1: 2018/06/21(木) 14:02:13.836 ID:XhbGEcvq0
お母さん「さ、はやく連れて帰って解剖しましょ」

女の子「うん!」

俺「ピカピカ♪」

4: 2018/06/21(木) 14:04:48.816
はよ

9: 2018/06/21(木) 14:09:39.788 ID:XhbGEcvq0
女の子「ほら、ここが私の家だよ♪」

俺「ピカー?」

お母さん「ほら、ただいまのあいさつは?」

女の子「ただいま!お母さん、お父さん!」

お父さん「おっ、お前に娘、帰ってきたのか。早かったな」

女の子「うん、可愛い子、すぐに見つかったの!」

お母さん「よかったわねぇ。じゃあお母さんは解剖台の準備してるから、お風呂に入ってきなさい」

女の子「うん!一緒に入ろうね!」

俺「ピカ♪」

10: 2018/06/21(木) 14:13:02.383 ID:XhbGEcvq0
女の子「ほーら、キレイキレイしましょうねー」

俺「ピカピカ♪デュフフ」

女の子「ピカちゃんはこれから実験台にされるから、お体きれいにしなきゃいけないんだよー」

俺「ピカチュー」

女の子「あっ、オスなんだぁ」

俺「ピカァ」

11: 2018/06/21(木) 14:14:00.775
不穏になってきた

12: 2018/06/21(木) 14:16:54.680 ID:XhbGEcvq0
お母さん「きれいになった?」

女の子「うん!」

お母さん「よかったわねぇ、それじゃ、その子を台の上に載せて」

女の子「うん!」

俺「ピカァピカァ」

お母さん「手足をちゃんと縛り付けるのよ。解剖中に暴れられたら、けがしちゃうかもしれないからね」

女の子「はーい。よいしょ、よいしょ」

俺「ピカ?」

お母さん「じゃあ始めましょ。はい、メスをどうぞ」

女の子「わーい!」

俺「ピカ?」

14: 2018/06/21(木) 14:20:07.807 ID:XhbGEcvq0
お母さん「先週言ったことは覚えてる?ちゃんと筋肉に沿うようにして刃を入れるのよ」

女の子「うん!」ザク

俺「ピカアアァァァァァ!」

女の子「わっ、すごくうるさーい」

お母さん「大丈夫、本番は麻酔っていう、手術中眠っていてくれる薬があるのよ」

お母さん「でも、いっつも麻酔があるとは限らないの。こうして被験体の悲鳴に慣れておくのも、大事な経験なのよ」

女の子「はーい!」

俺「ピィイイイ!ピカァァァ!」

17: 2018/06/21(木) 14:24:26.027 ID:XhbGEcvq0
お母さん「皮膚を切り開いたら、慎重に筋肉を剥いで臓器を取り出すのよ。この時、臓器を傷つけないように気を付けてねにね」

女の子「はーい!」ザクザク

俺「ピカヂュウウウウ!」

女の子「うーん…この辺りでいいのかな?」

お母さん「そうね、その辺りかしら。時間はいくらでもあるから、失敗しないようにゆっくりとやっていきましょう」

女の子「うん!」

俺「ピガ…ピガ…」

18: 2018/06/21(木) 14:28:23.586 ID:XhbGEcvq0
女の子「うんしょ…うんしょ…」サクサク

女の子「あっ、グロテスクなのが出てきた!これが臓器?」

お母さん「うん、これがピカチューの肝臓ね。教科書で勉強したの、覚えてる?あとでまた確認しましょうね」

女の子「へー、こうなってるんだぁ…」

お母さん「突然だけどここで問題。肝臓で作られる汁の名前、覚えてる?」

女の子「えーっとね、胆汁!」

お母さん「よくできました♪」

俺「ピ…ピカ…」

19: 2018/06/21(木) 14:33:36.845 ID:XhbGEcvq0
お母さん「次は胃を取り出して、内容物を見てみましょう」

女の子「はーい!どれどれ…」スパッスパ

俺「ピッ!ピッカ!」

女の子「うーん、色んなものが入ってるー。これがピカチューさんが今日食べたものなの?」

お母さん「そうね、ラーメン、ハンバーグセット、お寿司、ヤドンのしっぽ、チーズかまぼこ、各種サプリメント…」

女の子「おかーさん、この子野菜全然食べてないよ!好き嫌いはいけないんだー」

お母さん「そうね、でも私たち人間とピカチューでは生態が違うのよ。食べるものも一緒じゃないの」

女の子「そうなんだー」

俺「ピ…ピ…」

21: 2018/06/21(木) 14:34:39.638
全米が泣いた

26: 2018/06/21(木) 14:40:17.296 ID:XhbGEcvq0
俺「ピカァ!」パァァァ

女の子「あっ!お母さん、ピカチューが突然光り出した!体の調子が悪いの?」

お母さん「そんなことないわ。これはじこさいせいって言ってね、自分の体を治す特技なの」

女の子「へー。ほんとだ、傷が見る見るうちにふさがっていくー」

俺「ピカーピーカー♪」

お母さん「でもよかったわね、これでいいキズぐすり代が浮いたわよ。お小遣い2ヶ月分ですものね」

女の子「氏んじゃったら生きてるぞーき、見れないもんね!」

お母さん「ふふっ、そうね」

俺「ピッピカチュー♪」

お母さん「今度は手足の筋肉や骨がどうなってるか見てみましょう。右手と右足はお母さんがやるから、左手と左足をお願いね」

女の子「はーい!」

俺「ピカ?」

28: 2018/06/21(木) 14:46:03.293 ID:XhbGEcvq0
女の子「へー、かんせつぶぶんについてるなんこつ、はじめて見たぁ」

俺「ピィ…ピカァ…」

お母さん「これが胸椎よ。ここが仙骨、尾てい骨。こっちが恥骨」

女の子「ほーほー」

お母さん「まだ筋肉についてはあまり教えてなかったよね?あとでちゃんとおさらいするから、写真を撮っておくわね」パシャ

俺「ピ…カ…」

お母さん「頭蓋骨がどうなってるか見てみましょう。まずは顔の皮を全部剥いじゃいましょう」

女の子「おかーさん!わたし、ひふはぐのだーいすき!」

お母さん「あらあら」

俺「ピ…ヂュウ…」

29: 2018/06/21(木) 14:54:18.773 ID:XhbGEcvq0
女の子「かわをはいで目を取っちゃうと、頭ってこんな感じなんだぁ。おかーさん、頭の骨、終わったら私の部屋にかざっていい?」

お母さん「ダメよ。ちゃんと解剖されてくれた生き物には敬意を表さなきゃ。解剖が終わったら、塩をかけて清めた後に氏体を焼いて埋めるのよ」

女の子「なーんだ、ざーんねん。こんなに可愛いのになぁ」

お母さん「さっ、もう最後よ。これがピカチューの脳よ」

俺「ピ…ピ…」

女の子「やっぱり体が小さいから、のうみそも小さいんだね」

お母さん「そうね、でもポケモォンは人間以外の下等生物の中では、比較的体重に対する脳の質量が大きいとされているわ」

女の子「たしかに、いっしょに遊んだりできるもんね」

お母さん「そうね。それに一度捕まえて命令を下せば、喜んで命を擲ってくれる従順さも、他の生物より賢いからできることなの。覚えておきましょうね」

女の子「はーい!」

俺「ピ…ピ…ピ…」

俺「ピーーーー」

女の子「あっ、氏んじゃった」

30: 2018/06/21(木) 14:58:18.658 ID:XhbGEcvq0
女の子「これでかいぼう終わり?ざんねんだなぁ…」

お母さん「そうね、でも悲しむことはないわ」

お母さん「医療の発展のためには犠牲は必要なの。こうして自らの肉体を提供してくれる生き物がいるからこそ、彼らの種族の未来が守られるの」

お母さん「さっ、後片付けしましょ。血が残ってたりしたら不潔だから、ちゃんと残らないようにするのよ」

女の子「はーい!ねえ、おかーさーん」

お母さん「なに?」

女の子「またかいぼう、したいなぁ。わたし、今度はベトベタァのかいぼうがしたい!」

お母さん「もちろんいいわよ。明日は日曜日だから、昼から捕まえに行きましょう」

女の子「うん!」

31: 2018/06/21(木) 15:02:44.897 ID:XhbGEcvq0
俺「ここは何処だ…」

俺「記憶が曖昧だ…周囲にあるのはなんだ?墓石か?」

俺「いやに暗い雰囲気のところだな…だがむしろ心地よさすら感じる」

ポケモォントレーナー「ピーピーエイダー何処かなー」

俺「なんだあいつ!イケメンだし人生満喫してそうでむかつくな!」

俺「立ち去れ…!ここから立ち去れ…!」

おわり

32: 2018/06/21(木) 15:05:54.404
おまえだったのか

34: 2018/06/21(木) 15:47:43.456
ピ…ピ…ピ…ピーーーーって言いたかっただけだろ!!

引用元: 俺「ピッカァ!」女の子「おかーさん、私この子がいい!」お母さん「あらあら」俺「ピカチュゥ♪」