1: 2012/05/05(土) 00:54:41.54 ID:cqikE5+C0
小鳥「もぐもぐ」

小鳥「ピヨピヨ」

小鳥「……」

小鳥「ああ」

小鳥「さみしいなあ」

小鳥「……」

小鳥「お風呂入ろう」

小鳥「……」

小鳥「うっ……ううっ……ひっく」

2: 2012/05/05(土) 00:55:29.45
俺が引き取ろう

3: 2012/05/05(土) 00:55:42.80
は?俺がいるだろ

8: 2012/05/05(土) 00:57:06.68
モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ、独りで静かで豊かで・・・

9: 2012/05/05(土) 01:01:03.27 ID:cqikE5+C0
~翌日・事務所~

P「……さん」

P「音無さん!」

小鳥「ピ、ピヨッ!?」

P「もう、寝てたでしょ今」

小鳥「な、なな、何を言ってるんですか、私はさっきからバリバリ働いてますよ!」

小鳥「書類だってこのとお」

P「20分前に僕が出した経理の書類、まだ机の上にあるじゃないですか」

小鳥「……すいません、最近何だか疲れがとれなくて」

P「あまり無理はしないでくださいよ」

小鳥「いえ、無理なんてしてません。なのに、だめなんです」

小鳥「もう若くないって、ことですよねえ」

小鳥「うふふふふふふふふ……」

P「ちょっと、どこ行くんですか!音無さーん!」

12: 2012/05/05(土) 01:04:35.22 ID:cqikE5+C0
~夕方~

小鳥「ふー、ようやく一段落ついたかな」

P「あ、音無さん。もう終わります?」

小鳥「え?ええ、まああともうちょっとで」

P「昼間の話の続きなんですがね」

小鳥「ぴよ?」

P「実はここのところ、僕もそうなんですよ」

小鳥「えっ」

小鳥「プロデューサーさんも、毎日一人でごはん食べながら泣いてるんですか!?」

P「何の話ですか」

小鳥「えっ」

P「いやね、僕も最近、いつもと同じ睡眠時間なんですが、妙に疲れが残っちゃって」

小鳥「はあ」

P「どうも色々調べてみると、食生活に問題があるみたいですよ」

13: 2012/05/05(土) 01:08:51.10 ID:cqikE5+C0
P「さて、僕と同じく一人暮らしの音無さん」

小鳥「は、はい」

P「昨日の晩ご飯、何食べました?」

小鳥「え?えっと、えっと……」

P「ちなみに僕はコンビニ弁当でした」

小鳥「わ、私は……その」

P「ん?」

小鳥「いかの塩辛と、枝豆と、ポテトサラダを……」

P「おっさんじゃないんですから……」

小鳥「ぴよ……」

15: 2012/05/05(土) 01:18:24.57 ID:cqikE5+C0
P「やっぱり外食とか、お弁当が多くなるじゃないですか」

小鳥「ええ、そりゃもう」

P「ちゃんと献立考えて自炊ができればなあ、なんて思ったことは?」

小鳥「常日頃から」

P「でも、一人分作るのって実は結構大変で、手間もお金も余分に掛かっちゃう」

小鳥「そうなんですよ」

P「奇遇ですね、僕も同じ事を思っていました」

小鳥「はあ」

P「どうです?一緒に晩ご飯作って二人で食べるって言うのは」

小鳥「……」

P「二人でやれば、お互いが監視役ってことで三日坊主で終わることもないだろうし」

P「材料費も安く済むし、料理の手間も半分だし……って、聞いてます?」

小鳥「……ウヘヘ」

小鳥「はっ……す、すいません。ちょっと自分の世界に入ってました」


86: 2012/05/05(土) 11:16:22.29 ID:Ve83HEe6O

小鳥「あ…で…でもどこで料理を作るんですか?まさかお互いの家とかっ!?」


P「あ~、そうですね」


小鳥「プ…プロデューサーさんの家……」ピヘヘ


P「ここで良いんじゃないですか?」


小鳥「へ?」

89: 2012/05/05(土) 11:25:31.86 ID:Ve83HEe6O
P「事務所にコンロ持ち込んで、ここで料理しましょう」


小鳥「あ…はい…(うぅ…プロデューサーさんのおうちで一緒にお料理…)」


P「じゃあ来週からって事で、徐々に調味料とか調理器具とか持ち込みますかね」


小鳥「はい!な…なんだか楽しみです」

94: 2012/05/05(土) 11:42:42.54 ID:Ve83HEe6O
~~~~翌週~~~~


P「じゃあ、最初は俺から作りますね」


小鳥「はいっ!楽しみです♪」


P「そんな期待されるとちょっと…」ハハ


小鳥「…あ…はい…重いですよね…良く言われ…」


P「え?…い、いやそんな事ないですよ!」アワワ

95: 2012/05/05(土) 11:51:24.29 ID:Ve83HEe6O
P「では気をとり直して、まずはこちらの鳥モモ肉を!」


小鳥「ピヨッ!?」


P「フォークで刺して!」ブスッ!!ブスッ!


小鳥「ピヘッ!(あぁ!プロデューサーさんそんなに乱暴に突くなんて)」(;><)

98: 2012/05/05(土) 12:00:40.65 ID:Ve83HEe6O
P「皮からフライパンで焼きます!」ジュー


小鳥「アワワ…(熱いっ!熱いわっ!)」


P「焦げ目がついたら反対側を…よし、良い感じ」


小鳥「あぅ…(今度は後ろから…)」


P「ここで砂糖とみりんと醤油を合わせた調味料を絡めて…」ジュー


小鳥「プロデューサーさん…良い匂い…」ピヘヘ

100: 2012/05/05(土) 12:11:25.71 ID:Ve83HEe6O
P「はい、切って盛り付けて…鶏肉の照り焼き完成です」


小鳥「わぁ~」パチパチ


P「後は音無さんが作ったポテトサラダと、俺が作った残ったジャガイモとキャベツのお味噌汁っと」


小鳥「豪華ですねぇ~(昨日の寂しい晩酌と比べたら天国と地獄です)」シミジミ


P&小鳥「いっただきま~す!!」


101: 2012/05/05(土) 12:15:26.38 ID:Ve83HEe6O
P「…音無さんどうですか?お口に合いますか?」


小鳥「ピッ!ピッ!」モグモグモグモグモグモグ


P「ハハ、喜んで頂けて何よりです。音無さんが作ったポテトサラダもとっても美味しいですよ」


小鳥「ピピピィ!」モグモグモグモグモグモグ

107: 2012/05/05(土) 12:26:47.58 ID:Ve83HEe6O
小鳥「とっても美味しいです!プロデューサーさんお料理お上手!!」


P「いやいや、切って炒めて簡単に作れるものだけですよ」



亜美真美「ただいま→」


小鳥「あら?亜美ちゃん真美ちゃんお帰りなさい」


P「おぉ?お帰り…あれ?今日二人の仕事なんてあったか?」

110: 2012/05/05(土) 12:43:15.93 ID:Ve83HEe6O
亜美「ん→ん、真美の仕事終わるの待って、その後二人で遊んでただけ」


真美「ピヨちゃんと兄ちゃん達は何してたの?」


P「仕事を終えて今夕飯を食べてる所だ」


亜美「おぉ!どおりで良い匂いが!あ→ん」パクパク


P「たく、しょうがないなほれ」ヒョイ


亜美「んむんむ、甘いタレがよく絡んでご飯が進みますなぁ!」


真美「あ…(間接キス)」

113: 2012/05/05(土) 12:54:07.53 ID:Ve83HEe6O
亜美「ほれほれ真美、おいし→よ!」


真美「うん、ピヨちゃん頂→戴」


小鳥「ダメです」ピヨッ


亜美「え→?良いじゃんピヨちゃんのケチ→!」


小鳥「ダメです、折角プロデューサーさんが作ってくれたんですからあたしの分はあげません」プイッ


114: 2012/05/05(土) 13:00:37.89 ID:Ve83HEe6O
亜美「これ兄ちゃんの手作りなの?」


P「照り焼きと味噌汁はな、ポテトサラダは音無さんが作ったんだよ」


小鳥「真美ちゃん、欲しかったらプロデューサーさんからもらってね」チラ


真美「うぅ→」オズオズ

117: 2012/05/05(土) 13:20:34.56 ID:Ve83HEe6O
P「しょうがないな、ほれ真美あ~ん」


真美「えっ!?」


P「ほら早くしろよ」


真美「あ…あ→///」


ヒョイ


真美「ん///」モクモク


P「どうだ?」


真美「お…美味しいよ…とっても…」エヘヘ


小鳥「…………(真美ちゃん可愛いぃぃぃぃ)」ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ

125: 2012/05/05(土) 13:29:55.38 ID:Ve83HEe6O
亜美「あ→良いなぁ、兄ちゃん亜美にも!」


P「はいはい」


ア~ン


小鳥「………」ピィ

127: 2012/05/05(土) 13:38:12.70 ID:Ve83HEe6O
小鳥「ぷ…プロデューサーさんっ!!」ガタッ


P「はい?」


小鳥「あ…あ~ん…」パクパク


亜美「ピヨちゃん…」


真美「それはちょっと…」


130: 2012/05/05(土) 13:52:03.28 ID:Ve83HEe6O
小鳥「すいませんね…2×歳が調子に乗って……」ズゥーン


亜美「よしよし」ナデナデ


真美「良い子良い子」ナデナデ


P「…あはは」

134: 2012/05/05(土) 14:00:47.00 ID:Ve83HEe6O
P「ん…ゴホン、はい音無さん」


小鳥「…何ですか?」グスン


P「ほら、あ~ん」


小鳥「えっ!?えっ!?」


亜美「良かったね→ピヨちゃん」


真美「良いなぁ」ボソッ

137: 2012/05/05(土) 14:13:28.62 ID:Ve83HEe6O
P「あ~ん」


小鳥「あ…あ~」


ヒョイ


小鳥「………」モクモク



亜美真美「ねぇどんな気持ち?今ピヨちゃんどんな気持ち?」


小鳥「………」ポタッ


P&亜美&真美「えっ」

145: 2012/05/05(土) 14:33:31.49 ID:Ve83HEe6O
小鳥「…ふっ…ぐすっ…ふぇ…」ポタポタ


亜美「あ→、兄ちゃんいけないんだ→」


P「お…俺のせいか?」


真美「兄ちゃん…謝るなら今のうちだよ」


小鳥「…ぢ…ぢが…いづも…ご飯…寂じぐで…」グスッグスッ


153: 2012/05/05(土) 14:45:39.47 ID:Ve83HEe6O
小鳥「…だがら…楽じぐで……」グシグシ


真美「ピヨちゃん」ナデナデ


亜美「大人は大変ですな→」ナデナデ


小鳥「う゛わ゛ぁ゛~んっ!」ギュウー


亜美真美「オウフ」

155: 2012/05/05(土) 14:47:16.68 ID:Ve83HEe6O
小鳥「………」アー


P「はい」ヒョイ


小鳥「………」モクモク


亜美「ピヨちゃ→ん」


真美「離してよ→」

159: 2012/05/05(土) 15:06:38.80 ID:Ve83HEe6O
小鳥「………」アー


P「はい」ヒョイ


小鳥「………」モクモク…ニヘ


亜美真美「は→な→せ→ぇ→」ジタバタ


P「諦めろお前達、音無さんが幸せそうだ」


小鳥「………」ニヘニヘ





小鳥「皆でごはん食べるのはたのしいな」


ピヨッ


おわり

160: 2012/05/05(土) 15:07:29.78

161: 2012/05/05(土) 15:16:25.25
終わってた 乙

221: 2012/05/05(土) 21:11:43.48 ID:hMcqxl5M0
小鳥「…………」ソワソワ

小鳥「…………」チラ

時計<十一時四十五分

小鳥「………むん」そわそわ

ピンポーン

小鳥「!!は、はい!」バタバタ ガチャ

P「こんにちわ、出張コックです」ニコ

小鳥「あ、い、いらっしゃい」カァ

228: 2012/05/05(土) 21:16:54.83 ID:hMcqxl5M0
………

P「ごはん、ですか?」

小鳥「はい。なんか、すっごく味気ないんです」

小鳥「一人だと、やっぱり出来合いが増えますし…寂しいな、って……」

P「…………」

小鳥「まぁ、自業自得なんですけどねー。あーあ、もうお見合いかなぁ」

P「っ!あ、あの!」

小鳥「は、はい?」

P「もし、もし良ければですけど……」

P「ごはん。作りましょうか?」

…………

232: 2012/05/05(土) 21:22:09.32 ID:hMcqxl5M0
小鳥「(…嬉しくてつい、おっけいしちゃったけど……)」

小鳥「(……す、凄く恥ずかしいわ)」

P「…鳥さん?小鳥さん?」

小鳥「えっ、あ、はい!」

P「台所、借りますね」

小鳥「て、手伝います!」

P「ありがとうございまーす」クス

236: 2012/05/05(土) 21:26:40.92 ID:hMcqxl5M0
P「~~~♪」トントントン

小鳥「……お料理とか結構されるんですか?」トン トン トン

P「そうですねー。やっぱり独り身が長いと…」チャッチャッ

小鳥「ううぅ…すいません……」トン  トン

P「えっ?」

小鳥「あ、な、なんでもないです!!」ブンブン

P「………?」トントントン

238: 2012/05/05(土) 21:31:47.38 ID:hMcqxl5M0
小鳥「……やっぱりお料理出来たほうがいいのかな」ボソ

P「あはは。得意な方がすればいいんじゃないですか?」

小鳥「…ホント?」

P「おいしい、って食べてくれる相手がいれば料理なんか全然苦じゃないですよ」

小鳥「……そ、れって」

小鳥「私が、相手で、その」

240: 2012/05/05(土) 21:34:59.52 ID:hMcqxl5M0
P「あ、あ、っその…」

小鳥「………」カァ

P「お、俺、こ、ことりさ」

ピーーーーーーー!

P「お、お湯沸きました!!」パタパタ

小鳥「は、はい!」パタパタ

241: 2012/05/05(土) 21:38:25.72 ID:hMcqxl5M0
P「こっちは中火で、っと」カチカチ

小鳥「結構手馴れてるんですね」

P「何回か作った事あるんです。マンガ飯なんですけど…」

小鳥「…かっこいいです。料理してるプロデューサーさん」

P「あ、ありがとございます…」ドキ

小鳥「私、お鍋見てます。ちょっと休憩してて下さい」にこ

P「あ、っはい」ドキドキ

242: 2012/05/05(土) 21:43:25.56 ID:hMcqxl5M0
小鳥「~~~♪」フンフン

P「(なんか、こういうの…)」

P「(いいなぁ……)」

プルルル! プルルル!

小鳥「あ!」

P「出ます」

P「はい、音無です」ガチャ

小鳥「(お、音無です…なんて……。まるで、一緒に住んでる、みたい……)」

小鳥「(幸せ…かも……)」

244: 2012/05/05(土) 21:48:27.86 ID:hMcqxl5M0
P「は?あの…。はい、はい…」

P「あはは。恐縮です。いえ…。はい」

P「はい…はい、代わりますね。小鳥さん」スッ

小鳥「…?もしもし?」

電話<ちょ、ちょっと!誰よ今の!

小鳥「お母さん!」

電話<急に男の人出るからびっくりしたじゃない!え、男×男の妄想が夫だったんじゃないの!?

P「………」クスクス

247: 2012/05/05(土) 21:52:41.21 ID:hMcqxl5M0
小鳥「ちょ、ちょっと!声大きいから!なんの用なのもう!」

電話<いや、アンタもそろそろかと思ってね?もう山程お見合いセッティングしたんだけどね?いやー、やるやるとは聞いてたけど、えぇ!?隅に置けないねぇ!

小鳥「そ、そんなじゃないよ!もう!」

電話<……小鳥。アンタももう大人だからね…。親がどうこう言うつもりないけどさ……

小鳥「うん…」

電話<……生でしちゃえば?wwwwwwwwwwヒヒヒwwwwwwwwwwww孫超欲しいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwヒヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwww

小鳥「ッ!!もう!バカ!!」カアアア  ガチャン!

249: 2012/05/05(土) 21:53:51.53
人の家で電話に出るなよ…

254: 2012/05/05(土) 21:59:50.69 ID:hMcqxl5M0
P「面白いお母さんですね。電話取ったら『なんだい!とうとう男になっちまったのかい!』なんて」クスクス

小鳥「うぅ…恥ずかしい……」


P「……なんか、家族って。いいですよね」

小鳥「っ」ドキ

P「家、共働きで。あんまり団欒みたいな経験ないんです…」

小鳥「あ…」

P「だから少し、羨ましいかな……」

256: 2012/05/05(土) 22:05:38.53 ID:hMcqxl5M0
小鳥「な、何言ってるんですか!これからじゃないですか!?」

小鳥「可愛い奥さん、貰って。楽しい家庭を作ればいいんですよ!」

P「…小鳥さんみたいな?」

小鳥「か、からかわないの…!」カアア

P「はーい」クスクス


257: 2012/05/05(土) 22:06:50.77 ID:hMcqxl5M0
P「あちっ!」バチャ!

小鳥「大丈夫!?」パタパタ

P「あ、大丈夫です…。すいませんちょっと手が離せなくて…。顔、拭いて頂けますか」

小鳥「あ、はい」ズイ

P「すいません…目の所……」

小鳥「うん。……どうですか?」

P「はい、ばっちり、で、す」

小鳥「っ!(顔、近っ!)」

P「………ことりさ、ん」スッ

小鳥「あっ、ぷろでゅ、さ」ドキ

P「……こと、り」スッ

小鳥「う、ん………」ドキドキ

260: 2012/05/05(土) 22:12:48.29 ID:hMcqxl5M0
ピピピ!ピピピ!ピピピ!

P「あ!あ!しまった!」バタバタ

小鳥「あ、ヤダ!お鍋吹き零れてる!!」バタバタ

P「(あ、危ない…)」ドキドキ

小鳥「(ちゅ、チューするところだった)」ドキドキ

262: 2012/05/05(土) 22:14:06.59 ID:hMcqxl5M0
P・小鳥「頂きまーす!」

小鳥「………」モグモグ

P「………」ドキドキ

小鳥「………おいしい」

小鳥「これ、すっごく美味しいですよ!プロデューサーさん!」

P「よ、よかったぁ……」ホッ

263: 2012/05/05(土) 22:15:39.39 ID:hMcqxl5M0
小鳥「パスタにスープがぎゅっとからんで!スープも魚介なのに凄く力強い!レタスもしゃきしゃきして瑞々しい!」

P「あはは。かわはぎの骨からスープの素を作ってるんです。パスタに丸ごとかわはぎが入ってるようなもんです」

小鳥「ほんと、びっくり。あっさりしてるのにこんなに力強いなんて!」モグモグ

P「そんな風に食べられると、嬉しくなっちゃうな」

小鳥「…?ほうでふか?」モグモグ

P「あはは。……また来て、いいですか?」

小鳥「あ、え、っはい!よ、喜んでー!」ドキドキ

P「居酒屋!?」クスクス

265: 2012/05/05(土) 22:17:37.16 ID:hMcqxl5M0
小鳥「あれ?プロデューサーさんの、ちょっとちがくないですか?」

P「辛いの好きなんで。焦がした鷹の目を少し」

小鳥「へ、へぇええ!」ジュル

P「…作った甲斐があるなあ」クルクル

P「はい。味見どうぞ」アーン

小鳥「えっ!ええっ!!」ドキィ

266: 2012/05/05(土) 22:20:20.94 ID:hMcqxl5M0
P「…?いらないんですか?」

小鳥「要ります!!」

P「あはは。はい」アーン

小鳥「あ、あーん」モグモグ

P「どうですか?ちょっと辛いでしょ?」

小鳥「……味、分からなかったです」ドキドキ

P「そ、そんなに辛いかなぁ…?」

小鳥「うううぅぅぅぅ」モジ

P「………?」

267: 2012/05/05(土) 22:23:04.42 ID:hMcqxl5M0
P「これで、最後かな…」フキフキ

小鳥「洗物まで…ホントすみません……」

P「いーえー。……小鳥さん」

小鳥「?はい」

P「寂しくなくなりました?」にこ

小鳥「あ、はい!でも、あの」

小鳥「またきっとすぐ、寂しくなるなぁ…なんて……」

268: 2012/05/05(土) 22:26:10.76 ID:hMcqxl5M0
P「………」

小鳥「…っ!嘘嘘!冗談です!全然、そんな」

P「小鳥さん」

小鳥「はっい!」

P「来週は、何食べたいですか?」

271: 2012/05/05(土) 22:29:15.55 ID:hMcqxl5M0
小鳥「!」ドキ

P「俺、別に何にもないけど…」

P「俺の料理で小鳥さんを幸せに出来るなら、俺、必ず来ます」

P「寂しくなったら、呼んでください」

小鳥「……!き、気障すぎます!」

P「あはは。ごめんなさい」

小鳥「…でも、嬉しかった…よ?」

P「……はい」

281: 2012/05/05(土) 22:45:02.64 ID:hMcqxl5M0
小鳥「………」

P「さて、随分いちゃってすいません。そろそろお暇しないと」

小鳥「まだいいじゃないですか…」

P「いえ、本当に。今日は楽しかったです!また、来週」

小鳥「………うん」

ガチャ

P「じゃあ、また」

小鳥「………」

P「……明日、職場で」

小鳥「………」

P「………」スタスタ

小鳥「………」

285: 2012/05/05(土) 22:48:45.88 ID:hMcqxl5M0
小鳥「…プロデューサーさん!」

P「!はい?」

チュ

小鳥「お礼!です!」ベー

P「っ!」

小鳥「お、お休みなさーい!!」 ガチャバタン!

P「………」

P「ずっりぃ…」スリスリ



小鳥「っはぁ!っはぁ!」ドキドキドキドキドキ   ズルズル

小鳥「一人って、寂しいけど……」ドキドキドキドキドキ ドサ

小鳥「ふ、二人でいるのも…、これじゃ……身が、もたないかも……」ドキドキドキドキ



289: 2012/05/05(土) 22:51:02.94
終わりじゃ無いよな?な?!

290: 2012/05/05(土) 22:52:36.06
焼き鳥食いたい

引用元: 小鳥「一人でごはん食べるのはさみしいな」