サターニャ「ふふふふ。今日こそ私が勝つわ！」

ガヴ「（適当に戦って適当に負けよう」」

ラフィ「ルールは頃す事以外は何でもあり。気絶するか、参ったと言ったら負けです」

ガヴ「何でもありなら絞め技もありなんだろ。参ったって言えなくなるからタップも降参に含めてくれ」

ラフィ「分かりました。気絶するか、参ったというか、タップをすれば負けです。ルールはこれでいいですか」

サターニャ「いいわ」

ガヴ「うん」

ラフィ「では、いざ尋常に、始め！」

さかのぼる事昨日

サターニャ「セクシーコマンドー？　本当にそんなのでガヴリールに勝てるの？」

ラフィ「はい、この漫画を読んでいただければサターニャも理解できると思います」

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

サターニャ「ふむふむ。何となく分かったわ。つまりセクシーコマンドーとは相手を油断させて、その隙に攻撃するという格闘技！！　早速明日ガヴリールと勝負よ！！」

ラフィ「……」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「ガヴリール覚悟ぉ！」

ガヴ「早くかかって来いよ」

サターニャ「うおりゃあ！」ｼﾞｬｧ

ガヴ「ん、なんで自分のズボン下げたんだよ？」

サターニャ「ふふふ。よく見なさい」

ガヴ「パンツが見えるな」

サターニャ「ええそうよ。さらに！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

ガヴ「は？」

サターニャ「喰らえ！　セクシーコマンドーの恐ろしさを思い知りなさい！！」

ガヴ「ふんっ！」ﾄﾞ

サターニャ「うぅ……」ﾊﾞﾀ

ラフィ「サターニャさんKOで、勝者ガヴちゃんです！！」

ガヴ「よわーい」

サターニャ「ちょっと……股蹴りは反則なんじゃないの………………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ラフィ「ルール上は問題ありません」

サターニャ「そんな……」ﾊﾞﾀ

翌日

サターニャ「どうしてガヴリールに勝てないのよ！！」

ヴィーネ「そんな格闘技で勝てるわけないでしょ。っていうか格闘技なら普通にガヴと戦った方が勝てるんじゃない？」

サターニャ「セクシーコマンドーで勝ちたいのよ！！」

ラフィ「私に言い考えがあります」

ヴィーネ「一応聞いておくけど、何？」

ラフィ「今、サターニャは守破離で守の段階にあります。今こそセクシーコマンドーを破る時です。自己流のセクシーコマンドーを極めましょう！！」

サターニャ「良く分からないけど、それはいい考えね！！　ヴィネット、ガヴリールに一週間後にまた戦いましょうって伝えておいて！」

ヴィーネ「はいはい」

数週間後

ラフィ「サターニャさん、そこです！！」

サターニャ「うおりゃあ！」ﾄﾞﾝ

ラフィ「ふぅ。お疲れ様です、サターニャさん。ほら、生卵ですよ」

サターニャ「ありがとう、ラフィエル」ｺﾞｸｺﾞｸｺﾞｸ

ラフィ「だいぶ強くなりましたね」

サターニャ「これでやっとガヴリールに勝てるわ！！」

ラフィ「いいえまだです」

サターニャ「なんでよ。私はこんなにも強くなったのよ！！」

ラフィ「サターニャさんにはまだ実践が足りません。そこで、今日は特訓相手を連れてきました！！！」

ヴィーネ「特訓相手ってもしかして私の事？」

サターニャ「うおりゃあ！　とう！」

ヴィーネ「きゃあ！　嫌ぁ！」

ラフィ「すごいです、サターニャさん！」

ヴィーネ「何よこれ……」

サターニャ「ね、勝てるでしょ？　もう一度！！　うおりゃあ！　とう！」

ヴィーネ「もうやめて！！」

翌日

サターニャ「今日こそは勝つわよ、ガヴリール」

ガヴ「いいから早く始めろよ。私はネトゲがあって暇じゃないんだよ」

サターニャ「そう慌てないの。ラフィエル」

ラフィ「はい、今回も審判は私が務めさせていただきます。ルールは前回と同じです。頃す事以外は何でもあり。絶するか、参ったというか、タップをすれば負けです。よろしいですか」

サターニャ「いいわ」

ガヴ「いいから早く始めろ」

ラフィ「では、いざ尋常に、始め！」

サターニャ「うおりゃあ！」ｷﾞｭ

ガヴ「双手刈かよ。セクシーコマンドーはどうしたんだ？」

サターニャ「ふふふ。ガヴリール、可愛いパンツ履いてるのね」ﾋﾗﾋﾗ

ガヴ「///　いつの間に取ったんだよ！！」

サターニャ「隙あり！！　これはガヴリールを油断させるために用意した私のパンツよ！！　くらえ！　秘儀、ブラホック外しっ！」ｽﾙ

タプリス「胡桃沢先輩が頭を使った戦いをしています！？　これが胡桃沢先輩流セクシーコマンドーですか……」

ヴィーネ「サターニャ、私で何度も練習したんだから、ちゃんと勝ちなさいよ！！」

ラフィ「あ、タプちゃん、ヴィーネさん来ていたんですか」

タプリス「はい！　天真先輩と胡桃沢先輩の真剣勝負だと聞いて飛んできました！！」

ヴィーネ「来るか迷ったんだけど、散々私で技の練習されたから来ようかなって思って……」

サターニャ「あれ？　覚悟！！」ｽﾙ　ｽﾙ

タプリス「胡桃沢先輩の様子がおかしいですね」

ヴィーネ「まさか、ガヴ…っ！」

サターニャ「ガヴリール、ブラジャーは！？」

ガヴ「あ？　家ではしてねーよ」

サターニャ「そんな……。こんなハプニング想定済みよ！！　ならば、秘儀パンツ下ろし」ｽﾞﾙ

ガヴ「ひゃあ！　何するんだよ！！///」

サターニャ「パンツパンツ作戦で今のガヴリールは隙だらけよ！！　くらえ！！」ﾊﾞﾀ

ガヴ「ちょっと！　何する気だよ！！」ｸﾈｸﾈ

タプリス「ひゃあ！///　パンツが脱げたせいで天真先輩の大事な所が丸見えです！！」

ヴィーネ「ちょっとガヴ！！　聖なる光忘れてるわよ！！」

ラフィ「おお！」ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ

ガヴ「そうだった！」ﾋﾟｶｧ

サターニャ「ちょっと！　光らないでよ、脱がしにくいでしょ！！」

ヴィーネ「サターニャ、ちなみにガヴに馬乗りになって、何する気なの？」

サターニャ「ガヴリールを全裸にするのよ」

タプリス「全裸にしてどうするんですか？」

サターニャ「ガヴリールを辱めて隙だらけにするのよ」

ラフィ「隙だらけにしてどうするんですか？」

サターニャ「脱がしてから考えるわ！！」

ガヴ「……。もう分かったよ。私の降参だ」

サターニャ「え！？　それって私の勝ちって事？　ラフィエル！」

ラフィ「はい。ガヴちゃん降参により勝者サターニャさんです！」

ガヴ「はぁ疲れた」

タプリス「いいんですか、天真先輩？　含み針で勝つ事も出来たんですよね」

ガヴ「いいんだよ。私はもう疲れた」

サターニャ「やったあ！　初勝利よ！！」

ラフィ「良かったですね、サターニャさん」

ヴィーネ「私を練習台にしただけあったわね。おめでとう、サターニャ」

ガヴ「ふぅ」

翌日　学校

サターニャ「ガヴリールっ！」

ガヴ「何だよ？　もう勝負は等分しないからな」

サターニャ「そんなんじゃないわよ！！　勝ったら勝負はしばらくいいの。それより、ほら」ﾋﾗﾋﾗ

ガヴ「///　それ、私のパンツ！？」

サターニャ「そうよ！　昨日返すの忘れたから渡しに来たのよっ！」

ガヴ「そんなヒラヒラさせるなよ。みんなが見てるだろ！！」

サターニャ「え？」ﾋﾗﾋﾗ

ガヴ「だからヒラヒラさせるな！！！」ﾄﾞｺﾞｫ

サターニャ「ぐはぁ！」ﾊﾞﾀ

ラフィ「策士策に溺れる。サターニャさんのセクシーコマン道はまだまだですね」

ヴィーネ「もう私を練習台にしないでね」

サターニャ「……」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

完

乙
結局サターニャによる力技でワロタｗ
ガヴは意外と恥ずかしがり屋だからセクシーコマンドーは効果覿面な気がする
仕掛け人がラフィで本当の黒幕ってのもいつも通りで安心した

ちなみにサターニャの技名の元ネタはみつどもえの千葉氏です。

乙乙