1: 2011/11/19(土) 14:33:17.82 ID:+uTfZAyC0
男「……」
メリーさん「許さない……」
男「いや、あの……」
メリーさん「何よ……どうせおかしいとか気持ち悪いとか言うんでしょ……。
なに? 私が楽しそうに歌ったらいけないの?」
男「それは……確かにびっくりしたけど、それ以外にもびっくりする要素が多すぎて、なんというか……処理が追いつかない」
メリーさん「ほらやっぱり。許さない。呪ってあげる。うふふ、ふふふふふ」
男「ちょっ、待ってくださいって」
メリーさん「私を目の前にして生き残った人はいないのよ」
男「……言いふらしますよ?」
メリーさん「えっ?」ピクッ
男「も、もし呪うなら、メリーさんが可愛く歌ってたって言いふらしますよ」
メリーさん「ちょっと待って、それだけは」
男「ふふふ……」
メリーさん「許さない……」
男「いや、あの……」
メリーさん「何よ……どうせおかしいとか気持ち悪いとか言うんでしょ……。
なに? 私が楽しそうに歌ったらいけないの?」
男「それは……確かにびっくりしたけど、それ以外にもびっくりする要素が多すぎて、なんというか……処理が追いつかない」
メリーさん「ほらやっぱり。許さない。呪ってあげる。うふふ、ふふふふふ」
男「ちょっ、待ってくださいって」
メリーさん「私を目の前にして生き残った人はいないのよ」
男「……言いふらしますよ?」
メリーさん「えっ?」ピクッ
男「も、もし呪うなら、メリーさんが可愛く歌ってたって言いふらしますよ」
メリーさん「ちょっと待って、それだけは」
男「ふふふ……」
11: 2011/11/19(土) 14:41:12.02 ID:+uTfZAyC0
メリーさん「……分かったわ、呪いはしない」
男「……ホッ」
メリーさん「その代わり」
男「え?」
メリーさん「ずっとつきまとってやる……あなたがおかしくなるまで、ずーっと……うふふふ」
男「……」
メリーさん「ふふふ、どう? 怖いでしょう?」
男「……うーん」
メリーさん「えっ?」
男「いくら怖いことされても、俺の中に『この人メリーさんの羊可愛く歌ってた人だ』って意識があるからなぁ……」
メリーさん「あぁぁあぁもうっ! 最大の失態だわ!」
男「なんかごめん」
メリーさん「どうしたらあなたは怖がるのよ!」
男「……呪われたら?」
メリーさん「言いふらすんでしょ?」
男「うん」
メリーさん「あぁぁあぁもうっ!」
男「……ホッ」
メリーさん「その代わり」
男「え?」
メリーさん「ずっとつきまとってやる……あなたがおかしくなるまで、ずーっと……うふふふ」
男「……」
メリーさん「ふふふ、どう? 怖いでしょう?」
男「……うーん」
メリーさん「えっ?」
男「いくら怖いことされても、俺の中に『この人メリーさんの羊可愛く歌ってた人だ』って意識があるからなぁ……」
メリーさん「あぁぁあぁもうっ! 最大の失態だわ!」
男「なんかごめん」
メリーさん「どうしたらあなたは怖がるのよ!」
男「……呪われたら?」
メリーさん「言いふらすんでしょ?」
男「うん」
メリーさん「あぁぁあぁもうっ!」
15: 2011/11/19(土) 14:50:09.86 ID:+uTfZAyC0
メリー「……いったん帰る」
男「え?」
メリー「いったん帰って、あなた用の対策考える」
男「あ、そ、そう……」
メリー「……」
メリー「覚悟しときなさいよ」スーッ
男「帰る場所とかあるんだ……」
prrr prrr
男「ん?」ガチャ
メリー「私メリーさん。今あなたの家の前にいるの」
男「なに? どうしたの?」
メリー「……絶対言いふらさないでね」
ガチャ ツー、ツー
男「……」
男「……ハッ! ダメだダメだ、ちょっとでもかわいいなんて考えたら思う壷なんだ……精神に入り込まれるぞ」
男「え?」
メリー「いったん帰って、あなた用の対策考える」
男「あ、そ、そう……」
メリー「……」
メリー「覚悟しときなさいよ」スーッ
男「帰る場所とかあるんだ……」
prrr prrr
男「ん?」ガチャ
メリー「私メリーさん。今あなたの家の前にいるの」
男「なに? どうしたの?」
メリー「……絶対言いふらさないでね」
ガチャ ツー、ツー
男「……」
男「……ハッ! ダメだダメだ、ちょっとでもかわいいなんて考えたら思う壷なんだ……精神に入り込まれるぞ」
19: 2011/11/19(土) 14:58:26.47 ID:+uTfZAyC0
男「そうだ……油断は禁物。相手は怨霊なんだ……」
男「少しでも、優位な立場にいた方がいいに決まってる。絶対に呪われないなんて保証はないんだ」
prrr prrr
男「……またか?」ガチャ
メリー「私メリーさん。今あなたのマンションの前にいるの」
男「……なに?」
メリー「誰にも言ってないでしょうね? 承知しないわよ」
男「言ってないよ……まだね」
メリー「なっ!? まだってどういうこと……? あなた……まさか」ゴォォォ
男「じゃあね」ガチャ
ツーツーツー
男「こんな感じでいいかな」
prrrr prrrr
男「……」
男「少しでも、優位な立場にいた方がいいに決まってる。絶対に呪われないなんて保証はないんだ」
prrr prrr
男「……またか?」ガチャ
メリー「私メリーさん。今あなたのマンションの前にいるの」
男「……なに?」
メリー「誰にも言ってないでしょうね? 承知しないわよ」
男「言ってないよ……まだね」
メリー「なっ!? まだってどういうこと……? あなた……まさか」ゴォォォ
男「じゃあね」ガチャ
ツーツーツー
男「こんな感じでいいかな」
prrrr prrrr
男「……」
25: 2011/11/19(土) 15:07:34.00 ID:+uTfZAyC0
メリー「あなたが何を企んでいるか知らないけれど、所詮は人間。何があっても知らないわよ」ゴォォォ
男「平気さ」
メリー「なっ……どうしてそんなに自信満々なのかしら? まさかこの私から逃げられるとでも?」
男「さあね。じゃ、もう用はないみたいだから切るよ」
メリー「あっ! ちょ、まっ」
ガチャ、ツーツーツー
男「……」
男「ハッタリかましてみるもんだな……すごい焦ってたな。
……大丈夫だよな? 本当に言いふらすわけでもないんだし、ただ強い立場に居たいだけなんだし……」
prrrr prrrr
男「……案外しつこいんだな」
男「平気さ」
メリー「なっ……どうしてそんなに自信満々なのかしら? まさかこの私から逃げられるとでも?」
男「さあね。じゃ、もう用はないみたいだから切るよ」
メリー「あっ! ちょ、まっ」
ガチャ、ツーツーツー
男「……」
男「ハッタリかましてみるもんだな……すごい焦ってたな。
……大丈夫だよな? 本当に言いふらすわけでもないんだし、ただ強い立場に居たいだけなんだし……」
prrrr prrrr
男「……案外しつこいんだな」
27: 2011/11/19(土) 15:12:54.52 ID:+uTfZAyC0
メリー「ちょっとほんとにやめてね?
別にそんな私が可愛く歌ってたなんておもしろくもなんともないんだからね?」
男「俺はおもしろいよ」
メリー「ほんとに。ほんと、これ冗談とかじゃなくて」
男「いや……」
メリー「ほんとだから。私の秘密バラすと氏ぬらしいよ」
男「本人が『らしい』とか言ってる時点で……」
メリー「うっ……」
メリー「ほんとにほんとなんだからねっ!」ガチャ
ツーツーツー
男「なんだったんだよ……焦りのあまりまたメリーさんのイメージからかけ離れたキャラになってたぞ」
prrrr prrrr
男「……自分から切ったくせにまたかけてくるとは」
男「ちょっと無視してみよう」
別にそんな私が可愛く歌ってたなんておもしろくもなんともないんだからね?」
男「俺はおもしろいよ」
メリー「ほんとに。ほんと、これ冗談とかじゃなくて」
男「いや……」
メリー「ほんとだから。私の秘密バラすと氏ぬらしいよ」
男「本人が『らしい』とか言ってる時点で……」
メリー「うっ……」
メリー「ほんとにほんとなんだからねっ!」ガチャ
ツーツーツー
男「なんだったんだよ……焦りのあまりまたメリーさんのイメージからかけ離れたキャラになってたぞ」
prrrr prrrr
男「……自分から切ったくせにまたかけてくるとは」
男「ちょっと無視してみよう」
30: 2011/11/19(土) 15:19:23.75 ID:+uTfZAyC0
prrr prrr
男「……」
prrrr prrrr
男「……」
prrr pr……
男「あ、切れた」
pr prrrr prrrr
男「……」
prrr pr……
男「……」
pr prrrrrr prrrrrrr
男「……必氏に番号連打してるのかな……クスッ」
男「ハッ!! まただ! また精神を……くそっ! あなどれんな……」
prrr prrr
男「よし、俺は寝ると決めたぞ」
男「……」
prrrr prrrr
男「……」
prrr pr……
男「あ、切れた」
pr prrrr prrrr
男「……」
prrr pr……
男「……」
pr prrrrrr prrrrrrr
男「……必氏に番号連打してるのかな……クスッ」
男「ハッ!! まただ! また精神を……くそっ! あなどれんな……」
prrr prrr
男「よし、俺は寝ると決めたぞ」
40: 2011/11/19(土) 15:35:15.36 ID:+uTfZAyC0
男「……zzz」
prrr prrr
男「んっ……むにゃ……今、何時だ?」
prrr prrr
男「ん、電話か……誰だろ」ガチャ
メリー「ちょっとほんとに。何考えてるの? 無視はないでしょ無視は。 私びっくりした、私の電話こんなに無視したのあなたが初めて。
ほんとにすごいよあなた。私びっくりしてる。もうね、言葉がでてこない。10円ももう後ちょっとしかない。どうしてくれるの?
いや~……無視。無視ね。なるほどね。その発想は無かったわよ。
後半もう電話かけながら『あ~なるほどね』しか考えなくなったわよ、いやほんとに」
男「」ガチャ
ツーツーツー
男「……完全に忘れてた……」
男「げぇっ!? 着信履歴220件!?」
男「……留守電聞いてみよう、多分すごい怒ってるな……」ピッ
メリー『なるほどね、なるほどなるほど。無視ね。なるほど、あ、もう10円切れs』ツーツー
男「……ぷっ、なんだよこれ、あははっ全然怖くねぇ」
prrr prrr
男「でもちょっとめんどくさい」
prrr prrr
男「んっ……むにゃ……今、何時だ?」
prrr prrr
男「ん、電話か……誰だろ」ガチャ
メリー「ちょっとほんとに。何考えてるの? 無視はないでしょ無視は。 私びっくりした、私の電話こんなに無視したのあなたが初めて。
ほんとにすごいよあなた。私びっくりしてる。もうね、言葉がでてこない。10円ももう後ちょっとしかない。どうしてくれるの?
いや~……無視。無視ね。なるほどね。その発想は無かったわよ。
後半もう電話かけながら『あ~なるほどね』しか考えなくなったわよ、いやほんとに」
男「」ガチャ
ツーツーツー
男「……完全に忘れてた……」
男「げぇっ!? 着信履歴220件!?」
男「……留守電聞いてみよう、多分すごい怒ってるな……」ピッ
メリー『なるほどね、なるほどなるほど。無視ね。なるほど、あ、もう10円切れs』ツーツー
男「……ぷっ、なんだよこれ、あははっ全然怖くねぇ」
prrr prrr
男「でもちょっとめんどくさい」
44: 2011/11/19(土) 15:46:13.80 ID:+uTfZAyC0
男「はい」ガチャ
メリー「……私メリーさん……今あなたのマンションの前にいるの」
男「えっ?」
メリー「うふふっ……私メリーさん……今ね、あなたの部屋の前……覚悟しなさい……」
男「」ゾクッ
男「へ、部屋の前……?」チラッ
メリー「私メリーさん……今、あなたの後ろにいるの……」
男「えっ!?」バッ
男「あ、あれ……い、いない?」ドキドキ
メリー「「ふふふっ……そっちじゃないわよ」」
男「な、なんだ? 電話と声が重なって……!!」
メリー「覚悟、できてるわよね?」ニタァ
男「!!」
ツーツーツー
メリー「……私メリーさん……今あなたのマンションの前にいるの」
男「えっ?」
メリー「うふふっ……私メリーさん……今ね、あなたの部屋の前……覚悟しなさい……」
男「」ゾクッ
男「へ、部屋の前……?」チラッ
メリー「私メリーさん……今、あなたの後ろにいるの……」
男「えっ!?」バッ
男「あ、あれ……い、いない?」ドキドキ
メリー「「ふふふっ……そっちじゃないわよ」」
男「な、なんだ? 電話と声が重なって……!!」
メリー「覚悟、できてるわよね?」ニタァ
男「!!」
ツーツーツー
49: 2011/11/19(土) 15:55:14.28 ID:+uTfZAyC0
男「……し、心臓止まるかと思った……」ドキドキ
メリー「やっと思いついたの、あなた用の対策……ふふふ」
男「なっ、ほんとか?」
メリー「ええ、ふふ、うふふふふ、あははっ!」ニタァ
男「お、お前まさか!!」
メリー「あはははっ!!」ズリズリ
男「や、やめろ!! 来るな!!」
メリー「もう遅いわよ……私、決めちゃったんだから……」スッ
男「や、やめっ……殺され……うっ!!」
バタッ
メリー「やっと思いついたの、あなた用の対策……ふふふ」
男「なっ、ほんとか?」
メリー「ええ、ふふ、うふふふふ、あははっ!」ニタァ
男「お、お前まさか!!」
メリー「あはははっ!!」ズリズリ
男「や、やめろ!! 来るな!!」
メリー「もう遅いわよ……私、決めちゃったんだから……」スッ
男「や、やめっ……殺され……うっ!!」
バタッ
51: 2011/11/19(土) 16:01:44.93 ID:+uTfZAyC0
男「……」
メリー「……うふふ」
男「あ、あれ……? 殺されて、ない……?」
メリー「もう逃がさないわよ……」
男「って、な、なんて体勢だ! お、降りろ! 俺の上から降りてくれ!!」
メリー「ふふふ、焦ってるわね」
男「あ、当たり前だろ……」
男(胸元開きすぎなんだよ白装束ってのは!!)
メリー「私決めたわ……あなたの……」
男「ほ、ほんとに降りてくれ!」
メリー「あなたのそばに……ずーっといてあげる」
男「……えっ?」
メリー「……ん?」
メリー「……うふふ」
男「あ、あれ……? 殺されて、ない……?」
メリー「もう逃がさないわよ……」
男「って、な、なんて体勢だ! お、降りろ! 俺の上から降りてくれ!!」
メリー「ふふふ、焦ってるわね」
男「あ、当たり前だろ……」
男(胸元開きすぎなんだよ白装束ってのは!!)
メリー「私決めたわ……あなたの……」
男「ほ、ほんとに降りてくれ!」
メリー「あなたのそばに……ずーっといてあげる」
男「……えっ?」
メリー「……ん?」
53: 2011/11/19(土) 16:10:16.10 ID:+uTfZAyC0
男「……なんだって?」
メリー「だ、だから、あなたのそばにずーっといてあげるって……」
男「な、なにそれ……? こ、告白?」
メリー「はぁ!? ち、違うわよ!!」
男「いやでも……」
メリー「あ、あなたをずっと見張ってれば、言いふらされる心配もないでしょ!?
それにいつでも呪えるぞ、って牽制にもなるし!!」
男「あ、ああ、そういうことね、そうか。ちょっとだけ期待しちゃったよ、なんだよ」
メリー「えっ……?」トクン
男「まあ……その、よろしくお願いします」
メリー「あっ、はい……」
メリー「って、あぁぁあぁもうっ!! なにこれぇ!!」
終われーニョス
メリー「だ、だから、あなたのそばにずーっといてあげるって……」
男「な、なにそれ……? こ、告白?」
メリー「はぁ!? ち、違うわよ!!」
男「いやでも……」
メリー「あ、あなたをずっと見張ってれば、言いふらされる心配もないでしょ!?
それにいつでも呪えるぞ、って牽制にもなるし!!」
男「あ、ああ、そういうことね、そうか。ちょっとだけ期待しちゃったよ、なんだよ」
メリー「えっ……?」トクン
男「まあ……その、よろしくお願いします」
メリー「あっ、はい……」
メリー「って、あぁぁあぁもうっ!! なにこれぇ!!」
終われーニョス
56: 2011/11/19(土) 16:13:11.94 ID:+uTfZAyC0
久しぶりすぎてSS長く書く方法がわかんねぇ
55: 2011/11/19(土) 16:12:33.48
まだ頑張れるはず
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります