1: 2012/06/17(日) 01:14:13.45
『プロデューサーさん、今日はどういうお仕事なんですか?』
P「ああ、すまない……今日もレッスンなんだ……」
『謝らないで下さい!私、頑張ってデビューして、きっとトップアイドルになります!』
P「あ、ああ……」
P「ああ、すまない……今日もレッスンなんだ……」
『謝らないで下さい!私、頑張ってデビューして、きっとトップアイドルになります!』
P「あ、ああ……」
28: 2012/06/17(日) 01:45:10.93
何とのクロスかしらんが面白そう
30: 2012/06/17(日) 01:46:35.35
>>28
「GS美神 極楽大作戦!!」
という昔のサンデーの看板漫画とのクロスです
「GS美神 極楽大作戦!!」
という昔のサンデーの看板漫画とのクロスです
2: 2012/06/17(日) 01:14:55.31
『今日は何のレッスンですか?』
P「……ボーカルだ……」
『やったあ!私、歌大好きですから、ボーカルレッスン楽しいです!』
『でも、どうして毎回、レッスン時間が夜中なんでしょう?』
『あと、どうしてプロデューサーさんが毎回レッスンしてくれるんですか?』
P「すまない……」
P「……ボーカルだ……」
『やったあ!私、歌大好きですから、ボーカルレッスン楽しいです!』
『でも、どうして毎回、レッスン時間が夜中なんでしょう?』
『あと、どうしてプロデューサーさんが毎回レッスンしてくれるんですか?』
P「すまない……」
4: 2012/06/17(日) 01:16:14.36
『もう、謝らないで下さい!』
『それに私、プロデューサーさんとのレッスン楽しみだし……』
P「え?最後の方よく聞こえなかった」
『な、なんでもないです。さ、早く行きましょ?」
P「……ああ」
P「行こうか、春香」
『それに私、プロデューサーさんとのレッスン楽しみだし……』
P「え?最後の方よく聞こえなかった」
『な、なんでもないです。さ、早く行きましょ?」
P「……ああ」
P「行こうか、春香」
6: 2012/06/17(日) 01:17:32.17
―レッスンスタジオ―
『わあ!ここのスタジオ初めてですね!』
P「ああ、特別に借りたんだ」
P「ちょっとここで待っててくれ」
P「控室の手続きをしてくるから」
『はい』
『わあ!ここのスタジオ初めてですね!』
P「ああ、特別に借りたんだ」
P「ちょっとここで待っててくれ」
P「控室の手続きをしてくるから」
『はい』
7: 2012/06/17(日) 01:18:18.00
……
伝次郎「おい」
『は、はい!』
伝次郎「……お前さんが765プロのアイドルかい?」
『は、はい!天海春香です!よろしくお願いします!』
伝次郎「おい」
『は、はい!』
伝次郎「……お前さんが765プロのアイドルかい?」
『は、はい!天海春香です!よろしくお願いします!』
8: 2012/06/17(日) 01:19:47.69
伝次郎「ああ、よろしくな。俺はジェームズ伝次郎」
伝次郎「演歌を歌ってる」
『よろしくお願いします!』
伝次郎「元気だねえ。春香ちゃんはどうしてこの世界に?」
『え……。わ、私、歌が好きで……。みんな私の歌で幸せになってくれたらって』
伝次郎「演歌を歌ってる」
『よろしくお願いします!』
伝次郎「元気だねえ。春香ちゃんはどうしてこの世界に?」
『え……。わ、私、歌が好きで……。みんな私の歌で幸せになってくれたらって』
9: 2012/06/17(日) 01:21:07.63
伝次郎「そうか……、いろいろ辛いこともあるだろうが、頑張りな」
『はい!ありがとうございます』
伝次郎「どれ、握手でもするかい?」
『は、はい』
伝次郎「それじゃ、な」
『はい!ありがとうございます』
伝次郎「どれ、握手でもするかい?」
『は、はい』
伝次郎「それじゃ、な」
13: 2012/06/17(日) 01:22:38.51
横島「す、すんません~失礼します~」
美神「どうも、このスタジオのオーナーの美神です」
『は、はい』
美神「あなたが春香さん……」
『え、私を知ってるんですか?』
美神「それはそうよ。今飛ぶ鳥落とす勢いの765プロのアイドルですもの」
美神「どうも、このスタジオのオーナーの美神です」
『は、はい』
美神「あなたが春香さん……」
『え、私を知ってるんですか?』
美神「それはそうよ。今飛ぶ鳥落とす勢いの765プロのアイドルですもの」
14: 2012/06/17(日) 01:24:09.86
『えへへ……みんな凄いんです。私も早く追いつかなくちゃ』
美神「そう……。そうね……。頑張ってね」
『ハイ!ありがとうございます!』
横島「そ、それじゃあ」
美神「またね」
……
P「お、どうしたんだ?」
『プロデューサーさん、さっきそこで……』
美神「そう……。そうね……。頑張ってね」
『ハイ!ありがとうございます!』
横島「そ、それじゃあ」
美神「またね」
……
P「お、どうしたんだ?」
『プロデューサーさん、さっきそこで……』
15: 2012/06/17(日) 01:25:38.44
……
社長「いかがでしたか?」
美神「霊的な存在であることは間違いないでしょう」
横島「伝次郎のことしっかり見えてたもんなー」
美神「でも、邪悪な気配は感じられませんでした」
美神「放っておいても害はないと思いますが」
社長「いかがでしたか?」
美神「霊的な存在であることは間違いないでしょう」
横島「伝次郎のことしっかり見えてたもんなー」
美神「でも、邪悪な気配は感じられませんでした」
美神「放っておいても害はないと思いますが」
16: 2012/06/17(日) 01:28:06.91
社長「ふーむ、そうですか……」
社長「テレビ局などで、ウチと関わるスタッフに怪我人が続出していまして」
社長「もしかしたら、と思ったものですから」
美神「……まあ、偶然でしょう」
社長「テレビ局などで、ウチと関わるスタッフに怪我人が続出していまして」
社長「もしかしたら、と思ったものですから」
美神「……まあ、偶然でしょう」
17: 2012/06/17(日) 01:29:21.35
伝次郎「俺のことを知らない世代か……」
おキヌ「お、落ち込まないで下さい~」
伝次郎「幽霊演歌歌手としてカムバックした時にはそれは騒がれたもんだが……」
おキヌ「仕方ないですよ、いつも線香持って拝みに来てくれるのは、
おばあちゃんかおばさんばっかりですし」
おキヌ「若い人にはあんまり知られてないんですよ!だから大丈夫です」
伝次郎「慰めてくれてるんだろうが、逆効果だぜ……」
おキヌ「お、落ち込まないで下さい~」
伝次郎「幽霊演歌歌手としてカムバックした時にはそれは騒がれたもんだが……」
おキヌ「仕方ないですよ、いつも線香持って拝みに来てくれるのは、
おばあちゃんかおばさんばっかりですし」
おキヌ「若い人にはあんまり知られてないんですよ!だから大丈夫です」
伝次郎「慰めてくれてるんだろうが、逆効果だぜ……」
18: 2012/06/17(日) 01:31:51.17
社長「しかし、こう毎夜現れては……」
横島「そうですよ、あんな気味悪いのがうろついてたんじゃたまったもんじゃないでしょ」
社長「毎夜相手しているウチのプロデューサーも、体力的に限界です」
美神「……アレからは、現世に並々ならぬ執着を感じました」
美神「それを解消できれば、あるいは」
横島「そうですよ、あんな気味悪いのがうろついてたんじゃたまったもんじゃないでしょ」
社長「毎夜相手しているウチのプロデューサーも、体力的に限界です」
美神「……アレからは、現世に並々ならぬ執着を感じました」
美神「それを解消できれば、あるいは」
19: 2012/06/17(日) 01:33:37.80
横島「えー?なんかこう一気に解決できないんですかー?」
美神「うっさいわね!こんな安い仕事にそこまで元手かけられないわよ!」
社長「すみません……」
横島「(守銭奴の美神さんが)何で受けたんだろ?この仕事……」
美神「言いたいことがあるならハッキリ言いなさい?」
横島「な、なんでもありませ~ん」
美神「うっさいわね!こんな安い仕事にそこまで元手かけられないわよ!」
社長「すみません……」
横島「(守銭奴の美神さんが)何で受けたんだろ?この仕事……」
美神「言いたいことがあるならハッキリ言いなさい?」
横島「な、なんでもありませ~ん」
21: 2012/06/17(日) 01:35:15.58
―次の日 765プロ事務所―
美神「おはようございます」
P「おはようございます。お待ちしておりました」
P「しかし、昨日の夜からすぐ今日の朝仕事なんて、皆さんほとんど寝ておられないのでは?」
横島「あー、平気っすよ。だって俺、時給255円でいつも氏ぬほど……」
美神「余計なことを言うんじゃない!」ドガッ
美神「おはようございます」
P「おはようございます。お待ちしておりました」
P「しかし、昨日の夜からすぐ今日の朝仕事なんて、皆さんほとんど寝ておられないのでは?」
横島「あー、平気っすよ。だって俺、時給255円でいつも氏ぬほど……」
美神「余計なことを言うんじゃない!」ドガッ
23: 2012/06/17(日) 01:38:04.66
美神「それで、例のアレは……?」
P「こちらです……」
横島「それでは美神さんがお仕事をしている間、俺は他に怪しい所がないか事務所をくまなく調べます」
横島「それじゃ!」
美神「おキヌちゃん」
おキヌ「はーい!」
P「こちらです……」
横島「それでは美神さんがお仕事をしている間、俺は他に怪しい所がないか事務所をくまなく調べます」
横島「それじゃ!」
美神「おキヌちゃん」
おキヌ「はーい!」
24: 2012/06/17(日) 01:40:16.18
離せ!おキヌちゃん!俺は今アイドル事務所にいるんや!
アイドルの衣装とか下着とか探すんやー!!
て、手錠は止めろっ!!止めてくれっ!!
P「こちらが、例の……」
美神「プロモーション用等身大フィギア?」
P「はい」
美神「へぇー、割とよくできてるじゃない?」
アイドルの衣装とか下着とか探すんやー!!
て、手錠は止めろっ!!止めてくれっ!!
P「こちらが、例の……」
美神「プロモーション用等身大フィギア?」
P「はい」
美神「へぇー、割とよくできてるじゃない?」
26: 2012/06/17(日) 01:42:06.91
美神「これなら魂が宿ってもおかしくないわね」
P「そうなんです……」
P「使われなかった没デザインの一つだったんです……」
P「それがなぜか夜な夜な動き出すように……」
美神「……ええ。昨日と同じ霊波をビンビン感じるわ」
美神「どれ、起こしてみましょ」
P「え?」
美神『人形に宿りし魂よ、我が呼びかけに応えよ!』
P「そうなんです……」
P「使われなかった没デザインの一つだったんです……」
P「それがなぜか夜な夜な動き出すように……」
美神「……ええ。昨日と同じ霊波をビンビン感じるわ」
美神「どれ、起こしてみましょ」
P「え?」
美神『人形に宿りし魂よ、我が呼びかけに応えよ!』
27: 2012/06/17(日) 01:43:40.33
『ふわ~。あれ?皆さん……?』
『あなたは確か、スタジオの……』
美神「起きたわね?私の話を聞きなさい」
……
『わ、私が……人形……?』
『だって……昨日も……頑張れって……』
『そ、そんな……冗談キツいですよ~……ド、ドッキリでしょう?これ……』
『あなたは確か、スタジオの……』
美神「起きたわね?私の話を聞きなさい」
……
『わ、私が……人形……?』
『だって……昨日も……頑張れって……』
『そ、そんな……冗談キツいですよ~……ド、ドッキリでしょう?これ……』
32: 2012/06/17(日) 01:47:58.42
P「……」
美神「鏡を見なさい」
『……っ!!私……私……』
『うっ……グスっ……』
??「話は聞かせてもらいました!!」
『だ、誰?』
春香「アイドルしようよ!私と一緒に!」
美神「鏡を見なさい」
『……っ!!私……私……』
『うっ……グスっ……』
??「話は聞かせてもらいました!!」
『だ、誰?』
春香「アイドルしようよ!私と一緒に!」
33: 2012/06/17(日) 01:49:57.75
P「春香!?」
『わ、私?……いえ、天海春香……』
美神「そうね」
P「美神さん!?」
美神「彼女の執着は、きっとアイドルとして活躍すること……」
美神「だったら……。その望みをかなえれば……」
P「な、成程……」
『わ、私?……いえ、天海春香……』
美神「そうね」
P「美神さん!?」
美神「彼女の執着は、きっとアイドルとして活躍すること……」
美神「だったら……。その望みをかなえれば……」
P「な、成程……」
34: 2012/06/17(日) 01:51:38.21
横島「じゃあ、現役アイドルと付喪神?のコラボコンサートでもやるんですか?」
美神「そうなるわね……」
美神「……」
美神「貴様ー!どうしてここにいるー!!」
横島「俺はアイドルとイチャイチャするんやー!!」
春香「よろしくね?」
『うん……』
美神「そうなるわね……」
美神「……」
美神「貴様ー!どうしてここにいるー!!」
横島「俺はアイドルとイチャイチャするんやー!!」
春香「よろしくね?」
『うん……』
35: 2012/06/17(日) 01:53:18.05
―ボーカルレッスン―
伝次郎「と、ゆーわけで」
伝次郎「俺がボーカル部門の指導をすることになった、ジェームズ伝次郎だ」
春香「はい!」
『よろしくお願いします!』
伝次郎「と、ゆーわけで」
伝次郎「俺がボーカル部門の指導をすることになった、ジェームズ伝次郎だ」
春香「はい!」
『よろしくお願いします!』
37: 2012/06/17(日) 01:55:05.14
千早「……あそこジェームズ伝次郎さんが?」
真「うーん、全然見えないや……」
雪歩「声はするのに……怖いよう……」
伊織「それなら、動いてる人形の方が不気味よ……」
貴音「これは……面妖な……」
真「うーん、全然見えないや……」
雪歩「声はするのに……怖いよう……」
伊織「それなら、動いてる人形の方が不気味よ……」
貴音「これは……面妖な……」
38: 2012/06/17(日) 01:56:58.12
横島「ふ、怖がることはないさ」
美希「誰……?」
横島「やあ!ボクはゴーストスイーパー横島!」
横島「幽霊の類は、現世の人間に歌声を伝えるためには、魂の底から歌う必要があるんだ」
横島「幽霊歌手のジェームズ伝次郎はうってつけのコーチ……ということさ」
あずさ「そ、そうなんですか~。さすがゴーストスイーパーです」
横島「ええ……。ですから、ここは奴に任せてボクとお食事でも……」
美希「誰……?」
横島「やあ!ボクはゴーストスイーパー横島!」
横島「幽霊の類は、現世の人間に歌声を伝えるためには、魂の底から歌う必要があるんだ」
横島「幽霊歌手のジェームズ伝次郎はうってつけのコーチ……ということさ」
あずさ「そ、そうなんですか~。さすがゴーストスイーパーです」
横島「ええ……。ですから、ここは奴に任せてボクとお食事でも……」
40: 2012/06/17(日) 01:58:28.99
ドゲシッ!
横島「いてっ!!」
美神「言っとくけど……」
美神「アイドルにセクハラして損害賠償なんてことになったら」
美神「アンタ○すわよ」
横島(これはマジだ……)
横島「いてっ!!」
美神「言っとくけど……」
美神「アイドルにセクハラして損害賠償なんてことになったら」
美神「アンタ○すわよ」
横島(これはマジだ……)
41: 2012/06/17(日) 02:00:44.72
『らー♪』
横島「おお?」
律子「き、聞こえる!春香そっくりね」
伝次郎「成程……、只の幽霊ってわけじゃないんだな」
春香(っていうか……、私より上手い……?)
横島「おお?」
律子「き、聞こえる!春香そっくりね」
伝次郎「成程……、只の幽霊ってわけじゃないんだな」
春香(っていうか……、私より上手い……?)
43: 2012/06/17(日) 02:02:08.52
P「さて……折角だし……他のみんなもレッスンするぞ」
真美「え?真美達もアレに混ざるの?」
P「ああ」
P「ライブは1か月後!○○テレビの特別番組枠を一つ貰ってきた!」
P「765プロと、彼女の合同ライブだ!!」
P「そうと決まれば、レッスンレッスン!」
真美「え?真美達もアレに混ざるの?」
P「ああ」
P「ライブは1か月後!○○テレビの特別番組枠を一つ貰ってきた!」
P「765プロと、彼女の合同ライブだ!!」
P「そうと決まれば、レッスンレッスン!」
44: 2012/06/17(日) 02:03:33.35
―ダンスレッスン―
美神「まあ、実体は見えてるから、これは普通の講師で大丈夫でしょ」
『痛!』
春香「だ、大丈夫?!」
『大丈夫!!まだまだ!』
横島「……流石に人形に踊り踊らすのは無理があるんじゃ?」
美神「……そうね」
美神「まあ、実体は見えてるから、これは普通の講師で大丈夫でしょ」
『痛!』
春香「だ、大丈夫?!」
『大丈夫!!まだまだ!』
横島「……流石に人形に踊り踊らすのは無理があるんじゃ?」
美神「……そうね」
45: 2012/06/17(日) 02:04:53.19
美神「一つ、注意しておくけど」
『?』
美神「今のあなたがこの世にとどまることができるのは」
美神「その人形の体のおかげよ」
美神「その憑代が無くなれば、あなたはこの世にとどまれなくなる」
美神「その体、大事にしなさい」
『わかりました……』
『?』
美神「今のあなたがこの世にとどまることができるのは」
美神「その人形の体のおかげよ」
美神「その憑代が無くなれば、あなたはこの世にとどまれなくなる」
美神「その体、大事にしなさい」
『わかりました……』
46: 2012/06/17(日) 02:06:38.99
P「それじゃあ、若干振りを簡略化して、一緒に踊れるようにしようか」
響「……さっきの部分な……あそこのターン難しいから……こんな風に」
『あ、踊れる!踊れるよ!!ありがとう!!』
響「そ、そうか?よーし、一緒に頑張るぞ!!」
響「……さっきの部分な……あそこのターン難しいから……こんな風に」
『あ、踊れる!踊れるよ!!ありがとう!!』
響「そ、そうか?よーし、一緒に頑張るぞ!!」
47: 2012/06/17(日) 02:09:00.01
―ビジュアルレッスン―
講師(……)
『よろしくお願いします!』
講師(不気味過ぎる)
美希「あふぅ……。駄目」
『え?』
美希「自分が人形だって意識しすぎちゃ駄目なの」
美希「自然に、自然にね?」
『……うん、ありがとう』
講師(……)
『よろしくお願いします!』
講師(不気味過ぎる)
美希「あふぅ……。駄目」
『え?』
美希「自分が人形だって意識しすぎちゃ駄目なの」
美希「自然に、自然にね?」
『……うん、ありがとう』
49: 2012/06/17(日) 02:10:46.81
―リハーサル―
春香「いよいよですね!!」
P「ああ、長いようで短かったな」
『みんな……。ありがとう……』
伊織「何言ってるのよ、水臭いわね」
亜美「あはは、最初はどーなるかと思ったけど」
やよい「うっうー!もうみんな仲間ですー!」
春香「いよいよですね!!」
P「ああ、長いようで短かったな」
『みんな……。ありがとう……』
伊織「何言ってるのよ、水臭いわね」
亜美「あはは、最初はどーなるかと思ったけど」
やよい「うっうー!もうみんな仲間ですー!」
50: 2012/06/17(日) 02:12:16.06
春香「行くよ!」
春香「765プロー、ファイトー!!」
皆「おー!」
―The world is all one!!―
春香「765プロー、ファイトー!!」
皆「おー!」
―The world is all one!!―
52: 2012/06/17(日) 02:13:44.90
社長「みんな……」(ホ口リ)
横島「ええ話や……。みんなええ子や……」
おキヌ「これであの人が満足すれば終わりですか?」
美神「……いいえ。多分……」
スタッフ「た、大変です!!」
横島「ええ話や……。みんなええ子や……」
おキヌ「これであの人が満足すれば終わりですか?」
美神「……いいえ。多分……」
スタッフ「た、大変です!!」
56: 2012/06/17(日) 02:15:59.57
>>53
そのとおりでございます
そのとおりでございます
54: 2012/06/17(日) 02:15:25.33
TV局社長「何だこれは……?」
??「……ウヴァアー!!」
スタッフA「……」フラフラ
美神「破!」
スタッフA「あ、あれ?俺は……」
美神「奴らを見ちゃ駄目よ!!」
??「……ウヴァアー!!」
スタッフA「……」フラフラ
美神「破!」
スタッフA「あ、あれ?俺は……」
美神「奴らを見ちゃ駄目よ!!」
57: 2012/06/17(日) 02:17:34.48
横島「な、なんなんすか?あれ?」
美神「七人同行……!七体で一つの妖怪……」
美神「ねらった人間の命を奪い、確実に仲間に引きずりこむ」
美神「2,3匹倒してもすぐに復活するわ!」
美神「一気に全部倒さないといけない、厄介な相手よ」
美神「七人同行……!七体で一つの妖怪……」
美神「ねらった人間の命を奪い、確実に仲間に引きずりこむ」
美神「2,3匹倒してもすぐに復活するわ!」
美神「一気に全部倒さないといけない、厄介な相手よ」
59: 2012/06/17(日) 02:19:26.26
美神「実は、七人同行の目撃情報が都内で相次いでいたの」
美神「TV局で怪我人が相次いでるって話を聞いて、私の第六感にピーンと来たわ」
横島「じゃ、じゃあ、早く何とかしてくださいよー!!」
TV局社長「そ、そうだ!早く何とかしたまえ!」
美神「……嫌!」
横島「……」
横島「何をダダこねとるんですかー!!」
美神「TV局で怪我人が相次いでるって話を聞いて、私の第六感にピーンと来たわ」
横島「じゃ、じゃあ、早く何とかしてくださいよー!!」
TV局社長「そ、そうだ!早く何とかしたまえ!」
美神「……嫌!」
横島「……」
横島「何をダダこねとるんですかー!!」
61: 2012/06/17(日) 02:21:13.40
美神「うっさいわね!この仕事私300万しかもらってないのよ!」
美神「それであんなの相手にできるわけないでしょーが!!」
社長「す、すみません」
スタッフB「た、助けて……」
スタッフC「は、離れろ!」
美神「それであんなの相手にできるわけないでしょーが!!」
社長「す、すみません」
スタッフB「た、助けて……」
スタッフC「は、離れろ!」
62: 2012/06/17(日) 02:22:16.94
美神「○○テレビ局さん?」
TV局社長「何かね?」
美神「……スタッフに何人も氏者が出て、生放送ライブ中止……」
美神「一体いくらの損害になるかしら?」
TV局社長「チッ!分かったよ。いくら出せばいいんだ?」
TV局社長「何かね?」
美神「……スタッフに何人も氏者が出て、生放送ライブ中止……」
美神「一体いくらの損害になるかしら?」
TV局社長「チッ!分かったよ。いくら出せばいいんだ?」
64: 2012/06/17(日) 02:24:42.89
美神「10億!」
TV局社長「7億5千万!」
美神「9億!」
TV局社長「8億!」
美神「……わかりました。8億で引き受けましょう」
横島「この人は……」
TV局社長「7億5千万!」
美神「9億!」
TV局社長「8億!」
美神「……わかりました。8億で引き受けましょう」
横島「この人は……」
65: 2012/06/17(日) 02:25:58.73
美神「こっちよ!!」
七人同行「……ヴァー……」
美神「一網打尽にしてやる!精霊石よ!!」
ドカーンッ!!
横島「や、やりましたか?」
七人同行「……ヴァー……」
美神「一網打尽にしてやる!精霊石よ!!」
ドカーンッ!!
横島「や、やりましたか?」
67: 2012/06/17(日) 02:27:21.81
七人同行「ヮヴァアアアー!!」
横島「やってないじゃないかー!!美神さんのバカ―!!」
美神「……テレビ局内の地縛霊や浮遊霊を引き込んで盾にしたのね……」
P「な、何だアレ?」
春香「こっちに来る!」
横島「やってないじゃないかー!!美神さんのバカ―!!」
美神「……テレビ局内の地縛霊や浮遊霊を引き込んで盾にしたのね……」
P「な、何だアレ?」
春香「こっちに来る!」
68: 2012/06/17(日) 02:29:20.36
雪歩「ひっ……足がすくんで……」
千早「逃げられない……?」
P「くそ!アイドルだけは俺が氏んでも守る!!」
『駄目!!』
美希「……!?」
千早「逃げられない……?」
P「くそ!アイドルだけは俺が氏んでも守る!!」
『駄目!!』
美希「……!?」
69: 2012/06/17(日) 02:30:51.89
『アレに近寄っては駄目……』
『取り殺されてしまう……』
P「お、おい!」
『私が……時間を稼ぎます……!』
貴音「……いけません!」
『取り殺されてしまう……』
P「お、おい!」
『私が……時間を稼ぎます……!』
貴音「……いけません!」
70: 2012/06/17(日) 02:32:13.07
『いいの……。この一か月、楽しかった……』
『ありがとう、みんな……』
春香「行かないで!!!」
『ありがとう、春香……私にアイドルをさせてくれて』
『ありがとう、みんな……』
春香「行かないで!!!」
『ありがとう、春香……私にアイドルをさせてくれて』
71: 2012/06/17(日) 02:33:50.47
七人同行「ヴァアー?」
『止まりなさい』
『普通の人間を求めるより』
『霊力の源である、私の憑代をあげましょう』
美神「あの子!!」
横島「??」
『止まりなさい』
『普通の人間を求めるより』
『霊力の源である、私の憑代をあげましょう』
美神「あの子!!」
横島「??」
72: 2012/06/17(日) 02:35:39.33
美神「人形の中に七人同行を閉じ込めるつもりだわ……!」
美神「止めなさい!!その憑代は七人同行を閉じ込めるには脆すぎる!」
美神「この世に存在できなくなるわよ!!」
『いいんです。どうせこのライブが終わったら、私は満足して消えちゃいます』
『それなら、皆を守って、消えていきたい……』
美神「止めなさい!!その憑代は七人同行を閉じ込めるには脆すぎる!」
美神「この世に存在できなくなるわよ!!」
『いいんです。どうせこのライブが終わったら、私は満足して消えちゃいます』
『それなら、皆を守って、消えていきたい……』
73: 2012/06/17(日) 02:37:37.80
美神「……」
美神「横島クン」
美神「あの子が七人同行を止めたら、栄光の手で攻撃しなさい」
美神「止めは私が刺すわ」
横島「……」
『ありがとう、美神さん』
『さあ、来なさい!!』
七人同行「……ヴァアアアー!!!」
美神「横島クン」
美神「あの子が七人同行を止めたら、栄光の手で攻撃しなさい」
美神「止めは私が刺すわ」
横島「……」
『ありがとう、美神さん』
『さあ、来なさい!!』
七人同行「……ヴァアアアー!!!」
74: 2012/06/17(日) 02:39:22.04
横島「畜生!!こんなのってあるかよ!!」
横島「栄光の手(ハンズオブグローリー)!!」
『……あ、ああ……』
『は、はやく……』
美神「退け、悪霊!!」
横島「栄光の手(ハンズオブグローリー)!!」
『……あ、ああ……』
『は、はやく……』
美神「退け、悪霊!!」
75: 2012/06/17(日) 02:41:03.37
春香「そして、それから765プロで夜な夜な人形が歩くことはありませんでした」
春香「どこまでが夢だったのか、どこまでが現実だったのか」
春香「今となっては自信が持てません」
春香「でも、きっと、あの子と過ごした日々を私は忘れることはないでしょう」
76: 2012/06/17(日) 02:44:11.58
P「春香!出番だ!行くぞ!!」
春香「ハイ!」
『ファイト、春香』
春香「……?」
P「どうした?」
春香「ふふ……、いえ、何でもありません」
春香「ハイ!」
『ファイト、春香』
春香「……?」
P「どうした?」
春香「ふふ……、いえ、何でもありません」
77: 2012/06/17(日) 02:46:19.25
伝次郎「……で、なんでお前さんまだここにいるんだ?」
『さあ?なんででしょう?』
美神「この子は思ったより、霊格の高い存在だったみたいね」
美神「元々、高い能力を持ってたところに、私と横島クンの霊波を受けてさらに成長したのね」
横島「そんなことあるんすか?」
美神「ええ、神や精霊の中には、そういう能力を持ってる存在もいるわ」
『さあ?なんででしょう?』
美神「この子は思ったより、霊格の高い存在だったみたいね」
美神「元々、高い能力を持ってたところに、私と横島クンの霊波を受けてさらに成長したのね」
横島「そんなことあるんすか?」
美神「ええ、神や精霊の中には、そういう能力を持ってる存在もいるわ」
78: 2012/06/17(日) 02:47:48.94
美神「さしずめ、今の彼女はアイドルと言う概念の精霊といったところね」
『へー、なんだかよくわからないけど、私って凄いんですね!』
横島「まー何にせよ、無事でよかった」
伝次郎「で、お前さんこれからどうする?俺達の浮遊霊仲間になるかい?」
『いいえ。私、こないだみたいな怖い存在から、アイドルたちを守ろうと思います』
『きっとそれが、私がこの世に存在する理由だと思うんです』
『へー、なんだかよくわからないけど、私って凄いんですね!』
横島「まー何にせよ、無事でよかった」
伝次郎「で、お前さんこれからどうする?俺達の浮遊霊仲間になるかい?」
『いいえ。私、こないだみたいな怖い存在から、アイドルたちを守ろうと思います』
『きっとそれが、私がこの世に存在する理由だと思うんです』
81: 2012/06/17(日) 02:49:10.42
伝次郎「そうか。立派な心がけだな」
『ええ。それじゃあ私、もう行きます』
『皆さん、お元気で』
そんなわけで、アイドル天海春香そっくり?な幽霊?が
全国各地で目撃されることになったそーな
終わり
『ええ。それじゃあ私、もう行きます』
『皆さん、お元気で』
そんなわけで、アイドル天海春香そっくり?な幽霊?が
全国各地で目撃されることになったそーな
終わり
83: 2012/06/17(日) 02:50:37.90
乙
楽しかったよ
そして懐かしかった
楽しかったよ
そして懐かしかった
85: 2012/06/17(日) 02:57:33.62
GS美神とか懐かしいな
面白い組みあわせだった
乙
面白い組みあわせだった
乙
87: 2012/06/17(日) 03:01:15.18
アイドルにちやほやされてるPを呪う横島とか
社長に300万提示され難癖つける美神とか
雪歩と一緒にお茶入れるおキヌちゃんとかは
めんどいんでカット
社長に300万提示され難癖つける美神とか
雪歩と一緒にお茶入れるおキヌちゃんとかは
めんどいんでカット
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