八幡「雪ノ下が潜水艇に設置された減圧室で遊んで危ない」 : SSまにあっくす！

由比ヶ浜「減圧症ってなに」

八幡「通常の気圧なら血液に溶け込んでいる窒素などが、加圧される事によって気体となり血管を閉塞させる。それが減圧症だ」

雪ノ下「でそれと減圧室と何の関係があるのかしら」

八幡「減圧室で徐々に減圧させる事によって、その症状の改善を図るわけだ」

雪ノ下「つまり、この減圧室というのは密室空間の中で加圧減圧を可能にする装置ということね」

八幡「ま、そんなとこだ」

雪ノ下「とりあえず中に入ってみるわ」

由比ヶ浜「ゆきのん、次かわってね」

雪ノ下「勿論よ」

八幡「入ったか？鍵を閉めるぞ？」

雪ノ下「ええ。お願い」

ｶﾞﾁｬﾝ

タイトルで笑わせてくるのは卑怯

由比ヶ浜「雪ノ下まるで乾燥機の中にいるみたいだね」

八幡「まぁそう見えなくもない」

由比ヶ浜「ねえヒッキー、加圧MAXの状態から変圧ホースを切って急減圧を掛けたらゆきのんはどうなっちゃうの？」

八幡「んー。おそらく体内の気体が急激に膨張して雪ノ下は破裂するだろうな」

由比ヶ浜「破裂！？破裂ってあのパーンってなる破裂？」

八幡「その破裂だ。だから絶対に変圧ホースを切断するんじゃないぞ」

由比ヶ浜「うん！」

由比ヶ浜「ところでヒッキーお腹空かない？」

八幡「確かに腹減ったな」

由比ヶ浜「実は私ケーキ買ってきたんだ！」

八幡「ほう。ホールケーキか」

由比ヶ浜「ゆきのんも一緒に食べようよ」

雪ノ下「そうやって私を減圧室から出そうと言うつもりなのかも知れないけどそうはいかないわよ」

由比ヶ浜「そ、そんなつもりじゃないのに・・・トホホのホ・・・」

八幡「んじゃ雪ノ下抜きでケーキ食べるか。由比ヶ浜、ケーキを等分して切ってくれ」

由比ヶ浜「うん。確かナイフはケツポケットに入れたはずなんだけど・・・」ｺﾞｿｺﾞｿ

八幡「無いのか？」

由比ヶ浜「うーん。おかしいなぁー」ｺﾞｿｺﾞｿ

八幡「由比ヶ浜！危ない！」

由比ヶ浜「えっ」ﾎﾟﾛｯ

ｻｸｯ

ﾌﾟｼｭｰ‼

八幡「大変だ！減圧室のホースが切れた！由比ヶ浜、今の圧力は！？」

由比ヶ浜「さっき私が圧力MAXに設定しちゃって・・・」ｵﾛｵﾛ

八幡「由比ヶ浜！なんてことをしたんだ！」

由比ヶ浜「なんて言ってる内にどんどんゆきのんがハリセンボンみたいに・・・！？」

八幡「雪ノ下ァーーー！！！」

雪ノ下「ぷくうううううううううううううう」

パァン！

これはwww