1: 2011/12/19(月) 21:48:35.11
律「唯~、うまい棒買ってこうぜ~」
唯「うまい棒?」
律「ムギのお菓子もいいけどさ~」
律「たまにはこ~ゆ~のも、食べたくなるんだよな~」
唯「あ~、わかるぅ」
律「こう、軽くサクサクって感じがたまらね~」
唯「駄菓子!駄菓子だよ、律っちゃん!」
律「やっぱ、うまい棒はメンタイだよな~」
唯「え~?シンプルにチーズだよぉ」
律「ちっちっち~!分かってないな~、唯は」
唯「ぶ~」
律「まぁいいや、買おうぜ~」
唯「うまい棒?」
律「ムギのお菓子もいいけどさ~」
律「たまにはこ~ゆ~のも、食べたくなるんだよな~」
唯「あ~、わかるぅ」
律「こう、軽くサクサクって感じがたまらね~」
唯「駄菓子!駄菓子だよ、律っちゃん!」
律「やっぱ、うまい棒はメンタイだよな~」
唯「え~?シンプルにチーズだよぉ」
律「ちっちっち~!分かってないな~、唯は」
唯「ぶ~」
律「まぁいいや、買おうぜ~」
4: 2011/12/19(月) 21:52:32.14
唯「・・・・・・あ」
律「どした?」
唯「サイフ忘れた」
律「しょ~がね~な、わたしが立て替えといてやろう!」
唯「律っちゃん大明神!ありがとうございますっ」
律「はっはっは、任せろぃ」
律「おっさいふ♪おっさいふ♪」
唯「小銭♪小銭♪」
律「・・・・・・あ」
唯「どしたの?」
律「1万円札しかない」
唯「うまい棒2本買うのに、1万円札っ!?」
律「どした?」
唯「サイフ忘れた」
律「しょ~がね~な、わたしが立て替えといてやろう!」
唯「律っちゃん大明神!ありがとうございますっ」
律「はっはっは、任せろぃ」
律「おっさいふ♪おっさいふ♪」
唯「小銭♪小銭♪」
律「・・・・・・あ」
唯「どしたの?」
律「1万円札しかない」
唯「うまい棒2本買うのに、1万円札っ!?」
8: 2011/12/19(月) 21:55:24.26
律「落ち着け~、店員さんが優しそうなら問題ないハズだ」
唯「えっとぉ」
唯・律「・・・・・・あ」
唯「めちゃめちゃ怖そうだよ、律っちゃんっ」
律「ひぃぃぃぃぃ!」
唯「ど、どどど、どうしようっ」
律「落ち着け~、まだなんか手はあるハズだ」
唯「どんな手が!?」
律「・・・・・・お」
唯「なんか浮かんだのっ?」
律「うまい棒を棚に戻しゃいいじゃん!」
唯「天才だよ、律っちゃん隊員っ」
唯「えっとぉ」
唯・律「・・・・・・あ」
唯「めちゃめちゃ怖そうだよ、律っちゃんっ」
律「ひぃぃぃぃぃ!」
唯「ど、どどど、どうしようっ」
律「落ち着け~、まだなんか手はあるハズだ」
唯「どんな手が!?」
律「・・・・・・お」
唯「なんか浮かんだのっ?」
律「うまい棒を棚に戻しゃいいじゃん!」
唯「天才だよ、律っちゃん隊員っ」
9: 2011/12/19(月) 21:57:34.47
唯「・・・・・・あ」
律「今度はど~した?」
唯「緊張して、うまい棒握りしめちゃってた」
律「なんてこったぃ!」
唯「ゴメン!平沢唯、一生の不覚だよっ」
律「あ・・・・・・いや」
唯「へ?」
律「いまので、わたしのも折れちゃった」
唯「えぇぇぇぇぇ!」
律「このまま戻したら怒られるよね~」
唯「高校生になって、コンビニで怒られるってぇ・・・」
律「想像したくね~!」
律「今度はど~した?」
唯「緊張して、うまい棒握りしめちゃってた」
律「なんてこったぃ!」
唯「ゴメン!平沢唯、一生の不覚だよっ」
律「あ・・・・・・いや」
唯「へ?」
律「いまので、わたしのも折れちゃった」
唯「えぇぇぇぇぇ!」
律「このまま戻したら怒られるよね~」
唯「高校生になって、コンビニで怒られるってぇ・・・」
律「想像したくね~!」
11: 2011/12/19(月) 22:00:40.81
律「こうなったら、電話して誰か呼びだそう!」
唯「おぉ、その手があったねっ」
律「こういう時のための、軽音部だし!」
唯「え?えぇぇぇぇぇ?」
律「唯・・・我々には細かいコトを気にしてる余裕などないんだ」
唯「はっ!わたしが間違ってましたっ」
律「さて、誰を呼び出すかだけど・・・」
唯「あずにゃんは?」
律「ん~・・・なんか後輩を使い走りにしてる感じがするな~」
唯「そっかぁ」
律「ムギはど~よ」
唯「ムギちゃんを、こんなコトで呼び出すの気が引けるぅ」
唯「おぉ、その手があったねっ」
律「こういう時のための、軽音部だし!」
唯「え?えぇぇぇぇぇ?」
律「唯・・・我々には細かいコトを気にしてる余裕などないんだ」
唯「はっ!わたしが間違ってましたっ」
律「さて、誰を呼び出すかだけど・・・」
唯「あずにゃんは?」
律「ん~・・・なんか後輩を使い走りにしてる感じがするな~」
唯「そっかぁ」
律「ムギはど~よ」
唯「ムギちゃんを、こんなコトで呼び出すの気が引けるぅ」
13: 2011/12/19(月) 22:04:07.75
律「そうなると必然的に一人しかいない訳だな~」
唯「澪ちゃんだねぇ」
律「よし、澪に招集をかけよう!」
唯「な、なんか招集ってカッコイイねっ」
律「携帯・・・澪の番号・・・と」
唯「澪ちゃん、出て~」
澪『もしもし?』
律「澪っ!?いますぐサイフ持ってコンビニに来るんだ!」
澪『はぁ?』
律「わたし達にうまい棒を買ってくれ!」
澪『それくらい自分で買え!』
プツッ プープープー
唯「澪ちゃんだねぇ」
律「よし、澪に招集をかけよう!」
唯「な、なんか招集ってカッコイイねっ」
律「携帯・・・澪の番号・・・と」
唯「澪ちゃん、出て~」
澪『もしもし?』
律「澪っ!?いますぐサイフ持ってコンビニに来るんだ!」
澪『はぁ?』
律「わたし達にうまい棒を買ってくれ!」
澪『それくらい自分で買え!』
プツッ プープープー
17: 2011/12/19(月) 22:08:17.38
唯「・・・いまのは色々問題ある気がするね」
律「言うな唯・・・わたしが一番よくわかってるから」
唯「ゴメン、律っちゃん!こういう時は励まさなきゃいけないのにっ」
律「やめろ唯!励まされたら泣いてしまいそうだ」
唯「律っちゃんっ」
律「唯っ」
ガシッ ギュッ
店員1「あ、あの・・・お客様?他の方の迷惑になりますので」
律「うわっ、あの・・・えっと」
唯「ご、ごめんなさいっ」
律「き、気を付けます、です」
唯「・・・怒られたぁ」
律「言うな唯・・・わたしが一番よくわかってるから」
唯「ゴメン、律っちゃん!こういう時は励まさなきゃいけないのにっ」
律「やめろ唯!励まされたら泣いてしまいそうだ」
唯「律っちゃんっ」
律「唯っ」
ガシッ ギュッ
店員1「あ、あの・・・お客様?他の方の迷惑になりますので」
律「うわっ、あの・・・えっと」
唯「ご、ごめんなさいっ」
律「き、気を付けます、です」
唯「・・・怒られたぁ」
23: 2011/12/19(月) 22:11:00.63
律「あは、あはは・・・店員さんに目を付けられちゃった」
唯「もう絶対、棚に戻すのは無理だねぇ」
律「1万円札出すなんて、もっと無理だ~」
律「一刻も早く、家に帰りて~」
唯「一刻も・・・早く?」
律「どした~?」
唯「それだよ、一刻も早くだよっ」
律「へ?」
唯「さわちゃんなら、呼び出せば車で速攻だよっ」
律「唯っ、お前はやれば出来るコだって信じてたぞ~」
唯「さわちゃんの番号・・・と・・・これだぁ」
律「やっと、この地獄から解放される~」
唯「もう絶対、棚に戻すのは無理だねぇ」
律「1万円札出すなんて、もっと無理だ~」
律「一刻も早く、家に帰りて~」
唯「一刻も・・・早く?」
律「どした~?」
唯「それだよ、一刻も早くだよっ」
律「へ?」
唯「さわちゃんなら、呼び出せば車で速攻だよっ」
律「唯っ、お前はやれば出来るコだって信じてたぞ~」
唯「さわちゃんの番号・・・と・・・これだぁ」
律「やっと、この地獄から解放される~」
31: 2011/12/19(月) 22:16:10.82
さわ子『唯ちゃん、電話なんてどうしたのよぉ?』
唯「さわちゃんっ、いまコンビニでね!えっと、小銭がなくてね」
さわ子『お金がないのにコンビニ行ったの?』
唯「お金は、あるコトはあるんだけどぉ」
さわ子『だったら、なんの問題もないじゃない』
唯「でもね、えっと、うまい棒をうっかり」
さわ子『うっかり!?うっかりなにやったの!?』
唯「えぇ?わざとじゃなくてね、つい手がぁ」
さわ子『手がっ!?』
唯「つい、こう・・・思わず」
さわ子『すぐ行くから待ってなさい!どこのコンビニ!?』
唯「商店街の入り口んとこ」
唯「さわちゃんっ、いまコンビニでね!えっと、小銭がなくてね」
さわ子『お金がないのにコンビニ行ったの?』
唯「お金は、あるコトはあるんだけどぉ」
さわ子『だったら、なんの問題もないじゃない』
唯「でもね、えっと、うまい棒をうっかり」
さわ子『うっかり!?うっかりなにやったの!?』
唯「えぇ?わざとじゃなくてね、つい手がぁ」
さわ子『手がっ!?』
唯「つい、こう・・・思わず」
さわ子『すぐ行くから待ってなさい!どこのコンビニ!?』
唯「商店街の入り口んとこ」
36: 2011/12/19(月) 22:18:55.82
唯「さわちゃん、来てくれるって♪」
律「く、来るのはいいんだけどさ」
唯「ほぇ?」
律「なんか色々、誤解して来るんじゃないかな~・・・なんて」
唯「ごかいぃ?」
律「というか~、そもそもさわちゃんを呼ぶのはどうなのかな~」
律「一応先生なんだし、あはは~」
唯「え~?律っちゃんだって賛成してたじゃん」
律「流されてた、流されてたな~」
唯「とりあえず、この地獄からは逃れられるよっ」
唯「信じて待とうっ」
律「・・・う~、新たな地獄が待ってる気がする」
律「く、来るのはいいんだけどさ」
唯「ほぇ?」
律「なんか色々、誤解して来るんじゃないかな~・・・なんて」
唯「ごかいぃ?」
律「というか~、そもそもさわちゃんを呼ぶのはどうなのかな~」
律「一応先生なんだし、あはは~」
唯「え~?律っちゃんだって賛成してたじゃん」
律「流されてた、流されてたな~」
唯「とりあえず、この地獄からは逃れられるよっ」
唯「信じて待とうっ」
律「・・・う~、新たな地獄が待ってる気がする」
43: 2011/12/19(月) 22:22:04.27
~5分後~
唯「あ、来た来た、さわちゃん♪」
唯「あれ?なんか怒った顔してる」
律「そ、想像通りすぎて・・・何も言えない」
ガーッ
店員1「いらっしゃいま・・・」
さわ子「唯ちゃん!律ちゃんまで!なにやったの!?」
唯「えぇぇぇぇぇ?」
律「・・・まぁ、そうなるよね~」
さわ子「ストレス?ストレスがそんなコトさせたの!?」
唯「お、落ち着いて、さわちゃんっ」
さわ子「あんたが落ち着きすぎなのよぅ!」
唯「深呼吸!深呼吸しよう、さわちゃんっ」
唯「あ、来た来た、さわちゃん♪」
唯「あれ?なんか怒った顔してる」
律「そ、想像通りすぎて・・・何も言えない」
ガーッ
店員1「いらっしゃいま・・・」
さわ子「唯ちゃん!律ちゃんまで!なにやったの!?」
唯「えぇぇぇぇぇ?」
律「・・・まぁ、そうなるよね~」
さわ子「ストレス?ストレスがそんなコトさせたの!?」
唯「お、落ち着いて、さわちゃんっ」
さわ子「あんたが落ち着きすぎなのよぅ!」
唯「深呼吸!深呼吸しよう、さわちゃんっ」
46: 2011/12/19(月) 22:26:12.95
さわ子「す~は~、す~は~」
唯「落ち着いたぁ?」
さわ子「落ち着いたじゃないわよっ」
唯「・・・うぅ、呼び出したくらいで、そんなに怒らなくても」
さわ子「少しは悪びれなさいよっ」
唯「さわちゃんに小銭を借りるコトが、こんなに怒られるなんてぇ」
さわ子「お金借りて払って、すむ問題だと思ってるの!?」
唯「だってぇ、借りないと買えないし」
さわ子「は?買う?」
唯「もう棚に戻せないし」
さわ子「は?戻す?」
さわ子「・・・も、もう一度最初から話してくれるかしら」
唯「落ち着いたぁ?」
さわ子「落ち着いたじゃないわよっ」
唯「・・・うぅ、呼び出したくらいで、そんなに怒らなくても」
さわ子「少しは悪びれなさいよっ」
唯「さわちゃんに小銭を借りるコトが、こんなに怒られるなんてぇ」
さわ子「お金借りて払って、すむ問題だと思ってるの!?」
唯「だってぇ、借りないと買えないし」
さわ子「は?買う?」
唯「もう棚に戻せないし」
さわ子「は?戻す?」
さわ子「・・・も、もう一度最初から話してくれるかしら」
48: 2011/12/19(月) 22:30:12.59
~3分後~
さわ子「へ、へぇ・・・なるほどぉ、そういうコトだったのね」
律「あの・・・さ、さわちゃ~ん?」
唯「顔が怖いよぅ、さわちゃぁん」
さわ子「元々こういう顔ですっ」
律「ひぃぃぃぃぃ!」
唯「ごめんなさい、ごめんなさいっ」
さわ子「おぉぉぉまぁぁぁえぇぇぇらぁぁぁ」
唯「落ち着いて、さわちゃんっ!シワが寄っちゃうからっ」
さわ子「なぁぁぁんですってぇぇぇ?」
店員「お客様、あの・・・」
さわ子「なにッ!?」ギンッ
店員1「な、なんでもありません!」
唯(あ、あの怖そうな店員さんを・・・)
律(ビビらせた!?)
さわ子「へ、へぇ・・・なるほどぉ、そういうコトだったのね」
律「あの・・・さ、さわちゃ~ん?」
唯「顔が怖いよぅ、さわちゃぁん」
さわ子「元々こういう顔ですっ」
律「ひぃぃぃぃぃ!」
唯「ごめんなさい、ごめんなさいっ」
さわ子「おぉぉぉまぁぁぁえぇぇぇらぁぁぁ」
唯「落ち着いて、さわちゃんっ!シワが寄っちゃうからっ」
さわ子「なぁぁぁんですってぇぇぇ?」
店員「お客様、あの・・・」
さわ子「なにッ!?」ギンッ
店員1「な、なんでもありません!」
唯(あ、あの怖そうな店員さんを・・・)
律(ビビらせた!?)
52: 2011/12/19(月) 22:34:12.11
唯「こ、こわひぃ」
律「なんまんだぶ、なんまんだぶ~」
さわ子「あ、あんたらね」
客1「やだなにあれ?」ヒソヒソ
客2「ダメよ、目を合わしちゃ」ヒソヒソ
さわ子(あ、あれ?注目浴びてる?注目浴びちゃってる!?)
さわ子(築き上げてきた・・・わたしのイメージがっ)
さわ子「だ、だめじゃなぁい・・・大声で騒いだりしちゃぁ」
唯「・・・さわちゃん?」
さわ子「ヒトの目があるから、今日は勘弁してあげるわ」ヒソヒソ
唯「た、助かったぁ?」
律「いい人だ~、さわちゃん、いい人だ~」
さわ子「明日・・・朝一・・・部室・・・いいわね」ギラッ
律「なんまんだぶ、なんまんだぶ~」
さわ子「あ、あんたらね」
客1「やだなにあれ?」ヒソヒソ
客2「ダメよ、目を合わしちゃ」ヒソヒソ
さわ子(あ、あれ?注目浴びてる?注目浴びちゃってる!?)
さわ子(築き上げてきた・・・わたしのイメージがっ)
さわ子「だ、だめじゃなぁい・・・大声で騒いだりしちゃぁ」
唯「・・・さわちゃん?」
さわ子「ヒトの目があるから、今日は勘弁してあげるわ」ヒソヒソ
唯「た、助かったぁ?」
律「いい人だ~、さわちゃん、いい人だ~」
さわ子「明日・・・朝一・・・部室・・・いいわね」ギラッ
55: 2011/12/19(月) 22:38:20.44
~3分後~
律「・・・氏刑執行が先に延びただけだったな」
唯「でも、あの怖さから逃げられただけでも嬉しいよぉ」
律「なんで、うまい棒買うのにこんな思いしてるんだ~」
唯「ギー太買った時より緊張したかもぉ」
律「・・・・・・あ」
唯「ん?今度はなに?」
律「さわちゃんから、お金借りるの忘れた」
唯「あぁぁ、そうだったぁ」
律「こ、こんだけの思いして、状況が変わってないって・・・」
唯「時間だけがたっちゃったねぇ」
律「泣きたく・・・なったきた」
唯「律っちゃん、わたしの胸で泣いていいよっ」
律「・・・氏刑執行が先に延びただけだったな」
唯「でも、あの怖さから逃げられただけでも嬉しいよぉ」
律「なんで、うまい棒買うのにこんな思いしてるんだ~」
唯「ギー太買った時より緊張したかもぉ」
律「・・・・・・あ」
唯「ん?今度はなに?」
律「さわちゃんから、お金借りるの忘れた」
唯「あぁぁ、そうだったぁ」
律「こ、こんだけの思いして、状況が変わってないって・・・」
唯「時間だけがたっちゃったねぇ」
律「泣きたく・・・なったきた」
唯「律っちゃん、わたしの胸で泣いていいよっ」
60: 2011/12/19(月) 22:42:40.14
律「・・・唯」
唯「・・・律っちゃん」
律「唯ぃぃぃぃぃ!」
唯「律っちゃぁぁぁぁぁんっ」
ガシッ ギュッ
律「信じてた、唯だけはそばにいてくれるって信じてた~」
唯「世界が律っちゃんを見捨てても、わたしは見捨てないよっ」
店員2「な、なんなのあれ」ヒソヒソ
店員1「み、見るな、見なかったコトにしろ」ヒソヒソ
律「わたし、あまりの幸せに変になっちゃったのかな~」
唯「ふぇ?」
律「店の外で、こっち見て笑ってるムギが見える~」
唯「ほんとだ~、幸せそうに笑って見えるねぇ」
唯「・・・律っちゃん」
律「唯ぃぃぃぃぃ!」
唯「律っちゃぁぁぁぁぁんっ」
ガシッ ギュッ
律「信じてた、唯だけはそばにいてくれるって信じてた~」
唯「世界が律っちゃんを見捨てても、わたしは見捨てないよっ」
店員2「な、なんなのあれ」ヒソヒソ
店員1「み、見るな、見なかったコトにしろ」ヒソヒソ
律「わたし、あまりの幸せに変になっちゃったのかな~」
唯「ふぇ?」
律「店の外で、こっち見て笑ってるムギが見える~」
唯「ほんとだ~、幸せそうに笑って見えるねぇ」
62: 2011/12/19(月) 22:46:10.34
律「手を振ってみよっか~」
唯「あ、手を振り返したぁ」
律「幻って、こんなハッキリ見えるもんなんだな~」
唯「まるで本当にそこにいるみたいだねぇ」
律「銃で撃ったふりしてみよう」
律「ばぁん!」
唯「あ、撃たれたふりしてるぅ」
律「倒れるかどうか迷ってるな」
唯「道路だからねぇ」
律「って、おい!」
唯「へ?」
律「本物じゃん!」
唯「あ、手を振り返したぁ」
律「幻って、こんなハッキリ見えるもんなんだな~」
唯「まるで本当にそこにいるみたいだねぇ」
律「銃で撃ったふりしてみよう」
律「ばぁん!」
唯「あ、撃たれたふりしてるぅ」
律「倒れるかどうか迷ってるな」
唯「道路だからねぇ」
律「って、おい!」
唯「へ?」
律「本物じゃん!」
66: 2011/12/19(月) 22:50:38.37
紬「もう、二人ともお店の中で抱き合ってるなんて///」
律「違う!違わないけど、違う!」
唯「本物のムギちゃんだぁ」
律「唯・・・わたしたちは」
唯「救われた・・・救われたんだねっ」
律「ムギぃぃぃぃぃ!」
唯「ムギちゃぁぁぁぁぁんっ」
ギュッ
紬「え?な、なに?」
店員2「増えたんだけど」ヒソヒソ
店員1「しっ、関わっちゃダメだって」ヒソヒソ
紬「そ、そんな・・・3人でだなんて///」
律「違う!違わないけど、違う!」
唯「本物のムギちゃんだぁ」
律「唯・・・わたしたちは」
唯「救われた・・・救われたんだねっ」
律「ムギぃぃぃぃぃ!」
唯「ムギちゃぁぁぁぁぁんっ」
ギュッ
紬「え?な、なに?」
店員2「増えたんだけど」ヒソヒソ
店員1「しっ、関わっちゃダメだって」ヒソヒソ
紬「そ、そんな・・・3人でだなんて///」
69: 2011/12/19(月) 22:55:03.03
律「もう、言い返すのも面倒だ~」
唯「この幸せにひたっていいんだよ、律っちゃんっ」
紬「なんだか分からないけど、わたしも幸せ♪」
客1「これ、どっかの撮影かなんか?」ヒソヒソ
客2「・・・幸せそうで羨ましいなぁ」
客1「は?」
律「うわっ!いかん!」
唯「ど、どしたの?律っちゃんっ」
紬「びっくりした」
律「唯、重大なコトを忘れてるぞ!」
唯「そうだったぁ」
紬「二人とも、どうしたの?」
唯「この幸せにひたっていいんだよ、律っちゃんっ」
紬「なんだか分からないけど、わたしも幸せ♪」
客1「これ、どっかの撮影かなんか?」ヒソヒソ
客2「・・・幸せそうで羨ましいなぁ」
客1「は?」
律「うわっ!いかん!」
唯「ど、どしたの?律っちゃんっ」
紬「びっくりした」
律「唯、重大なコトを忘れてるぞ!」
唯「そうだったぁ」
紬「二人とも、どうしたの?」
74: 2011/12/19(月) 23:00:07.48
唯「ムギちゃん、お願いがあるんだけどっ」
紬「は、はい?」
律「小銭がないんで、お金貸してくれ!」
紬「なにを買うの?」
唯「こ、これを・・・」
紬「な、なに・・・そのクシャクシャになったもの」
唯「ずっと握ってたら・・・こうなっちゃった」
紬「そ、そうなんだ」
律「・・・わたしのも」
紬「なんで・・・二人ともクシャクシャなの?」
律「あまり深く聞かないでくれぇ」
紬「う、うん・・・そうする」
紬「は、はい?」
律「小銭がないんで、お金貸してくれ!」
紬「なにを買うの?」
唯「こ、これを・・・」
紬「な、なに・・・そのクシャクシャになったもの」
唯「ずっと握ってたら・・・こうなっちゃった」
紬「そ、そうなんだ」
律「・・・わたしのも」
紬「なんで・・・二人ともクシャクシャなの?」
律「あまり深く聞かないでくれぇ」
紬「う、うん・・・そうする」
80: 2011/12/19(月) 23:05:40.79
紬「じゃあ、買うものこっちに貸して♪」
唯「ごめんねぇ、ムギちゃん」
律「悪い、すぐ返すからさぁ」
紬「これ、いくらなの?」
唯「え、えっと・・・」
律「・・・・・・・・・えん」ボソ
紬「え?」
唯「・・・1本10円っ」
紬「・・・いま、10円って言った?」
唯「あぅぅ」
律「お願いだから、深く聞かないでっ」
紬「わ、わかった」
唯「ごめんねぇ、ムギちゃん」
律「悪い、すぐ返すからさぁ」
紬「これ、いくらなの?」
唯「え、えっと・・・」
律「・・・・・・・・・えん」ボソ
紬「え?」
唯「・・・1本10円っ」
紬「・・・いま、10円って言った?」
唯「あぅぅ」
律「お願いだから、深く聞かないでっ」
紬「わ、わかった」
86: 2011/12/19(月) 23:10:03.87
紬「これください♪」
店員1「は、はひ!いらさいませ!」
紬「どうかされましたか?」
店員1「な、なんでもありましぇん!」
ピッ ピッ
店員2「に、20円になりま~す」
紬「あ、小銭がない・・・カード使えます?」
店員1「だ、だだ、大丈夫です!」
律「か、カード!?」
唯「うまい棒をカードで買うヒト、初めてみたぁ」
律「わたしたちの苦労は・・・」ガクッ
唯「いったい、なんだったのぉ?」ガクッ
店員1「は、はひ!いらさいませ!」
紬「どうかされましたか?」
店員1「な、なんでもありましぇん!」
ピッ ピッ
店員2「に、20円になりま~す」
紬「あ、小銭がない・・・カード使えます?」
店員1「だ、だだ、大丈夫です!」
律「か、カード!?」
唯「うまい棒をカードで買うヒト、初めてみたぁ」
律「わたしたちの苦労は・・・」ガクッ
唯「いったい、なんだったのぉ?」ガクッ
88: 2011/12/19(月) 23:15:18.99
紬「はい、買った・・・よ?」
唯「あ、ありがとぉぉぉぉぉ」
律「助かったぁぁぁぁぁ」
紬「ど、どうしたの二人ともっ!?」
唯「い、いろいろ・・・あったの」
律「はははは・・・はは」
紬「ふ、深く聞かないでおくね」
律「とにかくやっと、地獄から解放された」
唯「長かった・・・長かったね、律っちゃんっ」
ガーッ
唯「そ、外だぁっ」
律「我々は生還したんだな~」
店員2「あ、ありがとう・・・ございました~」
唯「あ、ありがとぉぉぉぉぉ」
律「助かったぁぁぁぁぁ」
紬「ど、どうしたの二人ともっ!?」
唯「い、いろいろ・・・あったの」
律「はははは・・・はは」
紬「ふ、深く聞かないでおくね」
律「とにかくやっと、地獄から解放された」
唯「長かった・・・長かったね、律っちゃんっ」
ガーッ
唯「そ、外だぁっ」
律「我々は生還したんだな~」
店員2「あ、ありがとう・・・ございました~」
91: 2011/12/19(月) 23:18:13.66
紬「あれ?」
唯「どしたのぉ?」
律「お~、今度は澪の幻が見えるぞ~」
唯「本当だぁ、なんか機嫌悪そうだねぇ」
澪「なにが幻だっ」
唯「おぉ、本物だぁ」
紬「澪ちゃんも買い物?」
澪「律から電話があって、気になって出てきたんだ」
律「澪・・・澪ぉぉぉぉぉ!」
唯「その優しさに涙が出そうだよっ」
ガシッ ギュッ
澪「なっ、お前達なにやってんだっ」
紬「じゃあついでにわたしも、ぎゅ~♪」
唯「どしたのぉ?」
律「お~、今度は澪の幻が見えるぞ~」
唯「本当だぁ、なんか機嫌悪そうだねぇ」
澪「なにが幻だっ」
唯「おぉ、本物だぁ」
紬「澪ちゃんも買い物?」
澪「律から電話があって、気になって出てきたんだ」
律「澪・・・澪ぉぉぉぉぉ!」
唯「その優しさに涙が出そうだよっ」
ガシッ ギュッ
澪「なっ、お前達なにやってんだっ」
紬「じゃあついでにわたしも、ぎゅ~♪」
95: 2011/12/19(月) 23:23:09.94
店員2「また増えたかも」
店員1「み、店の外だ・・・関わりたくない」
澪「恥ずかしいから、離せぇぇぇぇぇ」
律「このくらいで恥ずかしいと思うなんて、まだ澪は甘いな!」
唯「こんなのは試練のうちに入らないよっ」
紬「なんかわからないけど、暖かくて幸せ~♪」
律「今日はこのまま、お菓子いっぱい買ってパーティをしよう!」
唯「やったぁ♪」
紬「だって、お金ないんじゃ?」
律「小銭はないけど、1万円札ならある!」
澪「だったら、それでうまい棒買えよ」
ガーッ
店員1「いらっしゃいま・・・せぇぇぇぇぇ!?」 END
店員1「み、店の外だ・・・関わりたくない」
澪「恥ずかしいから、離せぇぇぇぇぇ」
律「このくらいで恥ずかしいと思うなんて、まだ澪は甘いな!」
唯「こんなのは試練のうちに入らないよっ」
紬「なんかわからないけど、暖かくて幸せ~♪」
律「今日はこのまま、お菓子いっぱい買ってパーティをしよう!」
唯「やったぁ♪」
紬「だって、お金ないんじゃ?」
律「小銭はないけど、1万円札ならある!」
澪「だったら、それでうまい棒買えよ」
ガーッ
店員1「いらっしゃいま・・・せぇぇぇぇぇ!?」 END
96: 2011/12/19(月) 23:24:43.02
あ、終わったw
97: 2011/12/19(月) 23:25:18.34
乙乙
98: 2011/12/19(月) 23:25:54.17
乙だが終わるのはえーよw
99: 2011/12/19(月) 23:26:28.18
翌日のさわちゃんみたかったw
乙
乙
108: 2011/12/19(月) 23:40:12.67
生徒会長じゃね?
114: 2011/12/19(月) 23:50:30.18
>>111
あのモブのはずだったのに可愛いと評判の?
あのモブのはずだったのに可愛いと評判の?
118: 2011/12/19(月) 23:57:53.30
>>116
それより6位が
それより6位が
引用元: 律「1万円札しかない」唯「へ?」
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