1: 2017/08/14(月) 01:06:33.867 ID:cXMlq2sO0
―ヴィーネハウスー
ヴィーネ「ラフィ! 今日の集まりは分かっているわね?」
ラフィエル「はい! いつもの作戦会議ですね!」
ヴィーネ「これで何回目かしら!」
ラフィエル「今日で93回目です!」
ヴィーネ「話し合いの目的はもちろん……」
ヴィーネ・ラフィ「「ガヴサタ攻略会議ね(です)!!」」
ヴィーネ「ラフィ! 今日の集まりは分かっているわね?」
ラフィエル「はい! いつもの作戦会議ですね!」
ヴィーネ「これで何回目かしら!」
ラフィエル「今日で93回目です!」
ヴィーネ「話し合いの目的はもちろん……」
ヴィーネ・ラフィ「「ガヴサタ攻略会議ね(です)!!」」
2: 2017/08/14(月) 01:07:52.657 ID:cXMlq2sO0
ヴィーネ「ラフィはどう? なにか進展はあった?」
ラフィエル「全くありませんでした……ヴィーネさんは?」
ヴィーネ「私もよ……どうすればガヴともっと親密になれるのかしら……」
ラフィエル「そうですよね……ちなみに、ヴィーネさんは92回目の会議の時に出た課題は、クリアしましたか?」
ヴィーネ「ああ、『とりあえず抱き着いてみる』ね。ガヴに後ろから抱き着いてみたら、『何すんだよ!』って言われてそっぽ向かれたわ……」ズーン
ラフィエル「ヴィーネさんもですか……私も教室でサターニャさんの腕に密着してみたら、『ここでは止めてよ!』って怒られました……」ズーン
ヴィーネ「はあ……」
ラフィエル「はあ……」
ラフィエル「全くありませんでした……ヴィーネさんは?」
ヴィーネ「私もよ……どうすればガヴともっと親密になれるのかしら……」
ラフィエル「そうですよね……ちなみに、ヴィーネさんは92回目の会議の時に出た課題は、クリアしましたか?」
ヴィーネ「ああ、『とりあえず抱き着いてみる』ね。ガヴに後ろから抱き着いてみたら、『何すんだよ!』って言われてそっぽ向かれたわ……」ズーン
ラフィエル「ヴィーネさんもですか……私も教室でサターニャさんの腕に密着してみたら、『ここでは止めてよ!』って怒られました……」ズーン
ヴィーネ「はあ……」
ラフィエル「はあ……」
3: 2017/08/14(月) 01:08:26.123 ID:cXMlq2sO0
一方その頃
―サターニャの家―
ガヴリール「よし! 今日も作戦会議をやるぞー!」
サターニャ「おーー!!」
ガヴリール「今日で通算何回目だ!」
サターニャ「今日も含めたら84回目よ!」
ガヴリール「会議の目的はもちろん……」
ガヴ・サターニャ「「『ラフィーネと恋人になりたい』だ(よ)!!」」
―サターニャの家―
ガヴリール「よし! 今日も作戦会議をやるぞー!」
サターニャ「おーー!!」
ガヴリール「今日で通算何回目だ!」
サターニャ「今日も含めたら84回目よ!」
ガヴリール「会議の目的はもちろん……」
ガヴ・サターニャ「「『ラフィーネと恋人になりたい』だ(よ)!!」」
4: 2017/08/14(月) 01:09:49.109 ID:cXMlq2sO0
ガヴリール「サターニャはどうだ? 進展あったか?」
サターニャ「全くなかったわ……ガヴリールは?」
ガヴリール「私もなかった……あ、そういえば」
サターニャ「なに? なんかあったの?」
ガヴリール「私の家でヴィーネがいきなり、あすなろ抱きしてきたな」
サターニャ「え!? 良かったじゃないの!」
ガヴリール「まあ、その……恥ずかしすぎて……『何すんだよ!』って言ってしまった……」
サターニャ「ええ…………そういえば、私も昨日、教室でラフィエルに抱き着かれたわね……」
ガヴリール「どうだった?」
サターニャ「『ここでは止めてよ!』って言っちゃった……」
ガヴリール「教室じゃなければいいのか?」
サターニャ「当たり前じゃない! ただ、その……人前じゃ恥ずかしいし……///」
ガヴリール(かわいい)
サターニャ「全くなかったわ……ガヴリールは?」
ガヴリール「私もなかった……あ、そういえば」
サターニャ「なに? なんかあったの?」
ガヴリール「私の家でヴィーネがいきなり、あすなろ抱きしてきたな」
サターニャ「え!? 良かったじゃないの!」
ガヴリール「まあ、その……恥ずかしすぎて……『何すんだよ!』って言ってしまった……」
サターニャ「ええ…………そういえば、私も昨日、教室でラフィエルに抱き着かれたわね……」
ガヴリール「どうだった?」
サターニャ「『ここでは止めてよ!』って言っちゃった……」
ガヴリール「教室じゃなければいいのか?」
サターニャ「当たり前じゃない! ただ、その……人前じゃ恥ずかしいし……///」
ガヴリール(かわいい)
5: 2017/08/14(月) 01:10:34.644 ID:cXMlq2sO0
サターニャ「そういえばさ」
ガヴリール「どうした?」
サタ―ニャ「そもそもラフィエル達は好きな人いるのかしら?」
ガヴリール「聞いたことないな……聞いても私以外の人だったら精神持たないと思う……」
サターニャ「それもそうね……」
ガヴリール「はあ……」
サターニャ「はあ……」
ガヴリール「どうした?」
サタ―ニャ「そもそもラフィエル達は好きな人いるのかしら?」
ガヴリール「聞いたことないな……聞いても私以外の人だったら精神持たないと思う……」
サターニャ「それもそうね……」
ガヴリール「はあ……」
サターニャ「はあ……」
6: 2017/08/14(月) 01:11:44.384 ID:cXMlq2sO0
―ラフィーネside―
ヴィーネ「ふと、気になったんだけど……」モグモグ
ラフィエル「何ですかヴィーネさん? あ、そのシュークリームをもらってもいいですか?」
ヴィーネ「はい、ラフィ。これ美味しいわ」スッ モグモグ
ラフィエル「ありがとうございます♪」パクッ モグモグ
ラフィエル「あら、このシュークリーム美味しいですね!」ゴクン
ヴィーネ「それサターニャが作ったからね。ラフィと一緒に食べてって言われたわ」モグモグ ゴクン
ラフィエル「え!? そうなんですか!?」スッ スッ
ヴィーネ「気持ちは分かるけど全部取っては駄目よ?」
ラフィエル「アハハ……すみません、つい……」
ヴィーネ「ふと、気になったんだけど……」モグモグ
ラフィエル「何ですかヴィーネさん? あ、そのシュークリームをもらってもいいですか?」
ヴィーネ「はい、ラフィ。これ美味しいわ」スッ モグモグ
ラフィエル「ありがとうございます♪」パクッ モグモグ
ラフィエル「あら、このシュークリーム美味しいですね!」ゴクン
ヴィーネ「それサターニャが作ったからね。ラフィと一緒に食べてって言われたわ」モグモグ ゴクン
ラフィエル「え!? そうなんですか!?」スッ スッ
ヴィーネ「気持ちは分かるけど全部取っては駄目よ?」
ラフィエル「アハハ……すみません、つい……」
7: 2017/08/14(月) 01:12:45.601 ID:cXMlq2sO0
ヴィーネ「話は戻るけど……ガヴ達の好きな人って聞いたことある?」
ラフィエル「いえ、聞いたことないですね……」
ヴィーネ「だから、明日ガヴに気になっている人を聞いてみようと思うの」
ラフィエル「確かに気になります。しかし……」
ヴィーネ「分かっているわ。他の人を好きな場合、気分が滅入ると思うわね」
ヴィーネ「でもね」
ヴィーネ「やっぱり……知りたいじゃない……!」
ラフィエル「いえ、聞いたことないですね……」
ヴィーネ「だから、明日ガヴに気になっている人を聞いてみようと思うの」
ラフィエル「確かに気になります。しかし……」
ヴィーネ「分かっているわ。他の人を好きな場合、気分が滅入ると思うわね」
ヴィーネ「でもね」
ヴィーネ「やっぱり……知りたいじゃない……!」
8: 2017/08/14(月) 01:13:29.315 ID:cXMlq2sO0
ラフィエル「……」
ラフィエル「そうですね……分かりました! では、次の課題は……!」
ヴィーネ・ラフィ「「二人に好きな人を聞いてみる(ですね)!!」」
ヴィーネ「明日の昼休みに聞いてみましょう! ラフィ!」
ラフィエル「分かりました! ヴィーネさん!」
ラフィエル「そうですね……分かりました! では、次の課題は……!」
ヴィーネ・ラフィ「「二人に好きな人を聞いてみる(ですね)!!」」
ヴィーネ「明日の昼休みに聞いてみましょう! ラフィ!」
ラフィエル「分かりました! ヴィーネさん!」
9: 2017/08/14(月) 01:16:59.844 ID:cXMlq2sO0
―ガヴサタside―
ガヴリール「やっぱり、気になるよな……」
サターニャ「……」
サターニャ「……そうね! 例え、ラフィエルが私以外を好きでも」
サターニャ「私に振り向かせればいいのよ!」
ガヴリール「そうだ! いいこと言ったぞ、サターニャ!」
サターニャ「それじゃあ、明日の昼食後に二人に聞くわよ! ガヴリール!」
ガヴ・サターニャ「「おーーー!!」」
ガヴリール「やっぱり、気になるよな……」
サターニャ「……」
サターニャ「……そうね! 例え、ラフィエルが私以外を好きでも」
サターニャ「私に振り向かせればいいのよ!」
ガヴリール「そうだ! いいこと言ったぞ、サターニャ!」
サターニャ「それじゃあ、明日の昼食後に二人に聞くわよ! ガヴリール!」
ガヴ・サターニャ「「おーーー!!」」
10: 2017/08/14(月) 01:17:47.504 ID:cXMlq2sO0
―次の日 昼休み『屋上』―
「「「「ごちそうさまでした!!!!」」」」
ガヴリール(いつもの4人で屋上に行き、昼飯を食べ終わったころ!)
サターニャ(本来なら授業のことや世間話をするけど今日は違うわ!)
ヴィーネ(屋上なら私達しかいない!)
ラフィエル(ここなら誰にも邪魔をされずに、好きな人を聞き出せます!)
ガヴリール「……」
ヴィーネ「……」
サタ―ニャ「……」
ラフィエル「……」
「「「「ごちそうさまでした!!!!」」」」
ガヴリール(いつもの4人で屋上に行き、昼飯を食べ終わったころ!)
サターニャ(本来なら授業のことや世間話をするけど今日は違うわ!)
ヴィーネ(屋上なら私達しかいない!)
ラフィエル(ここなら誰にも邪魔をされずに、好きな人を聞き出せます!)
ガヴリール「……」
ヴィーネ「……」
サタ―ニャ「……」
ラフィエル「……」
11: 2017/08/14(月) 01:20:11.569 ID:cXMlq2sO0
ガヴリール(おい、サターニャ! 何か話題だせよ……! いきなりは聞きにくいだろ!)チラッ
サターニャ(あんたが先に言いなさいよ!)チラッ
ヴィーネ(うーん、いざ聞きだすとなると……)
ラフィエル(緊張して、黙ってしまいますね……)
ガヴリール「……」
サタ―ニャ「……」
ラフィエル「……」
ヴィーネ(……このままじゃいけないわ!)
サターニャ(あんたが先に言いなさいよ!)チラッ
ヴィーネ(うーん、いざ聞きだすとなると……)
ラフィエル(緊張して、黙ってしまいますね……)
ガヴリール「……」
サタ―ニャ「……」
ラフィエル「……」
ヴィーネ(……このままじゃいけないわ!)
12: 2017/08/14(月) 01:21:03.313 ID:cXMlq2sO0
ヴィーネ「ねえ、皆。ちょっといい?」
ガヴリール「……! なんだヴィーネ」
ヴィーネ「皆って……気になっている人とかいるの?」
ラフィエル(まさかのド直球ストレートですか! でも……!)
サターニャ(今の私達には好都合!)
ガヴリール(さすが私のヴィーネ! できる女! 愛してる!)
ガヴリール「……! なんだヴィーネ」
ヴィーネ「皆って……気になっている人とかいるの?」
ラフィエル(まさかのド直球ストレートですか! でも……!)
サターニャ(今の私達には好都合!)
ガヴリール(さすが私のヴィーネ! できる女! 愛してる!)
13: 2017/08/14(月) 01:22:52.393 ID:cXMlq2sO0
サターニャ(しかし、ここで先陣をきるのは難しい)
ガヴリール(ここはまず、その話題をだしたヴィーネに問いかけよう)
ガヴリール「最初に……ヴィーネはどうなんだ?」
ヴィーネ(最初に聞くのは分かっていたわ)
ヴィーネ「私は……好きな人いる」
ガヴリール(ここはまず、その話題をだしたヴィーネに問いかけよう)
ガヴリール「最初に……ヴィーネはどうなんだ?」
ヴィーネ(最初に聞くのは分かっていたわ)
ヴィーネ「私は……好きな人いる」
14: 2017/08/14(月) 01:24:04.604 ID:cXMlq2sO0
サターニャ「!!」
ガヴリール「!!!!」
ラフィエル(さて、どうなるのでしょう……!)ワクワク
ガヴリール「い、一体……だだだだだ誰なんだ……?」
サターニャ(ガヴリール落ち着きなさい)
ガヴリール「!!!!」
ラフィエル(さて、どうなるのでしょう……!)ワクワク
ガヴリール「い、一体……だだだだだ誰なんだ……?」
サターニャ(ガヴリール落ち着きなさい)
15: 2017/08/14(月) 01:27:52.707 ID:cXMlq2sO0
ヴィーネ「同じクラスにいるわ……ごめん、これ以上は言えない」
ガヴリール「そうか……(良かった、まだチャンスはある!)」ホッ
ヴィーネ「ガヴは……気になっている人いるの?」
ガヴリール「(目の前にいるよ!)私もクラスの中にいるな」
ヴィーネ「そう……(誰かしら?)」ウーン
サターニャ「私も同じクラスにいるわね」
ラフィエル「奇遇ですね~サターニャさん。私も同じクラスですよ!」
サターニャ「そ、そう……(良かったわ)」ホッ
ガヴリール「そうか……(良かった、まだチャンスはある!)」ホッ
ヴィーネ「ガヴは……気になっている人いるの?」
ガヴリール「(目の前にいるよ!)私もクラスの中にいるな」
ヴィーネ「そう……(誰かしら?)」ウーン
サターニャ「私も同じクラスにいるわね」
ラフィエル「奇遇ですね~サターニャさん。私も同じクラスですよ!」
サターニャ「そ、そう……(良かったわ)」ホッ
17: 2017/08/14(月) 01:29:21.237 ID:cXMlq2sO0
キーンコーンカーンコーン
ヴィーネ「チャイム鳴ったわね。そろそろ戻りましょうか」
ガヴリール「そうだな」
サターニャ(ガヴリールこの後いつものね)ヒソヒソ
ガヴリール(分かった)ヒソヒソ
ラフィエル(ヴィーネさん)チラッ
ヴィーネ(分かっているわ、ラフィ)
ヴィーネ「チャイム鳴ったわね。そろそろ戻りましょうか」
ガヴリール「そうだな」
サターニャ(ガヴリールこの後いつものね)ヒソヒソ
ガヴリール(分かった)ヒソヒソ
ラフィエル(ヴィーネさん)チラッ
ヴィーネ(分かっているわ、ラフィ)
18: 2017/08/14(月) 01:30:42.495 ID:cXMlq2sO0
―放課後 帰り道―
ヴィーネ「じゃあ、私達はこっちだからまた明日ね! ガヴ! サターニャ!」
ガヴリール「また明日な」
ラフィエル「ではサターニャさん、ガヴちゃんまた明日お会いしましょう」ヒラヒラ
サターニャ「じゃあね! ラフィエル! ヴィネット!」ノシ
―ラフィエルハウスー
ヴィーネ「ラフィ! やったわね!」
ラフィエル「そうですね! サターニャさん達の好きな相手の情報を得ましたね!」
ヴィーネ「まだ、チャンスはあるわね!」
ラフィエル「もしかしたら……好きな人は私たちかもしれませんね///」
ヴィーネ「そうだったらいいわね……とにかく! このまま、攻めるわよ!」
ラフィエル「はい!」
ヴィーネ「じゃあ、私達はこっちだからまた明日ね! ガヴ! サターニャ!」
ガヴリール「また明日な」
ラフィエル「ではサターニャさん、ガヴちゃんまた明日お会いしましょう」ヒラヒラ
サターニャ「じゃあね! ラフィエル! ヴィネット!」ノシ
―ラフィエルハウスー
ヴィーネ「ラフィ! やったわね!」
ラフィエル「そうですね! サターニャさん達の好きな相手の情報を得ましたね!」
ヴィーネ「まだ、チャンスはあるわね!」
ラフィエル「もしかしたら……好きな人は私たちかもしれませんね///」
ヴィーネ「そうだったらいいわね……とにかく! このまま、攻めるわよ!」
ラフィエル「はい!」
19: 2017/08/14(月) 01:35:33.167 ID:cXMlq2sO0
―ガヴリールハウスー
ガヴリール「聞いたか!? サターニャ!」
サターニャ「ええ! 確かにクラスの中にいると聞いたわ!」
ガヴリール「まだ、望みはあるな!」
サターニャ「そうね……このまま、もっとラフィエル達と親密になるわよ!」
ガヴ・サターニャ「「おーーー!!」」
ガヴリール「聞いたか!? サターニャ!」
サターニャ「ええ! 確かにクラスの中にいると聞いたわ!」
ガヴリール「まだ、望みはあるな!」
サターニャ「そうね……このまま、もっとラフィエル達と親密になるわよ!」
ガヴ・サターニャ「「おーーー!!」」
20: 2017/08/14(月) 01:36:36.454 ID:cXMlq2sO0
ヴィーネ(しかし、私とガヴ、ラフィとサターニャの距離はなかなか縮まらなかった)
ヴィーネ(そんな時、第110回ガヴサタ攻略会議を終えた翌日に、ある出来事が起きた)
ヴィーネ(それは……)
ヴィーネ(そんな時、第110回ガヴサタ攻略会議を終えた翌日に、ある出来事が起きた)
ヴィーネ(それは……)
21: 2017/08/14(月) 01:37:42.435 ID:cXMlq2sO0
ヴィーネ(さて……今日もラフィの家に行きますか)スタスタ
男「あ、あの……月乃瀬さん」
ヴィーネ「……? 私に何か御用ですか?」
男「えっと……これを受け取ってください!」スッ
ヴィーネ「これは……手紙?」
男「それでは返事を待っています!」タッタッタッ
ヴィーネ「あ、ちょっと!……なにかしらこれ」ピラッ
ヴィーネ「………………」
ヴィーネ(それは男性からのラブレターだった)
男「あ、あの……月乃瀬さん」
ヴィーネ「……? 私に何か御用ですか?」
男「えっと……これを受け取ってください!」スッ
ヴィーネ「これは……手紙?」
男「それでは返事を待っています!」タッタッタッ
ヴィーネ「あ、ちょっと!……なにかしらこれ」ピラッ
ヴィーネ「………………」
ヴィーネ(それは男性からのラブレターだった)
28: 2017/08/14(月) 06:31:17.194 ID:zCHh5DyMa
―ラフィハウスー
ラフィエル「さて、今日も第111回目の攻略会議を始めましょう!」
ヴィーネ「…………」
ラフィエル「……? どうしたのですか、ヴィーネさん?」
ヴィーネ「……ラフィ、今日私ね」
ヴィーネ「男の人から告白されちゃった」
ラフィエル「…………」
ラフィエル「…………え? 告白ですか?」
ヴィーネ「うん」コクッ
ラフィエル「さて、今日も第111回目の攻略会議を始めましょう!」
ヴィーネ「…………」
ラフィエル「……? どうしたのですか、ヴィーネさん?」
ヴィーネ「……ラフィ、今日私ね」
ヴィーネ「男の人から告白されちゃった」
ラフィエル「…………」
ラフィエル「…………え? 告白ですか?」
ヴィーネ「うん」コクッ
29: 2017/08/14(月) 06:32:39.480 ID:zCHh5DyMa
ラフィエル「……返事はどうするんですか?」
ヴィーネ「もちろん、断るわ」
ラフィエル「……そうですか」ホッ
ヴィーネ「ただね……」
ラフィエル「?」
ヴィーネ「もし、ガヴが男性から告白を受けた立場なら……ガヴはどうするのかなって考えてしまったの……」
ラフィエル「……!」
ヴィーネ「……ねえ、ラフィ。私たちが意図的に避けていたものがあるわよね」
ヴィーネ「もちろん、断るわ」
ラフィエル「……そうですか」ホッ
ヴィーネ「ただね……」
ラフィエル「?」
ヴィーネ「もし、ガヴが男性から告白を受けた立場なら……ガヴはどうするのかなって考えてしまったの……」
ラフィエル「……!」
ヴィーネ「……ねえ、ラフィ。私たちが意図的に避けていたものがあるわよね」
30: 2017/08/14(月) 06:33:37.840 ID:zCHh5DyMa
ラフィエル「はい……付き合いたいなら手っ取り早い方法があります」
ヴィーネ「告白ね……」
ラフィエル「そうです……でも……」
ヴィーネ「ええ、分かっているわ。成功すればいいのだけど、断られたら……」
ラフィエル「私たちの日常には戻れませんね……」
ヴィーネ「多分、お互い気まずくなって次第に離れていくと思うわ」
ラフィエル「はい。私たちが今取れる行動は現状維持か……」
ヴィーネ「告白するか、ね……それが破滅の道であろうとも」
ラフィエル「…………」
ヴィーネ「…………」
ヴィーネ「告白ね……」
ラフィエル「そうです……でも……」
ヴィーネ「ええ、分かっているわ。成功すればいいのだけど、断られたら……」
ラフィエル「私たちの日常には戻れませんね……」
ヴィーネ「多分、お互い気まずくなって次第に離れていくと思うわ」
ラフィエル「はい。私たちが今取れる行動は現状維持か……」
ヴィーネ「告白するか、ね……それが破滅の道であろうとも」
ラフィエル「…………」
ヴィーネ「…………」
31: 2017/08/14(月) 06:34:57.560 ID:zCHh5DyMa
ヴィーネ(……もし、ガヴが私以外の人と付き合っているのを想像してみる)
ヴィーネ(ガヴがその特別な人だけに向ける笑顔がある。その人しか知らないような素顔を……)
ヴィーネ(ガヴを幸せにするのは私でなくその人……)
ヴィーネ(……)
ヴィーネ(…………)
ヴィーネ(…………嫌!)
ヴィーネ(そんなの嫌じゃない! ずっと、あの子のそばにいるのはこの私! 月乃瀬=ヴィネット=エイプリルよ!)
ヴィーネ(どこの誰かも分からない人に……ガヴを取られたくないわ!)
ヴィーネ(ガヴがその特別な人だけに向ける笑顔がある。その人しか知らないような素顔を……)
ヴィーネ(ガヴを幸せにするのは私でなくその人……)
ヴィーネ(……)
ヴィーネ(…………)
ヴィーネ(…………嫌!)
ヴィーネ(そんなの嫌じゃない! ずっと、あの子のそばにいるのはこの私! 月乃瀬=ヴィネット=エイプリルよ!)
ヴィーネ(どこの誰かも分からない人に……ガヴを取られたくないわ!)
32: 2017/08/14(月) 06:35:49.965 ID:zCHh5DyMa
ヴィーネ「………………ふう」
ヴィーネ「よし、決めた」
ヴィーネ「明日ガヴに告白する」
ラフィエル「!」
ヴィーネ「ラフィエルはどうする?」
ヴィーネ「よし、決めた」
ヴィーネ「明日ガヴに告白する」
ラフィエル「!」
ヴィーネ「ラフィエルはどうする?」
33: 2017/08/14(月) 06:37:25.025 ID:zCHh5DyMa
ラフィエル「わ、私は……」
ヴィーネ「怖いの?」
ラフィエル「あ、当たり前じゃないですか……ヴィーネさんは怖くないんですか?」
ヴィーネ「怖いに決まっているわ! けどね……!」
ヴィーネ「ただ待っていてもずっと立ち止まっていても、何も始まらないのよ!」
ヴィーネ「他の人にはガヴを渡したくはない! それだけは確実に言える!」」
ラフィエル「…………」
ラフィエル「……」
ラフィエル「そうですよね。いつかは別れの時が来ます」
ヴィーネ「怖いの?」
ラフィエル「あ、当たり前じゃないですか……ヴィーネさんは怖くないんですか?」
ヴィーネ「怖いに決まっているわ! けどね……!」
ヴィーネ「ただ待っていてもずっと立ち止まっていても、何も始まらないのよ!」
ヴィーネ「他の人にはガヴを渡したくはない! それだけは確実に言える!」」
ラフィエル「…………」
ラフィエル「……」
ラフィエル「そうですよね。いつかは別れの時が来ます」
34: 2017/08/14(月) 06:38:37.760 ID:zCHh5DyMa
ラフィエル「この日常もずっと永遠ではないですよね……」
ヴィーネ「そうよ! だから、ラフィも分かっているんでしょう?」
ラフィエル「…………はい! 後悔はしたくありません!」
ヴィーネ「ラフィ!」
ラフィエル「それとヴィーネさん。ひとつ、修正があります」
ヴィーネ「? 何かしら?」
ラフィエル「明日に告白なんて悠長なことしていられません!」
ラフィエル「今すぐサターニャさん達に告白しに行きましょう!」
ヴィーネ「そうよ! だから、ラフィも分かっているんでしょう?」
ラフィエル「…………はい! 後悔はしたくありません!」
ヴィーネ「ラフィ!」
ラフィエル「それとヴィーネさん。ひとつ、修正があります」
ヴィーネ「? 何かしら?」
ラフィエル「明日に告白なんて悠長なことしていられません!」
ラフィエル「今すぐサターニャさん達に告白しに行きましょう!」
35: 2017/08/14(月) 06:39:45.040 ID:zCHh5DyMa
ヴィーネ「!!」
ヴィーネ「分かったわ! 場所は分かるの?」
ラフィエル「……今、千里眼で見たらガヴちゃんの家にサターニャさんとタプちゃんがいますね」
ヴィーネ「よし! ガヴの家に行くわよ!」
ヴィーネ「ラフィ! お願い!」ガシッ
ラフィエル「分かりました!」
ラフィエル「……神足通!!」シュン
ヴィーネ「分かったわ! 場所は分かるの?」
ラフィエル「……今、千里眼で見たらガヴちゃんの家にサターニャさんとタプちゃんがいますね」
ヴィーネ「よし! ガヴの家に行くわよ!」
ヴィーネ「ラフィ! お願い!」ガシッ
ラフィエル「分かりました!」
ラフィエル「……神足通!!」シュン
36: 2017/08/14(月) 06:41:15.348 ID:zCHh5DyMa
―少し前 ガヴリールの家―
ガヴリール「サターニャ! 今日は強力な助っ人を連れてきたぞ!」
タプリス「こんにちは。胡桃沢先輩」ヒョコッ
サターニャ「後輩天使! なぜここにいるのよ!」
タプリス「私はタプリスです。後輩天使という名前ではありません」
ガヴリール「タプリスは私達の一歩先を進んでいるからな」
サターニャ「どういう意味よ」
ガヴリール「お前の同郷の悪魔の子と、タプリスは今付き合っているんだよ」
サターニャ「えええええええええええ!? 初耳なんだけど!」
ガヴリール「サターニャ! 今日は強力な助っ人を連れてきたぞ!」
タプリス「こんにちは。胡桃沢先輩」ヒョコッ
サターニャ「後輩天使! なぜここにいるのよ!」
タプリス「私はタプリスです。後輩天使という名前ではありません」
ガヴリール「タプリスは私達の一歩先を進んでいるからな」
サターニャ「どういう意味よ」
ガヴリール「お前の同郷の悪魔の子と、タプリスは今付き合っているんだよ」
サターニャ「えええええええええええ!? 初耳なんだけど!」
37: 2017/08/14(月) 06:43:09.716 ID:zCHh5DyMa
タプリス「まあ、胡桃沢先輩に言う必要はなかったですからね」
サターニャ「なによそれ!」
ガヴリール「まあまあ……それよりもサターニャ! 今日はタプリスにアドバイスをもらうぞ!」
サターニャ「くっ……仕方ないわね! タプリス! 私達に色々教えなさい!」
タプリス「なんで上から目線なんですか……普通に告白すればいいのではないですか?」
ガヴリール「それができれば苦労しないよ……」ズーン
サターニャ「悪かったわね、ヘタレ悪魔で……」ズーン
タプリス(ヘタレとまでは言ってませんよ。告白すれば絶対成功するのに……)
サターニャ「なによそれ!」
ガヴリール「まあまあ……それよりもサターニャ! 今日はタプリスにアドバイスをもらうぞ!」
サターニャ「くっ……仕方ないわね! タプリス! 私達に色々教えなさい!」
タプリス「なんで上から目線なんですか……普通に告白すればいいのではないですか?」
ガヴリール「それができれば苦労しないよ……」ズーン
サターニャ「悪かったわね、ヘタレ悪魔で……」ズーン
タプリス(ヘタレとまでは言ってませんよ。告白すれば絶対成功するのに……)
38: 2017/08/14(月) 06:44:52.917 ID:zCHh5DyMa
タプリス(……あ、そうだ)
タプリス「でも、いいんですか?」
ガヴリール「なにがだ?」
タプリス「今日、月乃瀬先輩は男性の方から告白されていましたよ?」
サターニャ「……え?」
ガヴリール「…………………………は?」
サターニャ「ちょっと! どういう――――」
ガヴリール「ど、どういうことだ! タプリス!」ガシッ
タプリス「でも、いいんですか?」
ガヴリール「なにがだ?」
タプリス「今日、月乃瀬先輩は男性の方から告白されていましたよ?」
サターニャ「……え?」
ガヴリール「…………………………は?」
サターニャ「ちょっと! どういう――――」
ガヴリール「ど、どういうことだ! タプリス!」ガシッ
39: 2017/08/14(月) 06:46:02.427 ID:zCHh5DyMa
タプリス「痛い! 痛いです天真先輩!」
ガヴリール「あ、すまん……」パッ
ガヴリール「それで……ヴィーネは返事をしたのか……?」
タプリス「いえ、まだですよ」
ガヴリール「そ、そうか……」ホッ
タプリス「もしかしたら……月乃瀬先輩とその男性の方は付き合うかもしれませんね」
ガヴリール「!!」
サターニャ「!」
ガヴリール「あ、すまん……」パッ
ガヴリール「それで……ヴィーネは返事をしたのか……?」
タプリス「いえ、まだですよ」
ガヴリール「そ、そうか……」ホッ
タプリス「もしかしたら……月乃瀬先輩とその男性の方は付き合うかもしれませんね」
ガヴリール「!!」
サターニャ「!」
40: 2017/08/14(月) 06:47:42.968 ID:zCHh5DyMa
タプリス「天真先輩はどうするんですか? そのまま黙って見ているだけですか? 月乃瀬先輩を誰かにとられてもいいんですか?」
ガヴリール「わ、私は…………うぅ……」グスッ
サターニャ「…………」
サターニャ「ガヴリール……もう方法はひとつしかないわ」
ガヴリール「……なんだよそれは」
サターニャ「ラフィエル達に告るのよ」
ガヴリール「……」
タプリス「!」
ガヴリール「わ、私は…………うぅ……」グスッ
サターニャ「…………」
サターニャ「ガヴリール……もう方法はひとつしかないわ」
ガヴリール「……なんだよそれは」
サターニャ「ラフィエル達に告るのよ」
ガヴリール「……」
タプリス「!」
41: 2017/08/14(月) 06:48:42.840 ID:zCHh5DyMa
サターニャ「もう時間はない……いつか私達は別々の道を歩むのよ。私はラフィエルと一緒に同じ道を行きたい!」
サターニャ「ガヴリールはどうなの?」
ガヴリール「……」
ガヴリール「…………」
ガヴリール「私だって……ヴィーネとずっと一緒にいたいに決まってるだろ!!」
サターニャ「よく言ったわ! ガヴリール!」
サターニャ「ガヴリールはどうなの?」
ガヴリール「……」
ガヴリール「…………」
ガヴリール「私だって……ヴィーネとずっと一緒にいたいに決まってるだろ!!」
サターニャ「よく言ったわ! ガヴリール!」
42: 2017/08/14(月) 06:50:22.891 ID:zCHh5DyMa
――――シュン
ラフィエル「サターニャさーん!!」
サターニャ「ラフィエル!? なんでここに!?」
ヴィーネ「ガヴ……」
ガヴリール「ヴィ、ヴィーネ!?」
ラフィエル「サターニャさん! 私と一緒に来てください!」ガシッ
サターニャ「えっ!? ちょ――」シュン
ラフィエル「サターニャさーん!!」
サターニャ「ラフィエル!? なんでここに!?」
ヴィーネ「ガヴ……」
ガヴリール「ヴィ、ヴィーネ!?」
ラフィエル「サターニャさん! 私と一緒に来てください!」ガシッ
サターニャ「えっ!? ちょ――」シュン
43: 2017/08/14(月) 06:51:09.523 ID:zCHh5DyMa
ガヴリール「……」
ヴィーネ「……」
タプリス「えーと……」
タプリス(私は邪魔だろうから帰ろうかな……)
タプリス「では、先輩方失礼しました」ソロリソロリ ガチャ
タプリス(頑張ってください。天真先輩!)
――バタン
ガヴリール「……」
ヴィーネ「……」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
ヴィーネ「……」
タプリス「えーと……」
タプリス(私は邪魔だろうから帰ろうかな……)
タプリス「では、先輩方失礼しました」ソロリソロリ ガチャ
タプリス(頑張ってください。天真先輩!)
――バタン
ガヴリール「……」
ヴィーネ「……」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
44: 2017/08/14(月) 06:52:55.110 ID:zCHh5DyMa
――シュン
サターニャ「痛っ! ここどこよ! もしかして……学校の屋上?」ドサッ
ラフィエル「そうですよ、サターニャさん」
サターニャ「なんでこんな所に連れてきたのよ」
ラフィエル「……サターニャさん」
サターニャ「な、何……?」
ラフィエル「前に皆と好きな人の話をしましたね」
サターニャ「ええ……覚えているわ」
ラフィエル「私の好きな人……気になりませんか?」
サターニャ「痛っ! ここどこよ! もしかして……学校の屋上?」ドサッ
ラフィエル「そうですよ、サターニャさん」
サターニャ「なんでこんな所に連れてきたのよ」
ラフィエル「……サターニャさん」
サターニャ「な、何……?」
ラフィエル「前に皆と好きな人の話をしましたね」
サターニャ「ええ……覚えているわ」
ラフィエル「私の好きな人……気になりませんか?」
45: 2017/08/14(月) 06:53:43.499 ID:zCHh5DyMa
サターニャ「!!……すごく気になるわ」
ラフィエル「実はですね………………」
サターニャ「……」
ラフィエル「……?」
ラフィエル(あれ、言葉が出ない……)パクパク
ラフィエル(さっき、告白するって……決めたじゃないですか……)
ラフィエル(今、ここで言わないと……私は……後悔を……)
ラフィエル「…………」グスッ
ラフィエル「実はですね………………」
サターニャ「……」
ラフィエル「……?」
ラフィエル(あれ、言葉が出ない……)パクパク
ラフィエル(さっき、告白するって……決めたじゃないですか……)
ラフィエル(今、ここで言わないと……私は……後悔を……)
ラフィエル「…………」グスッ
46: 2017/08/14(月) 06:54:41.687 ID:zCHh5DyMa
サターニャ(ラフィエルは何を言おうとしているのかしら?)
サターニャ(……)
サターニャ(この状況……私の気持ちを伝えるチャンスね)
サターニャ「ねえ、ラフィエル」
ラフィエル「……何ですか?」
サターニャ「私、あんたのことが好き」
ラフィエル「…………えっ?」
サターニャ(……)
サターニャ(この状況……私の気持ちを伝えるチャンスね)
サターニャ「ねえ、ラフィエル」
ラフィエル「……何ですか?」
サターニャ「私、あんたのことが好き」
ラフィエル「…………えっ?」
47: 2017/08/14(月) 06:55:44.977 ID:zCHh5DyMa
サターニャ「初めはあんたのこと苦手だったわ。すぐに弄ってくるし、部屋には不法侵入して……ほんと、いい迷惑だったわ」
ラフィエル「……すみません」
サターニャ「でも、時間が経つにつれて、段々とあんたの良い所が分かって来て……いつの間にか好きになっていった」
ラフィエル「……」
サターニャ「だからね」
サターニャ「ラフィエル。私と付き合ってください」ペコッ
ラフィエル「……すみません」
サターニャ「でも、時間が経つにつれて、段々とあんたの良い所が分かって来て……いつの間にか好きになっていった」
ラフィエル「……」
サターニャ「だからね」
サターニャ「ラフィエル。私と付き合ってください」ペコッ
48: 2017/08/14(月) 06:56:50.548 ID:zCHh5DyMa
ラフィエル「……」
ラフィエル「ずるいですよ、サターニャさんは……」
ラフィエル「私が言えなかった言葉を言えて……」
ラフィエル「私が持っていないものばかりを持っていて……」グスッ
ラフィエル「他人を気にしない自由なその姿が……私は大好きです……」ポロポロ
サターニャ「ラフィエル!」ギュッ
サターニャ「何言ってるのよ……あんたも私の持っていないものを、たくさん持っているのよ。もっと、自分に自信を持ちなさい」ナデナデ
ラフィエル「サターニャ……さん……」ギュッ
サターニャ「ラフィエル……好きよ」
ラフィエル「私もです……」
ラフィエル「ずるいですよ、サターニャさんは……」
ラフィエル「私が言えなかった言葉を言えて……」
ラフィエル「私が持っていないものばかりを持っていて……」グスッ
ラフィエル「他人を気にしない自由なその姿が……私は大好きです……」ポロポロ
サターニャ「ラフィエル!」ギュッ
サターニャ「何言ってるのよ……あんたも私の持っていないものを、たくさん持っているのよ。もっと、自分に自信を持ちなさい」ナデナデ
ラフィエル「サターニャ……さん……」ギュッ
サターニャ「ラフィエル……好きよ」
ラフィエル「私もです……」
49: 2017/08/14(月) 06:57:54.715 ID:zCHh5DyMa
ガウリール「……」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「…………なあ」
ヴィーネ「……なに?」
ガヴリール「……今日、男子から告白された……よな?」
ヴィーネ「ええ……されたわね」
ガヴリール「返事はどうするんだ……?」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「分からないわ」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「…………なあ」
ヴィーネ「……なに?」
ガヴリール「……今日、男子から告白された……よな?」
ヴィーネ「ええ……されたわね」
ガヴリール「返事はどうするんだ……?」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「分からないわ」
50: 2017/08/14(月) 06:59:11.776 ID:zCHh5DyMa
ヴィーネ(これは彼女を試すための嘘。私のことをどう思っているのかを知るための……)
ヴィーネ(もし、私のことを恋愛対象として見ていなかったら……それはとっても……)ギュゥゥ
ガヴリール「……ないで」
ヴィーネ「えっ?」
ガヴリール「行かないでよ……ヴィーネ……」グスッ
ガヴリール「私のもとに……ずっと一緒にいてよ……」ポロポロ
ヴィーネ(もし、私のことを恋愛対象として見ていなかったら……それはとっても……)ギュゥゥ
ガヴリール「……ないで」
ヴィーネ「えっ?」
ガヴリール「行かないでよ……ヴィーネ……」グスッ
ガヴリール「私のもとに……ずっと一緒にいてよ……」ポロポロ
51: 2017/08/14(月) 07:00:05.009 ID:zCHh5DyMa
ガヴリール「お願い……ネトゲも止めるから……不真面目な生活もしないから……だから……」ポロポロ
ヴィーネ(ああ……そっか、ガヴも私のことを……)
ガヴリール「私のそばに……いてください」
ヴィーネ「ガヴ」ギュッ
ガヴリール「……!」
ヴィーネ「泣かないでガヴ。可愛い顔が台無しよ」
ガヴリール「……うん」ゴシゴシ
ヴィーネ(ああ……そっか、ガヴも私のことを……)
ガヴリール「私のそばに……いてください」
ヴィーネ「ガヴ」ギュッ
ガヴリール「……!」
ヴィーネ「泣かないでガヴ。可愛い顔が台無しよ」
ガヴリール「……うん」ゴシゴシ
52: 2017/08/14(月) 07:01:22.613 ID:zCHh5DyMa
ヴィーネ「ガヴリール」
ヴィーネ「私はあなたのことが好き。世界中の誰よりも大好き。あなたとずっと一緒にいたい」
ヴィーネ「どうか、私と付き合ってください」ギュウウ
ヴィーネ「私はあなたのことが好き。世界中の誰よりも大好き。あなたとずっと一緒にいたい」
ヴィーネ「どうか、私と付き合ってください」ギュウウ
53: 2017/08/14(月) 07:02:15.990 ID:zCHh5DyMa
ガヴリール「うん……私も大好き……ヴィーネとずっといたい……」ギュッ
ヴィーネ「遠い遠い回り道だったけど……本当に良かったわ」
ガヴリール「そうだな……ねえ、ヴィーネ。ちょっと、しゃがんで」
ヴィーネ「なあに?」スッ
チュッ
ガヴリール「大好きだよ、ヴィーネ!」
ヴィーネ「……うん、私もだーい好き!」
ヴィーネ「遠い遠い回り道だったけど……本当に良かったわ」
ガヴリール「そうだな……ねえ、ヴィーネ。ちょっと、しゃがんで」
ヴィーネ「なあに?」スッ
チュッ
ガヴリール「大好きだよ、ヴィーネ!」
ヴィーネ「……うん、私もだーい好き!」
54: 2017/08/14(月) 07:04:01.796 ID:zCHh5DyMa
タプリス(……)センリガン
タプリス(良かったですね、天真先輩達)
タプリス(まさか、魔界通販に頼る日が来るとは……あの子に感謝ですね!)
「変身セット 人間の男version」
タプリス(これで男子生徒に化けて、月乃瀬先輩に告白して……皆さんを炊きつける作戦は上手くいきましたね!)
タプリス(おかげで、ヘタレな先輩方がようやく、付き合うことができました!)
タプリス「皆さん! どうかお幸せに!」
完
タプリス(良かったですね、天真先輩達)
タプリス(まさか、魔界通販に頼る日が来るとは……あの子に感謝ですね!)
「変身セット 人間の男version」
タプリス(これで男子生徒に化けて、月乃瀬先輩に告白して……皆さんを炊きつける作戦は上手くいきましたね!)
タプリス(おかげで、ヘタレな先輩方がようやく、付き合うことができました!)
タプリス「皆さん! どうかお幸せに!」
完
56: 2017/08/14(月) 07:23:56.140
乙乙
有能なタプリスは意外と珍しい
有能なタプリスは意外と珍しい
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