1: 2015/11/06(金) 01:32:45.444 ID:haw0w5rx0
僧侶「あ?んだよ」

剣士「いやいや、僧侶がタバコは無いだろ…」

僧侶「ああ?何言ってんだ…タバコが無きゃやってられん」

剣士「そ、それもそうか?」

2: 2015/11/06(金) 01:35:22.267 ID:haw0w5rx0
僧侶「それにな、俺は回復魔法が得意だから、なったの」

僧侶「楽できるし」

剣士「まあ、そうだな…回復役は重宝されるし」

僧侶「だろ?だったら、文句を言わず働け」

僧侶「俺のために」

剣士「はいはい…」

剣士「さてと、これから。どうするつもりだ?」

僧侶「ああ?討伐対象ぶっ頃して。金目の物全部取って、帰る」

剣士「もう少し、言葉遣いなんとかならんのか?」

僧侶「ならん、すまんな」

3: 2015/11/06(金) 01:38:17.166 ID:haw0w5rx0
剣士「それにしても、男二人で旅とか」

僧侶「バカ野郎俺だって、できることならかわいい子とパーティー組みてぇよ」

僧侶「あ~あ…見た目が悪いのかなぁ~」

剣士「格好はまともだが…タバコ吸っててしかもその言葉遣いだからな」

僧侶「そうかぁ…まあ、さっさと討伐してこんなパーティーからはおさらばだ」

剣士「俺もそのつもりだっつの…」

洞窟 奥地

剣士「ここが、魔物のいる場所かな?」

僧侶「さあな」スパァー

4: 2015/11/06(金) 01:41:12.284 ID:haw0w5rx0
剣士「貴様…緊張感と言うものを…」

僧侶「出てきたぞ」

剣士「!!」

魔物「グガァァァ」

剣士「まったく…こいつをささっと倒すぞ!」

僧侶「頑張れ~」

剣士「あなたはまったくやる気がないんですね!」

僧侶「そうだよ~回復はしてやるからさ~」

剣士「ったく…」

剣士「うらぁぁ!!」バシュッ

魔物「ぎゃあぁぁ!!」

剣士「まだまだぁ!!」バシュッザシュッ

魔物「ぐ…ぐ…ぎゃぁ…」

剣士「これで…最後だぁ!!」

僧侶「えぐっ…」

6: 2015/11/06(金) 01:44:06.275 ID:haw0w5rx0
剣士「!!」

魔物「ぎゃぁぁぁあ!」

剣士「なっ!生えてきやがった!!?」

魔物「ぎゃぁぁあ!」バンッ

剣士「ぐああぁ!?」

剣士「やべぇ…人生最大のピンチっ!」

僧侶「回復魔法」

剣士「!!」

剣士「お前…回復はまともなんだな」

僧侶「当たり前だろ…俺は一応僧侶だぞ」

剣士「ぶるぁぁぁぁ!!」バシュッガシュッザシュッ

剣士「(な、なんだ?俺…強くなってる?)」

剣士「(まさか、俺…サイヤ人っ!!?)」

8: 2015/11/06(金) 01:47:15.865 ID:haw0w5rx0
剣士「ハァハァハァ」

魔物「」

僧侶「お疲れさ~ん」スタスタ

剣士「なあ、俺…サイヤ人なんだ」

僧侶「は?」

剣士「なんか、強くなってる気がする…」

僧侶「ああ~俺の魔法だ、それ」

剣士「は?」

僧侶「俺、ついでにお前に身体能力向上の魔法やっといたから」

剣士「じゃあ、俺は…サイヤ人じゃない」

僧侶「おう、残念ながら…それに多分そろそろ効果も切れるだろうし」

剣士「あ、なんかシュンッってきた」

僧侶「それより、早く戻ろうぜ」

剣士「ああ、そうだな」

9: 2015/11/06(金) 01:49:07.564 ID:haw0w5rx0


僧侶「おい、討伐してきたぞ、金よこせ金」

受付「は、はい…」ジャラジャラ

僧侶「うっし」スタスタ

剣士「ちょっと待て」

僧侶「なんだよ」

剣士「俺に分け前をよこせ」

僧侶「ったく、しゃあねぇな」

僧侶「ほら」ポイッ

剣士「…」

10: 2015/11/06(金) 01:51:06.402 ID:haw0w5rx0
剣士「てめぇ…なめてんのか?ああ?」

僧侶「口が悪いなあ~」スパァー

剣士「のんきにタバコ吸ってんじゃねぇ!!」

僧侶「不満ありすぎて困ってるって顔だな」

剣士「たりめぇだ!なんだなんで一枚だけなんだ分け前はせめて半分だろ!!」

僧侶「はいはい、冗談冗談」

剣士「たく…絶対に次は組まん…」

僧侶「俺もだよ~」

僧侶「さて、明日はどんな依頼があるかなぁ~」

12: 2015/11/06(金) 01:54:01.796 ID:haw0w5rx0
次の日

僧侶「ほぉ…これはベヒーモスねぇ…」

僧侶「これにするか…」スタスタ

僧侶「スマンが…この依頼を」

剣士「あ…」

僧侶「あ?」

剣士「てめぇ…今日はどの依頼をするつもりだ?」

僧侶「これ」

剣士「なッ…」

僧侶「ん?どうした?」

剣士「…」

受付「はい、では。剣士さんとお二人で協力して行って下さいね」

僧侶「え?なんで」

受付「一人では無理だと剣士さんが言っていたので」

13: 2015/11/06(金) 01:56:37.480 ID:haw0w5rx0
僧侶「てめぇ…先にやってたのかよ」

剣士「なんで、よりによってまたお前なんだよ…」

僧侶「お前が弱いのが悪いな」

剣士「…」

僧侶「いつものキレがないな?」

剣士「いや、今回の相手はマジで気を引き締めないと氏ぬことになるからな」

僧侶「ふぅ~ん…まあ、俺は平気ですけどね」

剣士「ふんっ…そんな風にしてられるのも今の内だ!」



剣士「ここにいるらしいな…」

僧侶「薄気味悪い場所だなぁ~俺帰ろうかなぁ~」

剣士「ふざけんな!一人じゃ怖いだろ!!」

僧侶「一人じゃ無理ってそういうことかよ…」

14: 2015/11/06(金) 02:00:10.318 ID:haw0w5rx0
僧侶「…」スパァー

剣士「お前よく、のんきでいられるな…」ビクビク

僧侶「お前がビビリすぎ」スパァー

僧侶「ったく…さてと、そろそろ着くかなぁ~」

剣士「まだ、あと少し先だよ…」ギュウウ

僧侶「あの、あんまり、引っ張られると困るんだけど…」

剣士「あ、すまん」

僧侶「はぁ…」

奥地

15: 2015/11/06(金) 02:02:59.012 ID:haw0w5rx0
ベヒーモス「むっ…なんだ?貴様ら」

僧侶「ほへぇ~喋ってやがる…」

ベヒーモス「人間が何の用かと聞いてるんだ」

僧侶「アンタを討伐にきたんだよ~」

ベヒーモス「なんだと…?」

僧侶「アンタを討伐して欲しいって奴がいるのさ」

ベヒーモス「ほう…それで、我に勝てると思うのか?」

僧侶「ああ、勝てるぜ?」

僧侶「さ、剣士あとはまかせた」

剣士「お前…煽るだけ煽って人任せとか…」

僧侶「頼りにしてるぜ?」ニコッ

17: 2015/11/06(金) 02:08:19.309 ID:haw0w5rx0
剣士「うらぁぁ!こうなったらやるしかねぇえ!」

ベヒーモス「ふんっ」バキッ

剣士「ぐはぁぁっ!?…さすがに昨日とはわけが違うか…」

剣士「うらぁぁ!!!」

ベヒーモス「何度来ようが…同じことだぁ!」ドガッバキッバゴーンッ

剣士「ぐはぁぁ!?」

僧侶「ほれ、回復」

剣士「ハァハァ…お前、もう少しさ、戦闘に参加してくれない?」

僧侶「してるだろ、回復」

剣士「はぁ…もういい」

剣士「まだやれるぞーっ!!」

ベヒーモス「ふっ…」

剣士「うらぁぁ!!」

ベヒーモス「むっ!?」

剣士「おっと…少し、強くなってる…またあの魔法か」

剣士「最初からかけて欲しかった…」

剣士「おら、まだやれるぞぉ!」ザシュッ

ベヒーモス「ぐぅぅ!!」ポロッ

僧侶「やりぃ~ベヒーモスの角ゲット!!」バシッ

ベヒーモス「なっ!何時の間に!?」

僧侶「おらぁ」タッタッタ

剣士「足早いな、おい…」

18: 2015/11/06(金) 02:11:53.475 ID:haw0w5rx0
剣士「…うら!」ザシュッバシュッ

ベヒーモス「ぐっ…ちょこざいな…っ!」バキッ

剣士「なっ!?」グハッ

剣士「ま、まずい…今…油断してた…折れた…」

僧侶「回復~」

剣士「ふぅ…あぶねぇあぶねぇ」

ベヒーモス「回復ってチートだな…」

剣士「ウラウラウラウラ!!」バシュゥガシュッ

ベヒーモス「ぐうぅぅぅ!!?」

ベヒーモス「ぐぅ…」バタッ

剣士「やっと終わった…」

僧侶「この角で何作れるかな…」

僧侶「新しい、杖が欲しい…」

剣士「あいつはあいつで…角を完全に自分の物にしてやがるし」

19: 2015/11/06(金) 02:14:34.918 ID:haw0w5rx0
僧侶「それにしても、ベヒーモスの最後の言葉…」

僧侶「【回復ってチートだな】」

僧侶「かわいそすぎる」アッハッハッハ

剣士「なんか、ゲスい」



僧侶「はい、金」

剣士「おう」

僧侶「次はどうする?」

剣士「俺がソロで行く…」

僧侶「ふぅ~んソロねぇ…俺もやってみようかなぁ~」

21: 2015/11/06(金) 02:17:02.839 ID:haw0w5rx0
僧侶「おい、武器屋」

武器屋「あんだい?僧侶」

僧侶「これで、剣作ってくれねぇか?」

武器屋「ああ?僧侶、剣なんて使わんだろ?」

僧侶「いや、別に…」

僧侶「いいから、造れるのか?」

武器屋「ああ、相当な品ができると思うぞ…明日来てくれ」

僧侶「おう、わかった」

次の日

23: 2015/11/06(金) 02:19:44.188 ID:haw0w5rx0
僧侶「武器屋~できたかぁ~」

武器屋「おう、ほれ」

僧侶「おう、サンキュ」

武器屋「じゃあな…また、いい素材手に入れたらこいや」

僧侶「おう、そんじゃ金はこんだけでいいか」

武器屋「おう、じゃあな~」

僧侶「おう、サンキュな~」

僧侶「さてと、剣士はどこかな~」

僧侶「…いない」

僧侶「あいつ、マジでソロでいったのか?あぶねぇだろ…」

31: 2015/11/06(金) 02:22:31.357 ID:haw0w5rx0
受付「剣士さんですか?」

僧侶「ああ、あいつ…どこに行ったんだ?」

受付「これです」

僧侶「これは、ソロじゃ無理だろ」

受付「私もいったのですが…」

僧侶「たく…俺もそれ受ける」

受付「わかりました…」

洞窟

僧侶「まったく…また洞窟か」

僧侶「っと、あぶねぇ」

僧侶「敵には会わないといいなぁ~」

38: 2015/11/06(金) 02:25:26.066 ID:haw0w5rx0
僧侶「ん?」

敵「ぎゃぁぁぁがぁぁ」

僧侶「あ~あ…遭っちまった」

僧侶「火炎魔法~」

敵「ぐやぁぁぁぁ!!?」

僧侶「悪いな、魔法使いも経験してんだわ」

僧侶「もう、これ俺僧侶じゃなくて賢者で良いんじゃね?」

僧侶「ま、さっさといくか」

剣士「ハァハァハァ…」

50: 2015/11/06(金) 02:29:25.918 ID:haw0w5rx0
剣士「強過ぎでしょ…」

ベリアル「もう、終わりか?」

剣士「なんなのお前…」

ベリアル「ベリアル…」

剣士「くそ…やっぱり僧侶と来るべきだったか?」

剣士「まあ、もう遅いか…俺…たぶんここで氏ぬし」

剣士「くそがぁぁ!!」ダダッ

55: 2015/11/06(金) 02:31:42.261 ID:haw0w5rx0
剣士「攻撃が…通らない…」

ベリアル「ふんっ…」ボッ

剣士「ぐがぁぁぁ!!?」

剣士「くそがぁ!!」ガキンッ

剣士「なっ…俺の剣が…っ!!」

ベリアル「もう、おしまいだな…」

74: 2015/11/06(金) 02:37:39.550 ID:haw0w5rx0
剣士「ハハ…終わり…か」

ベリアル「さらば…」

僧侶「っと、そこまで」

ベリアル「な…」

ベリアル「貴様…何をした?」

僧侶「何って…ちょっと魔法を使ってね」

ベリアル「俺の腕が…?」

僧侶「大丈夫か」

剣士「お前…なんで?」

僧侶「お前に渡したいものがあってな、ほら」

剣士「これ、新しい剣?」

僧侶「ああ、ベヒーモスの角で作ったんだ」

剣士「もしかして…俺のために?」

僧侶「ああ、一応。礼としてな」

僧侶「いつも、助けてもらってるし」

剣士「…よしっ」

75: 2015/11/06(金) 02:38:03.003
ベリアル>ベヒーモスなのか
よく知らないけど

89: 2015/11/06(金) 02:42:34.806 ID:haw0w5rx0
剣士「やってやるぜぇ!!」

僧侶「はっ…」

剣士「?」

僧侶「お前はこれでいつもの倍以上の力が発揮できるはず」

剣士「サンキュ…俺も帰ったら礼するぜ!」ダッ

ベリアル「貴様ら…」

剣士「うらぁぁ!!」バシュッ

ベリアル「なっ!!?」

剣士「ウラウラウラァァ」バシュッガシュッ

ベリアル「貴様…なんぞに…やられるかぁぁぁぁあ!!」

剣士「なっ!!!?」

僧侶「ハッ!!」

ベリアル「なっ…最強の攻撃魔法を…」

僧侶「今だ!!!」

剣士「ハァァァァァ!!」

ベリアル「俺の…貴様らなんぞに…ぐはぁ」バタッ

剣士「終わった…」

僧侶「そうだな」スパァー

終わり

90: 2015/11/06(金) 02:46:29.637
おい

引用元: 僧侶「…」スパァー