1: 2011/04/24(日) 11:55:16.58 ID:pkORH1xH0
澪「他のみんなは?」

紬「唯ちゃんりっちゃんは補習。梓ちゃんは用事あるから帰るって」

澪「じゃあむぎと二人かぁ…練習出来そうにないな…」

紬「まぁまぁ。はいお茶」とん





3: 2011/04/24(日) 12:05:18.64 ID:pkORH1xH0
澪「ありがと。そういえばさ、あれからどう?行ってみた?」

紬「……なんのこと」ピク

澪「なんだもう忘れたのか。新しくできたスイーツ屋さん!すっごい美味しいんだぞっ!」

紬「…ああ、そうね、行ったかも…味もすごい良かった」

澪「……ふぅん」ニコ


4: 2011/04/24(日) 12:13:59.22 ID:pkORH1xH0
澪「どのくらい食べた?」

紬「な!?なにを…」

澪「体重…もとにもどったんだろ?」ニコ

紬「う、うう…何で知ってるの!」

澪「むぎのことならわかるよ。ダイエット成功したから油断してたんだ…少しくらいなら大丈夫って!」

紬「…うう」

澪「甘いものに目がないむぎは、私の流した情報にすぐ食らいついた…」

9: 2011/04/24(日) 12:22:15.07 ID:pkORH1xH0
紬「まさか澪ちゃん…自分の体重がいつまでたっても減らないからって、私をはめたの!?」

澪「そうさ!むぎと一緒にジョギングしてるのに、なんで私は痩せないんだ!だから逆にお前の体重をもとに戻してやったんだ!はーっはっはは!」

紬「な、なんて卑劣な…」

澪「ちなみに私はスイーツ屋さん行ってないぞ。太るからな」
ニコ
紬「騙したのね!」

14: 2011/04/24(日) 12:31:08.19 ID:pkORH1xH0
紬「もう最低…しんじられない…」グス

澪「まあ過ぎたことだよ。元気だだしなよ」ウフ

紬「…えい」

げん★こつ


澪「~~~っ!!!?」

澪「なにすんだっ!!頭蓋割れるわ!!」

紬「澪ちゃんが全て悪いっ!げんこつ一つで許してあげるんだから感謝して!」

17: 2011/04/24(日) 12:44:32.60 ID:pkORH1xH0
紬「まあわたしにも悪魔の誘惑に負けた弱さがあったんだし…一発だけにしとく」

澪「隕石みたいな一発だな……」ひりひり



20: 2011/04/24(日) 12:56:05.57 ID:pkORH1xH0
紬「それにしても、今日いい天気だね…」

澪「うん。…外行こっか。木陰のベンチにでも…」

紬「まぁ…いいよ。二人来るまですることないし」

澪「よし!行こう!ほらはやくお菓子持って」

紬「澪ちゃんだけ食べたら?」

澪「一緒に食べようよぉむぎぃ」

22: 2011/04/24(日) 13:01:47.03 ID:pkORH1xH0


ぽかぽか

澪「……平和だ」

紬「……うん」

澪「……見て、ちょうちょ」

紬「……それ蛾じゃない?」

澪「うわっこっち来た!」

紬「ちょっと!盾にしないでよ!」


キャーキャー

26: 2011/04/24(日) 13:09:16.84 ID:pkORH1xH0
澪「……さいあくだ…」どよん

紬「まさか顔にとまるだなんてね…」ププ

澪「むぎにもつけてやる!蛾の鱗粉を~!」ぐりぐり

紬「顔を押し付けないで!…ああもう…ほっぺがサラサラする」

澪「お揃いだな」

紬「うれしくない」

29: 2011/04/24(日) 13:18:58.38 ID:pkORH1xH0
後輩A「あそこにいるの、秋山先輩と琴吹先輩じゃない?軽音部の」

後輩B「ほんとだ!二人ともキレイだよね~大人っぽいし!」

後輩A「あっ!琴吹先輩、手を振ってくれてるよ!」

後輩B「秋山先輩も笑ってこっち見てる!きゃー!」たったった

後輩A「あ、待ってよ~!」たったった




紬「サービスいいのね」

澪「そっちこそ」

35: 2011/04/24(日) 13:24:51.50 ID:pkORH1xH0
紬「大人っぽいって言ってくれてたね」

澪「嬉しいな」

紬「あの時だんごむし触ってたけどね」

澪「……」

紬「澪ちゃんミミズ見つけて半泣きだったし」

澪「うるさいっ」

42: 2011/04/24(日) 13:40:45.81 ID:pkORH1xH0
澪「もういい!わたし四つ葉のクローバー探す」わさわさ

紬「…大人っぽいことしたら?」

澪「あっ!早速発見!」

紬「……」

澪「こっちにも…あっまたあった!」チラ

紬「……」

澪「ふふ、こんなにあるなんて、ついてるなぁ」チラ

紬「…わたしも取るっ」

46: 2011/04/24(日) 13:48:54.98 ID:pkORH1xH0
10分後


澪「いやぁたくさん集めたなぁ!」もさもさ

紬「……なぜ…ひとつもないの…私のクローバー……」

澪「私のあげるから泣くなよ」バラバラ

紬「ちょっと!頭からかけないでよっ!」

澪「げんこつの御返しだぁ!」バラバラ

紬「こらぁ!やめ、やめてぇ!」

50: 2011/04/24(日) 14:00:51.72 ID:pkORH1xH0
紬「まったく…澪ちゃんはしゃぎすぎよ…」はぁはぁ

澪「そ、そうだな…ちょっと疲れた」はぁはぁ

紬「…暑くなったゃった」

澪「あ、大事なこと忘れてた!わたし歌詞書いてきんだった」

紬「いや、部室にいた段階で思い出してよ……」

54: 2011/04/24(日) 14:08:16.65 ID:pkORH1xH0
澪「見たい?」

紬「どっちでもいいかな」

澪「はい」ズイーッ

紬「うっ無理矢理渡してきた…でも大丈夫?」

澪「なにがだよ」

紬「こないだりっちゃんに言われてたでしょ。『しばらくはメルヘン歌詞は禁止』って」

澪「問題なし!今回はシリアスな歌詞を書いたからな!」フフン

紬「すごい自信…じゃあ読むね……」

58: 2011/04/24(日) 14:21:34.75 ID:pkORH1xH0
『タイトル きみのせい』

紬「(あ…なんか良さそう)」

『君がかってに行ってしまって 心が裂けそうな 夜が続くよ』
『私のことなんて どうでもよかったんだね』

紬「(今までと全くちがう!澪ちゃん…すごいわ!)」

『でも君が戻ってくるなら なんだってするよ 嘘だって 平気でつける だって勝手に 痩せたりするから』

紬「(あれなんか変なワードが)」ゴシゴシ

61: 2011/04/24(日) 14:30:37.36 ID:pkORH1xH0
『そもそも 私たち やせる必要なんて ないよね 私はむぎの やわらかさが 大好きなんだから』

『大体 走るの 疲れるから キライ そうだ今度 プールに行こう 暖かくなってきたし』

『出来れば男性のいない むぎの別荘なんて どうかな 考えといてね あーお菓子食べたい』


紬「ふん」グシャア

澪「おい!」

66: 2011/04/24(日) 14:39:30.05 ID:pkORH1xH0
澪「な、なにするんだ!」

紬「それはこっちのセリフよぉぉ~!?ただの手紙じゃないのッ!」

紬「しかもまたダイエットへの弱音はいてるしぃ!」

澪「まあ私からメルヘンとったらこんな感じって事かな」ウフフ

紬「開き直らないで!」

70: 2011/04/24(日) 14:51:28.75 ID:pkORH1xH0
澪「まあ今回はふざけただけだよ。また今度ちゃんと書いて来るから!」

紬「まったく…頼むわよ…」

澪「でも歌詞考えるのも大変なんだぞ?考えすぎるとこんがらがっちゃうし」

紬「もともとこんがらがってるから、ぴゅあぴゅあとかふわふわとか浮かぶんじゃない?」

澪「コノヤロっ!」がばっ

紬「きゃあ!」ひょい

澪「だれが脳内カタストロフだぁ~!」ばたばた

紬「来ないで~」ばたばた




71: 2011/04/24(日) 14:58:40.54 ID:pkORH1xH0
律「……あいつらなにしてんだ…」

唯「さあ…でも二人ともすごい楽しそう」

律「うん……でもさ」

唯「うん…校舎から丸見えだね……みんなの澪ちゃんむぎちゃんへのイメージ崩れちゃうね…」

律「そろそろ呼んでやるか…オーイ!!そこのみおむぎ~!」

唯「見せつけてくれるね~!ひゅー!」

72: 2011/04/24(日) 14:59:13.08 ID:pkORH1xH0
おわりだよ

79: 2011/04/24(日) 15:07:15.15
これがここで完結するのは構わん。だが別の話が近い内に読みたい。

80: 2011/04/24(日) 15:07:37.18
子供なみおむぎ書いたんだから、大人なりつゆいを書こうか

81: 2011/04/24(日) 15:07:38.38
乙乙

88: 2011/04/24(日) 15:21:07.08
前作知らないけど楽しめた

90: 2011/04/24(日) 15:27:51.90


引用元: 澪「あれ、むぎだけか」