1: 2013/02/03(日) 23:03:21.51 ID:B+bzxCKs0
鬼娘「そこは普通『鬼は外』じゃないんですか」
男「鬼っ子幼女だぞ!? 許せる!」
鬼娘「はぁ」
男「まぁ、とりあえず外は冷えるから中に入って温まっていきなさい」
鬼娘「あ、お邪魔します」
男「鬼っ子幼女だぞ!? 許せる!」
鬼娘「はぁ」
男「まぁ、とりあえず外は冷えるから中に入って温まっていきなさい」
鬼娘「あ、お邪魔します」
3: 2013/02/03(日) 23:05:23.80 ID:B+bzxCKs0
鬼娘「……いや、おかしいでしょ」
男「何が」
鬼娘「色々と。いたいけな女の子を家に連れ込むとか」
男「鬼っ子だから! 人間じゃないから合法!」
鬼娘「まぁそうですけど」
男「君だっておこたにちゃっかり入ってるじゃないか」
鬼娘「はっ、しまった!」
男「何が」
鬼娘「色々と。いたいけな女の子を家に連れ込むとか」
男「鬼っ子だから! 人間じゃないから合法!」
鬼娘「まぁそうですけど」
男「君だっておこたにちゃっかり入ってるじゃないか」
鬼娘「はっ、しまった!」
5: 2013/02/03(日) 23:07:20.17 ID:B+bzxCKs0
男「ていうか本当に鬼っていたんだね」
鬼娘「割とそのへんに居ますよ」
男「マジで?」
鬼娘「ほら、たまにリモコンがどこかにいったりコードがいつの間にかめちゃくちゃに絡まったり。あれ全部鬼の仕業です」
男「結構身近だなオイ」
鬼娘「割とそのへんに居ますよ」
男「マジで?」
鬼娘「ほら、たまにリモコンがどこかにいったりコードがいつの間にかめちゃくちゃに絡まったり。あれ全部鬼の仕業です」
男「結構身近だなオイ」
6: 2013/02/03(日) 23:09:04.26 ID:B+bzxCKs0
鬼娘「鬼というのはもともと人の心から生まれるものです」
鬼娘「人の心から溢れる色んな感情が命を持って人間たちに影響を及ぼすんです。小さな悪戯もあれば、災厄を起こすこともあります」
鬼娘「昔から、人と鬼は切っても切れない間柄にあるのですよ。いわば、鬼も人もそうそう変わらないかもしれませんね」クスッ
男「へぇ、なるほどなぁ」
鬼娘「とまぁ、そんな設定を今考えた訳ですが」
男「嘘かよオイ」
鬼娘「人の心から溢れる色んな感情が命を持って人間たちに影響を及ぼすんです。小さな悪戯もあれば、災厄を起こすこともあります」
鬼娘「昔から、人と鬼は切っても切れない間柄にあるのですよ。いわば、鬼も人もそうそう変わらないかもしれませんね」クスッ
男「へぇ、なるほどなぁ」
鬼娘「とまぁ、そんな設定を今考えた訳ですが」
男「嘘かよオイ」
9: 2013/02/03(日) 23:10:58.32 ID:B+bzxCKs0
男「やっぱり鬼といえばツノだよね」
鬼娘「私のはあんまり立派じゃないのでお恥ずかしい限りです」
男「ちっちゃくて可愛げがあると思うんだけどなぁ」
鬼娘「か、可愛いですか……う、うへへ」ニマァ
男「うん、笑顔が一番だ」
鬼娘「あ……ち、違います! 笑ってなんかいませんよーだ!」
鬼娘「私のはあんまり立派じゃないのでお恥ずかしい限りです」
男「ちっちゃくて可愛げがあると思うんだけどなぁ」
鬼娘「か、可愛いですか……う、うへへ」ニマァ
男「うん、笑顔が一番だ」
鬼娘「あ……ち、違います! 笑ってなんかいませんよーだ!」
10: 2013/02/03(日) 23:13:21.73 ID:B+bzxCKs0
鬼娘「あ、じゃあ触ってみます?」
男「え、いいの?」
鬼娘「別に構いませんよ? このツノは頭蓋骨が変形して突起したものですから触られても感覚はありません」
男「えー……」シュン
鬼娘「なんでそこで落ち込むんですか」
男「だってツノは決まって性感帯だって相場が決まってるじゃん!」
鬼娘「二次元に毒され過ぎです」
男「え、いいの?」
鬼娘「別に構いませんよ? このツノは頭蓋骨が変形して突起したものですから触られても感覚はありません」
男「えー……」シュン
鬼娘「なんでそこで落ち込むんですか」
男「だってツノは決まって性感帯だって相場が決まってるじゃん!」
鬼娘「二次元に毒され過ぎです」
11: 2013/02/03(日) 23:14:58.01 ID:B+bzxCKs0
男「目、瞑っちゃうの?」
鬼娘「やっぱり緊張してしまいますので」
男「じゃあ、いきます」
鬼娘「どうぞ」
男「……おぉ」コシコシ ナデナデ
鬼娘「どうです?」
男「なんというか、ざらざらで、こつこつしてる」
鬼娘「……さ、流石にこうじっくり触られると……へ、変な気分になっちゃいます」
鬼娘「やっぱり緊張してしまいますので」
男「じゃあ、いきます」
鬼娘「どうぞ」
男「……おぉ」コシコシ ナデナデ
鬼娘「どうです?」
男「なんというか、ざらざらで、こつこつしてる」
鬼娘「……さ、流石にこうじっくり触られると……へ、変な気分になっちゃいます」
12: 2013/02/03(日) 23:16:05.66 ID:B+bzxCKs0
男「ふぅ、堪能した」
鬼娘「はふん」
鬼娘「はふん」
13: 2013/02/03(日) 23:18:28.38 ID:B+bzxCKs0
男「他に鬼といえば虎柄のパンツなんだけど、君は普通に着物着てるよね」
鬼娘「そんなダサイの穿きません」
男「何で虎柄なんだろ? やっぱり阪神タイガースファンとか?」
鬼娘「安直過ぎます。それに私は中日ドラゴンズファンです」
鬼娘「そういうのは調べると結構あっさりでてきますよ」
男「あ、ホントだ」カタカタ
鬼娘「鬼門である方角に丁度十二支の丑と寅が来ることから、鬼を形作るファクターとなってるわけですね」
鬼娘「そんなダサイの穿きません」
男「何で虎柄なんだろ? やっぱり阪神タイガースファンとか?」
鬼娘「安直過ぎます。それに私は中日ドラゴンズファンです」
鬼娘「そういうのは調べると結構あっさりでてきますよ」
男「あ、ホントだ」カタカタ
鬼娘「鬼門である方角に丁度十二支の丑と寅が来ることから、鬼を形作るファクターとなってるわけですね」
14: 2013/02/03(日) 23:19:24.25 ID:B+bzxCKs0
男「他には金棒とかあるよね」
鬼娘「あんなの野蛮です。私は箸より重いものは持てません」
男「じゃあ自慢の金棒を見せてあげよう」ゴソゴソ
鬼娘「おにーさんの牛蒡がどうかしましたか?」
男「おぅふ」
鬼娘「あんなの野蛮です。私は箸より重いものは持てません」
男「じゃあ自慢の金棒を見せてあげよう」ゴソゴソ
鬼娘「おにーさんの牛蒡がどうかしましたか?」
男「おぅふ」
15: 2013/02/03(日) 23:20:31.67 ID:B+bzxCKs0
鬼娘「さて、と」スック
男「帰るの?」
鬼娘「はい。名残惜しいですが、そろそろ日が変わりますので。私たちは、鬼が強くイメージされるこの日だけにしか顕著しませんから」
男「そっか、これからあと一年はその可愛い顔を拝めないんだね」
鬼娘「ふふふ、それまでもっと良い女になって会いに来て差し上げますよ」
男「帰るの?」
鬼娘「はい。名残惜しいですが、そろそろ日が変わりますので。私たちは、鬼が強くイメージされるこの日だけにしか顕著しませんから」
男「そっか、これからあと一年はその可愛い顔を拝めないんだね」
鬼娘「ふふふ、それまでもっと良い女になって会いに来て差し上げますよ」
16: 2013/02/03(日) 23:22:41.31 ID:B+bzxCKs0
男「じゃあ最後に、またツノを触らせてもらってもいいかな?」
鬼娘「良いですよ。でも今度は、おにーさんのお膝の上が良いです」
男「いいよ、おいで」
鬼娘「では、お邪魔しますっ」ポスン
男「お、軽い」
鬼娘「えへへ、おにーさん、あったかいです」
鬼娘「良いですよ。でも今度は、おにーさんのお膝の上が良いです」
男「いいよ、おいで」
鬼娘「では、お邪魔しますっ」ポスン
男「お、軽い」
鬼娘「えへへ、おにーさん、あったかいです」
17: 2013/02/03(日) 23:23:44.82 ID:B+bzxCKs0
男「そっかー、一年はこの撫で心地とはおさらばかー」ナデリナデリ
鬼娘「私もあと一年はおにーさんのお膝の上とはおさらばです」
男「ぎゅってしてもいいかな? 我慢できないや」
鬼娘「仕方ないですね。特別ですよ?」
男「ではお言葉に甘えて」ギュー
鬼娘「……んもう、おにーさんはイケズです。そんなんじゃ、ずっと一緒に居たくなっちゃうじゃありませんか」
鬼娘「私もあと一年はおにーさんのお膝の上とはおさらばです」
男「ぎゅってしてもいいかな? 我慢できないや」
鬼娘「仕方ないですね。特別ですよ?」
男「ではお言葉に甘えて」ギュー
鬼娘「……んもう、おにーさんはイケズです。そんなんじゃ、ずっと一緒に居たくなっちゃうじゃありませんか」
18: 2013/02/03(日) 23:26:50.39 ID:B+bzxCKs0
男「……行っちゃったか」
男「なんか夢のようで、夢じゃなかったような、変な気分だな」
男「……鬼はーうちっ!」パラパラ
男「なんか夢のようで、夢じゃなかったような、変な気分だな」
男「……鬼はーうちっ!」パラパラ
19: 2013/02/03(日) 23:27:58.55 ID:B+bzxCKs0
――――
男「さぁて、今年も豆撒き頑張るぞ」
鬼娘「まったく年甲斐も性懲りもなくよくやりますよね」
男「君と会えるのが楽しみだったからね。久しぶり。丁度1年ぶりかな」
鬼娘「よくもまぁそんな歯の浮くようなセリフをすらすらと言えるものです。お久しぶりです。一年ぶりですね」
男「じゃあ早速」
鬼娘「やりますか」
男「鬼はーうち! 鬼はーうち!」鬼娘「痛いです」
~fin~
男「さぁて、今年も豆撒き頑張るぞ」
鬼娘「まったく年甲斐も性懲りもなくよくやりますよね」
男「君と会えるのが楽しみだったからね。久しぶり。丁度1年ぶりかな」
鬼娘「よくもまぁそんな歯の浮くようなセリフをすらすらと言えるものです。お久しぶりです。一年ぶりですね」
男「じゃあ早速」
鬼娘「やりますか」
男「鬼はーうち! 鬼はーうち!」鬼娘「痛いです」
~fin~
20: 2013/02/03(日) 23:33:28.92 ID:B+bzxCKs0
おわり^q^
さくっとかいてみたけどやっぱりみじかすぎたか^q^
さくっとかいてみたけどやっぱりみじかすぎたか^q^
23: 2013/02/03(日) 23:35:02.10 ID:B+bzxCKs0
さいごにひとこと ^q^
柿ピーのピーはいらない^q^
柿ピーのピーはいらない^q^
21: 2013/02/03(日) 23:34:19.91
ヤるトコまで書けよ!!
乙!!
乙!!
22: 2013/02/03(日) 23:34:52.95
良かったぞ
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