陽太「ひな！今日は猫さんの日だからこの猫さんの耳とメイド服着よっか…////」ﾊｧﾊｧ

空「ほ、本当に頼んじゃうんだ…キモすぎるし…」

ひな「ねこ？よーた、ねこすき？」

陽太「だーいすき！だからひなにはだいすきなねこさんの格好して欲しいんだ～////」

ひな「きるー！ひなはよーたがすき！」

陽太「やったあああああああああ！！！」

空「…今日の兄貴、いつにも増してキモいし…」

伊座並「そんなことはないわ。ひなちゃんに好きと言われ喜ぶ成神君の姿は陽ひな好きには堪らないワンシーンなのよ」

空「うわ！？杏子さん！？どこから入ってきたし！？」

伊座並「窓から」

空「こ、ここ2階だし！登ってきたの！？ってか窓勝手に開けないで欲しいし！兄貴も、部屋の戸締りはしっかりやってほしいし！あー、ツッコミ所が多すぎだし！」

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阿修羅「なんか杏子ちゃんが不法侵入しちゃったみたいで、ごめんな」

伊座並「大丈夫よ。私と成神君の仲だから」ｷﾗ-ﾝ

空「いや、親しき仲にも礼儀ありだし。ちゃんと阿修羅みたいにインターホン鳴らして、家の人に迎えられてから入ってきて欲しいし」

伊座並「陽ひなは一期一会なの。インターホンを鳴らして待ってる間に陽ひなのワンシーンを見逃すなんてことになったらインターホンが鳴ってる間の陽ひなはもう二度と見られないのよ。たとえ違う時間にその時と同じ行動がとれたとしても、それは同じ陽ひなではないの。そもそも違う時間に同じ陽ひななんて起こる確率はほぼないわ。天文学的な確率でしか起こり得ない。だから私は、自分が後悔しない為に陽ひなを見るということに全力を注いでいるの」

空「何を熱く語ってるのかさっぱり理解できないけどこれだけは言わせて。不法侵入はだめだし」

陽太「伊座並さんなら不法侵入オッケーだよ！」

空「ちょ、兄貴っ！？」

伊座並「ではこれからも私の陽ひなレーダーに反応があったら遠慮なく窓から入らせて貰うわね」

空「ええええええっ！？」

陽太「さて、ひなが猫耳メイドさんになってくれるって言ってくれたので…伊座並さん！」

伊座並「ええ。お着替えは任せて」

陽太「じゃあ僕達は部屋でよっか」

阿修羅「お、おう…」

ガチャ…

ひな「にゃ～ん♡」

陽太「か、可愛いいいいいいっ！！！」

パシャ！パシャ！パシャ！パシャ！

伊座並「やはり私の目に狂いはなかった」

パシャ！パシャ！パシャ！パシャ！

空「兄貴……杏子さんまで……」

阿修羅「ってかよくひなちゃんのサイズに合うメイド服なんて用意できたな…」

伊座並「天願さんにオーダーメイドで注文してもらったのよ」

阿修羅「えっ？天願さん？あの人よくメイド服にお金出してくれたな…」

伊座並「違うわ。私が天願さんに頼んだのはあくまでもデザインだけ。お金の方は神宮司さんに出して貰ったの」

空「先輩になんてこと頼んでるんだし！？」

阿修羅「わっけわかんねえことになってんな。ってかなんで神宮司さんはお金出したんだよ」

伊座並「ただではなかったわ。お金を出して貰う条件として空ちゃんを差し出すということで、ひなちゃんと空ちゃんの2人分の猫耳メイドの衣装代を出して貰ったのよ」

空「・・・え？」

伊座並「そういう訳だから、一緒に神宮司さんのお店に行きましょう。空ちゃん」

空「そ、そんな話聞いてはいって言える訳ないし！」

伊座並「そう。なら仕方ないわね。こうなったら力づくでも神宮司さんのところへ連れて行くわ」

空「なっ！？」

阿修羅「おいおい、それは流石に駄目だろ…」

伊座並「成神君がね」

陽太「ごめんね空。でも僕、空の猫耳メイドも見たいんだ！」

阿修羅「それもっと駄目だろ！」

空「今日の兄貴本当キモすぎだしいいいいっ！」

伊座並「さあどうする？大人しく私と来る？それとも成神君に連れられる方がいい？」

空「……わかった、大人しくラーメン屋に行くし」

伊座並「物分かりが良くて助かるわ」

阿修羅「……えっと、ドンマイ」

空「……ただしこっちにも、1つだけ条件を出させて欲しいし」

伊座並「なにかしら？」











































空「阿修羅も連れて行くこと。勿論阿修羅のことは杏子さんが好きにしていいし」

阿修羅「なんでや！国宝関係ないやろ！」

伊座並「好きに……それはつまり、国宝君にナニをしてもいいと？」

空「どうせ神宮司先輩が私を独り占めするのは見えてるし。だったらせめてラーメン屋にいる間寂しくないようにって」

伊座並「素晴らしいわ。その条件乗った」

阿修羅「あ、俺急用が出来たから帰r伊座並「今夜は帰さない」

ガシッ！

阿修羅「助けて！助けて！陽太ああああああああああああああああっ！！！！」

ひな「！？」ﾋﾞｸｯ

陽太「こら阿修羅！ひなは男の人の叫び声が苦手なんだよ！」

阿修羅「ええっ！？そ、そうなのか…ごめんな…」

ひな「よーた…」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ギュッ

陽太「よーしよし。もう怖くないからね」

伊座並「さて、行きましょうか」ﾆｯｺﾘ

阿修羅「…はい」

空（叫んだらまたひなちゃんを怖がらせることになるからか阿修羅はしばらく大人しかったし）

陽太「空の猫耳メイドの写真よろしくね！」

伊座並「多分神宮司さんがグループライ○に載せるわよ。あ、神宮司さん。これから2人を連れて行きますね」

阿修羅「…俺関係なかったのに」

空「1人でやりたい放題されるより道連れを連れた方がマシかと思った。後悔はしてないし」

阿修羅「そうかよ…」

空「うう…////こ、こんな格好恥ずかしいし…////」

神宮司「いいよいいよ！恥じらう姿が最高に工口いよ空ちゃん！」

パシャ！パシャ！パシャ！パシャ！

空（その後、臨時休業となった堕天使の中で、私は神宮司先輩に猫耳メイド姿を激写された）

空（そして阿修羅は…/////）

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陽太「2月22日は猫の日！」






完

乙
阿修羅はなにをされたのか気になりますねぇ^_^

司馬さんが見てたら絶句しそうな光景