3: 2014/10/13(月) 20:50:54.02 ID:/slNoK8uo




~世界でいちばん頑張ってる君に~




4: 2014/10/13(月) 20:59:17.35 ID:/slNoK8uo
春香「~♪」



春香「う~ん」

千早「どこか気になるの?」

春香「ちゃんと歌えてるけど、なんだか物足りないような」



千早「そうね……ねぇ、春香」

春香「?」

千早「歌うとき、何を思い浮かべてる?」

6: 2014/10/13(月) 21:15:04.21 ID:/slNoK8uo
春香「リズムずれないように、とか音程外さないように、とか……あっ!」

千早「ふふっ、気付いた?」

春香「うん、きっと」


春香「もう一回歌うから、しっかり聞いててね!」

千早「ええ」

春香「いくよ~」









春香「……って感じで歌ったら千早ちゃん泣き出しちゃって」

小鳥「春香ちゃんが原因だったのね……」

P「泣き止ませるの大変だったんだからな」

春香「千早ちゃんも泣き出すぐらいひどいなんて、やっぱり歌の才能ないのかも……」グスン

8: 2014/10/13(月) 21:41:24.13 ID:/slNoK8uo
P「……試しにここでちょっと歌ってみてくれるか?」

小鳥「ええ、千早ちゃんに歌った時みたいに」

春香「いいですけど、笑わないでくださいよ?」

P「おう」


春香(大切な人に気持ちを届けるみたいに)

春香(プロデューサーさんと音無さんのことを思い浮かべて)





僕は知ってるよ

ちゃんと見てるよ

頑張ってる君のこと



P「……」

小鳥「……」

9: 2014/10/13(月) 21:46:35.06 ID:/slNoK8uo
P『やっと打ち合わせ終わった……溜まった書類を片付けたら今度は次のライブの企画を練らないと』

P『今日も徹夜だなぁ』

P『はぁ……疲れた』




小鳥『なんだか一人きりの事務所にも慣れてきちゃった』

小鳥『それだけみんな頑張ってるってことよね』

小鳥『……私って、みんなの役に立ててるのかな』




当たり前と言うけど

当たり前じゃない

頑張ってる君のこと

ちゃんとわかってあげたいから

きみのためのラブソング



P「……」

小鳥「……」

11: 2014/10/13(月) 22:06:58.60 ID:/slNoK8uo
春香「この……あれ?」

P「ちょ、ごめん一旦止めて」

小鳥「ごめんなさい……っ!」ダダッ

春香「あ、音無さん!?」




春香「あのー」

P「ぐすっ……何だ」

春香「……なんでもないです」


春香(やっぱり私って歌の才能ないのかな)ズーン




後に、このカバー曲が日本中を涙の渦に巻き込んだのは言うまでもない

12: 2014/10/13(月) 22:09:15.20 ID:/slNoK8uo
大体こんな感じでグダグダやっていきます
のんびりお付き合いください

16: 2014/10/14(火) 22:47:32.97 ID:dR9gMIi9o
亜美「ちぇ~、ポケットティッシュだったYO」

真美「真美も~」

千早「ふふ、福引ってそんなものでしょう」




ガランガラン

オオアタリー!!



千早「へ?」

亜美「わ、千早お姉ちゃん大当たりっぽいよ!」

真美「2等賞だって!」

千早「まさか当たるなんて……2等賞?」

真美「おお、これみたいだね」

17: 2014/10/14(火) 22:48:22.47 ID:dR9gMIi9o




~ちはルンバ~



 

18: 2014/10/14(火) 23:11:10.81 ID:dR9gMIi9o
……




千早「全自動で部屋を掃除してくれるロボットなのね」

千早「じゃあ早速……」

千早「でも、掃除しやすいように少し片付けて……」サッサッ





千早「よし、綺麗になった」

千早「……」

千早(自分で掃除完了しちゃった……)

19: 2014/10/14(火) 23:57:43.94 ID:dR9gMIi9o
千早「でも……せっかくだし」ポチ





千早「……」


(((○ ウィーン


千早「……!!」パアァ


  ○))) ウィーン


千早「本当に自動で動いてる……!」

20: 2014/10/15(水) 00:34:15.97 ID:SD4YzXUso
(((○ ウィーン


千早「ふふっ、えっと……ルンバ」

千早「なんかしっくりこない名前ね」

千早「うーん」





千早「ルン太郎!」

千早「これからもよろしくね、ルン太郎」


(((○ ウィーン

28: 2014/10/18(土) 18:50:00.02 ID:K1IbFDQBo
あずさ「ん~……」


いつもより早めに設定した目覚まし時計が鳴り出すちょっと前
不思議と目が覚めてしまいました

今日はいいことあるかも、なんて


壁に掛けられたカレンダー
ハートで囲んである今日の日付が目に入る


あずさ「ふふっ」


自然と頬が緩んじゃう
だって今日は……


彼との初めてのデートなんだから

29: 2014/10/18(土) 18:51:43.55 ID:K1IbFDQBo



~運命の、ひと~



 

30: 2014/10/18(土) 20:24:33.88 ID:K1IbFDQBo
今日のために用意した服
似合ってるって言ってくれるかな?


あずさ「うん、メイクもバッチリ」



ちょっと早いけど、もう家を出ようかしら
迷子になって待ち合わせに遅れちゃいけないから


毎朝見ているニュース番組の占いコーナー
今日は見なくてもわかります
私の運勢は最高に決まってるもの

32: 2014/10/18(土) 21:34:06.55 ID:K1IbFDQBo



一時間も早く待ち合わせ場所に着いちゃった
なんと、一回も道に迷わなかったんです


あずさ「ふふっ、驚いた顔が楽しみね」


当然、彼はまだ来ていない



ふと、私の携帯電話が振動する
彼からの電話だ






……

伊織「ストーーーップ!!そこまでで結構よ!」

あずさ「あら、ここからがいいところなのに?」

亜美「絶対これ氏んじゃうYO!」

あずさ「??」

律子「待ち合わせ場所に行く途中で交通事故に巻き込まれるパターンですね」

33: 2014/10/18(土) 21:44:01.60 ID:K1IbFDQBo
あずさ「もう、みんなひどいっ!」

伊織「……ちなみに電話に出た後どうなるの?」

あずさ「電話に出ようとしたら、後ろから『だーれだ?』って」

律子「……はぁ」

あずさ「ふふっ、ドキドキしませんか?」

伊織「頼むから、想像だけに留めておいてよね」

あずさ「ええ、アイドルだものね」

律子「それもありますけど……」

亜美「彼氏さんのために」


あずさ「??」

34: 2014/10/18(土) 21:49:47.49 ID:K1IbFDQBo
地の文難しいね
次行きます

35: 2014/10/18(土) 22:09:18.05 ID:K1IbFDQBo
亜美「ピロピロ~」

真美「ぴ~ピロピロピロ~」

亜美「ピロロロロ~」






真美「なんかちがうよね」

亜美「うん、きっと」

36: 2014/10/18(土) 22:11:15.35 ID:K1IbFDQBo



~ピロートーク~


  

37: 2014/10/18(土) 22:16:27.97 ID:K1IbFDQBo
真美「あずさお姉ちゃんってこんなのに憧れてたの?」

亜美「そうみたいだね」

真美「へんなの」

亜美「あ」

真美「ん?」

亜美「いっしょのお布団にはいってやるんだった」

真美「おお、でかした亜美隊員!」カムカム

亜美「んじゃ、お邪魔しま~す」ゴソゴソ



亜美「……」

真美「……」

38: 2014/10/18(土) 22:24:20.71 ID:K1IbFDQBo
亜美「ちょい狭いね」

真美「亜美、大きくなった?」

亜美「真美も大きくなったね」



真美「……どうする?」

亜美「ん~、やんない」

真美「そっか」

亜美「うん」

39: 2014/10/18(土) 22:30:13.12 ID:K1IbFDQBo
亜美「そろそろ寝る」

真美「んじゃね~」

亜美「戻るのめんどくさーい」

真美「仕様がない奴め、うりうり」

亜美「んっふっふ~」



真美「それじゃ……おやすみ、亜美」

亜美「おやすみ、真美」

40: 2014/10/18(土) 22:30:52.58 ID:K1IbFDQBo
ここまでです
おやすみなさい

41: 2014/10/18(土) 22:48:29.39
おやすみなさい

42: 2014/10/19(日) 08:29:32.61
ちょっとまて、あずささん双子に何言ってんだ

引用元: P「平和な日々」