1: 2015/11/13(金) 20:18:42
ピンポーン…
男「ん…お客さん」スッ
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン…
男(何回も…うるさい…)ガチャ
男「ん…お客さん」スッ
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン…
男(何回も…うるさい…)ガチャ
2: 2015/11/13(金) 20:21:13
女「こ…こんばんは!はじめまして女と言います!」フルフル
男「あ…はい…こんばんは」
女「と…とりあえず中に入れてください!」フルフル
男「…はい?」
女「いや…ほら…寒空で立ち話もなんですし…チェーン外してください!」ガチャガチャ…
男「あ…はい…こんばんは」
女「と…とりあえず中に入れてください!」フルフル
男「…はい?」
女「いや…ほら…寒空で立ち話もなんですし…チェーン外してください!」ガチャガチャ…
3: 2015/11/13(金) 20:22:59
男「すいません…知りもしない人を家に上げるわけにはいきません」パタン カチッ
女「開けて…開けてぇ~」ガチャガチャ
女「開けて…ください…」カチャカチャ…
女「開けて…開けてぇ~」ガチャガチャ
女「開けて…ください…」カチャカチャ…
4: 2015/11/13(金) 20:24:05
シーン…
男「…静かになったけど、もう居ないかな?」カチャ
女は倒れていた
男「大丈夫ですか…?」
チェーンを外し、声をかける
男「…静かになったけど、もう居ないかな?」カチャ
女は倒れていた
男「大丈夫ですか…?」
チェーンを外し、声をかける
5: 2015/11/13(金) 20:25:38
女「…」ガバッ!サササッ!
女「お邪魔します!」ニコッ
男「…」
女「お邪魔します!」ニコッ
男「…」
6: 2015/11/13(金) 20:26:49
~部屋~
女「温まります…」
男「迷惑なので、それ飲み終えたら出ていってくださいね」
女「やっぱり突然こんな風に~はダメですよね…」
男「通報されてもおかしくないですからね?」
女「うぅぅ…ごめんなさい…決して悪いことしようとしてじゃないんです…」
女「温まります…」
男「迷惑なので、それ飲み終えたら出ていってくださいね」
女「やっぱり突然こんな風に~はダメですよね…」
男「通報されてもおかしくないですからね?」
女「うぅぅ…ごめんなさい…決して悪いことしようとしてじゃないんです…」
7: 2015/11/13(金) 20:28:01
男「じゃあ一体なんの用があったんです?」
女「しばらくの間…一緒にいてほしくて…」
男「警察…今からでも遅くないですよ?」
女「ま…待って…」
女「しばらくの間…一緒にいてほしくて…」
男「警察…今からでも遅くないですよ?」
女「ま…待って…」
8: 2015/11/13(金) 20:29:19
女「私…未来が見えて…これからあなたに良くないことが起こるから…それを知らせたくて…」
男「ツボとか買わされる感じですか?」
女「違いますっ!!」
女「その不幸の起こる日が過ぎ去るまで一緒にいたいんです!」
男「ツボとか買わされる感じですか?」
女「違いますっ!!」
女「その不幸の起こる日が過ぎ去るまで一緒にいたいんです!」
9: 2015/11/13(金) 20:31:04
男「それでお金しぼり取られる…と?」
女「取りません!!信じてください!ただそばにいさせてもらえればいいんです!」
男「まぁ…俺に害がないならいいですけど…」
女「大丈夫です!私の事はおかまいなくです!」
男「ならまぁ…お好きなように…」
女「やった!それじゃ準備しますね」タタタッ…
女「取りません!!信じてください!ただそばにいさせてもらえればいいんです!」
男「まぁ…俺に害がないならいいですけど…」
女「大丈夫です!私の事はおかまいなくです!」
男「ならまぁ…お好きなように…」
女「やった!それじゃ準備しますね」タタタッ…
10: 2015/11/13(金) 20:34:07
女「んしょんしょ…」ドサッ!
男「その荷物は…」
女「お泊りセットです!」
男「…泊まるんですか?」
女「一緒に~ですから♪」
男「…俺の不幸って夜の間に起こるの?というかいつ起こるの?」
男「その荷物は…」
女「お泊りセットです!」
男「…泊まるんですか?」
女「一緒に~ですから♪」
男「…俺の不幸って夜の間に起こるの?というかいつ起こるの?」
11: 2015/11/13(金) 20:35:30
女「秘密です!」
男「…まぁ…部屋は余ってるし…いいか…」
女「ふんふ~ん♪」ガサゴソ
男「すごい荷物ですね…そのぬいぐるみは…」
女「これがないと眠れないんです!」
男「はぁ…」
男「…まぁ…部屋は余ってるし…いいか…」
女「ふんふ~ん♪」ガサゴソ
男「すごい荷物ですね…そのぬいぐるみは…」
女「これがないと眠れないんです!」
男「はぁ…」
12: 2015/11/13(金) 20:36:40
女「ふんふ~ん…」グキュルル~
男「…」
女「…」グキュルル~
女「…」チラッ
男「…(こっち見んな)」
女「…」ジ~
男「…」
女「…」グキュルル~
女「…」チラッ
男「…(こっち見んな)」
女「…」ジ~
13: 2015/11/13(金) 20:38:59
男「ご飯作ればいいんですか?」
女「…」コクコク
男「余り物しかないですからね」
女「ありがとうございます♪」
女「…」コクコク
男「余り物しかないですからね」
女「ありがとうございます♪」
14: 2015/11/13(金) 20:40:59
女「美味しいです!」モグモグ
男「それはどうも」
女「男さんて料理上手なんですね!」
男「なんで俺の名前を?」
女「だから…未来が見えるんですって」
男「それはどうも」
女「男さんて料理上手なんですね!」
男「なんで俺の名前を?」
女「だから…未来が見えるんですって」
15: 2015/11/13(金) 20:42:10
男「ふ~ん…不思議なこともあるんだね」
女「あんまり驚かないんですね」
男「詐欺師とかなら俺の名前くらい知ってて来るでしょ?」
女「詐欺師じゃないです~!!」
男「はいはい」
女「あんまり驚かないんですね」
男「詐欺師とかなら俺の名前くらい知ってて来るでしょ?」
女「詐欺師じゃないです~!!」
男「はいはい」
16: 2015/11/13(金) 20:44:15
女「…あの…さっきはおかまいなくって言ったんですけど…もし男さんがよければ…私…彼女みたいな立場に…してほしいなて…」
男「ん~…お金は出さないよ?」
女「大丈夫です!彼女として~でいいんですか?」
男「お好きなように」
女「男さん!大好きです!」
男「言われて悪い気はしないね…騙されないように注意しないと…」
女「~♪」モグモグ
男「ん~…お金は出さないよ?」
女「大丈夫です!彼女として~でいいんですか?」
男「お好きなように」
女「男さん!大好きです!」
男「言われて悪い気はしないね…騙されないように注意しないと…」
女「~♪」モグモグ
17: 2015/11/14(土) 23:08:11
私はもうすぐ氏ぬ…
通り魔に刺されて…
運命って不思議で…変えようとあがいてみても、結論までは変えられない…
未来を見通す力…見通せるだけで、なんにもできない…
普通の女の子として過ごしてきた…それが私が見てきた、私の未来だったから…
通り魔に刺されて…
運命って不思議で…変えようとあがいてみても、結論までは変えられない…
未来を見通す力…見通せるだけで、なんにもできない…
普通の女の子として過ごしてきた…それが私が見てきた、私の未来だったから…
18: 2015/11/14(土) 23:10:16
私の氏期がこんなに早いなんて…それだけが悲しかった。
被害者は2名。私と男さん。
私が襲われるのを男さんが目撃して、助けに入ってくれて…そのまま…
すごく勇敢で…優しい人だなって…ずっと思ってた
お礼が言いたい…氏ぬ間際の一瞬だけしか会えないなんていや…氏ぬ前に男さんに会ってみたい…
被害者は2名。私と男さん。
私が襲われるのを男さんが目撃して、助けに入ってくれて…そのまま…
すごく勇敢で…優しい人だなって…ずっと思ってた
お礼が言いたい…氏ぬ間際の一瞬だけしか会えないなんていや…氏ぬ前に男さんに会ってみたい…
19: 2015/11/14(土) 23:25:37
男「女さん?」
女「…は!はい!」
男「どうかしました?」
女「少し考えごとしてました」アセアセ
男「そうですか、お風呂用意するのでよければ入ってくださいね」
女「あ…ありがとうございます」
女「…は!はい!」
男「どうかしました?」
女「少し考えごとしてました」アセアセ
男「そうですか、お風呂用意するのでよければ入ってくださいね」
女「あ…ありがとうございます」
20: 2015/11/14(土) 23:27:06
男「用意できましたよ。着替えとかはありますよね?」
女「はい……の…覗かないでくださいねっ!!?」
男「不安なら、近くのお風呂屋さん行ってもらってかまいませんよ?」
女「…ごめんなさい…いただきます…」シュン…トボトボ
女「はい……の…覗かないでくださいねっ!!?」
男「不安なら、近くのお風呂屋さん行ってもらってかまいませんよ?」
女「…ごめんなさい…いただきます…」シュン…トボトボ
22: 2015/11/15(日) 09:43:36
チャプン…
女「覗かないで~なんて言わなくても、男さんは覗いたりしないんだけどね…」
女「温かい…」
女「会えて…よかったな…」
女「…って!!なんで落ち込んでるの!?私!!」
女「元気出して!明日から男さんといっぱいデートして思い出作るんだから!」
女「デート…デート…男さん…」ドキドキ…プクプクプクプク…
女「でもなんでだろう…この先どうなるのか見えない…今までは運命と違う行動しても、結末までの未来は見えたはずなのに…」
女「覗かないで~なんて言わなくても、男さんは覗いたりしないんだけどね…」
女「温かい…」
女「会えて…よかったな…」
女「…って!!なんで落ち込んでるの!?私!!」
女「元気出して!明日から男さんといっぱいデートして思い出作るんだから!」
女「デート…デート…男さん…」ドキドキ…プクプクプクプク…
女「でもなんでだろう…この先どうなるのか見えない…今までは運命と違う行動しても、結末までの未来は見えたはずなのに…」
23: 2015/11/15(日) 09:55:45
女「お風呂上がりました!」
男「それじゃあ俺入ってくるね…通帳とか…盗まないでね?」
女「盗みません!」プンプン
男「言ってみただけです。この部屋、使ってください。布団も敷いておいたので、よければ先に休んでくださいね」ニコ
女「…色々ありがとうございます…」
男「それじゃあ俺入ってくるね…通帳とか…盗まないでね?」
女「盗みません!」プンプン
男「言ってみただけです。この部屋、使ってください。布団も敷いておいたので、よければ先に休んでくださいね」ニコ
女「…色々ありがとうございます…」
24: 2015/11/15(日) 10:13:18
男「さっぱりしました………」
男のベットで寝ている女
女「…」
男「…」クルッ…スタスタ…モソモソ
布団に入る男
女「!!」バッ…スタスタ…モソモソ
布団に一緒になって入り込む女
男「なにがしたいんですか…」
女「カップル…ですもん…!」ドキドキドキドキ
男「…好きにしてください」
男のベットで寝ている女
女「…」
男「…」クルッ…スタスタ…モソモソ
布団に入る男
女「!!」バッ…スタスタ…モソモソ
布団に一緒になって入り込む女
男「なにがしたいんですか…」
女「カップル…ですもん…!」ドキドキドキドキ
男「…好きにしてください」
25: 2015/11/15(日) 10:27:44
女「あの…今日は突然訪ねて…こんな強引なことして…本当にごめんなさい…」
男「…」
女「失礼なのは承知してて…それでもこうしていたいんです…」
男「…」
女「数日後には居なくなりますから…私のわがまま…聞いてください…お願いします…」
男「大丈夫ですよ。色々突然すぎて驚きましたけど、嫌ではないですし、好きなようにしてください」
女「…だ…抱きしめてください」
男「…えっ?」
女「抱きしめて…ください…」
男「…」ギュッ
男「…」
女「失礼なのは承知してて…それでもこうしていたいんです…」
男「…」
女「数日後には居なくなりますから…私のわがまま…聞いてください…お願いします…」
男「大丈夫ですよ。色々突然すぎて驚きましたけど、嫌ではないですし、好きなようにしてください」
女「…だ…抱きしめてください」
男「…えっ?」
女「抱きしめて…ください…」
男「…」ギュッ
27: 2015/11/22(日) 21:50:21
女「ふぇ…朝…?」
女「…あのまま寝ちゃってたんだ…」
シーン
女「…男さん…」キョロキョロ
シーン
女「お仕事行っちゃったのかな…」
女(デート…したかったのに)
女「…あのまま寝ちゃってたんだ…」
シーン
女「…男さん…」キョロキョロ
シーン
女「お仕事行っちゃったのかな…」
女(デート…したかったのに)
28: 2015/11/22(日) 21:51:47
ジャ~…ガチャ…
女「!?」ビクッ
男「…おはよう女さん」ファァ…
女「あ!おはようございますっ」
男「…どうかした?」
女「いえっ…何でもないです(トイレだったんですね、全然気が付かなかった…)」アセアセ
男「朝ごはん作るね」
女「は…はい!」ニコッ
女「!?」ビクッ
男「…おはよう女さん」ファァ…
女「あ!おはようございますっ」
男「…どうかした?」
女「いえっ…何でもないです(トイレだったんですね、全然気が付かなかった…)」アセアセ
男「朝ごはん作るね」
女「は…はい!」ニコッ
29: 2015/11/22(日) 21:53:12
朝食
女「…」モグモグ
男「…」モグモグ
女「…あの…」
男「ん?」
女「今日ってお仕事ですよね?」
男「今日は休みとったよ」
女「えっ!?」
男「家に知らない人だけ残して出かけられないでしょ?」
女「…」モグモグ
男「…」モグモグ
女「…あの…」
男「ん?」
女「今日ってお仕事ですよね?」
男「今日は休みとったよ」
女「えっ!?」
男「家に知らない人だけ残して出かけられないでしょ?」
30: 2015/11/22(日) 21:54:17
女「…私そんなに信用ないですか…?」
男「冗談だってば、せっかくだし、どこか出かけようか」
女「私もお願いしようと思ってたんです!いいんですか?」
男「デートだね」
女「///」…モグモグ
男「冗談だってば、せっかくだし、どこか出かけようか」
女「私もお願いしようと思ってたんです!いいんですか?」
男「デートだね」
女「///」…モグモグ
31: 2015/11/22(日) 21:55:37
水族館
女「わぁ~男さん男さん!とっても綺麗ですよ~」キャッキャ
男「そうだね~」
ショッピング
女「…どうですか?似合いますか?」モジモジ
男「ちょっと大人っぽすぎるかな…こっちの方が女さんらしいかも」スッ
女「子供服じゃないですか~!!」ムキーッ
女「わぁ~男さん男さん!とっても綺麗ですよ~」キャッキャ
男「そうだね~」
ショッピング
女「…どうですか?似合いますか?」モジモジ
男「ちょっと大人っぽすぎるかな…こっちの方が女さんらしいかも」スッ
女「子供服じゃないですか~!!」ムキーッ
32: 2015/11/22(日) 21:57:05
帰りの電車
女「楽しかったです!」
男「それはなにより」
女「男さんは楽しかったですか?」
男「楽しかったよ」
女「…男さんてあんまり感情を表に出さないんですね」
男「そんなことないよ」
女「そんなことあります!」
女「…私はとっても楽しかったです」
女「あの…もっと近くに寄ってもいいですか?」
男「いいですよ」
ピトッ
女「…これからもずっと…こうしていたい…です」
男「…そうだね」
女「楽しかったです!」
男「それはなにより」
女「男さんは楽しかったですか?」
男「楽しかったよ」
女「…男さんてあんまり感情を表に出さないんですね」
男「そんなことないよ」
女「そんなことあります!」
女「…私はとっても楽しかったです」
女「あの…もっと近くに寄ってもいいですか?」
男「いいですよ」
ピトッ
女「…これからもずっと…こうしていたい…です」
男「…そうだね」
33: 2015/11/22(日) 21:59:47
夜
女「ごちそうさまでした」
男「おそまつさまでした」
女「とっても美味しかったです!」
男「それはよかった」
女「でも…食後のデザートが食べたいです!」
男「ないです」
女「食後の運動を兼ねて、コンビニに買いに行ってきます!男さんはなにか欲しいものありますか?」
男「それじゃあ同じのをもう1つお願いできますか?」
女「分かりました!買ってきますね!」スタスタ…パタン
男「…」
女「ごちそうさまでした」
男「おそまつさまでした」
女「とっても美味しかったです!」
男「それはよかった」
女「でも…食後のデザートが食べたいです!」
男「ないです」
女「食後の運動を兼ねて、コンビニに買いに行ってきます!男さんはなにか欲しいものありますか?」
男「それじゃあ同じのをもう1つお願いできますか?」
女「分かりました!買ってきますね!」スタスタ…パタン
男「…」
34: 2015/11/22(日) 22:01:18
夜道…暗がりの向こうからパーカーを深くかぶった人が歩いてくる。
すれ違う瞬間…私は襲われ…お腹を刺される…
声も出せないまま塀にもたれる私、通り魔がナイフを構えなおし、私に突進してくる…
私は氏を覚悟して目をつむる…
2度目…新たな痛みはなくて…目をあけるとそこには男さんが居た。
すれ違う瞬間…私は襲われ…お腹を刺される…
声も出せないまま塀にもたれる私、通り魔がナイフを構えなおし、私に突進してくる…
私は氏を覚悟して目をつむる…
2度目…新たな痛みはなくて…目をあけるとそこには男さんが居た。
35: 2015/11/22(日) 22:02:25
男さんは私を守って、背中を…
私は力が抜けてそのまま崩れ落ちて…
男さんは通り魔へと向き直って…
通り魔は邪魔が入ったからか、そのまま逃げていった…
それを見届けた男さんは、そのまま地面に倒れて…
私も目の前が少しづつ暗くなって…未来が終わる。
女「今日…なんだよね…」
私は力が抜けてそのまま崩れ落ちて…
男さんは通り魔へと向き直って…
通り魔は邪魔が入ったからか、そのまま逃げていった…
それを見届けた男さんは、そのまま地面に倒れて…
私も目の前が少しづつ暗くなって…未来が終わる。
女「今日…なんだよね…」
36: 2015/11/22(日) 22:13:20
女「これで…男さんは家に居るから…助かるよね…」スタスタ
女「何もしてなければ…男さんは仕事帰りで、この道を…」
女「私は運命にちゃんと従うんだから、男さんの命くらいは見逃してくれるよね?運命取り繕うために男さんを瞬間移動!とかしないでよ?…ねぇ…神様…」スタスタ…
女「何もしてなければ…男さんは仕事帰りで、この道を…」
女「私は運命にちゃんと従うんだから、男さんの命くらいは見逃してくれるよね?運命取り繕うために男さんを瞬間移動!とかしないでよ?…ねぇ…神様…」スタスタ…
37: 2015/11/22(日) 23:00:30
女(…あの人…)スタスタ…
前からパーカーの男
女(男さん…ごめんなさい…デザート…買って帰れない…)スタスタ
通り魔がナイフを取り出す
女(…氏にたくない…男さん…助けて…)
前からパーカーの男
女(男さん…ごめんなさい…デザート…買って帰れない…)スタスタ
通り魔がナイフを取り出す
女(…氏にたくない…男さん…助けて…)
38: 2015/11/22(日) 23:01:42
目を固く閉じる女
グサッ
女(あれ…痛くない…)
男「大丈夫?女さん…」
女「!?」
女「なんで…」
男「あはは…痛いね…これ…」
女は力が抜けて崩れ落ちる
グサッ
女(あれ…痛くない…)
男「大丈夫?女さん…」
女「!?」
女「なんで…」
男「あはは…痛いね…これ…」
女は力が抜けて崩れ落ちる
39: 2015/11/22(日) 23:03:34
男「俺のことは心配ないよ、女さんが無事でよかった…さてと…」クルッ…
男「…逃げるなよ?」
通り魔「…チッ」クルッ…
男「○○会社勤務の○○××だろ?」
通り魔「…」ピタッ
男「…逃げるなよ?」
通り魔「…チッ」クルッ…
男「○○会社勤務の○○××だろ?」
通り魔「…」ピタッ
40: 2015/11/22(日) 23:05:20
男「仕事でだいぶストレスためてるみたいだけど、その発散方法がこんなことか?」
通り魔「…」
男「その仕事でのストレスもあんたがちゃんとしてないからだろ?」
通り魔「うるせぇぇぇぇ!黙れぇぇぇ!」クルッタタタタッ
通り魔「…」
男「その仕事でのストレスもあんたがちゃんとしてないからだろ?」
通り魔「うるせぇぇぇぇ!黙れぇぇぇ!」クルッタタタタッ
41: 2015/11/22(日) 23:06:33
男(怒りにまかせた突進…ギリギリでかわして、足をかけ転ばせる)
ガシッ…ズシャア…
男(体制を立て直す前に、ナイフを持つ手を踏みつけナイフを奪う…)
グイッ…
男(腕を取り、上に乗り見動きを封じ、ナイフを突きつける…)
ガシッ…ズシャア…
男(体制を立て直す前に、ナイフを持つ手を踏みつけナイフを奪う…)
グイッ…
男(腕を取り、上に乗り見動きを封じ、ナイフを突きつける…)
42: 2015/11/22(日) 23:07:34
男「暴れたら刺す…俺も人生どうでもよくなってんだ…人を頃すことだって、やろうと思えばいくらでもしてやる…」
男「ただな…自分の人生がどうでもいいからってな…他の人間を不幸にする行いはダメだ」
男「まだあんたならやり直せる。警察行くぞ」
通り魔「…」
男「ただな…自分の人生がどうでもいいからってな…他の人間を不幸にする行いはダメだ」
男「まだあんたならやり直せる。警察行くぞ」
通り魔「…」
43: 2015/11/22(日) 23:12:44
男はそう言って通り魔の上から降り、ナイフを捨て、警察に通報した。
通り魔は警察が来るまで、同じ体制のまま動くことはなかった。
通り魔は素直に警察の指示に応じ、連行されていった。
男はそのまま病院へ。女も付き添い。
警察への説明も終え、二人だけの時間。
通り魔は警察が来るまで、同じ体制のまま動くことはなかった。
通り魔は素直に警察の指示に応じ、連行されていった。
男はそのまま病院へ。女も付き添い。
警察への説明も終え、二人だけの時間。
44: 2015/11/22(日) 23:44:01
男「いや~、お医者さんいわく、このケガじゃ氏なないって!よかったね女さん!」
女「よくないですよ!すっごく心配したんですから…そもそも…なんであの場所に男さんが…」
女「よくないですよ!すっごく心配したんですから…そもそも…なんであの場所に男さんが…」
45: 2015/11/22(日) 23:45:30
男「ん…あのね、読心術…」
女「…読心術?なにを言ってるんですか?」
男「女さんて本当に未来が見えるんだね、びっくりしたよ」
女「…?」
男「女さんに未来を見通せる力があるように、俺の場合は人の心が見えるの」
女「!!」
女「…読心術?なにを言ってるんですか?」
男「女さんて本当に未来が見えるんだね、びっくりしたよ」
女「…?」
男「女さんに未来を見通せる力があるように、俺の場合は人の心が見えるの」
女「!!」
46: 2015/11/22(日) 23:46:39
男「女さんの心も会った時から見てて、悪い人じゃないな~て分かったし、むしろ好意を抱かれてて嬉しかった」
女「…」
男「女さんが見てる未来も当然のように見えてさ、俺氏ぬのかよってね」
女「…」
女「…」
男「女さんが見てる未来も当然のように見えてさ、俺氏ぬのかよってね」
女「…」
47: 2015/11/22(日) 23:47:35
男「でも女さん、あの場所に一人で行くんだもん…心配したのはこっちだよ?」
女「…ごめんなさい」
男「女さん、通り魔に刺されそうになった時、氏にたくない~助けて~て、最初から言ってもらえてれば、もっと力になったのに…」
女「…ごめんなさい」モジモジ
男「とりあえず女さんが無事でよかった」
女「…ごめんなさい」
男「女さん、通り魔に刺されそうになった時、氏にたくない~助けて~て、最初から言ってもらえてれば、もっと力になったのに…」
女「…ごめんなさい」モジモジ
男「とりあえず女さんが無事でよかった」
48: 2015/11/22(日) 23:48:47
男「あとね、運命は変えることはできないって思ってるみたいだけど…」
男「本気になれば、なんだってできると思うんだ」
女「…」
男「今まで変えられなかったのは、女さんができないって諦めてたからで」
男「きっと今回は女さんが本気になったから変えられたんだよ?」
男「頑張ったね女さん♪」ヨシヨシ
女「…」
男「それでね…俺もわりとすぐに諦めちゃう人間でさ…」
男「でも本気にならなきゃなって思ったことがあって…」
女「…?」
男「女さんが…よければなんだけど…」
男「これからも彼女として…付き合っていただけますか?」
女「…はいっ!」ニコッ
おわり!
男「本気になれば、なんだってできると思うんだ」
女「…」
男「今まで変えられなかったのは、女さんができないって諦めてたからで」
男「きっと今回は女さんが本気になったから変えられたんだよ?」
男「頑張ったね女さん♪」ヨシヨシ
女「…」
男「それでね…俺もわりとすぐに諦めちゃう人間でさ…」
男「でも本気にならなきゃなって思ったことがあって…」
女「…?」
男「女さんが…よければなんだけど…」
男「これからも彼女として…付き合っていただけますか?」
女「…はいっ!」ニコッ
おわり!
49: 2015/11/23(月) 00:04:33
乙!
50: 2015/11/23(月) 01:17:07
乙
やっぱりハッピーエンドが良いよね!
やっぱりハッピーエンドが良いよね!
引用元: 千里眼と○○○
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります