1: 2012/07/02(月) 14:57:51.12 ID:KFMl/aQTP
ザーザーザー
紬「……」タッ
紬「……」タッ
紬「……」タッ
紬「……」タッ
紬「……」タッ
紬「……」タッ
ニャーン
紬「…?」
子猫「……」
紬「……あら、子猫さん」
子猫「……」
紬「雨の中うずくまってる……怪我でもしちゃったのかな」
子猫「……」
紬「…………連れて帰りましょうか」
紬「……」タッ
紬「……」タッ
紬「……」タッ
紬「……」タッ
紬「……」タッ
紬「……」タッ
ニャーン
紬「…?」
子猫「……」
紬「……あら、子猫さん」
子猫「……」
紬「雨の中うずくまってる……怪我でもしちゃったのかな」
子猫「……」
紬「…………連れて帰りましょうか」
6: 2012/07/02(月) 15:02:38.30 ID:KFMl/aQTP
紬「菫、いる?」トントン
菫「……お姉ちゃん? 入っていいよー」
紬「うん。お邪魔するね」
紬「猫を拾ったの」
子猫「……」
菫「わっ、真っ黒な子猫」
紬「うん。道端にうずくまってたから連れてきたの」
菫「震えてるね」
紬「ちょっとホットミルクと毛布を用意して欲しいと思って」
菫「わかったよ」
紬「あ、ホットミルクは牛乳を水で薄めてから作ってね」
菫「うん」
紬「あっ、それと、猫舌だから」
菫「……お姉ちゃん? 入っていいよー」
紬「うん。お邪魔するね」
紬「猫を拾ったの」
子猫「……」
菫「わっ、真っ黒な子猫」
紬「うん。道端にうずくまってたから連れてきたの」
菫「震えてるね」
紬「ちょっとホットミルクと毛布を用意して欲しいと思って」
菫「わかったよ」
紬「あ、ホットミルクは牛乳を水で薄めてから作ってね」
菫「うん」
紬「あっ、それと、猫舌だから」
9: 2012/07/02(月) 15:06:23.62 ID:KFMl/aQTP
菫「はい、毛布」
紬「ありがとう、ほら」グルグル
子猫「……ニャッ」
菫「あとこれ」
紬「ミルク……飲めるかな?」
子猫「……」
子猫「……」ペロッ
紬「飲んだね」
菫「うん」
子猫「……」ペロッ
子猫「……」ペロッ
子猫「……」ペロッ
子猫「……」zzz
紬「寝たね」
菫「うん」
紬「ありがとう、ほら」グルグル
子猫「……ニャッ」
菫「あとこれ」
紬「ミルク……飲めるかな?」
子猫「……」
子猫「……」ペロッ
紬「飲んだね」
菫「うん」
子猫「……」ペロッ
子猫「……」ペロッ
子猫「……」ペロッ
子猫「……」zzz
紬「寝たね」
菫「うん」
12: 2012/07/02(月) 15:24:25.65 ID:KFMl/aQTP
子猫「……」zzz
菫「幸せそうに寝てるね」
紬「ええ」
菫「……ねぇ、お姉ちゃん、友だちのお見舞いはどうだった?」
紬「…………まだ意識が戻らないって」
菫「大変だね」
紬「ええ」
菫「……ねぇ! この子に名前をつけない?」
紬「……やめておきましょう」
菫「なんで?」
紬「逃がしてあげるとき、寂しくなるから」
菫「……そう」
紬「……梓ちゃん」
菫「幸せそうに寝てるね」
紬「ええ」
菫「……ねぇ、お姉ちゃん、友だちのお見舞いはどうだった?」
紬「…………まだ意識が戻らないって」
菫「大変だね」
紬「ええ」
菫「……ねぇ! この子に名前をつけない?」
紬「……やめておきましょう」
菫「なんで?」
紬「逃がしてあげるとき、寂しくなるから」
菫「……そう」
紬「……梓ちゃん」
14: 2012/07/02(月) 15:28:13.88 ID:KFMl/aQTP
子猫(…………ここはどこ?)
子猫(これは…毛布?)
子猫(うぅ…なんだか体が変だ)
子猫(手が黒い? というか……えっ!)
子猫「ニャーッ!!」(どういうことなの?)
紬「…! なにごとっ!!」バッ
子猫「ニャッ…ニャニャ」(ム…ムギ先輩?)
紬「あら、起きてたの」
子猫「ニャ…ニャニャニャッ」(え、ムギ先輩が大きくなった)
紬「ほら、抱きしめてあげるから落ち着いて」
子猫「ニャー……ニャー……」(捕まっちゃった…あっ、あれは鏡)
紬「ほら、よしよし」
子猫「ニャーン…………」(私、猫になっちゃったの?)
子猫(これは…毛布?)
子猫(うぅ…なんだか体が変だ)
子猫(手が黒い? というか……えっ!)
子猫「ニャーッ!!」(どういうことなの?)
紬「…! なにごとっ!!」バッ
子猫「ニャッ…ニャニャ」(ム…ムギ先輩?)
紬「あら、起きてたの」
子猫「ニャ…ニャニャニャッ」(え、ムギ先輩が大きくなった)
紬「ほら、抱きしめてあげるから落ち着いて」
子猫「ニャー……ニャー……」(捕まっちゃった…あっ、あれは鏡)
紬「ほら、よしよし」
子猫「ニャーン…………」(私、猫になっちゃったの?)
17: 2012/07/02(月) 15:33:12.33 ID:KFMl/aQTP
子猫(思い出した)
子猫(部室で練習が終わって、一息いれようってときにコードにつまずいちゃって)
子猫(机の上に置いてあったショートケーキの角に頭ぶつけて……)
子猫(……私、氏んだ?)
子猫(氏んじゃったの?)
子猫(だから猫に生まれ変わったの?)
子猫(なんとかムギ先輩に自分のこと伝えなきゃ)
子猫(部室で練習が終わって、一息いれようってときにコードにつまずいちゃって)
子猫(机の上に置いてあったショートケーキの角に頭ぶつけて……)
子猫(……私、氏んだ?)
子猫(氏んじゃったの?)
子猫(だから猫に生まれ変わったの?)
子猫(なんとかムギ先輩に自分のこと伝えなきゃ)
19: 2012/07/02(月) 15:35:59.76 ID:KFMl/aQTP
子猫「ニャ! ニャニャン!! ニャンニャン!!」(私です! 梓です!! 中野梓です!!!)
紬「もう、怖い夢でも見たの? 抱きしめていてあげるから落ち着いて」ギュ
子猫「ニャ……ニャンニャン///」(お、おっOいがもろにあたってるです///)
紬「こら、静かにしなきゃ怒られちゃうよ。もう夜遅いんだから」
子猫「ニャン……」(ごめんなさい…)
紬「わかってくれたの? 賢いんだね」
子猫「ニャン!」(当然です!)
紬「もう、怖い夢でも見たの? 抱きしめていてあげるから落ち着いて」ギュ
子猫「ニャ……ニャンニャン///」(お、おっOいがもろにあたってるです///)
紬「こら、静かにしなきゃ怒られちゃうよ。もう夜遅いんだから」
子猫「ニャン……」(ごめんなさい…)
紬「わかってくれたの? 賢いんだね」
子猫「ニャン!」(当然です!)
20: 2012/07/02(月) 15:37:56.93 ID:KFMl/aQTP
紬「一緒のお布団で寝る?」
子猫「ニャン」
紬「ほら、今日は眠りましょ」
子猫「ニャン……」
紬「よしよし」
子猫「ニャ……ニャン」
子猫(明日起きてから考えよう……)
子猫(明日起きてから……)
子猫「……」zzz
紬「……」zzz
子猫「ニャン」
紬「ほら、今日は眠りましょ」
子猫「ニャン……」
紬「よしよし」
子猫「ニャ……ニャン」
子猫(明日起きてから考えよう……)
子猫(明日起きてから……)
子猫「……」zzz
紬「……」zzz
22: 2012/07/02(月) 15:40:29.70 ID:KFMl/aQTP
菫「おはよう」
紬「菫、おはよう」
菫「今日もお見舞いに行くの?」
紬「うん。だから」
菫「その間この子を見てればいいんだね」
子猫「……」(誰?)
紬「ええ、お願いするわ」
子猫「……ニャ…」
紬「よしよし……待っててね」
子猫「ニャン!」(わかりました!)
菫「ほら、子猫ちゃん、こっちにおいで」
紬「じゃあ、行ってくるわ」
菫「いってらっしゃい」
紬「菫、おはよう」
菫「今日もお見舞いに行くの?」
紬「うん。だから」
菫「その間この子を見てればいいんだね」
子猫「……」(誰?)
紬「ええ、お願いするわ」
子猫「……ニャ…」
紬「よしよし……待っててね」
子猫「ニャン!」(わかりました!)
菫「ほら、子猫ちゃん、こっちにおいで」
紬「じゃあ、行ってくるわ」
菫「いってらっしゃい」
23: 2012/07/02(月) 15:42:40.70 ID:KFMl/aQTP
菫「お姉ちゃん大丈夫かな……」
子猫「……ニャ?」
菫「子猫ちゃん、お話を聞いてくれるのかな?」
子猫「ニャニャ」(任せるです)
菫「お姉ちゃんね、責任感じてるんだ」
子猫「ニャ?」
菫「自分が持っていったショートケーキの角に頭をぶつけて大切な後輩が意識不明になっちゃったから」
子猫「……」
菫「お姉ちゃんが責任感じる必要ないのにね…どう考えてもその子がドジ…」
子猫「……」(返す言葉もないです)
菫「ううん……こんなこと言ってたらお姉ちゃんに怒られちゃう」
子猫「ニャ……」(元気を出すです)
菫「子猫ちゃん。お姉ちゃんを元気づけてくれない」
子猫「ニャニャン!」(任せるです!)
菫「って、わかるわけないよね……はぁ…」
子猫「……ニャ?」
菫「子猫ちゃん、お話を聞いてくれるのかな?」
子猫「ニャニャ」(任せるです)
菫「お姉ちゃんね、責任感じてるんだ」
子猫「ニャ?」
菫「自分が持っていったショートケーキの角に頭をぶつけて大切な後輩が意識不明になっちゃったから」
子猫「……」
菫「お姉ちゃんが責任感じる必要ないのにね…どう考えてもその子がドジ…」
子猫「……」(返す言葉もないです)
菫「ううん……こんなこと言ってたらお姉ちゃんに怒られちゃう」
子猫「ニャ……」(元気を出すです)
菫「子猫ちゃん。お姉ちゃんを元気づけてくれない」
子猫「ニャニャン!」(任せるです!)
菫「って、わかるわけないよね……はぁ…」
24: 2012/07/02(月) 15:46:58.65 ID:KFMl/aQTP
子猫(彼女の名前は斎藤菫、ムギ先輩の妹同然に育ったらしい)
子猫(ムギ先輩のことをとても慕っているようだ)
子猫(菫ちゃんは私に向かっていろいろ話してくれた)
子猫(どうやら私は氏んでないみたい)
子猫(私の体は意識不明の重体……)
子猫(その責任を感じてしまっているムギ先輩……)
子猫(はぁ……どうしてこうなってしまったんだろう)
子猫(どうすれば戻れるんだろう)
子猫(それと、どうやら私は精神まで猫化しているらしい)
子猫(どういうことかというと……)
子猫(ムギ先輩のことをとても慕っているようだ)
子猫(菫ちゃんは私に向かっていろいろ話してくれた)
子猫(どうやら私は氏んでないみたい)
子猫(私の体は意識不明の重体……)
子猫(その責任を感じてしまっているムギ先輩……)
子猫(はぁ……どうしてこうなってしまったんだろう)
子猫(どうすれば戻れるんだろう)
子猫(それと、どうやら私は精神まで猫化しているらしい)
子猫(どういうことかというと……)
26: 2012/07/02(月) 15:55:31.24 ID:KFMl/aQTP
菫「ほら子猫ちゃん、猫じゃらしでちゅよ」
子猫「ニャッ……ニャニャン」(ね、ねこじゃらしっ!)
菫「ほらほら、こっちでちゅよ」
子猫「ニャン! ニャン! ニャン!」(こっちですか! あっちですか!)
菫「ほら、今度は上でちゅよ」
子猫「ニャン! ニャン!」(このっ! やってやるです!)
菫「本当に猫じゃらしの好きな子猫ちゃんでちゅね」
子猫「ニャァオ……」(く、悔しい……でも追いかけちゃう)
菫「ほらほらよくできまちたねー」
子猫「ニャ……ニャン」(赤ちゃん言葉……馬鹿にして!)
子猫「ニャッ……ニャニャン」(ね、ねこじゃらしっ!)
菫「ほらほら、こっちでちゅよ」
子猫「ニャン! ニャン! ニャン!」(こっちですか! あっちですか!)
菫「ほら、今度は上でちゅよ」
子猫「ニャン! ニャン!」(このっ! やってやるです!)
菫「本当に猫じゃらしの好きな子猫ちゃんでちゅね」
子猫「ニャァオ……」(く、悔しい……でも追いかけちゃう)
菫「ほらほらよくできまちたねー」
子猫「ニャ……ニャン」(赤ちゃん言葉……馬鹿にして!)
28: 2012/07/02(月) 16:01:34.85 ID:KFMl/aQTP
紬「……」
菫「ほら、次はこっちでちゅよー」
子猫「ニャ」(このっ!)
紬「……菫? どうしちゃったの?」
菫「ハッ! ……お姉ちゃん!? ……こ、これは」
紬「随分なついてるみたいだけど……赤ちゃん言葉のせい?」
菫「そ、そうかもしれないね」
紬「子猫ちゃん。こっちでちゅよ」
子猫「……」(ムギ先輩まで……ここは無視するです)
紬「こっちを向くんでちゅよ」
子猫「……」(無視です。徹底的に無視です)
紬「駄目ね…」
子猫「ニャァオ」(普通に喋ってください)
菫「お姉ちゃん。私はそろそろ部屋に戻るから」
紬「ええ、今までありがとう」
菫「ほら、次はこっちでちゅよー」
子猫「ニャ」(このっ!)
紬「……菫? どうしちゃったの?」
菫「ハッ! ……お姉ちゃん!? ……こ、これは」
紬「随分なついてるみたいだけど……赤ちゃん言葉のせい?」
菫「そ、そうかもしれないね」
紬「子猫ちゃん。こっちでちゅよ」
子猫「……」(ムギ先輩まで……ここは無視するです)
紬「こっちを向くんでちゅよ」
子猫「……」(無視です。徹底的に無視です)
紬「駄目ね…」
子猫「ニャァオ」(普通に喋ってください)
菫「お姉ちゃん。私はそろそろ部屋に戻るから」
紬「ええ、今までありがとう」
29: 2012/07/02(月) 16:05:11.64 ID:KFMl/aQTP
紬「子猫ちゃん。こっちにきて」
子猫「ニャア」
紬「今度はきてくれた」
子猫「ニャアニャア」(ムギ先輩!)
紬「ねぇ、子猫ちゃん。後輩の容態が安定してきたの」
子猫「ニャッ」(本当ですか?)
紬「順調にいけば数日で意識が戻るかもしれないって」
子猫「……」(体に戻れるかもしれない)
紬「子猫ちゃんのおかげかな。黒猫なのに幸福を呼んでくれるなんて」
子猫「ニャア」(照れるです)
紬「照れてるの? ……そんなわけないか…このままよくなるといいな」
子猫「ニャン」
子猫「ニャア」
紬「今度はきてくれた」
子猫「ニャアニャア」(ムギ先輩!)
紬「ねぇ、子猫ちゃん。後輩の容態が安定してきたの」
子猫「ニャッ」(本当ですか?)
紬「順調にいけば数日で意識が戻るかもしれないって」
子猫「……」(体に戻れるかもしれない)
紬「子猫ちゃんのおかげかな。黒猫なのに幸福を呼んでくれるなんて」
子猫「ニャア」(照れるです)
紬「照れてるの? ……そんなわけないか…このままよくなるといいな」
子猫「ニャン」
31: 2012/07/02(月) 16:09:48.65 ID:KFMl/aQTP
紬「はい、ミルクよ」
子猫「ニャア…ニャア」ペロペロ
紬「それ飲み終わったらお風呂に入りましょうか」
子猫「ニャニャ?」(にゃんだと)
紬「体の隅々まで洗ってあげるから」
子猫「ニャア……」(私どうなっちゃうんだろう)
>お風呂場
紬「さて、ここがお風呂場よ」
子猫「ニャッ…ニャーニャーニャー」(裸のムギ先輩……刺激が強すぎるです)
紬「さて、石鹸を泡立てて……」
子猫「ニャ~」(あわわわ)
紬「耳の中に水が入らないように気をつけないとね」ゴシゴシ
子猫「ニャ……ニャニャ」(こしょがしいです)
子猫「ニャア…ニャア」ペロペロ
紬「それ飲み終わったらお風呂に入りましょうか」
子猫「ニャニャ?」(にゃんだと)
紬「体の隅々まで洗ってあげるから」
子猫「ニャア……」(私どうなっちゃうんだろう)
>お風呂場
紬「さて、ここがお風呂場よ」
子猫「ニャッ…ニャーニャーニャー」(裸のムギ先輩……刺激が強すぎるです)
紬「さて、石鹸を泡立てて……」
子猫「ニャ~」(あわわわ)
紬「耳の中に水が入らないように気をつけないとね」ゴシゴシ
子猫「ニャ……ニャニャ」(こしょがしいです)
33: 2012/07/02(月) 16:13:38.32 ID:KFMl/aQTP
紬「いい毛並みね。きれいに洗ってあげるから」ゴシゴシ
子猫「ニャン」
紬「はい、じゃあゴロンしましょう」
子猫「ニャ…ニャニャニャニャニャ」(大事なところが全部…は、恥ずかしいです)
紬「はい、ごしごしごし」ゴシゴシ
子猫「ニャ、ニャー!ニャー!ニャー!」(オッパイをそんなに強くこすっちゃらめぇ!)
紬「はい、下の方もよく洗おうね」ゴシゴシ
子猫「ニャ、ニャンニャンニャーーーーー!」(そこは駄目です。本当に駄目なんです……うぅあっうっ…だめぇ…)
紬「ごしごしごし」ゴシゴシ
子猫「ニャニャニャーーーーーーーーン!!………………ニャ」(らめぇ、イっちゃう!!!!……………ふぅ)
紬「あら、幸せそうな顔しちゃって、そんなに気持ちよかったの?」
子猫「ニャア…」ピクッピクッ
子猫「ニャン」
紬「はい、じゃあゴロンしましょう」
子猫「ニャ…ニャニャニャニャニャ」(大事なところが全部…は、恥ずかしいです)
紬「はい、ごしごしごし」ゴシゴシ
子猫「ニャ、ニャー!ニャー!ニャー!」(オッパイをそんなに強くこすっちゃらめぇ!)
紬「はい、下の方もよく洗おうね」ゴシゴシ
子猫「ニャ、ニャンニャンニャーーーーー!」(そこは駄目です。本当に駄目なんです……うぅあっうっ…だめぇ…)
紬「ごしごしごし」ゴシゴシ
子猫「ニャニャニャーーーーーーーーン!!………………ニャ」(らめぇ、イっちゃう!!!!……………ふぅ)
紬「あら、幸せそうな顔しちゃって、そんなに気持ちよかったの?」
子猫「ニャア…」ピクッピクッ
35: 2012/07/02(月) 16:15:56.96 ID:KFMl/aQTP
紬「ほら、抱いててあげるから、一緒にお湯船に浸かりましょ」
子猫「ニャン」
子猫「ニャン」
38: 2012/07/02(月) 16:21:33.28 ID:KFMl/aQTP
紬「ふぅ…お風呂気持ちよかったね」
子猫「ニャア……」(もうどうとでもしてください……)
紬「うふふふ。疲れちゃったのかな。今日はもう寝ましょう」
子猫(こんなハプニングがありつつも、ムギ先輩のペットとしての生活が続きました)
子猫(私は、元の体にすぐに戻れるだろう、と気楽に考えていました)
子猫(しかし、その日はいつまでたっても来ませんでした)
子猫(やがてムギ先輩にも変化が起こり始めました)
子猫「ニャア……」(もうどうとでもしてください……)
紬「うふふふ。疲れちゃったのかな。今日はもう寝ましょう」
子猫(こんなハプニングがありつつも、ムギ先輩のペットとしての生活が続きました)
子猫(私は、元の体にすぐに戻れるだろう、と気楽に考えていました)
子猫(しかし、その日はいつまでたっても来ませんでした)
子猫(やがてムギ先輩にも変化が起こり始めました)
40: 2012/07/02(月) 16:24:21.45 ID:KFMl/aQTP
紬「…………」
子猫「ニャア?」
紬「子猫ちゃん……ちょっと抱きしめさせて」
子猫「ニャッ!」(いきなりっ!)
紬「梓ちゃんがいつになっても目を覚まさないの」
紬「もうどこも悪いところはないはずなのに」
紬「お医者様も不思議がってたわ」
子猫「……」
紬「はぁ……」
子猫「……ニャ…ニャアニャア」prpr
紬「……もしかして慰めてくれてるの?」
子猫「ニャア」
紬「……」
子猫(私がなんとかしないと……)
子猫「ニャア?」
紬「子猫ちゃん……ちょっと抱きしめさせて」
子猫「ニャッ!」(いきなりっ!)
紬「梓ちゃんがいつになっても目を覚まさないの」
紬「もうどこも悪いところはないはずなのに」
紬「お医者様も不思議がってたわ」
子猫「……」
紬「はぁ……」
子猫「……ニャ…ニャアニャア」prpr
紬「……もしかして慰めてくれてるの?」
子猫「ニャア」
紬「……」
子猫(私がなんとかしないと……)
41: 2012/07/02(月) 16:28:05.21 ID:KFMl/aQTP
菫「お姉ちゃん、またお見舞いにいっちゃった」
菫「最近お姉ちゃん元気ないねぇ…」
子猫「…ニャア」
菫「それにしても子猫ちゃん。あなたお姉ちゃんの前では猫被ってないでちゅか?」
子猫「ニャッ!?」
菫「なにか怪しい気がするなー。そこんとこどうなんでちゅか?」
子猫(…! ひょっとしてこれってチャンスなんじゃ…)
子猫「ニャ!」
菫「えっ、返事した?」
菫「じゃあ、お姉ちゃんのこと好きでちゅか?」
子猫「ニャ!」
菫「……お姉ちゃんのこと嫌いでちゅか?」
子猫「…ニャーン」
菫「うーん……まさかとは思うけど、人の言葉がわかるのかな……?」
子猫「ニャ!」
菫「最近お姉ちゃん元気ないねぇ…」
子猫「…ニャア」
菫「それにしても子猫ちゃん。あなたお姉ちゃんの前では猫被ってないでちゅか?」
子猫「ニャッ!?」
菫「なにか怪しい気がするなー。そこんとこどうなんでちゅか?」
子猫(…! ひょっとしてこれってチャンスなんじゃ…)
子猫「ニャ!」
菫「えっ、返事した?」
菫「じゃあ、お姉ちゃんのこと好きでちゅか?」
子猫「ニャ!」
菫「……お姉ちゃんのこと嫌いでちゅか?」
子猫「…ニャーン」
菫「うーん……まさかとは思うけど、人の言葉がわかるのかな……?」
子猫「ニャ!」
43: 2012/07/02(月) 16:33:54.54 ID:KFMl/aQTP
菫「あったあった」
菫「昔こっくりさん用に作ったあいうえお表だよ」
子猫「ニャ! ニャ! ニャ!!」
菫「すごい反応……えっ、足で指さしてる、えっと…」
菫「わ・た・し・は・あ・す・さ」
子猫「ニャ!」
菫「あすさ……梓!? 梓って入院してるお姉ちゃんの後輩さんだよね」
子猫「ニャ! ニャニャニャン」
菫「あ、今度は…」
菫「ひ・よ・う・い・ん・に・つ・れ・て・け」
子猫「ニャ!」
菫「病院に連れて行けってことだよね……まさかとは思うけど」
子猫「ニャ!」
菫「でも、そんなオカルトありえるわけ……」
菫「昔こっくりさん用に作ったあいうえお表だよ」
子猫「ニャ! ニャ! ニャ!!」
菫「すごい反応……えっ、足で指さしてる、えっと…」
菫「わ・た・し・は・あ・す・さ」
子猫「ニャ!」
菫「あすさ……梓!? 梓って入院してるお姉ちゃんの後輩さんだよね」
子猫「ニャ! ニャニャニャン」
菫「あ、今度は…」
菫「ひ・よ・う・い・ん・に・つ・れ・て・け」
子猫「ニャ!」
菫「病院に連れて行けってことだよね……まさかとは思うけど」
子猫「ニャ!」
菫「でも、そんなオカルトありえるわけ……」
44: 2012/07/02(月) 16:35:39.81 ID:KFMl/aQTP
子猫「ニャニャニャン!!」
菫「でも、それでお姉ちゃんが元気になる可能性があるなら、やってみるしかないよね」
子猫「ニャ!」
菫「じゃあこの鞄に入ってね子猫ちゃん」
子猫「ニャ!」
>病院
菫「この病室だね……」
菫「この子が梓さん。かわいい人だな…」
菫「ほら子猫ちゃん出ておいで」
子猫「ニャニャ!」
菫「で、どうすればいいのかな」
子猫「ニャニャニャ!!」
菫「近づきたがってるのかな?」
菫「でも、それでお姉ちゃんが元気になる可能性があるなら、やってみるしかないよね」
子猫「ニャ!」
菫「じゃあこの鞄に入ってね子猫ちゃん」
子猫「ニャ!」
>病院
菫「この病室だね……」
菫「この子が梓さん。かわいい人だな…」
菫「ほら子猫ちゃん出ておいで」
子猫「ニャニャ!」
菫「で、どうすればいいのかな」
子猫「ニャニャニャ!!」
菫「近づきたがってるのかな?」
47: 2012/07/02(月) 16:40:11.50 ID:KFMl/aQTP
子猫「ニャ!」
菫「はい」
子猫「ニャアニャア」ペロペロ
菫「……」
子猫「……」
菫「何もおきないね」
子猫「ニャア」
菫「……ふう、やっぱりそんなオカルトあるわけないか」
梓「菫…ちゃん?」
菫「…!」
梓「わ、私戻ってる」
菫「え……えっと」
梓「戻った! やっと戻れたんだ!!」
菫「はい」
子猫「ニャアニャア」ペロペロ
菫「……」
子猫「……」
菫「何もおきないね」
子猫「ニャア」
菫「……ふう、やっぱりそんなオカルトあるわけないか」
梓「菫…ちゃん?」
菫「…!」
梓「わ、私戻ってる」
菫「え……えっと」
梓「戻った! やっと戻れたんだ!!」
48: 2012/07/02(月) 16:43:09.39 ID:KFMl/aQTP
バタン!
梓「…!?」
菫「…!?」
紬「あ、梓ちゃん?」
梓「ムギ先輩!」
紬「梓ちゃん」ガバッ
梓「ム、ムギ先輩…そんなに強く抱きしめられたら苦しいです」
紬「梓ちゃんごめんなさい…私がもってきたケーキのせいで」
梓「それは本当に関係ないです。むしろ衝撃が抑えられたと思います」
紬「本当に良かった……」
紬「あ、いけない。休憩室にご両親がいたから呼んでこなくっちゃ」
梓「あ……行っちゃった」
梓「…!?」
菫「…!?」
紬「あ、梓ちゃん?」
梓「ムギ先輩!」
紬「梓ちゃん」ガバッ
梓「ム、ムギ先輩…そんなに強く抱きしめられたら苦しいです」
紬「梓ちゃんごめんなさい…私がもってきたケーキのせいで」
梓「それは本当に関係ないです。むしろ衝撃が抑えられたと思います」
紬「本当に良かった……」
紬「あ、いけない。休憩室にご両親がいたから呼んでこなくっちゃ」
梓「あ……行っちゃった」
50: 2012/07/02(月) 16:47:21.25 ID:KFMl/aQTP
梓「……」
菫「……」
梓「菫ちゃん……だよね」
菫「はい。梓さんはやっぱりこの子のなかに?」
梓「うん。菫ちゃんのおかげで助かっちゃった」
菫「そんな……」
梓「それでね。その子の中にいたこと、ムギ先輩には秘密にしてくれない?」
菫「どうしてですか?」
梓「色々恥ずかしいところ見られちゃったし、されちゃったし、いかされちゃったし」
菫「子猫だったから気にすることないと思いますが…」
梓「私が気にするのっ!!」
菫「は…はいっ」ビクッ
梓「ど、怒鳴っちゃってごめんね」
菫「……」
梓「菫ちゃん……だよね」
菫「はい。梓さんはやっぱりこの子のなかに?」
梓「うん。菫ちゃんのおかげで助かっちゃった」
菫「そんな……」
梓「それでね。その子の中にいたこと、ムギ先輩には秘密にしてくれない?」
菫「どうしてですか?」
梓「色々恥ずかしいところ見られちゃったし、されちゃったし、いかされちゃったし」
菫「子猫だったから気にすることないと思いますが…」
梓「私が気にするのっ!!」
菫「は…はいっ」ビクッ
梓「ど、怒鳴っちゃってごめんね」
52: 2012/07/02(月) 16:49:04.72 ID:KFMl/aQTP
菫「それにして本当にオカルトってあるんですね」
梓「私も驚いたよ。本当にこんなことが起きるなんて…」
梓「菫ちゃん……今まで遊び相手になってくれてありがとう」
菫「いえいえ」
梓「……」
菫「……」
梓「……」
菫「……」
梓「……」
菫「……」
梓「寂しくなっちゃうなっちゃうね……」
菫「えっ?」
梓「私も驚いたよ。本当にこんなことが起きるなんて…」
梓「菫ちゃん……今まで遊び相手になってくれてありがとう」
菫「いえいえ」
梓「……」
菫「……」
梓「……」
菫「……」
梓「……」
菫「……」
梓「寂しくなっちゃうなっちゃうね……」
菫「えっ?」
53: 2012/07/02(月) 16:50:22.00 ID:KFMl/aQTP
梓「子猫の間、お父さんやお母さん、友達やけいおん部のみんなと会えなくて寂しかったけど……」
梓「ムギ先輩や菫ちゃんと一緒の毎日もとっても楽しかったから」
菫「……」
梓「……はぁ」
菫「ねぇ、梓さん。また遊びにきてください。今度は人間の姿で」
梓「え?」
菫「私歓迎しますから」
菫「お姉ちゃんもきっと喜びますから」
梓「……うん!」
菫「あ、ご両親がいらっしゃったみたいですよ」
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梓「ムギ先輩や菫ちゃんと一緒の毎日もとっても楽しかったから」
菫「……」
梓「……はぁ」
菫「ねぇ、梓さん。また遊びにきてください。今度は人間の姿で」
梓「え?」
菫「私歓迎しますから」
菫「お姉ちゃんもきっと喜びますから」
梓「……うん!」
菫「あ、ご両親がいらっしゃったみたいですよ」
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56: 2012/07/02(月) 16:52:12.51 ID:KFMl/aQTP
紬「菫、いる?」トントン
菫「……お姉ちゃん? 入っていいよー」
紬「うん。お邪魔するね」
紬「猫を拾ったの」
梓「……」
菫「わっ、猫耳つけた女の子」
紬「うん。かわいかったから連れてきたの」
菫「真っ赤になってるね」
紬「ちょっと菫の洋服を貸して欲しいと思って」
菫「わかったよ。猫じゃらしも忘れずにもってくるから」
紬「えっ?」
菫「妹の座は簡単には渡さないでちゅよ!」
梓「ニャニャッ!!」(私だって負けません!)
子猫「ニャ~ン」
おしまいっ!
菫「……お姉ちゃん? 入っていいよー」
紬「うん。お邪魔するね」
紬「猫を拾ったの」
梓「……」
菫「わっ、猫耳つけた女の子」
紬「うん。かわいかったから連れてきたの」
菫「真っ赤になってるね」
紬「ちょっと菫の洋服を貸して欲しいと思って」
菫「わかったよ。猫じゃらしも忘れずにもってくるから」
紬「えっ?」
菫「妹の座は簡単には渡さないでちゅよ!」
梓「ニャニャッ!!」(私だって負けません!)
子猫「ニャ~ン」
おしまいっ!
57: 2012/07/02(月) 16:54:10.34
乙
あずにゃんはネコ語をマスターしたのかww
あずにゃんはネコ語をマスターしたのかww
58: 2012/07/02(月) 16:54:35.46
おつー
なんだかんだでよかったよ
なんだかんだでよかったよ
引用元: 紬「猫を拾ったの」
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