1: 2014/03/11(火) 22:54:22.21 ID:p0K8Q1eu0

亜美「おっはろ~ん…」

がちゃ

小鳥「あら、亜美ちゃんおはよう」

亜美「ピヨちゃんおは~…」

小鳥「ん?何だか元気がないわね」

亜美「今日の雨で亜美の元気は流されちったよ…」


 https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394546062/

2: 2014/03/11(火) 22:55:19.23 ID:p0K8Q1eu0

小鳥「ふふっ」

亜美「む、なんで笑うのさ!?」

小鳥「ごめんね、普段元気な亜美ちゃんだから何だか可笑しくて」

亜美「む~、心配するならまだしも笑うのは酷いんじゃないかねピヨちゃんや」

小鳥「ごめんね、亜美ちゃん」

3: 2014/03/11(火) 22:56:25.37 ID:p0K8Q1eu0

亜美「まぁ、心の広~い亜美はアイス一個で手を打って…何してんの?」

小鳥「え?あぁ、これを作ってるの」ヒョイ

亜美「てるてる坊主?」

小鳥「雨が早く止みますようにって思って」

亜美「へぇ、それもう完成?」

小鳥「うん、ティッシュを包んだだけの簡単なものだけど」

4: 2014/03/11(火) 22:57:21.04 ID:p0K8Q1eu0

亜美「う~ん、どうせだったらさ」

小鳥「え?」

亜美「ちょっと貸してね」ヒョイ

小鳥「あ、亜美ちゃん?」

亜美「ペン借りるよ~」キュポン

小鳥「(顔でも書くのかしら)」

5: 2014/03/11(火) 22:57:57.13 ID:p0K8Q1eu0

亜美「出来た~!にーちゃんてるてる坊主!」

小鳥「あ、顔とメガネが付いてる…ふふっ言われてみるとプロデューサーさんにそっくりかも」

亜美「でしょでしょ~?結構自信作なんだYO!」

小鳥「それじゃあ窓の近くに吊るしておきましょう」

亜美「いえーい!」

7: 2014/03/11(火) 22:59:17.55 ID:p0K8Q1eu0

小鳥「亜美ちゃん、椅子持っててもらえるかしら?」

亜美「イエスアイ真美!」

小鳥「マムでしょう?ってそんな歳じゃないわよぅ!」

亜美「ピヨちゃん…?」

小鳥「え?あ、あぁごめんね。それじゃあ吊るしましょう。んしょっと」ゴソゴソ

亜美「ついた~?」

小鳥「ええ、ありがとう亜美ちゃん。ほいしょ」スタン

9: 2014/03/11(火) 22:59:40.92 ID:p0K8Q1eu0

亜美「雨止むといいね!」

小鳥「う~ん」

亜美「ピヨちゃん……?」

小鳥「一人だとプロデューサーさん、寂しいかしら?」

亜美「え?」

小鳥「やっぱり、他にもいた方が嬉しいんじゃないかなって」

亜美「あ~、うん……。」

11: 2014/03/11(火) 23:00:05.65 ID:p0K8Q1eu0

小鳥「じゃあ、作っちゃいましょうか」

亜美「う、うん…(ピヨちゃんおかしくなっちゃった?)」



~~~~十数分後~~~~



小鳥「ふぅ、できたわね」

亜美「意外にかかったね」

12: 2014/03/11(火) 23:00:54.61 ID:p0K8Q1eu0

小鳥「それじゃあ皆の顔を書いていきましょうか」

亜美「何か楽しくなってきたよ~!」

小鳥「うふふ、それじゃあまずは春香ちゃんから」

亜美「はるるんといえば~」

二人「リボン!」

亜美「んっふっふ~。わかってるねぇピヨちゃん!」

小鳥「ふふっ、伊達に事務員を務めてないわよ!」

13: 2014/03/11(火) 23:01:39.05 ID:p0K8Q1eu0

亜美「じゃあ赤ペンでリボン書いて~」カキカキ

小鳥「お顔をつけたら~」

亜美「できたー!はるはる坊主!」

小鳥「何だかすごくご利益ありそうな名前ね」

亜美「んっふっふ~。いい名前でしょ!?」

小鳥「そうね、素敵な名前だわ」

14: 2014/03/11(火) 23:03:02.94 ID:p0K8Q1eu0

亜美「よ~し、早速次に取り掛かるよ!」

小鳥「次は~…千早ちゃんにしましょうか」

亜美「千早お姉ちゃんか~」

小鳥「そうね~、顔よりも体の方にマイクの絵を書きましょうか」カキカキ

亜美「お、それい~じゃん!」

小鳥「お顔も書いて、と」

亜美「できたー!歌姫坊主!」

15: 2014/03/11(火) 23:03:31.14 ID:p0K8Q1eu0

小鳥「ふふ、歌でお日様を呼んでくれるのかしら」

亜美「何か乗ってきたよ!次は誰にする?」

小鳥「それじゃあ次は美希ちゃんにしましょうか」

亜美「ミキミキか~。う~ん、じゃあ眠そうな顔にしとこっか」

小鳥「えぇ!?せ、せめておにぎりを持たせるとか…」

16: 2014/03/11(火) 23:04:22.19 ID:p0K8Q1eu0

亜美「よーし、書くぞー!」カキカキ

小鳥「あぁ……」

亜美「せっかくだからおにぎりも持たせてっと。できたー!」

小鳥「あぁ、でも何だか美希ちゃんっぽい顔だわ……」

亜美「名づけてキラキラ坊主!」

小鳥「顔と名前がアンバランスだけど、納得してしまうあたりすごいわ……」

17: 2014/03/11(火) 23:05:05.10 ID:p0K8Q1eu0

亜美「よーし、次は真美だー!」

小鳥「真美ちゃんはやっぱりサイドポニーよね」

亜美「だね!よーし、こーんな感じで」カキカキ

小鳥「それじゃあ亜美ちゃんのも作っちゃいましょう」

亜美「え、亜美も?」

18: 2014/03/11(火) 23:06:26.11 ID:p0K8Q1eu0

小鳥「えぇ、真美ちゃん一人だと寂しくなっちゃうと思うの」

亜美「あー、さびしんぼだからな~真美は」

小鳥「それじゃあ逆側に髪留めとか書いて、と」カキカキ

亜美「できた!」

小鳥「うーん、二つ並べてあみまみ坊主なんてどうかしら?」

亜美「お、なかなかやりますな~」

小鳥「気にいってくれて嬉しいわ」

19: 2014/03/11(火) 23:06:53.53 ID:p0K8Q1eu0

亜美「あれ、あと一個しかないや」

小鳥「あら、それじゃあ最後は誰にしましょうか?」

亜美「う~ん……やよいっち、いやいおりん?」

小鳥「社長かしら?」

亜美「うあうあ~決められないよー!」

小鳥「流石に全員分作る時間は無いし……」

20: 2014/03/11(火) 23:07:45.34 ID:p0K8Q1eu0

亜美「どうしよ……あ、ピヨちゃんのでいいじゃん!」

小鳥「えぇ!?ぅわたし!?」

亜美「うんうん、そうと決まれば最後の一個はピヨちゃんで!」カキカキ

小鳥「何だか恥ずかしいわ///」

亜美「最後にこうしてっと、できたー!」

21: 2014/03/11(火) 23:08:36.51 ID:p0K8Q1eu0

小鳥「あの、なんでくちばし付いてるの……?」

亜美「鳥だもん」

小鳥「あ、そう……」

亜美「うん、この子はピヨピヨ坊主だ~!」

小鳥「ピヨ……」

亜美「早速吊るそうよ!」

22: 2014/03/11(火) 23:09:17.21 ID:p0K8Q1eu0

小鳥「そうね、皆並べましょうか。…よいしょっ」

亜美「ピヨちゃん落っこちないでね?」

小鳥「大丈夫、蛍光灯換えたりとかで慣れてるんだから!」ゴソゴソ


~~~~数分後~~~~


小鳥「ふぅ、やっとできたわ」

亜美「ピヨちゃんお疲れ~!」

23: 2014/03/11(火) 23:09:46.16 ID:p0K8Q1eu0

がちゃ

律子「ただいまもどりました~」

小鳥「あ、お帰りなさい律子さん」

律子「小鳥さんただいまです、と亜美、おはよう」

亜美「律っちゃん、おはおは~」

律子「あ、小鳥さん。資料できました?」

小鳥「…………あっ」

律子「……あ?」

24: 2014/03/11(火) 23:10:38.14 ID:p0K8Q1eu0

小鳥「……ごめんなさい、まだです」

律子「ほほぅ……」

小鳥「いや、あの、これには理由が……」

律子「一体今まで何してたんですか!?」


ガミガミガミガミガミガミガミガミ

25: 2014/03/11(火) 23:11:12.03 ID:p0K8Q1eu0


律子「はぁ、気をつけてくださいね…!」

小鳥「申し訳ないです……」

亜美「大丈夫?ピヨちゃん」

小鳥「亜美ちゃん、ありがとう」

亜美「お仕事大丈夫そう?」

小鳥「えぇ、パパッと終わらせちゃうわよ!」

26: 2014/03/11(火) 23:12:05.08 ID:p0K8Q1eu0

亜美「あ!」

小鳥「え!?ど、どうしたの?」

亜美「見て、ピヨちゃん!雨上がってるよ!」

小鳥「あら、ホントね~。」

亜美「んっふっふ~。」

小鳥「嬉しそうね、亜美ちゃん」

亜美「とーぜんっしょ!晴れてる方が気分がいいもん!」

27: 2014/03/11(火) 23:12:38.00 ID:p0K8Q1eu0


亜美「ピヨちゃんのてるてる坊主のおかげだね!」


おわり

32: 2014/03/11(火) 23:29:18.06

33: 2014/03/11(火) 23:44:37.96
乙!

引用元: 亜美「ピヨちゃんのてるてる坊主」