1: 2011/05/30(月) 00:46:30.29 ID:cwhJa2Quo
律「はぁ~、今日も雨かよ。やんなっちゃうなあ」
梓「律先輩は雨男です」
律「梅雨なんだから仕方ないだろ……って誰が雨男だ」
梓「私は晴れ女ですし」
律「てかそもそも男でもないっての」
梓「その体つきで何を言いますか」
律「お前が言うなお前が」
梓「私は顔で女の子って分かりますから」
律「私の顔は男みたいってかこんにゃろ」
梓「男の人に負けないぐらい格好いいってことですよ」
律「うっ……褒めてんのかそれ」
梓「人間素直が一番です」
律「し、信じるぞ! 照れちゃうぞ!」
梓「単純」ボソッ
律「何か言ったか?」
梓「いーえ、なんにも」
梓「律先輩は雨男です」
律「梅雨なんだから仕方ないだろ……って誰が雨男だ」
梓「私は晴れ女ですし」
律「てかそもそも男でもないっての」
梓「その体つきで何を言いますか」
律「お前が言うなお前が」
梓「私は顔で女の子って分かりますから」
律「私の顔は男みたいってかこんにゃろ」
梓「男の人に負けないぐらい格好いいってことですよ」
律「うっ……褒めてんのかそれ」
梓「人間素直が一番です」
律「し、信じるぞ! 照れちゃうぞ!」
梓「単純」ボソッ
律「何か言ったか?」
梓「いーえ、なんにも」
2: 2011/05/30(月) 00:47:21.54 ID:cwhJa2Quo
律「にしても、こう毎日雨だと洗濯物が乾きやしねえ」
梓「律先輩、自分で洗濯物たたんでるんですか?」
律「うちは分担が基本だし。飯も作るぞ」
梓「そういえば、意外に料理上手でしたよね」
律「意外には余計だ。そう言う梓はどうなんだよ」
梓「私ですか?」
律「ちゃんと親の手伝いしてんのか?」
梓「失礼な、私だって!」
梓(…………)ポワワ~ン
梓「律先輩、自分で洗濯物たたんでるんですか?」
律「うちは分担が基本だし。飯も作るぞ」
梓「そういえば、意外に料理上手でしたよね」
律「意外には余計だ。そう言う梓はどうなんだよ」
梓「私ですか?」
律「ちゃんと親の手伝いしてんのか?」
梓「失礼な、私だって!」
梓(…………)ポワワ~ン
3: 2011/05/30(月) 00:48:10.85 ID:cwhJa2Quo
梓母『あずさー、お風呂入れてちょうだい』
梓『今宿題中だからパスッ』
梓母『洗濯物取り込ん……』
梓『授業の復習あるからパスッ』
梓母『お使い……』
梓『今日あの日だからパスッ』
4: 2011/05/30(月) 00:49:06.94 ID:cwhJa2Quo
梓(…………)
律「んー?」
梓「り、料理……」
律「おお!」
梓「……の皿をテーブルまで運んだり」
律「……それって手伝いに入るのか?」
梓「唯先輩の話では」
律「平沢家限定なそれ」
5: 2011/05/30(月) 00:50:34.38 ID:cwhJa2Quo
律「たくっ、家事ぐらいできるようにしとかないと、一人暮らし始めたら大変だぞ」
梓「別にいいです」
律「そんなこと言ってもだなあ」
梓「律先輩と暮らすもん」
律「」
梓「律先輩と暮らすもん」
律「いや、繰り返さなくていいから」
梓「別にいいです」
律「そんなこと言ってもだなあ」
梓「律先輩と暮らすもん」
律「」
梓「律先輩と暮らすもん」
律「いや、繰り返さなくていいから」
6: 2011/05/30(月) 00:51:31.16 ID:cwhJa2Quo
梓「律先輩は私と同棲するの嫌なんですか……?」ウルウル
律「そ、そういうことじゃなくてっ」アタフタ
律「ほら、同棲するなら家事とか分担しないといけないだろ?」
梓「……」
律「私はさ、自分で料理を作るのも好きだけど、他人の料理も食べてみたいっていうか」
梓「……」
律「お、お前に料理を作ってもらいたいっていうか……」
梓「……」
律「その、疲れて帰ってきたら愛情がこもった手料理が待っていて、それを腹一杯いただくーってのに憧れてんだよ」
梓「……」
律「それが梓だったらなおさら……」
梓「あ、紫陽花きれい」
律「無視かよ」
律「そ、そういうことじゃなくてっ」アタフタ
律「ほら、同棲するなら家事とか分担しないといけないだろ?」
梓「……」
律「私はさ、自分で料理を作るのも好きだけど、他人の料理も食べてみたいっていうか」
梓「……」
律「お、お前に料理を作ってもらいたいっていうか……」
梓「……」
律「その、疲れて帰ってきたら愛情がこもった手料理が待っていて、それを腹一杯いただくーってのに憧れてんだよ」
梓「……」
律「それが梓だったらなおさら……」
梓「あ、紫陽花きれい」
律「無視かよ」
7: 2011/05/30(月) 00:52:33.57 ID:cwhJa2Quo
梓「というわけで、掃除洗濯から料理まで全部任せますから」
律「何がというわけでだ……お前は何をするんだ」
梓「ごろごろしてます」
律「ますます唯化してんな……じゃあ私がバイトとかある日は?」
梓「私が作ります」
律「そうそう、そういう風に……」
梓「カップ麺ですが」
律「ぬか喜びさせんな」
梓「カップ麺を馬鹿にしないでください。最近のは随分美味しくなって……」
律「そういう問題じゃなくって」
梓「ちなみに私はシーフードが好きです」
律「うん、聞いてないから」
律「何がというわけでだ……お前は何をするんだ」
梓「ごろごろしてます」
律「ますます唯化してんな……じゃあ私がバイトとかある日は?」
梓「私が作ります」
律「そうそう、そういう風に……」
梓「カップ麺ですが」
律「ぬか喜びさせんな」
梓「カップ麺を馬鹿にしないでください。最近のは随分美味しくなって……」
律「そういう問題じゃなくって」
梓「ちなみに私はシーフードが好きです」
律「うん、聞いてないから」
8: 2011/05/30(月) 00:53:46.59 ID:cwhJa2Quo
律「大体、私が社会人になって働き出したらどうすんの」
梓「律先輩、そんなに先のことまで考えてくれてるんですね……」ウルッ
律「か、仮の話だよ仮の」
梓「知ってます」
律「あーそうかよ……でどうすんの」
梓「任せます」
律「何を?」
梓「掃除洗濯から料理まで」
律「……働いてんだぜ私」
梓「家事と仕事の両立です」
律「……梓は何をするんだ」
梓「ごろごろしてます」
律「聞いた私が馬鹿だった」
梓「律先輩、そんなに先のことまで考えてくれてるんですね……」ウルッ
律「か、仮の話だよ仮の」
梓「知ってます」
律「あーそうかよ……でどうすんの」
梓「任せます」
律「何を?」
梓「掃除洗濯から料理まで」
律「……働いてんだぜ私」
梓「家事と仕事の両立です」
律「……梓は何をするんだ」
梓「ごろごろしてます」
律「聞いた私が馬鹿だった」
9: 2011/05/30(月) 00:55:11.37 ID:cwhJa2Quo
律「……じゃあ、梓が働き出したら?」
梓「働きません」
律「いや何の宣言ですか」
梓「家事手伝いです」
律「どう考えてもその気すらないだろお前」
梓「あと、自宅を警備します」
律「番犬でも飼うよ」
梓「泥棒が来たら逃げますけど」
律「番犬の方がましだった」
梓「働きません」
律「いや何の宣言ですか」
梓「家事手伝いです」
律「どう考えてもその気すらないだろお前」
梓「あと、自宅を警備します」
律「番犬でも飼うよ」
梓「泥棒が来たら逃げますけど」
律「番犬の方がましだった」
10: 2011/05/30(月) 00:55:54.03 ID:cwhJa2Quo
梓「律先輩、犬派なんですか?」
律「いや、猫派だけど」
梓「……」ニヤニヤ
律「何でお前がにやけるんだ」
梓「それを聞いて安心しました」
律「何がだよ」
梓「私、猫飼うのが夢だったんで」
律「ペットは一匹で十分」
梓「何か言いました?」
律「いやいや何でも」フガフガ
律「いや、猫派だけど」
梓「……」ニヤニヤ
律「何でお前がにやけるんだ」
梓「それを聞いて安心しました」
律「何がだよ」
梓「私、猫飼うのが夢だったんで」
律「ペットは一匹で十分」
梓「何か言いました?」
律「いやいや何でも」フガフガ
11: 2011/05/30(月) 00:57:32.91 ID:cwhJa2Quo
律「てか、ちっちゃい夢だなあ」
梓「何を言うんですか、ささやかな夢ほど大切なものなんですよ」
律「そりゃそうだけど」
梓「日常の小さな幸せの積み重ねが幸福になるんです」
律「お前が言うと説得力がないなあ」
梓「むっ……そう言う律先輩の夢は何なんですか」
律「わ、私か?」
梓「そうです。さぞかし大きい夢なんでしょうね」
律「私はだな、そのぉ……」
梓「……」ジー
律「で、でっかく武道館ライブ!」
梓「……」
律「何だよその冷めた目は!」
梓「……」
律「何か言えよ!」
梓「すいません、開いた口が塞がらなかったもので」
律「その口にえびふらい入れてやろうか」
梓「何を言うんですか、ささやかな夢ほど大切なものなんですよ」
律「そりゃそうだけど」
梓「日常の小さな幸せの積み重ねが幸福になるんです」
律「お前が言うと説得力がないなあ」
梓「むっ……そう言う律先輩の夢は何なんですか」
律「わ、私か?」
梓「そうです。さぞかし大きい夢なんでしょうね」
律「私はだな、そのぉ……」
梓「……」ジー
律「で、でっかく武道館ライブ!」
梓「……」
律「何だよその冷めた目は!」
梓「……」
律「何か言えよ!」
梓「すいません、開いた口が塞がらなかったもので」
律「その口にえびふらい入れてやろうか」
12: 2011/05/30(月) 00:58:35.85 ID:cwhJa2Quo
梓「まあ、本気なんだったらもっとドラム上手く叩けるように練習してくださいね」
律「腹立つなこんにゃろ」
梓「事実ですし」
律「そうだよちくしょう」
梓「でも、もし本当にそのつもりなら……」
梓「私は……付いていきますけど」ボソッ
律「ん? 何か言った?」
梓「何でもありませんよ!」
律「何だよ、変なやつ」
梓「うるさいばか律!」
律「てめえ、先輩に向かってばかとはなんだ!」
梓「ばか律はばか律です!」
律「まだ言うか!」
梓「律先輩なんか知らない!」プイッ
律「何だよ急に拗ねやがって……」
律(……ちゃんと聞こえたよ、ばか)
律「腹立つなこんにゃろ」
梓「事実ですし」
律「そうだよちくしょう」
梓「でも、もし本当にそのつもりなら……」
梓「私は……付いていきますけど」ボソッ
律「ん? 何か言った?」
梓「何でもありませんよ!」
律「何だよ、変なやつ」
梓「うるさいばか律!」
律「てめえ、先輩に向かってばかとはなんだ!」
梓「ばか律はばか律です!」
律「まだ言うか!」
梓「律先輩なんか知らない!」プイッ
律「何だよ急に拗ねやがって……」
律(……ちゃんと聞こえたよ、ばか)
13: 2011/05/30(月) 00:59:52.09 ID:cwhJa2Quo
律「おい、梓」
梓「……」
律「梓ってば」
梓「ふんだ」
律「そんなに離れたら濡れるぞ」
梓「……」
律「ただでさえ狭い傘なんだから」
梓「……だったら」
律「うん?」
梓「抱き寄せたらどうですか」
律「いいのか?」
梓「知りません」
律「……いいってことだな」スッ
梓「……」
梓「……」
律「梓ってば」
梓「ふんだ」
律「そんなに離れたら濡れるぞ」
梓「……」
律「ただでさえ狭い傘なんだから」
梓「……だったら」
律「うん?」
梓「抱き寄せたらどうですか」
律「いいのか?」
梓「知りません」
律「……いいってことだな」スッ
梓「……」
14: 2011/05/30(月) 01:01:07.06 ID:cwhJa2Quo
律「大体、お前が傘忘れるからいけないんだぞ」
梓「仕方ないじゃないですか、朝は降っていませんでしたし」
律「今日も雨降るって言ってただろうが」
梓「スリッパ投げたら表が出たので」
律「懐かしいことしてんな」
梓「案外天気予報より当たるものですよ」
律「外れてんじゃん」
梓「冗談です」
律「さいですか」
梓「今朝、寝坊して慌ててたもので」
律「普通に校門で会ったじゃん」
梓「……」
律「唯と憂ちゃんと一緒に登校してたじゃん」
梓「うー……」
律「な、何だよ」
梓「やっぱり律先輩は鈍いです」
律「……はぁ?」
梓「仕方ないじゃないですか、朝は降っていませんでしたし」
律「今日も雨降るって言ってただろうが」
梓「スリッパ投げたら表が出たので」
律「懐かしいことしてんな」
梓「案外天気予報より当たるものですよ」
律「外れてんじゃん」
梓「冗談です」
律「さいですか」
梓「今朝、寝坊して慌ててたもので」
律「普通に校門で会ったじゃん」
梓「……」
律「唯と憂ちゃんと一緒に登校してたじゃん」
梓「うー……」
律「な、何だよ」
梓「やっぱり律先輩は鈍いです」
律「……はぁ?」
15: 2011/05/30(月) 01:02:47.82 ID:cwhJa2Quo
梓「あ、かえるが鳴いていますよ」
律「本当だ、げろげろ言ってるな」
梓「……」
律「……」
梓「かえるが鳴くからか~えろ」
律「懐かしいなそれ」
梓「かえるのうたが」
律「きこえてくるよっと」
梓「……」
律「……」
梓「なぜか童謡ってしんみりとしますよね」
律「多分小学生時代を思い出すからじゃないかな」
梓「……」
律「……」
梓「早く帰りましょう」
律「そうだな」
16: 2011/05/30(月) 01:03:33.63 ID:cwhJa2Quo
梓「あ、律先輩。少しコンビニに寄ってもいいですか?」
律「いいよ別に」
イラッシャイマセー
梓「ちょっと待っててください」
律「はいよ」
17: 2011/05/30(月) 01:04:06.89 ID:cwhJa2Quo
律「……」
律「へぇ、最近のコンビニは色んなアニメとタイアップしてるもんだな」
律「うちわは品切れになりました……何だコレ」
梓「お待たせしました」
律「お、早かったな」
18: 2011/05/30(月) 01:04:53.27 ID:cwhJa2Quo
アリガトーゴザイマシター
律「何買ったんだ?」
梓「カップ麺です」
律「? 何でまた」
梓「今日親帰ってこないんで」
律「そっか……てことはそれ晩飯か!?」
梓「はい、そうですが」
律「カップラーメンだけなんて大丈夫かよ」
梓「麺を食べた後、スープにご飯入れて二度美味しいです」
律「うん、よくやるけどさ」
梓「それに私、慣れてますんで」
律「へっ?」
梓「両親が共働きなんで、一人でカップ麺なんてよくあることなんですよ」
律「……」
19: 2011/05/30(月) 01:05:33.12 ID:cwhJa2Quo
律「梓、ちょっと寄り道していいか?」
梓「いいですけど……どこ行くんですか?」
律「スーパー行って、材料買うんだよ」
梓「お使いでも頼まれているんですか?」
律「夕飯作るんだ」
梓「今日は律先輩が料理当番とか?」
律「違う、お前の家でだよ」
梓「へっ!?」
梓「いいですけど……どこ行くんですか?」
律「スーパー行って、材料買うんだよ」
梓「お使いでも頼まれているんですか?」
律「夕飯作るんだ」
梓「今日は律先輩が料理当番とか?」
律「違う、お前の家でだよ」
梓「へっ!?」
20: 2011/05/30(月) 01:06:39.47 ID:cwhJa2Quo
律「何か不服でも?」
梓「……余計なお世話です」
律「何だよ、遠慮しやがって」
梓「別にしてないです。そっちこそ変な気遣わないでください」
律「ばっか、何で今更気なんか遣うんだよ」
梓「……私はカップ麺で十分なんで」
律「そんな食事じゃ大きくなれないぞー?」
梓「胸見て言わないでください!」
梓「……余計なお世話です」
律「何だよ、遠慮しやがって」
梓「別にしてないです。そっちこそ変な気遣わないでください」
律「ばっか、何で今更気なんか遣うんだよ」
梓「……私はカップ麺で十分なんで」
律「そんな食事じゃ大きくなれないぞー?」
梓「胸見て言わないでください!」
21: 2011/05/30(月) 01:07:57.03 ID:cwhJa2Quo
律「それに、これは私のためでもあるんだから」
梓「……どういうことですか?」
律「今日、一から料理を教えてやるよ」
梓「お湯なら湧かせますが」
律「それは小学生でもできるっつーの」
梓「……」
律「お前を料理上手にしてやるって言ってんだ」
梓「……どういうことですか?」
律「今日、一から料理を教えてやるよ」
梓「お湯なら湧かせますが」
律「それは小学生でもできるっつーの」
梓「……」
律「お前を料理上手にしてやるって言ってんだ」
22: 2011/05/30(月) 01:08:34.46 ID:cwhJa2Quo
梓「それがどうして律先輩のために?」
律「どうしてってそりゃあ……」
律「料理ぐらいできるようになってもらわないと困るし」
梓「……」
律「さ、流石にごろごろされるだけってのはだな……」
梓「……」
律「どうしてってそりゃあ……」
律「料理ぐらいできるようになってもらわないと困るし」
梓「……」
律「さ、流石にごろごろされるだけってのはだな……」
梓「……」
23: 2011/05/30(月) 01:09:11.70 ID:cwhJa2Quo
梓「……くすっ」
律「な、何だよ」
梓「いいですよ、行きましょう!」
律「お、おう!」
梓「近所のスーパーにレッツ・ゴーです!」
律「な、何だよ」
梓「いいですよ、行きましょう!」
律「お、おう!」
梓「近所のスーパーにレッツ・ゴーです!」
24: 2011/05/30(月) 01:10:09.19 ID:cwhJa2Quo
梓「……あっ」
律「むぎゅっ……急に立ち止まるなよっ」
梓「見てください、これ」
律「何だよ一体」
梓「いいからいいから」
律「……?」
25: 2011/05/30(月) 01:10:51.27 ID:cwhJa2Quo
律「……ほぉ」
梓「ね、可愛いでしょ?」
律「……かたつむりを背にのっけたかえる、か」
梓「何だかとっても仲が良さそうですね」
律「重そうなのをのっけてるくせに、暢気に鳴きやがって」
梓「優しいかえるなんですよ、きっと」
26: 2011/05/30(月) 01:13:59.95 ID:cwhJa2Quo
律「それにしても、ずいぶん惚けた面したかえるだな」
梓「ちょっと間が抜けたところがあるから、このかたつむりも付いていってるんじゃないですか?」
律「そうなのか?」
梓「そうですよ、絶対。何だかすごく安心しているみたいですし」
律「かたつむりの気持ちなんて分かるか」
梓「私には分かります」
律「何でだよ」
梓「想像力を働かせるんですよ」
律「そういうもんかなあ」
梓「……律先輩は情緒のない人です」
律「ほっといてくれ」
27: 2011/05/30(月) 01:15:04.63 ID:cwhJa2Quo
梓「……」ジー
律「そろそろ行こうぜ、梓」
梓「もう少し……」
律「もうすぐ暗くなってくるぞ」
梓「……分かりました」
律「さ、行くぞ」
梓「あ、待ってくださいよっ」
28: 2011/05/30(月) 01:16:10.37 ID:cwhJa2Quo
梓「……律先輩」
律「うん?」
梓「律先輩は梅雨の日って嫌いですか?」
律「んーあんまり好きじゃないなあ」
律「濡れるし、じめじめするし」
梓「そっかあ」
29: 2011/05/30(月) 01:17:12.30 ID:cwhJa2Quo
梓「……私は結構好きですよ」
律「何でまた」
梓「……」
律「んー?」
梓「……」ギュッ
律「な、なんだよ急に腕組んで」
梓「……」ギュウゥ
律「……仕方ないな、この甘えんぼ」
梓「……」
30: 2011/05/30(月) 01:18:44.57 ID:cwhJa2Quo
梓「……だって」
律「うん?」
梓「……」
梓「……こんな風に律先輩と帰れるから」
Fin
31: 2011/05/30(月) 01:23:21.48 ID:cwhJa2Quo
以上です
書き始めたのがちょうど梅雨入りしたころでした
今や梅雨どころか台風が来ている状況ですが……
スレを立てるのは初めてなので、色々至らなかった点がありましたらごめんなさい
律梓、大好きです
りっちゃんもあずにゃんも大好きです
ここまでお読みいただきありがとうございました
書き始めたのがちょうど梅雨入りしたころでした
今や梅雨どころか台風が来ている状況ですが……
スレを立てるのは初めてなので、色々至らなかった点がありましたらごめんなさい
律梓、大好きです
りっちゃんもあずにゃんも大好きです
ここまでお読みいただきありがとうございました
33: 2011/05/30(月) 04:07:51.95
よかった
乙
乙
34: 2011/05/30(月) 19:15:49.09
わがままな梓がかわいいね!
乙乙
乙乙
引用元: 律梓「梅雨の日!」
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