに行こうか!着いてこい、助手よっ!!」

千早「プロデューサーは考えなさすぎですっ!あと、助手って言わないでください!」

61: 2012/05/07(月) 13:41:28.46 ID:ZP2OBSW20
おわり

もっとギャグにしたかった

62: 2012/05/07(月) 13:44:07.94

もっとギャグで続けてもいいのよ

63: 2012/05/07(月) 13:44:17.29

引用元: 千早「まぁ、なんでもいいですけれど」