9: 2012/06/17(日) 23:57:38.23 ID:/Hi1b6+Q0
完璧だったはずだ。
僕とアイリは英霊召還の為の工程、詠唱、媒介、全ての作業で絶対な自身を持って成功させた。

例え、現れた英霊が白い変な生物で有ったとしても。


???「ヴァカめ」


白い英霊は僕らを一目見るなり、罵った

11: 2012/06/17(日) 23:58:38.16 ID:/Hi1b6+Q0
切嗣「貴方は「ヴァカめ!」」


???「私と契約するにあたって守って貰いたい1000の項目がある」


???「1000の項目其の679。部屋には除湿機を必ず置くこと」


切嗣「舞弥、すぐに除湿機の準備をしてくれ」


???「ヴァカめ!」


切嗣・アイリ「」


???「諸君らはその短すぎる人生において初の聖杯戦争で、この100戦練磨の私が召還されたことはとても幸運だ。」


???「いや、奇跡と言っても過言ではないだろう。未だに敗北の二文字を経験したことがないサーヴァントなのだから。」


???「そう、あれは蛮族共の策略で食べ物に毒を入れられた時。私以外の全ての兵がその食事に口を付けてしまっていた。辺り一面の敵に対しまともに動けるのは私だけ。しかし、その状況でさえ私は危機を感じることは無かった。いやむしろry」


切嗣・アイリ「(ウザイ)」

15: 2012/06/18(月) 00:00:03.34 ID:oPjkcTk50
~~2時間後~~


???「かくして、私は自由を手にする為にマフィアのボスと氏闘を繰り広げたのだった。」


???「その教訓から私と契約するにあたって守って貰いたい1000の項目其の778、宅配便は着払いでは絶対に贈らないことが決まったのだ」


アイリ「あの「ヴァカめ!」」


切嗣「(このサーヴァント嫌)」

17: 2012/06/18(月) 00:06:28.27 ID:oPjkcTk50
???「気分がいいので歌でも口ずさもう」


???「ヒアー ウィー ゴー!!

エクスキャリバー
エクスキャリバー
フロム ユナイテッドキングダム
アイム ルッキング フォー ヘブン
アイム ゴーイング ツー キャルフォルニアー

19: 2012/06/18(月) 00:08:33.42 ID:oPjkcTk50
~1時間経過~

エクスキャリバー
エクスキャリバー
フロム ユナイテッドキングダム
アイム ルッキング フォー ヘブン
アイム ゴーイング ツー キャルフォルニアーry

切嗣・アイリ「」

21: 2012/06/18(月) 00:10:21.44
このエクスカリバーはソウルイーター?

24: 2012/06/18(月) 00:11:11.21
>>21
ソウルイーター以外にこんなウザいエクスカリバーがいてたまるか

27: 2012/06/18(月) 00:11:38.07
>>21
超強いじゃん

22: 2012/06/18(月) 00:11:02.01 ID:oPjkcTk50
アイリ「あのすみません」

???「ヴァカめ!!」

???「私が口ずさんでいるときは話しかけるな。」

???「契約するにあたって守って貰いたい1000の項目其の58、私が鼻歌を口ずさんでいるときには話しかけない。」

???「立派な契約違反だが寛大な心の7持ち主である私は是を許そうではないか。次は無いと思え」

30: 2012/06/18(月) 00:13:14.02 ID:oPjkcTk50
切嗣「アイリ、僕達の召還は成功したんだ!!彼の鼻歌にもエクスカリバーと言う単語が出てる」


アイリ「エクスカリバーって単語が出るなんてアーサー王以外考えられないものね…」

切嗣「多少人間に見えなくたって、彼は立派なアーサー王だ!」

切嗣「ですよね?アーサー王?」

???「ヴァカめ!!」

33: 2012/06/18(月) 00:16:16.86 ID:oPjkcTk50
???「私としたことが自己紹介が未だだったようだな。
    私の真名は約束された勝利の剣(エクスカリバー)だ
    クラスはセイバーだが、私が召還されれば、どのクラスだろうが例えマスターが陰気臭い勝利は約束された物だがね」

37: 2012/06/18(月) 00:19:52.75 ID:oPjkcTk50
???「私のマスターになるにあたり、守ってもらいたい1000の項目がある。
     項目をレポート用紙にまとめておいた。
    しっかりと目を通しておくように。
    特に452番目の私の5時間に及ぶ朗読会にはぜひ参加願いたい。」


アイリ「切嗣……、マスターは貴方ですからね」

切嗣「」

38: 2012/06/18(月) 00:22:29.76 ID:oPjkcTk50
切嗣「令呪をもって命ずる、セイバー喋るな!!!」  パキン

切嗣「あれ?作動しない。それなのに令呪の残りが1になってるな。」

セイバー「ヴァカめ!!私を令呪で縛ることは聖杯の願いですら出来ないのだよ」

セイバー「お情けで聖杯が1、残してくれたみたいだがな」

切嗣「」

40: 2012/06/18(月) 00:25:51.22 ID:oPjkcTk50
セイバー「私の朝は一杯のコーヒーから始まる。」

切嗣「それは緑茶ではないのかい?」

セイバー「ヴァカめ!!   
     これだから田舎ものは困るのだ」

セイバー「ジュルゥゥー」

セイバー「ハァ、ウマイ」

42: 2012/06/18(月) 00:28:15.84 ID:oPjkcTk50
切嗣「アイリ。森を半分程使わせてくれ。」

アイリ「いいけど。切嗣、ヘルメット被ってどうしたの?」

切嗣「レポートにさ、トイレは最高級の物を用意しろって書いてあってね……」

切嗣「これから工事を始める処なんだ。」

アイリ「」

44: 2012/06/18(月) 00:31:28.67 ID:oPjkcTk50
切嗣「おお、エクスカリバーーーー。勇敢なる者よーーー。」


アイリ「切嗣、急にどうしたの?」

切嗣「アイリ、今セイバーに賛美の歌を送っている所なんだ」

セイバー「蟹が食べたい」

切嗣「舞弥、今すぐに港に挙がった蟹を買い占めてきてくれ。大至急だ!!!!!」

アイリ

49: 2012/06/18(月) 00:36:46.38 ID:oPjkcTk50
切嗣「聖杯戦争は未だ開始してないが……、正直辛い。僕は魔術師を舐めていたようだね」

アイリ「私も純粋な魔術師って訳じゃないけど…。多分アレは例外中の例外だと思うの」

切嗣「そうなのかい?最近体重が5Kgも落ちたよ。」

アイリ「アインツベルンの財産も半分トイレに消えちゃったしね。」

51: 2012/06/18(月) 00:39:50.67 ID:oPjkcTk50
切嗣・アイリ「はぁ……」

切嗣「朗読の時間だ…」

アイリ「夫婦の時間も作れないなんてね」

切嗣「聖杯戦争が終わるまでの辛抱だよ」

セイバー「ヒアー ウィー ゴー!!ry」

切嗣・アイリ「はぁ…」

52: 2012/06/18(月) 00:41:51.15 ID:oPjkcTk50

セイバーvsランサー


消える前に言っておくッ!
おれはあのサーヴァントのウザさをほんのちょっぴりだが体験した

い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……

あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

54: 2012/06/18(月) 00:44:32.23 ID:oPjkcTk50
このサー『ヴァカめ!!』『ヴァカめ!!』『ヴァカめ!!』『ヴァカめ!!』だ」

な…何を言っているのかわからねーと思うが、
俺もわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…ソウラだか。いやソラウか、
あんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしい程のウザさの片鱗を味わったぜ…

ランサー氏亡

ケイネス「え?」

55: 2012/06/18(月) 00:47:04.26 ID:oPjkcTk50
セイバー「ヴァカめ!!」


セイバー「マスターが軟弱者すぎてサーヴァントの実力が発揮しきれておらんわ」


セイバー「大方、恋人が取られそうだとか小物めいた考えでサーヴァントを信頼していなかったのであろう」

59: 2012/06/18(月) 00:51:43.97 ID:oPjkcTk50
セイバー「しかし、私にもそんな過去が有った。それは私が有名な画家としてパリで生活をしていた時の話だ。当時の私は才能に満ち溢れていた。
     いや、いまも満ち溢れている。むしろ今の作風の方が好きだと言う人が多い。しかし昔の作風の方が良いという人物もいることは確かだ。
     つまり私の絵は才能に溢れていると言う事が過去と現在の評価から浮かび上がってくる訳だ。

60: 2012/06/18(月) 00:56:31.07 ID:oPjkcTk50
しかし、才能のある私はある時にスランプになってしまったのだよ。     いや、アレは本当にスランプだったのだろうか?
正確にはスランプではなかったのかもしれない。
スランプと言えば、この話を聞かせない訳にはいくまい。  

61: 2012/06/18(月) 00:58:34.93 ID:oPjkcTk50
若かりし頃の私は、ある一曲の歌を聴いて衝撃を受けたのだよ。
あの歌の歌詞はなんだっただろうか、喉元まで出ているのだが思い出せない。
いや、思い出せない位だからどうでもいい歌だったのかもしれない。
しかし、思い出せないと余計に気になったりするものだry。

62: 2012/06/18(月) 01:02:27.50 ID:oPjkcTk50
パーン


話が少し反れてしまったが、私は当時アメリカのメジャーリーガーだった。
当時、最下位だったチームを私のバットとボールで優勝まで導いたのだよ。
このことから私が四番でチームのエースだったことが判るはずだ。

64: 2012/06/18(月) 01:04:29.08 ID:oPjkcTk50
もしも判らないようなら君は聖杯戦争に参加せずに家で言葉の学習をするべきである。
もしかしたら、私にも落ち度は有るのかもしれない、若干、いやそんなに無い気もする。
あえて言うならば、昨日の蟹を食べ過ぎたことぐらいだろう。
蟹は茹でるのが一番美味い。いや焼くのも美味かった。しかしどちらが美味いかと言われれば私は生で食べるのが好きだ。

66: 2012/06/18(月) 01:05:42.00
あいかわらずうっざいなエクスカリバー

67: 2012/06/18(月) 01:06:42.68 ID:oPjkcTk50
おい、折角私が話しをしているのに寝るとはどういう訳だ。ヴァカめ!!
貴様のその態度では聖杯戦争で勝ち残ることはできない。当然態度を改めたとしても私がいる今回の聖杯戦争は諦めたほうがいい。
何せ、この私はry」


68: 2012/06/18(月) 01:08:56.45 ID:oPjkcTk50
ライダー「ハッハハハハ、話の永いサーヴァントよのぉ。」

ライダー「お主の話の永さのあまり、集まっておった他のサーヴァントは皆帰ってしまったぞ。」

セイバー「であるからして私の白い素肌のお手入れはの秘訣はry」

ライダー「わし達も帰ろうか……」

ウェーバー「うん」

切嗣「(僕も帰っていいだろうか?)」

69: 2012/06/18(月) 01:11:42.16 ID:oPjkcTk50
翌日


切嗣「結局、ケイネスの氏体に1時間説教をしてたよ」

切嗣「しかし、朗読会の時間なのにセイバーは何処にいったんだ!?」

70: 2012/06/18(月) 01:14:19.72 ID:oPjkcTk50
竜「旦那!!!!COOLだよ!!!!!」


青「竜之介の作品だって負けていないさ」


セイバー「ヴァカめ!!」


竜・青「」

72: 2012/06/18(月) 01:16:39.65 ID:oPjkcTk50
セイバー「貴様らは芸術のセンスの欠片も感じ取れない」


セイバー「しかし、私の指導の下で励めば芸術とは何かの欠片くらいは理解ができるはず」


セイバー「私は過去に同じように芸術のセンスが無い者を何度も救ってきたのだからな」


セイバー「当時の私はゴッホと言う名前の売れない絵描きに自分の絵が売れない理由を聞かれてなry」

73: 2012/06/18(月) 01:20:38.36 ID:oPjkcTk50
切嗣「セイバーお帰り。なあアイリ、僕の爆薬を知らないかい?」

アイリ「知ってる訳ないじゃない」

切嗣「無くしたみたいなんだ…。使い方を考えればビル一つ吹き飛ばせるのにな。」

セイバー「おい」

切嗣「もうそんな時間か。アイリ、セイバーにアフタヌーンティーを作ってくれ。」

アイリ「ウザイ、自分で作れば?貴方のサーヴァントなんだし。」

74: 2012/06/18(月) 01:23:29.74
あぁ、妻との関係がだんだん冷え切っていく…

75: 2012/06/18(月) 01:23:53.37 ID:oPjkcTk50
TV「~~身元の断定は難しく、又、被害者達が何故、現場に居たのか調査が進められています。」


セイバー「ヴァカめ!!」



キャスター陣営氏亡

77: 2012/06/18(月) 01:27:05.82 ID:oPjkcTk50
ライダー「他のサーヴァントと酒が飲みたい」

切嗣「それでやって来たのか……」

ウェーバー・セイバー「「ヒアー ウィー ゴー!!
           エクスキャリバー
           エクスキャリバー
           フロム ユナイテッドキングダムry」

79: 2012/06/18(月) 01:29:17.55 ID:oPjkcTk50
ライダー「正直な話、お主は頭が固くて宴に参加しないと踏んでいたがな」


切嗣「正直話。普段の僕なら断っていたんだろうな。」

ウェーバー「うげぇ」

セイバー「ヴァカめ!!」

セイバー「この程度の酒で根をあげるとは情けない。これほどまでに情けない人物に未だかつて出会ったことがあるだろうか?」

セイバー「ry」

80: 2012/06/18(月) 01:31:40.39 ID:oPjkcTk50
切嗣「ハハ、君のマスターが大変な目に会ってるがほっといても良いのかい?」

ライダー「なに、小僧にはいい勉強になるだろうとて。」

ライダー「それより、お主。我が軍門に下らぬか?」

ライダー「あのサーヴァントに耐えられる精神力。それを余の元で生かして欲しいのだがな。」

切嗣「僕を過大評価し過ぎだよ。本当は擦り切れて限界に近いんだ。」

81: 2012/06/18(月) 01:34:49.34 ID:oPjkcTk50
切嗣「彼との契約で体重は10kgも落ちたし、契約のお陰で嫁と娘に時間を割けない。」

切嗣「正直な話、彼以外のサーヴァントならどんなサーヴァントでも許せる気がするよ」

切嗣「それが騎士道精神(笑)とやらを重視して僕の作戦の邪魔をするサーヴァントでもね。」

83: 2012/06/18(月) 01:37:30.01 ID:oPjkcTk50
ライダー「御主……」

ウェーバー「誰か助けてくれよ~。」

セイバー「ヴァカめ!!まだ私の話は終わってなどいないぞ。ry」

ウェーバー「ひぃいいぃいい」

84: 2012/06/18(月) 01:40:08.28 ID:oPjkcTk50
なんだかんだでアサシン襲撃

軍勢「然り、然り、然り」

グシャ 
ベキ
ベシャ

ライダー「今日の返事は又今度にでも聞かせてくれればよい」


アサシン氏亡

85: 2012/06/18(月) 01:42:53.20 ID:oPjkcTk50

気がついたら、残るサーヴァントは2体になっていた。

バーサーカーはセイバーと対峙した時に自害し

ライダーは僕が寝ている間にセイバーに倒されていた。

そしてアイリは聖杯になってしまった。

僕は、500円禿げが出来ていた。

87: 2012/06/18(月) 01:44:54.67 ID:oPjkcTk50
なんかいろいろあって、神父を倒した。

アイリの元に向かうと隙間のない位の宝具と2体のサーヴァント

アーチャー「生涯において一度だけ本気を出そう!!!」

相手のサーヴァントの目は血走っていて、セイバーが余分なことをしたのが判る

89: 2012/06/18(月) 01:47:11.57 ID:oPjkcTk50
セイバー「では、それに敬意を表して私も本気を出そう。」

セイバー「おい貴様。」

セイバーが僕に手を伸ばす

セイバー「君は、手に入れる! 勝利と、栄光を!
    そして世界を統べ、勇者として君臨するであろう。
     さあ行こう、共に!」

91: 2012/06/18(月) 01:49:15.21 ID:oPjkcTk50
激しい戦いの末、僕らは勝利を手にした。


アイリ「ry」


切嗣「うるさい!!」


僕は聖剣を手にアイリを壊した。いや頃した。


聖杯から溢れる泥に聖剣を投げ捨てる。

92: 2012/06/18(月) 01:52:21.66 ID:oPjkcTk50
セイバー「助けてー」


泥に飲まれて溺れているセイバー
沈んで浮かんで沈んで、偶に浮かんで、また沈む、そして浮かぶ


僕は足元に散らばった瓦礫を拾い


投げる、投げる投げる

94: 2012/06/18(月) 01:56:25.66 ID:oPjkcTk50
セイバー「や、やめろ……」


一番大きな瓦礫がセイバーに当たり、セイバーは浮かんでこなくなった。


自分でも顔がにやけているのが解かる。。


今まで、苦しんで、悩んで、傷付いて。

96: 2012/06/18(月) 02:00:18.75 ID:oPjkcTk50
その元凶、■■■と■■■■を奪った彼を。

生身の人間である僕が、彼を英霊を殺せた。



切嗣「あ~あ、聖杯戦争に参加してよかった」



~Fin~

97: 2012/06/18(月) 02:07:46.32 ID:oPjkcTk50
見てくれた人がいるなら感謝です

98: 2012/06/18(月) 02:13:23.98

引用元: 切継「アーサー王を呼んだはずが……」