1: 2015/12/04(金) 11:53:26.04 ID:WhT3m+Tc0
■結衣「名探偵っスか!?雪乃ちゃん!」
結衣「ゆきのんは近所でも評判の美人高校生だよ」
結衣「この世のすべての犯罪者は、たとえ同じ学校の生徒だろうが」
結衣「決して容赦することなく警察に通報するくらいの心構えだよ」
「タスケテー」
結衣「って、さっそく事件みたい!」
戸塚「助けてー!悪質なストーカーが追いかけてきて!」
結衣「悪質なストーカー!?」
八幡「ウエヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ//」
八幡「戸塚ーーーーーお医者さんごっこしようぜーーーー」
八幡「大丈夫だーーーーー。男同士でやることだからーーーー何も問題ねーよーー」
八幡「うへへへへへへへへへへへへ//」
ピーポーピーポー
警察「おとなしくしなさい!」
八幡「ち、違う!俺は変態じゃない!変態という名の紳士…」
警察「そういうのはいいから!」
結衣(氏んだ目で半笑いのヒッキーがマジ怖かったから、ゆきのんじゃなくて警察呼んじゃった…)
「さすが雪乃ちゃん!登場せずに事件解決!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449197605/
結衣「ゆきのんは近所でも評判の美人高校生だよ」
結衣「この世のすべての犯罪者は、たとえ同じ学校の生徒だろうが」
結衣「決して容赦することなく警察に通報するくらいの心構えだよ」
「タスケテー」
結衣「って、さっそく事件みたい!」
戸塚「助けてー!悪質なストーカーが追いかけてきて!」
結衣「悪質なストーカー!?」
八幡「ウエヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ//」
八幡「戸塚ーーーーーお医者さんごっこしようぜーーーー」
八幡「大丈夫だーーーーー。男同士でやることだからーーーー何も問題ねーよーー」
八幡「うへへへへへへへへへへへへ//」
ピーポーピーポー
警察「おとなしくしなさい!」
八幡「ち、違う!俺は変態じゃない!変態という名の紳士…」
警察「そういうのはいいから!」
結衣(氏んだ目で半笑いのヒッキーがマジ怖かったから、ゆきのんじゃなくて警察呼んじゃった…)
「さすが雪乃ちゃん!登場せずに事件解決!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449197605/
3: 2015/12/04(金) 12:03:50.48 ID:WhT3m+Tc0
■雪乃「比企谷くんを無視してみるわ」
ガラララッ
八幡「うす」
雪乃「こんにちは」
雪乃(挨拶ぐらいはいいわよね)
* * *
八幡「じゃ、帰るわ」
雪乃「さようなら」
雪乃「…」
雪乃(ふぅ…今日の部活も終了…)
雪乃「…」
雪乃「………」
雪乃(部活中…会話が皆無だったわね)シュン
ガラララッ
八幡「うす」
雪乃「こんにちは」
雪乃(挨拶ぐらいはいいわよね)
* * *
八幡「じゃ、帰るわ」
雪乃「さようなら」
雪乃「…」
雪乃(ふぅ…今日の部活も終了…)
雪乃「…」
雪乃「………」
雪乃(部活中…会話が皆無だったわね)シュン
4: 2015/12/04(金) 12:22:45.26 ID:WhT3m+Tc0
■いろは「先輩ー先輩ー先輩ー♪」八幡「…」
いろは「という感じで、葉山先輩と遊べなかったというかー」
八幡「…」
いろは「先輩、聞いてます?」
八幡「あー、聞いてるぞ」
いろは「むー」ブスー
八幡(前々から疑問だったんだが、なんで俺の事『先輩』なんだろう…)
八幡(葉山や雪ノ下の事は『葉山先輩』『雪ノ下先輩』なのに…)
八幡(…)
八幡「なぁ…」
いろは「なんですか?」
八幡「俺の名前知ってる?」
いろは「は?なに言ってるんですか?」
八幡(いろはす、素の声マジ怖い。マジいろはす)
八幡「い、いや、俺の事『先輩』って呼ぶからさ。ほかのやつは『○○先輩』なのに…」
いろは「あー、もしかして、『俺も一色に名前で呼んでほしいな』アピールですかー?本当にキモいんでやめてください」
八幡「いや、そういうわけじゃないんだが…まぁ、この件は忘れてくれ」
いろは「…」
いろは(最初は眼中にもなかったから、覚えるつもりもなかったんだけど…)
いろは「…」
いろは「今さら名前で呼ぶのも…なんか意識しちゃったみたいで恥ずかしいというか…」ボソッ
八幡「ん?何か言ったか?」
いろは「いーえ、それよりですね。葉山先輩がー」
八幡「あー。はいはい」
いろは「という感じで、葉山先輩と遊べなかったというかー」
八幡「…」
いろは「先輩、聞いてます?」
八幡「あー、聞いてるぞ」
いろは「むー」ブスー
八幡(前々から疑問だったんだが、なんで俺の事『先輩』なんだろう…)
八幡(葉山や雪ノ下の事は『葉山先輩』『雪ノ下先輩』なのに…)
八幡(…)
八幡「なぁ…」
いろは「なんですか?」
八幡「俺の名前知ってる?」
いろは「は?なに言ってるんですか?」
八幡(いろはす、素の声マジ怖い。マジいろはす)
八幡「い、いや、俺の事『先輩』って呼ぶからさ。ほかのやつは『○○先輩』なのに…」
いろは「あー、もしかして、『俺も一色に名前で呼んでほしいな』アピールですかー?本当にキモいんでやめてください」
八幡「いや、そういうわけじゃないんだが…まぁ、この件は忘れてくれ」
いろは「…」
いろは(最初は眼中にもなかったから、覚えるつもりもなかったんだけど…)
いろは「…」
いろは「今さら名前で呼ぶのも…なんか意識しちゃったみたいで恥ずかしいというか…」ボソッ
八幡「ん?何か言ったか?」
いろは「いーえ、それよりですね。葉山先輩がー」
八幡「あー。はいはい」
5: 2015/12/04(金) 12:43:00.58 ID:WhT3m+Tc0
■八幡「最近、ラッキースケベが多すぎて困る」雪乃「…」
雪乃「相談があるというから、何かと思えば…」
結衣「ヒッキー…キモイ」
八幡「いや、俺の話を聞いてくれ!」
結衣「えー」
八幡「今日、偶然、戸塚が転ぼうとして、俺が受け止めたんだ」
八幡「すごくいい匂いで、俺の意識が飛びそうになってな」
雪乃「…そう」
八幡「昨日は、俺が体操服に着替えるところを偶然戸塚に見られて」
八幡「戸塚の目を…純粋な目を…俺の半裸なんかで汚してしまって……」
結衣「…同じ男子だから、何も変じゃないし」
八幡「一昨日なんか-----」
雪乃「相談があるというから、何かと思えば…」
結衣「ヒッキー…キモイ」
八幡「いや、俺の話を聞いてくれ!」
結衣「えー」
八幡「今日、偶然、戸塚が転ぼうとして、俺が受け止めたんだ」
八幡「すごくいい匂いで、俺の意識が飛びそうになってな」
雪乃「…そう」
八幡「昨日は、俺が体操服に着替えるところを偶然戸塚に見られて」
八幡「戸塚の目を…純粋な目を…俺の半裸なんかで汚してしまって……」
結衣「…同じ男子だから、何も変じゃないし」
八幡「一昨日なんか-----」
6: 2015/12/04(金) 12:43:29.79 ID:WhT3m+Tc0
* * *
八幡「という感じだ」
雪乃「…そう、よかったわね」
結衣「…うん、よかったね。ヒッキー」
八幡「お願いだ!助けてくれ!このままだと興奮して夜も眠れなく…いや、戸塚に悪くて申し訳ない」
雪乃(はぁ…)
結衣(というか、あたしでラッキースケベあればいいのに…)
雪乃・結衣「はぁ…」
八幡「どうにかしてくれよ!ラブコメの神様!」
八幡「という感じだ」
雪乃「…そう、よかったわね」
結衣「…うん、よかったね。ヒッキー」
八幡「お願いだ!助けてくれ!このままだと興奮して夜も眠れなく…いや、戸塚に悪くて申し訳ない」
雪乃(はぁ…)
結衣(というか、あたしでラッキースケベあればいいのに…)
雪乃・結衣「はぁ…」
八幡「どうにかしてくれよ!ラブコメの神様!」
7: 2015/12/04(金) 13:06:50.75 ID:WhT3m+Tc0
■八幡「…」雪乃「比企谷くんが不機嫌のようね」
八幡「…」ムスー
雪乃(比企谷くんが不機嫌だわ…なぜかしら?)
八幡「…」
雪乃「ふむ。暇だし少し考えてみましょうか…」
八幡「…」
雪乃「まず、比企谷くんは私が好き。これは決定的ね」
八幡「…」
雪乃「ああ、そういえば、昨日、知らない男の人に道を尋ねられたわね」
雪乃「その時にたまたま比企谷くんもいたわ」
雪乃「なるほど。それで嫉妬しているわけね」
雪乃「ふぅ…まったく男って面倒ね」クスッ
八幡「いや、歯が痛いだけなんだが」
雪乃「え?」
八幡「あと、全部聞こえてたからな。さっきの」
雪乃「………………………………………………え?」
* * *
ガラララッ
結衣「やっはろー………って、あれ?いろはちゃん?」
いろは「こんにちはです。結衣先輩」
結衣「あれ?ゆきのんとヒッキーは?」
いろは「雪ノ下先輩が『お寺に修行に行く』って、言い出したらしくて、それを先輩が止めに行ってくるらしいです」
結衣「お寺…巫女さんにでもなるのかな?」
いろは「いや、それは神社だと思いますよ。結衣先輩」
八幡「…」ムスー
雪乃(比企谷くんが不機嫌だわ…なぜかしら?)
八幡「…」
雪乃「ふむ。暇だし少し考えてみましょうか…」
八幡「…」
雪乃「まず、比企谷くんは私が好き。これは決定的ね」
八幡「…」
雪乃「ああ、そういえば、昨日、知らない男の人に道を尋ねられたわね」
雪乃「その時にたまたま比企谷くんもいたわ」
雪乃「なるほど。それで嫉妬しているわけね」
雪乃「ふぅ…まったく男って面倒ね」クスッ
八幡「いや、歯が痛いだけなんだが」
雪乃「え?」
八幡「あと、全部聞こえてたからな。さっきの」
雪乃「………………………………………………え?」
* * *
ガラララッ
結衣「やっはろー………って、あれ?いろはちゃん?」
いろは「こんにちはです。結衣先輩」
結衣「あれ?ゆきのんとヒッキーは?」
いろは「雪ノ下先輩が『お寺に修行に行く』って、言い出したらしくて、それを先輩が止めに行ってくるらしいです」
結衣「お寺…巫女さんにでもなるのかな?」
いろは「いや、それは神社だと思いますよ。結衣先輩」
10: 2015/12/04(金) 14:59:53.52 ID:WhT3m+Tc0
■結衣「ヒッキーに恋人ができたの!?」八幡「ああ」
雪乃「…」
結衣「…」
いろは「なるほど、それでお二人は失神しているわけですね…」
平塚「ああ、そういうわけだ」
雪乃「い、いえ。よく考えたら、あの男の勘違いの可能性もありえるのですが」
平塚「復活したのか、雪ノ下」
雪乃「告白もしていないのに近くにいるだけで、付き合っていると勘違いしている可能性が」
結衣「えへへ~」
雪乃「いえ、あなたの事ではないわ」
結衣「え?」
いろは「なるほど、だから最近わたしに優しく…」
雪乃「なっ!?」
結衣「え!?なに!?どんな感じで優しくしてくれたの!?」
いろは「例えばですね。今日、図書館で高い所にある本を先輩がとってくれました♪」
雪乃「…」
結衣「…」
いろは「ふふん♪」
雪乃(ま、まさか…本当に一色さんの事を…)
結衣(う、羨ましくなんかないもん!)
平塚「そんな事なら私もあるぞ」
雪乃「!!」
平塚「プリントを運んで貰ったしな。やはり私の前で力強い男をアピールしたかったのだろう」
結衣「…」
平塚「それに昨日なんて、呼び出しをしたら、すぐに私の所に来てくれた。私の事が恋しかったのだろう」
雪乃「平塚先生。それはあなたが教師だからだと思うのですが」
平塚「…え?」
雪乃「先生に言われたら、どの生徒だってそうすると思います」
平塚「…そんなバカな…」
雪乃「…」
結衣「…」
いろは「なるほど、それでお二人は失神しているわけですね…」
平塚「ああ、そういうわけだ」
雪乃「い、いえ。よく考えたら、あの男の勘違いの可能性もありえるのですが」
平塚「復活したのか、雪ノ下」
雪乃「告白もしていないのに近くにいるだけで、付き合っていると勘違いしている可能性が」
結衣「えへへ~」
雪乃「いえ、あなたの事ではないわ」
結衣「え?」
いろは「なるほど、だから最近わたしに優しく…」
雪乃「なっ!?」
結衣「え!?なに!?どんな感じで優しくしてくれたの!?」
いろは「例えばですね。今日、図書館で高い所にある本を先輩がとってくれました♪」
雪乃「…」
結衣「…」
いろは「ふふん♪」
雪乃(ま、まさか…本当に一色さんの事を…)
結衣(う、羨ましくなんかないもん!)
平塚「そんな事なら私もあるぞ」
雪乃「!!」
平塚「プリントを運んで貰ったしな。やはり私の前で力強い男をアピールしたかったのだろう」
結衣「…」
平塚「それに昨日なんて、呼び出しをしたら、すぐに私の所に来てくれた。私の事が恋しかったのだろう」
雪乃「平塚先生。それはあなたが教師だからだと思うのですが」
平塚「…え?」
雪乃「先生に言われたら、どの生徒だってそうすると思います」
平塚「…そんなバカな…」
11: 2015/12/04(金) 15:00:24.32 ID:WhT3m+Tc0
いろは「じゃあ、決まりましたね」
雪乃「な、なななな、何がかしら?」
いろは「先輩の彼女ですよ。いやーまさか先輩がわたしと付き合ってるって勘違いしてるなんてー」
結衣「ま、まだ決まってないし!」
いろは「いやー先輩の彼女なんて困っちゃうなー」テレテレ
雪乃「くっ」
ガララッ
戸塚「こんにちはー」
結衣「さいちゃんだ!やっはろー」
戸塚「うん。やっはろー」
結衣「どうかしたの?」
戸塚「うん。八幡は?」
結衣「今日は用事があるって、もう帰ったよ?」
戸塚「もうっ。今日はここで待ち合わせって約束してたのに」
雪乃「え?
結衣「え?」
いろは「…」
雪乃「え?」
戸塚「八幡とデートの約束なんだけど、八幡ってば、たまに場所を間違えるんだ。おっちょこちょいさんだよね♪」
結衣「え?」
戸塚「ごめんね。部活中お邪魔して…それじゃお邪魔しましたー」
ガララララッ(閉めた音)
雪乃「∵」
結衣「∵」
平塚「∵」
いろは「やっぱりこんなオチですか。そうですか」
雪乃「な、なななな、何がかしら?」
いろは「先輩の彼女ですよ。いやーまさか先輩がわたしと付き合ってるって勘違いしてるなんてー」
結衣「ま、まだ決まってないし!」
いろは「いやー先輩の彼女なんて困っちゃうなー」テレテレ
雪乃「くっ」
ガララッ
戸塚「こんにちはー」
結衣「さいちゃんだ!やっはろー」
戸塚「うん。やっはろー」
結衣「どうかしたの?」
戸塚「うん。八幡は?」
結衣「今日は用事があるって、もう帰ったよ?」
戸塚「もうっ。今日はここで待ち合わせって約束してたのに」
雪乃「え?
結衣「え?」
いろは「…」
雪乃「え?」
戸塚「八幡とデートの約束なんだけど、八幡ってば、たまに場所を間違えるんだ。おっちょこちょいさんだよね♪」
結衣「え?」
戸塚「ごめんね。部活中お邪魔して…それじゃお邪魔しましたー」
ガララララッ(閉めた音)
雪乃「∵」
結衣「∵」
平塚「∵」
いろは「やっぱりこんなオチですか。そうですか」
12: 2015/12/04(金) 15:13:00.65 ID:WhT3m+Tc0
■結衣「最近、ゆきのんとヒッキーが面倒くさい」
ガララッ
結衣「やっはろー」
雪乃「あなたってそんな人だったのね!?失望したわ!」
八幡「俺だって失望したぞ。雪ノ下雪乃がそんな人間だったなんてな…」
雪乃「理想を押し付けないで!」
八幡「雪ノ下だって押し付けてきただろう!」
結衣「ちょっとまって!どうしたの!?二人がケンカなんて!」
八幡「聞いてくれ!由比ヶ浜!」
雪乃「由比ヶ浜さん、私の話を聞いて!」
八幡「雪ノ下が『比企谷くんの声って魅力的ね。もっと聞かせて』って言ってくるんだ!」
雪乃「比企谷くんが『雪ノ下の話って面白いな。もっと聞かせてくれ』って言ってくるのよ!」
八幡「だから、雪ノ下の話が好きなんだよ!もっと俺に雪ノ下の全てを教えてくれ!」
雪乃「ひどいでしょう!?私は比企谷くんの声が好きなの!録音して編集して今晩の…ごほんごほん。もっとずっと聞いていたいだけなのに!」
八幡「由比ヶ浜もそう思うだろ!?」
雪乃「由比ヶ浜さんは私の味方よね!?」
結衣「うわぁ…」
ガララッ
結衣「やっはろー」
雪乃「あなたってそんな人だったのね!?失望したわ!」
八幡「俺だって失望したぞ。雪ノ下雪乃がそんな人間だったなんてな…」
雪乃「理想を押し付けないで!」
八幡「雪ノ下だって押し付けてきただろう!」
結衣「ちょっとまって!どうしたの!?二人がケンカなんて!」
八幡「聞いてくれ!由比ヶ浜!」
雪乃「由比ヶ浜さん、私の話を聞いて!」
八幡「雪ノ下が『比企谷くんの声って魅力的ね。もっと聞かせて』って言ってくるんだ!」
雪乃「比企谷くんが『雪ノ下の話って面白いな。もっと聞かせてくれ』って言ってくるのよ!」
八幡「だから、雪ノ下の話が好きなんだよ!もっと俺に雪ノ下の全てを教えてくれ!」
雪乃「ひどいでしょう!?私は比企谷くんの声が好きなの!録音して編集して今晩の…ごほんごほん。もっとずっと聞いていたいだけなのに!」
八幡「由比ヶ浜もそう思うだろ!?」
雪乃「由比ヶ浜さんは私の味方よね!?」
結衣「うわぁ…」
13: 2015/12/04(金) 15:13:31.06 ID:WhT3m+Tc0
* * *
雪乃「今日はクッキーを作ってきたわ」
結衣「やったーゆきのんのクッキーだー♪」
八幡「…」
結衣「ヒッキーの分は?」
雪乃「はぁ…一応作ってきたわ。はい。これが比企谷くんの分」
八幡「お、おう。…ありがとう」
結衣「って、あれ?全部ハート……う、ううん。なんでもないよ?」
八幡「っ//」
雪乃「え?あっ、こ、これは、た、たまたまというか」
八幡「そ、そうか。たまたまなら仕方ないよな」
雪乃「そ、そうよ。仕方のないことよ」
結衣(二人とも初恋の中学生みたいに顔真っ赤に…)
結衣(はぁ…いっその事、付き合ってくれればいいのに…)
雪乃「今日はクッキーを作ってきたわ」
結衣「やったーゆきのんのクッキーだー♪」
八幡「…」
結衣「ヒッキーの分は?」
雪乃「はぁ…一応作ってきたわ。はい。これが比企谷くんの分」
八幡「お、おう。…ありがとう」
結衣「って、あれ?全部ハート……う、ううん。なんでもないよ?」
八幡「っ//」
雪乃「え?あっ、こ、これは、た、たまたまというか」
八幡「そ、そうか。たまたまなら仕方ないよな」
雪乃「そ、そうよ。仕方のないことよ」
結衣(二人とも初恋の中学生みたいに顔真っ赤に…)
結衣(はぁ…いっその事、付き合ってくれればいいのに…)
14: 2015/12/04(金) 15:14:06.43 ID:WhT3m+Tc0
* * *
雪乃「比企谷くん。少し付き合ってくれないかしら?」
八幡「なんで?」
雪乃「平塚先生から買い物を頼まれているの。少し男手が必要で…」
八幡「わかった。今から行くか?」
雪乃「いえ。もう少ししてから」
八幡「おう」
雪乃「…」
八幡「…」
結衣(二人でお出かけできるせいか)
結衣(二人とも嬉しそうにニヤニヤしてる…)
結衣(…)
結衣「二人とも嬉しそうだね?」
雪乃「!?」
八幡「っ!」
雪乃「べ、別に嬉しそうになんかしていないわよ?由比ヶ浜さん!」
雪乃「そもそも、この男と二人っきりなんて身の危険を感じていて…」
雪乃「もし、そんな関係になったらなーとか思ってないわけでもないないわけで」
雪乃「じゃなくて!」
雪乃「そう!私は憂鬱だったの!買い物が嫌で嫌で!」
八幡「そうだぞ。由比ヶ浜。俺もすごく嫌でな」
結衣「え?別に『お出かけが嬉しいの?』なんて言ってないよ?」
雪乃「比企谷くん。少し付き合ってくれないかしら?」
八幡「なんで?」
雪乃「平塚先生から買い物を頼まれているの。少し男手が必要で…」
八幡「わかった。今から行くか?」
雪乃「いえ。もう少ししてから」
八幡「おう」
雪乃「…」
八幡「…」
結衣(二人でお出かけできるせいか)
結衣(二人とも嬉しそうにニヤニヤしてる…)
結衣(…)
結衣「二人とも嬉しそうだね?」
雪乃「!?」
八幡「っ!」
雪乃「べ、別に嬉しそうになんかしていないわよ?由比ヶ浜さん!」
雪乃「そもそも、この男と二人っきりなんて身の危険を感じていて…」
雪乃「もし、そんな関係になったらなーとか思ってないわけでもないないわけで」
雪乃「じゃなくて!」
雪乃「そう!私は憂鬱だったの!買い物が嫌で嫌で!」
八幡「そうだぞ。由比ヶ浜。俺もすごく嫌でな」
結衣「え?別に『お出かけが嬉しいの?』なんて言ってないよ?」
15: 2015/12/04(金) 15:15:13.82 ID:WhT3m+Tc0
結衣「ただ『嬉しそうだね?』って言っただけで、なんで『お出かけが嬉しいの?』になるの?」
雪乃「い、いえ…それは…その…」
結衣「もしかして、ゆきのん。ヒッキーとお出かけが楽しみにしてるとか?」
雪乃「そ、それは…ち、ちが…」
八幡「もうそこまでにしておいてやれ」
結衣「ヒッキーも嬉しいくせに」
八幡「まぁな。頼りにされるのも悪くないかもな」
結衣「ふーん。そんな言い訳するんだ…」
八幡「言い訳じゃねーよ」
結衣「じゃあ、あたしも行こうかなー。暇だし」
雪乃「!?」
八幡「っ!?」
結衣(二人とも絶望したような表情に……)
結衣「って、そうだった。今日はいろはちゃんと用事が…」
雪乃「そう。それなら仕方ないわね。残念だけど、由比ヶ浜さんは今度また機会があったときに」
八幡「そうだな」
結衣「もうっ!二人ともそんな嬉しそうにしないでよ!」
雪乃「う、嬉しそうになんかしてないわよ?」
八幡「だな」
結衣(もう付き合っちゃえばいいの!)
結衣「もうこの二人!面倒くさすぎる!」
雪乃「い、いえ…それは…その…」
結衣「もしかして、ゆきのん。ヒッキーとお出かけが楽しみにしてるとか?」
雪乃「そ、それは…ち、ちが…」
八幡「もうそこまでにしておいてやれ」
結衣「ヒッキーも嬉しいくせに」
八幡「まぁな。頼りにされるのも悪くないかもな」
結衣「ふーん。そんな言い訳するんだ…」
八幡「言い訳じゃねーよ」
結衣「じゃあ、あたしも行こうかなー。暇だし」
雪乃「!?」
八幡「っ!?」
結衣(二人とも絶望したような表情に……)
結衣「って、そうだった。今日はいろはちゃんと用事が…」
雪乃「そう。それなら仕方ないわね。残念だけど、由比ヶ浜さんは今度また機会があったときに」
八幡「そうだな」
結衣「もうっ!二人ともそんな嬉しそうにしないでよ!」
雪乃「う、嬉しそうになんかしてないわよ?」
八幡「だな」
結衣(もう付き合っちゃえばいいの!)
結衣「もうこの二人!面倒くさすぎる!」
16: 2015/12/04(金) 15:34:43.72 ID:WhT3m+Tc0
■八幡「はいはい。あざといあざとい」いろは「むー」
いろは「あざとい。あざとい!って、わたしのどの部分があざといって言うんですか?」
八幡「そうだな」
八幡「例えば一人称かな?」
いろは「…え?」
八幡「雪ノ下は『私』だろ。だいたい『私』が多い。まぁ、由比ヶ浜とか『あたし』で例外だが…」
いろは「わたしも『わたし』ですよ?」
八幡「いや、お前…ひらがなだろ…」
いろは「え?」
八幡「『私』で自分を呼ぶやつは全員『私』なんだよ。でもお前だけ『わたし』。な?あざといだろ?」
いろは「…」
八幡(いろはすさん。顔真っ赤にして…………怒ってらっしゃる)
八幡(まさか…素だったのか?)
いろは「…」
いろは(ま、まさか。先輩がそこまでわたしの事を…細かい所まで見ていてくれてるなんて…)
いろは(………)
いろは(くっ//)
八幡「あー、その悪かったな。ほら何か奢るから許してくれ…な?」
いろは「じゃあ、甘々なやつがいいです!」
八幡「じゃあ、マッカンだな!」
いろは「…それでいいです」
八幡「…なんで残念そうなんだよ」
いろは「いいえ。先輩がくれるものなら何でも嬉しいですよ♪」ニコッ
八幡「あー。はいはい。あざといあざとい」
いろは「あざとい。あざとい!って、わたしのどの部分があざといって言うんですか?」
八幡「そうだな」
八幡「例えば一人称かな?」
いろは「…え?」
八幡「雪ノ下は『私』だろ。だいたい『私』が多い。まぁ、由比ヶ浜とか『あたし』で例外だが…」
いろは「わたしも『わたし』ですよ?」
八幡「いや、お前…ひらがなだろ…」
いろは「え?」
八幡「『私』で自分を呼ぶやつは全員『私』なんだよ。でもお前だけ『わたし』。な?あざといだろ?」
いろは「…」
八幡(いろはすさん。顔真っ赤にして…………怒ってらっしゃる)
八幡(まさか…素だったのか?)
いろは「…」
いろは(ま、まさか。先輩がそこまでわたしの事を…細かい所まで見ていてくれてるなんて…)
いろは(………)
いろは(くっ//)
八幡「あー、その悪かったな。ほら何か奢るから許してくれ…な?」
いろは「じゃあ、甘々なやつがいいです!」
八幡「じゃあ、マッカンだな!」
いろは「…それでいいです」
八幡「…なんで残念そうなんだよ」
いろは「いいえ。先輩がくれるものなら何でも嬉しいですよ♪」ニコッ
八幡「あー。はいはい。あざといあざとい」
17: 2015/12/04(金) 15:46:54.68 ID:WhT3m+Tc0
■いろは「ここからずっとわたしのターン!」雪乃「!?」結衣「!」
ガララッ
八幡「おう。お帰り」
いろは「あーもうっ。疲れたー」
八幡「いつもいつも仕事お疲れな」
いろは「…」
八幡「ん?」
いろは「むーっ。忘れてる!」
八幡「あー…その玄関で恥ずかしくてな」
いろは「愛する奥さんが働いてきたんだから!」
八幡「わかった。わかったって…ほら」
いろは「んっ…」
ナデナデ
八幡「今日も一日お疲れさま」
いろは「えへへへ//」
八幡「お風呂にするか?それとも飯にするか?」
いろは「八幡とお風呂にする♪」
八幡「あー…もう…本当に困った…可愛い奥さんだな」ナデナデ
いろは「えへへー」
* * *
ガバッ
いろは「ハッ!夢!?」
いろは「……」
いろは「っ~~~//」カァー
いろは「ないないないないない!」
いろは「先輩となんて絶対にないんだから!」
いろは「本当に!」
ガララッ
八幡「おう。お帰り」
いろは「あーもうっ。疲れたー」
八幡「いつもいつも仕事お疲れな」
いろは「…」
八幡「ん?」
いろは「むーっ。忘れてる!」
八幡「あー…その玄関で恥ずかしくてな」
いろは「愛する奥さんが働いてきたんだから!」
八幡「わかった。わかったって…ほら」
いろは「んっ…」
ナデナデ
八幡「今日も一日お疲れさま」
いろは「えへへへ//」
八幡「お風呂にするか?それとも飯にするか?」
いろは「八幡とお風呂にする♪」
八幡「あー…もう…本当に困った…可愛い奥さんだな」ナデナデ
いろは「えへへー」
* * *
ガバッ
いろは「ハッ!夢!?」
いろは「……」
いろは「っ~~~//」カァー
いろは「ないないないないない!」
いろは「先輩となんて絶対にないんだから!」
いろは「本当に!」
18: 2015/12/04(金) 16:16:06.96 ID:WhT3m+Tc0
■八幡「戸塚のリコーダー!ぺろぺろぺろぺろー」雪乃「…ひぃっ」
この世の中。わからない事だらけだ。
まず、高校なのに、なぜか戸塚の机の上にリコーダーが置いてあって
それを洗浄していたら、なぜか雪ノ下雪乃に見られていて
そして、俺はなぜか雪ノ下雪乃に脅されることになった。
世の中わからない事だらけだ。
八幡「そ、そんな事できない!」
雪乃「あら?この写真を戸塚くんに見せてもいいのかしら?」
八幡「ぐっ!」
雪乃「さあ、由比ヶ浜さんが来る前に!」
八幡「わかった…」
この世の中。わからない事だらけだ。
まず、高校なのに、なぜか戸塚の机の上にリコーダーが置いてあって
それを洗浄していたら、なぜか雪ノ下雪乃に見られていて
そして、俺はなぜか雪ノ下雪乃に脅されることになった。
世の中わからない事だらけだ。
八幡「そ、そんな事できない!」
雪乃「あら?この写真を戸塚くんに見せてもいいのかしら?」
八幡「ぐっ!」
雪乃「さあ、由比ヶ浜さんが来る前に!」
八幡「わかった…」
19: 2015/12/04(金) 16:21:06.53 ID:WhT3m+Tc0
ギュッ
雪乃「っ//」
八幡「……」
雪乃「はぁ…あなたには次は『ナデナデする』ように命令しておいたはずだけれど」
雪乃「そんな簡単なこと一つできないのね」
雪乃「あなたの程度の低さは計算に入れていたつもりだけど、正直ここまでとは思ってなかったわ」
雪乃「小学生以下の…」
八幡「……」
ナデナデ
雪乃「脳みゅっ//」
八幡「ん?脳がどうかしたのか?」
雪乃「急に触らないでくれるかしら?」
八幡「じゃあ、やめるか…」
スッ
雪乃「あっ…」
八幡「ん?触らない方がよかったんだろ?」
雪乃「そ、その…急だったから…ちょっとびっくりしただけで…」
雪乃「別に嫌だったわけでは…」
八幡「冗談だ。わるかったな」
ナデナデ
雪乃「んっ…//」
八幡(猫みたいにすごく満足している顔をしている…)
八幡(あぁ…どうしようもなく雪ノ下は魅力的だ…)
この世の中わからない事だらけだ。
戸塚以外ありえないと思っていた俺が
いつの間にか雪ノ下の虜になっているなんて…
本当に世の中わからない事だらけだ。
八幡「雪ノ下。そのなんだ…実は俺…お前の事が…」
20: 2015/12/04(金) 16:27:05.53 ID:WhT3m+Tc0
■雪乃「机の上にリコーダーを置いていたら、比企谷くんがペロペロしていた」
この世の中。ほとんどが計算で出来ている。
そして、感情だけは計算できないと言われている。
でも、私は----。
欲しいものを手に入れるためには、計算が必要だ。
八幡「戸塚のリコーダー!ぺろぺろぺろぺろー」
雪乃(計算通りね!)
雪乃(私が使っていたリコーダー!)
雪乃(それを戸塚くんの机の上においておけば、あの男は舐める!)
雪乃(全ては計算通り!あの男の感情程度、計算できる!)
雪乃(あとは、カメラで…)
ピロロン♪
八幡「え?」
雪乃「ひぃっ」
雪乃「ひ、比企谷くん?な、なにをやっているの?」
八幡「ち、違うんだ。なぜかリコーダーがここにあって」
八幡「そして、汚れていたらダメだから、俺の口で洗浄していただけで…」
雪乃「な、なにが違うの?」
八幡「この世の中。わからない事だらけで」
雪乃「……なるほど」
八幡「わかってくれたのか!?雪ノ下!」
雪乃「比企谷くん?」ニコッ
雪乃「この写真を戸塚くんに見せて欲しくないなら、何でも言うことを聞きなさい」
この世の中。ほとんどが計算で出来ている。
そして、感情だけは計算できないと言われている。
でも、私は----。
欲しいものを手に入れるためには、計算が必要だ。
八幡「戸塚のリコーダー!ぺろぺろぺろぺろー」
雪乃(計算通りね!)
雪乃(私が使っていたリコーダー!)
雪乃(それを戸塚くんの机の上においておけば、あの男は舐める!)
雪乃(全ては計算通り!あの男の感情程度、計算できる!)
雪乃(あとは、カメラで…)
ピロロン♪
八幡「え?」
雪乃「ひぃっ」
雪乃「ひ、比企谷くん?な、なにをやっているの?」
八幡「ち、違うんだ。なぜかリコーダーがここにあって」
八幡「そして、汚れていたらダメだから、俺の口で洗浄していただけで…」
雪乃「な、なにが違うの?」
八幡「この世の中。わからない事だらけで」
雪乃「……なるほど」
八幡「わかってくれたのか!?雪ノ下!」
雪乃「比企谷くん?」ニコッ
雪乃「この写真を戸塚くんに見せて欲しくないなら、何でも言うことを聞きなさい」
21: 2015/12/04(金) 16:30:30.09 ID:WhT3m+Tc0
* * *
雪乃「はぁはぁはぁはぁ」
ナデナデ
カマクラ(猫)「にゃー」
八幡「お、おい。もうちょっと優しくな?」
雪乃「そ、そうね。ついやりすぎてしまったわ…」
* * *
カマクラ「ぐー」
雪乃「くー」
八幡「二人ともこたつで寝てるな…なんなんだこの展開…」
雪乃「はぁはぁはぁはぁ」
ナデナデ
カマクラ(猫)「にゃー」
八幡「お、おい。もうちょっと優しくな?」
雪乃「そ、そうね。ついやりすぎてしまったわ…」
* * *
カマクラ「ぐー」
雪乃「くー」
八幡「二人ともこたつで寝てるな…なんなんだこの展開…」
22: 2015/12/04(金) 16:33:18.70 ID:WhT3m+Tc0
* * *
カマクラ「にゃー」タタタタッ
八幡「に、逃げた…」
雪乃「撫で方が駄目なのよ」
雪乃「撫でる時はこういうふうに…」
八幡「…こうか?」
雪乃「はぁ…違うわ。こうよ」
ナデナデ
八幡「お、おう…」
雪乃「今度は私の頭を撫でてみなさい」
八幡「おう…」
ナデナデ
雪乃「んっ…」
八幡「あっ、痛かったか?」
雪乃「い、いいえ。もう少し続けてちょうだい。よくわからなかったわ」
八幡「あ、ああ。わかった」
カマクラ「にゃー」タタタタッ
八幡「に、逃げた…」
雪乃「撫で方が駄目なのよ」
雪乃「撫でる時はこういうふうに…」
八幡「…こうか?」
雪乃「はぁ…違うわ。こうよ」
ナデナデ
八幡「お、おう…」
雪乃「今度は私の頭を撫でてみなさい」
八幡「おう…」
ナデナデ
雪乃「んっ…」
八幡「あっ、痛かったか?」
雪乃「い、いいえ。もう少し続けてちょうだい。よくわからなかったわ」
八幡「あ、ああ。わかった」
23: 2015/12/04(金) 16:34:51.16 ID:WhT3m+Tc0
* * *
八幡「今日はカマクラはいいのか?」
雪乃「今日も練習よ。ほらナデナデして」
八幡「はぁ…」
ナデナデ
雪乃「んっ……」
* * *
八幡「部室でやるのか!?」
雪乃「そうよ」
雪乃「いろいろ調べたのだけれど、猫は抱いてから撫でた方がいいみたい」
雪乃「だから、今日はギュッとしてからナデナデを……」
八幡「そ、そんな事できない!」
雪乃「あら?この写真を戸塚くんに見せてもいいのかしら?」
八幡「ぐっ!」
雪乃「さあ、由比ヶ浜さんが来る前に!」
八幡「わかった…」
ギュッ
雪乃「っ//」
八幡「……」
雪乃「はぁ…あなたには次は『ナデナデする』ように命令しておいたはずだけれど」
雪乃「そんな簡単なこと一つできないのね」
雪乃「あなたの程度の低さは計算に入れていたつもりだけど、正直ここまでとは思ってなかったわ」
雪乃「小学生以下の…」
八幡「……」
八幡「今日はカマクラはいいのか?」
雪乃「今日も練習よ。ほらナデナデして」
八幡「はぁ…」
ナデナデ
雪乃「んっ……」
* * *
八幡「部室でやるのか!?」
雪乃「そうよ」
雪乃「いろいろ調べたのだけれど、猫は抱いてから撫でた方がいいみたい」
雪乃「だから、今日はギュッとしてからナデナデを……」
八幡「そ、そんな事できない!」
雪乃「あら?この写真を戸塚くんに見せてもいいのかしら?」
八幡「ぐっ!」
雪乃「さあ、由比ヶ浜さんが来る前に!」
八幡「わかった…」
ギュッ
雪乃「っ//」
八幡「……」
雪乃「はぁ…あなたには次は『ナデナデする』ように命令しておいたはずだけれど」
雪乃「そんな簡単なこと一つできないのね」
雪乃「あなたの程度の低さは計算に入れていたつもりだけど、正直ここまでとは思ってなかったわ」
雪乃「小学生以下の…」
八幡「……」
24: 2015/12/04(金) 16:36:09.71 ID:WhT3m+Tc0
ナデナデ
雪乃「脳みゅっ//」
八幡「ん?脳がどうかしたのか?」
雪乃「急に触らないでくれるかしら?」
八幡「じゃあ、やめるか…」
スッ
雪乃「あっ…」
八幡「ん?触らない方がよかったんだろ?」
雪乃「そ、その…急だったから…ちょっとびっくりしただけで…」
雪乃「別に嫌だったわけでは…」
八幡「冗談だ。わるかったな」
ナデナデ
雪乃「んっ…//」
雪乃(この男…反則だわ)
雪乃(私は猫を触りたかったから)
雪乃(今回の作戦を行っていたのに…)
雪乃(やっぱり、感情なんて計算できないものね…)
雪乃(この男と一緒にいる間に…)
雪乃(一緒にいる間に私は…いつの間にか…)
雪乃(ああ…あなたが恋しい…誰よりも-----)
八幡「雪ノ下。そのなんだ…実は俺…お前の事が…」
八幡「----」
雪乃「え?」
雪乃「ええ。私もあなたの事が-----」
25: 2015/12/04(金) 16:46:19.23 ID:WhT3m+Tc0
■いろは「あ、雨降ってる」八幡「本当だな」
ザーーー
ザーーーー
八幡「雨降ってるな」
いろは「ですね」
八幡「じゃあ、気を付けて帰れよ」
いろは「ちょっと待ってください!ここは『一色。俺の傘に入って帰るか?』って展開では!?」
八幡「いや、俺自転車だし。雨合羽だしな」
いろは「!?」
八幡「それにお前、俺と相合傘しても嬉しくないだろ?」
いろは「え?何言ってるんですか?先輩の傘に二人入ったら、わたし濡れちゃうじゃないですかー」
八幡「お前、一人で入るつもりか?ひでーやつ」
いろは「大丈夫です。骨は拾ってあげます♪」
八幡「なんで雨で氏ぬんだよ…というか葉山はどうした?」
いろは「部活は休みで、わたしは生徒会で遅くて…」
八幡「そうか」
ザーーー
ザーーーー
八幡「じゃあ、俺は帰るわ」
いろは「えー。女子を置いていくなんて先輩ひーどーいー」
ボスッ
いろは「え?」
八幡「俺の雨合羽。やるよ。俺は予備があるから。じゃーな」
チャリンチャリーン
いろは「行っちゃった…」
いろは「先輩のばか…」
いろは「本当は予備の雨合羽なんてないくせに…本当にばか」
ザーーー
ザーーーー
八幡「雨降ってるな」
いろは「ですね」
八幡「じゃあ、気を付けて帰れよ」
いろは「ちょっと待ってください!ここは『一色。俺の傘に入って帰るか?』って展開では!?」
八幡「いや、俺自転車だし。雨合羽だしな」
いろは「!?」
八幡「それにお前、俺と相合傘しても嬉しくないだろ?」
いろは「え?何言ってるんですか?先輩の傘に二人入ったら、わたし濡れちゃうじゃないですかー」
八幡「お前、一人で入るつもりか?ひでーやつ」
いろは「大丈夫です。骨は拾ってあげます♪」
八幡「なんで雨で氏ぬんだよ…というか葉山はどうした?」
いろは「部活は休みで、わたしは生徒会で遅くて…」
八幡「そうか」
ザーーー
ザーーーー
八幡「じゃあ、俺は帰るわ」
いろは「えー。女子を置いていくなんて先輩ひーどーいー」
ボスッ
いろは「え?」
八幡「俺の雨合羽。やるよ。俺は予備があるから。じゃーな」
チャリンチャリーン
いろは「行っちゃった…」
いろは「先輩のばか…」
いろは「本当は予備の雨合羽なんてないくせに…本当にばか」
26: 2015/12/04(金) 16:46:50.67 ID:WhT3m+Tc0
* * *
八幡「おい。なんで俺の部屋にいる」
いろは「えー。先輩。わたしのせいで風邪ひいたんですよねー?」
八幡「いや、あれはお前のせいじゃなくて…」
いろは「責任感じて来ちゃいました♪」
八幡「いや、いいから帰ってくれ」
いろは「大丈夫です。わたしが看病しちゃいますから♪」
ガララッ
こんにちはー
八幡「ん?誰か来たな…」
いろは「あっ、わたしが出るんで、先輩は寝ててください」
八幡「え?ああ、ありがとう」
* * *
雪乃「…で、なんで一色さんがいるのかしら?」ゴゴゴゴゴ
いろは「あはははは」
結衣「ヒッキー?」ゴゴゴゴゴ
八幡「せ、説明すればわかる」
いろは「そうです!先輩はわたしのために風邪をひいて!」
雪乃「一色さんのため?」ピクッ
結衣「ヒッキー?どういうことかなー?」
八幡(な、なんでこうなったんだ!?)
八幡「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている!!!」
終わり
八幡「おい。なんで俺の部屋にいる」
いろは「えー。先輩。わたしのせいで風邪ひいたんですよねー?」
八幡「いや、あれはお前のせいじゃなくて…」
いろは「責任感じて来ちゃいました♪」
八幡「いや、いいから帰ってくれ」
いろは「大丈夫です。わたしが看病しちゃいますから♪」
ガララッ
こんにちはー
八幡「ん?誰か来たな…」
いろは「あっ、わたしが出るんで、先輩は寝ててください」
八幡「え?ああ、ありがとう」
* * *
雪乃「…で、なんで一色さんがいるのかしら?」ゴゴゴゴゴ
いろは「あはははは」
結衣「ヒッキー?」ゴゴゴゴゴ
八幡「せ、説明すればわかる」
いろは「そうです!先輩はわたしのために風邪をひいて!」
雪乃「一色さんのため?」ピクッ
結衣「ヒッキー?どういうことかなー?」
八幡(な、なんでこうなったんだ!?)
八幡「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている!!!」
終わり
27: 2015/12/04(金) 16:47:56.32 ID:WhT3m+Tc0
これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうでした!
また機会があればよろしくお願いします!
読んでくれてありがとうでした!
また機会があればよろしくお願いします!
28: 2015/12/04(金) 17:01:38.42
乙
しかしなんで人のリコーダー舐める奴を好きになるんですかね
しかしなんで人のリコーダー舐める奴を好きになるんですかね
29: 2015/12/04(金) 17:33:01.46
乙乙~
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