1: 2012/07/19(木) 15:23:13.93 ID:VGywWMTF0
弟「は?」
姉「いや、ウチって4人家族じゃないか」
弟「うん」
姉「縁起が良くない」
弟「そうなのか?」
姉「うむ」
弟「そうか」
姉「だから、増やそう」
弟「どうやって」
姉「私と弟の子供を」
弟「」
姉「いや、ウチって4人家族じゃないか」
弟「うん」
姉「縁起が良くない」
弟「そうなのか?」
姉「うむ」
弟「そうか」
姉「だから、増やそう」
弟「どうやって」
姉「私と弟の子供を」
弟「」
3: 2012/07/19(木) 15:26:36.84 ID:VGywWMTF0
弟「ま、待ってくれ」
姉「うへへ、大丈夫じゃ…痛くないから…」
弟「何だよ、そのキャラ!」
姉「いいから早くこっちに来い!」
弟「やめてぇええええ!!」
姉「こら、大声を出すな…」
母「晩ごはん出来たわよー」
姉「うへへ、大丈夫じゃ…痛くないから…」
弟「何だよ、そのキャラ!」
姉「いいから早くこっちに来い!」
弟「やめてぇええええ!!」
姉「こら、大声を出すな…」
母「晩ごはん出来たわよー」
5: 2012/07/19(木) 15:30:03.55 ID:VGywWMTF0
弟「わ、分かったー!」
姉「チッ…」
弟「ほ、ほら!早く下降りるぞ!」
姉「父さんは帰っているのか」
弟「あん?」
姉「帰っていたら、4人で食卓を囲む事になる」
弟「あ、あぁ…」
姉「4は縁起が悪いんだよォォーーッ!!」
姉「チッ…」
弟「ほ、ほら!早く下降りるぞ!」
姉「父さんは帰っているのか」
弟「あん?」
姉「帰っていたら、4人で食卓を囲む事になる」
弟「あ、あぁ…」
姉「4は縁起が悪いんだよォォーーッ!!」
6: 2012/07/19(木) 15:34:01.49 ID:VGywWMTF0
弟「んじゃ、どうするんだよ!」
姉「外食だ!」
弟「いってら」
姉「お前も一緒にだ」
弟「え~……」
姉「嫌なのか?」
弟「俺、金無いし…」
姉「大丈夫、私の奢りだ」
弟「お供させていただきます」
姉「外食だ!」
弟「いってら」
姉「お前も一緒にだ」
弟「え~……」
姉「嫌なのか?」
弟「俺、金無いし…」
姉「大丈夫、私の奢りだ」
弟「お供させていただきます」
7: 2012/07/19(木) 15:37:37.24 ID:VGywWMTF0
~~~
姉「さて、何が食べたい?」
弟「何でもいいのか?」
姉「うむ」
弟「じゃあ、新しく出来たイタリア料理店…」
姉「4は縁起が悪いんだよォォーーッ!!」
弟「」
姉「さて、何が食べたい?」
弟「何でもいいのか?」
姉「うむ」
弟「じゃあ、新しく出来たイタリア料理店…」
姉「4は縁起が悪いんだよォォーーッ!!」
弟「」
9: 2012/07/19(木) 15:41:15.99 ID:VGywWMTF0
弟「何が!?」
姉「あの店は家から、横断歩道を4つ渡った所にある」
弟「えぇ~…」
姉「縁起が悪い」
弟「じゃあ、そこのジョナサン…」
姉「4は縁起が悪いんだよォォーーッ!!」
弟「何なんだよォォーーッ!?」
姉「あの店は家から、横断歩道を4つ渡った所にある」
弟「えぇ~…」
姉「縁起が悪い」
弟「じゃあ、そこのジョナサン…」
姉「4は縁起が悪いんだよォォーーッ!!」
弟「何なんだよォォーーッ!?」
10: 2012/07/19(木) 15:46:18.70 ID:VGywWMTF0
姉「そこのジョナサンには、もう3回入った」
弟「あぁ…」
姉「次は4回目だ」
弟「はぁ…」
姉「縁起が悪い」
弟「もう好きにしてくれ」
弟「あぁ…」
姉「次は4回目だ」
弟「はぁ…」
姉「縁起が悪い」
弟「もう好きにしてくれ」
11: 2012/07/19(木) 15:51:25.33 ID:VGywWMTF0
~~~
弟「好きにした結果がこれか」
姉「ドーナツうまうま」モグモグ
弟「晩飯にミスドか…」
姉「嫌いか?」
弟「いや、好きだけど」
姉「照れるじゃないか」
弟「ドーナツの事だから」
姉「うまうま」モグモグ
弟「…はぁ」モグモグ
弟「好きにした結果がこれか」
姉「ドーナツうまうま」モグモグ
弟「晩飯にミスドか…」
姉「嫌いか?」
弟「いや、好きだけど」
姉「照れるじゃないか」
弟「ドーナツの事だから」
姉「うまうま」モグモグ
弟「…はぁ」モグモグ
13: 2012/07/19(木) 15:57:57.16 ID:VGywWMTF0
~~~
姉「うまかったな」
弟「まあな」
姉「夜道は危険だ。もう少しお姉ちゃんに近づくがいい」
弟「いや、普通それ俺の台詞だから」
姉「ほう、お前が守ってくれるのか。さすが未来の夫だ、頼もしいな」
弟「バカ言ってないで早く帰るぞ」テクテク
姉「おい、待て!歩くの速いぞ!」
姉「うまかったな」
弟「まあな」
姉「夜道は危険だ。もう少しお姉ちゃんに近づくがいい」
弟「いや、普通それ俺の台詞だから」
姉「ほう、お前が守ってくれるのか。さすが未来の夫だ、頼もしいな」
弟「バカ言ってないで早く帰るぞ」テクテク
姉「おい、待て!歩くの速いぞ!」
15: 2012/07/19(木) 16:04:39.98 ID:VGywWMTF0
~~~
姉「我が家に帰ってきたぞ」
弟「おう」
姉「夜道と言えど暑かったな。汗でベトベトだ」
弟「早く風呂に入ろう」
姉「一緒にだ」
弟「断る」
姉「我が家に帰ってきたぞ」
弟「おう」
姉「夜道と言えど暑かったな。汗でベトベトだ」
弟「早く風呂に入ろう」
姉「一緒にだ」
弟「断る」
18: 2012/07/19(木) 16:12:09.82 ID:VGywWMTF0
姉「なぜ」
弟「いや、いい年した男女、しかも姉弟が一緒に風呂に入るっておかしいだろ」
姉「おかしくなどない。私達は未来の夫婦…」
弟「いいから、早く入れよ」
姉「ぬうっ、何をする、押すな」
弟「いや、いい年した男女、しかも姉弟が一緒に風呂に入るっておかしいだろ」
姉「おかしくなどない。私達は未来の夫婦…」
弟「いいから、早く入れよ」
姉「ぬうっ、何をする、押すな」
22: 2012/07/19(木) 16:20:19.84 ID:VGywWMTF0
~~~
カポーン
姉「むう…結局一人で入る事になった」
姉「しかし、まだ夜がある」
姉「夜に私と弟は…グヘヘ」
~~~
弟「何か嫌な予感がする…」
カポーン
姉「むう…結局一人で入る事になった」
姉「しかし、まだ夜がある」
姉「夜に私と弟は…グヘヘ」
~~~
弟「何か嫌な予感がする…」
26: 2012/07/19(木) 16:29:48.47 ID:VGywWMTF0
弟「姉ちゃんって物心ついた時からあんなんだったよな…」
弟「外見はいいんだから、あの性格さえ何とかなればなぁ…」
弟「色々思い出してきたぞ…」
~~~
姉『むむ…』
弟『どうしたの姉ちゃん。難しい顔して』
姉『…明日…九九のテストなのだ…』
弟『そうか、でも姉ちゃん、頭いいから余裕だろ?』
姉『4の段のテストなのだ…』
弟『あぁ…』
弟「外見はいいんだから、あの性格さえ何とかなればなぁ…」
弟「色々思い出してきたぞ…」
~~~
姉『むむ…』
弟『どうしたの姉ちゃん。難しい顔して』
姉『…明日…九九のテストなのだ…』
弟『そうか、でも姉ちゃん、頭いいから余裕だろ?』
姉『4の段のテストなのだ…』
弟『あぁ…』
29: 2012/07/19(木) 16:39:05.15 ID:VGywWMTF0
姉『特に…4×4…あいつは何回やっても覚えられん…!』
弟『僕はまだ、習ってないから分かんないけど…』
姉『くそう…一体どうすれば…!』
弟『まぁ…頑張って…』
姉『かくなる上は…カンニング…!』
弟『やめろォ!』
弟『僕はまだ、習ってないから分かんないけど…』
姉『くそう…一体どうすれば…!』
弟『まぁ…頑張って…』
姉『かくなる上は…カンニング…!』
弟『やめろォ!』
32: 2012/07/19(木) 16:47:09.31 ID:VGywWMTF0
弟「…あったなぁ、あんなこと…」
弟「他にも…」
~~~
姉『お、弟…!』
弟『何?』
姉『た、助けてくれ…!』
弟『ど、どうしたの?』
姉『居間に…ご…ゴキブリが…!』
弟『ゴキブリ?』
姉『あぁ…』
弟(姉ちゃんってゴキブリ嫌いだったっけ…?)
弟「他にも…」
~~~
姉『お、弟…!』
弟『何?』
姉『た、助けてくれ…!』
弟『ど、どうしたの?』
姉『居間に…ご…ゴキブリが…!』
弟『ゴキブリ?』
姉『あぁ…』
弟(姉ちゃんってゴキブリ嫌いだったっけ…?)
33: 2012/07/19(木) 16:56:05.55 ID:VGywWMTF0
~~~
弟『あぁ…成る程』
姉『ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ』
弟『4匹も…』
姉『お、弟ォ…4は縁起が悪いんだよォ…!』
弟『はぁ、分かったよ…』
姉『弟ォ…』
弟『…そ~っと…近づいて…』ドキドキドキドキ…!
姉『ガタガタガタガタガタガタ』
弟『そりゃっ!』
プシュー!!
弟『よしっ!ゴキジェットがクリティカルヒット!!』
弟『あぁ…成る程』
姉『ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ』
弟『4匹も…』
姉『お、弟ォ…4は縁起が悪いんだよォ…!』
弟『はぁ、分かったよ…』
姉『弟ォ…』
弟『…そ~っと…近づいて…』ドキドキドキドキ…!
姉『ガタガタガタガタガタガタ』
弟『そりゃっ!』
プシュー!!
弟『よしっ!ゴキジェットがクリティカルヒット!!』
36: 2012/07/19(木) 17:04:31.90 ID:VGywWMTF0
弟『残るは3匹…』
姉『ふん!はっ!うりゃっ!』ビシ!バシ!グッグッ!
弟『………』
姉『ありがとう弟よ、助かったぞ』
弟『…素手かよ…』
姉『ふん!はっ!うりゃっ!』ビシ!バシ!グッグッ!
弟『………』
姉『ありがとう弟よ、助かったぞ』
弟『…素手かよ…』
39: 2012/07/19(木) 17:12:02.45 ID:VGywWMTF0
弟「ロクな思い出がないな…」
弟「あーあ、普通にしてりゃ…美人でスタイルも良くて頭もいい最高の…」
姉「誰だそいつは」ガチャ
弟「おうっ!?」
姉「風呂空いたぞ」
弟「あーあ、普通にしてりゃ…美人でスタイルも良くて頭もいい最高の…」
姉「誰だそいつは」ガチャ
弟「おうっ!?」
姉「風呂空いたぞ」
40: 2012/07/19(木) 17:15:28.76 ID:VGywWMTF0
弟「お、おう、そうか」
姉「浮気か」
弟「何の事だよ!?」
姉「美人でスタイルも良くて頭もいい最高の女と」
弟「そんな女いないよ!」
姉「じゃあ、さっきのは何…」
弟「あーもう!うるさいうるさい!風呂入ってくるから!」
姉「背中を…」
弟「ついて来るなよ!」
姉「浮気か」
弟「何の事だよ!?」
姉「美人でスタイルも良くて頭もいい最高の女と」
弟「そんな女いないよ!」
姉「じゃあ、さっきのは何…」
弟「あーもう!うるさいうるさい!風呂入ってくるから!」
姉「背中を…」
弟「ついて来るなよ!」
41: 2012/07/19(木) 17:20:24.93 ID:VGywWMTF0
~~~
弟「全く…何なんだ…」
弟「この様子じゃあ夜寝るときも注意した方がいいな…」
弟「マジで夜這いに来るかもしれん…」
弟「って、うおッ!?」
弟「選択カゴの中に…大量のブラジャーが…」
弟「姉ちゃん…もう…やめろよ…」ハァ…
弟「全く…何なんだ…」
弟「この様子じゃあ夜寝るときも注意した方がいいな…」
弟「マジで夜這いに来るかもしれん…」
弟「って、うおッ!?」
弟「選択カゴの中に…大量のブラジャーが…」
弟「姉ちゃん…もう…やめろよ…」ハァ…
43: 2012/07/19(木) 17:25:25.97 ID:VGywWMTF0
~~~
姉「ふふふ、今頃弟は私の下着に欲情している頃だろう…」
姉「そろそろ、頃合いか…」テクテク…
ガラッ
姉「弟よ、バスタオルを持って来たぞ!」
弟「おーう、選択カゴの横に置いといて」
姉「分かった、選択カゴの…」
姉「…横」
姉(全部、カゴの横に出されてる…)シュン…
姉「ふふふ、今頃弟は私の下着に欲情している頃だろう…」
姉「そろそろ、頃合いか…」テクテク…
ガラッ
姉「弟よ、バスタオルを持って来たぞ!」
弟「おーう、選択カゴの横に置いといて」
姉「分かった、選択カゴの…」
姉「…横」
姉(全部、カゴの横に出されてる…)シュン…
45: 2012/07/19(木) 17:28:34.44 ID:VGywWMTF0
弟「ふぅ…いい湯だった」
弟(もしかしたら、姉ちゃんが風呂場に突撃して来るかと思ったが…来なかったな)
~~~
弟「姉ちゃん、あがったよ」
姉「おー」
弟「あぁ、成る程…」
弟(もしかしたら、姉ちゃんが風呂場に突撃して来るかと思ったが…来なかったな)
~~~
弟「姉ちゃん、あがったよ」
姉「おー」
弟「あぁ、成る程…」
46: 2012/07/19(木) 17:31:53.74 ID:VGywWMTF0
ブォオオオオオオオオオオオオオ……!!
姉「…………」
弟「この前録画してたF1か…」
姉「……………」
弟「…………」
姉「…………!」
弟「…もう俺、寝るね」
姉「……おー……」
姉「…………」
弟「この前録画してたF1か…」
姉「……………」
弟「…………」
姉「…………!」
弟「…もう俺、寝るね」
姉「……おー……」
50: 2012/07/19(木) 17:35:07.04 ID:VGywWMTF0
~~~
弟(あの様子じゃあ、今晩は大丈夫だろ…)
弟(……………)
弟「むぅ……」
~~~
姉「…そろそろ、弟は寝たかな…?」
姉「ひっひっひ…じゃあ行きますかね…」ジュルリ…
弟(あの様子じゃあ、今晩は大丈夫だろ…)
弟(……………)
弟「むぅ……」
~~~
姉「…そろそろ、弟は寝たかな…?」
姉「ひっひっひ…じゃあ行きますかね…」ジュルリ…
52: 2012/07/19(木) 17:38:45.79 ID:VGywWMTF0
~~~
姉「今晩は~…」ガチャ…
弟「……………」
姉「弟ちゃーん…寝てますかぁ……?」
弟「……………」
姉「…寝てますねぇ……?」
弟「……………」
姉「……ふっふっふ…!」コソコソ…
姉「…………」
姉「……何か…おかしい…?」
姉「今晩は~…」ガチャ…
弟「……………」
姉「弟ちゃーん…寝てますかぁ……?」
弟「……………」
姉「…寝てますねぇ……?」
弟「……………」
姉「……ふっふっふ…!」コソコソ…
姉「…………」
姉「……何か…おかしい…?」
57: 2012/07/19(木) 17:46:11.59 ID:VGywWMTF0
姉「…………」
パチッ
姉「……!」
弟「……やはり、来たか…」ムクッ
姉「……これは…」
弟「電気を着けちゃあ夜這いの意味がないんじゃあないか?」
姉「…部屋の四面に…ポスターを…」
弟「今年のF1のカーナンバー4、ルイス・ハミルトンのポスターだ」
姉「卑怯な…!」
パチッ
姉「……!」
弟「……やはり、来たか…」ムクッ
姉「……これは…」
弟「電気を着けちゃあ夜這いの意味がないんじゃあないか?」
姉「…部屋の四面に…ポスターを…」
弟「今年のF1のカーナンバー4、ルイス・ハミルトンのポスターだ」
姉「卑怯な…!」
59: 2012/07/19(木) 17:51:09.53 ID:VGywWMTF0
姉「…F1の歴史の中で…カーナンバー4がワールドチャンピオンを取った事はない…!」
弟「…………」
姉「…理由は簡単だ!4が不吉な数字だからだ!」
弟「………」
姉「くっ!なぜこのような事を…!」
弟「姉ちゃんはさ…」
姉「……ん?」
弟「…何で、そこまでして4を嫌うんだ?」
弟「…………」
姉「…理由は簡単だ!4が不吉な数字だからだ!」
弟「………」
姉「くっ!なぜこのような事を…!」
弟「姉ちゃんはさ…」
姉「……ん?」
弟「…何で、そこまでして4を嫌うんだ?」
61: 2012/07/19(木) 17:55:40.98 ID:VGywWMTF0
姉「…何で…?」
弟「…俺が物心ついた時から、姉ちゃんは病的に4を嫌っていた」
姉「…………」
弟「…普通、そこまで特定の数字を嫌う人はいないよ?」
姉「………」
弟「…何で、そこまで4が嫌いなの?」
姉「……それは…」
弟「…俺が物心ついた時から、姉ちゃんは病的に4を嫌っていた」
姉「…………」
弟「…普通、そこまで特定の数字を嫌う人はいないよ?」
姉「………」
弟「…何で、そこまで4が嫌いなの?」
姉「……それは…」
63: 2012/07/19(木) 18:00:08.70 ID:VGywWMTF0
姉「よ、4が不吉な数字だからに決まっている…」
弟「本当にそれだけ?」
姉「……ぐっ…」
弟「…何か…他に理由があるんじゃあないのか?」
姉「…………」
弟「…………」
姉「………お前が…」
弟「…俺?」
姉「……お前の……!」
弟「本当にそれだけ?」
姉「……ぐっ…」
弟「…何か…他に理由があるんじゃあないのか?」
姉「…………」
弟「…………」
姉「………お前が…」
弟「…俺?」
姉「……お前の……!」
65: 2012/07/19(木) 18:02:23.80 ID:VGywWMTF0
弟「俺が…何かしたの?」
姉「………」
弟「…姉ちゃん…?」
姉「…………」
弟「…………」
姉「…………」
弟「……言いたくないなら…」
姉「…あれは…お前が4歳の時だ…」
姉「………」
弟「…姉ちゃん…?」
姉「…………」
弟「…………」
姉「…………」
弟「……言いたくないなら…」
姉「…あれは…お前が4歳の時だ…」
67: 2012/07/19(木) 18:05:20.02 ID:VGywWMTF0
弟「…俺が…?」
姉「…お前は…覚えていないだろうな」
弟「…………」
姉「私は…よく覚えている」
弟「…………」
姉「確か…4月4日だった…」
姉「…お前は…覚えていないだろうな」
弟「…………」
姉「私は…よく覚えている」
弟「…………」
姉「確か…4月4日だった…」
70: 2012/07/19(木) 18:12:56.86 ID:VGywWMTF0
~~~
若母『姉?あなたはお姉ちゃんなんだから、しっかり弟のことを守らなきゃダメよ?』
幼女姉『わかってるよ、おかあさん!だから、いっつもまもってるでしょ!』
若母『そうね、じゃあ今日、お父さんとお母さん…夜、家にいないけど…しっかりお留守番出来るわよね?』
幼女姉『うん!まかせて!』
ショタ弟『おねーちゃーん』
若母『ほら、お姉ちゃん、呼んでるわよ?』
幼女姉『うん!じゃあ、おかーさん、きをつけてね!』
若母『姉?あなたはお姉ちゃんなんだから、しっかり弟のことを守らなきゃダメよ?』
幼女姉『わかってるよ、おかあさん!だから、いっつもまもってるでしょ!』
若母『そうね、じゃあ今日、お父さんとお母さん…夜、家にいないけど…しっかりお留守番出来るわよね?』
幼女姉『うん!まかせて!』
ショタ弟『おねーちゃーん』
若母『ほら、お姉ちゃん、呼んでるわよ?』
幼女姉『うん!じゃあ、おかーさん、きをつけてね!』
72: 2012/07/19(木) 18:20:07.30 ID:VGywWMTF0
~~~
幼女姉『よしっ!おとうともねたし…わたしも、もうねよう!』
幼女姉『おかーさんがいなくても…わたし、ちゃんとできるんだから!』
幼女姉『よっと…でんきをけして…と』
パチッ
幼女姉『ふぁああ…ねむ…ぐーてんなはと…おとうと…ムニャムニャ…』
幼女姉『………スースー……』
幼女姉『よしっ!おとうともねたし…わたしも、もうねよう!』
幼女姉『おかーさんがいなくても…わたし、ちゃんとできるんだから!』
幼女姉『よっと…でんきをけして…と』
パチッ
幼女姉『ふぁああ…ねむ…ぐーてんなはと…おとうと…ムニャムニャ…』
幼女姉『………スースー……』
74: 2012/07/19(木) 18:24:40.55 ID:VGywWMTF0
~~~
姉「…本来なら…翌日、母さんたちが帰って来て…何事も無く終わるはずだったんだ…」
弟「…………」
姉「でも…そうはいかなかった」
弟「…………」
姉「夜中…いや、朝の4時ごろ…お前が突然うなり出したんだ」
弟「…俺が…?」
姉「…本来なら…翌日、母さんたちが帰って来て…何事も無く終わるはずだったんだ…」
弟「…………」
姉「でも…そうはいかなかった」
弟「…………」
姉「夜中…いや、朝の4時ごろ…お前が突然うなり出したんだ」
弟「…俺が…?」
75: 2012/07/19(木) 18:28:48.79 ID:VGywWMTF0
~~~
ショタ弟『…たい…いたい…!』
幼女姉『……むぅ…おとうと…?』
ショタ弟『あたま…いたい…!』
幼女姉『お、おとうと!?どーしたの!?あたまいたいの!?』
ショタ弟『あつくて…いたい…!!』
ショタ弟『…たい…いたい…!』
幼女姉『……むぅ…おとうと…?』
ショタ弟『あたま…いたい…!』
幼女姉『お、おとうと!?どーしたの!?あたまいたいの!?』
ショタ弟『あつくて…いたい…!!』
78: 2012/07/19(木) 18:37:48.15 ID:VGywWMTF0
~~~
姉「季節の変わり目で、気温が安定していない時期だったからな…風呂からあがって、暑いというお前に…私は半袖のパジャマを着せたんだ」
弟「…………」
姉「…そして、そのまま寝かせてしまった…」
弟「…………」
姉「…春といえど夜は冷える。4歳のお前は…熱をだしたんだ」
姉「季節の変わり目で、気温が安定していない時期だったからな…風呂からあがって、暑いというお前に…私は半袖のパジャマを着せたんだ」
弟「…………」
姉「…そして、そのまま寝かせてしまった…」
弟「…………」
姉「…春といえど夜は冷える。4歳のお前は…熱をだしたんだ」
79: 2012/07/19(木) 18:46:32.54 ID:VGywWMTF0
姉「私はパニックになった。家に両親はいない。家の外を見ても、4時ごろに歩いている人なんかいなかった」
弟「…………」
姉「救急車を呼ばなきゃ!私は、咄嗟にそう思って、電話を手にした」
弟「…………」
姉「でも…小さかった私には、救急車の番号が分からなかったんだ…」
弟「…………」
姉「結局…私は、両親が帰ってくるまで…何もすることが出来なかったんだ…」
弟「…………」
姉「救急車を呼ばなきゃ!私は、咄嗟にそう思って、電話を手にした」
弟「…………」
姉「でも…小さかった私には、救急車の番号が分からなかったんだ…」
弟「…………」
姉「結局…私は、両親が帰ってくるまで…何もすることが出来なかったんだ…」
81: 2012/07/19(木) 18:56:51.46 ID:VGywWMTF0
姉「…私のせいで…私が…弟に半袖なんか着せたせいで…!」
弟「…………」
姉「…それ以来…その時の時計の指していた4時、その日のカレンダーの4月4日…そして…お前の年齢の…4…」
弟「…………」
姉「全てが頭から離れなくなった…」
弟「…………」
姉「それから、しばらくして4が不吉な数字だと知った…」
弟「…………」
姉「私は…それ以来、4という数字を激しく嫌悪するようになったんだ…」
弟「…………」
姉「…それ以来…その時の時計の指していた4時、その日のカレンダーの4月4日…そして…お前の年齢の…4…」
弟「…………」
姉「全てが頭から離れなくなった…」
弟「…………」
姉「それから、しばらくして4が不吉な数字だと知った…」
弟「…………」
姉「私は…それ以来、4という数字を激しく嫌悪するようになったんだ…」
84: 2012/07/19(木) 19:06:23.20 ID:VGywWMTF0
姉「全て…私のせいだった…!だけど!何かのせいに!4という数字のせいにしなければ、気が狂いそうだったんだ!」
弟「………あの時…」
姉「怖かった…!あのまま弟が氏んじゃうんじゃ無いかって…!」
弟「……あの時、姉ちゃん…」
姉「私のせいで!私が守るって言ったのに!!」
弟「あの時の姉ちゃんは、何も出来なかったなんてことなかった!!」
弟「………あの時…」
姉「怖かった…!あのまま弟が氏んじゃうんじゃ無いかって…!」
弟「……あの時、姉ちゃん…」
姉「私のせいで!私が守るって言ったのに!!」
弟「あの時の姉ちゃんは、何も出来なかったなんてことなかった!!」
87: 2012/07/19(木) 19:16:19.09
どうしてもミスタのイメージが先行して女性のイメージができない
92: 2012/07/19(木) 19:45:44.44 ID:VGywWMTF0
姉「…ッ!?」
弟「あの時…姉ちゃんは…!」
姉「…覚えてたの…?」
弟「…少しだけ…な」
姉「…………そう…」
弟「あの時の姉ちゃんは…俺のこと…ずっと…ずっと…父さんと母さんが帰ってくるまで…ずっと…励ましてくれて…」
弟「あの時…姉ちゃんは…!」
姉「…覚えてたの…?」
弟「…少しだけ…な」
姉「…………そう…」
弟「あの時の姉ちゃんは…俺のこと…ずっと…ずっと…父さんと母さんが帰ってくるまで…ずっと…励ましてくれて…」
93: 2012/07/19(木) 19:50:09.95 ID:VGywWMTF0
~~~
幼女姉『おとうと…!わたしが…わたしがついてるから、だいじょうぶだよ…!』
幼女姉『ほ、ほら!ひえピタだよ…?あたまにはって…』
幼女姉『どう…?マシになった…?』
幼女姉『もうちょっとだよ…!きっと、もうちょっとで、おとうさんとおかあさん、かえってくるから…!』
幼女姉『だいじょうぶ…!わたしがついてるから…!』
幼女姉『おとうと…!わたしが…わたしがついてるから、だいじょうぶだよ…!』
幼女姉『ほ、ほら!ひえピタだよ…?あたまにはって…』
幼女姉『どう…?マシになった…?』
幼女姉『もうちょっとだよ…!きっと、もうちょっとで、おとうさんとおかあさん、かえってくるから…!』
幼女姉『だいじょうぶ…!わたしがついてるから…!』
94: 2012/07/19(木) 19:56:40.47 ID:VGywWMTF0
~~~
弟「凄く…頼もしかった…」
姉「…………」
弟「…ちゃんと…俺のこと…守ってくれてたよ」
姉「…………そんなことない」
弟「…姉ちゃん…」
姉「私が…もっとしっかりしていれば…熱を出させることなんかなかったし…救急車だって…呼べていた…」
弟「…………」
姉「だから…私は、それからお前を絶対に守ると心に誓ったんだ」
弟「凄く…頼もしかった…」
姉「…………」
弟「…ちゃんと…俺のこと…守ってくれてたよ」
姉「…………そんなことない」
弟「…姉ちゃん…」
姉「私が…もっとしっかりしていれば…熱を出させることなんかなかったし…救急車だって…呼べていた…」
弟「…………」
姉「だから…私は、それからお前を絶対に守ると心に誓ったんだ」
97: 2012/07/19(木) 20:05:21.00 ID:VGywWMTF0
弟「……そういや…姉ちゃんの喋り方…昔はそんなんじゃなかったよな」
姉「お前を守ろうと…強くなるために…言葉使いから変えたんだ」
弟「……そっか…」
姉「だが…頼りなかった…だろ?」
弟「…え?」
姉「何度も…お前を守れなかったことがある」
弟「そんなことないよ、いつも一緒にいるわけじゃないし…それに、一緒にいるときは…守ってくれたろ?」
姉「…そう…か…」
姉「お前を守ろうと…強くなるために…言葉使いから変えたんだ」
弟「……そっか…」
姉「だが…頼りなかった…だろ?」
弟「…え?」
姉「何度も…お前を守れなかったことがある」
弟「そんなことないよ、いつも一緒にいるわけじゃないし…それに、一緒にいるときは…守ってくれたろ?」
姉「…そう…か…」
99: 2012/07/19(木) 20:11:13.07 ID:VGywWMTF0
弟「でも、あのやり過ぎなブラコンはどうかと思うがな」
姉「ブラコンじゃない、男としてお前が好きなんだ」
弟「もっと問題だよ」
姉「どうして」
弟「俺たち姉弟だろ!?」
姉「別に問題ないだろ」
弟「大ありだよ!!」
姉「ブラコンじゃない、男としてお前が好きなんだ」
弟「もっと問題だよ」
姉「どうして」
弟「俺たち姉弟だろ!?」
姉「別に問題ないだろ」
弟「大ありだよ!!」
100: 2012/07/19(木) 20:17:39.20 ID:VGywWMTF0
姉「はぁ…お前は平安時代の貴族を知っているか?」
弟「あん?何だよいきなり?」
姉「平安時代の貴族の殆どは天皇の血が入っていた」
弟「…………?」
姉「そして、貴族はその中で結婚をし、子供を増やしたんだ」
弟「…あぁ」
姉「つまり、近親相姦のオンパレードだったんだよ!」
弟「…………はぁ」
姉「だから私達が子供を作っても何の問題も…!」
弟「大ありだよ!!」
弟「あん?何だよいきなり?」
姉「平安時代の貴族の殆どは天皇の血が入っていた」
弟「…………?」
姉「そして、貴族はその中で結婚をし、子供を増やしたんだ」
弟「…あぁ」
姉「つまり、近親相姦のオンパレードだったんだよ!」
弟「…………はぁ」
姉「だから私達が子供を作っても何の問題も…!」
弟「大ありだよ!!」
101: 2012/07/19(木) 20:23:30.10 ID:VGywWMTF0
弟「平安時代と今は時代が違うんだよ!今と比べるのは間違ってるだろ!?」
姉「むむむ…」
弟「はぁ…大体何で俺なんだよ…姉ちゃんの見てくれなら、他の男の一人や二人…」
姉「私にはお前しかいない」
弟「何でだよ!?」
姉「……ふむ…まぁ…これも昔の話になるのだがな…」
姉「むむむ…」
弟「はぁ…大体何で俺なんだよ…姉ちゃんの見てくれなら、他の男の一人や二人…」
姉「私にはお前しかいない」
弟「何でだよ!?」
姉「……ふむ…まぁ…これも昔の話になるのだがな…」
105: 2012/07/19(木) 20:31:17.59 ID:VGywWMTF0
姉「私…中学の頃…剣道部だっただろ?」
弟「うん?あ、あぁ、そうだな」
姉「んで、私達はいつも一緒に帰ってたよな」
弟「姉ちゃんがいつも校門の前で待ってたからな」
姉「で、私はいつも竹刀を持ってた」
弟「持ってたな」
弟「うん?あ、あぁ、そうだな」
姉「んで、私達はいつも一緒に帰ってたよな」
弟「姉ちゃんがいつも校門の前で待ってたからな」
姉「で、私はいつも竹刀を持ってた」
弟「持ってたな」
106: 2012/07/19(木) 20:36:07.52 ID:VGywWMTF0
~~~
姉『弟よ、遅いではないか』
弟『げっ、姉ちゃん…』
姉『さぁ早く帰るぞ』グイッ
弟『ちょっと待って!待って、姉ちゃん!』
姉『何だ?』
弟『いや…今日は友達と一緒に帰りたいなぁ…何て…』
姉『却下する』
弟『えぇー……』
姉『弟よ、遅いではないか』
弟『げっ、姉ちゃん…』
姉『さぁ早く帰るぞ』グイッ
弟『ちょっと待って!待って、姉ちゃん!』
姉『何だ?』
弟『いや…今日は友達と一緒に帰りたいなぁ…何て…』
姉『却下する』
弟『えぇー……』
107: 2012/07/19(木) 20:40:37.35 ID:VGywWMTF0
~~~
弟「姉ちゃん…強引だったよな」
姉「すまない。その点に関しては、やり過ぎだったと反省している」
弟「そうだな」
姉「しかし、あの頃はお前を守ることに一生懸命になっていたんだ。剣道部に入ったのも…お前を守るためだったし…」
弟「え、そうだったのか?」
姉「あぁ」
弟「姉ちゃん…強引だったよな」
姉「すまない。その点に関しては、やり過ぎだったと反省している」
弟「そうだな」
姉「しかし、あの頃はお前を守ることに一生懸命になっていたんだ。剣道部に入ったのも…お前を守るためだったし…」
弟「え、そうだったのか?」
姉「あぁ」
108: 2012/07/19(木) 20:44:15.75 ID:VGywWMTF0
姉「しかし、あの頃はまだ、お前に対して恋愛感情などは抱いていなかったんだ」
弟「は、はあ…」
姉「でも、ある出来事でお前に対する見方が変わった」
弟「何かあったっけか」
姉「うむ」
弟「は、はあ…」
姉「でも、ある出来事でお前に対する見方が変わった」
弟「何かあったっけか」
姉「うむ」
110: 2012/07/19(木) 20:50:07.76 ID:VGywWMTF0
~~~
弟『はぁ…』
姉『どうしたのだ、弟よ。元気を出せ』
弟『元気がないのは姉ちゃんのせいなんだけど…』
姉『わ、私のッ!?わわわ私、何かしたかッ!?』
弟『今日は友達と一緒に帰って、そのまま遊びに行くつもりだったんだよ』
姉『そんなの、一旦家に帰ってからでもいいじゃないか』
弟『一緒に帰ることに意味があるんだよ!』
姉『そ、そうなのか…すまん…』シュン…
弟『…はぁー……』
弟『はぁ…』
姉『どうしたのだ、弟よ。元気を出せ』
弟『元気がないのは姉ちゃんのせいなんだけど…』
姉『わ、私のッ!?わわわ私、何かしたかッ!?』
弟『今日は友達と一緒に帰って、そのまま遊びに行くつもりだったんだよ』
姉『そんなの、一旦家に帰ってからでもいいじゃないか』
弟『一緒に帰ることに意味があるんだよ!』
姉『そ、そうなのか…すまん…』シュン…
弟『…はぁー……』
111: 2012/07/19(木) 20:53:54.04 ID:VGywWMTF0
姉『……………』チラッ
弟『…………』ムスッ
姉『……あ、あの…弟…?』
弟『…………』ムスー
姉『…お、怒ってる…?』
弟『別に』
姉『……そ、そう…』
姉(グスッ……)
弟『…………』ムスッ
姉『……あ、あの…弟…?』
弟『…………』ムスー
姉『…お、怒ってる…?』
弟『別に』
姉『……そ、そう…』
姉(グスッ……)
112: 2012/07/19(木) 20:59:03.25 ID:VGywWMTF0
姉(どうすれば、弟の機嫌は…)
姉『ん?』
弟『…どうしたの?』ムスッ
姉『あれは…』
弟『…なんか、ガラの悪そうな連中だね』
姉『…こっちに来る…』
弟『知り合い?』
姉『いや…』
姉『ん?』
弟『…どうしたの?』ムスッ
姉『あれは…』
弟『…なんか、ガラの悪そうな連中だね』
姉『…こっちに来る…』
弟『知り合い?』
姉『いや…』
115: 2012/07/19(木) 21:10:40.11 ID:VGywWMTF0
ペッシみたいな髪型の不良『よう姉ちゃん!おめー金持ってないかよォー?』
姉『金は持ってるな』
ペッシみたいな髪型の(ry『ちィーと、貸してくれねェーかなァー?』
姉『断る』
ペッシみたいな髪(ry『貸してくれたら、いい事してやるぜェー?』
姉『いいこと?』
ペッシみたい(ry『そォーだよォー!とォーっても気持ちいい事してやるぜェー?』
姉『ふむ…悪くない』
ペッシ(ry『だろォォー?んじゃ早く金を…』
姉『だが断る』
姉『金は持ってるな』
ペッシみたいな髪型の(ry『ちィーと、貸してくれねェーかなァー?』
姉『断る』
ペッシみたいな髪(ry『貸してくれたら、いい事してやるぜェー?』
姉『いいこと?』
ペッシみたい(ry『そォーだよォー!とォーっても気持ちいい事してやるぜェー?』
姉『ふむ…悪くない』
ペッシ(ry『だろォォー?んじゃ早く金を…』
姉『だが断る』
118: 2012/07/19(木) 21:16:36.60 ID:VGywWMTF0
ペッ(ry『なァーにィーッ!?』
姉『うるさい』
ぺ(ry『なら無理やりッ…!』
バシッ!
姉『うるさいって言ってんの。ドゥーユーアンダスタン?』
弟『強え…』
弟『あ、後ろの連中も逃げた』
姉『うるさい』
ぺ(ry『なら無理やりッ…!』
バシッ!
姉『うるさいって言ってんの。ドゥーユーアンダスタン?』
弟『強え…』
弟『あ、後ろの連中も逃げた』
119: 2012/07/19(木) 21:20:28.30 ID:VGywWMTF0
姉『ほら、帰るぞ弟よ』
弟『あのー大丈夫ですか…?』
姉『おい、何をしている』
弟『だって…このパイナップルみたいな人…動かないよ?』
姉『急所は外した、スグに目を覚ますさ』
(ry『…ぐっ…』
弟『あ、動いた』
弟『あのー大丈夫ですか…?』
姉『おい、何をしている』
弟『だって…このパイナップルみたいな人…動かないよ?』
姉『急所は外した、スグに目を覚ますさ』
(ry『…ぐっ…』
弟『あ、動いた』
121: 2012/07/19(木) 21:28:11.11 ID:VGywWMTF0
(ry『はっ!俺…なんで…』
弟『まだ、動かない方がいいですよ?結構モロにくらってましたから』
姉『だから急所は外したと…』
弟『万が一ってこともあるでしょ?』
弟『あ、そうだ…』ゴソゴソ…
姉『……?』
弟『…あった。これ、シップです。良かったら使ってください』
(ry『…………』
弟『僕、陸上部だから、シップはいっぱい持ってるんです。遠慮せずに、はいどうぞ』
姉『おい、弟よ…』
(ry『お前…』ユラリ…
姉『ッ!?』
弟『まだ、動かない方がいいですよ?結構モロにくらってましたから』
姉『だから急所は外したと…』
弟『万が一ってこともあるでしょ?』
弟『あ、そうだ…』ゴソゴソ…
姉『……?』
弟『…あった。これ、シップです。良かったら使ってください』
(ry『…………』
弟『僕、陸上部だから、シップはいっぱい持ってるんです。遠慮せずに、はいどうぞ』
姉『おい、弟よ…』
(ry『お前…』ユラリ…
姉『ッ!?』
123: 2012/07/19(木) 21:39:50.62 ID:VGywWMTF0
姉『弟ッ!離れ…!』
(ry『いいィー奴だなァァーーッ!!』ブワッ
姉『…は?』
(ry『俺!こんなに親切にしてもらったの初めてだよォォーー!!』ブワワッ!
弟『そ、そうですか…』
(ry『俺さァ、こんな頭してっからよォー、今までまともな友達なんか出来たことねェーんだよォーッ!!』ブワ
姉『…頭のてっぺんから、ヘタみたいに生えてるだけだもんな…』
(ry『俺ァ感動したぜェー!脅して金奪おうとした、この俺に!こんなに親切にしてくれるなんてよォォー!!』
弟『そ、そりゃどうも』
ペッシ(ry『俺ァ感動した!!お前さんのこと!兄貴と呼ばせてくれェーッ!!』
弟『はぁ!?』
(ry『いいィー奴だなァァーーッ!!』ブワッ
姉『…は?』
(ry『俺!こんなに親切にしてもらったの初めてだよォォーー!!』ブワワッ!
弟『そ、そうですか…』
(ry『俺さァ、こんな頭してっからよォー、今までまともな友達なんか出来たことねェーんだよォーッ!!』ブワ
姉『…頭のてっぺんから、ヘタみたいに生えてるだけだもんな…』
(ry『俺ァ感動したぜェー!脅して金奪おうとした、この俺に!こんなに親切にしてくれるなんてよォォー!!』
弟『そ、そりゃどうも』
ペッシ(ry『俺ァ感動した!!お前さんのこと!兄貴と呼ばせてくれェーッ!!』
弟『はぁ!?』
126: 2012/07/19(木) 21:49:48.11 ID:VGywWMTF0
~~~
ペッシ『兄貴!んじゃ、また明日!朝にお迎えにあがりますんで!』
弟『い、いや…別にそんな…』
ペッシ『いんや!俺は命に替えても兄貴をお守りする覚悟ですんで!』
弟『い、命って…そんな』
ペッシ『それじゃ!また明日!姉御もお気をつけて!!』タッタッタッ…!
姉『あ、姉御…』
弟『…帰ろうか、姉御?』
姉『…………』
ペシッ!
弟『いてっ!竹刀で叩くなよ!』
姉『…ふん!』
ペッシ『兄貴!んじゃ、また明日!朝にお迎えにあがりますんで!』
弟『い、いや…別にそんな…』
ペッシ『いんや!俺は命に替えても兄貴をお守りする覚悟ですんで!』
弟『い、命って…そんな』
ペッシ『それじゃ!また明日!姉御もお気をつけて!!』タッタッタッ…!
姉『あ、姉御…』
弟『…帰ろうか、姉御?』
姉『…………』
ペシッ!
弟『いてっ!竹刀で叩くなよ!』
姉『…ふん!』
127: 2012/07/19(木) 21:55:08.75 ID:VGywWMTF0
弟『それにしても、姉ちゃんは強いなぁ』
姉『え?』
弟『俺一人じゃ多分どうにもならなかったよ』
姉『…お前の方が…かっこよかった…』
弟『え?何?』
姉『何でもない!早く帰るぞ!』グイッ
弟『わっ!ちょ!引っ張るなよ…!』
姉『え?』
弟『俺一人じゃ多分どうにもならなかったよ』
姉『…お前の方が…かっこよかった…』
弟『え?何?』
姉『何でもない!早く帰るぞ!』グイッ
弟『わっ!ちょ!引っ張るなよ…!』
128: 2012/07/19(木) 22:03:19.43 ID:VGywWMTF0
~~~
弟「あぁ~…そういや、あいつと知り合ったのって、そんな感じだったっけか…」
姉「うむ、あの時のお前は輝いていたぞ」
弟「そうか…?別に大した事してないだろ…」
姉「何を言う。あの時からだぞ?私がお前を好きになり始めたのは」
弟「そうなのか?」
姉「そうだとも、あの時のお前にはキュンとした」
弟「あぁ~…そういや、あいつと知り合ったのって、そんな感じだったっけか…」
姉「うむ、あの時のお前は輝いていたぞ」
弟「そうか…?別に大した事してないだろ…」
姉「何を言う。あの時からだぞ?私がお前を好きになり始めたのは」
弟「そうなのか?」
姉「そうだとも、あの時のお前にはキュンとした」
130: 2012/07/19(木) 22:12:35.92 ID:VGywWMTF0
姉「それにあの時から、奴がお前を守るっていって、お前の後を金魚の糞みたいにくっつくようになっただろ?」
弟「あぁ~、そうだな…」
姉「それまで、それは私の役目だったからな…だんだん奴に嫉妬するようになったんだ」
弟「嫉妬…ねぇ…?」
姉「あぁ、最初は…ただ単に役目を取られたから、腹が立っただけだと思っていたんだが…」
弟「…………」
姉「だんだん、あいつよりお前の側にいたい、弟は私のものだ、と思うようになってな」
弟「…はあ…」
姉「んで、気がついたらこのザマだ」
弟「あぁ~、そうだな…」
姉「それまで、それは私の役目だったからな…だんだん奴に嫉妬するようになったんだ」
弟「嫉妬…ねぇ…?」
姉「あぁ、最初は…ただ単に役目を取られたから、腹が立っただけだと思っていたんだが…」
弟「…………」
姉「だんだん、あいつよりお前の側にいたい、弟は私のものだ、と思うようになってな」
弟「…はあ…」
姉「んで、気がついたらこのザマだ」
144: 2012/07/19(木) 22:40:48.91 ID:VGywWMTF0
姉「…ところで弟よ」
弟「な、何だよ」
姉「私の気持ちはもう明白な訳だが…」
弟「お、おう…」
姉「お前はどうなんだ?」
弟「…え?」
弟「な、何だよ」
姉「私の気持ちはもう明白な訳だが…」
弟「お、おう…」
姉「お前はどうなんだ?」
弟「…え?」
145: 2012/07/19(木) 22:43:32.87 ID:VGywWMTF0
姉「お前は…私のこと…好きか…?」
弟「え…え…?」
姉「嫌いか…?」
弟「そ、そんなこと…」
姉「じゃあ…好きか…?」
弟「そ、それは…姉として…?それとも」
姉「女として…だ」
弟「え…え…?」
姉「嫌いか…?」
弟「そ、そんなこと…」
姉「じゃあ…好きか…?」
弟「そ、それは…姉として…?それとも」
姉「女として…だ」
146: 2012/07/19(木) 22:46:39.95 ID:VGywWMTF0
弟「そ、そんなの…」
姉「…………」
弟「…女として…なんか…考えたことないから…分からないよ…」
姉「そうか」
弟「…う、うん」
姉「…なら!」バッ!
弟「うわっ!?」
姉「…………」
弟「…女として…なんか…考えたことないから…分からないよ…」
姉「そうか」
弟「…う、うん」
姉「…なら!」バッ!
弟「うわっ!?」
150: 2012/07/19(木) 22:51:36.05 ID:VGywWMTF0
弟「いてっ!な、なんだよ…ベッドに…!」
姉「見ての通り、押し倒した」
弟「……な、何を…」
姉「…女として、見れるようにしてやろう」
弟「………ゴクッ…」
姉「嫌か?」
弟「い、嫌って訳じゃ…」
姉「なら、いいじゃないか」
弟「で、でも!」
姉「うるさいッ!」バッ!
カチッ
姉「見ての通り、押し倒した」
弟「……な、何を…」
姉「…女として、見れるようにしてやろう」
弟「………ゴクッ…」
姉「嫌か?」
弟「い、嫌って訳じゃ…」
姉「なら、いいじゃないか」
弟「で、でも!」
姉「うるさいッ!」バッ!
カチッ
155: 2012/07/19(木) 22:56:17.65 ID:VGywWMTF0
姉「…カチ?」
弟「あ、テレビのリモコン…」
パッ
O泉『何が出るかな?何が出るかな?それはサイコロ任せよッ!とおッ!!』
姉「…………」
弟「…………」
Mスター『4です!』
F村D『4ってどれよ!?』
姉「4……」
弟「4……」
O泉『はかた号ッ!?』
弟「あ、テレビのリモコン…」
パッ
O泉『何が出るかな?何が出るかな?それはサイコロ任せよッ!とおッ!!』
姉「…………」
弟「…………」
Mスター『4です!』
F村D『4ってどれよ!?』
姉「4……」
弟「4……」
O泉『はかた号ッ!?』
159: 2012/07/19(木) 23:01:28.08 ID:VGywWMTF0
姉「ハッ…そういえば、この部屋…」
姉「…………」
姉「四面に…カーナンバー4番…ルイス・ハミルトンのポスター…」
弟「…姉ちゃん…?」
姉「ハミルトンが…私を見てる…サイコロの旅は…はかた号…」
弟「ね、姉ちゃん…?」
姉「よ…」
弟「よ?」
姉「4は縁起が悪いんだよォォーーッ!!」
終わり
姉「…………」
姉「四面に…カーナンバー4番…ルイス・ハミルトンのポスター…」
弟「…姉ちゃん…?」
姉「ハミルトンが…私を見てる…サイコロの旅は…はかた号…」
弟「ね、姉ちゃん…?」
姉「よ…」
弟「よ?」
姉「4は縁起が悪いんだよォォーーッ!!」
終わり
162: 2012/07/19(木) 23:03:39.77 ID:VGywWMTF0
ここまで読んでくれたおまいら、ありがとう
やっぱり姉はいいものだ
やっぱり姉はいいものだ
163: 2012/07/19(木) 23:04:50.31
おつかれ
引用元: 姉「4は縁起が悪いんだよォォーーッ!!」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります