1: 2014/06/04(水) 21:49:48.97 ID:QUFc2oQp0
――朝 765プロ事務所







小鳥「足りない…足りないわ……」


小鳥「妄想分が足りない………」


小鳥「最近、忙し過ぎて行き帰りと食事中と家でしか妄想出来なかった………」


小鳥「でも今日からは仕事も落ち着いたし、ようやく仕事中にも妄想出来るわね」


小鳥「よし!早速、朝の妄想に入らなきゃ」


小鳥「今まで出来なかった分、今日は思いっ切り妄想するわよー!」


小鳥「ぐふ、ぐふふ……♪」
 https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401886188

6: 2014/06/04(水) 22:03:01.39 ID:QUFc2oQp0
小鳥「……………」


小鳥「何て……何て、事なの……!?」


小鳥「妄想が出来ない!?」


小鳥「まさか、最近仕事中に妄想が出来なかったから、仕事中の妄想の仕方を忘れてしまった…?」


小鳥「いや、駄目……駄目よ小鳥!」


小鳥「自分の妄想力を信じなきゃ!」


小鳥「私なら出来る」


小鳥「私なら、そう……例えば、たったいま自分で淹れてきたばかりの、このお茶からでも妄想を広げられる筈よ!」


小鳥「そう、集中して………精神を研ぎ澄まして………」


小鳥「うん……そうよ………お茶………雪歩ちゃん……………」


小鳥「…………………」




―――――――――

7: 2014/06/04(水) 22:40:57.44 ID:QUFc2oQp0
―――――――――




雪歩「プロデューサー、お茶がはいりましたよ」スッ


P「あぁ、ありがとう!いつも悪いな……って、ヤベ!」コツン

バシャッ

雪歩「きゃっ!?」


P「ご、ごめん雪歩!大丈…っ!」ハッ


P(お茶がかかって濡れた所が透けて……服の下が見え……――)


雪歩「プ、プロデューサー……」


P「はッ!?す、すまん雪歩!今、拭く物を…――」

ガシッ

P「!?……雪、歩?」


雪歩「あの、プロデューサー……プロデューサーになら見られても良いです………」


雪歩「寧ろ、見て欲しいです……私の事、もっと見て下さい……!」


P「雪歩………」



―――――――――




小鳥「………………………」


小鳥(ベタね……ベッタベタね)


小鳥(チープで陳腐だわ……)


小鳥(でも、だからこそ良いとも言えるわ)


小鳥(久しぶりの朝仕事妄想だし、準備妄想には最適ね♪)


小鳥(このままベタな所で、次は睡眠薬を足してみようかしら………)


小鳥「……………」

10: 2014/06/04(水) 23:18:24.48 ID:QUFc2oQp0
―――――――――

雪歩「……………」コポコポ サラサラ


雪歩「………よし」


雪歩「プロデューサー、お茶がはいりましたよ」


P「あぁ、いつも悪いな……んっ……うん、今日のお茶も美味いな」


雪歩「えへへっ」


P「ありがt…あ、あれ…?なん…だか、急に……眠、く……」


雪歩「大丈夫ですか?プロデューサー……早くソファーの方に……」


P「ん……悪い、な……ちょっと……休…………」フラフラ

ドサッ

P「む……ん……………zzz」


雪歩「プロデューサー、ごめんなさい」


雪歩「でもプロデューサーが、私をこんな悪い子にしちゃったんですよ?」キュッ


雪歩「プロデューサーの手、大きい……」


雪歩「あ……プロデューサーの手が、私の胸に……温かい………」


雪歩「今はまだ、面と向かって言えないけど……いつか………」


雪歩「プロデューサー、大好きです……ん………」






――――――――



小鳥「うへ、うへへへっ♪」

12: 2014/06/04(水) 23:28:55.58 ID:QUFc2oQp0
小鳥(はぁー……雪歩ちゃん可愛いわぁ)


小鳥(奥手な所とか、あの守ってあげたくなる感じ………)


小鳥(私の若い頃にそっくりね)


小鳥(さて、準備妄想も良い感じに出来るようになってきたし、少しずつ本妄想に向かって行くわよー!)


小鳥(うちの子達は皆カワイイから、捗って良いわー)


小鳥「ぐふ、ぐふふ、ぐへへへ♪」






雪歩「プロデューサー…なんだか今日の音無さん、一際おかしいですぅ」


P「最近、暑くなってきたしなぁ…さっきお茶淹れてたし、お湯と一緒に頭も沸いちゃったんだろ」


雪歩「そうですかぁ」

20: 2014/06/05(木) 20:38:24.88 ID:0tofLk3V0

小鳥(さて、次は………)


小鳥(やっぱり、雪歩ちゃんが来たら真ちゃんよね)


小鳥(純粋で奥手でThe女の子と言える、高校生の頃の私そっくりでとっても可愛い雪歩ちゃんと)


小鳥(男の子みたいにカッコ良くて爽やかで、王子様みたいな真ちゃん)


小鳥(765プロの誇るベスト百合ップルの一つね)


小鳥(さぁ…早速、男の子みたいにカッコ良い真ちゃんを想像して………)


小鳥(男の子みたいにカッコ良い…男の子みたいに………)


小鳥(男みたい……………男………男……)


小鳥(男)


小鳥(……………)

21: 2014/06/05(木) 21:03:35.75 ID:0tofLk3V0
――――――――――




社長「どうだね?今回の取材は?」


善澤「あぁ、実に良かったよ。今回も良い記事が書けそうだ」


社長「そうだろう、そうだろう!我が765プロの子達は皆、素晴らしいだろう?」


善澤「そうだな、とても魅力的な子達だ。書きがいがあるよ」


社長「うむ、そうだろう…………だがな善澤」


善澤「どうしたんだい?」


社長「……そろそろ、私への密着取材をしてくれても良いんじゃないかね」


善澤「……ふ。そういえば、君への密着取材は、最近ご無沙汰だったな」


善澤「良いだろう…それじゃ今日は、じっくりと君を取材しようじゃないか」


社長「善澤……」


善澤「高木……」





――――――――――




小鳥「ウッピョーーー!!!」ブシャァァ

22: 2014/06/05(木) 21:14:49.17 ID:0tofLk3V0
小鳥(ハァハァ……!しまったわ……やってしまった!!)ボタボタボタ


小鳥(久しぶりだから加減を間違えた……!)


小鳥(思わず来てしまったわ……妄想界の深淵に………!)


小鳥(禁断の薔薇園界、『腐界』に!!)


小鳥(駄目よ!今日はまだ、ここに来るには早いわ!!)


小鳥(まだ準備が足りない…!これじゃ耐え切れない!)


小鳥(あぁっ!でも駄目!!一度ここに来てしまったら)


小鳥(戻れない!止まらない!)


小鳥(薔薇妄想が………!)


小鳥(止まらない!!)

23: 2014/06/05(木) 21:45:01.83 ID:0tofLk3V0
――――――――――



P「今回の報告は以上です」


社長「うむ!キミの働きぶりは実に素晴らしいな」


P「ありがとうございます!」


社長「しかし、こうも結果を出されては、何か特別ボーナスでもやらなければ、割に合わんなぁ」


P「特別ボーナス……ですか?」


社長「あぁそうだ……どうだね?」


P「そうですね……では、今ここで頂くとします」スッ


社長「…っ!私の部屋でかね?キミも好きだねぇ」


P「そう言ってはいますが、既に元気なご様子でしたが……社長も実は期待されていたのではないですか?」サワサワ


社長「……んっ……キミぃ……隣にはあの子達も居るというのに………これでは声が………」


P「大丈夫ですよ」


社長「何がだ…んむ!?」


P「……ん…………ぷはっ!こうやって、私の口で塞ぎますから、問題ありませんよ」


社長「キミぃ………」


P「社長…………」





――――――――――



小鳥「ぴょわーーー!!!」ショワワァァァ

24: 2014/06/05(木) 22:03:41.08 ID:0tofLk3V0
小鳥(はぁ……はぁ…………!)


小鳥(まずいわ……このままじゃ、もたない……)


小鳥(今の妄想で何故か妙にスッキリしたし、名残惜しいけど、今の内にクールダウン妄想に入りましょう)


小鳥(そうね……千早ちゃんの様にクールに……)


小鳥(落ち着けるように、ちょっとしっとりとした妄想を…………)


小鳥(……………)

26: 2014/06/05(木) 22:26:06.18 ID:0tofLk3V0
―――――――――


千早「………………」ペラッ


バターン


美希「おはようございますなのー!ハニー!!」


千早「美希、おはよう」


美希「あ、千早さんおはようなの。今、千早さんしか居ないの?ハニーは?」


千早「えぇ、今は私しか居ないわ。プロデューサーなら営業に行ってるわよ」


美希「そっかぁ……むぅー、最近ちっともハニーに会えないの………」シュン


千早「………美希」


美希「ん?なぁに?千早さん」


千早「ちょっと、こっちへおいで」ポンポン


美希「?……うん」トコトコ


ボフッ


千早「……ねぇ美希、プロデューサーに会えなくて…寂しい?」


美希「え?……うん、とっても寂しいの」

27: 2014/06/05(木) 23:00:53.17 ID:0tofLk3V0
千早「そうよね……大好きな人や大切な人と会えないのは、とても寂しいし辛い事よね」


美希「あ…!その……ごめんなさい」


千早「違うわよ。それに会えない時間が一瞬でも永遠でも、辛い事に変わりはないわ」


美希「……………」


千早「優の事は、もう大丈夫。それは皆のお蔭よ」


千早「私にとって765プロの皆は、無くてはならないもので、とても大切な存在よ」


美希「千早さん………」


千早「あなたがプロデューサーの事を大切に想っているように」


千早「私も…私達もあなた事を大切に想っているのよ」


美希「…………」


千早「えっと……だから……上手く伝えられないけど、あなたがそんな寂しそうな顔をしていると……その、私も………」


美希「………あはっ!千早さん、ありがとうなの!」


千早「……!別に、そんな………」


美希「千早さん、膝枕してもらっても良い?」


千早「え?ちょっと、急に……」


美希「失礼しますなのー!」ボフッ


千早「きゃっ!?……もぅ、美希ったら………ふふっ」


美希「あふぅ……気持ちいいのー………ミキ、ちょっとお昼寝するね?」


千早「えぇ、おやすみなさい」ニコッ

28: 2014/06/05(木) 23:13:01.58 ID:0tofLk3V0
小鳥(はぁー……ちょっとお姉さんな千早ちゃん良いわぁー)


小鳥(千早ちゃんは最近、柔らかくなってきて、本当に可愛くなってきたわよね)


小鳥(はあー……私も千早ちゃんの膝でお昼寝したいなー………)


律子「小鳥さん?」


小鳥(さて、落ち着いてきたことだし、惜しいけど、そろそろ仕事に戻らないとまずいわね)


律子「小鳥さん」


小鳥(あら?律子さん?おかしいわね……今日は夜遅くまで事務所には戻れないって言ってたし、まだ律子さんの妄想はしてないのに……)


小鳥(まぁ、せっかく出てきたんだし、最後にちょこっと律子さんの妄想もしちゃいましょっと♪うへへ)


律子「ちょっと小鳥さん?」




―――――――――





律子「小鳥さんてば!」


小鳥「……はっ!?律子、さん?」

30: 2014/06/05(木) 23:20:08.15 ID:0tofLk3V0
律子「小鳥さん、大丈夫ですか?」


小鳥「え…えぇ、大丈夫ですよ!すみません、最近忙しかったですから」


律子「もう……無理しないで下さいね?」


小鳥「大丈夫ですってば!それに、皆が頑張ってるのに私だけが休むわけにはいかないですから」


律子「でも…!それで小鳥さんが倒れたりしたら……私……私…………!!」


小鳥「律子さん……!」キュン




――――――――――





律子「小鳥さん!聞こえてますか!?」


小鳥「うへ、うへへへっ、うぴょぴょ♪」


律子「」ブチッ

31: 2014/06/05(木) 23:56:21.67 ID:0tofLk3V0
バチーーーン!!!


小鳥「ぶへっ!?あ…あら、律子さん?本物?あ、おはようございます」


律子「はい、おはようございます」ニコッ


小鳥「あれ?でも律子さんて、今日は朝から予定がみっちりで、事務所に戻るのは夜遅くなるって……」


律子「はい、その通りです!流石ですね、小鳥さん」ニコニコ


小鳥「でも、その律子さんが目の前に居るって事は………え?いや、待って……そんなまさか………えっ?」


律子「さて、小鳥さん?」ニコニコ


ガシッ


小鳥「は、はい………」ガクガクブルブル

32: 2014/06/06(金) 00:11:51.93
律子「先ず、その下半分真っ赤な顔も、やたらグショグショでベタベタな襟元も、血塗れのデスクも、足下に広がった不可解な水溜まりも、それら関しては聞きたくないので別に良いです」ニコニコ


小鳥「は…い……」


律子「で、す、がっ、」


律子「電源すらも点いていない真っ暗な画面のPCと、デスクに積まれた真っ白な書類に関しては、どういう事なのか、今からみっっっっっちりと聞かせてもらいますからねええぇぇー………!!」ニコニコ


小鳥「あの、ちょっと待って下さい律子さん!これにはとてもとても深い訳があるんです!お願いです、聞いて下さい!!待って下さい……待って…………」

















ピヨーーーーーーーーーーーーーッ………………………





33: 2014/06/06(金) 00:17:11.12
本当はもっと、駄目なピヨちゃんと可愛い皆を書く予定だったのですが、私の妄想力が足りなかったようです

出直して来ます

お目汚し、失礼しましたm(_ _)m

36: 2014/06/06(金) 21:04:55.60
ダメだこの事務員、早く俺が娶ってやらねば・・・

37: 2014/06/08(日) 11:25:08.88
おつー

引用元: 小鳥「妄想……妄想を……」