2: 2015/02/16(月) 03:21:31.97 ID:38poMtyG0
P「ただいま戻りましたー」
P「はぁ。外は寒いし、バレンタインで浮かれまくってるし。……嫌になるな」
P「一人暮らしだから、母ちゃんにもチョコ貰えないもんなぁ」
P「余計縁遠い感じだなぁ」
P「はぁ。外は寒いし、バレンタインで浮かれまくってるし。……嫌になるな」
P「一人暮らしだから、母ちゃんにもチョコ貰えないもんなぁ」
P「余計縁遠い感じだなぁ」
1: 2015/02/16(月) 03:21:02.58 ID:38poMtyG0
遅ればせながらバレンタインSSです。
オムニバス形式ですので、それぞれの話に連続性はありません。
オムニバス形式ですので、それぞれの話に連続性はありません。
3: 2015/02/16(月) 03:22:06.11 ID:38poMtyG0
・響編
P「にしても、何で事務所で油の香ばしい匂いが……?」クンクン
P「出所は給湯室みたいだが」ガチャ
響「♪ふんふんふーん」
P「響? 何してるんだ?」
響「え? わ、ぷ、プロデューサー!? はいさい!?」
P「うん、ただいま」
P「にしても、何で事務所で油の香ばしい匂いが……?」クンクン
P「出所は給湯室みたいだが」ガチャ
響「♪ふんふんふーん」
P「響? 何してるんだ?」
響「え? わ、ぷ、プロデューサー!? はいさい!?」
P「うん、ただいま」
4: 2015/02/16(月) 03:22:48.71 ID:38poMtyG0
P「で、何をして……揚げ物?」
響「あ、うん。今日バレンタインでしょ。だから、チョコ味のサーターアンダギー作ってるんだ。みんなには、あちこーこーの最高においしい奴を食べてほしいからね!」
響「心配しなくても、ピヨ子と社長に許可はもらってるぞ」エッヘン
P「そうか。楽しみだな。俺も食べていいんだろ?」
響「もちろんだぞ。あ、最初の方に揚げたのがそろそろ食べ頃だと思うから、食べてよ」
P「そうか。じゃあ……」
響「あ、うん。今日バレンタインでしょ。だから、チョコ味のサーターアンダギー作ってるんだ。みんなには、あちこーこーの最高においしい奴を食べてほしいからね!」
響「心配しなくても、ピヨ子と社長に許可はもらってるぞ」エッヘン
P「そうか。楽しみだな。俺も食べていいんだろ?」
響「もちろんだぞ。あ、最初の方に揚げたのがそろそろ食べ頃だと思うから、食べてよ」
P「そうか。じゃあ……」
5: 2015/02/16(月) 03:23:44.00 ID:38poMtyG0
響「あっ! せ、折角だから、自分が選んであげるね!」
P「選ぶって、何を?」
響「いいからぁ! ほ、ほらこれ! これなんていいと思うぞ!」ズイッ
P「あ、ああ。ありがとう。じゃあ、いただくな」
響「……」ドキドキ
P「もぐ」サクッ
P「選ぶって、何を?」
響「いいからぁ! ほ、ほらこれ! これなんていいと思うぞ!」ズイッ
P「あ、ああ。ありがとう。じゃあ、いただくな」
響「……」ドキドキ
P「もぐ」サクッ
6: 2015/02/16(月) 03:24:33.32 ID:38poMtyG0
P「旨い」
響「ほ、ほんと!?」
P「嘘は言わないよ。お、真ん中にチョコが入ってるんだな」
響「そ、それ、当たり、だぞ……」
P「え? 当たり? じゃあ他のには入ってないのか?」
響「うん。ま、まあ自分が選んであげたからね! 感謝するんだぞ、プロデューサー」
響「ほ、ほんと!?」
P「嘘は言わないよ。お、真ん中にチョコが入ってるんだな」
響「そ、それ、当たり、だぞ……」
P「え? 当たり? じゃあ他のには入ってないのか?」
響「うん。ま、まあ自分が選んであげたからね! 感謝するんだぞ、プロデューサー」
8: 2015/02/16(月) 03:28:01.60 ID:38poMtyG0
P「言われなくても、してるよ。ありがとう、響」
P「んぐ。……にしても、旨いなこれ。当たりは他に何個かあるのか?」
響「ううん、それ1つ……っじゃなくて、あと2つあるぞ! ほんとに!」
P「いや、疑ってはいないけど。そうか。最初に食べた俺が当たり引いたんじゃ、ちょっとみんなに申し訳ないから、よかったよ」
響「……やっぱり、それ1つだけ、かも……」ボソッ
P「んぐ。……にしても、旨いなこれ。当たりは他に何個かあるのか?」
響「ううん、それ1つ……っじゃなくて、あと2つあるぞ! ほんとに!」
P「いや、疑ってはいないけど。そうか。最初に食べた俺が当たり引いたんじゃ、ちょっとみんなに申し訳ないから、よかったよ」
響「……やっぱり、それ1つだけ、かも……」ボソッ
9: 2015/02/16(月) 03:28:43.90 ID:38poMtyG0
P「んぐ、ん。……悪い、響。食うのに集中してた」
響「なっ、何でもないぞ! ふらー!」
P「い、いきなり何だ!?」
響「もう、プロデューサーなんて知らないぞ! でーじしちゅん!」ダッ
P「え、響!? おーい!? ちゃんと来月にお礼するからなー!」
おしまい
響「なっ、何でもないぞ! ふらー!」
P「い、いきなり何だ!?」
響「もう、プロデューサーなんて知らないぞ! でーじしちゅん!」ダッ
P「え、響!? おーい!? ちゃんと来月にお礼するからなー!」
おしまい
11: 2015/02/16(月) 03:30:36.26 ID:38poMtyG0
・伊織編
伊織「あら、プロデューサー。帰ってたのね」
P「ああ。ただいま、伊織」
伊織「ちょうどよかったわ。今日中に済ませたい野暮用があったのよ」
P「野暮用? 俺が手伝えることなら手伝うぞ?」
伊織「大丈夫よ。あんたはそこのソファに座って待ってなさい」
伊織「あら、プロデューサー。帰ってたのね」
P「ああ。ただいま、伊織」
伊織「ちょうどよかったわ。今日中に済ませたい野暮用があったのよ」
P「野暮用? 俺が手伝えることなら手伝うぞ?」
伊織「大丈夫よ。あんたはそこのソファに座って待ってなさい」
12: 2015/02/16(月) 03:31:46.16 ID:38poMtyG0
伊織「ほら。これ」スッ
P「ん? 箱? ご、でぃ、……!?」
伊織「あら、あんたでも聞いたことあるなんて、流石ね」
P「い、いい伊織!? こ、これで俺に何をしろと……!?」ガクガク
伊織「いくらなんでも慌てすぎでしょ! 別に、バレンタインだからあげるだけよ」
伊織「小市民のあんたでも、伊織ちゃんの1人きりのプロデューサーなんだから、一流の品っていうのを知っておいてもらわなくっちゃ」
P「ん? 箱? ご、でぃ、……!?」
伊織「あら、あんたでも聞いたことあるなんて、流石ね」
P「い、いい伊織!? こ、これで俺に何をしろと……!?」ガクガク
伊織「いくらなんでも慌てすぎでしょ! 別に、バレンタインだからあげるだけよ」
伊織「小市民のあんたでも、伊織ちゃんの1人きりのプロデューサーなんだから、一流の品っていうのを知っておいてもらわなくっちゃ」
13: 2015/02/16(月) 03:32:35.13 ID:38poMtyG0
P「うわぁ……。ありがとう、伊織。実家の神棚に飾らせてもらうよ!」
伊織「いや、食べなさいよ。……そうね、ここで1個食べたらどう?」
P「ここで?」
伊織「ええ。まあ、その。あ、あんたのその間抜け面がどうなるのか、見物してあげるわ」
P「いつにも増して散々だな。……分かった。ここで食べるよ」
P「……」パカッ
伊織「いや、食べなさいよ。……そうね、ここで1個食べたらどう?」
P「ここで?」
伊織「ええ。まあ、その。あ、あんたのその間抜け面がどうなるのか、見物してあげるわ」
P「いつにも増して散々だな。……分かった。ここで食べるよ」
P「……」パカッ
14: 2015/02/16(月) 03:33:34.72 ID:38poMtyG0
P「おぉ。トリュフって奴か。形も綺麗で、何か勿体ないな。やっぱり……」チラッ
伊織「くどい!」ペシッ
P「痛っ。大人の頭を叩く奴があるか」
伊織「あんたがチョコ1つでいつまでも女々しいからでしょ!」
P「ぐっ……。何も言い返せん」
P「よし。俺も男だ、覚悟を決める」
伊織(たかだかチョコ1つで何をそこまで……)
伊織「くどい!」ペシッ
P「痛っ。大人の頭を叩く奴があるか」
伊織「あんたがチョコ1つでいつまでも女々しいからでしょ!」
P「ぐっ……。何も言い返せん」
P「よし。俺も男だ、覚悟を決める」
伊織(たかだかチョコ1つで何をそこまで……)
15: 2015/02/16(月) 03:34:14.49 ID:38poMtyG0
P「じゃあ、この一番普通そうな奴を」
伊織「……」ジーッ
P「よし。いただきます」パクッ
伊織「……」ドキドキ
P「……旨い」
伊織「本当っ!?」
伊織「……」ジーッ
P「よし。いただきます」パクッ
伊織「……」ドキドキ
P「……旨い」
伊織「本当っ!?」
16: 2015/02/16(月) 03:35:38.15 ID:38poMtyG0
P「あ、ああ。本当に旨いよ。何だろうな、舌の上で溶けるっていうか……、どことなく上品な感じが……」
伊織「……よかったぁ」ギュッ
P「ありがとう、伊織。自分じゃ中々手が出せないからな、こういうのって」
伊織「はっ……ま、まあ、たまには下僕にご褒美をあげなくっちゃね。にひひっ」
P「いや、本当に嬉しいよ。ありがとう。3倍返しはちょっと無理だけど、お返しはさせてもらうよ」
伊織「ま、期待しないで待っててあげるわ。にひひっ」
伊織「……よかったぁ」ギュッ
P「ありがとう、伊織。自分じゃ中々手が出せないからな、こういうのって」
伊織「はっ……ま、まあ、たまには下僕にご褒美をあげなくっちゃね。にひひっ」
P「いや、本当に嬉しいよ。ありがとう。3倍返しはちょっと無理だけど、お返しはさせてもらうよ」
伊織「ま、期待しないで待っててあげるわ。にひひっ」
17: 2015/02/16(月) 03:36:27.83 ID:38poMtyG0
やよい「あー! 伊織ちゃん、もうチョコあげちゃったの?」
伊織「や、やよい?」ギョッ
やよい「私も伊織ちゃんといっしょに渡そうと思ってたのにー」
P「ん? やよいもチョコくれるのか?」
やよい「はいっ。バレンタイン、おめでとうございまーす!」バッ
P「ははっ。おめでとうはちょっと変だけど、ありがとう」
伊織「や、やよい?」ギョッ
やよい「私も伊織ちゃんといっしょに渡そうと思ってたのにー」
P「ん? やよいもチョコくれるのか?」
やよい「はいっ。バレンタイン、おめでとうございまーす!」バッ
P「ははっ。おめでとうはちょっと変だけど、ありがとう」
18: 2015/02/16(月) 03:37:59.32 ID:38poMtyG0
やよい「あれ? プロデューサーそれ、伊織ちゃんのチョコの箱ですか?」
P「ああ、そうだぞ」
やよい「わぁ~! なんだか大人っぽくておしゃれな箱だね、伊織ちゃん!」
伊織「……ま、まぁね」ギクッ
P「王室御用達の高級チョコだぞ。やよいも1個どうだ?」
やよい「えぇ~!? プロデューサー、カン違いしてますよ。だって、私と伊織ちゃんでいっしょに作ったんですから!」
P「ああ、そうだぞ」
やよい「わぁ~! なんだか大人っぽくておしゃれな箱だね、伊織ちゃん!」
伊織「……ま、まぁね」ギクッ
P「王室御用達の高級チョコだぞ。やよいも1個どうだ?」
やよい「えぇ~!? プロデューサー、カン違いしてますよ。だって、私と伊織ちゃんでいっしょに作ったんですから!」
19: 2015/02/16(月) 03:39:13.77 ID:38poMtyG0
P「なに? いや、確かに箱は……」
やよい「えっと、中見せてもらってもいいですか?」
P「ああ、いいけど……」パカ
伊織「あっ……」
やよい「やっぱり。ほらこれ、私が作ったのとおんなじです」ガサガサ
P「本当だ」
伊織「……」プルプル
やよい「えっと、中見せてもらってもいいですか?」
P「ああ、いいけど……」パカ
伊織「あっ……」
やよい「やっぱり。ほらこれ、私が作ったのとおんなじです」ガサガサ
P「本当だ」
伊織「……」プルプル
20: 2015/02/16(月) 03:39:49.99 ID:38poMtyG0
P「ということは、いいもの食えたな。ありがとう、伊織」
伊織「な、何で……!?」
P「いや、だってそうだろ。高級チョコレートなんて食おうと思えば金積めば食えるけど、伊織の手作りチョコは違うじゃないか」
P「にしても、人が悪いな。手作りだって言ってくれれば、もっと大切に食べるのに」
P「……もしかして、そういうイタズラだったのか?」
伊織「……!」ハッ
伊織「な、何で……!?」
P「いや、だってそうだろ。高級チョコレートなんて食おうと思えば金積めば食えるけど、伊織の手作りチョコは違うじゃないか」
P「にしても、人が悪いな。手作りだって言ってくれれば、もっと大切に食べるのに」
P「……もしかして、そういうイタズラだったのか?」
伊織「……!」ハッ
21: 2015/02/16(月) 03:40:48.38 ID:38poMtyG0
伊織「そ、そうよ! あんたが伊織ちゃん手作りのチョコを見抜けるか、試してあげたのよ。なのにあっさり引っ掛かってくれちゃって、ほんっとに馬鹿なんだからっ!」
やよい「い、伊織ちゃん。そんな言い方……」
P「いや、いいよ。分からなかったのは事実だ。けど、残りは伊織の手作りチョコとして、美味しく食べさせてもらうよ」
伊織「ふ、ふんっ。当たり前のこと言わないでよねっ」プイッ
P「そうだ。やよいのも今食べていいかな?」
やよい「あっ。はい、どうぞ! 伊織ちゃんが手伝ってくれたから、自信作ですー!」
やよい「い、伊織ちゃん。そんな言い方……」
P「いや、いいよ。分からなかったのは事実だ。けど、残りは伊織の手作りチョコとして、美味しく食べさせてもらうよ」
伊織「ふ、ふんっ。当たり前のこと言わないでよねっ」プイッ
P「そうだ。やよいのも今食べていいかな?」
やよい「あっ。はい、どうぞ! 伊織ちゃんが手伝ってくれたから、自信作ですー!」
22: 2015/02/16(月) 03:41:34.61 ID:38poMtyG0
P「へぇ。そりゃ楽しみ……」パクッ
P「うん、旨いよ。やよい、ありがとう」
やよい「えへへ~。いつもありがとうって気持ちをいーっぱいこめて作ったんですよー!」
P「そうか。なるほどな。伊織のも、やよいのと同じ味がしたよ。ありがとう」
伊織「……一緒に作ったんだから当然でしょ、馬鹿」
P「うん、旨いよ。やよい、ありがとう」
やよい「えへへ~。いつもありがとうって気持ちをいーっぱいこめて作ったんですよー!」
P「そうか。なるほどな。伊織のも、やよいのと同じ味がしたよ。ありがとう」
伊織「……一緒に作ったんだから当然でしょ、馬鹿」
23: 2015/02/16(月) 03:42:19.57 ID:38poMtyG0
やよい「伊織ちゃん! それじゃあ、チョコおいしいって言ってもらえましたの~」スッ
伊織「ええ」スッ
やよい「はい、ターッチ!」パチンッ
やよいおり「いぇいっ!」
伊織「ええ」スッ
やよい「はい、ターッチ!」パチンッ
やよいおり「いぇいっ!」
24: 2015/02/16(月) 03:42:59.46 ID:38poMtyG0
伊織「悪かったわね、今日は」
P「ん? あぁ、別にいいよ。チョコ旨かったし」
伊織「……そう」
P「ただなぁ。お返しのハードルが上がっちゃったなぁ」
伊織「はぁ? 何でよ。やよいと一緒に作ったのだし、そんなに材料費も掛かってないわよ」
P「いや、そういう問題じゃなくて」
P「ん? あぁ、別にいいよ。チョコ旨かったし」
伊織「……そう」
P「ただなぁ。お返しのハードルが上がっちゃったなぁ」
伊織「はぁ? 何でよ。やよいと一緒に作ったのだし、そんなに材料費も掛かってないわよ」
P「いや、そういう問題じゃなくて」
25: 2015/02/16(月) 03:43:47.54 ID:38poMtyG0
伊織「じゃあ何よ?」
P「いや、嬉しかったからさ。どう返したもんかと思って」
伊織「……なら、1ヶ月掛けてずっと悩んでなさいよ」
P「そうなるかぁ」
伊織「当然でしょ。この伊織ちゃんから手作りのチョコを貰っておいて、私以外のことを考えるなんて許されないんだから!」
おわり
P「いや、嬉しかったからさ。どう返したもんかと思って」
伊織「……なら、1ヶ月掛けてずっと悩んでなさいよ」
P「そうなるかぁ」
伊織「当然でしょ。この伊織ちゃんから手作りのチョコを貰っておいて、私以外のことを考えるなんて許されないんだから!」
おわり
26: 2015/02/16(月) 03:45:11.20 ID:38poMtyG0
・雪歩編
亜美真美「兄ちゃんお帰り~!」
P「ただいま、2人とも」
亜美「兄ちゃん、はいこれ、どーぞ!」
真美「亜美とチョコ用意してみたんだー。溶かして固めてデコっただけだから、味は普通っぽいよ?」
P「それは何よりだ。嬉しいよ。早速いただこうかな」
亜美真美「兄ちゃんお帰り~!」
P「ただいま、2人とも」
亜美「兄ちゃん、はいこれ、どーぞ!」
真美「亜美とチョコ用意してみたんだー。溶かして固めてデコっただけだから、味は普通っぽいよ?」
P「それは何よりだ。嬉しいよ。早速いただこうかな」
27: 2015/02/16(月) 03:46:06.15 ID:38poMtyG0
雪歩「お、お帰りなさい、プロデューサー」
P「ただいま、雪歩」
雪歩「……それ、チョコですか?」
P「うん。今亜美真美から貰ったんだ」
雪歩「そうなんですか。じゃあ、お茶淹れてきますね」タタッ
P「あ、ああ。ありがとう」
P「ただいま、雪歩」
雪歩「……それ、チョコですか?」
P「うん。今亜美真美から貰ったんだ」
雪歩「そうなんですか。じゃあ、お茶淹れてきますね」タタッ
P「あ、ああ。ありがとう」
28: 2015/02/16(月) 03:46:58.35 ID:38poMtyG0
P「ふぅ。何か、あの2人から普通の味の食べ物貰えるとそれだけで感動してしまうな」
雪歩「あ、あのっ。プロ――」
春香「お疲れ様ですっ、プロデューサーさん!」
P「春香。お疲れ様」
春香「これ、チョコケーキです。食べてくださいっ」
P「もしかして、手作りか?」
春香「はいっ。頑張りました!」
雪歩「あ、あのっ。プロ――」
春香「お疲れ様ですっ、プロデューサーさん!」
P「春香。お疲れ様」
春香「これ、チョコケーキです。食べてくださいっ」
P「もしかして、手作りか?」
春香「はいっ。頑張りました!」
29: 2015/02/16(月) 03:48:32.40 ID:38poMtyG0
P「へぇ。楽しみだな」
春香「自信作ですよっ、自信作!」
P「ははっ。凄そうだな。……っと。そうだ。雪歩、どうしたんだ?」
雪歩「ふぇっ? え、えっと、お茶のおかわり、どうですか?」
P「ああ、いただくよ。ありがとう」
雪歩「い、いえ。じゃあ、淹れてきますね」タタッ
春香「自信作ですよっ、自信作!」
P「ははっ。凄そうだな。……っと。そうだ。雪歩、どうしたんだ?」
雪歩「ふぇっ? え、えっと、お茶のおかわり、どうですか?」
P「ああ、いただくよ。ありがとう」
雪歩「い、いえ。じゃあ、淹れてきますね」タタッ
30: 2015/02/16(月) 03:49:45.76 ID:38poMtyG0
P「ふぃー……」ズズッ
律子「ケーキに緑茶って……」
P「コーヒー苦手だからな。見た目の違和感にさえ目を瞑れば何の問題もないぞ」
律子「そういうもんですか?」
P「そういうもん。雪歩のお茶美味しいし」
雪歩「……えへへ」
律子「ケーキに緑茶って……」
P「コーヒー苦手だからな。見た目の違和感にさえ目を瞑れば何の問題もないぞ」
律子「そういうもんですか?」
P「そういうもん。雪歩のお茶美味しいし」
雪歩「……えへへ」
31: 2015/02/16(月) 03:50:46.98 ID:38poMtyG0
律子「……まあ、本人が納得してるなら私から言うことはありませんけど」
律子「はいこれ。どうぞ」スッ
P「え? チョコこれ?」
律子「そうですよ。お世話になってますからね」
P「ありがとう。甘い物好きだから嬉しいよ」
律子「はいはい。喜んでくれて光栄です。……まったくもう」
律子「はいこれ。どうぞ」スッ
P「え? チョコこれ?」
律子「そうですよ。お世話になってますからね」
P「ありがとう。甘い物好きだから嬉しいよ」
律子「はいはい。喜んでくれて光栄です。……まったくもう」
32: 2015/02/16(月) 03:52:08.20 ID:38poMtyG0
雪歩「……プロデューサー、チョコいっぱいですね」
P「そうだなぁ。俺も驚いてるよ」
雪歩「お茶、おかわりしますか?」
P「あ、貰えるか? ごめんな、お茶汲みみたいなことさせて」
雪歩「いえ。……私にできることなんて、このくらいですから」タタッ
P「……?」
P「そうだなぁ。俺も驚いてるよ」
雪歩「お茶、おかわりしますか?」
P「あ、貰えるか? ごめんな、お茶汲みみたいなことさせて」
雪歩「いえ。……私にできることなんて、このくらいですから」タタッ
P「……?」
33: 2015/02/16(月) 03:53:09.44 ID:38poMtyG0
P(あぁ……。まさか事務所のほぼ全員からチョコ貰えるとはな)
P(流石に腹一杯と言うか、胸焼けしそう。……うっぷ)
P(特に貴音の大量のチョコは、嬉しかったが……きつかった)
P(しかも、仕事あんまり進まなかったし。今日は残業だなぁ)
P(どうせだし、もうちょっとソファで休憩してよう)
雪歩「あの、プロデューサー。どうぞ、お茶ですぅ」
P「お。ありがとう、雪歩」
P(流石に腹一杯と言うか、胸焼けしそう。……うっぷ)
P(特に貴音の大量のチョコは、嬉しかったが……きつかった)
P(しかも、仕事あんまり進まなかったし。今日は残業だなぁ)
P(どうせだし、もうちょっとソファで休憩してよう)
雪歩「あの、プロデューサー。どうぞ、お茶ですぅ」
P「お。ありがとう、雪歩」
34: 2015/02/16(月) 03:53:52.46 ID:38poMtyG0
P「……ふぅ。雪歩のお陰だよ」
雪歩「えぇっ!? ど、どうしたんですか、急に?」
P「いや。今日貰ったチョコな。どれも美味しかったし、嬉しかったんだけど」
P「やっぱり甘い物ばかり食べてると、きつくなってくるからな。雪歩のお茶があって本当によかった」
雪歩「え、えへへ。私にできることなんて、それくらいですから……」シュン
P「で」
雪歩「えぇっ!? ど、どうしたんですか、急に?」
P「いや。今日貰ったチョコな。どれも美味しかったし、嬉しかったんだけど」
P「やっぱり甘い物ばかり食べてると、きつくなってくるからな。雪歩のお茶があって本当によかった」
雪歩「え、えへへ。私にできることなんて、それくらいですから……」シュン
P「で」
35: 2015/02/16(月) 03:54:45.68 ID:38poMtyG0
雪歩「……はい?」
P「雪歩はチョコ、持ってないのか?」
雪歩「えぇっ!? も、持ってないですよ!?」アタフタ
P「その反応、怪しいな」
雪歩「ほっ、本当に持ってないですぅ! バレンタインなんて全っ然縁がなくて、忘れちゃってましたから!」
P「……そっかー。雪歩がチョコくれるの、楽しみにしてたのになぁ」
P「雪歩はチョコ、持ってないのか?」
雪歩「えぇっ!? も、持ってないですよ!?」アタフタ
P「その反応、怪しいな」
雪歩「ほっ、本当に持ってないですぅ! バレンタインなんて全っ然縁がなくて、忘れちゃってましたから!」
P「……そっかー。雪歩がチョコくれるの、楽しみにしてたのになぁ」
36: 2015/02/16(月) 03:55:28.51 ID:38poMtyG0
雪歩「えっ?」ピクッ
P「忘れちゃったなら仕方ないか。でも、残念だな。雪歩からのチョコ、欲しかったんだけど」
雪歩「……ほ、ほんとですか?」
雪歩「本当に、私がチョコ渡しても、迷惑じゃないですか?」
P「迷惑な訳ないだろ。欲しいって言ってるんだから」
雪歩「す、すぐ持ってきますぅ!」ガタッ、タタタッ
P「……用意してあるんじゃないか」クス
P「忘れちゃったなら仕方ないか。でも、残念だな。雪歩からのチョコ、欲しかったんだけど」
雪歩「……ほ、ほんとですか?」
雪歩「本当に、私がチョコ渡しても、迷惑じゃないですか?」
P「迷惑な訳ないだろ。欲しいって言ってるんだから」
雪歩「す、すぐ持ってきますぅ!」ガタッ、タタタッ
P「……用意してあるんじゃないか」クス
37: 2015/02/16(月) 03:56:08.75 ID:38poMtyG0
雪歩「ど、どうぞ」スッ
P「ありがとう。嬉しいよ。早速開けてもいいかな?」
雪歩「は、はい。どうぞ。……あの、プロデューサー?」
P「んー?」ガサガサ
雪歩「ど、どうして私のチョコ、欲しかったんですか?」ドキドキ
P「好きだからな」
雪歩「えっ、えぇぇっ!?」
P「ありがとう。嬉しいよ。早速開けてもいいかな?」
雪歩「は、はい。どうぞ。……あの、プロデューサー?」
P「んー?」ガサガサ
雪歩「ど、どうして私のチョコ、欲しかったんですか?」ドキドキ
P「好きだからな」
雪歩「えっ、えぇぇっ!?」
38: 2015/02/16(月) 03:56:56.36 ID:38poMtyG0
雪歩「ぷ、ぷぷプロデューサー!? そ、それって……!」バクバク
P「あれ、さっき言わなかったか? 好きなんだよ、甘い物」
雪歩「え、あ、甘い物が、ですか……」
P「そうそう。だから貰えるもんは貰っときたかったんだ」
雪歩「は、早とちりしやいましたぁ……」ホッ
P「ちょっとやり方が卑しかったかな。ごめんな、催促みたいな真似して」
雪歩「いっ、いえ。そんな。言ってくれなかったら、家で泣きながら独りで食べてるところでしたから」
P「あれ、さっき言わなかったか? 好きなんだよ、甘い物」
雪歩「え、あ、甘い物が、ですか……」
P「そうそう。だから貰えるもんは貰っときたかったんだ」
雪歩「は、早とちりしやいましたぁ……」ホッ
P「ちょっとやり方が卑しかったかな。ごめんな、催促みたいな真似して」
雪歩「いっ、いえ。そんな。言ってくれなかったら、家で泣きながら独りで食べてるところでしたから」
39: 2015/02/16(月) 03:57:47.66 ID:38poMtyG0
P「折角作ったのにそれじゃ勿体ないな。……お。抹茶か。好きな味だ」
雪歩「ほんとですか!?」
P「ああ。ほんのり苦いのが、いいよな。どれ、早速1つ」パクッ
雪歩「ど、どうですか……?」
P「美味しいよ。手作りか?」
雪歩「はい。バレンタインだから、頑張ってみましたぁ。えへへ」
雪歩「ほんとですか!?」
P「ああ。ほんのり苦いのが、いいよな。どれ、早速1つ」パクッ
雪歩「ど、どうですか……?」
P「美味しいよ。手作りか?」
雪歩「はい。バレンタインだから、頑張ってみましたぁ。えへへ」
41: 2015/02/16(月) 03:58:59.29 ID:38poMtyG0
P「さっきは縁がなくて忘れてたなんて言ってた癖に」
雪歩「はぅっ。そ、それは言っちゃ駄目ですぅ!」
P「ははっ、ごめんごめん。雪歩もやっぱり、抹茶味は好きなのか?」
雪歩「あ、はい。私、お茶が関連してるものなら、何でも好きなんです」
P「雪歩らしいな。まあ俺も同じだけど」
雪歩「えへへ。嬉しいです」
雪歩「はぅっ。そ、それは言っちゃ駄目ですぅ!」
P「ははっ、ごめんごめん。雪歩もやっぱり、抹茶味は好きなのか?」
雪歩「あ、はい。私、お茶が関連してるものなら、何でも好きなんです」
P「雪歩らしいな。まあ俺も同じだけど」
雪歩「えへへ。嬉しいです」
42: 2015/02/16(月) 04:00:04.08 ID:38poMtyG0
P「お茶と言えば、雪歩だからな」
雪歩「は、はい。あ、ありがとうございます……?」キョトン
P「……駄目か」ボソッ
雪歩「え? プロデューサー、今、なんて?」
P「いや、何でもないよ。どうしても欲しかったチョコだからな、って」
雪歩「ふぇ!? あ、あぁ。抹茶味、お好きなんですよね。ま、また早とちりしちゃうところでした」
雪歩「は、はい。あ、ありがとうございます……?」キョトン
P「……駄目か」ボソッ
雪歩「え? プロデューサー、今、なんて?」
P「いや、何でもないよ。どうしても欲しかったチョコだからな、って」
雪歩「ふぇ!? あ、あぁ。抹茶味、お好きなんですよね。ま、また早とちりしちゃうところでした」
43: 2015/02/16(月) 04:01:43.07 ID:38poMtyG0
P「……本当はな、雪歩のチョコだから欲しかったんだ」
雪歩「え、……そ、それって、その……」ドキッ
P「ほら、口開けて」ヒョイ
雪歩「えぇ!? え、えと、その……あ、あーん……」カァァァ
雪歩「あむっ」モグモグ
雪歩「……甘いですぅ」
P「嫌いか?」
雪歩「い、いいえ。……好き、です」
雪歩「え、……そ、それって、その……」ドキッ
P「ほら、口開けて」ヒョイ
雪歩「えぇ!? え、えと、その……あ、あーん……」カァァァ
雪歩「あむっ」モグモグ
雪歩「……甘いですぅ」
P「嫌いか?」
雪歩「い、いいえ。……好き、です」
44: 2015/02/16(月) 04:02:41.72 ID:38poMtyG0
雪歩「……隣、行ってもいいですか?」
P「いいよ。どうぞ」ポンポン
雪歩「し、失礼します」
雪歩「えっと、じゃあ、私からも」スッ
P「ああ、ありがとう」パクッ
P「いいよ。どうぞ」ポンポン
雪歩「し、失礼します」
雪歩「えっと、じゃあ、私からも」スッ
P「ああ、ありがとう」パクッ
45: 2015/02/16(月) 04:03:18.07 ID:38poMtyG0
P「甘いな」
雪歩「好きですか?」
P「好きだよ。……雪歩」
雪歩「んむっ」
P「……甘いな」
雪歩「……はい。甘いですぅ」
おわり
雪歩「好きですか?」
P「好きだよ。……雪歩」
雪歩「んむっ」
P「……甘いな」
雪歩「……はい。甘いですぅ」
おわり
46: 2015/02/16(月) 04:04:46.21 ID:38poMtyG0
用意してあったものは以上です。眠いので他のアイドルちゃん達のはないと思いますぅ。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
48: 2015/02/16(月) 09:45:59.24
乙
みんな可愛い
みんな可愛い
引用元: P「バレンタイン掌編」
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