1: 2016/02/02(火) 23:07:02.65
八幡「」スタスタ
八幡「」スタスタ
八幡「(・・・・・・)」
八幡「」クル
シーン・・・・・・
八幡「・・・・・・」
八幡「」スタスタ
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454422012
八幡「」スタスタ
八幡「(・・・・・・)」
八幡「」クル
シーン・・・・・・
八幡「・・・・・・」
八幡「」スタスタ
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454422012
2: 2016/02/02(火) 23:11:20.06
八幡「(またこれか・・・)」
八幡「(最近、よく誰かの視線を感じるようになった)」
八幡「(誰かはわからないが・・・そもそも誰も見ていない可能性が高い)」
八幡「(俺を見つめていても誰も得するはずがないからだ)」
八幡「(神経過敏・・・なのか?)」
八幡「(とにかく早く家に帰るか)」
八幡「」スタスタ
「・・・・・・」
八幡「(最近、よく誰かの視線を感じるようになった)」
八幡「(誰かはわからないが・・・そもそも誰も見ていない可能性が高い)」
八幡「(俺を見つめていても誰も得するはずがないからだ)」
八幡「(神経過敏・・・なのか?)」
八幡「(とにかく早く家に帰るか)」
八幡「」スタスタ
「・・・・・・」
3: 2016/02/02(火) 23:16:27.34
― 翌日 昼休み ―
八幡「」ポチポチ
八幡「(ん? もうこんな時間か)」
八幡「(そろそろ戻るか・・・)」
八幡「」スッ
― 廊下 ―
八幡「」スタスタ
八幡「」スタスタ
八幡「!?」ゾワ
八幡「」バッ
ガヤガヤ・・・・・・
八幡「・・・・・・」
7: 2016/02/02(火) 23:21:32.61
八幡「(気の所為・・・だよな?)」
八幡「(あの嫌な感じがすると、つい後ろを振り向いちまう)」
八幡「(ストレスが溜まってるのか・・・?)」
八幡「(この俺がか?)」
八幡「(気にし過ぎだな、放っておけばそのうちなくなるだろ)」スタスタ
「・・・・・・」
八幡「(あの嫌な感じがすると、つい後ろを振り向いちまう)」
八幡「(ストレスが溜まってるのか・・・?)」
八幡「(この俺がか?)」
八幡「(気にし過ぎだな、放っておけばそのうちなくなるだろ)」スタスタ
「・・・・・・」
8: 2016/02/02(火) 23:25:45.53
キーンコーンカーンコーン・・・・・・
八幡「」ゴソゴソ
八幡「」スッ
八幡「」スタスタ
由比ヶ浜「ヒッキー」
八幡「!?」ビクッ
9: 2016/02/02(火) 23:34:49.00
由比ヶ浜「ちょっ! そんなに驚かなくても良いじゃん!」
八幡「あ、あぁ、すまねぇ」
由比ヶ浜「それよりヒッキー! なんでまた1人で行こうとするし!」
八幡「あ? 別に良いだろ」
由比ヶ浜「同じクラスなんだから一緒に行こうよ!」
八幡「関係ねぇだろそれ」
八幡「それに男女が2人揃って歩くか?」
由比ヶ浜「う・・・」
八幡「そういうのは普通リア充どもがする行動だ」
由比ヶ浜「もう! ヒッキーはいちいち捻くれ過ぎだし!」
八幡「おぅ」
由比ヶ浜「ヒッキーキモい! ほら、一緒に行くよ!」グイ
八幡「お、おい・・・!」ドキ
八幡「あ、あぁ、すまねぇ」
由比ヶ浜「それよりヒッキー! なんでまた1人で行こうとするし!」
八幡「あ? 別に良いだろ」
由比ヶ浜「同じクラスなんだから一緒に行こうよ!」
八幡「関係ねぇだろそれ」
八幡「それに男女が2人揃って歩くか?」
由比ヶ浜「う・・・」
八幡「そういうのは普通リア充どもがする行動だ」
由比ヶ浜「もう! ヒッキーはいちいち捻くれ過ぎだし!」
八幡「おぅ」
由比ヶ浜「ヒッキーキモい! ほら、一緒に行くよ!」グイ
八幡「お、おい・・・!」ドキ
10: 2016/02/02(火) 23:44:43.97
八幡「由比ヶ浜・・・手・・・」
由比ヶ浜「え?」
由比ヶ浜「!!」バッ
由比ヶ浜「ゴ、ゴメンあたし・・・!///」
八幡「い、いや・・・別に良いけどよ・・・」
八幡「(良くねぇよドキドキしたわ)」
由比ヶ浜「ヒ、ヒッキーが早く来ないからだよ!」
八幡「俺の所為なのかよ」
由比ヶ浜「今度また1人で行こうとしたらこうするからね!///」
八幡「(勘違いするから)やめろ」
由比ヶ浜「ヒッキーキモい!」
八幡「うるせぇよ」
八幡「・・・俺はもう行くぞ」スッ
由比ヶ浜「あ・・・」
八幡「」スタスタ
八幡「!!」ゾワ
八幡「」クル
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「え?」
由比ヶ浜「!!」バッ
由比ヶ浜「ゴ、ゴメンあたし・・・!///」
八幡「い、いや・・・別に良いけどよ・・・」
八幡「(良くねぇよドキドキしたわ)」
由比ヶ浜「ヒ、ヒッキーが早く来ないからだよ!」
八幡「俺の所為なのかよ」
由比ヶ浜「今度また1人で行こうとしたらこうするからね!///」
八幡「(勘違いするから)やめろ」
由比ヶ浜「ヒッキーキモい!」
八幡「うるせぇよ」
八幡「・・・俺はもう行くぞ」スッ
由比ヶ浜「あ・・・」
八幡「」スタスタ
八幡「!!」ゾワ
八幡「」クル
八幡「・・・・・・」
11: 2016/02/02(火) 23:46:56.88
八幡「(また・・・)」
由比ヶ浜「どうしたの?」
由比ヶ浜「ヒッキー」
八幡「い、いや、何でもねぇよ」
由比ヶ浜「どこか」
由比ヶ浜「具合でも悪いの?」
八幡「いや・・・何か変な視線を感じただけだ」
由比ヶ浜「変な視線・・・?」
由比ヶ浜「どうしたの?」
由比ヶ浜「ヒッキー」
八幡「い、いや、何でもねぇよ」
由比ヶ浜「どこか」
由比ヶ浜「具合でも悪いの?」
八幡「いや・・・何か変な視線を感じただけだ」
由比ヶ浜「変な視線・・・?」
13: 2016/02/02(火) 23:50:30.21
由比ヶ浜「ヒッキーっさぁ」
由比ヶ浜「変なこと言うんだね」
由比ヶ浜「この廊下には」
由比ヶ浜「あたしと」
由比ヶ浜「ヒッキーしかいないよ?」
八幡「あ、あぁ・・・」
由比ヶ浜「ヒッキー」
由比ヶ浜「絶対に気の所為だって」
由比ヶ浜「ね?」
由比ヶ浜「早く部室行こう?」ニコ
八幡「・・・おぅ」
「・・・・・・」
由比ヶ浜「変なこと言うんだね」
由比ヶ浜「この廊下には」
由比ヶ浜「あたしと」
由比ヶ浜「ヒッキーしかいないよ?」
八幡「あ、あぁ・・・」
由比ヶ浜「ヒッキー」
由比ヶ浜「絶対に気の所為だって」
由比ヶ浜「ね?」
由比ヶ浜「早く部室行こう?」ニコ
八幡「・・・おぅ」
「・・・・・・」
16: 2016/02/03(水) 00:06:29.15
八幡「うっす」ガラガラ
雪ノ下「あらこんにちわ、比企谷君」
由比ヶ浜「やっはろー! ゆきのん!」
雪ノ下「あら、由比ヶ浜さんもこんにちは」
雪ノ下「今日は2人で来たのかしら?」
由比ヶ浜「うん、そうだよ!」
由比ヶ浜「ヒッキーったら、まるであたしのことを赤の他人扱いしてくるんだよ!」
八幡「お前と俺はそこまで仲良くねぇだろ」
由比ヶ浜「ヒッキー酷い! キモ過ぎ!」
八幡「(どっちが酷ぇんだよ・・・)」
雪ノ下「・・・そう」
雪ノ下「由比ヶ浜さんと」
雪ノ下「比企谷君が」
雪ノ下「2人で・・・」
雪ノ下「・・・・・・」
雪ノ下「あらこんにちわ、比企谷君」
由比ヶ浜「やっはろー! ゆきのん!」
雪ノ下「あら、由比ヶ浜さんもこんにちは」
雪ノ下「今日は2人で来たのかしら?」
由比ヶ浜「うん、そうだよ!」
由比ヶ浜「ヒッキーったら、まるであたしのことを赤の他人扱いしてくるんだよ!」
八幡「お前と俺はそこまで仲良くねぇだろ」
由比ヶ浜「ヒッキー酷い! キモ過ぎ!」
八幡「(どっちが酷ぇんだよ・・・)」
雪ノ下「・・・そう」
雪ノ下「由比ヶ浜さんと」
雪ノ下「比企谷君が」
雪ノ下「2人で・・・」
雪ノ下「・・・・・・」
17: 2016/02/03(水) 00:10:15.73
八幡「雪ノ下・・・?」
雪ノ下「いえ、珍しいこともあるのね、と」
雪ノ下「早速お茶を淹れるから、少し待っていてちょうだい」スッ
八幡「おぅ、すまねぇな」
由比ヶ浜「いつもありがとうね!」
雪ノ下「ふふ・・・気にしなくて良いのよ? 由比ヶ浜さん」
雪ノ下「私が」
雪ノ下「好きで」
雪ノ下「やっていることだから」ニコ
雪ノ下「いえ、珍しいこともあるのね、と」
雪ノ下「早速お茶を淹れるから、少し待っていてちょうだい」スッ
八幡「おぅ、すまねぇな」
由比ヶ浜「いつもありがとうね!」
雪ノ下「ふふ・・・気にしなくて良いのよ? 由比ヶ浜さん」
雪ノ下「私が」
雪ノ下「好きで」
雪ノ下「やっていることだから」ニコ
18: 2016/02/03(水) 00:16:33.47
八幡「」ズズッ
八幡「(はぁ・・・雪ノ下の淹れる紅茶は格別だ)」
八幡「(マッカンも最高だが、こいつの淹れた紅茶を飲んでからは)」
八幡「(紅茶も悪くないと思えたからな)」
八幡「(落ち着く・・・)」
八幡「!?」ゾワゾワ
八幡「」キョロキョロ
八幡「・・・・・・」
八幡「(この室内には俺意外だと由比ヶ浜と雪ノ下しかいない)」
八幡「(この2人はトーク中だ・・・扉も閉まっている)」
八幡「(どういうことなんだ・・・?)」
八幡「(はぁ・・・雪ノ下の淹れる紅茶は格別だ)」
八幡「(マッカンも最高だが、こいつの淹れた紅茶を飲んでからは)」
八幡「(紅茶も悪くないと思えたからな)」
八幡「(落ち着く・・・)」
八幡「!?」ゾワゾワ
八幡「」キョロキョロ
八幡「・・・・・・」
八幡「(この室内には俺意外だと由比ヶ浜と雪ノ下しかいない)」
八幡「(この2人はトーク中だ・・・扉も閉まっている)」
八幡「(どういうことなんだ・・・?)」
19: 2016/02/03(水) 00:21:16.80
雪ノ下「比企谷君、どうしたのかしら?」
八幡「いや・・・何でもねぇ」
雪ノ下「少し顔色が優れないようだけれど・・・」
由比ヶ浜「あれ? ヒッキーもしかして、また視線が気になったの?」
八幡「・・・・・・」
雪ノ下「視線?」
由比ヶ浜「なんか誰かに見られてる感じがするんだって」
雪ノ下「比企谷君を凝視して得られるものは水晶体の濁りだけだと思うのだけれど」
八幡「(あぁ・・・その通りだ雪ノ下、何のメリットもねぇだろ・・・?)」
八幡「(なのになんでこんな・・・)」
八幡「(俺は病気にでもかかったのか?)」
八幡「いや・・・何でもねぇ」
雪ノ下「少し顔色が優れないようだけれど・・・」
由比ヶ浜「あれ? ヒッキーもしかして、また視線が気になったの?」
八幡「・・・・・・」
雪ノ下「視線?」
由比ヶ浜「なんか誰かに見られてる感じがするんだって」
雪ノ下「比企谷君を凝視して得られるものは水晶体の濁りだけだと思うのだけれど」
八幡「(あぁ・・・その通りだ雪ノ下、何のメリットもねぇだろ・・・?)」
八幡「(なのになんでこんな・・・)」
八幡「(俺は病気にでもかかったのか?)」
21: 2016/02/03(水) 00:25:56.83
雪ノ下「比企谷君、紅茶のおかわりは如何かしら?」
雪ノ下「気分を安定させる作用があるわ」
八幡「・・・頼むわ」
雪ノ下「えぇ」スッ
雪ノ下「」コポコポ
雪ノ下「はい、どうぞ」コト
八幡「おぅ」スッ
八幡「」ズズッ
雪ノ下「」ジー
八幡「・・・・・・」
雪ノ下「気分を安定させる作用があるわ」
八幡「・・・頼むわ」
雪ノ下「えぇ」スッ
雪ノ下「」コポコポ
雪ノ下「はい、どうぞ」コト
八幡「おぅ」スッ
八幡「」ズズッ
雪ノ下「」ジー
八幡「・・・・・・」
22: 2016/02/03(水) 00:32:04.68
八幡「・・・な、なんだ?」
雪ノ下「・・・いえ」
雪ノ下「こうして比企谷君が紅茶を飲む様を見ていると」
雪ノ下「少しずつ変わってきているの」
雪ノ下「まだ由比ヶ浜さんがいなかった、初期の奉仕部の頃から・・・ね」
八幡「・・・?」
雪ノ下「時間が経つに連れて、貴方の表情は変化してきているわ」
雪ノ下「最初は不機嫌そうな顔をして飲んでいたのが」
雪ノ下「最近では実に落ち着いた様子で飲んでくれているのが」
雪ノ下「嬉しくて」
雪ノ下「嬉しくて」
雪ノ下「ね?」ニコ
八幡「そ、そうか? お前よく見てんな」
雪ノ下「・・・いえ」
雪ノ下「こうして比企谷君が紅茶を飲む様を見ていると」
雪ノ下「少しずつ変わってきているの」
雪ノ下「まだ由比ヶ浜さんがいなかった、初期の奉仕部の頃から・・・ね」
八幡「・・・?」
雪ノ下「時間が経つに連れて、貴方の表情は変化してきているわ」
雪ノ下「最初は不機嫌そうな顔をして飲んでいたのが」
雪ノ下「最近では実に落ち着いた様子で飲んでくれているのが」
雪ノ下「嬉しくて」
雪ノ下「嬉しくて」
雪ノ下「ね?」ニコ
八幡「そ、そうか? お前よく見てんな」
23: 2016/02/03(水) 00:38:19.62
由比ヶ浜「ちょっとヒッキー! ゆきのんに変なことしてないよね!?」
八幡「するわけねぇだろ」
由比ヶ浜「(なんかあたしが知らないヒッキーとゆきのんの関係って嫌だし!)」
雪ノ下「心配しないで、由比ヶ浜さん」
雪ノ下「比企谷君はいつも通りよ」
由比ヶ浜「ヒッキーキモい! ベーッだ!」
八幡「(由比ヶ浜、ロベルト・カルヴィの最期を知ってるか?)」
八幡「するわけねぇだろ」
由比ヶ浜「(なんかあたしが知らないヒッキーとゆきのんの関係って嫌だし!)」
雪ノ下「心配しないで、由比ヶ浜さん」
雪ノ下「比企谷君はいつも通りよ」
由比ヶ浜「ヒッキーキモい! ベーッだ!」
八幡「(由比ヶ浜、ロベルト・カルヴィの最期を知ってるか?)」
24: 2016/02/03(水) 00:53:35.57
― 夜 ??? ―
PC『』
「・・・・・・」カタカタ
「」カチカチ
『初~中級者向け! 痛みは快楽であり、神が我々に与えた幸せである』
「・・・・・・」
「」スッ
『まずは体幹遠位部の示指、中指などから始める。次に嗅ぎタバコ窩のあたりにも
薄く傷つけてみる。手根管内の神経を傷つけなければリスクが非常に低い部分である。
さて、気持ちよくなってきたかな?』
「・・・・・・」
「」グッ
「っ!!」スパッ
ポタポタ・・・・・・
「はぁ・・・はぁ・・・!///」ゾクゾク
25: 2016/02/03(水) 00:55:54.68
― 翌日 昼休み ―
八幡「(さてと・・・)」スッ
八幡「」スタスタ
八幡「」スタスタ
いろは「先輩」
八幡「?」クルッ
26: 2016/02/03(水) 00:59:50.69
いろは「先輩、こんにちわ!」
八幡「おぅ」
いろは「実は先輩にお願いがありまして・・・」
八幡「なんだ?」
いろは「あの・・・実はこれ、私が作ってきたんですけど」
八幡「?」
いろは「その・・・バレンタインデーとかによく肉じゃが送るとかってあるじゃないですか!」
八幡「バレンタインはまだまだ先だろ」
八幡「それに俺には一生関係のないイベントだ」
いろは「そんなことないですよ! それで・・・その・・・」
八幡「おぅ」
いろは「実は先輩にお願いがありまして・・・」
八幡「なんだ?」
いろは「あの・・・実はこれ、私が作ってきたんですけど」
八幡「?」
いろは「その・・・バレンタインデーとかによく肉じゃが送るとかってあるじゃないですか!」
八幡「バレンタインはまだまだ先だろ」
八幡「それに俺には一生関係のないイベントだ」
いろは「そんなことないですよ! それで・・・その・・・」
27: 2016/02/03(水) 01:05:28.54
八幡「当日に本命に渡す前に、俺に毒見をしろってか?」
いろは「そういうことです」
八幡「他に良い奴いなかったのか?」
いろは「先輩が一番的確な感想を言ってくれると思ったんです」
八幡「そうか・・・」
八幡「ま、一応食ってみるか」
いろは「折角ですし一緒に食べましょうよ!」
八幡「あ? どこでだよ」
いろは「生徒会室です」
いろは「先輩と2人っきり・・・」
いろは「肉じゃがと一緒に、私まで食べちゃダメですよ・・・?///」チラ
八幡「しねぇよビXチ」
いろは「酷いです!」
八幡「(何だこいつ可愛いな)」
いろは「そういうことです」
八幡「他に良い奴いなかったのか?」
いろは「先輩が一番的確な感想を言ってくれると思ったんです」
八幡「そうか・・・」
八幡「ま、一応食ってみるか」
いろは「折角ですし一緒に食べましょうよ!」
八幡「あ? どこでだよ」
いろは「生徒会室です」
いろは「先輩と2人っきり・・・」
いろは「肉じゃがと一緒に、私まで食べちゃダメですよ・・・?///」チラ
八幡「しねぇよビXチ」
いろは「酷いです!」
八幡「(何だこいつ可愛いな)」
28: 2016/02/03(水) 01:09:15.15
いろは「ど、どうですか?」
八幡「」モグモグ
八幡「美味いなこれ」
いろは「!」
八幡「ま、小町のには負けるがな」
いろは「うるさいですよ! どこまで身内の味方するんですか!」
八幡「何言ってんだ、小町は世界一可愛い妹だぞ」
いろは「先輩キモいです・・・」
八幡「」
八幡「?」チラ
八幡「一色、その手どうしたんだ?」
いろは「はい? あぁ、これですか・・・」スッ
八幡「」モグモグ
八幡「美味いなこれ」
いろは「!」
八幡「ま、小町のには負けるがな」
いろは「うるさいですよ! どこまで身内の味方するんですか!」
八幡「何言ってんだ、小町は世界一可愛い妹だぞ」
いろは「先輩キモいです・・・」
八幡「」
八幡「?」チラ
八幡「一色、その手どうしたんだ?」
いろは「はい? あぁ、これですか・・・」スッ
29: 2016/02/03(水) 01:13:21.69
いろは「ちょっと作ってるうちに少し切っちゃいまして」
八幡「大丈夫か? なんか・・・悪いな」
いろは「いえいえ、大丈夫ですって!」
いろは「それに」
いろは「先輩がこんなに美味しそうに食べてくれて」
いろは「嬉しいですから」
いろは「一生懸命作った甲斐がありました」
八幡「そうか」
いろは「えへへ・・・」
「・・・・・・」
八幡「大丈夫か? なんか・・・悪いな」
いろは「いえいえ、大丈夫ですって!」
いろは「それに」
いろは「先輩がこんなに美味しそうに食べてくれて」
いろは「嬉しいですから」
いろは「一生懸命作った甲斐がありました」
八幡「そうか」
いろは「えへへ・・・」
「・・・・・・」
30: 2016/02/03(水) 01:17:16.33
― 放課後 奉仕部 ―
八幡「うっす」
雪ノ下「比企谷、こんにちは」
八幡「あぁ」
雪ノ下「由比ヶ浜さんは一緒ではなかったのかしら?」
八幡「飲み物買ってから来るんだと」
雪ノ下「そう・・・」
雪ノ下「では、私は紅茶を・・・」スッ
八幡「おぅ」
八幡「?」チラ
八幡「雪ノ下、お前左手どうしたんだ?」
31: 2016/02/03(水) 01:22:10.17
雪ノ下「あぁ・・・これは家の中で少し転んでしまって」
八幡「大丈夫なのか?」
雪ノ下「えぇ、軽くぶつけただけだわ」
雪ノ下「はい、どうぞ」スッ
八幡「おぅ」
八幡「」ズズ
八幡「(あぁ・・・やっぱりこれだ)」
八幡「(落ち着く・・・)」
由比ヶ浜「やっはろー!」ガラ
雪ノ下「由比ヶ浜さん、こんにちわ」
雪ノ下「あら? 由比ヶ浜さん、その手の怪我は・・・?」
由比ヶ浜「え? これ? あ、あはは・・・」
八幡「大丈夫なのか?」
雪ノ下「えぇ、軽くぶつけただけだわ」
雪ノ下「はい、どうぞ」スッ
八幡「おぅ」
八幡「」ズズ
八幡「(あぁ・・・やっぱりこれだ)」
八幡「(落ち着く・・・)」
由比ヶ浜「やっはろー!」ガラ
雪ノ下「由比ヶ浜さん、こんにちわ」
雪ノ下「あら? 由比ヶ浜さん、その手の怪我は・・・?」
由比ヶ浜「え? これ? あ、あはは・・・」
32: 2016/02/03(水) 01:27:41.12
由比ヶ浜「またお料理の練習しようとしたんだけど、全然上手くいかなくって・・・」
由比ヶ浜「傷が増えただけだったよ」
雪ノ下「そうなの・・・気をつけてちょうだい」
由比ヶ浜「うん!」
八幡「・・・・・・」
八幡「(そういえば一色も手を怪我していたな)」
八幡「(由比ヶ浜と雪ノ下もか? すごい偶然もあるもんだな)」
「・・・・・・」
由比ヶ浜「傷が増えただけだったよ」
雪ノ下「そうなの・・・気をつけてちょうだい」
由比ヶ浜「うん!」
八幡「・・・・・・」
八幡「(そういえば一色も手を怪我していたな)」
八幡「(由比ヶ浜と雪ノ下もか? すごい偶然もあるもんだな)」
「・・・・・・」
33: 2016/02/03(水) 01:37:02.67
― 夜 ??? ―
PC『』
「・・・・・・」カタカタ
「」カチカチ
『中級者~上級者向け! 独りよがりはダメ! 同じ快楽を分けてあげよう』
「・・・・・・」
「」スッ
『あなたには大切な人がいるだろうか? その人を愛しているだろうか? 綺麗に言えばこんな感じだろう。
しかし、人間の心の中は至って漆黒の闇なのである。誰かを支配したい、束縛したい・・・などなど。
その中でも、サービスを行える方法を紹介しよう! 痛みが快楽であることを知っているあなたなら、
愛しい人に何をすれば良いかわかるはず。快楽を共に味あわせてあげよう! 痛みとは恐怖でもあり、
最初は抵抗するかもしれないが、理解さえしてもらえば共依存以上の関係になれるかも!』
「・・・・・・」
「・・・大切な人は」
「待ってはくれない・・・」
「・・・・・・」
34: 2016/02/03(水) 01:41:27.05
― 翌日 ―
雪ノ下「私は鍵を職員室に届けてくるわ」
八幡「おぅ」
由比ヶ浜「ゆきのん、ばいばい」フリフリ
雪ノ下「えぇ」フリフリ
八幡「」スタスタ
由比ヶ浜「ちょっ! ヒッキー!」ガシ
由比ヶ浜「一緒に行こうよ!」
八幡「わ、わかったから離せ」
由比ヶ浜「」ムス
いろは「先輩」
八幡「一色・・・」
由比ヶ浜「あれ? いろはちゃん・・・」
35: 2016/02/03(水) 01:46:00.67
いろは「先輩と」
いろは「結衣先輩」
いろは「2人一緒で」
いろは「何してるんですか?」
八幡「これから帰るところだ」
由比ヶ浜「ヒッキーがあたしを置いてくんだよ!」
いろは「へぇ」
いろは「そうなんですか」
いろは「私も今」
いろは「帰るところなんです」
八幡「そうなのか」
いろは「じゃあ先輩」
いろは「ホワイトデー、楽しみにしてますから」ニコ
八幡「はっ?」
由比ヶ浜「!?」
由比ヶ浜「ちょっとヒッキー!? 今のどういうこと!?」
八幡「いいから靴履きに行くぞ」
いろは「結衣先輩」
いろは「2人一緒で」
いろは「何してるんですか?」
八幡「これから帰るところだ」
由比ヶ浜「ヒッキーがあたしを置いてくんだよ!」
いろは「へぇ」
いろは「そうなんですか」
いろは「私も今」
いろは「帰るところなんです」
八幡「そうなのか」
いろは「じゃあ先輩」
いろは「ホワイトデー、楽しみにしてますから」ニコ
八幡「はっ?」
由比ヶ浜「!?」
由比ヶ浜「ちょっとヒッキー!? 今のどういうこと!?」
八幡「いいから靴履きに行くぞ」
38: 2016/02/03(水) 01:59:26.26
八幡「」スタスタ
八幡「」スタスタ
八幡「(由比ヶ浜が何故か俺と行動を共にしたがるようになったな)」
八幡「(もう俺に気を遣う必要はなくなったはずだ)」
八幡「(何故だ・・・?)」
八幡「(勘違いしちまうだろうが・・・)」
八幡「!?」ゾワッ
カーーーーーーーッ ガキンッ カーーーーーーーーーッ ガキンッ
八幡「な、何の音だ・・・?」
カーーーーーーーッ ガキンッ カーーーーーーーーーッ ガキンッ
八幡「ち、近づいて来てんのか・・・!?」
八幡「」ダッ
八幡「」スタスタ
八幡「(由比ヶ浜が何故か俺と行動を共にしたがるようになったな)」
八幡「(もう俺に気を遣う必要はなくなったはずだ)」
八幡「(何故だ・・・?)」
八幡「(勘違いしちまうだろうが・・・)」
八幡「!?」ゾワッ
カーーーーーーーッ ガキンッ カーーーーーーーーーッ ガキンッ
八幡「な、何の音だ・・・?」
カーーーーーーーッ ガキンッ カーーーーーーーーーッ ガキンッ
八幡「ち、近づいて来てんのか・・・!?」
八幡「」ダッ
39: 2016/02/03(水) 02:01:09.54
八幡「こ、ここまで来れば・・・!」ハァハァ
カーーーーーーーッ ガキンッ カーーーーーーーーーッ ガキンッ
八幡「ひっ!?」ダッ
カーーーーーーーッ ガキンッ カーーーーーーーーーッ ガキンッ
八幡「ひっ!?」ダッ
40: 2016/02/03(水) 02:06:51.19
― 比企谷家 玄関 ―
八幡「はぁ・・・はぁ・・・!」
八幡「(な、何だったんだよあれは・・・!)」
八幡「(姿は見えなかったが、何かいたぞ!)」
八幡「(警察に・・・)」
八幡「(・・・・・・)」
八幡「(・・・いや、あまり事を大きくしない方が良いな)」
八幡「(話を聞かれるのも面倒だしな)」
八幡「(大丈夫だ・・・きっと大丈夫だ)」
八幡「(明日病院に行くか、変な病気なんだ・・・)」
小町「お兄ちゃんおかえり、どうしたの? そんなに息切らして・・・」
八幡「いや、なんでもない・・・」
42: 2016/02/03(水) 02:17:54.67
― 深夜 ―
八幡「・・・・・・」
八幡「(眠れねぇ・・・)」
八幡「(一刻も早くこの状態から解放されてぇ)」
八幡「(なのになんで眠れねぇんだよ・・・)」
八幡「・・・・・・」
八幡「」スッ
八幡「(ダメだ・・・少し飲み物でも飲んでくるか・・・)」スタスタ
八幡「」ガチャ
「こんばんわ」
「比企谷君 ≪●》 《●≫」
ザシュッ!!!! ビタビタビタ・・・・・・
『終わり』
43: 2016/02/03(水) 02:22:49.16
俺の自意識が過剰になってしまうスレだった……
引用元: 八幡「自意識過剰・・・だよな」
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