5: 2012/05/16(水) 16:57:37.61 ID:T0Zn+TLMi
P「まずは春香に泣きついてみた」

春香「プ、プロデューサーさんどうしたんですか!」

P「とっても心配そうにしてくれたから更に春香~と叫んで見た」

春香「よしよし、プロデューサーさんでもそういうときはあるんですね」

P「と優しく撫でてくれた、だから頭を胸にすりつけてみた」

春香「きゃっ…もぅ」

P「と言ったがとくに何もせず慰め続けてくれ最後に」

春香「はい、私が焼いたクッキーです!」

P「と、クッキーを一枚くれた」

P「優しい春香マジ天使」

13: 2012/05/16(水) 17:23:36.11 ID:eWl5f8Nv0
P「うわ~ん貴音ぇぇええ!!」

貴音「どうしたんですか、あなた様」

P「ちょっと甘えたいだけ」

貴音「え?」

P「頭撫でてよ」

貴音「? こうでしょうか」ナデナデ

P(……!!)

14: 2012/05/16(水) 17:29:02.82 ID:eWl5f8Nv0
貴音(プロデューサーときたらいきなり頭を撫でてほしいなんて、
   一体どうしたというのでしょう?)

ナデナデ

P「うわ~い。もっと撫でてぇ」

貴音「もっとですか? しょうがないですね」

ナデナデ

P「わ~い!! 貴音ママに頭なでられちゃったぁ!!」

貴音(あなた様……何があったのか知りませんが、
   おそらく日々の仕事に疲れたのでしょう)

誰にでも現実逃避したい日はあるというもの。
たった一人で九人もの?アイドルをプロデュース
してきた彼に、少しでもご褒美があってもいいのではないだろうか。

17: 2012/05/16(水) 17:35:46.17 ID:eWl5f8Nv0
貴音「あの……あなた様。お楽しみのところ申し上げにくいのですが……」

P「いいから今度は抱っこしてよぉぉ!!」

貴音「ちゃんと聞いてください」

P「はい」

貴音「伊織がさっきからこっちを見てますよ」

P「ほえ?」

伊織「あんたね、さっきから貴音に何やらせてんのよ」

P「ナデナデプレイだよ。赤ちゃんプレイともいうな」キリッ

一瞬で社会人の顔になるP。恐るべき変わり身の早さだ。

20: 2012/05/16(水) 17:41:27.27 ID:eWl5f8Nv0
伊織「いきなり真顔にならないでしょ。
   どう反応したらいいか分からなくなるわ」

P「別におまえの反応なんてどうでもいいよ。
  さあ貴音。続きをしようぜ」

貴音「いいのですか?」

P「いいって何が?」

貴音「美希が……後ろから見てますよ」

振り返ると美希がジョジョ立ちしていた。

美希「ハニーはとっても甘えん坊さんなの」

P「まあな」キリッ

28: 2012/05/16(水) 17:46:15.84 ID:eWl5f8Nv0
美希「美希がナデナデしてあげようか?」

P「んー。だめだな。美希はどっちかというとナデナデされる側だよ。
 いっつもハニーって言いながら俺に抱き着いて来るし」

伊織「じゃあ、あたしは?」

P「伊織はどうかな。なんか妹っぽい雰囲気だし」

美希「そういえば伊織ってお兄さんいるよね」

伊織「関係あんのそれ? なんで貴音だといいのよ」

P「貴音はそうだな……例えるなら幼稚園の先生っぽい」

貴音「それは褒めてるのでしょうか?」

34: 2012/05/16(水) 17:51:28.00 ID:eWl5f8Nv0
P「もちろんだよ。俺は好きなやつしか褒めないからな」

貴音「なっ……///」

美希「……え」

伊織「……んなあっ!!」

P(やべー告白しちまった)

貴音「あなた様、それはもしかして告白では……///」

P(うわー伊織と美希が睨んでくる。やべーぞ)

美希「ハニーは貴音みたいな人が好きなんだ?」

伊織「大人っぽい女が好きってわけね。ふーん。
    まあ私には関係ないけど」

36: 2012/05/16(水) 17:56:58.88 ID:eWl5f8Nv0
P(睨んでるくせにツンデレってんじゃねえよ伊織。
  それより事務所の空気が凍りつきそうだぞ。
  このまま貴音とラブコメしてる場合じゃねえ)

美希「ハニー。美希でよかったら抱きしめてあげるの」

P(む……)

美希の胸にぎゅっと押しつぶされそうになるP。
ふくよかな胸と対照的に少女らしい細い腕が、
Pをがっちりとホールドしたのだった。

P(中学生でこのサイズ……色々とやべえ……)

一言で表すと宇宙だった。

貴音「美希……!! プロデューサーが嫌がってるから離れなさい!!」

伊織「抜け駆けはだめよ!!」

37: 2012/05/16(水) 17:59:08.77
Oh……
これは……

38: 2012/05/16(水) 18:01:43.43 ID:eWl5f8Nv0
P(すっごい良い匂いがする……美希の匂いか……)

Pの脳裏に草原が描かれた。まるでゴッホのような
分かりやすいタッチで描かれたものだった。
しかし色彩のセンスは素晴らしく、実に奥深い。

美希「痛いから蹴らないでよデコちゃん。
   ハニーは全然嫌がってないの」

P(ふわぁ)

貴音「プロデューサーは私に告白したのですよ」

伊織「つーかプロデューサーはいつまで呆けてんのよ。
    寝ぼけてないでさっさと起きなさいよ」ゲシゲシ

P「いってえ!!」

40: 2012/05/16(水) 18:08:52.71 ID:eWl5f8Nv0
ガチャリと扉が開かれる。

あずさ「あらあら~。今日は何の騒ぎかしら?」

P(女神キター)

P「騒がしくてすみませんね、あずささん」キリッ

あずさ「それはかまいませんけど、どうして美希ちゃんの
    腕の中で恍惚とした表情をしてたんですか?」

P「なんででしょうね。美希のやつが強引に抱きしめてきたんですよ」

美希「ハニーは赤ちゃんプレイがしたいそうなの」

あずさ「あら。それってこういうこと?」ナデナデ

41: 2012/05/16(水) 18:13:42.65 ID:eWl5f8Nv0
あずさのナデナデは強烈だった。

P(……)プルプル

伊織「ちょ……なんで泣いてんのよ。キモイわよ」

貴音「あなた様はあずさの方が好みだったのですか?」

美希「ハニーの浮気者」

P「バカ言うな。ちょっと興奮しただけだ」キリッ

伊織「だから急に真顔になるの止めてよ。
   それとあんたをナデナデしたい人がまだいるみたいよ?」

小鳥「……」チラチラ

P(小鳥さんか。あの人は俺より年上だし悪くなさそうだ。
  でも他のアイドルたちに睨まれるかもしれないぞ。
 どうしたらいいかな? ここは裏をついて>>50をしてもらおう)

43: 2012/05/16(水) 18:15:11.94
いきなりアンカになったーww

50: 2012/05/16(水) 18:24:51.41
安価にするならはじめから書くなって思うな

53: 2012/05/16(水) 18:27:56.10 ID:eWl5f8Nv0
小鳥さんは突然席を立ち、俺にこう言った。

「安価にするなら初めから書くなって思うな」

P「分かりました」

                      おわり

54: 2012/05/16(水) 18:30:17.33
さて、時を巻き戻す魔法を・・・

56: 2012/05/16(水) 18:34:20.03 ID:s+e6aQfU0
P「律子おおおぉぉぉ……」グズグズ

パチンッ

律子「どうしたんですか?子供みたいに泣きながら抱きついてきて」

P「なんでぶつんだよ……」

律子「それはそうとして、どうしたんですか?」

P「仕事で失敗ちゃってさ……」

58: 2012/05/16(水) 18:38:09.57 ID:s+e6aQfU0
律子「プロデューサーが仕事で失敗ですか。珍しいですね」

P「それでさ、慰めてくれると嬉しいかなーって」

律子「嫌です」

P「」

59: 2012/05/16(水) 18:42:19.54 ID:s+e6aQfU0
P「律子酷い……鬼!悪魔!」

律子「それ以上言うともう一回殴りますよ?」

P「……すみませんでした」

律子「よろしい。それで、どんな失敗しちゃったんですか?」

P「実は、お弁当の発注ミスで……」

律子「あぁ、そんな事ですか」フフッ

P「鼻で笑うなよう!大変なんだぞ……」

61: 2012/05/16(水) 18:49:44.02 ID:s+e6aQfU0
律子「それで、どういった間違いを?」

P「実は……、イベントの席数分だけ弁当を注文しちゃって……」

律子「うわぁ……」

P「でも、そのイベントでアイドル達がプロデュースしたお弁当として売れたから損はなかったよ」

律子「なら、凹む事ないじゃないですか」

63: 2012/05/16(水) 18:55:02.97 ID:s+e6aQfU0
P「でも、弁当の発注ミスって……凹むだろ?」

律子「まぁ、わかりますが」

P「それで、慰めて下さい」

律子「分かりました。それで、なんて言ってあげたらいいんですか?」


67: 2012/05/16(水) 19:10:56.03 ID:s+e6aQfU0
P「セリフじゃなくて、出来れば俺の頭を抱えてくれて頭を撫でてくれるといいなぁ」

律子「」

P「セリフじゃないつったけど、その時に『大丈夫ですよ。元気、出して下さい』って言ってくれると最高だな!律子、嫌か?」
律子「嫌です」

P「即答!?」

律子「あたりまえです!なんでそんな恥ずかしい事をしないといけないんですか!?」


69: 2012/05/16(水) 19:18:09.75 ID:s+e6aQfU0
P「そっか、そうだよな……。仕事でミスってどうかしてたよ、俺。すまん……」

律子「あっ……(プロデューサー、意外と凹んでる?そうだったら、ちょっと可哀想な事しちゃったかな……)」

P「ちょっと、頭冷やしてくるよ……」スッ トコトコ……

律子「あっ、あの、待ってください!」

P「」ニヤリッ

71: 2012/05/16(水) 19:27:16.32 ID:s+e6aQfU0
P「ん?どうした?」

律子「さっきプロデューサーの言ったことは出来ないですけど、頭を撫でてあげることは出来ますよ」

P「いや、無理してやらなくていいよ。それに嫌々やられても嬉しくないし……」

律子「いっ、嫌々なんかじゃありません!」

P「……ほう」

74: 2012/05/16(水) 19:37:39.54 ID:s+e6aQfU0
律子「失敗する事は誰にでもありますし、凹んだ時に慰めて欲しいという気持ちは十分わかります!」

律子「ですから、今だけはプロデューサーの言う事を聞いてあげます」

律子「あっ、あの、プロデューサーの事が心配だからってだけですからね!?」

P「そうか……。それだけでも、十分嬉しいよ。ありがとう、律子」

律子「……はい」

75: 2012/05/16(水) 19:40:56.38 ID:s+e6aQfU0


――――――

律子「あの……これで、元気でました?」

P「ああ、ありがとう律子。元気出たよ。……また、やってくれるか?」

律子「……それは――――」


fin

81: 2012/05/16(水) 20:11:12.45 ID:dmbctwcn0
―――765プロ

チュンチュン

P「……やっと仕事終わったけどもう朝。寝ずに今日のお仕事突入です」

P「はぁ……最近、仕事が多すぎて疲れたな……」

P「たまには誰かに甘えたいなぁ……ちょっとふざけてやってみるか」

ガチャッ

小鳥「おはようございまーす!」

P「……」

小鳥「あれ?プロデューサーさん、いらしたん……ってその目のクマ!もしかして、昨日から寝て……」

P「……小鳥、さん」

小鳥「ないんじゃ……はい?どうしまs」

ダキッ

小鳥「おうふ?」

P「小鳥さぁ~ん……!」ギュゥゥ

82: 2012/05/16(水) 20:18:36.88 ID:dmbctwcn0
小鳥「ぷ、ぷぷぷ、プロ、プロデューサーさぁん!!?」

P(おぉ、予想以上に戸惑ってる。よし、もっと甘えてみよう)

ギュゥゥ

P「小鳥さぁん……!!」

小鳥「あっ……ん……だ、だめっ……!!だめ、です……そんな、こんな、や……ぁ……!」

P「小鳥さぁん……俺、俺もう……!」クスンクスン

ギュウゥゥ

小鳥「あ……はぁ……ん、やっ……ぁ、ん!」

P「……」ギュゥゥゥ

小鳥「そんな、つよく、やっ……抱きしめ、たら、ぁ……」ビクンッ

P(なんか違うぞ。想像してたのと違うぞ)

なんか大変な事になりそうだったのでネタばらししました―――…

小鳥「はぁ、泣きつく、ですか」

P「そうです(小鳥さんの残り香がまだ鼻腔に)」

86: 2012/05/16(水) 20:24:22.69 ID:dmbctwcn0
小鳥「ふふ、いいんじゃないんですか?いつもプロデューサーさん、皆のお兄さんとして頑張ってますし」

小鳥「やっぱり少しは甘えたくもなりますよね……うん。存分に甘えちゃって良いんじゃないでしょうか?」

P「ですかね。賛同してくれますか」

小鳥「はい!ですから!カム・オン!!」ガバッ

P「えっ」

小鳥「思いっきり甘えていいんですよ!ウェルカム!!」ハァハァ

P「……」

「おはようございまーす」ガチャッ

P「うわーいおはよーう」スタスタ

小鳥「スルー!!?」

P(これ以上小鳥さんに甘えたらいろんな意味でやばいからな)

87: 2012/05/16(水) 20:29:18.33 ID:dmbctwcn0
春香「あ、プロデューサーさん、おはようございます!」

P(おやおや、春の字のおでましだ)

春香「ってクマ凄いですよ!!?ちゃんと寝ましたか!!?もしかして無理してたんじゃ――…」

P(春香は優しいなぁ……よし、そんなマザースメル溢れる春香さんに思い切り泣きつこう)

春香「ご飯もちゃんと食べましたか?よければ私が何か買って――…」

ダキッ

春香「きまう」

P「……春香」

春香「え、えっ?」

P「春香ぁ……」ギュゥゥ

小鳥「わぁ、早速第一ラウンドだ」

93: 2012/05/16(水) 20:47:37.08
雪歩「おはようございますぅプロデューサー…あれ?今日は居ないのかな…?」

P「うっ…うぅっ、ぐぅっ…ふぐっ、ぐぅうううっ…」

雪歩「ひっ!…ぷ、プロデューサー…ど、どうしちゃったんですか?どこか調子が悪いんですか…?」

P「うーっ…ひぐっ、ぐふぅっ…」グシグシ

雪歩「ぷ、プロデューサー…大丈夫ですか?」トントン

P「うっ…うぅっ…ゆ、きほぉ…」

雪歩「え…?も、もしかして……泣いてるんですか?」

P「……うわぁああああああ!!ゆきほぉおおおお!!」ガバッ

雪歩「ひぅうっ!?」

P「うぁああああ!ひぐっ、ぐぇっ…えっ…ゆき、ほっ…うわぁああん!!」グリグリ

94: 2012/05/16(水) 20:48:49.90

雪歩「ぷっ…プロデューサーっ…」

P「ひぐっ…うわぁああああ!うぇえええっ!」

雪歩「っ…!」ギュウウッ

P「むぐぅっ」

雪歩「~~~~っ!!」ギュウウウウッ

P「うっ…ふぐぅっ…えぅっ…」

雪歩「……ぷ、プロデューサー…お、落ち着き、ました、かぁ…?」

P「うぅ…ゆき、ほぉ…うぅっ…」グッ

雪歩「きゃっ」

P「すまん…もう少しだけ、このままでいてくれ…」

雪歩「は、はい…」ギュッ

雪歩はしばらくの間、俺の頭をやさしく包んでくれていた。華奢だけど暖かい雪歩の胸に抱かれていると、まるで赤ん坊になって雪歩に子守でもしてもらっている様な気分だ。

雪歩「…プロデューサー…」

雪歩は突然のことで言葉が見つからなかったんだろう、そう心配そうに一言だけ呟くとそっと背中を撫でてくれた。
雪歩より何歳も年上の筈の俺だったが、この時は年上の尊厳やらなにやらも全てかなぐり捨てて、雪歩にすがり付いてただ泣き続けた

99: 2012/05/16(水) 20:57:48.81
雪歩に泣きつくとつられて雪歩も泣いて大惨事になりそう

103: 2012/05/16(水) 21:11:06.58 ID:fwpc8e1h0
P「う…疲れ、た…」

P「真の要望とファンのニーズとの乖離がやばい…もちろん売れてきてるのはいい事なんだが…」

P「あぁぁぁねむりたいよおぉぉ」

真「おはようございまーっ…プロデューサー!?大丈夫ですか!?」

P「うぁ…真ぉ…」フラフラ

106: 2012/05/16(水) 21:13:50.51 ID:fwpc8e1h0
真「ちょっ、うわぁあ!?」ドサッ

P「仕事疲れたよおおおお!!」

真「何言ってっ…離れてください!」

P「まことおおおおおお!!うわぁぁぁん!!!」

108: 2012/05/16(水) 21:19:48.70 ID:fwpc8e1h0
真「んっ…えぇい!」ゴッ!

P「ぐはぁ!」バタッ

真「全く、何なんですか…?ってあれ?」

110: 2012/05/16(水) 21:21:18.35 ID:fwpc8e1h0
__________
_______
____
_

P「うっ…」

真「気がつきましたか…?」

P「何でこんな……あっ」

真「お、驚きましたよ…。突然、その、泣きついてくるもんだから…」

111: 2012/05/16(水) 21:25:27.67 ID:fwpc8e1h0
P「あー…」

真「……」

P「力、強いんだな」

真「そういう事言わないでくださいよ…。女の子らしく扱って欲しいです」

P「…」

112: 2012/05/16(水) 21:27:47.84 ID:fwpc8e1h0
P「…その、すまん」

真「あの…何でですか?」

P「いやその…疲れてて、ふと甘えたくなってな…?」

真「…情けないです、プロデューサー」

P「本当、情けないよな…」

真「…もうちょっと、男らしくしてもらわないと困ります!//」

P「へ?」

113: 2012/05/16(水) 21:34:20.85 ID:fwpc8e1h0
真「だって…」

P「…」

真「プロデューサーは…ボクの、す、好きな「おはようなのー!」

114: 2012/05/16(水) 21:39:31.35 ID:fwpc8e1h0
P「なっ、美希!?どうしてこんな早くにっ」

美希「ミキが早く来ちゃいけないの…?」

P「い、いや…そんな事は無いが「あー!!」

美希「もしかしてハニー、真クンと何かしてたでしょ!」

P「ち、違うぞ美希!決してやましい事は…」

美希「そんなの嘘なの!」

P「ホントだって!」

美希「絶対嘘ついてるの!ミキ分かるの!」

P「いやだから…」



真「…」

真「本当、情けないです…////」

115: 2012/05/16(水) 21:41:04.92 ID:fwpc8e1h0
需要なかったなこれ
吊ろう

124: 2012/05/16(水) 21:51:48.17 ID:lGJK5RPL0
P「………」

P(アイドル達の仕事の売り込みをする必要も無いほど色んなところから出演希望の嵐…)

P(だがその活躍のおかげで、この事務所にやってくるアイドルになりたい娘達は未だに減らない……逆に増えている)

P「……体が幾つあっても足りない」

小鳥「それじゃあ私、お菓子補充するために買ってきますね」

P「はい…また明日も雪崩のように来るはずなので多目でお願いします」

小鳥「はい、じゃあお疲れなプロデューサーさんのためにあんまり甘くないお菓子も一つ買ってきますね」

P「はは…そんなに俺疲れてるように見えますかね?」

小鳥「自分でも疲れてるようなことばかり言ってるじゃないですか、それじゃあ行ってきますね」

P「はーい……今はもう小鳥さんの優しさだけが救いだな…」

P「………優しさ…か」

ガチャ

やよい「お仕事終わりましたー!……あれ?プロデューサーだけですか?」

P「……やよい?」

127: 2012/05/16(水) 21:57:30.40 ID:lGJK5RPL0
やよい「はい、もう今日のお仕事は全部終わっちゃいました」

P「……そっか…じゃあもう帰ってよかったのに」

やよい「でもちゃんと報告しなきゃいけないと思って……も、もしかして迷惑でしたか!?」

P「そんなわけないよ…ただやよいは本当にしっかりしてるなあって思ってさ」

やよい「えへへ~、だって私はお姉ちゃんですから~…なんて、あっ!プロデューサーさん、今さっきお仕事で一緒にしてる人にたい焼きをもらっちゃいました!」

P「おぉ、よかったな、ちゃんとお礼言ったか?」

やよい「はい!こういう所もしっかりしないと他の皆に迷惑が掛かっちゃうのでちゃんと言いました!」

P「うん、偉いぞやよい、そういう普通なことが相手への好印象になるんだからな」

やよい「はい!これからも挨拶はちゃんとするように心がけます!」

P「頼むぞやよい、その素直で元気なところがやよいの大きな魅力なんだからさ」

やよい「分かりました!あ、それじゃあプロデューサー、お茶淹れてくるので先に食べないでくださいね」タッタッタ

P(……やよい…優しさ)

129: 2012/05/16(水) 22:06:40.30 ID:lGJK5RPL0
やよい「はい、どうぞ」コト
P「おぉ、ありがとう…わざわざごめんな、仕事終わりだっていうのに」

やよい「大丈夫ですプロデューサー、このくらいお茶の子さいさいです!」

P「お茶だけにか?」

やよい「?…どういうことですか?」

P「……何でもないよ」

やよい「?…じゃあ食べましょうプロデューサー!まだほっかほかですよ」

P「ああ、じゃあ一つ頂くよ……うん、うまい」

やよい「そうですか!じゃあ私もいただきまーす!……!うっうー!とってもおいしいです!」

P「はは…よかったな」

やよい「………ぷろりゅうさぁ?」

P「食べながら喋っちゃダメだぞ…それで何だ?」

やよい「あむ…えっと…何だかプロデューサー元気が無さそうだったので…」

P「……いやちょっと仕事が多すぎてな…」

やよい「!…じゃ、じゃあプロデューサーのほうが早く家に帰ったほうがいいですよ!」

P「流石に皆の仕事が終わるまで帰るわけにはいかないよ…プロデューサーなんだからさ」

130: 2012/05/16(水) 22:18:00.38 ID:lGJK5RPL0
やよい「でも…やっぱり少し休んだほうがいいです!倒れちゃいますよプロデューサー!」

P「倒れることは多分無いだろう……多分」

やよい「じゃ、じゃあプロデューサー!そこのソファに横になっててください!お客さんが来ても私がなんとかするので!」

P「……もし変質者がやってきたりでもしたら大変だ…流石に考えすぎかもしれないけど」

やよい「そうですよ、考えすぎですよプロデューサー……私がなんとかするので、少し寝ててください」

P「………本当にごめんなやよい…お前のほうが疲れてるだろうに」

やよい「そんなことないです、それに仕事だってプロデューサーが頑張ってくれたおかげなので……疲れなんて全然感じません!」

P「っ!……なあやよい」

やよい「はい?あっ、羽織るものとか持ってこないと…」

P「待ってくれやよい……待ってくれ…」

やよい「は、はい!……なんですかプロデューサー?」

P「……もう耐えれそうにないからさ…その…泣いてもいいかな?やよい」

やよい「え!?な、泣くってプロデュ…」
ダキッ!

P「うっ…くっ……うぅ…お、俺…やよいをプロデュースできて……ほ、本当によかったぁ…」

やよい「え、えぇ!?えっと…プ、プロデューサー?」

133: 2012/05/16(水) 22:28:21.54 ID:lGJK5RPL0
P「やよいだって…馴れないトークとか……びずっ…頑張ってきたのに…俺のことを…ぐすっ…気遣ってくれて…」

やよい「……私は大丈夫です、プロデューサー」ギュッ

P「でも…最近は帰るのも遅くなることだってあるのに……んぐっ…本当は今だって帰りたいだろう?…」

やよい「そんなことないですよ、プロデューサーを放って帰ることなんて絶対に出来ません」サスサス

P「……やよいは本当に温かい…それに…すごく優しいな…」

やよい「……だってプロデューサーは今まで私のために頑張ってくれました…なのにいつも自分のことは後にして私のことを優先してくれました」

やよい「だから…私は今プロデューサーに返してるんです……プロデューサーの温かさとやさしさを」サスサス

P「……うぐっ…ごめんやよい…服汚してしまうかもしれない」

やよい「それも大丈夫です、お洋服はお洗濯したら落ちてくれます、でも…」

やよい「プロデューサーの疲れは今じゃないと落ちないので、だからちゃんと落としてください、プロデューサー」

P「………うぐっ…うぁあぁあああっあああ…」

やよい「よしよし……えへへ…何だかプロデューサー子供みたいですね」

P「子供でも…いいよ……んぐっ…うわぁぁああぁあああぁああ!」

137: 2012/05/16(水) 22:36:54.90 ID:lGJK5RPL0
P「ごめんやよい……新しい服が欲しかったらちゃんと責任持って俺が買うよ」

やよい「大丈夫です、このお洋服だってプロデューサーのためになってよかったと思ってるはずですから」

P「……アイドルに泣きついて、挙句の果てには服を汚すなんて……プロデューサーしっか…」

やよい「ダメです!プロデューサー!」

P「うぇっ!?な…何が?」

やよい「……失格なんて言っちゃダメです…プロデューサーも人間です!だから泣きたいときだって必要なんです!だからプロデューサーはプロデューサー失格じゃありません!」

P「……はは…そうだな……やよい、本当にありがとな」

やよい「えへへ…私もプロデューサーに頼ってもらって……嬉しかったです」ニコッ

P「ああ……よし!やよいのおかげで元気が出てきたよ!これなら後一週間は持ちそうだな!」

やよい「うっうー!頑張ってくださーいっ!」

P「……でも…あの…やよい?」

やよい「はい?何ですか?プロデューサー?」

P「……一週間後にまたこんなことになるかもしれないから……その時も…頼むよ」

やよい「!…はい!お姉ちゃんの私に任せてください!プロデューサー!」

終わり

138: 2012/05/16(水) 22:38:52.09
やよいはいい子だなぁ

139: 2012/05/16(水) 22:50:52.71
次!!

149: 2012/05/16(水) 23:34:03.59 ID:lGJK5RPL0
ほっほっほ

引用元: P「アイドル達に泣きついてみる」