1: 2015/04/27(月) 22:11:08.342 ID:OLyRMIj/0
小五郎(コナン)「そしてそんな芸当ができたのは、元陸上部のあなたしかいない!」

容疑者「なっ! 出鱈目だ! 壁を駆けのぼっただって!? 物理的に不可能だろう!」

目暮「毛利君、さすがに超人でも無い限り、壁を駆けのぼるなんて不可能なんじゃないか?」

高木「そうですよ、毛利さん。マンガじゃないんですから」

小五郎(コナン)「いや、人間の身体能力を甘くみないことだ。実際にやって見せよう」

小五郎(コナン)「おい蘭。あの壁を蹴って三角跳びをしてみてくれ」

蘭「わかった。はぁぁぁぁ!」

ダンッ タッタッ

目暮「おお! あれだけの脚力があれば、壁を駆けのぼって二階の部屋へ侵入することは可能かもしれんな!」

高木「蘭ちゃんの細足であれだけの動きが可能なら、元陸上部の彼ならこれぐらい容易なはずです!」

小五郎(コナン)「その通り。当時、遺体のあった部屋の扉は鍵が閉まっていた……」

小五郎(コナン)「壁を駆けのぼることのできたあなた以外、犯人は考えられないんですよ!」

2: 2015/04/27(月) 22:12:10.153
角が犯人

4: 2015/04/27(月) 22:12:51.324
欄が蹴っても壊れない壁

6: 2015/04/27(月) 22:13:34.622
ディオかよ

10: 2015/04/27(月) 22:18:21.551 ID:OLyRMIj/0
容疑者「ま、待ってくれ! 本当に無理だ! あんな脚力無い!」

小五郎(コナン)「女子高生の蘭にできて、成人男性のあなたにできないという言い訳は通じませんよ」

小五郎(コナン)「それに、あなたは元陸上部で脚部の筋肉が発達している。間違いなく可能なはず」

目暮「だが毛利君。肝心の凶器は?」

容疑者「そ、そうだ! まだ見つかってないんだろう!? 犯人は、いったい何を使って奴を頃したってんだ!?」

小五郎(コナン)「もちろん、足ですよ。犯人は、被害者の頭部を蹴ったんです」

容疑者「蹴っただって? おいおい、冗談だろ? やつの頭蓋骨は粉々だったって聞いたぞ?」

目暮「毛利君。さすがに頭蓋骨を粉々にするには、足で蹴るだけじゃ足りんと思うが」

小五郎(コナン)「本当にそうでしょうか。実際に試してみればわかることです」

小五郎(コナン)「おい蘭。ちょっとこのコンクリート片を足で蹴ってみてくれ」

蘭「うん。でやぁぁぁぁ!!!!」

ズガァァァァン

11: 2015/04/27(月) 22:21:05.336
(LANが犯人なんじゃねーの)

12: 2015/04/27(月) 22:25:18.191 ID:OLyRMIj/0
目暮「なんと! 木端微塵じゃないか!」

高木「蘭ちゃんであの威力なら、元陸上部の彼の太い足で蹴ったらどうなっていたか……!」

目暮「想像に難くありませんな!」

容疑者「っく……!」

小五郎(コナン)「おそらく、あなたは被害者を蹴り頃した後、窓から飛び降りて向かいの道路へ着地した」

小五郎(コナン)「そして、被害者の血痕が付着した靴を履き替え、何食わぬ顔で玄関から入ってきたんですよ」

容疑者「と、飛び降りたって、かなりの高さがあるぞ!? そんなことしたら怪我するだろ!」

小五郎(コナン)「いえ、可能だったはずです。実際にお見せしましょう。蘭、窓から下へ飛び降りてみてくれ」

蘭「うん」

14: 2015/04/27(月) 22:25:57.244
ワロタ

15: 2015/04/27(月) 22:26:14.663
蘭が犯人にしか見えないんだが

20: 2015/04/27(月) 22:31:22.771 ID:OLyRMIj/0
蘭「えいっ」

タンッ

シュタッ

コナン「おーい! 蘭ねーちゃーん! けがはないー?」

蘭「平気だよー! 無傷ー!」

小五郎(コナン)「このように、犯人は窓から飛び降りて二階の部屋から脱出した」

目暮「蘭君の華奢な身体で無傷なんだ、元陸上部の貴方なら朝飯前でしょうな」

小五郎(コナン)「そう……今回の事件の容疑者の中で、これだけの身体能力を持つ可能性のある人物」

小五郎(コナン)「元陸上部の貴方しか考えられないんですよ!」

容疑者「っく……! ここまでか!」

ベキャァァァ!!!

目暮「なにぃ!?」

高木「ゆ、床をぶち抜いた!?」

コナン「うわっ!」

コナン(京極真が素手で大理石の柱をぶっ壊したぐらいだ! フローリングの床をぶち抜くぐらいわけねえってのか!?)

22: 2015/04/27(月) 22:33:12.277
結局そいつ犯人なのかよwww

24: 2015/04/27(月) 22:37:26.711 ID:OLyRMIj/0
コナン「逃がすかよ!!!」

キキキッ イイイイイイン

コナン「いっけー!」

ズダァァン バキッ

犯人「ぐあっ!!!」


コナン『こうして、今回の事件の幕は下りた』

目暮「詳しい話は署でお聞きしましょう」

犯人「くそ……!」

蘭「でも驚いたねー。いきなり床を壊しちゃうなんて」

コナン「うん。……あのさ、蘭ねーちゃんもできるの? 床を壊したりとか……」

蘭「うーん、どうかな。たぶんできると思う」

コナン「へー……」

コナン(なんか最近、超人が増えてきて何でもアリになってきたな……)

コナン(そのうち超能力やら魔法やらで人頃しなんてことに……なるわけねーか。アハハー)

END

25: 2015/04/27(月) 22:38:52.928
デュラララの平和島静雄ってこの世界なら凡人レベルに落ち着きそう

26: 2015/04/27(月) 22:39:26.079
コナン「壊れた床におっちゃん落ちちゃった」

引用元: 小五郎(コナン)「おそらく犯人は、助走をつけて壁を駆けのぼり、二階の部屋へ侵入した」