1: 2013/10/14(月) 23:00:08.94 ID:xQO8x9iIo
『日清食品カップヌードル 醤油味』

妹「イエー!!」パチパチ

男「深夜だから、静かにしましょう」

妹「ィェー」

男「急に涼しくなって、秋らしくなってきたので、温かいものにします」

妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、サイコー!」

男「静かにな」

妹「はい」

 https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381759208

2: 2013/10/14(月) 23:02:20.29 ID:xQO8x9iIo
男「まず、お湯を沸かします」

妹「はい」カチッ

男「カップメンを取り出します」

妹「えー、カップメンー?」

男「そうだよ、夜食の定番だ」

妹「秋っぽいものじゃないの? 蒸かし芋とか」

男「そんなことは知らん」

3: 2013/10/14(月) 23:03:02.61 ID:xQO8x9iIo
妹「お兄ちゃん好きだよね、カップメン」

男「この円柱型の容器には、男のロマンが詰まってるんだよ」

妹「男のロマン男のロマン」

男「馬鹿にしやがって」

妹「だって、お湯入れて3分待つだけじゃん」

男「そこがいいんだろうが。3分待つ間に食欲を高めるんだよ」

妹「男のロマンって、無駄の別名だよね」

男「女には分からないんだから、口を挟むな」

妹「はいはい、お湯が沸いたよ」

男「おおっと、ビニール包装も解いてなかった」ペリペリ

4: 2013/10/14(月) 23:03:31.35 ID:xQO8x9iIo
男「カップメンの代名詞、日清食品のカップヌードル醤油味だ」ドヤァ

妹「どや顔うぜぇ」

男「少し前に、謎の肉からコロチャーに具が変わったが、基本的な味は一緒だ」

妹「そーだねー」

男「お前なぁ」

妹「お腹すいたから、さっさとお湯入れるよ」

男「待て! お湯を入れる前に、これを入れるんだ」

妹「これ何? カツオブシ?」

男「そうだ、削ってある、削り節パックだな」

妹「どれくらい入れるの? 一つまみ?」

男「1パック全部だよ」バババ

妹「ああー、本当に全部入れちゃった」

5: 2013/10/14(月) 23:03:57.57 ID:xQO8x9iIo
男「これで更に美味くなる」

妹「昔流行ったよね、ちょい足し」

男「あれの源流はリトルグルメだと思ってる」

妹「なにそれ?」

男「知らないなら良い」

妹「お兄ちゃんって、歳いくつ?」

男「お湯を注ぐ」トポトポ

妹「包装ビニールでふたを閉じます」

男「それでも良いが、今日はヤカンでアイロンしよう」

妹「アイロン?」

男「この熱いヤカンの底で、カップメンの蓋の上に数秒乗せる」

妹「うん」

6: 2013/10/14(月) 23:04:29.57 ID:xQO8x9iIo
男「そうすると、蓋をくっつけてたノリが溶けて、もう一回蓋が閉じる」

妹「おー」

男「ちなみに、この方法は昔、坂本真綾に教えてもらった」

妹「気になる人は、"坂本真綾 カップ麺"でググってね」

男「誰と話してるんだ?」

妹「おっ、良い匂いがしてきたよ!」

男「しょうゆ味だからな、カツオ出汁が合わないわけが無い」

妹「ほうほう、これは、えも言われぬ香り」クンクン

男「どうだ、食欲が高まってきただろう」

妹「悔しい! カップメンなのに感じちゃう!」グゥゥ

男「そういうの、どこで覚えてくるんだ」

妹「悪いインターネット」

7: 2013/10/14(月) 23:05:10.88 ID:xQO8x9iIo
男「そのままカップメンを持って、いざベランダへ」

妹「何で?」

男「その方が美味いんだよ」

妹「男のロマン?」

男「そうだよ、お前も来い」

妹「はいはいー」ガラガラ

8: 2013/10/14(月) 23:05:45.64 ID:xQO8x9iIo
妹「んー、涼しいね」

男「虫も鳴いてる、いかにも秋だな」

妹「明日の夜から大雨だってさ」

男「じゃあ、今日で良かったな」

妹「そだね。もう3分経ったかな?」

男「まだ」

妹「何で分かるの?」

男「俺くらいのカップラーになると、体感で3分が分かる」

妹「別に大したことじゃないし、ドヤ顔うぜぇ」

男「箸もってこいよ」

妹「はいはい」

男「俺は椅子を出しておくか」

9: 2013/10/14(月) 23:06:15.28 ID:xQO8x9iIo
妹「へいお待ちー」
男「どうも。もう食べても良いぞ」

妹「やったー」ベリベリ

男「んー、良い香りだ」

妹「鰹節の匂いが醤油の風味が増してるね!」

男「そうだろう、そうだろう」

妹「いただきます」

男「頂きます」

妹「はふはふ、熱い」チュルチュル

男「平打ちの細めんに、スープがよく絡む」ズズズ

妹「うーん、角い肉が、良い味出してるね」モグモグ

男「しっかりスープが染み込んで、噛むたびに味が染み出る」

10: 2013/10/14(月) 23:06:45.09 ID:xQO8x9iIo
妹「海老も、小さいのに海老の味だね」パクリ

男「大きさの割りに、プリっとしてて美味い」

妹「玉子は玉子で、ちゃんと甘いんだよね」ハフハフ

男「決してしょっぱいだけじゃない、この微妙が甘みが心憎いんだ」

妹「細かいことはどうでもいいよ、美味しいから」チュルチュル

男「ふぅ、涼しい風が汗を流してくれる」

妹「たまんないね」

男「夜風を浴びながらスープを飲むところまでが、この夜食の醍醐味だ」

妹「それは分かるかも」

11: 2013/10/14(月) 23:07:32.11 ID:xQO8x9iIo
男「これの上位互換が、夜の海で食べるカップメンだ」

妹「それは分からないかも」

男「最上位がキャンプ場とか、山の上で食べるカップメンだな」

妹「カップメンからは離れないの?」

男「男のロマンだからな」

妹「ふぃー、ごちそーさまでした」

男「ご馳走様でした」

妹「さて、ご飯食べたし宿題やらなきゃ」

男「3連休の最後もいいところだな」

妹「大丈夫 僕の場合は」

12: 2013/10/14(月) 23:08:10.11 ID:xQO8x9iIo
男「計画的にやれよ、どうせいつかはやるんだから」

妹「ギリギリじゃないと僕ダメなんだよ」

男「はいはい、B'zが好きなのは分かったから」

妹「おねがい さむい目で見つめないでよ」

男「さっさといけ」

妹「自分のペースでやらせてよ じゃないとすぐにつb」

男「またみんなにコソコソ笑われるぞオマエ」

妹「ドヤ顔うぜぇ」

18: 2013/10/14(月) 23:45:26.44 ID:xQO8x9iIo
『ケロッグ ココくんのチョコワ』

男「おーい、起きろー」ゴンゴン

妹「うーい」

男「朝飯くえー」

妹「おーう、任せとけー」

男「宿題終わったのか?」

妹「何とか」

男「パンでいいんだろ?」

妹「今日は軽めでお願いします」

19: 2013/10/14(月) 23:45:52.89 ID:xQO8x9iIo
男「コーンフレークでいいのか?」

妹「もうちょっと濃い目でお願いします」

男「ワガママな奴だな」

妹「寝不足のときって、胃が重いのに妙な空腹感があるよね」

男「わからんでもないが」

妹「胃にやさしく空腹が満たされる感じで」

男「わかったから、着替えて来い」

妹「着替えは俺に任せろー」ベリベリ

男「何が面白くてマジックテープのパジャマなんか好んで着てるんだか」

20: 2013/10/14(月) 23:46:29.76 ID:xQO8x9iIo
男「とりあえず、牛乳をマグカップに入れて、電子レンジへ入れる。
  2分くらい回して、その間にスープ皿を出して、コレも入れるか」

妹「着替えたー」

男「早いな、女の支度とは思えないぞ」

妹「学校行くだけだしー。後でちゃんとやるしー」

男「あんまりみっともない格好で行くなよ」

妹「はいはい。で、朝ごはんは何でしょう、お兄ちゃん」

男「んー、チョコワだ」

21: 2013/10/14(月) 23:47:21.97 ID:xQO8x9iIo
妹「あー、まぁ軽くて食べやすいよね」

男「すぐ出来るから、ヨーグルト食べてろ」

妹「果物は?」

男「ゴールデンキウイが入ってるよ」

妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん大好きー!!」

男「別に軽めにする必要なかったな」

妹「それとこれとは別ですよ。ゴールデンキウイですから」

男「確かに美味いけどな」

妹「緑のキウイは酸っぱくて、あんまり甘くないけど、
  ゴールデンキウイは全然酸っぱく無いし、朝にピッタリの優しい味わいですよ」

男「お前はゼスプリの回し者か?」

22: 2013/10/14(月) 23:47:48.15 ID:xQO8x9iIo
妹「はぁ、ヨーグルトの酸味に、ゴールデンキウイの甘みが絡み合う」モグモグ

男「そんなに大したもんでもないけどな」

妹「昨日、お兄ちゃんが言ってたのが男のロマンなら、これは女心って奴だよ」

男「そりゃあ、俺には分からんな。確かに」

妹「スっと沁みこむ爽やかな甘みが、1日の始まりを告げるわけですよ」

男「分かった分かった。ほれ、チョコワだ」

妹「わーい……お? 湯気が出てる」

23: 2013/10/14(月) 23:48:26.37 ID:xQO8x9iIo
男「ホットミルクで作ったチョコワだ」

妹「ほーう、これはこれは」ズズズ

男「胃に優しいし、食べやすくて、チョコだからそれなりに腹持ちもあるだろ」

妹「ふむふむ、これは中々」モグモグ

男「ホットチョコレートみたいなもんだからな」

妹「冷たいミルクで作ったサクサクのチョコワも良いけど、
  温かいミルクがジュっと染み込んだチョコワもいいね!」

男「サラダも食うか?」

妹「食べる!」

男「ゆっくり食えよー」

妹「ホットミルクのスープに、チョコレートが溶け出して甘みを加えてる。
  チョコワは、ふやふやのお麩みたいになってるけど、チョコレートが濃いから飽きないね」モグモグ

24: 2013/10/14(月) 23:48:53.57 ID:xQO8x9iIo
コリッ

妹「おおっと、これは意外! ドライフルーツのバナナだ! お兄ちゃんめ、やってくれる!」

男「何だ、呼んだか?」

妹「ううん、バナナ美味しいね」ポリポリ

男「朝はバナナが定番だからな」

妹「何でチョコレートとバナナは相性が良いんだろうね」モグモグ

男「南国つながりじゃないか? 詳しくは知らないが」

妹「チョコバナナは世界で通用する食べ物だと思うよ」

男「ほら、サラダだ。ベビースター乗せといたからな」

25: 2013/10/14(月) 23:50:44.48 ID:xQO8x9iIo
妹「いやぁ、致せり尽くせりですなぁ」

男「トマトも残すなよ」

妹「はーい。サラダにベビースターラーメンも合うよね」

男「醤油味のな」

妹「でも、イタリアンサラダじゃないと合わないのは何でだろうね」

男「世界の不思議の一つだな」

妹「世界は奥が深い」

27: 2013/10/14(月) 23:58:22.17 ID:xQO8x9iIo
男「お前、靴下出してあったろ。履いてないのか?」

妹「柄が違ったから、履いてないよ」

男「あれ? 違ったか?」

妹「鳳凰の柄の、右がオスで左がメスなんだよ。お兄ちゃんが出したの、両方ともオスだった」

男「何で、お前の学校の指定靴下はそんなに面倒くさいんだ」

妹「知らないよ、そんなこと」

男「探してくるから、トマト残すなよ」

妹「はいはーい」

28: 2013/10/14(月) 23:58:49.81 ID:xQO8x9iIo
男「平等院鳳凰堂と何か関係あるのかもしれんな」ゴソゴソ

妹「んー、サラダも美味しい」ポリポリ

男「いくつか見つけたけど、雄と雌の区別がつかん」

妹「えーっと、あった。コレだけメスだ」

男「これだけか?」

妹「うん、他は全部オス」

男「何で靴下は片方だけどっかに行くんだろうなぁ」

妹「世界の不思議の一つだね」

男「世界は奥が深い」

35: 2013/10/15(火) 23:22:30.27 ID:gzA90bM7o
『日清食品 日清のどん兵衛カレーうどん』

キーンコーンカーンコーン

男  「昼だー」

男友 「お前は、またカップメンか」

男  「カップメンに国境は無いんだよ」

男友 「何の話だよ」

男  「昔、そういうCMがあってな。まぁいいや、お湯入れてくる」

男友 「はいよ」

幼馴染「来たよー」ガラッ

男友 「アイツはお湯入れに行ったよ」

幼馴染「またカップメンなの?」

男友 「カップメンに国境は無いんだと」

幼馴染「あぁ、そんなCMあったね」

男友 「それを知らない俺がおかしいのか」

36: 2013/10/15(火) 23:22:57.30 ID:gzA90bM7o
男  「ただいま、っと」

幼馴染「お邪魔してるよ」

男  「ようボッチ」

幼馴染「ボッチじゃねえし」

男友 「友達いないの?」

幼馴染「いるよ。妹ちゃんとか」

男  「同世代で友達作れよ」

幼馴染「だってテレビの話とか、趣味合わないし」

男  「お前の歴代好きなテレビ番組3つ言ってみろ」

幼馴染「バミリオンプレジャーナイト
    やしがにのウィンク
    社会の窓2」

男友 「全部分からない」

男  「お前、歳いくつだよ」

幼馴染「面白いのに」

37: 2013/10/15(火) 23:23:23.28 ID:gzA90bM7o
男  「よし、5分経った」ベリベリ

幼馴染「うわ、カレー臭っ」

男  「お前それ、親父さんには言うなよ。傷つくから」

男友 「カレー味か。匂いが凄いな」

男  「日清のどん兵衛カレーうどんだ」

幼馴染「ドヤ顔がうざい」

男友 「教室で食べると、カレーの匂いが充満するぞ」

男  「むしろそれが目的だ」

男友 「カレーテ口リストだな」

同級生A(俺もカレーにしよう)
同級生B(今日はカレーだな)
同級生C(カレー食べたい)
同級生D(急いでカレーだ)

38: 2013/10/15(火) 23:24:04.79 ID:gzA90bM7o
幼馴染「カレーうどんしか食べないの?」

男  「あと、コンビニで買ったカレーピラフおにぎり」

男友 「嫌がらせか」

幼馴染「何で料理できるのに、いつもカップメンとかコンビニ弁当なのよ」

男  「自分の飯なんかいつでも作れるから良いんだよ。
    コンビニ弁当は、今だけの旬を抑えた限定の味なんだぞ」

男友 「相変わらず、良く分からん持論だ」

男  「今日は、新作を食べつくしたから、定番のカレーうどんなんだ」

男友 「好きにしてくれ」

39: 2013/10/15(火) 23:24:31.08 ID:gzA90bM7o
男  「よく麺をかき混ぜて、そこにコンビニで1個60円の温泉玉子を落とす」

男友 「美味そうなことしてるな」ゴクリ

男  「チョー美味い。どん兵衛特有のモチモチしたうどんの食感に、
    温泉卵でとろみのついたカレースープが絡んで最高」ズルズル

男友 「実況やめろ」

幼馴染「ちょっと分けてよ」

男  「少しだけだぞ」

幼馴染「うーん、ジャガイモがスープを吸い取ってホクホクだね」モグモグ

男  「そうだろうそうだろう」

幼馴染「何よりもカレー。食欲を刺激するスパイス。食べだしたら止まらないね」ズルズル

男  「その辺にしておけよ、俺のだぞ」

40: 2013/10/15(火) 23:25:03.09 ID:gzA90bM7o
幼馴染「そして、温泉玉子! 半熟の黄身が麺に絡んで、濃厚な舌触り。カレーがさらにまろやかになるね」ズルズル

男  「やめろ! おい! 卵には手を出すな!」

幼馴染「とろけるスープ! スパイシーな辛味と卵の甘みが融合して、極上の喉越し!」ゴクゴク

男  「何してんだ、この糞ビッチ!」

幼馴染「カレー食べてるときに下品な話とか、サイテー」

男  「お前が最低だよ、人の昼飯を全部食いやがった」

幼馴染「てへっ」

男  「これから一生一人で飯食えよ」

幼馴染「やめてよ、そういう心にくること言うの」

41: 2013/10/15(火) 23:25:32.69 ID:gzA90bM7o
男  「どうすんだ、俺一口しか食ってないのに、あとカレーピラフしか無いぞ」

幼馴染「私のお弁当あげるよ。お腹一杯になったし」

男  「もうそれでいいや、お前の昼飯なんだよ」

幼馴染「カレーピラフ」

男友 「嫌がらせか」

42: 2013/10/15(火) 23:41:41.66
くそう腹減った

43: 2013/10/16(水) 00:01:20.61 ID:Nh3Xt2EIo
『ヤマザキ 高級つぶあんぱん』

妹「ただいまー雨凄いー」

男「おかえり、タオルで拭け」

妹「何か食べるものある?」

男「あんぱん買ってきた」

妹「あんぱんだー」

男「牛乳もあるぞ」

妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、流石!」

44: 2013/10/16(水) 00:01:47.23 ID:Nh3Xt2EIo
男「頂きます」

妹「いただきまーす」

男「ふかふかのパンに包まれた、まったりとした餡の安心感はハンパないな」モグモグ

妹「粒あんのつぶが、口に入れた瞬間にほろっと崩れるのが良いよね」モグモグ

男「一口食べたところで、牛乳をグイっと」ゴクゴク

妹「グイッ」ゴク

45: 2013/10/16(水) 00:03:05.67 ID:Nh3Xt2EIo
男「ぷはーっ」

妹「ぷはっ」

男「餡と牛乳の相性が、すげえ」

妹「この世で最も完璧に近い物の一つだね」

男「喉が潤ったところで、また一口」モグモグ

妹「はぁ、餡子の絹みたいな舌触りに唾液が止まらないね」

男「パンの上に振ってあるケシの実のプチプチした食感も楽しい」

46: 2013/10/16(水) 00:06:22.27 ID:Nh3Xt2EIo
妹「食べるとお腹が満たされるだけじゃなくて、心も満たされるよ」

男「そうだな、前向きに生きる気力を補充する食べ物だ」

妹「偉大な食べ物だね、あんぱん」

男「ドラ焼きには夢が詰まってるけど、アンパンには勇気が詰まってるな」

妹「これからも愛され続けることは間違い無いね」

男「ああ、間違いない」

51: 2013/10/16(水) 23:15:32.50 ID:Nh3Xt2EIo
『セブンプレミアム 五目炒飯(冷凍食品)』

男「晩飯だぞー」

妹「はーい」

男「今日はチャーハンです」

妹「やったー! チャーハン大好きー!」

男「今日はコンビニの冷凍食品だけどな」

妹「私が作るよりも美味しいし」

男「そこは美味いの作れるようになれよ」

52: 2013/10/16(水) 23:16:02.95 ID:Nh3Xt2EIo
妹「そんなことより、チャーハンよこせー!」

男「はいはい、既にレンジでチンしてるよ」

妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん仕事が早い!」

男「まあ待て、落ち着け、まだ食うな」

妹「なんで?」

男「スーパーで100円で売ってるカットレタスを皿にあけて、
  その上に温めた五目チャーハンを乗せる」

妹「おおう、彩りも鮮やかに!」

53: 2013/10/16(水) 23:16:32.05 ID:Nh3Xt2EIo
男「レタスと一緒に食え」

妹「いっただきまーす!」

男「頂きます」

妹「うーん! レタスがパリパリ!」パリパリ

男「パラパラのチャーハンは、レタスの水分と一緒に食べると丁度良い」パリパリ

妹「セブンプレミアムは、100円の癖にタケノコ入ってるのが生意気だよね」コリコリ

男「企業努力だな」モグモグ

54: 2013/10/16(水) 23:16:58.26 ID:Nh3Xt2EIo
妹「五目チャーハンの五目って何?」

男「卵と豚肉、タケノコと焼き豚、ネギに人参だ」

妹「ほうほう、みんなお米くらいの大きさに切りそろえられてて、食べやすいですなぁ」ハフハフ

男「レンジで温めただけなのに、キチンとパラパラになってるのも凄い」ハフハフ

妹「レタスでご飯を包んで食べると、パリっとしたレタスが口の中で破れて、
  アツアツのチャーハンがこぼれ落ちてくて、もう! もう!」ハフハフ

男「焼けどすんなよ」

55: 2013/10/16(水) 23:17:24.01 ID:Nh3Xt2EIo
妹「ふぃー、熱かった」

男「冷たいお茶飲むか?」

妹「くださいな」

男「ほらよ」トポポポ

妹「お、何か良い香り」

男「セブンプレミアム 花香るジャスミンティーだ」

妹「でたな、セブンイレブンのまわし者め」

男「中華料理の脂っぽさを、花の爽やかな香りで洗い流してくれる」

妹「ふぅ、口の中がサッパリするねぇ」ゴクン

56: 2013/10/16(水) 23:21:22.65 ID:Nh3Xt2EIo
男「これがあるだけで、チャーハンを食べるのがはかどる」

妹「大満足です」

男「杏仁豆腐があれば完璧だったんだけどな」

妹「え、無いの?」

男「売り切れてた」

妹「えー、1件目で無ければ次の店でしょー」

男「隣駅まで行った。5件行ってもなかった」

妹「でたな、セブンイレブンをまわる者め」

57: 2013/10/16(水) 23:36:31.48 ID:Nh3Xt2EIo
『永谷園 さけ茶づけ』

男「夜食を作ります」

妹「はい」

男「まずお湯を沸かします」

妹「はい」カチッ

男「その間に、冷やご飯をレンジでチン」

妹「はい」ヴィーン

男「温まったご飯を、お茶碗に盛りまして、取り出しましたるは謎の小袋」

妹「はい」

男「他にも何か言えよ」

妹「またカップメンかと思ってたので」ヘヘヘ

58: 2013/10/16(水) 23:37:01.61 ID:Nh3Xt2EIo
男「今日も秋っぽいメニューです」

妹「何かな?」

男「永谷園の鮭茶漬け」

妹「まぁ、秋っぽいかな? 鮭だし」

男「乾燥鮭なんで、季節はあんまり関係ないかもしれん」

妹「ですよねー」

男「あと、瓶の鮭フレークをたっぷり乗せる」

妹「ゴージャス!」

男「これが美味いんだ」

妹「永谷園の鮭茶漬け使う必要はあるの?」

59: 2013/10/16(水) 23:37:31.51 ID:Nh3Xt2EIo
男「基本的な味付けを永谷園にお任せするんだよ」

妹「ふーん」

男「白ゴマを少しトッピング。あと、チューブのワサビをちょっぴり」

妹「ワサビは苦手ー」

男「風味が出るくらいの量だから、辛くないぞ」

妹「なら良し!」

60: 2013/10/16(水) 23:37:58.36 ID:Nh3Xt2EIo
男「今日は台風一過で、星がよく見える」

妹「やっぱり外で食べるんだね」

男「基本的に、何でも外で食べたほうが美味い」

妹「男のロマン?」

男「それもあるが、人間の五感のうち食事に使うのは基本的に味覚、嗅覚、視覚の三つまでだ。
  しかし、さらに聴覚と触覚を刺激してやることで、もっと美味く食べることが出来る」

妹「わお、カガクテキ!」

男「焼肉なんかそうだろう。焼ける音と、炎の熱を肌で感じて食べる」

妹「なるほどねー」

男「俺の勝手な想像だから、実際はどうかは知らないがな」

妹「よくも騙したな」

61: 2013/10/16(水) 23:38:34.81 ID:Nh3Xt2EIo
男「それは別にしても、テレビ見ながら食べるより、月を眺めて食べるほうが風情があるだろう」

妹「満月じゃないけどね」

男「いいんだよ、そこに月があることが大事なんだ」

妹「雰囲気も味わうってことだね」

男「そういうことだ、お前は賢いな」

妹「えへへ」

62: 2013/10/16(水) 23:39:03.09 ID:Nh3Xt2EIo
男「では、小芝居も終わったところで頂きます」

妹「いただきます」

男「茶碗に口をつけると、お湯で刺激された海苔の香りが漂うな」ハフハフ

妹「ちょっとだけワサビの香りもするね」ハフハフ

男「あぁ、海苔とワサビとゴマの香りが、それぞれ邪魔をしないで胃袋に攻撃を繰り出してくる」モグモグ

妹「あー鮭の匂いー」ズズズ

63: 2013/10/16(水) 23:39:40.58 ID:Nh3Xt2EIo
男「塩気が効いてて、鮭の旨味を増幅するな」モグモグ

妹「鮭フレークが思いのほか、鮭っぽさを演出しているね」

男「こいつがお茶漬けに良く合うんだ」

妹「お茶漬けの汁と、鮭の塩味のバランスが絶妙なんだ」

男「ワサビの風味が、鮭フレークの僅かな生臭さも中和してくれるしな」

妹「あられが香ばしくて、アクセントになるね!」モグモグ

男「冷やご飯を温めなおしてるから、ちょっと固いところがあるのも、またいい」ズズズ

64: 2013/10/16(水) 23:40:07.14 ID:Nh3Xt2EIo
妹「うーん、この満足感」フゥ

男「一日の締めに相応しい、キングオブ夜食だ」

妹「あれ、カップメンは?」

男「ゴッドオブ夜食」

妹「何でも良いんじゃない」

男「どっちが良い、じゃないんだよ。どっちもいいんだ」

妹「はいはい」

65: 2013/10/16(水) 23:42:33.53 ID:Nh3Xt2EIo
今日は寝ます。

70: 2013/10/18(金) 00:41:39.97 ID:orGqAMQfo
『日清食品 チキンラーメン』

男「夜食を作ります」

妹「あれ、2回連続?」

男「時系列とか、適当だし」

妹「そうなんだ」

男「今日はチキンラーメン!」

妹「おおー」

男「今日は文句言わないんだな」

妹「カップメンじゃないでしょ?」

男「むしろカップメンの原点なんだが、まあいい」

71: 2013/10/18(金) 00:42:06.23 ID:orGqAMQfo
妹「お湯沸かしまーす」カチッ

男「冷蔵庫から出して直ぐの卵だと、お湯が冷めるから、
  少し前に取り出して常温にしておくといい」

妹「とても3分じゃ出来ないね」

男「どんぶりにチキンラーメンを入れて、そこに生卵を入れる」

妹「ポケットに入れるのが難しいんだよね」

男「どうせ食うときに混ざるから、あんまり気にするな」

妹「イエッサー」

72: 2013/10/18(金) 00:42:41.52 ID:orGqAMQfo
男「お湯が沸いたら、卵を避けるように注ぐ」

妹「卵にはかけないの?」

男「かけても良いんだが、前に黄身の弾力がありすぎて、熱湯を倍返しされたことがある」

妹「避けて注ぎます」

男「お湯を入れたら、ごま油を一滴」ポトッ

妹「一滴」ポトッ

男「必ず蓋をして、3分待つ」

妹「はーい」

73: 2013/10/18(金) 00:43:09.58 ID:orGqAMQfo
男「蓋をしないと卵が半熟にならないんだ」

妹「私は生でもいいけどね」

男「まぁ、好みだな」

妹「はい、3分経ったよ」

男「蓋を取る」カパッ

妹「香ばしい醤油の匂い!」

男「このインパクトがチキンラーメンの醍醐味の一つだ」

妹「ごま油のアクセントが、花を添えてますな!」

男「これがまた食欲をそそる」グゥゥ

妹「美味しそうだね!」

男「さあ、頂きます」

妹「いただきまーす」

74: 2013/10/18(金) 00:43:35.45 ID:orGqAMQfo
男「お湯を注いだだけなのに、しっかりと溶け出したスープが細い麺にしっかりと絡む」ズズズ

妹「この麺の独特の食感、お湯でふやけただけとは思えない絶妙な柔らかさだね!」ズズズ

男「そしてスープ。とてもインスタントとは思えない」ズズズ

妹「まるで何時間も煮込んだかのような複雑な味!」ズズズ

男「ああ、半熟の黄身が麺に絡む!」モグモグ

妹「それがまたスープを絡めて、口の中がまったりですよ!」モグモグ

75: 2013/10/18(金) 00:44:04.08 ID:orGqAMQfo
男「そして鼻から抜けるゴマ油の香り!」

妹「はぁ、スープだけでも美味しい」

男「麺を丁度食べ終わると、少しだけスープが残っているから、これを一気にグイッ!」

妹「グイッ!」

男「ふぅ」

妹「ふぃー」

76: 2013/10/18(金) 00:45:33.19 ID:orGqAMQfo
男「ちょっと口の中が油っぽいかな」

妹「そうだね」

男「そこで花香るジャスミンティー!」ゴクゴク

妹「でたな回し者!」ゴクゴク

男「しかし相性は良い」

妹「本当にね」

77: 2013/10/18(金) 00:49:37.71 ID:orGqAMQfo
男「チキンラーメンの恐ろしいところは、もう1杯くらい食べられそうな気がするところだ」

妹「2杯は多いんだよね」

男「しかし、もうちょっと食べたい」

妹「ぐぬぬ」

男「そうなると思って、おかかオニギリを買ってきてあります!」

妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、マジサイコー!」

パクッ

男「うめえええええええ」
妹「うめえええええええ」

78: 2013/10/18(金) 00:50:17.00 ID:orGqAMQfo
今日は寝ます。

80: 2013/10/18(金) 22:30:12.88 ID:ACm+GiqIo
『カレーハウスCoCo壱番屋 パリパリチキンカレー』

キーンコーンカーンコーン

男  「よし、飯だ!」

男友 「おい、どこ行くんだよ!?」

幼馴染「きたよー」

男友 「アイツ、どっかいっちまったぞ」

幼馴染「凄い勢いで飛び出していくのが見えたよ」

81: 2013/10/18(金) 22:30:40.83 ID:ACm+GiqIo
男友 「まぁ、そのうち戻ってくるだろう」

幼馴染「ご飯、買い忘れたのかな?」

男友 「それは無いだろう。アイツほど、飯の為に無駄な努力を割いている奴はいないからな」

幼馴染「ホント、無駄だよね」

男  「戻ったぞ」ハァハァ

男友 「どこ行ってたんだよ」

82: 2013/10/18(金) 22:31:07.22 ID:ACm+GiqIo
男  「出前、受け取ってた」

幼馴染「出前!?」

男  「昨日のうちから、今日の昼に届けてもらえるように手配してた」

男友 「何がお前をそこまでさせているんだ」

男  「ふふふ、やっぱり食べるなら出来立てが良いからな」ガサッ

幼馴染「あ、ココイチだ」

男友 「出たな、テ口リスト」

83: 2013/10/18(金) 22:32:50.35 ID:ACm+GiqIo

カパッ

男  「はぁ、この芳醇な薫り。食欲を掻き立てる魔法の匂いだ」

男友 「悪質だ。訴えてやる」

幼馴染「そうだそうだ!」

同級生A(畜生、カレーが食べたい!)
同級生B(カレー……カレーを食べよう!)
同級生C(昨日もカレーだったのに!)
同級生D(今日の晩御飯はカレーなのに! 分かっているのに!)

84: 2013/10/18(金) 22:33:17.95 ID:ACm+GiqIo
男  「頂きます!」

幼馴染「くっそう、私も明日はカレーにしよう」

男  「ココイチのルーは、他の店に比べると柔らかいんだよな」モグモグ

男友 「そうなのか?」

男  「その分、米にルーが染みこみ易い。米の甘みとカレーの辛さが混然一体となる。
    鼻に通るスパイスの香り、少しだけ舌にピリっとくる辛味」

85: 2013/10/18(金) 22:33:44.85 ID:ACm+GiqIo
男  「付け合せの福神漬けも美味い。ココイチの優秀な点は、無料なのに福神漬けが美味いんだよな。
    店の帰り際に、お土産で買ったこともある」コリコリ

幼馴染「美味しそう……」ゴクリ

男  「お前には絶対にやらん」

幼馴染「この間のことは謝るからさぁ」

男  「そして、パリパリチキンだ。名前の通り、パリッパリに焼いてある皮が、たまらん」パリパリ

幼馴染「無視された」

86: 2013/10/18(金) 22:34:12.96 ID:ACm+GiqIo
男  「ふははっ、このチキンにもスパイスが振ってあるな。食べ始めると止まらなくなる。
    更にカレーにつけて食べたりしたら、もうね! 凄いよ!」ハフハフ

男友 「お前に舌を火傷する呪いをかけた」

男  「それくらい熱いのが美味い! ガラムマサラが全身を廻る! 段々暑くなってきたぞ!」ハフハフ

幼馴染「ねー、無視しないでよー」

男  「カレー、ライス、チキン、カレー、夢のローテーションだ! パリパリチキンが6ピースしかないのが憎い!」

87: 2013/10/18(金) 22:34:39.65 ID:ACm+GiqIo
幼馴染「無視しないで。私のクラスの人達みたいなことしないでよー」

男  「……可哀想だから、一口やるよ」

幼馴染「やったね」

男  「お前、クラスでハブられてるのか?」

幼馴染「んー、腫れ物みたいな感じ」モグモグ

男友 「何かしたの? 喧嘩とか」

幼馴染「何も?」

男  「何もなくて、避けられないだろ」

88: 2013/10/18(金) 22:35:14.01 ID:ACm+GiqIo
幼馴染「映画の話してたから、勇気を振り絞って混ざろうとしたんだけどねぇ」

男  「何の映画の話したんだよ」

幼馴染「ジャッカス」

男  「俺も、カレー食ってるときにジャッカスの話する奴とは、付き合い考えるわ」

男友 「その映画は知らないけど、ロクでもない物ってことは分かった」

幼馴染「面白いのに」

89: 2013/10/18(金) 23:11:37.27 ID:ACm+GiqIo
『K&K 缶つま 国産鶏ぼんじり ソラチたれ焼き』

男「夜食を作ります」

妹「ヨッ! 日本一!」

男「随分、元気が良いじゃないか」

妹「私は見たのです。お兄ちゃんが、高そうな缶詰を仕舞うところを」

男「無駄に目が良いな」

妹「えへへ」

90: 2013/10/18(金) 23:12:03.43 ID:ACm+GiqIo
男「そう、今日は1個500円もする缶詰だ」

妹「おおおおお」

男「正直、高い。しかし、美味い」

妹「期待を込めて★x5です」

男「イラっときた」

妹「ごめんなさい」

91: 2013/10/18(金) 23:12:29.18 ID:ACm+GiqIo
男「今日ばかりは豪勢に、炊き立ての白米を使います」

妹「ほっかほかー」

男「丼によそって」

妹「はいさ」

男「そして、この高級缶詰を開封します」

妹「待ってました!」

92: 2013/10/18(金) 23:12:57.53 ID:ACm+GiqIo
パキッ

男「ほーら、高級な鶏肉の匂いだ」

妹「はぁー。タレの良い匂い」

男「これを白米に乗せる」

妹「とりゃー」

男「そして紅生姜を少々と、レタス少し、ちょっぴりマヨネーズ」

妹「はーい」

93: 2013/10/18(金) 23:13:25.46 ID:ACm+GiqIo
男「それでは、頂きます」

妹「いただきます!」

男「一口で食べてしまうのはもったいないが、あえて一口で食べる!」モグモグ

妹「私は、ちょっとかじります」モグモグ

男「はぁぁああん、プリップリの鶏肉だあああ」

妹「おいひいいいいい」

94: 2013/10/18(金) 23:14:31.92 ID:ACm+GiqIo
男「ちょっと辛めのタレが、脂の乗った鶏肉にピッタリだな!」

妹「お肉の旨味が、そこらの焼き鳥なんて目じゃないよ!」

男「そして、タレと脂の染み込んだ白米」パクッ

妹「炊きたて!」パクッ

男「うまああああああいいい!!」

妹「美味しいいいいい」

95: 2013/10/18(金) 23:14:57.33 ID:ACm+GiqIo
男「焼き鳥のタレとマヨネーズの組み合わせが最高だ!」

妹「紅生姜の酸味が、鶏肉の脂をサッパリさせるね!」

男「そしてまた鶏肉! ボンジリ!」モグモグ

妹「ぼんぢり!」モグモグ

男「ふわぁぁ、うめえ」

妹「感動が薄れないねぇ」

96: 2013/10/18(金) 23:15:23.92 ID:ACm+GiqIo
男「高いだけあるなぁ」モグモグ

妹「美味しいねぇ」モグモグ

男「レタスを口の中をリセット!」

妹「瑞々しいね!シャッキシャキ!」

男「そして鶏肉!」モグモグ

妹「プリっと歯ごたえ!」モグモグ

97: 2013/10/18(金) 23:15:51.37 ID:ACm+GiqIo
男「怒涛の勢いで食べつくしてしまった」フゥ

妹「いや、もう仕方ないよ」フー

男「また今度買ってこよう」

妹「そうだね、近いうちに」

男「豚の角煮の缶詰もあったなぁ」

妹「お兄ちゃん、今度買い物一緒に行こうね!」




101: 2013/10/18(金) 23:59:20.94 ID:ACm+GiqIo
『キンレイ ちゃんぽん(冷凍食品)』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

幼妹「ねえ、お父さん。お母さんは?」

父 「……遠いところに、行ったんだよ」

幼妹「いつ帰ってくるの? 来週?」

父 「もう、帰ってこれないんだ」

幼妹「何で?」

幼男「おい、あんまり父さんを困らせるな」

幼妹「お母さん帰ってこないの? 何で?」ジワァ

幼男「母さんは……!」

102: 2013/10/18(金) 23:59:47.42 ID:ACm+GiqIo
父 「お母さんは、お腹が痛くなる病気だったろ」

幼妹「うん」グス

幼男「……」

父 「お腹が痛いから、ご飯が食べられなくて可哀想だろ?」

幼妹「うん」ズビズビ

父 「でも空の上に、お母さんでもご飯が食べられる所があるんだ」

幼妹「お母さん、そこにいるの?」

父 「今頃、ご飯を食べてるはずだよ」

幼妹「お腹一杯になったらお母さん、おうちに戻ってくる?」

103: 2013/10/19(土) 00:00:15.40 ID:re/q5C5Jo
父 「お母さんは、お腹が痛くなる病気だったろ」

幼妹「うん」グス

幼男「……」

父 「お腹が痛いから、ご飯が食べられなくて可哀想だろ?」

幼妹「うん」ズビズビ

父 「でも空の上に、お母さんでもご飯が食べられる所があるんだ」

幼妹「お母さん、そこにいるの?」

父 「今頃、ご飯を食べてるはずだよ」

幼妹「お腹一杯になったらお母さん、おうちに戻ってくる?」

104: 2013/10/19(土) 00:00:41.73 ID:re/q5C5Jo

父 「戻ってきたら、お母さんはご飯が食べられなくなるじゃないか」

幼妹「あ、そっか」

父 「帰ってこられないけど、空の上からずっと見ているはずだよ」

幼妹「本当?」

父 「ああ! 本当だとも!」

幼男「父さん……」

105: 2013/10/19(土) 00:01:08.42 ID:re/q5C5Jo
父 「……よし! これから夜食を作ります!」

幼男「え?」

幼妹「ごはん?」

父 「冷蔵庫に何か入ってないのか?」

幼男「何も無いよ」

父 「困ったな」

幼妹「あるよ! 凍ってるの!」

106: 2013/10/19(土) 00:01:37.53 ID:re/q5C5Jo
父 「冷凍食品のチャンポンか。1個しかないけど、これを作ろう」

幼男「お父さん、料理できるの?」

父 「む、馬鹿にするんじゃないぞ。温めるだけだろ?」

幼妹「ごはんー!」

父 「えーと、フィルムを剥いで、ガスコンロにかける」

幼男「危ないよ、火強すぎ!」

父 「おっとっと」

幼妹「へたくそだー」

107: 2013/10/19(土) 00:02:03.44 ID:re/q5C5Jo
父 「それで、一煮立ちすればOKか」

幼妹「出来た?」

幼男「良い匂い」クンクン

父 「よし、それじゃあ食べようか」

幼男「テーブル片付けるよ」

幼妹「お手伝いするー!」

父 「これだけじゃつまらないから、何か一手間加えたいな。
   お、チューブのこれがいい」

108: 2013/10/19(土) 00:02:29.59 ID:re/q5C5Jo

ブリュリュ

父 「……やべっ」

幼男「父さん?」

幼妹「どうしたの?」

父 「悲しいお知らせがある」

幼男「何したの」

父 「……柚子コショウを、入れすぎた」

幼男「慣れないくせに、変なことするからだよ」

109: 2013/10/19(土) 00:02:55.62 ID:re/q5C5Jo
父 「良いところを見せたいじゃないか」

幼男「その結果は?」

父 「……スミマセンでした」

幼妹「ごはん、食べられないの?」

幼男「いや、食べよう」

父 「食うのか? これを」

幼男「ちょっと辛いけど、食べられなくは無いよ」ペロッ

110: 2013/10/19(土) 00:03:23.48 ID:re/q5C5Jo
父 「そうか?」

幼男「テーブルに持っていくね」

幼妹「ごはんー!」

父 「よし、それじゃあ、頂きます!」

幼男「頂きます!」

幼妹「いただきまーす!」

111: 2013/10/19(土) 00:03:51.88 ID:re/q5C5Jo

ズズズ

父 「むボっ! ゲホッ! エホッ! 辛い!」

幼男「騙されてやんの! バーカバーカ!」

幼妹「お父さん、鼻から何か出てる!」キャハハ

父 「我が子ながら、恐ろしい」ゲホッ

幼男「このちゃんぽんは出来損ないだ。食べられないよ」キリッ

父 「いや……しかし、不思議と後引く辛味だな」

幼妹「ほんとう?」

112: 2013/10/19(土) 00:04:22.28 ID:re/q5C5Jo

ズズズ

父 「むボっ! ゲホッ! エホッ! 辛い!」

幼男「騙されてやんの! バーカバーカ!」

幼妹「お父さん、鼻から何か出てる!」キャハハ

父 「我が子ながら、恐ろしい」ゲホッ

幼男「このちゃんぽんは出来損ないだ。食べられないよ」キリッ

父 「いや……しかし、不思議と後引く辛味だな」

幼妹「ほんとう?」

113: 2013/10/19(土) 00:04:49.49 ID:re/q5C5Jo
父 「あぁ、ちゃんぽんの海鮮スープに溶け込んだ柚子が、爽やかな後味を醸し出してる。
   それに、ピリっとくるコショウも良い。刺激的で美味いぞ」

幼男「いや、まさかそんな……」

父 「中太麺が、柚子コショウ風味のスープに絡む!」ズルズル

幼男「ちょっと、食べてみようかな」ゴクリ

父 「ほら、食え食え」

114: 2013/10/19(土) 00:05:16.01 ID:re/q5C5Jo

ズズズ

幼男「むボっ! ゲホッ! エホッ! 辛い!」

父 「騙されてやんの! バーカバーカ!」ゲホッ

幼妹「お兄ちゃんも、鼻から何か出てる!」ゲラゲラ

幼男「大人のやることかよ!」エホッ

幼妹「私も食べたい!」

幼男「ちょっと舐めるだけにしとけ」

幼妹「うん!」ペロッ

115: 2013/10/19(土) 00:05:43.82 ID:re/q5C5Jo
幼妹「エホッ! 辛いね!」ジワァ

父 「あー、涙出てきた!」ジワァ

幼男「全く! 辛すぎるよ!」ジワァ

父 「ああ、辛くて涙が出る!」

幼男「柚子コショウのせいだからな!」

幼妹「……辛い!」

父 「あぁ、柚子コショウが辛すぎるから仕方ないな」

幼男「うん」グス

幼妹「うん」グス

116: 2013/10/19(土) 00:06:10.41 ID:re/q5C5Jo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

妹「お兄ちゃん?」

男「うおっ、いつの間にか寝てた」

妹「お父さんから電話あったよ。今週末は帰るって」

男「海外の仕事も大変だなぁ」

妹「寂しくないかー、だって」

男「給料良いらしいから、仕方ない」

117: 2013/10/19(土) 00:06:37.36 ID:re/q5C5Jo
妹「ねえ、お腹空いたー」

男「あぁ、何か食べるか」

妹「今日も外で食べるの?」

男「そろそろ寒いかな」

妹「いいんじゃない? お母さんもよく見えるだろうし」

男「……!? お前、知ってて」

妹「うひひ」

118: 2013/10/19(土) 00:07:08.42 ID:re/q5C5Jo
妹「今日のメニューは?」

男「んー、そうだな。冷凍食品の鍋焼きうどんかな。卵入れて」

妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、素敵!」

男「よし、じゃあ冷凍庫から鍋焼きうどんを出すんだ!」

妹「アイサー!」



男「夜食を作ります!」


(おわり)

120: 2013/10/19(土) 00:19:43.82 ID:re/q5C5Jo
タラタラ書き過ぎるのもダレそうなんで、一旦終わります。
そのうちまた書くと思うんで、そのときはヨロシクどうぞ。


119: 2013/10/19(土) 00:09:47.76
終わりかよ!

125: 2013/10/19(土) 10:07:50.73

128: 2013/10/20(日) 01:26:35.22
腹減った…

引用元: 男「夜食を作ります」