208: 2015/10/14(水) 22:29:42.65 ID:RghX7IVxo
第2部 やはり俺が三浦優美子と同棲するのは間違っている
8月某日
三浦「ヒキオ、洗濯するから早く着替えな」
八幡「今日はバイトないからこのままでいい」
三浦「だーめ。寝てるときって結構汗かくの知らないわけ」
八幡「……わかったよ」
三浦「よし」
八幡(一時的に匿うつもりがそのままずるずるいって同棲することになるとは)
八幡(まあ経済的に余裕が出来るまで仕方ないか)
三浦「それと今日買い物行くから」
八幡「いってらっしゃい」
8月某日
三浦「ヒキオ、洗濯するから早く着替えな」
八幡「今日はバイトないからこのままでいい」
三浦「だーめ。寝てるときって結構汗かくの知らないわけ」
八幡「……わかったよ」
三浦「よし」
八幡(一時的に匿うつもりがそのままずるずるいって同棲することになるとは)
八幡(まあ経済的に余裕が出来るまで仕方ないか)
三浦「それと今日買い物行くから」
八幡「いってらっしゃい」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443883700
209: 2015/10/14(水) 22:30:22.25 ID:RghX7IVxo
この作品は
八幡「やはり俺が三浦優美子と再会するのは間違っている」の続きです
三浦「はぁ? ヒキオも一緒だし」
八幡「こんな暑い日で外に出たくねぇよ」
三浦「ヒキオ」
八幡「俺は行かないからな」
三浦「今日水曜っしょ」
八幡「……っ!?」
八幡(水曜。そうだった。今日は水曜だった!!)
三浦「どうせコンビニ行くんしょ。なら買い物も付き合え」
八幡「仕方ない。ただしサンデーを立ち読みしてからな」
三浦「はいはい」
210: 2015/10/14(水) 22:30:56.72 ID:RghX7IVxo
10時
三浦「ほら行くよ」
八幡「おう。……三浦、その格好でいいのか」
三浦「は? あー、腕の火傷のこと」
八幡「あ、ああ」
三浦「これくらいなら目立たないから大丈夫だし」
八幡「そうか。ならいいんだが」
三浦「ヒキオ、気にしすぎだし」
八幡「悪い」
三浦「……でもありがと」
八幡「お、おう……」
三浦「ほら行くよ」
八幡「おう。……三浦、その格好でいいのか」
三浦「は? あー、腕の火傷のこと」
八幡「あ、ああ」
三浦「これくらいなら目立たないから大丈夫だし」
八幡「そうか。ならいいんだが」
三浦「ヒキオ、気にしすぎだし」
八幡「悪い」
三浦「……でもありがと」
八幡「お、おう……」
211: 2015/10/14(水) 22:31:33.27 ID:RghX7IVxo
30分後
八幡「んで何買うんだ」
三浦「化粧台だけど」
八幡「化粧台。……おい、部屋に置く気か」
三浦「部屋以外何処に置くわけ」
八幡「洗面台があるから必要ないだろ」
三浦「洗面台じゃ化粧し辛くてしかたないし。それにヒキオの部屋広くてスペースあるんだからいいっしょ」
八幡(くっ。あそこは新しい本棚を置こうと思っていたのに)
三浦「駄目」
八幡(仕方ない。ここは怒られるのを覚悟して……)
八幡「いや、やっぱ化粧台は必要ないだろ。三浦、化粧しなくても可愛いし」
三浦「」
八幡(やっぱり駄目か。こういうのは黒の剣士さんや幻想頃しさんが言わないと効果がないのか!!)
三浦「か、可愛いって……///」
八幡「……?」
三浦「そ、それなら洗面台は我慢してもいいし///」
八幡「んで何買うんだ」
三浦「化粧台だけど」
八幡「化粧台。……おい、部屋に置く気か」
三浦「部屋以外何処に置くわけ」
八幡「洗面台があるから必要ないだろ」
三浦「洗面台じゃ化粧し辛くてしかたないし。それにヒキオの部屋広くてスペースあるんだからいいっしょ」
八幡(くっ。あそこは新しい本棚を置こうと思っていたのに)
三浦「駄目」
八幡(仕方ない。ここは怒られるのを覚悟して……)
八幡「いや、やっぱ化粧台は必要ないだろ。三浦、化粧しなくても可愛いし」
三浦「」
八幡(やっぱり駄目か。こういうのは黒の剣士さんや幻想頃しさんが言わないと効果がないのか!!)
三浦「か、可愛いって……///」
八幡「……?」
三浦「そ、それなら洗面台は我慢してもいいし///」
212: 2015/10/14(水) 22:32:18.45 ID:RghX7IVxo
ショッピングセンター
三浦「ボディタオル、バスタオル、トリートメント。こんなもんか」
八幡「タオル類は前の家から持って来ればよかったんじゃないのか」
三浦「あいつに買ってもらったものなんて使いたくないし!」
八幡「そ、そうか。すまん……」
三浦「あ、いや。あーしもごめん……」
八幡「……とりあえず買い物済んだから飯でも食べてくか」
三浦「うん」
八幡「サイゼでいいよな」
三浦「やだ」
八幡「……ッ!」
三浦「ボディタオル、バスタオル、トリートメント。こんなもんか」
八幡「タオル類は前の家から持って来ればよかったんじゃないのか」
三浦「あいつに買ってもらったものなんて使いたくないし!」
八幡「そ、そうか。すまん……」
三浦「あ、いや。あーしもごめん……」
八幡「……とりあえず買い物済んだから飯でも食べてくか」
三浦「うん」
八幡「サイゼでいいよな」
三浦「やだ」
八幡「……ッ!」
213: 2015/10/14(水) 22:32:53.36 ID:RghX7IVxo
夕方 八幡宅
三浦「とりあえず生活に必要なものは全部買ったけど」
八幡「どうした」
三浦「一番必要なものが足りない気がすんだけど」
八幡「そうか。足りてると思うけど」
三浦「うーん」
八幡「あ」
三浦「思いついた?」
八幡「馬鹿が読んでそうなファッション雑誌か」
三浦「違うし!」
三浦「とりあえず生活に必要なものは全部買ったけど」
八幡「どうした」
三浦「一番必要なものが足りない気がすんだけど」
八幡「そうか。足りてると思うけど」
三浦「うーん」
八幡「あ」
三浦「思いついた?」
八幡「馬鹿が読んでそうなファッション雑誌か」
三浦「違うし!」
214: 2015/10/14(水) 22:33:27.48 ID:RghX7IVxo
19時
三浦「ねえ、ヒキオ」
八幡「なんだ」
三浦「このアニメ。昨日も見てなかった」
八幡「……展開は似てるが違うアニメだ」
三浦「そうなん。あーしには違いがよくわからないんだけど」
八幡「まあ、興味ない人からするとそうなんだろうな」
三浦「……あっ!」
八幡「どうした」
三浦「思い出した。足りないもの」
八幡「何だったんだ」
三浦「ケータイ!」
三浦「ねえ、ヒキオ」
八幡「なんだ」
三浦「このアニメ。昨日も見てなかった」
八幡「……展開は似てるが違うアニメだ」
三浦「そうなん。あーしには違いがよくわからないんだけど」
八幡「まあ、興味ない人からするとそうなんだろうな」
三浦「……あっ!」
八幡「どうした」
三浦「思い出した。足りないもの」
八幡「何だったんだ」
三浦「ケータイ!」
215: 2015/10/14(水) 22:34:07.80 ID:RghX7IVxo
翌日 携帯ショップ
三浦「どれにしようか迷うし」
八幡(凄い混んでるな。今日は半日ここで潰れそう)
三浦「ヒキオはどれがいいと思う」
八幡「俺は電池持ちがいいやつがいいからこれだな」
三浦「これだと色が微妙だし」
八幡「前は何色使ってたんだ」
三浦「ピンク」
八幡「ピンクか。下着もピンクだしピンクが好きだな」
三浦「うん。……って何であーしの下着の色知ってるわけ!?」
八幡「」ギクッ
三浦「どれにしようか迷うし」
八幡(凄い混んでるな。今日は半日ここで潰れそう)
三浦「ヒキオはどれがいいと思う」
八幡「俺は電池持ちがいいやつがいいからこれだな」
三浦「これだと色が微妙だし」
八幡「前は何色使ってたんだ」
三浦「ピンク」
八幡「ピンクか。下着もピンクだしピンクが好きだな」
三浦「うん。……って何であーしの下着の色知ってるわけ!?」
八幡「」ギクッ
216: 2015/10/14(水) 22:34:42.90 ID:RghX7IVxo
三浦「着替え覗いたっしょ!」
八幡「の、覗いてないし。下着見たのは高校生の時だし……」
三浦「は? 高校の時?」
八幡「ほら、あれだ。葉山が海浜総合の女子と遊んでた時に」
三浦「あ」
八幡「ブーツはいたまま転んでただろ」
三浦「っ///」
八幡「よって俺は着替えなど覗いてない。Q.E.D. 証明終了」
三浦「……そっか。あん時ね。なんか懐かしい」
八幡(あれ怒ってない。ハチマン、ツイテル☆)
八幡「の、覗いてないし。下着見たのは高校生の時だし……」
三浦「は? 高校の時?」
八幡「ほら、あれだ。葉山が海浜総合の女子と遊んでた時に」
三浦「あ」
八幡「ブーツはいたまま転んでただろ」
三浦「っ///」
八幡「よって俺は着替えなど覗いてない。Q.E.D. 証明終了」
三浦「……そっか。あん時ね。なんか懐かしい」
八幡(あれ怒ってない。ハチマン、ツイテル☆)
217: 2015/10/14(水) 22:35:32.76 ID:RghX7IVxo
二時間後
三浦「久しぶりに携帯持つと変な感だし」
八幡「電話帳に俺だけというのも悲しいな」
三浦「うっさい。帰ったら結衣と海老名の連絡先教えてほしいんだけど」
八幡「由比ヶ浜は知ってるが海老名さんは知らんな」
三浦「そっか。……あっ」サッ
八幡「急に背中に隠れたどうした」
三浦「大学の同級生。あんま顔見られたくない」
八幡(そういうことか)
三浦「久しぶりに携帯持つと変な感だし」
八幡「電話帳に俺だけというのも悲しいな」
三浦「うっさい。帰ったら結衣と海老名の連絡先教えてほしいんだけど」
八幡「由比ヶ浜は知ってるが海老名さんは知らんな」
三浦「そっか。……あっ」サッ
八幡「急に背中に隠れたどうした」
三浦「大学の同級生。あんま顔見られたくない」
八幡(そういうことか)
218: 2015/10/14(水) 22:36:03.66 ID:RghX7IVxo
三浦「通り過ぎるまでこのままでいさせて」
八幡「ん」
三浦「……」
八幡「大丈夫だ」
三浦「ありがと」
八幡「やっぱ顔合わせ辛いか」
三浦「まーね。ここら辺で見かけるとは思わなかったし」
八幡「……」
三浦「ほら行くよ」
八幡「ん」
三浦「……」
八幡「大丈夫だ」
三浦「ありがと」
八幡「やっぱ顔合わせ辛いか」
三浦「まーね。ここら辺で見かけるとは思わなかったし」
八幡「……」
三浦「ほら行くよ」
219: 2015/10/14(水) 22:36:38.29 ID:RghX7IVxo
22時 八幡宅
八幡「なあ、三浦」
三浦「なに」
八幡「これからどうするんだ」
三浦「これから」
八幡「ああ。今のバイト先で働き続けるのか、大学に入りなおすのか」
三浦「入りなおすってそんなの無理だし……」
八幡「……だよな」
三浦「とりあえず今のバイト頑張ってお金貯めようと思うけど」
220: 2015/10/14(水) 22:37:09.43 ID:RghX7IVxo
八幡(そうだな。まだあれからそんなに経っていないし焦らずに決めさせる必要はない)
三浦「……やっぱ迷惑」
八幡「……は?」
三浦「あーしみたいな女と一緒にいるとかいやっしょ」
八幡「そんなこと言ってないだろ」
三浦「でも……」
八幡「前にも言っただろ。俺に迷惑とか考えなくていい」
三浦「……」
八幡「一人で頑張ってきたんだ。なら今くらい他人に甘えてもいいだろ」
三浦「……やっぱ迷惑」
八幡「……は?」
三浦「あーしみたいな女と一緒にいるとかいやっしょ」
八幡「そんなこと言ってないだろ」
三浦「でも……」
八幡「前にも言っただろ。俺に迷惑とか考えなくていい」
三浦「……」
八幡「一人で頑張ってきたんだ。なら今くらい他人に甘えてもいいだろ」
221: 2015/10/14(水) 22:37:59.00 ID:RghX7IVxo
三浦「……うん」
八幡「それに家事も全部してくれるし俺は助かってる」
三浦「ホント」
八幡「本当。ハチマン嘘ツカナイ」
三浦「な、なら。あーしがずっと……」
八幡「ずっと?」
三浦「な、なんでもない!!」
八幡「お、おう……」
三浦(あーしは何を言おうとしてっ///)
八幡「それに家事も全部してくれるし俺は助かってる」
三浦「ホント」
八幡「本当。ハチマン嘘ツカナイ」
三浦「な、なら。あーしがずっと……」
八幡「ずっと?」
三浦「な、なんでもない!!」
八幡「お、おう……」
三浦(あーしは何を言おうとしてっ///)
232: 2015/10/15(木) 22:49:03.94 ID:BaOrkmrNo
8月某日 八幡宅
三浦「ヒキオさ」
八幡「あん」
三浦「もうすぐお盆じゃん」
八幡「そうだな」
三浦「実家に帰んないの」
八幡「……帰らないな」
三浦「別にあーしに気を使わなくてもいいんだけど」
八幡「別に気は使ってない。お盆だと親戚とも会うから面倒なんだよ」
三浦「ホントに」
三浦「ヒキオさ」
八幡「あん」
三浦「もうすぐお盆じゃん」
八幡「そうだな」
三浦「実家に帰んないの」
八幡「……帰らないな」
三浦「別にあーしに気を使わなくてもいいんだけど」
八幡「別に気は使ってない。お盆だと親戚とも会うから面倒なんだよ」
三浦「ホントに」
233: 2015/10/15(木) 22:49:38.60 ID:BaOrkmrNo
八幡「ああ。下旬位には帰る」
三浦「そっか」
八幡「三浦、両親には連絡してないのか」
三浦「うん。つーか勘当されたって言ったじゃん」
八幡「いや、そうなんだが。事情を言えばわかってくれるんじゃないのか」
三浦「それはないし。馬鹿な男に引っかかったって余計に落胆させるだけだし」
八幡「そんなもんか」
三浦「そんなもん。それよりそろそろバイト行く時間だし」
八幡「おう。今日も労働するか」
三浦「そっか」
八幡「三浦、両親には連絡してないのか」
三浦「うん。つーか勘当されたって言ったじゃん」
八幡「いや、そうなんだが。事情を言えばわかってくれるんじゃないのか」
三浦「それはないし。馬鹿な男に引っかかったって余計に落胆させるだけだし」
八幡「そんなもんか」
三浦「そんなもん。それよりそろそろバイト行く時間だし」
八幡「おう。今日も労働するか」
234: 2015/10/15(木) 22:50:04.66 ID:BaOrkmrNo
バイト先
チーフ「比企谷くん、今日こそラーメンを食べに行くんだぜ」
八幡「いいっすね」
三浦「ちょい待つし!」
八幡「なんだ。三浦も一緒に行くか」
三浦「行かないし。えっと、その、今日はお弁当を作ってきたんだけど……」
八幡「……俺に?」
三浦「ヒキオ以外に誰がいると思ってんの」
八幡「そうか。だから今日朝早く起きてたのか」
三浦「うん」
チーフ「比企谷くんはいい彼女を持って幸せなんだぜ」
三浦「っ///」
八幡「いや、彼女じゃないですから」
チーフ「チーフは一人で寂しくラーメンをすすりに行くんだぜ」
八幡「ねえ、聞いてる」
三浦(彼女。やっぱあーし達ってバイト先でそう見られてるんだ)
八幡「行っちまった。……まあ、いいか。三浦、食べようぜ」
三浦「あ、うん」
チーフ「比企谷くん、今日こそラーメンを食べに行くんだぜ」
八幡「いいっすね」
三浦「ちょい待つし!」
八幡「なんだ。三浦も一緒に行くか」
三浦「行かないし。えっと、その、今日はお弁当を作ってきたんだけど……」
八幡「……俺に?」
三浦「ヒキオ以外に誰がいると思ってんの」
八幡「そうか。だから今日朝早く起きてたのか」
三浦「うん」
チーフ「比企谷くんはいい彼女を持って幸せなんだぜ」
三浦「っ///」
八幡「いや、彼女じゃないですから」
チーフ「チーフは一人で寂しくラーメンをすすりに行くんだぜ」
八幡「ねえ、聞いてる」
三浦(彼女。やっぱあーし達ってバイト先でそう見られてるんだ)
八幡「行っちまった。……まあ、いいか。三浦、食べようぜ」
三浦「あ、うん」
235: 2015/10/15(木) 22:50:38.38 ID:BaOrkmrNo
休憩室
八幡「しかし三浦が弁当を作ってくれるなんてな」
三浦「毎日コンビニ弁当じゃ飽きるっしょ。外食も金がかかるし」
八幡「そうなんだよな」
三浦「ヒキオって料理出来んのに弁当作ろうと思わなかったん」
八幡「面倒臭い」
三浦「ならあーしが毎日作ってあげる」
八幡「いや、そこまでしてくれなくても」
三浦「もう決めたし。大学が始まっても毎日作るから」
八幡「作ってくれるのは助かるが毎日は大変じゃないか」
八幡「しかし三浦が弁当を作ってくれるなんてな」
三浦「毎日コンビニ弁当じゃ飽きるっしょ。外食も金がかかるし」
八幡「そうなんだよな」
三浦「ヒキオって料理出来んのに弁当作ろうと思わなかったん」
八幡「面倒臭い」
三浦「ならあーしが毎日作ってあげる」
八幡「いや、そこまでしてくれなくても」
三浦「もう決めたし。大学が始まっても毎日作るから」
八幡「作ってくれるのは助かるが毎日は大変じゃないか」
236: 2015/10/15(木) 22:51:14.15 ID:BaOrkmrNo
三浦「別に大変じゃないし。それにヒキオには世話になってるから少しくらい尽くさないと駄目っしょ」
八幡「」
三浦「ヒキオ?」
八幡「三浦、お前が初めてだ」
三浦「初めてっ!?」
三浦(初めてってなにが。あーしとヒキオはまだ何もやってないし。それともあーしが寝てる間にっ!?)
八幡「尽くしてくれるなんて言ってくれた人はお前が初めてだ」
三浦「」
八幡「お喋りはここまでにしてさっそく食べるか」
八幡「」
三浦「ヒキオ?」
八幡「三浦、お前が初めてだ」
三浦「初めてっ!?」
三浦(初めてってなにが。あーしとヒキオはまだ何もやってないし。それともあーしが寝てる間にっ!?)
八幡「尽くしてくれるなんて言ってくれた人はお前が初めてだ」
三浦「」
八幡「お喋りはここまでにしてさっそく食べるか」
237: 2015/10/15(木) 22:51:46.09 ID:BaOrkmrNo
夜 八幡宅
TV<おあがりよ!
TV<お粗末!
八幡「……」
三浦「ヒキオ、もうすぐ出来るからテーブル拭いといて」
八幡「」ジー
三浦「な、なにじっと見てんの……」
八幡(三浦が調理服を着たらえりな様っぽく見えるんじゃないのか)
八幡(胸もあるし金髪だし)
三浦「ちょっ、見すぎだし!」
八幡「……ありだな」
三浦「いいからさっさとテーブル拭け!」
TV<おあがりよ!
TV<お粗末!
八幡「……」
三浦「ヒキオ、もうすぐ出来るからテーブル拭いといて」
八幡「」ジー
三浦「な、なにじっと見てんの……」
八幡(三浦が調理服を着たらえりな様っぽく見えるんじゃないのか)
八幡(胸もあるし金髪だし)
三浦「ちょっ、見すぎだし!」
八幡「……ありだな」
三浦「いいからさっさとテーブル拭け!」
238: 2015/10/15(木) 22:52:17.05 ID:BaOrkmrNo
食後
三浦「そういえばさ」
八幡「なんだ」
三浦「ヒキオってバイトしかしてないけどサークルとか入ってないわけ」
八幡「俺がサークルに入ってると思うか」
三浦「思わない」
八幡「なら聞くな」
三浦「うん。やっぱ大学でもつるむ人少ないの」
八幡「そうだな。高校の時よりは確実に少ないな」
三浦「ヒキオ、高三になってから戸部とよくつるんでたっしょ」
三浦「そういえばさ」
八幡「なんだ」
三浦「ヒキオってバイトしかしてないけどサークルとか入ってないわけ」
八幡「俺がサークルに入ってると思うか」
三浦「思わない」
八幡「なら聞くな」
三浦「うん。やっぱ大学でもつるむ人少ないの」
八幡「そうだな。高校の時よりは確実に少ないな」
三浦「ヒキオ、高三になってから戸部とよくつるんでたっしょ」
239: 2015/10/15(木) 22:52:42.77 ID:BaOrkmrNo
八幡「あいつが絡んできただけだ」
三浦「でも仲良さそうに見えたし」
八幡「それはない。戸部じゃなくて戸塚と同じクラスがよかった……」
三浦「ヒキオと戸部だけ見事に違うクラスになったしね」
八幡「クラス発表を見たときは危うく不登校になるところだったぜ」
三浦「それはさすがにおおげさっしょ」
八幡「まあ、戸部のおかげでチャラ男に対する耐性は出来たな」
三浦「大学にもいるの」
八幡「少しはな。大学デビューというかなんというか」
三浦「へー、意外だし。あーしの大学にはたくさんいたけど」
三浦「でも仲良さそうに見えたし」
八幡「それはない。戸部じゃなくて戸塚と同じクラスがよかった……」
三浦「ヒキオと戸部だけ見事に違うクラスになったしね」
八幡「クラス発表を見たときは危うく不登校になるところだったぜ」
三浦「それはさすがにおおげさっしょ」
八幡「まあ、戸部のおかげでチャラ男に対する耐性は出来たな」
三浦「大学にもいるの」
八幡「少しはな。大学デビューというかなんというか」
三浦「へー、意外だし。あーしの大学にはたくさんいたけど」
240: 2015/10/15(木) 22:53:12.89 ID:BaOrkmrNo
八幡「だろうな。三浦もいるわけだし」
三浦「は?」
八幡「なんでもありましぇん……」
三浦「あーしってやっぱチャラく見える」
八幡「まあ、金髪だからな」
三浦「高校の時もそう思ってたわけ」
八幡「最初はな。でも由比ヶ浜と話してる時や依頼の件があったから大分印象は変わったな」
三浦「どんな風に!?」
八幡「見た目は怖いが意外と泣き虫だったり、意外と気が弱かったり」
三浦「は?」
八幡「なんでもありましぇん……」
三浦「あーしってやっぱチャラく見える」
八幡「まあ、金髪だからな」
三浦「高校の時もそう思ってたわけ」
八幡「最初はな。でも由比ヶ浜と話してる時や依頼の件があったから大分印象は変わったな」
三浦「どんな風に!?」
八幡「見た目は怖いが意外と泣き虫だったり、意外と気が弱かったり」
241: 2015/10/15(木) 22:53:51.82 ID:BaOrkmrNo
三浦「な、泣き虫じゃないし!」
八幡「いや、雪ノ下と川崎に泣かされてただろ」
三浦「うぐっ」
八幡「依頼の時なんか由比ヶ浜に強くものを言われてたじろいてたしな」
三浦「……」
八幡「後は面倒見がいいことだな」
三浦「……ヒキオ、結構あーしのこと見てたんだ。ふーん」
八幡「いや、そこまで見てないから」
三浦「嘘。だってあーしが実は気が弱いとか誰にも言われなかったし」
八幡「いや、雪ノ下と川崎に泣かされてただろ」
三浦「うぐっ」
八幡「依頼の時なんか由比ヶ浜に強くものを言われてたじろいてたしな」
三浦「……」
八幡「後は面倒見がいいことだな」
三浦「……ヒキオ、結構あーしのこと見てたんだ。ふーん」
八幡「いや、そこまで見てないから」
三浦「嘘。だってあーしが実は気が弱いとか誰にも言われなかったし」
242: 2015/10/15(木) 22:54:18.87 ID:BaOrkmrNo
八幡「そうなのか」
三浦「うん。中学の時にテニスやってたけど本当は辞めたかったし」
八幡「でも県選抜に選ばれたんだろ」
三浦「それは顧問の腕がよかったから。あーし以外にも沢山選抜に選ばれた子もいたし」
八幡「強豪だったんだな」
三浦「まあね。でも本当はずっと辞めたかった。練習はきついし顧問はすぐ怒るし」
八幡「……」
三浦「部活を辞めようと何度も思ったけど、言って先生に怒られるのが嫌だったから最後までずるずる続けてただけ」
八幡「だから高校では帰宅部だったのか」
三浦「うん。中学の時にテニスやってたけど本当は辞めたかったし」
八幡「でも県選抜に選ばれたんだろ」
三浦「それは顧問の腕がよかったから。あーし以外にも沢山選抜に選ばれた子もいたし」
八幡「強豪だったんだな」
三浦「まあね。でも本当はずっと辞めたかった。練習はきついし顧問はすぐ怒るし」
八幡「……」
三浦「部活を辞めようと何度も思ったけど、言って先生に怒られるのが嫌だったから最後までずるずる続けてただけ」
八幡「だから高校では帰宅部だったのか」
243: 2015/10/15(木) 22:54:46.96 ID:BaOrkmrNo
三浦「テニスは好きだけどね。それに部活を辞めて部員の子たちに裏切者扱いされるのも怖かったし」
八幡「……」
三浦「だから高校では自分を強く見せるために金髪にしたり、口調もきつくしたりしたわけ」
八幡「なるほど」
三浦「……今思ったら前に結衣にイライラしてたのも昔の自分に重なって見えたからかもしんない……」
八幡「あー、あの時か。懐かしいな。あの時も雪ノ下に論破されてたな」
三浦「うっ」
八幡「川崎には枕投げで負けて泣かされたんだっけか」
三浦「もうその話はいいし! シャワー浴びてくる!」
八幡「い、いってらっしゃい……」
八幡「……」
三浦「だから高校では自分を強く見せるために金髪にしたり、口調もきつくしたりしたわけ」
八幡「なるほど」
三浦「……今思ったら前に結衣にイライラしてたのも昔の自分に重なって見えたからかもしんない……」
八幡「あー、あの時か。懐かしいな。あの時も雪ノ下に論破されてたな」
三浦「うっ」
八幡「川崎には枕投げで負けて泣かされたんだっけか」
三浦「もうその話はいいし! シャワー浴びてくる!」
八幡「い、いってらっしゃい……」
244: 2015/10/15(木) 22:55:13.99 ID:BaOrkmrNo
風呂場
三浦(ヒキオ、あーしのこと苛めるの絶対好きっしょ!)
三浦(いちいちあーしの傷を抉ってくるし!)
三浦(でもあーしのこと結構見ててくれたのは嬉しいかも)
三浦(てかあーしの泣き顔を二回も見たのってヒキオだけかも……)
三浦(一回目は依頼した時。二回目はこの前の……)
三浦(隼人にもあいつにも見せたことなかったのに)
三浦(ヒキオならあーしの弱い部分も全部見せられるかもしんない)
三浦「」ドキッ
三浦(あれ。あーし、もしかしてヒキオに惹かれてる!?)
三浦(ヒキオ、あーしのこと苛めるの絶対好きっしょ!)
三浦(いちいちあーしの傷を抉ってくるし!)
三浦(でもあーしのこと結構見ててくれたのは嬉しいかも)
三浦(てかあーしの泣き顔を二回も見たのってヒキオだけかも……)
三浦(一回目は依頼した時。二回目はこの前の……)
三浦(隼人にもあいつにも見せたことなかったのに)
三浦(ヒキオならあーしの弱い部分も全部見せられるかもしんない)
三浦「」ドキッ
三浦(あれ。あーし、もしかしてヒキオに惹かれてる!?)
245: 2015/10/15(木) 22:57:24.61 ID:BaOrkmrNo
おまけ
葉山「比企谷も今週末に実家に帰るのか」
八幡「ああ。お前はまだ帰ってなかったのか」
葉山「色々あってね」
八幡「ちなみに車で帰るのか」
葉山「そうだよ」
八幡「なら乗せてってくれると助かる」
葉山「悪いな、比企谷。俺の車で一人乗りなんだ」
八幡「氏ね」
葉山「比企谷も今週末に実家に帰るのか」
八幡「ああ。お前はまだ帰ってなかったのか」
葉山「色々あってね」
八幡「ちなみに車で帰るのか」
葉山「そうだよ」
八幡「なら乗せてってくれると助かる」
葉山「悪いな、比企谷。俺の車で一人乗りなんだ」
八幡「氏ね」
254: 2015/10/16(金) 23:18:01.13 ID:hhxytqQKo
8月中旬
結衣「優美子、本当に心配したんだからね!」
三浦「ご、ごめん……」
結衣「でも元気そうでよかったよ」
三浦「うん。ヒキオのおかげ」
結衣「それで今はどこに住んでるの。今度遊びに行きたいんだけど」
三浦「ヒキオの家だけど」
結衣「」
三浦「ヒキオから聞いてない」
結衣「……聞いてないし!」
結衣「優美子、本当に心配したんだからね!」
三浦「ご、ごめん……」
結衣「でも元気そうでよかったよ」
三浦「うん。ヒキオのおかげ」
結衣「それで今はどこに住んでるの。今度遊びに行きたいんだけど」
三浦「ヒキオの家だけど」
結衣「」
三浦「ヒキオから聞いてない」
結衣「……聞いてないし!」
255: 2015/10/16(金) 23:18:30.39 ID:hhxytqQKo
三浦「」ビクッ
結衣「ヒッキー、肝心なこと教えてくれないんだから」
三浦「……結衣、まだヒキオのこと好き」
結衣「うーん、どうだろう。今は仲間って感じかな。高校生の時に振っちゃったし」
三浦「あー、雪ノ下さんとどちらか選べなくて二人で振ったんだっけ」
結衣「うん。懐かしいなー」
三浦「モデルの仕事はどうなん」
結衣「楽しいよ。色んな服も着れるし、たまにそのまま貰えるし」
三浦「そっか」
結衣「ヒッキー、肝心なこと教えてくれないんだから」
三浦「……結衣、まだヒキオのこと好き」
結衣「うーん、どうだろう。今は仲間って感じかな。高校生の時に振っちゃったし」
三浦「あー、雪ノ下さんとどちらか選べなくて二人で振ったんだっけ」
結衣「うん。懐かしいなー」
三浦「モデルの仕事はどうなん」
結衣「楽しいよ。色んな服も着れるし、たまにそのまま貰えるし」
三浦「そっか」
256: 2015/10/16(金) 23:19:01.68 ID:hhxytqQKo
結衣「優美子はこれからどうするの」
三浦「あーしは……」
結衣「ねえ、もしよかったら優美子も読者モデルしてみない」
三浦「え」
結衣「あたしをスカウトしてくれた人がね、新しい読者モデル探してるみたいで。友達にいい子がいないか探してるの」
三浦「あーしが読者モデル?」
結衣「うん。優美子、可愛いしスタイルもいいから。あたしよりモデルに向いてると思うんだー」
三浦「……」
結衣「それに今のバイトより稼げると思うよ」
三浦「……うん。考えてみる」
三浦「あーしは……」
結衣「ねえ、もしよかったら優美子も読者モデルしてみない」
三浦「え」
結衣「あたしをスカウトしてくれた人がね、新しい読者モデル探してるみたいで。友達にいい子がいないか探してるの」
三浦「あーしが読者モデル?」
結衣「うん。優美子、可愛いしスタイルもいいから。あたしよりモデルに向いてると思うんだー」
三浦「……」
結衣「それに今のバイトより稼げると思うよ」
三浦「……うん。考えてみる」
257: 2015/10/16(金) 23:19:31.28 ID:hhxytqQKo
八幡宅
三浦「たーいま」
八幡「」スヤスヤ
三浦「……寝てるし」
八幡「」スースー
三浦(ヒキオってけっこう顔が整ってるんだ。目を閉じてれば結構カッコいいかも)
三浦(意外にまつ毛も長いし、綺麗な黒髪だし)
八幡「……ん……」
三浦「」ビクッ
八幡「……三浦か。帰ったのか」
三浦「たーいま」
八幡「」スヤスヤ
三浦「……寝てるし」
八幡「」スースー
三浦(ヒキオってけっこう顔が整ってるんだ。目を閉じてれば結構カッコいいかも)
三浦(意外にまつ毛も長いし、綺麗な黒髪だし)
八幡「……ん……」
三浦「」ビクッ
八幡「……三浦か。帰ったのか」
258: 2015/10/16(金) 23:19:57.99 ID:hhxytqQKo
三浦「う、うん。たーいま」
八幡「おかえり。……今何時だ」
三浦「17時。何時から寝てたわけ」
八幡「お昼過ぎだな」
三浦「寝すぎだし」
八幡「仕方ないだろ。昨日は好きなアニメの一挙生放送があったんだ」
三浦「だからずっとパソコン見てたわけ」
八幡「そういうこと。久しぶりに由比ヶ浜に会ってどうだった」
三浦「少し怒られた」
八幡「おかえり。……今何時だ」
三浦「17時。何時から寝てたわけ」
八幡「お昼過ぎだな」
三浦「寝すぎだし」
八幡「仕方ないだろ。昨日は好きなアニメの一挙生放送があったんだ」
三浦「だからずっとパソコン見てたわけ」
八幡「そういうこと。久しぶりに由比ヶ浜に会ってどうだった」
三浦「少し怒られた」
259: 2015/10/16(金) 23:20:31.86 ID:hhxytqQKo
八幡「だろうな。凄い心配してたからな」
三浦「うん。そういえば帰りにナンパされたんだけど」
八幡「」ピクッ
三浦「何か高校の同級生って言われたんだけど、あーし、まったく覚えてない奴だった。これもナンパの手口とか」
八幡「いや、俺はナンパしたことないし」
三浦「ヒキオがナンパしてたらマジうけるし」
八幡「いや、ウケねーから。ていうか悪い男にナンパで引っかかるなよ」
三浦「引っかからないし。ていうかそんな心配なら今度から迎えに来いっつーの」
八幡「……そうだな。そうするか」
三浦「うん。そういえば帰りにナンパされたんだけど」
八幡「」ピクッ
三浦「何か高校の同級生って言われたんだけど、あーし、まったく覚えてない奴だった。これもナンパの手口とか」
八幡「いや、俺はナンパしたことないし」
三浦「ヒキオがナンパしてたらマジうけるし」
八幡「いや、ウケねーから。ていうか悪い男にナンパで引っかかるなよ」
三浦「引っかからないし。ていうかそんな心配なら今度から迎えに来いっつーの」
八幡「……そうだな。そうするか」
260: 2015/10/16(金) 23:21:02.71 ID:hhxytqQKo
三浦「え」
八幡「どうした」
三浦「な、なんでもないし!」
八幡「そうか」
三浦「それより今日は何食べたい」
八幡「んじゃ肉料理で」
三浦「了解。親子丼でいい」
八幡「……卵あったか」
三浦「帰りにスーパーに寄って買ってきたし」
八幡「どうした」
三浦「な、なんでもないし!」
八幡「そうか」
三浦「それより今日は何食べたい」
八幡「んじゃ肉料理で」
三浦「了解。親子丼でいい」
八幡「……卵あったか」
三浦「帰りにスーパーに寄って買ってきたし」
261: 2015/10/16(金) 23:22:07.85 ID:hhxytqQKo
八幡「おう。さすがおかん」
三浦「誰がおかんだし! あとさヒキオに相談したいことが……」
八幡「どうした。もしかして体が何処か痛むのか!?」
三浦「体は大丈夫だから。えっとね……」
八幡「何だよ」
三浦「……やっぱ何でもないし。大したことじゃないから自分で考えてみる」
八幡「そ、そうか……」
三浦「自分で結論出たらヒキオに言うから」
八幡「わかった」
三浦「誰がおかんだし! あとさヒキオに相談したいことが……」
八幡「どうした。もしかして体が何処か痛むのか!?」
三浦「体は大丈夫だから。えっとね……」
八幡「何だよ」
三浦「……やっぱ何でもないし。大したことじゃないから自分で考えてみる」
八幡「そ、そうか……」
三浦「自分で結論出たらヒキオに言うから」
八幡「わかった」
262: 2015/10/16(金) 23:22:39.33 ID:hhxytqQKo
22時位
八幡「」ホジホジ
三浦「ヒキオ、耳かゆいの」
八幡「いや、なんか音がして」
三浦「耳かきしてあげよっか」
八幡「え」
三浦「指でほじるのはよくないから。ほらここに頭乗せな」
八幡「あ、いや……」
三浦「早く」
八幡「はい……」
八幡「」ホジホジ
三浦「ヒキオ、耳かゆいの」
八幡「いや、なんか音がして」
三浦「耳かきしてあげよっか」
八幡「え」
三浦「指でほじるのはよくないから。ほらここに頭乗せな」
八幡「あ、いや……」
三浦「早く」
八幡「はい……」
263: 2015/10/16(金) 23:23:05.84 ID:hhxytqQKo
三浦「痛かったら早く言いな」
八幡「痛くしないでくれよ」
八幡(まさか三浦に膝枕をされるとは)
三浦「結構溜まってるし。こういうのは定期的にしないと駄目じゃん」
八幡「お、おう。かゆい時くらいしかしないからな」
三浦「ならあーしがこれからもしてあげる」
八幡「……は?」
三浦「自分でするよりいいっしょ」
八幡「とすると俺も三浦に耳かきをしてあげないといけないのか」
八幡「痛くしないでくれよ」
八幡(まさか三浦に膝枕をされるとは)
三浦「結構溜まってるし。こういうのは定期的にしないと駄目じゃん」
八幡「お、おう。かゆい時くらいしかしないからな」
三浦「ならあーしがこれからもしてあげる」
八幡「……は?」
三浦「自分でするよりいいっしょ」
八幡「とすると俺も三浦に耳かきをしてあげないといけないのか」
264: 2015/10/16(金) 23:23:37.66 ID:hhxytqQKo
三浦「あーしはいいから」
八幡「俺だけかよ」
三浦「だって耳感じやすいし」
八幡「」
三浦「はっ///」
八幡「いきなり性癖カミングアウトするなよ」
三浦「う、うっさい!」グサッ
八幡「痛っ!?」
三浦「あ、ごめん!」
八幡「俺だけかよ」
三浦「だって耳感じやすいし」
八幡「」
三浦「はっ///」
八幡「いきなり性癖カミングアウトするなよ」
三浦「う、うっさい!」グサッ
八幡「痛っ!?」
三浦「あ、ごめん!」
265: 2015/10/16(金) 23:24:11.42 ID:hhxytqQKo
二日後 居酒屋
葉山「優美子との同棲生活はどうだい」
八幡「三浦の性癖が一つわかった」
葉山「ぶふっ!」ブシャー
八幡「おい、吹くな。汚ねぇな」
葉山「わ、悪い。まさかそこまで進んでるとは思わなくて」
八幡「勘違いするな。三浦が自分でカミングアウトしただけだ」
葉山「……まさか優美子と何もないのか」
八幡「ないけど。別に付き合ってないし」
葉山「」
八幡「何だよ」
葉山「優美子との同棲生活はどうだい」
八幡「三浦の性癖が一つわかった」
葉山「ぶふっ!」ブシャー
八幡「おい、吹くな。汚ねぇな」
葉山「わ、悪い。まさかそこまで進んでるとは思わなくて」
八幡「勘違いするな。三浦が自分でカミングアウトしただけだ」
葉山「……まさか優美子と何もないのか」
八幡「ないけど。別に付き合ってないし」
葉山「」
八幡「何だよ」
266: 2015/10/16(金) 23:24:39.80 ID:hhxytqQKo
葉山「女性と一か月近く同棲していて何もないのか」
八幡「だからないって言ってるでしょ」
葉山「……」
八幡「いや、一回あったな」
葉山「何があったんだ」
八幡「俺がつい癖で鍵を掛けないでトイレしてたら三浦に見られた」
葉山「」
八幡「生まれて初めて排尿してるところを見られたぜ」
葉山「うわっ」
八幡「んだよ」
葉山「悪い。貞操の危機を感じてきたから先に帰らせてもらうよ」
八幡「おい」
八幡「だからないって言ってるでしょ」
葉山「……」
八幡「いや、一回あったな」
葉山「何があったんだ」
八幡「俺がつい癖で鍵を掛けないでトイレしてたら三浦に見られた」
葉山「」
八幡「生まれて初めて排尿してるところを見られたぜ」
葉山「うわっ」
八幡「んだよ」
葉山「悪い。貞操の危機を感じてきたから先に帰らせてもらうよ」
八幡「おい」
267: 2015/10/16(金) 23:25:21.26 ID:hhxytqQKo
30分後
葉山「そうか。優美子が毎日弁当を」
八幡「意外と家庭的なんだな。高校の時は料理が出来ない子だと思ってたが」
葉山「一人暮らしして覚えたのかもしれないな」
八幡「結構エプロン姿も似合うんだよな。それと料理する時はポニーテールにしてるんだが綺麗なうなじでな」
葉山「そうか」
八幡「ああ。この前は膝枕をしてもらったんだが太ももが気持ちよくて」
葉山「……」
八幡「それと見た目と違って気が弱いからつい苛めたくなる」
葉山「……なあ、比企谷」
八幡「何だ」
葉山「そうか。優美子が毎日弁当を」
八幡「意外と家庭的なんだな。高校の時は料理が出来ない子だと思ってたが」
葉山「一人暮らしして覚えたのかもしれないな」
八幡「結構エプロン姿も似合うんだよな。それと料理する時はポニーテールにしてるんだが綺麗なうなじでな」
葉山「そうか」
八幡「ああ。この前は膝枕をしてもらったんだが太ももが気持ちよくて」
葉山「……」
八幡「それと見た目と違って気が弱いからつい苛めたくなる」
葉山「……なあ、比企谷」
八幡「何だ」
268: 2015/10/16(金) 23:26:08.76 ID:hhxytqQKo
葉山「優美子のこと好きなのか」
八幡「」
葉山「違うのか」
八幡「……は? 俺が三浦のことを?」
葉山「ああ。俺から見たら好きなように思えるんだが」
八幡「おいおい、冗談は俺のアホ毛だけにしとけよ」
葉山「それじゃ一つ質問だ。優美子に彼氏が出来たらどうする」
八幡「あ? 今の三浦を他人に任せられるか。却下だ」
葉山「」
八幡「………………あれ?」
八幡「」
葉山「違うのか」
八幡「……は? 俺が三浦のことを?」
葉山「ああ。俺から見たら好きなように思えるんだが」
八幡「おいおい、冗談は俺のアホ毛だけにしとけよ」
葉山「それじゃ一つ質問だ。優美子に彼氏が出来たらどうする」
八幡「あ? 今の三浦を他人に任せられるか。却下だ」
葉山「」
八幡「………………あれ?」
269: 2015/10/16(金) 23:34:21.27 ID:hhxytqQKo
おまけ
高校時代
結衣「隼人くんってもしかしてヤンキーやギャル男だった?」
葉山「結衣、いきなり何を言ってるんだ」
三浦「結衣、隼人がヤンキーやギャル男のわけないし」
結衣「なら何で金髪にしてるの」
葉山「」
三浦「」
結衣「優美子は虚勢を張ってるだけでしょ」
三浦「うっ」グサッ
結衣「隼人くんは何で金髪にしてるのかな。地毛じゃないよね。中学の卒アルは黒髪だったもんね」
葉山「そ、それは……」
結衣「それは」
葉山「すまない……」
結衣「何で謝るの。あたしは理由を聞いてるだけだよ」
葉山「ゆ、許してくれ……」
高校時代
結衣「隼人くんってもしかしてヤンキーやギャル男だった?」
葉山「結衣、いきなり何を言ってるんだ」
三浦「結衣、隼人がヤンキーやギャル男のわけないし」
結衣「なら何で金髪にしてるの」
葉山「」
三浦「」
結衣「優美子は虚勢を張ってるだけでしょ」
三浦「うっ」グサッ
結衣「隼人くんは何で金髪にしてるのかな。地毛じゃないよね。中学の卒アルは黒髪だったもんね」
葉山「そ、それは……」
結衣「それは」
葉山「すまない……」
結衣「何で謝るの。あたしは理由を聞いてるだけだよ」
葉山「ゆ、許してくれ……」
270: 2015/10/16(金) 23:36:15.81 ID:hhxytqQKo
以上!
二人が付き合ったら終わりにするか第3部イチャコラ編にするか
二人が付き合ったら終わりにするか第3部イチャコラ編にするか
279: 2015/10/17(土) 23:15:31.04 ID:16+iJ2CVo
23時
八幡「ただいま」
三浦「おかえり」
八幡「おう」
三浦「……酒臭くない。飲みに行ったんじゃないわけ」
八幡「居酒屋には行ったが酒は飲んでない」
三浦「飲まないのになんで居酒屋行くし」
八幡「葉山が指定してんだよ」
三浦「ふーん。てかヒキオって酒苦手なわけ。それとも未成年だから法律守ってるとか」
八幡「苦手というか興味がない。それとこの前成人したぞ」
八幡「ただいま」
三浦「おかえり」
八幡「おう」
三浦「……酒臭くない。飲みに行ったんじゃないわけ」
八幡「居酒屋には行ったが酒は飲んでない」
三浦「飲まないのになんで居酒屋行くし」
八幡「葉山が指定してんだよ」
三浦「ふーん。てかヒキオって酒苦手なわけ。それとも未成年だから法律守ってるとか」
八幡「苦手というか興味がない。それとこの前成人したぞ」
280: 2015/10/17(土) 23:16:12.76 ID:16+iJ2CVo
三浦「………………は?」
八幡「ん?」
三浦「この前っていつ!?」
八幡「今月の8日だけど」
三浦「」
八幡「どうした」
三浦「過ぎてるじゃん! なんであーしに言わないし!」
八幡「いや、聞かれなかったですしおすし」
三浦「言ってくれたら誕生日プレゼントとか渡せたじゃん……」
八幡「家族以外に祝ってもらったこともないし気にしなくていいぞ」
八幡「ん?」
三浦「この前っていつ!?」
八幡「今月の8日だけど」
三浦「」
八幡「どうした」
三浦「過ぎてるじゃん! なんであーしに言わないし!」
八幡「いや、聞かれなかったですしおすし」
三浦「言ってくれたら誕生日プレゼントとか渡せたじゃん……」
八幡「家族以外に祝ってもらったこともないし気にしなくていいぞ」
281: 2015/10/17(土) 23:16:41.82 ID:16+iJ2CVo
三浦「あーしが気にするの!」
八幡「まあ、三浦には毎日飯作ってもらってるしそれで十分だ」
三浦「それは一緒に暮らしてれば女のあーしが作るのは当たり前だし」
八幡(女のあたしがって意外と古風な考えをお持ちで)
三浦「よし。明後日バイトないし一緒に出掛けるから」
八幡「えー」
三浦「これは決定事項だし」
八幡「……はい」
三浦「ヒキオ、欲しいの決めときな」
八幡「欲しいものか。それより血界戦線の最終回が見たい」
三浦「なにそれ」
八幡「何でもない」
八幡「まあ、三浦には毎日飯作ってもらってるしそれで十分だ」
三浦「それは一緒に暮らしてれば女のあーしが作るのは当たり前だし」
八幡(女のあたしがって意外と古風な考えをお持ちで)
三浦「よし。明後日バイトないし一緒に出掛けるから」
八幡「えー」
三浦「これは決定事項だし」
八幡「……はい」
三浦「ヒキオ、欲しいの決めときな」
八幡「欲しいものか。それより血界戦線の最終回が見たい」
三浦「なにそれ」
八幡「何でもない」
282: 2015/10/17(土) 23:17:15.52 ID:16+iJ2CVo
0時
三浦「ヒキオ、まだ起きてる」
八幡「寝てる」
三浦「起きてんじゃん。あーんさー」
八幡「なんだ」
三浦「もし欲しいものがないならあーしにして欲しいことない」
八幡「三浦にして欲しいこと?」
三浦「うん。あーしが出来ることなら何でもするし」
八幡「毎日俺に味噌汁を作ってくれ」
三浦「いいよ」
三浦「ヒキオ、まだ起きてる」
八幡「寝てる」
三浦「起きてんじゃん。あーんさー」
八幡「なんだ」
三浦「もし欲しいものがないならあーしにして欲しいことない」
八幡「三浦にして欲しいこと?」
三浦「うん。あーしが出来ることなら何でもするし」
八幡「毎日俺に味噌汁を作ってくれ」
三浦「いいよ」
283: 2015/10/17(土) 23:17:45.09 ID:16+iJ2CVo
八幡「え」
三浦「え」
八幡「……」
三浦「……」
八幡「三浦、今のはその……」
三浦「いいよ。あーしが毎日味噌汁作ってあげる」
八幡「……」
三浦「今のってあーしに告白してくれたんしょ」
八幡「いや、あのな……」
三浦「え」
八幡「……」
三浦「……」
八幡「三浦、今のはその……」
三浦「いいよ。あーしが毎日味噌汁作ってあげる」
八幡「……」
三浦「今のってあーしに告白してくれたんしょ」
八幡「いや、あのな……」
284: 2015/10/17(土) 23:18:11.62 ID:16+iJ2CVo
三浦「もしかして冗談だった」
八幡「……すまん」
三浦「……そっか。ごめん。あーし勘違いしちゃった……」
八幡「……」
三浦「ヒキオがあーしみたいな女を好きになるわけないよね。結衣に頼まれたり、あーしが可哀相だから置いてくれてるだけだもんね」
八幡「……」
三浦「真に受けちゃってごめん。あーし、寝るね……」
八幡「三浦、聞いてくれないか」
三浦「……なに」
八幡「……すまん」
三浦「……そっか。ごめん。あーし勘違いしちゃった……」
八幡「……」
三浦「ヒキオがあーしみたいな女を好きになるわけないよね。結衣に頼まれたり、あーしが可哀相だから置いてくれてるだけだもんね」
八幡「……」
三浦「真に受けちゃってごめん。あーし、寝るね……」
八幡「三浦、聞いてくれないか」
三浦「……なに」
285: 2015/10/17(土) 23:18:56.74 ID:16+iJ2CVo
八幡「確かに最初は由比ヶ浜に言われたからお前のことを探ってみた。友達さえも利用してな」
三浦「……」
八幡「けど違うんだ。傷ついてる三浦を見て放っておけなかった。だから俺の意思でお前を助けたいと思った。だから可哀相だからここに置いているわけじゃない」
三浦「うん」
八幡「そして一緒に暮らしてみて少しは三浦のことを理解出来たと思う」
三浦「あーしもヒキオのこと前より理解出来てると思う」
八幡「この前葉山と飯を食べたときに言われたんだ。俺は三浦のことが好きじゃないのかって」
三浦「隼人に?」
八幡「ああ。確かに三浦と一緒にいることが当たり前に思っている自分がいた」
三浦「……」
八幡「けど違うんだ。傷ついてる三浦を見て放っておけなかった。だから俺の意思でお前を助けたいと思った。だから可哀相だからここに置いているわけじゃない」
三浦「うん」
八幡「そして一緒に暮らしてみて少しは三浦のことを理解出来たと思う」
三浦「あーしもヒキオのこと前より理解出来てると思う」
八幡「この前葉山と飯を食べたときに言われたんだ。俺は三浦のことが好きじゃないのかって」
三浦「隼人に?」
八幡「ああ。確かに三浦と一緒にいることが当たり前に思っている自分がいた」
286: 2015/10/17(土) 23:19:48.05 ID:16+iJ2CVo
三浦「……」
八幡「三浦と一緒にいると結構楽しいし、三浦を見ていると苛めたくなるんだよ」
三浦「やっぱヒキオってSだったんだ」
八幡「うっ。まあ、それはいいとして。それに彼氏でもないのに独占欲が出てきてるんだよ」
三浦「独占欲? ヒキオがあーしに?」
八幡「ああ。気持ち悪いだろ」
三浦「別に気持ち悪くないし。あーしは嬉しいよ」
八幡「そ、そうか」
三浦「それでヒキオはあーしのこと好きなわけ」
八幡「三浦と一緒にいると結構楽しいし、三浦を見ていると苛めたくなるんだよ」
三浦「やっぱヒキオってSだったんだ」
八幡「うっ。まあ、それはいいとして。それに彼氏でもないのに独占欲が出てきてるんだよ」
三浦「独占欲? ヒキオがあーしに?」
八幡「ああ。気持ち悪いだろ」
三浦「別に気持ち悪くないし。あーしは嬉しいよ」
八幡「そ、そうか」
三浦「それでヒキオはあーしのこと好きなわけ」
287: 2015/10/17(土) 23:20:25.72 ID:16+iJ2CVo
八幡「……多分、好きだと思う……」
三浦「多分って微妙なんですけど」
八幡「悪い。俺は本当に人のことを好きになったことがないみたいなんだ」
三浦「ないみたいって誰かに言われたん」
八幡「高校の時に葉山に言われた」
三浦「……隼人ってヒキオに結構ずばずば言うんだ……」
八幡「あいつは俺のことが嫌いだからな。俺も嫌いだけど」
三浦「ならなんで仲良くしてるし。意味わからないから」クスッ
八幡「うるせぇ。話戻すぞ。多分俺は三浦が好きだ。けどこの状態で三浦に告白していいのか判断が出来ない」
288: 2015/10/17(土) 23:20:56.44 ID:16+iJ2CVo
三浦「……そっか。あーしはヒキオのこと好きだよ」
八幡「」
三浦「自分の気持ちに自信がないならあーしが自信つけさせてあげる。だからあーしの彼氏になって下さい」
八幡「いいのか?」
三浦「それはあーしの台詞だし。あーしみたいな中古でいいの」
八幡「中古って……」
三浦「ネットで見たことあるし。あーしみたいなのってオタクの間じゃ中古って言うんしょ」
八幡「いや、それは一部のネットユーザーだけだから。別に俺は思ってないから」
三浦「ホントに!?」
八幡「」
三浦「自分の気持ちに自信がないならあーしが自信つけさせてあげる。だからあーしの彼氏になって下さい」
八幡「いいのか?」
三浦「それはあーしの台詞だし。あーしみたいな中古でいいの」
八幡「中古って……」
三浦「ネットで見たことあるし。あーしみたいなのってオタクの間じゃ中古って言うんしょ」
八幡「いや、それは一部のネットユーザーだけだから。別に俺は思ってないから」
三浦「ホントに!?」
289: 2015/10/17(土) 23:21:35.54 ID:16+iJ2CVo
八幡「ああ。だからあんま自分のこと中古って言うなよ」
三浦「うん。ヒキオもこれからは自分のことを卑下しちゃ駄目だかんね」
八幡「……わかった。ていうかいい加減ヒキオってやめてくんない」
三浦「それじゃ八幡でいい」
八幡「比企谷でいいんじゃないか」
三浦「彼氏を名字で呼ぶとかおかしいっしょ。今からあーしは八幡って呼ぶから」
八幡「わ、わかった……」
三浦「八幡はあーしのこと優美子って呼ぶこと」
八幡「それはハードルが高いな。自慢じゃないが妹以外の女子を名前呼びしたことないぞ」
三浦「うん。ヒキオもこれからは自分のことを卑下しちゃ駄目だかんね」
八幡「……わかった。ていうかいい加減ヒキオってやめてくんない」
三浦「それじゃ八幡でいい」
八幡「比企谷でいいんじゃないか」
三浦「彼氏を名字で呼ぶとかおかしいっしょ。今からあーしは八幡って呼ぶから」
八幡「わ、わかった……」
三浦「八幡はあーしのこと優美子って呼ぶこと」
八幡「それはハードルが高いな。自慢じゃないが妹以外の女子を名前呼びしたことないぞ」
290: 2015/10/17(土) 23:22:29.51 ID:16+iJ2CVo
八幡(けーちゃんはカウント外だよな)
三浦「ならあーしが八幡の初めてってわけ」
八幡「……三浦」
三浦「優美子」
八幡「三浦」
三浦「次に三浦って言ったら結衣に八幡に変なことされたって言うから」
八幡「うぐっ。……優美子」
三浦「うん!」
八幡「まあ、これからよろしく頼む」
三浦「ならあーしが八幡の初めてってわけ」
八幡「……三浦」
三浦「優美子」
八幡「三浦」
三浦「次に三浦って言ったら結衣に八幡に変なことされたって言うから」
八幡「うぐっ。……優美子」
三浦「うん!」
八幡「まあ、これからよろしく頼む」
291: 2015/10/17(土) 23:23:06.81 ID:16+iJ2CVo
三浦「あーしこそ。そんじゃさっそく一緒に寝るし」
八幡「…………え?」
三浦「ほら一緒にベッドで寝るよ」
八幡「いや、心の準備が出来てないよぉ……」
三浦「なにキモイこと言ってるし。一緒に横で寝るだけだから」
八幡「あっ……」
三浦「ほら早く!」グイッ
八幡「わ、わかった。わかったら引っ張るな!」
八幡「…………え?」
三浦「ほら一緒にベッドで寝るよ」
八幡「いや、心の準備が出来てないよぉ……」
三浦「なにキモイこと言ってるし。一緒に横で寝るだけだから」
八幡「あっ……」
三浦「ほら早く!」グイッ
八幡「わ、わかった。わかったら引っ張るな!」
292: 2015/10/17(土) 23:23:33.12 ID:16+iJ2CVo
5分後
三浦「えへへ」
八幡「なあ、狭くないか」
三浦「狭い?」
八幡「シングルベッドだから狭いだろ。だから俺は布団に……」
三浦「ならこうくっつけば問題ないっしょ」ギュッ
八幡「ひうっ」ビクッ
三浦「何感じてんの。明日はバイトあるんだからそろそろ寝るよ」
八幡「待て待て。そんなくっつかれちゃ寝れないから! 八幡、経験値ゼロなんだからね!」
三浦「毎日こうして寝るんだから慣れてもらわないと困るんだけど」
八幡「」
三浦「それじゃおやすみ。八幡♪」
三浦「えへへ」
八幡「なあ、狭くないか」
三浦「狭い?」
八幡「シングルベッドだから狭いだろ。だから俺は布団に……」
三浦「ならこうくっつけば問題ないっしょ」ギュッ
八幡「ひうっ」ビクッ
三浦「何感じてんの。明日はバイトあるんだからそろそろ寝るよ」
八幡「待て待て。そんなくっつかれちゃ寝れないから! 八幡、経験値ゼロなんだからね!」
三浦「毎日こうして寝るんだから慣れてもらわないと困るんだけど」
八幡「」
三浦「それじゃおやすみ。八幡♪」
293: 2015/10/17(土) 23:25:05.04 ID:16+iJ2CVo
第2部 やはり俺が三浦優美子と同棲するのは間違っている
おわり
おわり
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