1: 2016/06/19(日) 17:45:35.161 ID:BlBmG4Jm0.net
シャロ父「おい、シャロ!早よ飯作らんかい!」
シャロ「は、はい!ちょっと待っててください!」
シャロ父「全く、いつまで待たせるんだよクソガキが…。」タバコスパー
シャロ「ケホッ…(泣)」
シャロ「は、はい!ちょっと待っててください!」
シャロ父「全く、いつまで待たせるんだよクソガキが…。」タバコスパー
シャロ「ケホッ…(泣)」
4: 2016/06/19(日) 17:48:50.971 ID:BlBmG4Jm0.net
シャロ「ごめんなさい、食材が少なくて…チャーハンなら作れました。」
シャロ父「不味い。」
シャロ「え?」ガクブル
シャロ父「こんなの要らねーんだよ!」ガシャン
食器をひっくり返すシャロ父。
シャロ「…。」
シャロ父「おい、明日のパチOコ代下ろしてきておいてくれよ。んじゃ俺は女の子と遊んでくるわ。」
シャロ「行ってらっしゃい…。」
シャロ父「不味い。」
シャロ「え?」ガクブル
シャロ父「こんなの要らねーんだよ!」ガシャン
食器をひっくり返すシャロ父。
シャロ「…。」
シャロ父「おい、明日のパチOコ代下ろしてきておいてくれよ。んじゃ俺は女の子と遊んでくるわ。」
シャロ「行ってらっしゃい…。」
7: 2016/06/19(日) 17:51:00.961 ID:BlBmG4Jm0.net
シャロ「もうこんな生活は嫌だ、お母さんは今どこで何をしてるんだろう。私が小学生の時は2人とも優しかったのに…。」
シャロ「もう…あいつの声なんか聞きたくない!」
シャロ「何とかして亡き者にしないと…。」
シャロ「もう…あいつの声なんか聞きたくない!」
シャロ「何とかして亡き者にしないと…。」
10: 2016/06/19(日) 17:54:44.455 ID:BlBmG4Jm0.net
シャロ父「いや~飲んだ飲んだ。飲みすぎた、シャロにラーメンでも作ってもらうかなっと。」
ガチャ
シャロ父が玄関で靴を脱ぎ足を一歩床に落とすと…
シャロ父「いった!!なんだこれ、画鋲!?」
シャロ父がシャロを大声で呼ぼうとした瞬間鈍痛が
シャロ父「ぐっ…」
シャロ「もう居なくなってよー!」
ドンッ!
シャロ父「…」
ガチャ
シャロ父が玄関で靴を脱ぎ足を一歩床に落とすと…
シャロ父「いった!!なんだこれ、画鋲!?」
シャロ父がシャロを大声で呼ぼうとした瞬間鈍痛が
シャロ父「ぐっ…」
シャロ「もう居なくなってよー!」
ドンッ!
シャロ父「…」
11: 2016/06/19(日) 17:57:18.038 ID:BlBmG4Jm0.net
シャロ「あ…お、終わった。これで私は自由…。」
シャロ「明日は学校休もうかな…疲れたし。これなんとかしないと。」
シャロ「そうだわ、今は夜中だし近くの廃墟に捨てに行こう!」
シャロ「明日は学校休もうかな…疲れたし。これなんとかしないと。」
シャロ「そうだわ、今は夜中だし近くの廃墟に捨てに行こう!」
13: 2016/06/19(日) 17:59:53.509 ID:BlBmG4Jm0.net
しかし女の子1人で大の大人を動かすにはとても無理である。誰かに手伝ってもらうわけにも行かない…。
シャロ「逆に警察を呼んで勝手に転んで氏んだことにすれば!」
そうしてシャロは翌朝警察に連絡をした…。
シャロ「逆に警察を呼んで勝手に転んで氏んだことにすれば!」
そうしてシャロは翌朝警察に連絡をした…。
16: 2016/06/19(日) 18:02:43.899 ID:BlBmG4Jm0.net
亀山「右京さん、何で俺らがあんな小さな街の事件を任されるんですかね。都内じゃ立てこもり事件で騒がれてるのに。」
右京「私達に任された仕事はこなさなければなりません。上からの命令は逆らえませんからね~。」
亀山「なんか納得行かねーなー。」
二人は木組みの街へ派遣された。
右京「私達に任された仕事はこなさなければなりません。上からの命令は逆らえませんからね~。」
亀山「なんか納得行かねーなー。」
二人は木組みの街へ派遣された。
17: 2016/06/19(日) 18:05:42.012 ID:BlBmG4Jm0.net
シャロの家には既に木組みの街の駐在所の警官が2人駆け付けていた。
右京「警視庁特命係の右京です。」
亀山「同じく亀山です!」
二人は警察手帳を警官に見せる。
警官「ご苦労様です!どうぞ!」
警官が2人をシャロの家の中に入れる。
右京「警視庁特命係の右京です。」
亀山「同じく亀山です!」
二人は警察手帳を警官に見せる。
警官「ご苦労様です!どうぞ!」
警官が2人をシャロの家の中に入れる。
18: 2016/06/19(日) 18:06:31.203
まさかの
20: 2016/06/19(日) 18:08:15.732 ID:BlBmG4Jm0.net
シャロは机の前に座りうつむいている。
亀山「見た感じ転んでタンスに頭をぶつけてそのまま氏んだって感じですかね?」
右京「その可能性がありますね~、まあ先ずは彼女にお話を聞いてみることにしましょう。」
2人はシャロの元へ向かう。
亀山「見た感じ転んでタンスに頭をぶつけてそのまま氏んだって感じですかね?」
右京「その可能性がありますね~、まあ先ずは彼女にお話を聞いてみることにしましょう。」
2人はシャロの元へ向かう。
24: 2016/06/19(日) 18:11:25.523 ID:BlBmG4Jm0.net
右京「どうも、警察のものですが右京と申します。お名前は?」
シャロ「私は桐間シャロです。私の父が…」フルフル
亀山「お父さん、かわいそうに…。お母さんは?」
シャロ「お母さんは1年前にどこに行ったきり帰ってこなくて。」
右京「おやおや、それでは大変ですね~。」
シャロ「私は桐間シャロです。私の父が…」フルフル
亀山「お父さん、かわいそうに…。お母さんは?」
シャロ「お母さんは1年前にどこに行ったきり帰ってこなくて。」
右京「おやおや、それでは大変ですね~。」
26: 2016/06/19(日) 18:14:50.232 ID:BlBmG4Jm0.net
右京「お父さんはどの様なお方だったんですか?随分お酒を飲んでいる様でしたが…。」
シャロ「どうしてわかるんですか!」
右京「彼の体からお酒の匂いがしましたので…ここからはあくまで私の推測ですが性格もあまりよろしくなかったんじゃありませんか?」
シャロ「何でもお見通しなんですね…。」
右京「刑事の感というやつですよ。」
シャロ「どうしてわかるんですか!」
右京「彼の体からお酒の匂いがしましたので…ここからはあくまで私の推測ですが性格もあまりよろしくなかったんじゃありませんか?」
シャロ「何でもお見通しなんですね…。」
右京「刑事の感というやつですよ。」
28: 2016/06/19(日) 18:20:01.645 ID:BlBmG4Jm0.net
シャロ「母が買い物に行くと言ったり帰ってこなくなる前は父も母もとても優しかったです。家は少し狭いですが2人のおかげでご飯は食べれていました。因みに母の行方不明の届けは前に出しました。」
亀山「ってことはお母さんが居なくなってからお父さんの性格が変わったってこと?」
シャロ「はい、毎日飲み歩くはパチンコでお金を使うわとてもご飯なんてまともに食べれたものではありません。」
右京「なるほど…ところでシャロさんは今朝警察の方に連絡を入れられましたが朝起き付きになられたんですか?」
シャロ「はい、私は昨日父が出て行った後寝ていて。またお酒を飲みに行ってたようです。」
亀山「ってことはお母さんが居なくなってからお父さんの性格が変わったってこと?」
シャロ「はい、毎日飲み歩くはパチンコでお金を使うわとてもご飯なんてまともに食べれたものではありません。」
右京「なるほど…ところでシャロさんは今朝警察の方に連絡を入れられましたが朝起き付きになられたんですか?」
シャロ「はい、私は昨日父が出て行った後寝ていて。またお酒を飲みに行ってたようです。」
29: 2016/06/19(日) 18:24:01.754 ID:BlBmG4Jm0.net
2人はとりあえず警官にその場を任せ木組みの街を歩いた…
右京「おかしいですね~。」
亀山「何がです?」
右京「彼の打撲の後は首から後頭部にかけて出来ています。いくらお酒を飲んだからといってあの平らなタンスで首元を打つ訳がありません。」
亀山「じゃあ、それって…。」
右京「かも知れませんね~、もう少し調査する必要があるかも知れません。」
そして右京がある店で立ち止まる。
右京「おかしいですね~。」
亀山「何がです?」
右京「彼の打撲の後は首から後頭部にかけて出来ています。いくらお酒を飲んだからといってあの平らなタンスで首元を打つ訳がありません。」
亀山「じゃあ、それって…。」
右京「かも知れませんね~、もう少し調査する必要があるかも知れません。」
そして右京がある店で立ち止まる。
30: 2016/06/19(日) 18:26:24.955 ID:BlBmG4Jm0.net
亀山「どうしたんです?」
右京「たまにはコーヒーもいいんじゃないかと思いましてね~。」
右京はラビットハウスという喫茶店の看板を指さす。
亀山「本当右京さんはお気楽ですね~、少し事件のことについて考えましょうよ!」
右京「事件のことはコーヒーを飲みながらでも考えれますよ。」
カランカラン…
右京「たまにはコーヒーもいいんじゃないかと思いましてね~。」
右京はラビットハウスという喫茶店の看板を指さす。
亀山「本当右京さんはお気楽ですね~、少し事件のことについて考えましょうよ!」
右京「事件のことはコーヒーを飲みながらでも考えれますよ。」
カランカラン…
31: 2016/06/19(日) 18:32:42.971 ID:BlBmG4Jm0.net
チノ「いらっしゃいませ。」
ココア「お好きな席へどうぞ!」
亀山「女の子がこの時間に働いてるって…。」
右京「おやおや、2人ともまだ18歳も来てないようですが学校はよろしいんですか?」
チノ「私達の友達のお父さんが不幸にあったみたいでその友達を励まそうと今日はココアさんと学校を休んでパンとかを持って行ったり様子を見に行こうと思いまして。」
右京「もしかしてそのお友達は桐間シャロさんじゃないんですか?」
ココア「わわ、おじさんたち凄いよ~!どうしてわかったんですか?」
亀山「僕たち刑事で、さっきまで現場にいてシャロちゃんとも話してたんだよ。」
ココア「なるほど! 刑事さんなんだ!とりあえず座ってください!」
ココア「お好きな席へどうぞ!」
亀山「女の子がこの時間に働いてるって…。」
右京「おやおや、2人ともまだ18歳も来てないようですが学校はよろしいんですか?」
チノ「私達の友達のお父さんが不幸にあったみたいでその友達を励まそうと今日はココアさんと学校を休んでパンとかを持って行ったり様子を見に行こうと思いまして。」
右京「もしかしてそのお友達は桐間シャロさんじゃないんですか?」
ココア「わわ、おじさんたち凄いよ~!どうしてわかったんですか?」
亀山「僕たち刑事で、さっきまで現場にいてシャロちゃんとも話してたんだよ。」
ココア「なるほど! 刑事さんなんだ!とりあえず座ってください!」
32: 2016/06/19(日) 18:37:50.634 ID:BlBmG4Jm0.net
右京「では私はエスプレッソを。」
亀山「じゃあ僕はウーロン茶で。」
ココア「かしこまりました、エスプレッソとウーロン茶お願いね、チノちゃん!」
チノ「かしこまりました。」
右京「ココアさん、シャロさんとはどのような関係で?」
ココア「えっとね、学校は違うけど同い年でお友達なんだ!千夜ちゃんって子がシャロちゃんのお友達で私はその繋がりで仲良くなれたの。」
右京「なるほど、お父さんの評判はどうですか?」
ココア「あまり家には帰ってこないみたいだから分かんないや。」
右京「そうですか、ありがとうございます。」
チノ「ウーロン茶とエスプレッソお待たせしました。」
亀山「じゃあ僕はウーロン茶で。」
ココア「かしこまりました、エスプレッソとウーロン茶お願いね、チノちゃん!」
チノ「かしこまりました。」
右京「ココアさん、シャロさんとはどのような関係で?」
ココア「えっとね、学校は違うけど同い年でお友達なんだ!千夜ちゃんって子がシャロちゃんのお友達で私はその繋がりで仲良くなれたの。」
右京「なるほど、お父さんの評判はどうですか?」
ココア「あまり家には帰ってこないみたいだから分かんないや。」
右京「そうですか、ありがとうございます。」
チノ「ウーロン茶とエスプレッソお待たせしました。」
34: 2016/06/19(日) 18:42:58.288 ID:BlBmG4Jm0.net
2人はエスプレッソとウーロン茶を飲んだ後千夜の家に向かうことに。
亀山「ここ、和菓子屋ですかね?」
右京「見た所綿菓子茶屋のようですね~。」
カランカラン
千夜「いらっしゃいませ!」
右京「私達こういうものです。」
2人は手帳を千夜に見せる。
千夜「あ…シャロちゃんの件ですね…。」
右京「やはり千夜さんもご存じで…。」
千夜「それはもう、、お友達でもあるしお隣さんでもあるし…でもどうして私のお名前を?」
亀山「さっきラビットハウスってところにたまたま入って色々お話を聞いてたんだよ!」
千夜「あら、そうだったんですか。それで私から何を聞きたいのかしら?」
右京「いえ、もうシャロさんとの関係は分かりましたので結構です。ありがとうございます。」
千夜「いえいえ。」
亀山「ここ、和菓子屋ですかね?」
右京「見た所綿菓子茶屋のようですね~。」
カランカラン
千夜「いらっしゃいませ!」
右京「私達こういうものです。」
2人は手帳を千夜に見せる。
千夜「あ…シャロちゃんの件ですね…。」
右京「やはり千夜さんもご存じで…。」
千夜「それはもう、、お友達でもあるしお隣さんでもあるし…でもどうして私のお名前を?」
亀山「さっきラビットハウスってところにたまたま入って色々お話を聞いてたんだよ!」
千夜「あら、そうだったんですか。それで私から何を聞きたいのかしら?」
右京「いえ、もうシャロさんとの関係は分かりましたので結構です。ありがとうございます。」
千夜「いえいえ。」
35: 2016/06/19(日) 18:47:00.247 ID:BlBmG4Jm0.net
2人は甘兎庵を出ると…
バタンッ
亀山「いって…」
リゼ「あいたた。」
右京「おやおや、大丈夫ですか?」
亀山「全く、前見て歩けよ。」
リゼ「すみません。急いでて。」
右京「何となく僕の感ですが桐間さんのお知り合いで?」
リゼ「そうですが…?」
右京「私達警察です。少しこの和菓子喫茶でお話し聞かせてくれませんかねぇ。」
亀山「どっちみち今は一般の方は家に入れないし。」
リゼ「そうですか。」
3人で甘兎庵へ…
バタンッ
亀山「いって…」
リゼ「あいたた。」
右京「おやおや、大丈夫ですか?」
亀山「全く、前見て歩けよ。」
リゼ「すみません。急いでて。」
右京「何となく僕の感ですが桐間さんのお知り合いで?」
リゼ「そうですが…?」
右京「私達警察です。少しこの和菓子喫茶でお話し聞かせてくれませんかねぇ。」
亀山「どっちみち今は一般の方は家に入れないし。」
リゼ「そうですか。」
3人で甘兎庵へ…
37: 2016/06/19(日) 18:53:15.568 ID:BlBmG4Jm0.net
千夜「あら、今度はリゼちゃんも一緒なのね。」
右京「今そこで会いましてね~、少しお話しを聞こうと。」
千夜「どうぞ、お水だけお出ししますわ。」
3人は席へ着いた。
右京「服装を見たところ学生のようですが引き上げてきたんですか?」
リゼ「もちろん、友人の一大事だから学校どころじゃない!」
亀山「学校でももう話は入ってるんですね、桐間さんとは友達ってことか。」
リゼ「ああ、他にも…」
右京「ココアさんにチノさん、それと千夜さんもお友達なんですよね。」
リゼ「警察の方は情報収集が早いな。」
亀山「たまたまなんですけどね。」
右京「私達はもう一度遺体の確認作業やシャロさんの家の中を見てきますのでこれで…。」
リゼ「分かりました。」
右京と亀山はリゼと別れた。
右京「今そこで会いましてね~、少しお話しを聞こうと。」
千夜「どうぞ、お水だけお出ししますわ。」
3人は席へ着いた。
右京「服装を見たところ学生のようですが引き上げてきたんですか?」
リゼ「もちろん、友人の一大事だから学校どころじゃない!」
亀山「学校でももう話は入ってるんですね、桐間さんとは友達ってことか。」
リゼ「ああ、他にも…」
右京「ココアさんにチノさん、それと千夜さんもお友達なんですよね。」
リゼ「警察の方は情報収集が早いな。」
亀山「たまたまなんですけどね。」
右京「私達はもう一度遺体の確認作業やシャロさんの家の中を見てきますのでこれで…。」
リゼ「分かりました。」
右京と亀山はリゼと別れた。
39: 2016/06/19(日) 18:58:35.353 ID:BlBmG4Jm0.net
右京と亀山は遺体を見て確認をしている。
右京「おや~?」
亀山「どうしたんですか?右京さん?」
右京は靴の下に落ちている金色に光る画鋲を見つけハンカチで拾い上げる。
亀山「画鋲ですかね?どうしてこんなところに。」
右京がすかさずシャロ父の足裏を確認すると小さな小さな穴が。
右京「やはりこれを踏んだようですね。鑑識に見てもらいましょう。」
そう言うと右京は鑑識にシャロ父の血液の採取、そして画鋲に付着した血液が同じかどうか確認してもらうことに。
右京「おや~?」
亀山「どうしたんですか?右京さん?」
右京は靴の下に落ちている金色に光る画鋲を見つけハンカチで拾い上げる。
亀山「画鋲ですかね?どうしてこんなところに。」
右京がすかさずシャロ父の足裏を確認すると小さな小さな穴が。
右京「やはりこれを踏んだようですね。鑑識に見てもらいましょう。」
そう言うと右京は鑑識にシャロ父の血液の採取、そして画鋲に付着した血液が同じかどうか確認してもらうことに。
41: 2016/06/19(日) 19:03:45.555 ID:BlBmG4Jm0.net
あれから少し家の中を見回ったり周辺をウロウロしていると携帯が鳴る
ピピピピピピッ
右京「はい、届きましたか?」
米沢「ええ、画鋲と血液ちゃんと届きました。しかもどちらも被害者の血液と一致しました。
」
右京「ありがとうございます。とてもお手柄ですよ。」
ピッ
電話を切る右京。
亀山「でも右京さん、画鋲を踏んだなら尚更自分で転けた可能性が高いんじゃ…。」
右京「ええ…一般的な家庭ならそう考えるのが普通です。しかしシャロ父の普段の行い、シャロさんが精神的に参っていたのではないでしょうか?」
亀山「なるほど…。」
ピピピピピピッ
右京「はい、届きましたか?」
米沢「ええ、画鋲と血液ちゃんと届きました。しかもどちらも被害者の血液と一致しました。
」
右京「ありがとうございます。とてもお手柄ですよ。」
ピッ
電話を切る右京。
亀山「でも右京さん、画鋲を踏んだなら尚更自分で転けた可能性が高いんじゃ…。」
右京「ええ…一般的な家庭ならそう考えるのが普通です。しかしシャロ父の普段の行い、シャロさんが精神的に参っていたのではないでしょうか?」
亀山「なるほど…。」
43: 2016/06/19(日) 19:10:10.656 ID:BlBmG4Jm0.net
シャロ宅…
右京「さきほどお父さんの靴の近くに画鋲が落ちてありまして…どうやらそれを踏んで転けたみたいですね。」
シャロ「そ、そうなんですか。」
右京「おかしいですね~、玄関付近にはポスターやカレンダーなど画鋲を使う物は無いはずですが…。」
シャロ「ほら、画鋲って小さいじゃない?きっといつかのカレンダーの画鋲の1箇所が取れて玄関方まで出ちゃったのかも。そうそう、何日か前に居間のカレンダーの画鋲が外れてて…」
右京「は~い~?」
シャロ「え?」
右京「さきほどお父さんの靴の近くに画鋲が落ちてありまして…どうやらそれを踏んで転けたみたいですね。」
シャロ「そ、そうなんですか。」
右京「おかしいですね~、玄関付近にはポスターやカレンダーなど画鋲を使う物は無いはずですが…。」
シャロ「ほら、画鋲って小さいじゃない?きっといつかのカレンダーの画鋲の1箇所が取れて玄関方まで出ちゃったのかも。そうそう、何日か前に居間のカレンダーの画鋲が外れてて…」
右京「は~い~?」
シャロ「え?」
44: 2016/06/19(日) 19:14:28.930 ID:BlBmG4Jm0.net
右京「毎日毎晩飲んで遊びまわってたお父さんのが寄って帰宅するのは当たり前です。なのに何日も前から玄関の近くに画鋲があったらもっと前に踏んでいてもおかしくありません。」
亀山「でも右京さん、彼女も言ってたように画鋲は小さいですし…。」
右京「そうですね~、奇跡的に何日間も踏まずに過ごせてきたという話をすれば済むことです。」
シャロ「そうですよ…。」
右京「しかしシャロさんその腕のアザ酷いですね。それを見る限り暴力を振られていたことは間違いありません。」
亀山「!」
亀山「でも右京さん、彼女も言ってたように画鋲は小さいですし…。」
右京「そうですね~、奇跡的に何日間も踏まずに過ごせてきたという話をすれば済むことです。」
シャロ「そうですよ…。」
右京「しかしシャロさんその腕のアザ酷いですね。それを見る限り暴力を振られていたことは間違いありません。」
亀山「!」
45: 2016/06/19(日) 19:19:03.529 ID:BlBmG4Jm0.net
亀山「でも右京さん、待ってください。もし彼女が日頃から暴力を受けていたならお隣の千夜さんにも怒号とか殴る音とか聞こえていたんじゃないですか?」
右京「ええ~、そうですよね~。しかし千夜さんはその事について何も話さなかった。聞こえて無いはずがないのに。」
シャロ「…。」
シャロ「そんな話はどうでもいいです!とにかく父はタンスに頭をぶつけて亡くなったんです!」
右京「ええ~、そうですよね~。しかし千夜さんはその事について何も話さなかった。聞こえて無いはずがないのに。」
シャロ「…。」
シャロ「そんな話はどうでもいいです!とにかく父はタンスに頭をぶつけて亡くなったんです!」
46: 2016/06/19(日) 19:24:20.361 ID:BlBmG4Jm0.net
右京「おかしいですね~、大の大人が帰ってきて抜き足差し足で玄関を上がってきてしかも画鋲を踏んだのに音を最小限に抑えてタンスにぶつかったとでも言うんですか?」
亀山「え?何が言いたいんです?」
右京「事件当時シャロさんは寝ていたとおっしゃっていました。しかし画鋲を踏んでタンスに頭をぶつけたのならそれは大きな音が鳴ったでしょうに、シャロさんは起きず今朝やっと気付いた。」
亀山「確かに!それだけの物音がすればいくら熟睡していても起きるはず!」
右京「それに言い方は悪いですが日々暴力を振るう彼が娘に対し寝ている事を察して音を立てないように家に上がるわけがありません。」
シャロ「それは…。」
亀山「え?何が言いたいんです?」
右京「事件当時シャロさんは寝ていたとおっしゃっていました。しかし画鋲を踏んでタンスに頭をぶつけたのならそれは大きな音が鳴ったでしょうに、シャロさんは起きず今朝やっと気付いた。」
亀山「確かに!それだけの物音がすればいくら熟睡していても起きるはず!」
右京「それに言い方は悪いですが日々暴力を振るう彼が娘に対し寝ている事を察して音を立てないように家に上がるわけがありません。」
シャロ「それは…。」
47: 2016/06/19(日) 19:29:05.349 ID:BlBmG4Jm0.net
沈黙が続く中右京が腕時計を確認する。
右京「おやおや、もう7時30ですか。夕食のお時間ですね~。」
亀山「ちょ、右京さん。こんな時に何を言いだすんですか?」
右京がシャロの家にある石の中に埋め込まれた時計を指差す。
右京「あの時計が2時半になっていてあってないものですからきになってしまって…僕の悪い癖です。」
亀山「はぁ…。待てよ、2時半ってどこかで聞いた事あるような…。」
右京「やっと、鈍感な君にもわかりましたか。」
右京「おやおや、もう7時30ですか。夕食のお時間ですね~。」
亀山「ちょ、右京さん。こんな時に何を言いだすんですか?」
右京がシャロの家にある石の中に埋め込まれた時計を指差す。
右京「あの時計が2時半になっていてあってないものですからきになってしまって…僕の悪い癖です。」
亀山「はぁ…。待てよ、2時半ってどこかで聞いた事あるような…。」
右京「やっと、鈍感な君にもわかりましたか。」
48: 2016/06/19(日) 19:29:38.083
気になりますねえ…
49: 2016/06/19(日) 19:32:18.726
やめたげてよぉ!
50: 2016/06/19(日) 19:32:59.514 ID:BlBmG4Jm0.net
亀山「氏亡推定時刻とほぼ同じ…!」
右京「どうやら首元と後頭部にかけてあるアザはあの時計でついたようですね~。」
シャロは泣き崩れた…。
シャロ「だって、、もうあんな生活耐えられない…。いつか私が殺されちゃう、殺される前に殺さなきゃって…。」フルフル
右京「ついでに怖くなって千夜さんにも電話して日々受けていた暴力のことは警察には話さないようにして欲しいと頼んだんですか?」
シャロ「本当に刑事さんって何でもお見通しなのね…。」
右京「それほどでもありません。」
右京「どうやら首元と後頭部にかけてあるアザはあの時計でついたようですね~。」
シャロは泣き崩れた…。
シャロ「だって、、もうあんな生活耐えられない…。いつか私が殺されちゃう、殺される前に殺さなきゃって…。」フルフル
右京「ついでに怖くなって千夜さんにも電話して日々受けていた暴力のことは警察には話さないようにして欲しいと頼んだんですか?」
シャロ「本当に刑事さんって何でもお見通しなのね…。」
右京「それほどでもありません。」
51: 2016/06/19(日) 19:37:57.380 ID:BlBmG4Jm0.net
亀山「んじゃ、桐間シャロさん。殺害の容疑で逮捕ね。」カチャン
亀山がシャロに手錠をかける。
シャロ「うっ…っ…千夜…千夜は悪くないから千夜には何もしないで!」
右京「いい加減にしなさい!」
シャロ「!」
右京「そんなに友達が大事なら変な頼み事なんかせず日々暴力に耐えてしたことを話させてあげればよかったんです。」
右京「そうすれば、千夜さんが捕まることはなくそれにシャロさんにも少しは容疑が軽くなったかも知れないんですよ。」
シャロ「すみません…。ごめんね、千夜ちゃん。」ウルウル
亀山がシャロに手錠をかける。
シャロ「うっ…っ…千夜…千夜は悪くないから千夜には何もしないで!」
右京「いい加減にしなさい!」
シャロ「!」
右京「そんなに友達が大事なら変な頼み事なんかせず日々暴力に耐えてしたことを話させてあげればよかったんです。」
右京「そうすれば、千夜さんが捕まることはなくそれにシャロさんにも少しは容疑が軽くなったかも知れないんですよ。」
シャロ「すみません…。ごめんね、千夜ちゃん。」ウルウル
53: 2016/06/19(日) 19:42:26.392 ID:BlBmG4Jm0.net
結局その後宇治松千夜の家にも緊急家宅捜索が始まり千夜も共犯、そして重要人物として強制連行された。
そしてラビットハウスでは…
チノ「まさかシャロさん自身がお父さんを…。」
ココア「仕方ないよ…日々耐えられない暴力を受けていたなら私でも頃しちゃうかも…。」
チノ「千夜さんまで連れて行かれました、こんなことなら私達も事件の内容を把握しておいて捕まれば…」ウルウル
リゼ「何言ってんだ、私達が今することは後悔じゃなくシャロと茶の帰りを笑顔で迎える練習だろ?」
ココア「そうだね!そうだよチノちゃん!元気出して!」
チノ「はい!」
そしてラビットハウスでは…
チノ「まさかシャロさん自身がお父さんを…。」
ココア「仕方ないよ…日々耐えられない暴力を受けていたなら私でも頃しちゃうかも…。」
チノ「千夜さんまで連れて行かれました、こんなことなら私達も事件の内容を把握しておいて捕まれば…」ウルウル
リゼ「何言ってんだ、私達が今することは後悔じゃなくシャロと茶の帰りを笑顔で迎える練習だろ?」
ココア「そうだね!そうだよチノちゃん!元気出して!」
チノ「はい!」
55: 2016/06/19(日) 19:44:55.520
共犯とは違うだろ
56: 2016/06/19(日) 19:46:45.673 ID:BlBmG4Jm0.net
匿名係…
亀山「しかし、可哀想な気もしますね。暴力に耐えて耐えてもう我慢できなくて頃しちゃうのも分かりますよ…。」
右京「ええ、私達警察が少しでもシャロさんの家の事情に目を向けてやるべきでもあったかもしれませんね~。」
右京「(私達警察は何かあってからではなく何か起こる前に対処をしなくてはならないのかもしれません)」
亀山「それにしても夏だし暑いですね、クーラーつけましょうか。でもあの街いい街でしたね。」
右京「ええ、また行きましょうか。ひぐらしのなく頃に…。」
FIN
亀山「しかし、可哀想な気もしますね。暴力に耐えて耐えてもう我慢できなくて頃しちゃうのも分かりますよ…。」
右京「ええ、私達警察が少しでもシャロさんの家の事情に目を向けてやるべきでもあったかもしれませんね~。」
右京「(私達警察は何かあってからではなく何か起こる前に対処をしなくてはならないのかもしれません)」
亀山「それにしても夏だし暑いですね、クーラーつけましょうか。でもあの街いい街でしたね。」
右京「ええ、また行きましょうか。ひぐらしのなく頃に…。」
FIN
57: 2016/06/19(日) 19:47:06.077
まあシャロちゃんは可愛いから無罪なわけだが
58: 2016/06/19(日) 19:49:35.179
乙
右京さんが雛見沢にいけば赤坂以上に役に立ちそうなわけだが
右京さんが雛見沢にいけば赤坂以上に役に立ちそうなわけだが
59: 2016/06/19(日) 19:52:31.683
右京さん雛見沢へ
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