1: 2015/12/03(木) 21:09:16.096 ID:OIrvMivR0
俺(いつも電車で気になるあの子)
俺(ずっと見てるだけだったけど、今日こそ話しかけてみよう)
俺(……話しかけよう……話しかけよう……)
俺(よ、よし、改札出たところで話しかけるぞ)
俺(い、いや、やっぱりあの信号のところで止まったら……)
俺(ああ、今日も勇気が持てなくて結衣ちゃんの家の前までついてきちゃったよ)
俺(しょうがないまた明日にするね、結衣ちゃん)
俺(あーカーテン越しの結衣ちゃんも可愛いなあ)
俺(うっ、あ、あれは生着替え中!?ふぉぉぉぉぉ!! うっ)
俺(はー、やばいやばいすごい出ちゃったよ……もったいない)
俺(さて、帰るとするか、明日も仕事だしな)
俺(ずっと見てるだけだったけど、今日こそ話しかけてみよう)
俺(……話しかけよう……話しかけよう……)
俺(よ、よし、改札出たところで話しかけるぞ)
俺(い、いや、やっぱりあの信号のところで止まったら……)
俺(ああ、今日も勇気が持てなくて結衣ちゃんの家の前までついてきちゃったよ)
俺(しょうがないまた明日にするね、結衣ちゃん)
俺(あーカーテン越しの結衣ちゃんも可愛いなあ)
俺(うっ、あ、あれは生着替え中!?ふぉぉぉぉぉ!! うっ)
俺(はー、やばいやばいすごい出ちゃったよ……もったいない)
俺(さて、帰るとするか、明日も仕事だしな)
8: 2015/12/03(木) 21:12:21.949 ID:OIrvMivR0
俺(おっ、今日もいる……結衣ちゃ……って、え……だ、誰だよあの男……)
俺(お、お、おおおおおお俺の結衣ちゃんの隣に男がいるうううう)
俺(しかも何だよあの顔!氏んだ魚みたいな目ぇしてるじゃねえか!なんであんな男が!)
俺(ふ、ふふふざふけんなよ、結衣ちゃんは僕のもんなんだお前なんかに渡して……わた……)
俺(て、てて手ぇ繋いだぁぁぁぁぁうわああああなんだよその付き合い始めの初々しいカップルみてえな空気!!ふっざけんなあああ!!)
俺(許さねえ……絶対許さねえ……)
俺(え、ちょっと待って……この方向って……結衣ちゃんの家だよ?まさかだよね、まさかだよね?)
俺(僕の天使結衣ちゃんが男を家に連れ込むなんてそんな真似は……)
俺(入ってったぁぁぁぁぁぁぁああああがあああああああ禿げるううううううううううううう)
俺(ちょっと待てよ!!お前なにやってんだよ!男なら断れよ!僕たちにはまだ早いし、お前の事大事にしたいからとか言って断るのが筋ってもんだろ!!)
俺(しかも確か今日はご両親の帰りが遅くなるって言ってたろ!!!ふっざけんなああああああくそがあああああああああああ)
俺(ちょっ、カーテン閉めんな!!閉めんなよ!!おいふざけんな紀伊店のか!!)
俺(やべえ止めねえと結衣ちゃんの貞操が、俺がもらう結衣ちゃんの処Oがあのクソ魚に穢される!)
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポーン
俺(家の呼び鈴鳴らせばいい雰囲気がどこかに行くってラノベで読んだしこれで大丈夫だろ!)
俺(はははははざまあみろ!俺の結衣ちゃんに手を出そうなんて1億2千年はええんだよばーかばーk)
キキィッ ドンッ キャー ジコヨー ワーワー ピーポー……
俺(お、お、おおおおおお俺の結衣ちゃんの隣に男がいるうううう)
俺(しかも何だよあの顔!氏んだ魚みたいな目ぇしてるじゃねえか!なんであんな男が!)
俺(ふ、ふふふざふけんなよ、結衣ちゃんは僕のもんなんだお前なんかに渡して……わた……)
俺(て、てて手ぇ繋いだぁぁぁぁぁうわああああなんだよその付き合い始めの初々しいカップルみてえな空気!!ふっざけんなあああ!!)
俺(許さねえ……絶対許さねえ……)
俺(え、ちょっと待って……この方向って……結衣ちゃんの家だよ?まさかだよね、まさかだよね?)
俺(僕の天使結衣ちゃんが男を家に連れ込むなんてそんな真似は……)
俺(入ってったぁぁぁぁぁぁぁああああがあああああああ禿げるううううううううううううう)
俺(ちょっと待てよ!!お前なにやってんだよ!男なら断れよ!僕たちにはまだ早いし、お前の事大事にしたいからとか言って断るのが筋ってもんだろ!!)
俺(しかも確か今日はご両親の帰りが遅くなるって言ってたろ!!!ふっざけんなああああああくそがあああああああああああ)
俺(ちょっ、カーテン閉めんな!!閉めんなよ!!おいふざけんな紀伊店のか!!)
俺(やべえ止めねえと結衣ちゃんの貞操が、俺がもらう結衣ちゃんの処Oがあのクソ魚に穢される!)
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポーン
俺(家の呼び鈴鳴らせばいい雰囲気がどこかに行くってラノベで読んだしこれで大丈夫だろ!)
俺(はははははざまあみろ!俺の結衣ちゃんに手を出そうなんて1億2千年はええんだよばーかばーk)
キキィッ ドンッ キャー ジコヨー ワーワー ピーポー……
9: 2015/12/03(木) 21:12:38.538 ID:OIrvMivR0
俺(ふう、あまりにハッスルしすぎて左右確認しないで道路を横断しようとしちまった……)
俺(やっぱ手を挙げなきゃだめだったよな)
俺(だがそんな事はどうでも良い)
俺(右腕骨折と全身打撲で結衣ちゃんを守れたのなら安いもんだ)
俺(骨折は治るけど貞操取り戻せないからな)
俺(さあ、今日もまた結衣ちゃんの登校を見守ってから出勤しよう)
俺(って、あれ……おい……ちょ、ちょっと……待てよ……)
俺(なんでアイツが朝6時に結衣ちゃんの家から出てくるんだよおおおおおおおお!!!?)
俺(まさかおいお前あの後泊まりやがったのかい!?おい!泊まっちゃったのかい!!?)
俺(それじゃあまさかまさか……そ、そうだ、こんな時のための録音だろ……再生再生……)
俺(やっぱ手を挙げなきゃだめだったよな)
俺(だがそんな事はどうでも良い)
俺(右腕骨折と全身打撲で結衣ちゃんを守れたのなら安いもんだ)
俺(骨折は治るけど貞操取り戻せないからな)
俺(さあ、今日もまた結衣ちゃんの登校を見守ってから出勤しよう)
俺(って、あれ……おい……ちょ、ちょっと……待てよ……)
俺(なんでアイツが朝6時に結衣ちゃんの家から出てくるんだよおおおおおおおお!!!?)
俺(まさかおいお前あの後泊まりやがったのかい!?おい!泊まっちゃったのかい!!?)
俺(それじゃあまさかまさか……そ、そうだ、こんな時のための録音だろ……再生再生……)
10: 2015/12/03(木) 21:12:59.493 ID:OIrvMivR0
?男「なんだったんだ?」
結衣「わかんない……悪戯かな?」
?男「今どきピンポンダッシュかよ……近所の小学生か?」
結衣「んー、どうだろ、こういうの初めてだけど……あとでお母さんに聞いてみる」
?男「そうだな、悪質になる前にどうにかした方が良い」
結衣「えへへ、心配してくれてるの?」
?男「ん、そ、そりゃまぁ、な」
結衣「っ……えへへ、嬉しいな」
?男「……彼女の心配するのは普通だろ」
結衣「……ヒッキー……」
?男「な、なんだよ」
結衣「えへへ……ぎゅー」
?男「……」
結衣「……んっ」
?男「ん……」
結衣「わかんない……悪戯かな?」
?男「今どきピンポンダッシュかよ……近所の小学生か?」
結衣「んー、どうだろ、こういうの初めてだけど……あとでお母さんに聞いてみる」
?男「そうだな、悪質になる前にどうにかした方が良い」
結衣「えへへ、心配してくれてるの?」
?男「ん、そ、そりゃまぁ、な」
結衣「っ……えへへ、嬉しいな」
?男「……彼女の心配するのは普通だろ」
結衣「……ヒッキー……」
?男「な、なんだよ」
結衣「えへへ……ぎゅー」
?男「……」
結衣「……んっ」
?男「ん……」
11: 2015/12/03(木) 21:13:18.476 ID:OIrvMivR0
結衣「……」
?男「……」
結衣「ヒッキー……」
?男「由比ヶ浜……そ、その、良いか?」
結衣「だめ」
?男「えっ」
結衣「ちゃんと名前で呼んでほしいな……」
?男「お、お前だって俺の事名前で呼ばないだろ」
結衣「あ……そ、そうだね、じゃあ……は、■■……?」
?男「ゆ、結衣……」
結衣「……■■……」
警察「ちょっと、ちょっと……!大丈夫ですか!?」
俺「はっ、お、俺はいったい……」
警察「近所の方から通報があったんですよ、人が倒れてるって……救急車も来てますけど乗りますか?」
俺「い、いやでも俺……だ、大丈夫ですから……」
警察「そうですか?顔真っ青ですよ?」
俺「し、親切にどうも……で、でも大丈夫ですから……」
警察「分かりました、気を付けて帰ってくださいね」
俺「は、はい……」
?男「……」
結衣「ヒッキー……」
?男「由比ヶ浜……そ、その、良いか?」
結衣「だめ」
?男「えっ」
結衣「ちゃんと名前で呼んでほしいな……」
?男「お、お前だって俺の事名前で呼ばないだろ」
結衣「あ……そ、そうだね、じゃあ……は、■■……?」
?男「ゆ、結衣……」
結衣「……■■……」
警察「ちょっと、ちょっと……!大丈夫ですか!?」
俺「はっ、お、俺はいったい……」
警察「近所の方から通報があったんですよ、人が倒れてるって……救急車も来てますけど乗りますか?」
俺「い、いやでも俺……だ、大丈夫ですから……」
警察「そうですか?顔真っ青ですよ?」
俺「し、親切にどうも……で、でも大丈夫ですから……」
警察「分かりました、気を付けて帰ってくださいね」
俺「は、はい……」
12: 2015/12/03(木) 21:14:34.749 ID:OIrvMivR0
俺(気が付いたら夕方になっていた……俺は、そうか……フラれたのか……)
俺(はは……かっこわりいな……俺……何やってんだよ……)
俺(……もうこんなもん(アップロード機能付き盗聴機)いらねえな……)
俺(ちょっと癪だが、あいつに幸せにしてもらえよ、結衣ちゃん)
俺(はぁ……帰ろ)
俺(初めて結衣ちゃんを見たのがこの駅だったな……思い返すと胸が痛くなる)
俺(いつかこの痛みも笑って思い出せるようになるのだろうか……なんてな)
結衣「ねぇ、ゆきのん、今度ゆきのんの家にお泊り行っても良い?」
雪乃「はぁ、仕方ないわね……」
俺(なにこの美人、結衣ちゃんも可愛いけど、この子も違うベクトルでめっちゃレベルたけえじゃん)
結衣「それじゃまた明日ね~」
雪乃「ええ、また明日」
俺(よ、よし、ちょっと話しかけてみようかな)
おわり
俺(はは……かっこわりいな……俺……何やってんだよ……)
俺(……もうこんなもん(アップロード機能付き盗聴機)いらねえな……)
俺(ちょっと癪だが、あいつに幸せにしてもらえよ、結衣ちゃん)
俺(はぁ……帰ろ)
俺(初めて結衣ちゃんを見たのがこの駅だったな……思い返すと胸が痛くなる)
俺(いつかこの痛みも笑って思い出せるようになるのだろうか……なんてな)
結衣「ねぇ、ゆきのん、今度ゆきのんの家にお泊り行っても良い?」
雪乃「はぁ、仕方ないわね……」
俺(なにこの美人、結衣ちゃんも可愛いけど、この子も違うベクトルでめっちゃレベルたけえじゃん)
結衣「それじゃまた明日ね~」
雪乃「ええ、また明日」
俺(よ、よし、ちょっと話しかけてみようかな)
おわり
14: 2015/12/03(木) 21:15:27.552
キモすぎ
16: 2015/12/03(木) 21:18:34.571 ID:OIrvMivR0
次
一色「先輩、これ誕生日プレゼントです」八幡「なんでも命令できる券?」
一色「先輩、これ誕生日プレゼントです」八幡「なんでも命令できる券?」
17: 2015/12/03(木) 21:18:59.619 ID:OIrvMivR0
一色「はい!私になんでも命令出来ちゃう超お得かつ超レアな券です!」
八幡「あのさあ……」
一色「はい?」
八幡「お前仮にも年頃の女子なんだからこういう迂闊なことすんなよ」
一色「仮にもってなんですか仮にもって……でも心配してくださってるんですか?」
八幡「別にそういう訳じゃねえけど」
一色「安心してくださいよ、こういうのは先輩にしかやりませんから」
八幡「それを聞かされて俺は何を思えば良いんだろうな」
一色「それでそれでー、先輩は私にどんな命令しちゃうんですか?」
八幡「本当になんでもいいのか?」
一色「もちろんです!」
八幡「本当だな?」
一色「はい!先輩とデートしろとか1日付き合えとかそういうのでも大丈夫ですよ!」
八幡「そういうのがなんでもじゃないと入ってこないっていうのはどうなんだろうな」
一色「あ、もしかしてショックだったんですか?」
八幡「よし、じゃあ命令するか」
一色「おっ、どうぞどうぞ」
八幡「お前今からサッカー部の部室行ってストリップしてこい」
八幡「あのさあ……」
一色「はい?」
八幡「お前仮にも年頃の女子なんだからこういう迂闊なことすんなよ」
一色「仮にもってなんですか仮にもって……でも心配してくださってるんですか?」
八幡「別にそういう訳じゃねえけど」
一色「安心してくださいよ、こういうのは先輩にしかやりませんから」
八幡「それを聞かされて俺は何を思えば良いんだろうな」
一色「それでそれでー、先輩は私にどんな命令しちゃうんですか?」
八幡「本当になんでもいいのか?」
一色「もちろんです!」
八幡「本当だな?」
一色「はい!先輩とデートしろとか1日付き合えとかそういうのでも大丈夫ですよ!」
八幡「そういうのがなんでもじゃないと入ってこないっていうのはどうなんだろうな」
一色「あ、もしかしてショックだったんですか?」
八幡「よし、じゃあ命令するか」
一色「おっ、どうぞどうぞ」
八幡「お前今からサッカー部の部室行ってストリップしてこい」
18: 2015/12/03(木) 21:19:37.641 ID:OIrvMivR0
一色「っ!? ………………」
八幡「……そんな泣きそうな顔するなよ」
一色「だ、だって先輩がそんなこと言うなんて……」
八幡「だからそんな迂闊なこと言うなって言ったろ」
一色「で、でも、先輩は……」
八幡「嘘に決まってるだろ」
一色「!! で、ですよね?嘘ですよね?先輩が私の肌を他の男に見せようとする訳ないですもんね!?」
八幡「お、おう?」
一色「も~、先輩ってば意地が悪いですぅ」
八幡(泣いたり笑ったり忙しいな)
八幡「まぁ、ぶっちゃけ命令とか思いつかないんだよなあ」
一色「たとえばほら、嫌がる私に一生一緒にいろとか言っても良いんですよ?」
八幡「嫌だよ」
一色「そ、即答ですか……そうですか……」
八幡「お前には命令以外のもので一緒にいて欲しいからな」
一色「ふぇっ!?せ、先輩!それって……!」
八幡「ほら行くぞ、今日は寝かさんからな」
一色「えっあっ、は、はい……」
この後滅茶苦茶
おわり
八幡「……そんな泣きそうな顔するなよ」
一色「だ、だって先輩がそんなこと言うなんて……」
八幡「だからそんな迂闊なこと言うなって言ったろ」
一色「で、でも、先輩は……」
八幡「嘘に決まってるだろ」
一色「!! で、ですよね?嘘ですよね?先輩が私の肌を他の男に見せようとする訳ないですもんね!?」
八幡「お、おう?」
一色「も~、先輩ってば意地が悪いですぅ」
八幡(泣いたり笑ったり忙しいな)
八幡「まぁ、ぶっちゃけ命令とか思いつかないんだよなあ」
一色「たとえばほら、嫌がる私に一生一緒にいろとか言っても良いんですよ?」
八幡「嫌だよ」
一色「そ、即答ですか……そうですか……」
八幡「お前には命令以外のもので一緒にいて欲しいからな」
一色「ふぇっ!?せ、先輩!それって……!」
八幡「ほら行くぞ、今日は寝かさんからな」
一色「えっあっ、は、はい……」
この後滅茶苦茶
おわり
19: 2015/12/03(木) 21:20:33.666 ID:OIrvMivR0
はい次
雪乃「……」ペラッ 八幡「……」ペラッ
雪乃「……」ペラッ 八幡「……」ペラッ
20: 2015/12/03(木) 21:21:26.204 ID:OIrvMivR0
雪乃「…………」ペラッ
八幡「…………」ペラッ
雪乃「………………」ペラッ
八幡「………………」ペラッ
雪乃「ねえ」
八幡「ん?」
雪乃「軽食を用意しようと思うのだけれど、食べる?」
八幡「ああ、頂くわ」
雪乃「そう」
八幡「……」
雪乃「……」
八幡「……」ペラッ
雪乃「……」トントン
八幡「……」
雪乃「……」ジャ--
八幡「…………」ペラッ
雪乃「………………」ペラッ
八幡「………………」ペラッ
雪乃「ねえ」
八幡「ん?」
雪乃「軽食を用意しようと思うのだけれど、食べる?」
八幡「ああ、頂くわ」
雪乃「そう」
八幡「……」
雪乃「……」
八幡「……」ペラッ
雪乃「……」トントン
八幡「……」
雪乃「……」ジャ--
22: 2015/12/03(木) 21:22:25.404 ID:OIrvMivR0
八幡「……なにか手伝うか?」
雪乃「いえ、大丈夫よ、座っていてちょうだい」
八幡「おう」
雪乃「……もうすぐ出来るから……その、気持ちは受け取っておくわ」
八幡「いや、別に……」
雪乃「……はい、できたわ」
八幡「おお、サンドイッチか」
雪乃「簡単なものだけれど」
八幡「いや、美味そうだし……、んじゃありがたく、いただきます」
雪乃「はい、召し上がれ」
八幡「……んまい……」
雪乃「……そう……」
雪乃「いえ、大丈夫よ、座っていてちょうだい」
八幡「おう」
雪乃「……もうすぐ出来るから……その、気持ちは受け取っておくわ」
八幡「いや、別に……」
雪乃「……はい、できたわ」
八幡「おお、サンドイッチか」
雪乃「簡単なものだけれど」
八幡「いや、美味そうだし……、んじゃありがたく、いただきます」
雪乃「はい、召し上がれ」
八幡「……んまい……」
雪乃「……そう……」
23: 2015/12/03(木) 21:22:36.622 ID:OIrvMivR0
八幡「雪ノ下ってなんで料理上手になったんだ? やっぱりあの……」
雪乃「ええ、姉さんの影響ね……あの人はなんでもできるから」
八幡「そうか」
雪乃「今では料理が上達して良かったと思っているけれどね」
八幡「そうなのか?」
雪乃「毎日口にするものなのだから、貴方だって美味しい方が良いでしょう」
八幡「まぁそうだな……え、毎日?」
雪乃「あ、い、今のは……」
八幡「そうだな、毎日でも食べたいかもな」
雪乃「えっ、あっ、あの……」
八幡「まぁ、まずは誰かさんに釣り合うような企業に就職せんとな」
雪乃「あら、昔の誰かさんは専業主夫になると息巻いていたけれど」
八幡「さすがに雪ノ下に俺の料理とも言えないあれを食わせるのは気がひけるわ」
雪乃「そう? でもたまに作ってくれたら嬉しいけれど」
八幡「……善処する」
雪乃「楽しみに待ってるわ」
おわり
雪乃「ええ、姉さんの影響ね……あの人はなんでもできるから」
八幡「そうか」
雪乃「今では料理が上達して良かったと思っているけれどね」
八幡「そうなのか?」
雪乃「毎日口にするものなのだから、貴方だって美味しい方が良いでしょう」
八幡「まぁそうだな……え、毎日?」
雪乃「あ、い、今のは……」
八幡「そうだな、毎日でも食べたいかもな」
雪乃「えっ、あっ、あの……」
八幡「まぁ、まずは誰かさんに釣り合うような企業に就職せんとな」
雪乃「あら、昔の誰かさんは専業主夫になると息巻いていたけれど」
八幡「さすがに雪ノ下に俺の料理とも言えないあれを食わせるのは気がひけるわ」
雪乃「そう? でもたまに作ってくれたら嬉しいけれど」
八幡「……善処する」
雪乃「楽しみに待ってるわ」
おわり
24: 2015/12/03(木) 21:23:20.557 ID:OIrvMivR0
次
八幡「一色のお断り芸を真に受けてみる」
八幡「一色のお断り芸を真に受けてみる」
25: 2015/12/03(木) 21:23:58.438 ID:OIrvMivR0
一色「えっ、先輩なんですかもしかして口説いてるんですかいきなりはちょっと厳しいんでもう少し段階を踏んでからにしてもらって良いですかごめんなさい」
八幡「だからなんでそうなるんだよ……」
八幡(もう何度コイツにフラれたか分からん……というか別に告白もしてないしアピールもなんもしてないんだが)
八幡(ていうか何を考えてこんなことをするんだろうな……最早お断り芸と言っても良いだろこんなん)
八幡(……よし、もし次にごめんなさいされたらマジでショック受けたフリして一色の前から消え去ってみよう)
八幡「だからなんでそうなるんだよ……」
八幡(もう何度コイツにフラれたか分からん……というか別に告白もしてないしアピールもなんもしてないんだが)
八幡(ていうか何を考えてこんなことをするんだろうな……最早お断り芸と言っても良いだろこんなん)
八幡(……よし、もし次にごめんなさいされたらマジでショック受けたフリして一色の前から消え去ってみよう)
26: 2015/12/03(木) 21:24:25.689 ID:OIrvMivR0
翌日
一色「それってもしかしてプロポーズですかちょっと憧れますけど冷静に考えてみるとまだ早いと思うので少なくとも卒業まで待ってくださいごめんなさい」
八幡「……そうだよな、俺なんかが一色と釣り合う訳ないよな……」
一色「え?」
八幡「悪かったな……もう二度とお前の前には現れないようにするわ」
一色「ちょ、せんぱい!?」
八幡「それじゃ……」
一色「ま、待ってくださいよ!なんでいきなりそうなるんですかぁ!」
八幡「いや、良いんだ。お前が言うとおりだよ……俺はお前みたいな魅力的な人間の近くにいちゃいけないんだ」
一色「誰もそこまで言ってないじゃないですかぁ!」
八幡「今まで、ありがとな」
一色「それってもしかしてプロポーズですかちょっと憧れますけど冷静に考えてみるとまだ早いと思うので少なくとも卒業まで待ってくださいごめんなさい」
八幡「……そうだよな、俺なんかが一色と釣り合う訳ないよな……」
一色「え?」
八幡「悪かったな……もう二度とお前の前には現れないようにするわ」
一色「ちょ、せんぱい!?」
八幡「それじゃ……」
一色「ま、待ってくださいよ!なんでいきなりそうなるんですかぁ!」
八幡「いや、良いんだ。お前が言うとおりだよ……俺はお前みたいな魅力的な人間の近くにいちゃいけないんだ」
一色「誰もそこまで言ってないじゃないですかぁ!」
八幡「今まで、ありがとな」
27: 2015/12/03(木) 21:25:21.495 ID:OIrvMivR0
一色「……や、やめてくださいよ……そんな言い方……」
八幡「柄でもないけど、楽しかったよ、お前といるのは」
一色「そんな……お別れみたいな……」
八幡「ああ、じゃあな」
八幡(さあ、どうする)
一色「い……」
八幡「……」
一色「いやでずぅ……ぜんぱいどおわがれなんで……じだぐないでずぅ~」
八幡「えっ、ちょっ」
一色「ぢがうんでずぅ~……ぢがうんでずぅ~!」
ヤダナニアレ ヒド キモ レイプ センセイ ケイサツ
八幡「お、おま、こ、こっちこい」
一色「う"ぅぅ……」
八幡「柄でもないけど、楽しかったよ、お前といるのは」
一色「そんな……お別れみたいな……」
八幡「ああ、じゃあな」
八幡(さあ、どうする)
一色「い……」
八幡「……」
一色「いやでずぅ……ぜんぱいどおわがれなんで……じだぐないでずぅ~」
八幡「えっ、ちょっ」
一色「ぢがうんでずぅ~……ぢがうんでずぅ~!」
ヤダナニアレ ヒド キモ レイプ センセイ ケイサツ
八幡「お、おま、こ、こっちこい」
一色「う"ぅぅ……」
28: 2015/12/03(木) 21:26:24.203 ID:OIrvMivR0
八幡「……泣き止んだか?」
一色「……ヴぁい……」
八幡「それで、質問なんですけどね一色さん」
一色「はい?」
八幡「なんで抱きつかれちゃってるんですかね……」
一色「だって……先輩が離れていっちゃうんですもん」
八幡「いやここにいるじゃん」
一色「いつまた離れるって言うか分からないですもん」
八幡「わ、わかった、もう離れないから」
一色「……本当に離れませんか……?」
八幡「本当本当」
一色「嘘じゃないですか?」
一色「……ヴぁい……」
八幡「それで、質問なんですけどね一色さん」
一色「はい?」
八幡「なんで抱きつかれちゃってるんですかね……」
一色「だって……先輩が離れていっちゃうんですもん」
八幡「いやここにいるじゃん」
一色「いつまた離れるって言うか分からないですもん」
八幡「わ、わかった、もう離れないから」
一色「……本当に離れませんか……?」
八幡「本当本当」
一色「嘘じゃないですか?」
29: 2015/12/03(木) 21:26:34.267 ID:OIrvMivR0
八幡「八幡、嘘つかない」
一色「わかりました、一生離れないんですね?」
八幡「ん?」
一色「もう離れないって言いましたよね?」
八幡「……あれ?」
一色「これってもうプロポーズですよね?」
八幡(なんだ……結局ここでまたお断り芸か……まぁこれくらいの方が一色らしくて良いか、やれやれ)
一色「わかりました私も腹を決めます。これから一生宜しくお願いしますね、先輩!」
八幡「あーはいはい……はい?」
一色「えへへ……先輩と婚約……婚約……ふゎぁ……」
八幡「あ、あれー……?」
おわり
一色「わかりました、一生離れないんですね?」
八幡「ん?」
一色「もう離れないって言いましたよね?」
八幡「……あれ?」
一色「これってもうプロポーズですよね?」
八幡(なんだ……結局ここでまたお断り芸か……まぁこれくらいの方が一色らしくて良いか、やれやれ)
一色「わかりました私も腹を決めます。これから一生宜しくお願いしますね、先輩!」
八幡「あーはいはい……はい?」
一色「えへへ……先輩と婚約……婚約……ふゎぁ……」
八幡「あ、あれー……?」
おわり
31: 2015/12/03(木) 21:27:58.182 ID:OIrvMivR0
まだまだいくよ
結衣「ヒッキー遅いね」一色「先輩なら私と喧嘩して気まずいから来ないかもです」
結衣「ヒッキー遅いね」一色「先輩なら私と喧嘩して気まずいから来ないかもです」
32: 2015/12/03(木) 21:28:46.010 ID:OIrvMivR0
雪乃「えっ?」
結衣「ええっ、いろはちゃん、ヒッキーと喧嘩したの!? なんで!?」
一色「そ、それは……」
雪乃「……一色さん……貴女先週の金曜も来たわよね、比企谷くんも普通にしていたわ」
一色「は、はい」
雪乃「そして今日は月曜日……」
結衣「……あっ」
雪乃「……貴女たちが喧嘩したのはこの週末という事になるのだけれど」
結衣「そういえば……」
一色「……」
雪乃「さて、聞かせてもらいましょうか、この週末に何があったのかを、ね」
一色「こ、怖いです怖いです!話しますから肩を掴まないでくださいよぉ!」
一色「えっと、その……土曜日のことなんですけど……」
結衣「ええっ、いろはちゃん、ヒッキーと喧嘩したの!? なんで!?」
一色「そ、それは……」
雪乃「……一色さん……貴女先週の金曜も来たわよね、比企谷くんも普通にしていたわ」
一色「は、はい」
雪乃「そして今日は月曜日……」
結衣「……あっ」
雪乃「……貴女たちが喧嘩したのはこの週末という事になるのだけれど」
結衣「そういえば……」
一色「……」
雪乃「さて、聞かせてもらいましょうか、この週末に何があったのかを、ね」
一色「こ、怖いです怖いです!話しますから肩を掴まないでくださいよぉ!」
一色「えっと、その……土曜日のことなんですけど……」
33: 2015/12/03(木) 21:29:42.294 ID:OIrvMivR0
一色「せんぱ~い!」
八幡「遅い」
一色「ええっ!なんでそんなに厳しいんですか!」
八幡「だってお前、今日めっちゃ寒いだろ……こんな中20分も待たせるとか酷すぎるでしょう?」
一色「う、そ、それはすみません」
八幡「……まぁ、良いけどよ……ほれ、行くぞ」
一色「あ、はい!」
雪乃「ダウト」
一色「えっ?」
雪乃「なぜ一色さんと比企谷くんが土曜に一緒にいたのかしら?」
一色「そ、それはまぁ、なんというか……せ、生徒会の仕事でして!」
雪乃「へぇ……」
一色「……」
結衣「ま、まぁまぁ、ここは最後まで聞いてみようよ」
雪乃「そうね、本当に生徒会の仕事ということもありえるのだし……ごめんなさい、続きをどうぞ」
一色「は、はい、それで……」
八幡「遅い」
一色「ええっ!なんでそんなに厳しいんですか!」
八幡「だってお前、今日めっちゃ寒いだろ……こんな中20分も待たせるとか酷すぎるでしょう?」
一色「う、そ、それはすみません」
八幡「……まぁ、良いけどよ……ほれ、行くぞ」
一色「あ、はい!」
雪乃「ダウト」
一色「えっ?」
雪乃「なぜ一色さんと比企谷くんが土曜に一緒にいたのかしら?」
一色「そ、それはまぁ、なんというか……せ、生徒会の仕事でして!」
雪乃「へぇ……」
一色「……」
結衣「ま、まぁまぁ、ここは最後まで聞いてみようよ」
雪乃「そうね、本当に生徒会の仕事ということもありえるのだし……ごめんなさい、続きをどうぞ」
一色「は、はい、それで……」
34: 2015/12/03(木) 21:30:04.806 ID:OIrvMivR0
八幡「で、今日は何するんだよ」
一色「なんか今年寒いじゃないですかー?ちょっとブーツを新調しようかなと思いまして」
八幡「ほうほう……それで?」
一色「……? それで?」
八幡「え、いやなんで俺呼ばれたのか分からないんだが」
一色「ですから、ブーツを新調したいなと思いまして!」
八幡「それはさっきも聞いたけど……え、もしかしてそれだけ?」
一色「はい」
八幡「帰っても良いかな」
一色「なんでですかぁ!」
八幡「言っとくけど俺確実に役に立たないよ?」
一色「そんなことありませんよ! 頼りにしてますから!」
八幡「うーん……まぁそんじゃいってみっか……」
一色「はーいっ」
一色「なんか今年寒いじゃないですかー?ちょっとブーツを新調しようかなと思いまして」
八幡「ほうほう……それで?」
一色「……? それで?」
八幡「え、いやなんで俺呼ばれたのか分からないんだが」
一色「ですから、ブーツを新調したいなと思いまして!」
八幡「それはさっきも聞いたけど……え、もしかしてそれだけ?」
一色「はい」
八幡「帰っても良いかな」
一色「なんでですかぁ!」
八幡「言っとくけど俺確実に役に立たないよ?」
一色「そんなことありませんよ! 頼りにしてますから!」
八幡「うーん……まぁそんじゃいってみっか……」
一色「はーいっ」
35: 2015/12/03(木) 21:31:39.456 ID:OIrvMivR0
結衣「ダウト」
一色「ひっ!?」
結衣「おかしくない? それもう完全にデートじゃん2人でお出かけ?まぁそういうこともあるかもしれないけど2人で買い物ってしかもいろはちゃんのブーツってそれもう完全にデートじゃん!デートでしょ?デートだよね!?」
一色「ひいい怖いです痛いです結衣先輩!!」
雪乃「おおおおおおおち落ち着きなさい由比ヶ浜さん」
一色「ひいっ!こっちも壊れかけてませんか!」
結衣「はっ、私は一体何を……」
雪乃「ひっひっふー……ひっひっふー……ふぅ、すまないわね、続きをどうぞ」
一色「……これ本当に大丈夫なんですかね……」
一色「ひっ!?」
結衣「おかしくない? それもう完全にデートじゃん2人でお出かけ?まぁそういうこともあるかもしれないけど2人で買い物ってしかもいろはちゃんのブーツってそれもう完全にデートじゃん!デートでしょ?デートだよね!?」
一色「ひいい怖いです痛いです結衣先輩!!」
雪乃「おおおおおおおち落ち着きなさい由比ヶ浜さん」
一色「ひいっ!こっちも壊れかけてませんか!」
結衣「はっ、私は一体何を……」
雪乃「ひっひっふー……ひっひっふー……ふぅ、すまないわね、続きをどうぞ」
一色「……これ本当に大丈夫なんですかね……」
36: 2015/12/03(木) 21:32:24.737 ID:OIrvMivR0
一色「おー、さすがにいっぱいですね」
八幡「ああ、あんまりに多くて軽く引くわ」
一色「え?そこは目移りするとかじゃないんですか?」
八幡「なんで群衆を目の当たりにして目移りするんだよ、命の選別か」
一色「いや、どう考えてもここは商品の豊富さを指すところですよ」
八幡「日本語って難しいな」
一色「ですねー、で、先輩的にはどんなのが良いと思います?」
八幡「分厚くて長いやつとか温かそうで良いんじゃないか」
一色「完全にファッション性を考慮していない……」
八幡「そういうのを求められても困るんだが」
一色「でもほら、私に似合いそうとかそういうのあるじゃないですか?」
八幡「いやお前素材が良いから大抵のものは似合ってるじゃん」
一色「は!?」
八幡「あ、やべ」
八幡「ああ、あんまりに多くて軽く引くわ」
一色「え?そこは目移りするとかじゃないんですか?」
八幡「なんで群衆を目の当たりにして目移りするんだよ、命の選別か」
一色「いや、どう考えてもここは商品の豊富さを指すところですよ」
八幡「日本語って難しいな」
一色「ですねー、で、先輩的にはどんなのが良いと思います?」
八幡「分厚くて長いやつとか温かそうで良いんじゃないか」
一色「完全にファッション性を考慮していない……」
八幡「そういうのを求められても困るんだが」
一色「でもほら、私に似合いそうとかそういうのあるじゃないですか?」
八幡「いやお前素材が良いから大抵のものは似合ってるじゃん」
一色「は!?」
八幡「あ、やべ」
37: 2015/12/03(木) 21:33:15.298 ID:OIrvMivR0
一色「ちょっ、な、なんですか?せ、セクハラですから!そういうの!!謹んでください!」
八幡「そんなマジ否定されると軽くへこむけどまぁ今のは俺が悪かったわ、すまんなもう二度と言わない」
一色「え、いやちょっと待ってくださいよ、たまには言ってくれても良いんですよ」
八幡「いや、迂闊に人の容姿について言及するのは良くないってうちの婆ちゃんが言ってたからな」
一色「むぅ、良いじゃないですか減るもんじゃないですし!」
八幡「いや、お前今キレたし、俺もなんかいろいろ減ったんだが……」
一色「キレてないですし!ちょっと驚いたのとちょっと嬉しかっただけですし!」
八幡「え」
一色「あ、やば」
八幡「……」
一色「……」
八幡「お、おう、いくぞ」
一色「はぃ……」
八幡「そんなマジ否定されると軽くへこむけどまぁ今のは俺が悪かったわ、すまんなもう二度と言わない」
一色「え、いやちょっと待ってくださいよ、たまには言ってくれても良いんですよ」
八幡「いや、迂闊に人の容姿について言及するのは良くないってうちの婆ちゃんが言ってたからな」
一色「むぅ、良いじゃないですか減るもんじゃないですし!」
八幡「いや、お前今キレたし、俺もなんかいろいろ減ったんだが……」
一色「キレてないですし!ちょっと驚いたのとちょっと嬉しかっただけですし!」
八幡「え」
一色「あ、やば」
八幡「……」
一色「……」
八幡「お、おう、いくぞ」
一色「はぃ……」
38: 2015/12/03(木) 21:34:03.328 ID:OIrvMivR0
結衣「……」
雪乃「……」
結衣「あのさぁ……氏人に鞭うって楽しい?」
雪乃「……はぁ……」
一色「な、なんですかこの雰囲気……」
結衣「……はぁ……」
雪乃「良いからさっさと続けてちょうだい」
一色「は、はぁ」
雪乃「……」
結衣「あのさぁ……氏人に鞭うって楽しい?」
雪乃「……はぁ……」
一色「な、なんですかこの雰囲気……」
結衣「……はぁ……」
雪乃「良いからさっさと続けてちょうだい」
一色「は、はぁ」
39: 2015/12/03(木) 21:35:00.255 ID:OIrvMivR0
一色「まぁ、そうは言っても確かに長くて分厚い方が温かそうですよね」
八幡「分厚いと重そうだけどな」
一色「あー、それは確かに」
八幡「その点、ゴム長靴は良いぞ、薄くて軽くて、しかも蒸れるほど温かいからな」
一色「……」
八幡「なにそのゴミを見るような目」
一色「いや、流石にそれはありえなくないですか?」
八幡「……じゃ、じゃあこのなんか毛がふわっふわしたやつとか?」
一色「んー、確かにこういうのも悪くないんですけどねー……」
八幡(うおお思った以上にめんどくさいな」
一色「先輩、思いっきり心の声漏れてますけど」
八幡「あれ、口に出してた?」
一色「結構思いっきり」
八幡「……」
八幡「分厚いと重そうだけどな」
一色「あー、それは確かに」
八幡「その点、ゴム長靴は良いぞ、薄くて軽くて、しかも蒸れるほど温かいからな」
一色「……」
八幡「なにそのゴミを見るような目」
一色「いや、流石にそれはありえなくないですか?」
八幡「……じゃ、じゃあこのなんか毛がふわっふわしたやつとか?」
一色「んー、確かにこういうのも悪くないんですけどねー……」
八幡(うおお思った以上にめんどくさいな」
一色「先輩、思いっきり心の声漏れてますけど」
八幡「あれ、口に出してた?」
一色「結構思いっきり」
八幡「……」
40: 2015/12/03(木) 21:35:28.962 ID:OIrvMivR0
一色「まぁ、女子の買い物っていうのはこういうものですから、そこは慣れてください」
八幡「え、慣れるってなに? もしかして次回以降もある訳?」
一色「あ、これ可愛いです!」
八幡「流した……へー、お前こういうのが好みなのか?」
一色「なんですかダメですか?」
八幡「いや……お前の今までの私服を思い出してみたら、確かにこういう感じか」
一色「なっ、やっ、わ、私の今までの私服姿覚えてるんですか?驚きですけどなんか少し嬉しいというかなるほどそうやって私の事を籠絡しようとしてるんですねわかりますでもお付き合いするにはもう少し時間をくださいごめんなさい」
八幡「え、急にどったの」
一色「~~っ」
八幡「で、それどーすんの、試着とかしないのか?」
一色「あ、ああ、じゃ、じゃあ、穿いてみます」
八幡「おう」
一色「あ、店員さん、すみません、このブーツ試着したいんですけど~」
八幡「え、慣れるってなに? もしかして次回以降もある訳?」
一色「あ、これ可愛いです!」
八幡「流した……へー、お前こういうのが好みなのか?」
一色「なんですかダメですか?」
八幡「いや……お前の今までの私服を思い出してみたら、確かにこういう感じか」
一色「なっ、やっ、わ、私の今までの私服姿覚えてるんですか?驚きですけどなんか少し嬉しいというかなるほどそうやって私の事を籠絡しようとしてるんですねわかりますでもお付き合いするにはもう少し時間をくださいごめんなさい」
八幡「え、急にどったの」
一色「~~っ」
八幡「で、それどーすんの、試着とかしないのか?」
一色「あ、ああ、じゃ、じゃあ、穿いてみます」
八幡「おう」
一色「あ、店員さん、すみません、このブーツ試着したいんですけど~」
41: 2015/12/03(木) 21:35:59.256 ID:OIrvMivR0
一色「よいしょ」
八幡「……!」
一色「……?」
八幡「……」
一色「……あっ、せ、先輩もしかして見ましたか?」
八幡「は? 何を?」
一色「わ、私の……し、した……下着……」
八幡「いや見てねえよ」
一色「み、見ましたよね?だってわざとポジション移動しましたよね?」
八幡「いやほんとに見てないんだが」
一色「うう、そ、そりゃ一応念のためにちょっと気合の入ったやつ付けてきましたけど……」
八幡「……!」
一色「……?」
八幡「……」
一色「……あっ、せ、先輩もしかして見ましたか?」
八幡「は? 何を?」
一色「わ、私の……し、した……下着……」
八幡「いや見てねえよ」
一色「み、見ましたよね?だってわざとポジション移動しましたよね?」
八幡「いやほんとに見てないんだが」
一色「うう、そ、そりゃ一応念のためにちょっと気合の入ったやつ付けてきましたけど……」
42: 2015/12/03(木) 21:36:24.246 ID:OIrvMivR0
八幡「あのーもしもし、一色さん?聞いてます?」
一色「あ、謝ってください!もしくは感想を述べて下さい!」
八幡「いや……マジで見てないのになんなんだよ……しかも感想って……」
一色「むう、先輩男らしくないです……」
八幡「はぁ……あのさぁ……いや、もうめんどくさいから良いや」
一色「ちょっ、なんですかそれ!」
一色「あ、謝ってください!もしくは感想を述べて下さい!」
八幡「いや……マジで見てないのになんなんだよ……しかも感想って……」
一色「むう、先輩男らしくないです……」
八幡「はぁ……あのさぁ……いや、もうめんどくさいから良いや」
一色「ちょっ、なんですかそれ!」
43: 2015/12/03(木) 21:36:44.990 ID:OIrvMivR0
一色「という事でそこでちょっとした口論的な感じになってしまって険悪な空気になり、先輩は帰ってしまって……」
結衣「ゆきのん……暗いね……いつになったら夜は明けるのかな」
雪乃「由比ヶ浜さん……元気を出すのよ……きっと、きっと太陽は昇るから……」
一色「それで~、その後気まずくておはようのLINEも寝る前の電話もしてないんですよ~」
結衣「ごふっ」
雪乃「なんてこと……このままでは由比ヶ浜さんが夜明けまでもたない……!」
一色「でもこのままじゃ嫌なので、私の方から謝りに来たんですけど……やっぱり来てもらえないかなって……」
八幡「……なんだこっちに来てたのか」
一色「先輩!?」
八幡「先に生徒会室寄ったんだが、まだ来てないって言われてな」
一色「そうだったんですか……あ、あの私」
八幡「いや、俺もあの時は悪かった、すまなかったな」
一色「いえ……私も感情的になってしまって……酷いことを言ってしまい申し訳ありませんでした」
結衣「ゆきのん……暗いね……いつになったら夜は明けるのかな」
雪乃「由比ヶ浜さん……元気を出すのよ……きっと、きっと太陽は昇るから……」
一色「それで~、その後気まずくておはようのLINEも寝る前の電話もしてないんですよ~」
結衣「ごふっ」
雪乃「なんてこと……このままでは由比ヶ浜さんが夜明けまでもたない……!」
一色「でもこのままじゃ嫌なので、私の方から謝りに来たんですけど……やっぱり来てもらえないかなって……」
八幡「……なんだこっちに来てたのか」
一色「先輩!?」
八幡「先に生徒会室寄ったんだが、まだ来てないって言われてな」
一色「そうだったんですか……あ、あの私」
八幡「いや、俺もあの時は悪かった、すまなかったな」
一色「いえ……私も感情的になってしまって……酷いことを言ってしまい申し訳ありませんでした」
44: 2015/12/03(木) 21:37:20.769 ID:OIrvMivR0
八幡「おう、じゃあこれであいこな」
一色「はいっ……でも、あの、蒸し返すようで申し訳ないんですが、あのポジションチェンジは……」
八幡「ああ……あれは、その、なんだ、周りに他の男いたし、お前ちょっと目立ってたし、なんか見えそうだったし……」
一色「もしかして、先輩の体で隠してくださったんですか?」
八幡「まぁ、そんなようなものかな」
一色「せ、せぇんぱぁい……う、うぅ、それなのに私ってばひどいことを……」
八幡「いやほら、こういうことはあんまり俺から言う事じゃないから……」
一色「せぇんぱぃぃ~」
八幡「おっと……お、おい落ち着けよ……」
一色「はぁ……じゃあブーツはリベンジさせてくださいね」
八幡「え、また行くの……? まぁ、今度は露出とかそういうの考えて服着てこいよな」
一色「はいっ」
一色「はいっ……でも、あの、蒸し返すようで申し訳ないんですが、あのポジションチェンジは……」
八幡「ああ……あれは、その、なんだ、周りに他の男いたし、お前ちょっと目立ってたし、なんか見えそうだったし……」
一色「もしかして、先輩の体で隠してくださったんですか?」
八幡「まぁ、そんなようなものかな」
一色「せ、せぇんぱぁい……う、うぅ、それなのに私ってばひどいことを……」
八幡「いやほら、こういうことはあんまり俺から言う事じゃないから……」
一色「せぇんぱぃぃ~」
八幡「おっと……お、おい落ち着けよ……」
一色「はぁ……じゃあブーツはリベンジさせてくださいね」
八幡「え、また行くの……? まぁ、今度は露出とかそういうの考えて服着てこいよな」
一色「はいっ」
45: 2015/12/03(木) 21:37:33.779 ID:OIrvMivR0
結衣「………………」
雪乃「太陽が昇ってきたと思ったら太陽の光でトドメを刺されるなんて……私は吸血鬼だった……?」
結衣「ゆき……のん……」
雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん……しっかり、して……眠ってはダメ、よ……」
結衣「ふふ……あったかい……ね……ゆき、のん……」
雪乃「由比ヶ浜さん……ゆい……が……はま……さん……」
八幡「なにアイツらどったの」
一色「結果的にちょっと申し訳ないことをしてしまいましたねー……」
八幡「? まぁ二人とも安らかな顔してるから良いか……」
おわり
雪乃「太陽が昇ってきたと思ったら太陽の光でトドメを刺されるなんて……私は吸血鬼だった……?」
結衣「ゆき……のん……」
雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん……しっかり、して……眠ってはダメ、よ……」
結衣「ふふ……あったかい……ね……ゆき、のん……」
雪乃「由比ヶ浜さん……ゆい……が……はま……さん……」
八幡「なにアイツらどったの」
一色「結果的にちょっと申し訳ないことをしてしまいましたねー……」
八幡「? まぁ二人とも安らかな顔してるから良いか……」
おわり
46: 2015/12/03(木) 21:38:09.191 ID:OIrvMivR0
誰もいないけど
平塚「おい、比企谷、今夜大丈夫か」八幡「ああ、大丈夫っすよ」
平塚「おい、比企谷、今夜大丈夫か」八幡「ああ、大丈夫っすよ」
47: 2015/12/03(木) 21:39:20.240 ID:OIrvMivR0
一色「ってさっき先輩と平塚先生が会話してたのを聞いてしまったんです」
雪乃「なんですって……」
結衣「ええっ、生徒と教師って……ありなの?」
雪乃「ダメに決まってるわよ……事が露見すれば最悪平塚先生は退職あるいは転任、比企谷くんも退学に……」
結衣「はわわわ……」
雪乃「これは問いただす必要があるわね……」
八幡「うーっす」
結衣「……」
雪乃「……」
一色「……」
八幡「へ、なにこの空気、俺帰った方が良い?」
雪乃「……ちょっとそこに座りなさい」
雪乃「なんですって……」
結衣「ええっ、生徒と教師って……ありなの?」
雪乃「ダメに決まってるわよ……事が露見すれば最悪平塚先生は退職あるいは転任、比企谷くんも退学に……」
結衣「はわわわ……」
雪乃「これは問いただす必要があるわね……」
八幡「うーっす」
結衣「……」
雪乃「……」
一色「……」
八幡「へ、なにこの空気、俺帰った方が良い?」
雪乃「……ちょっとそこに座りなさい」
48: 2015/12/03(木) 21:39:38.441 ID:OIrvMivR0
八幡「……」
結衣「……」
雪乃「……」
一色「……」
八幡「……」
結衣「……」
雪乃「……」
一色「……」
八幡「なあ、なんなんだよ」
結衣「ゆ、ゆきのん……」
雪乃「う……え、ええと……その……」
一色「先輩と平塚先生ってみんなに内緒で付き合ったりされてるんですかー?」
八幡「!?」
結衣「い、いろはちゃん直球……」
雪乃「大胆ね……」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
結衣「……」
雪乃「……」
一色「……」
八幡「……」
結衣「……」
雪乃「……」
一色「……」
八幡「なあ、なんなんだよ」
結衣「ゆ、ゆきのん……」
雪乃「う……え、ええと……その……」
一色「先輩と平塚先生ってみんなに内緒で付き合ったりされてるんですかー?」
八幡「!?」
結衣「い、いろはちゃん直球……」
雪乃「大胆ね……」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
49: 2015/12/03(木) 21:40:19.032 ID:OIrvMivR0
八幡「なんでそんな話になってんだよ」
一色「否定はしないんですね?」
結衣「じゃ、じゃあ……」
雪乃「比企谷くん……」
一色「いや、前からちょっと怪しい雰囲気出してるような気はしてたんですけどね」
結衣「えっ、ホント!?」
雪乃「そう言われてみれば、他の生徒に比べて比企谷くんに目をかけている気はするわね」
結衣「た、確かに……」
八幡「根も葉もないんだが……なんでそんな事になっちゃってんの」
一色「さっき廊下で……」
一色「否定はしないんですね?」
結衣「じゃ、じゃあ……」
雪乃「比企谷くん……」
一色「いや、前からちょっと怪しい雰囲気出してるような気はしてたんですけどね」
結衣「えっ、ホント!?」
雪乃「そう言われてみれば、他の生徒に比べて比企谷くんに目をかけている気はするわね」
結衣「た、確かに……」
八幡「根も葉もないんだが……なんでそんな事になっちゃってんの」
一色「さっき廊下で……」
50: 2015/12/03(木) 21:40:44.175 ID:OIrvMivR0
八幡「なるほど、確かにそこだけ抜き出すとそんなニュアンスがないこともないか?」
一色「で、真相はどうなんですか?」
八幡「だからさっきから否定してるだろうが……そんな訳ないわ」
一色「じゃあなんだったんですかー」
八幡「……今夜一緒にラーメン食べに行くんだよ」
結衣「それってデートじゃん!」
雪乃「やはり……」
八幡「なりたけの期間限定、背脂特盛り、その名も『超ギタギタ』だぞ……」
一色「うぇ、もしかしてあそこですか……」
結衣「え、いろはちゃん?」
一色「あっ」
雪乃「……その件については後でしっかり聞くとして……背脂大盛り……?想像がつかないのだけれど」
八幡「雪ノ下は料理得意だし、背脂くらいは分かるか」
雪乃「ええ……でもそれをラーメンに載せるの?」
八幡「載せるなんていうレベルじゃないな、埋め尽くされるらしい」
一色「で、真相はどうなんですか?」
八幡「だからさっきから否定してるだろうが……そんな訳ないわ」
一色「じゃあなんだったんですかー」
八幡「……今夜一緒にラーメン食べに行くんだよ」
結衣「それってデートじゃん!」
雪乃「やはり……」
八幡「なりたけの期間限定、背脂特盛り、その名も『超ギタギタ』だぞ……」
一色「うぇ、もしかしてあそこですか……」
結衣「え、いろはちゃん?」
一色「あっ」
雪乃「……その件については後でしっかり聞くとして……背脂大盛り……?想像がつかないのだけれど」
八幡「雪ノ下は料理得意だし、背脂くらいは分かるか」
雪乃「ええ……でもそれをラーメンに載せるの?」
八幡「載せるなんていうレベルじゃないな、埋め尽くされるらしい」
51: 2015/12/03(木) 21:41:47.414 ID:OIrvMivR0
一色「うわあ……」
雪乃「……ラーメンのあの大きな丼に?」
八幡「そらそうよ」
雪乃「話を聞くだけで胃がもたれそうだわ……」
八幡「俺はその店の常連だし、いつもギタギタ食べてるからな、挑戦してみたいとは思っててな」
一色「あれより上があるんですか……」
結衣「いろはちゃん顔青いよ?大丈夫?」
八幡「んで、その話を先生にしたら、じゃあ私も食べてみたいってなってな……」
一色「平塚先生、あれイケるんですか……」
結衣「それは流石にちょっと無理そうだねぇ……あはは」
雪乃「まぁ、なにもないのなら良いわ……それじゃあ帰りましょうか……なんだか気分が悪いわ……」
八幡「そこまでかよ……」
一色「あっ、そうだ先輩、ちょっとだけ生徒会の仕事手伝ってくださいよ、力仕事なんです」
八幡「わーったよ……まぁ今日はまだちっと早いし少しくらい手伝ってやる」
結衣「じゃ、じゃあ私はゆきのん送って一緒に帰るから、また明日ね、いろはちゃん、ヒッキー」
雪乃「ごめんなさいね、由比ヶ浜さん……それじゃ、また」
八幡「おう、おつかれ」
一色「はーい、また明日でーす」
雪乃「……ラーメンのあの大きな丼に?」
八幡「そらそうよ」
雪乃「話を聞くだけで胃がもたれそうだわ……」
八幡「俺はその店の常連だし、いつもギタギタ食べてるからな、挑戦してみたいとは思っててな」
一色「あれより上があるんですか……」
結衣「いろはちゃん顔青いよ?大丈夫?」
八幡「んで、その話を先生にしたら、じゃあ私も食べてみたいってなってな……」
一色「平塚先生、あれイケるんですか……」
結衣「それは流石にちょっと無理そうだねぇ……あはは」
雪乃「まぁ、なにもないのなら良いわ……それじゃあ帰りましょうか……なんだか気分が悪いわ……」
八幡「そこまでかよ……」
一色「あっ、そうだ先輩、ちょっとだけ生徒会の仕事手伝ってくださいよ、力仕事なんです」
八幡「わーったよ……まぁ今日はまだちっと早いし少しくらい手伝ってやる」
結衣「じゃ、じゃあ私はゆきのん送って一緒に帰るから、また明日ね、いろはちゃん、ヒッキー」
雪乃「ごめんなさいね、由比ヶ浜さん……それじゃ、また」
八幡「おう、おつかれ」
一色「はーい、また明日でーす」
52: 2015/12/03(木) 21:43:06.499 ID:OIrvMivR0
八幡「なんかすっかり俺が生徒会の仕事を手伝うのが当たり前になってるな……」
一色「まぁまぁ、良いじゃないですかー?」
八幡「いや、別に文句じゃないんだが」
一色「あ、ところで先輩、今夜平塚先生と何時くらいの約束なんですか?」
八幡「……19時くらいに駅前の予定だけど」
一色「じゃあ私も一回家に帰ってから来ますね」
八幡「へ?」
一色「だって、別に一緒に行くからって同じものを食べなきゃいけない必要はないですよね?」
八幡「……それはまぁ」
一色「あのお店、結構おいしかったですし、あっさりなら食べれますし!」
八幡「ふむ」
一色「まぁまぁ、良いじゃないですかー?」
八幡「いや、別に文句じゃないんだが」
一色「あ、ところで先輩、今夜平塚先生と何時くらいの約束なんですか?」
八幡「……19時くらいに駅前の予定だけど」
一色「じゃあ私も一回家に帰ってから来ますね」
八幡「へ?」
一色「だって、別に一緒に行くからって同じものを食べなきゃいけない必要はないですよね?」
八幡「……それはまぁ」
一色「あのお店、結構おいしかったですし、あっさりなら食べれますし!」
八幡「ふむ」
53: 2015/12/03(木) 21:43:45.163 ID:OIrvMivR0
一色「それに、先生と先輩が夜に二人きりでいるのを誰かに見られたらあらぬ噂が立つかもしれないじゃないですか」
一色「でも私が一緒ならそういう心配もありませんよ!」
八幡「……一理あるな、まぁ、好きにしろ」
一色「はーい、そうしまーす」
八幡(……なぜそれをさっき由比ヶ浜や雪ノ下がいる時に言わなかったのか……)
八幡(ちなみに先生は超良い笑顔でしっかり完食なされた……あんだけの背脂の量なのに)
八幡(あと一色に一口二口食べられた……流石にちょっときつかったらしいが次はあっさりじゃなくふつうでも行けそうとか言ってた)
八幡(アイツ結構イケる口だな……それともなりたけが神なのだろうかそうだなそうに違いない)
おわり
一色「でも私が一緒ならそういう心配もありませんよ!」
八幡「……一理あるな、まぁ、好きにしろ」
一色「はーい、そうしまーす」
八幡(……なぜそれをさっき由比ヶ浜や雪ノ下がいる時に言わなかったのか……)
八幡(ちなみに先生は超良い笑顔でしっかり完食なされた……あんだけの背脂の量なのに)
八幡(あと一色に一口二口食べられた……流石にちょっときつかったらしいが次はあっさりじゃなくふつうでも行けそうとか言ってた)
八幡(アイツ結構イケる口だな……それともなりたけが神なのだろうかそうだなそうに違いない)
おわり
54: 2015/12/03(木) 21:44:27.766 ID:OIrvMivR0
まさに便所の落書きすなぁ
小町「そこに睡眠薬で眠らされたお兄ちゃんがおるじゃろ?」
小町「そこに睡眠薬で眠らされたお兄ちゃんがおるじゃろ?」
55: 2015/12/03(木) 21:45:01.369 ID:OIrvMivR0
小町「おっと早くも一人目が来たようですよ」
一色「こんにちわ~でーっす……ってあれ?」
小町「一人目は一色いろはさん……1年生で生徒会長ですか、すごいですね」
平塚「まぁよくやってくれているよ、さぼりがちなところもあるがね」
小町「ほうほう、おっと、その一色さん、どうやらお兄ちゃんに気付いたようです」
一色「先輩?寝てるんですか?せーんぱーい?」
小町「おっと警戒していますね」
一色「んー……」
小町「つんつんして反応を見ています」
平塚「ふむ、まぁ、普通の反応だな」
小町「ですねえ」
一色「こんにちわ~でーっす……ってあれ?」
小町「一人目は一色いろはさん……1年生で生徒会長ですか、すごいですね」
平塚「まぁよくやってくれているよ、さぼりがちなところもあるがね」
小町「ほうほう、おっと、その一色さん、どうやらお兄ちゃんに気付いたようです」
一色「先輩?寝てるんですか?せーんぱーい?」
小町「おっと警戒していますね」
一色「んー……」
小町「つんつんして反応を見ています」
平塚「ふむ、まぁ、普通の反応だな」
小町「ですねえ」
56: 2015/12/03(木) 21:46:25.729 ID:OIrvMivR0
一色「先輩、ホントは起きてるんですか?いきなり私の事を驚かそうとしてないですか?」
一色「むう……すぅ……ふーーーーー」
小町「おおっとぉ、いきなり出ました!大技、耳にふーっ!」
平塚「な、なんと、大胆だな、今どきの若い子は」
小町「しかしお兄ちゃん無反応!さあどうする一色さん!」
一色「……本当に寝てるんですかね……えいえい」
小町「なーんとぉ!自分の髪の毛をつまんでほっぺたこしょこしょ攻撃だぁぁぁ!」
平塚「近い!顔が近いぞ!大丈夫なのかこれは!」
小町「セーフ!!余裕のセーフです!」
一色「全く反応がないのもつまらないですね……うーん、本当に寝てるのかも」
小町「いやぁ、なかなか疑り深いですよ、この人!」
平塚「うむ、そう簡単に人を信じない傾向がある」
一色「むう……すぅ……ふーーーーー」
小町「おおっとぉ、いきなり出ました!大技、耳にふーっ!」
平塚「な、なんと、大胆だな、今どきの若い子は」
小町「しかしお兄ちゃん無反応!さあどうする一色さん!」
一色「……本当に寝てるんですかね……えいえい」
小町「なーんとぉ!自分の髪の毛をつまんでほっぺたこしょこしょ攻撃だぁぁぁ!」
平塚「近い!顔が近いぞ!大丈夫なのかこれは!」
小町「セーフ!!余裕のセーフです!」
一色「全く反応がないのもつまらないですね……うーん、本当に寝てるのかも」
小町「いやぁ、なかなか疑り深いですよ、この人!」
平塚「うむ、そう簡単に人を信じない傾向がある」
58: 2015/12/03(木) 21:47:59.423 ID:OIrvMivR0
一色「……目を開けてると途端に人相悪くなるのになぁ」
一色「意外と可愛い顔して寝るんですね、先輩」
小町「こーれは乙女!顔の正面に回ってお兄ちゃんの寝顔をじっと見ているぅぅう!」
平塚「実は純情派ということか?」
一色「ん……なんか私も眠く……ふぁ……」
小町「なんと!お兄ちゃんの前でおねむ~~!お兄ちゃん信頼されてますねえ」
平塚「うーむ、男の前であっさり寝るなんて……」
小町「いやいや、これは信頼の証ですよ!結構小町的にポイント高いです!」
平塚「そ、そうか?こういうのが良いのか……私はてっきり据え膳……」
小町「平塚先生はちょっと漢らしすぎるところが玉に瑕なんですよねえ」
平塚「ぐはっ」
小町「今日はここまですかね、それでは明日!またこの時間にお会いしましょう!さようなら!」
平塚「えっ、今日もう終わりなのか、ていうか明日もやるのか?仕事があるんだが……」
一色「意外と可愛い顔して寝るんですね、先輩」
小町「こーれは乙女!顔の正面に回ってお兄ちゃんの寝顔をじっと見ているぅぅう!」
平塚「実は純情派ということか?」
一色「ん……なんか私も眠く……ふぁ……」
小町「なんと!お兄ちゃんの前でおねむ~~!お兄ちゃん信頼されてますねえ」
平塚「うーむ、男の前であっさり寝るなんて……」
小町「いやいや、これは信頼の証ですよ!結構小町的にポイント高いです!」
平塚「そ、そうか?こういうのが良いのか……私はてっきり据え膳……」
小町「平塚先生はちょっと漢らしすぎるところが玉に瑕なんですよねえ」
平塚「ぐはっ」
小町「今日はここまですかね、それでは明日!またこの時間にお会いしましょう!さようなら!」
平塚「えっ、今日もう終わりなのか、ていうか明日もやるのか?仕事があるんだが……」
59: 2015/12/03(木) 21:49:34.615 ID:OIrvMivR0
小町「さぁて始まりました、2日目は~……」
結衣「やっはろ~!ってあれ、ヒッキーだけ?」
小町「由比ヶ浜結衣さんです!」
平塚「由比ヶ浜か、あいつはあれで結構な純情派だからな」
結衣「ヒッキー……?寝てるの……?」
小町「おっ、結衣さん、早くも興味津々でターゲットに接近!」
結衣「……寝てる……」
小町「おっと、あっさり信じましたね、このあたり昨日の一色さんとはえらい違い」
平塚「あれ?なんか一色に対して棘がないかな?」
結衣「……なんか珍しいな、部室でヒッキーが寝てるのって……教室ではいつも寝てるけど」
小町「お兄ちゃん……」
平塚「比企谷……」
結衣「やっはろ~!ってあれ、ヒッキーだけ?」
小町「由比ヶ浜結衣さんです!」
平塚「由比ヶ浜か、あいつはあれで結構な純情派だからな」
結衣「ヒッキー……?寝てるの……?」
小町「おっ、結衣さん、早くも興味津々でターゲットに接近!」
結衣「……寝てる……」
小町「おっと、あっさり信じましたね、このあたり昨日の一色さんとはえらい違い」
平塚「あれ?なんか一色に対して棘がないかな?」
結衣「……なんか珍しいな、部室でヒッキーが寝てるのって……教室ではいつも寝てるけど」
小町「お兄ちゃん……」
平塚「比企谷……」
60: 2015/12/03(木) 21:50:23.735 ID:OIrvMivR0
結衣「ふふっ、いつもありがとね、ヒッキー」
小町「おっと、なでなで!寝てるお兄ちゃんの頭を優しくなでなで攻撃です!」
平塚「うーむ、母性があふれ出ているな」
小町「平塚先生にも欲しいですねえ」
平塚「えっ」
結衣「それにしても全然起きない……そんなにぐっすり寝てるのかな…………」
小町「おっ」
平塚「ん?」
小町「頬を赤らめて……顔が少しずつ……」
平塚「ちょ、おい、これはまずいだろう!」
小町「今いいところだから静かにしてください」
平塚「おうふ」
結衣「…………や、やっぱこういうのは良くないよね、あははは……」
小町「日和ったああああああああああああ」
小町「おっと、なでなで!寝てるお兄ちゃんの頭を優しくなでなで攻撃です!」
平塚「うーむ、母性があふれ出ているな」
小町「平塚先生にも欲しいですねえ」
平塚「えっ」
結衣「それにしても全然起きない……そんなにぐっすり寝てるのかな…………」
小町「おっ」
平塚「ん?」
小町「頬を赤らめて……顔が少しずつ……」
平塚「ちょ、おい、これはまずいだろう!」
小町「今いいところだから静かにしてください」
平塚「おうふ」
結衣「…………や、やっぱこういうのは良くないよね、あははは……」
小町「日和ったああああああああああああ」
61: 2015/12/03(木) 21:50:54.839 ID:OIrvMivR0
平塚「由比ヶ浜!先生は信じていたぞ!」
小町「生徒が目の前で自分の先に行かないことを?」
平塚「そう!生徒が目の前で私より先にキスこらぁぁぁぁぁあ!」
小町「うーん、結局結衣さんはいつもの席に座ってスマホをいじり始めまちゃいましたね」
平塚「うむ、健全健全」
小町「むぅ、小町はちょっと不満です……本命の一人だったのになぁ」
平塚「おや、由比ヶ浜の様子が……」
小町「あっ、こっそりお兄ちゃんの寝顔を盗撮しましたよ!ほくほく顔だー!」
平塚「うーむ、やはり純情派」
小町「まぁ悪くない感触ですがもうひと押ししてほしかったですねー」
平塚「いやあ、高校生のうちからというのは良くないって先生思うな」
小町「じゃあ今日はここまでですかね!また明日!!」
平塚「そろそろ仕事が……とほほ」
小町「生徒が目の前で自分の先に行かないことを?」
平塚「そう!生徒が目の前で私より先にキスこらぁぁぁぁぁあ!」
小町「うーん、結局結衣さんはいつもの席に座ってスマホをいじり始めまちゃいましたね」
平塚「うむ、健全健全」
小町「むぅ、小町はちょっと不満です……本命の一人だったのになぁ」
平塚「おや、由比ヶ浜の様子が……」
小町「あっ、こっそりお兄ちゃんの寝顔を盗撮しましたよ!ほくほく顔だー!」
平塚「うーむ、やはり純情派」
小町「まぁ悪くない感触ですがもうひと押ししてほしかったですねー」
平塚「いやあ、高校生のうちからというのは良くないって先生思うな」
小町「じゃあ今日はここまでですかね!また明日!!」
平塚「そろそろ仕事が……とほほ」
62: 2015/12/03(木) 21:51:36.810 ID:OIrvMivR0
小町「はい、最終日三日目、今日はもちろんこの方」
雪乃「……驚いた、先に来ていたのね」
小町「雪ノ下雪乃さんです!」
平塚「私が言うのもなんだが雪ノ下は何もしないだろう」
小町「む、そうですか?」
平塚「……あの子は色恋とかそういうのはまるでダメだよ、無関心というか不器用というか」
小町「それは自己紹介ですか?」
平塚「なんか昨日から私に随分辛辣なような気がするんだが……」
小町「気のせいです、さて雪乃さんはどう出るか……」
雪乃「……寝ているの?」
小町「やはり最初は牽制から入ります、慎重な性格です」
雪乃「……寝ているのなら、良いのだけれど」
平塚「まっすぐいつもの席に向かったな」
雪乃「……驚いた、先に来ていたのね」
小町「雪ノ下雪乃さんです!」
平塚「私が言うのもなんだが雪ノ下は何もしないだろう」
小町「む、そうですか?」
平塚「……あの子は色恋とかそういうのはまるでダメだよ、無関心というか不器用というか」
小町「それは自己紹介ですか?」
平塚「なんか昨日から私に随分辛辣なような気がするんだが……」
小町「気のせいです、さて雪乃さんはどう出るか……」
雪乃「……寝ているの?」
小町「やはり最初は牽制から入ります、慎重な性格です」
雪乃「……寝ているのなら、良いのだけれど」
平塚「まっすぐいつもの席に向かったな」
63: 2015/12/03(木) 21:52:12.158 ID:OIrvMivR0
小町「あらら……これは今日はもう終わりですかねえ」
雪乃「……まったく、風邪をひくわよ……」
小町「おっとぉ!ブランケットをかけに行くスタイルです!こーれはなかなか小町的にポイント高い!」
平塚「ほう、不器用なりに気遣っているのが分かる行動だな」
小町「悪くない、悪くないですよ!」
雪乃「……」
小町「あーっ、しかし、お兄ちゃんの顔を一瞥して席に戻ってしまったー!」
平塚「まぁ、こんなところだろう、むしろブランケットをかけてあげただけでも大した成長だよ」
小町「そういうことになるんですかね……うーん、やっぱり学校でやるのがいけないのかな」
平塚「む?」
小町「ほらやっぱり部室だといつ誰が来るか分からないじゃないですか」
平塚「確かに」
雪乃「……まったく、風邪をひくわよ……」
小町「おっとぉ!ブランケットをかけに行くスタイルです!こーれはなかなか小町的にポイント高い!」
平塚「ほう、不器用なりに気遣っているのが分かる行動だな」
小町「悪くない、悪くないですよ!」
雪乃「……」
小町「あーっ、しかし、お兄ちゃんの顔を一瞥して席に戻ってしまったー!」
平塚「まぁ、こんなところだろう、むしろブランケットをかけてあげただけでも大した成長だよ」
小町「そういうことになるんですかね……うーん、やっぱり学校でやるのがいけないのかな」
平塚「む?」
小町「ほらやっぱり部室だといつ誰が来るか分からないじゃないですか」
平塚「確かに」
64: 2015/12/03(木) 21:52:39.580 ID:OIrvMivR0
小町「お兄ちゃんは起きないですけど、そういう意味ではあまり冒険に出られないというか」
平塚「冒険って……妹さん、君はいったい彼女たちに何を求めているのかね」
小町「そりゃもう既成事実ですよ」
平塚「ぶっ」
小町「ふーむ、次はウチを提供しますかね……」
小町「お兄ちゃんから家に来いとメールが送られてきて、いざ着いたら寝てるお兄ちゃん」
小町「美女が野獣になるのかどうか……うんうん、これにしましょう!」
平塚「比企谷……君の妹は恐ろしい子だぞ……」
小町「それは今日はこの辺で!また来週!」
平塚「えっ、来週も?」
おわり
平塚「冒険って……妹さん、君はいったい彼女たちに何を求めているのかね」
小町「そりゃもう既成事実ですよ」
平塚「ぶっ」
小町「ふーむ、次はウチを提供しますかね……」
小町「お兄ちゃんから家に来いとメールが送られてきて、いざ着いたら寝てるお兄ちゃん」
小町「美女が野獣になるのかどうか……うんうん、これにしましょう!」
平塚「比企谷……君の妹は恐ろしい子だぞ……」
小町「それは今日はこの辺で!また来週!」
平塚「えっ、来週も?」
おわり
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