1: 2012/08/19(日) 00:29:58.71
QB「遺体の鮮度を保ってどうするつもりなんだい?」
杏子「さやかを取り戻すんだ。体が無かったら困るだろ」
QB「無理だと思うけど……」
杏子「やれるだけのことはやるよ。まだグリーフシードのストックもある」
シュウウウ……
杏子「あれ?」
杏子「芽だ」
杏子「さやかを取り戻すんだ。体が無かったら困るだろ」
QB「無理だと思うけど……」
杏子「やれるだけのことはやるよ。まだグリーフシードのストックもある」
シュウウウ……
杏子「あれ?」
杏子「芽だ」
6: 2012/08/19(日) 00:32:48.80
杏子「ちょっと顔貸しなよ」
まどか「あっ えっと……」
杏子「杏子だよ。佐倉杏子」
まどか「杏子ちゃん…」
杏子「さやかを元に戻したくないかい?」
まどか「できるの!?」
杏子「正直言ってわからない。でもやれるとこまで手伝ってほしいんだ」
まどか「うん! さやかちゃんを戻すためなら、わたし何でもするよ!」
杏子「そうか。心強いな。それともう一つ」
杏子「さやかから芽が生えたんだけど」
まどか「…は?」
杏子「いや、だから、芽がね」
まどか「杏子ちゃん何言ってるの? ふざけないで!」
まどか「あっ えっと……」
杏子「杏子だよ。佐倉杏子」
まどか「杏子ちゃん…」
杏子「さやかを元に戻したくないかい?」
まどか「できるの!?」
杏子「正直言ってわからない。でもやれるとこまで手伝ってほしいんだ」
まどか「うん! さやかちゃんを戻すためなら、わたし何でもするよ!」
杏子「そうか。心強いな。それともう一つ」
杏子「さやかから芽が生えたんだけど」
まどか「…は?」
杏子「いや、だから、芽がね」
まどか「杏子ちゃん何言ってるの? ふざけないで!」
7: 2012/08/19(日) 00:36:18.92
——夜——
まどか「見つからないね」
杏子「時間も遅いし、今日はもう帰るかい?」
まどか「その前に、さやかちゃん見に行ってもいい?」
杏子「いいよ」
・
・
・
まどか「さやかちゃん…… 聞こえる?」
杏子「知ってると思うけど、氏んでるのと同じ状態なんだってさ。今は魔法で何とかしてる」
まどか「さやかちゃんにまた会いたいよ… 杏子ちゃん、明日も頑張ろうね!」
杏子「ああ!」
まどか「……芽、つんでいい?」
まどか「見つからないね」
杏子「時間も遅いし、今日はもう帰るかい?」
まどか「その前に、さやかちゃん見に行ってもいい?」
杏子「いいよ」
・
・
・
まどか「さやかちゃん…… 聞こえる?」
杏子「知ってると思うけど、氏んでるのと同じ状態なんだってさ。今は魔法で何とかしてる」
まどか「さやかちゃんにまた会いたいよ… 杏子ちゃん、明日も頑張ろうね!」
杏子「ああ!」
まどか「……芽、つんでいい?」
11: 2012/08/19(日) 00:38:52.59
杏子「鼻から生えてると絵面的にアレだし、抜いちゃうか」
まどか「起きた時に鏡見たらショック受けちゃうよね」
プチッ
まどか「……」 ←くしゃみして飛び起きないかなってちょっと期待してた
杏子「……」 ←くしゃみして(ry
まどか「起きないね」
杏子「……まぁ、それで起きたら苦労しないわ」
まどか「これ、何の芽なんだろ?」
杏子「味見してみよっか?」
まどか「起きた時に鏡見たらショック受けちゃうよね」
プチッ
まどか「……」 ←くしゃみして飛び起きないかなってちょっと期待してた
杏子「……」 ←くしゃみして(ry
まどか「起きないね」
杏子「……まぁ、それで起きたら苦労しないわ」
まどか「これ、何の芽なんだろ?」
杏子「味見してみよっか?」
14: 2012/08/19(日) 00:42:32.98
まどか「食べちゃうの……?」
杏子「だってこんな植物聞いたことないしさ」
まどか(鼻から生えたのを食べるってどうなのかな… 衛生的な意味で)
杏子「」モゴモゴ
まどか(あ、でも栄養吸ってるからいいのかも? ほら、人体から直に)
杏子「おいしい」
まどか「……しょっぱくない?」
杏子「いや、なんだろコレ…? ハーブティでこんなのあったな」
まどか「どっから種入ったんだろうね?」
杏子「だってこんな植物聞いたことないしさ」
まどか(鼻から生えたのを食べるってどうなのかな… 衛生的な意味で)
杏子「」モゴモゴ
まどか(あ、でも栄養吸ってるからいいのかも? ほら、人体から直に)
杏子「おいしい」
まどか「……しょっぱくない?」
杏子「いや、なんだろコレ…? ハーブティでこんなのあったな」
まどか「どっから種入ったんだろうね?」
15: 2012/08/19(日) 00:47:40.71
—— 数日後 ——
まどか「次の日また生えてきたから」
杏子「すぐ見てもわかりづらいだろうし、伸ばしといたんだよ」
マミ「あなたたち、自分が何をしてるか疑問に思わないの?」
まどか「わたし園芸部なんですよ」
マミ「いやそういう問題じゃないでしょう」
杏子「ともかく味見してみてよ。一応、お腹壊さないのは確認済みだから」
マミ「…もうちょっとクチに含む気になれる場所から生えてくれれば、まだよかったものを」
まどか「マミさん、どこから生えててほしかったんですか?」キャッキャ
杏子「よせよぉ、まどか~///」ウフフ
マミ(……ああああああああああとかじゃないわよね?)
まどか「次の日また生えてきたから」
杏子「すぐ見てもわかりづらいだろうし、伸ばしといたんだよ」
マミ「あなたたち、自分が何をしてるか疑問に思わないの?」
まどか「わたし園芸部なんですよ」
マミ「いやそういう問題じゃないでしょう」
杏子「ともかく味見してみてよ。一応、お腹壊さないのは確認済みだから」
マミ「…もうちょっとクチに含む気になれる場所から生えてくれれば、まだよかったものを」
まどか「マミさん、どこから生えててほしかったんですか?」キャッキャ
杏子「よせよぉ、まどか~///」ウフフ
マミ(……ああああああああああとかじゃないわよね?)
16: 2012/08/19(日) 00:52:08.37
モゴモゴ
マミ「これは…!」
まどあん「!?」
マミ「レモングラスのような香りがするわね…」
杏子「ああ、それだ!」
マミ「でもごめんなさい、何かはわからないわ」
まどか「えぇ~」
マミ「そんなことより、美樹さんを元に戻す方法があるなら、私も手伝うわ」
杏子「じゃあ探しに行くか」
マミ「そっちが先でしょ!」
マミ「これは…!」
まどあん「!?」
マミ「レモングラスのような香りがするわね…」
杏子「ああ、それだ!」
マミ「でもごめんなさい、何かはわからないわ」
まどか「えぇ~」
マミ「そんなことより、美樹さんを元に戻す方法があるなら、私も手伝うわ」
杏子「じゃあ探しに行くか」
マミ「そっちが先でしょ!」
18: 2012/08/19(日) 00:55:01.71
・
・
・
まどか「今日もいないね」
杏子「さやかにしちゃあおとなしいな」
マミ「暁美さんにも協力してもらえないのかしら」
杏子「アイツは無理じゃないかなぁ」
まどか「う~ん…… あ、きっと来てくれるよ!」
杏子「ホントに? なら助かる」
まどか「さやかちゃんの話したら、絶対面白がるって」
・
・
まどか「今日もいないね」
杏子「さやかにしちゃあおとなしいな」
マミ「暁美さんにも協力してもらえないのかしら」
杏子「アイツは無理じゃないかなぁ」
まどか「う~ん…… あ、きっと来てくれるよ!」
杏子「ホントに? なら助かる」
まどか「さやかちゃんの話したら、絶対面白がるって」
20: 2012/08/19(日) 00:55:50.48
どうなってるんです?
23: 2012/08/19(日) 00:58:22.96
ほむら「子供を生き返らせてほしい、と相談された時、お釈迦様はこうおっしゃいました」
まどか「生き返らせるなら教会でしょ」
杏子「ウチはそういうのやってなかったなぁ……」
ほむら「ではからしの種を持ってきなさい、と」サッ
ほむら「そこで私もこれを持ってきたわ」
杏子「からしの種?」
まどか「それがあれば戻るの?」
マミ「そんな訳ないでしょう……」
まどか「生き返らせるなら教会でしょ」
杏子「ウチはそういうのやってなかったなぁ……」
ほむら「ではからしの種を持ってきなさい、と」サッ
ほむら「そこで私もこれを持ってきたわ」
杏子「からしの種?」
まどか「それがあれば戻るの?」
マミ「そんな訳ないでしょう……」
26: 2012/08/19(日) 01:01:02.05
ほむら「いいえこれはコリアンダーの種」
杏子「え、なに?」
まどか「朝鮮人参だよ」
マミ「人参に種はないわ……」
ほむら「パクチーよ」
マミ「パクチーに効果が?」
ほむら「家で料理する時、よく使うから」
杏子「え、なに?」
まどか「朝鮮人参だよ」
マミ「人参に種はないわ……」
ほむら「パクチーよ」
マミ「パクチーに効果が?」
ほむら「家で料理する時、よく使うから」
29: 2012/08/19(日) 01:04:14.34
ほむら「では入れるわよ」グイッ
まどマミ(……そこに?///)
杏子「やめろよ」
ほむら「止めないで、杏子」
まどか「いくらなんでも…」
ほむら「暖かくて、湿気を帯びていて、栄養価も高…… そうな気がするじゃない!」
ほむら「種をまくなら股間が一番適しているのよ!」ズルッ
まどか(ほむらちゃんのえOち///)
杏子「や、やめろよぉ! さやかの股間に種まくなよぉ!」ブンブンブン
まどマミ(……そこに?///)
杏子「やめろよ」
ほむら「止めないで、杏子」
まどか「いくらなんでも…」
ほむら「暖かくて、湿気を帯びていて、栄養価も高…… そうな気がするじゃない!」
ほむら「種をまくなら股間が一番適しているのよ!」ズルッ
まどか(ほむらちゃんのえOち///)
杏子「や、やめろよぉ! さやかの股間に種まくなよぉ!」ブンブンブン
30: 2012/08/19(日) 01:07:03.75
ほむら「ほら、よく見てみなさい」
マミ(ほほぅ…)
杏子「見ないよ!」プイッ
ほむら「けっこう毛深いのよ」
まどか「さやかちゃん、生え始めるの早かったから…」
ほむら「多少芽が出たところで、大して変わらないわ」
杏子「変わるよ……」
マミ(ほほぅ…)
杏子「見ないよ!」プイッ
ほむら「けっこう毛深いのよ」
まどか「さやかちゃん、生え始めるの早かったから…」
ほむら「多少芽が出たところで、大して変わらないわ」
杏子「変わるよ……」
31: 2012/08/19(日) 01:07:56.95
>まどか「さやかちゃん、生え始めるの早かったから…」
なぜまどかは知っているのか
なぜまどかは知っているのか
34: 2012/08/19(日) 01:13:29.30
—— それから数日 ——
ほむら「できたわ!」
杏子「うわぁ~い」
まどか「ほむらちゃん、お料理上手だね!」
マミ「あら、私も手伝ったのよ」
杏子「マミの手料理なんて久しぶりだなぁ。いただきま~す!」
まどか「おいしいよ! パクチーがこんなおいしいなんて、知らなかった!」
杏子「きっと作る人がうまいからだよ!」
ほむら「そう言ってもらえると嬉しいわ」
マミ「まだまだあるから、たくさん食べてね」
杏子「そんなのすぐ無くなっちゃうよ~」
まどか「さすがさやかちゃんの股間だよね!」
杏子「……」
杏子「……せっかく頑張って忘れてたのに、そういうのやめてくんない?」
ほむら「できたわ!」
杏子「うわぁ~い」
まどか「ほむらちゃん、お料理上手だね!」
マミ「あら、私も手伝ったのよ」
杏子「マミの手料理なんて久しぶりだなぁ。いただきま~す!」
まどか「おいしいよ! パクチーがこんなおいしいなんて、知らなかった!」
杏子「きっと作る人がうまいからだよ!」
ほむら「そう言ってもらえると嬉しいわ」
マミ「まだまだあるから、たくさん食べてね」
杏子「そんなのすぐ無くなっちゃうよ~」
まどか「さすがさやかちゃんの股間だよね!」
杏子「……」
杏子「……せっかく頑張って忘れてたのに、そういうのやめてくんない?」
39: 2012/08/19(日) 01:18:24.66
まどか「ご、ごめんね! もう一回忘れようね!」
杏子「お~し! それじゃ第二ラウンド!」
まどか「このグリーンカレーなんて、お店で出せるよね!」
ほむら「まどかが辛いもの苦手と思って、辛さ控えめにして、ココナッツミルクを多めにしておいたの」
杏子「その方がスパイスの香りがわかっておいしいよね!」
まどか「さやかちゃんの股間の香りも?」
杏子「ブッ頃すよ」
杏子「お~し! それじゃ第二ラウンド!」
まどか「このグリーンカレーなんて、お店で出せるよね!」
ほむら「まどかが辛いもの苦手と思って、辛さ控えめにして、ココナッツミルクを多めにしておいたの」
杏子「その方がスパイスの香りがわかっておいしいよね!」
まどか「さやかちゃんの股間の香りも?」
杏子「ブッ頃すよ」
47: 2012/08/19(日) 01:24:51.62
——さらに数日経った昼間——
杏子「……さすがにこの時間からはいないか」
杏子「しょうがない、時間つぶしてまた…… ん?」
杏子(この曲、公園で誰か… あいつが弾いてるのか。うまいなぁ)
杏子「ねぇ、これなんて曲だっけ?」
上条「タイトルはないよ」
杏子「そうなんだ。聞いたことあるから、気になっちゃってさ」
上条「聞いたの? どこで!?」
杏子「それが引っかかったから訊いてみたのに」
杏子「……さすがにこの時間からはいないか」
杏子「しょうがない、時間つぶしてまた…… ん?」
杏子(この曲、公園で誰か… あいつが弾いてるのか。うまいなぁ)
杏子「ねぇ、これなんて曲だっけ?」
上条「タイトルはないよ」
杏子「そうなんだ。聞いたことあるから、気になっちゃってさ」
上条「聞いたの? どこで!?」
杏子「それが引っかかったから訊いてみたのに」
51: 2012/08/19(日) 01:28:15.16
上条「これ、僕が作った曲なんだ… 僕、ついこの間までケガで入院しててさ」
上条「毎日お見舞いに来てくれる友達がいたんだ…… その子に合う曲を、と思って」
杏子「ああ、さやかか!」
上条「さやかの友達? さやかがこの間から行方不明なんだ、どこへ行ったか心配で……」
杏子「安心してなよ。必ず連れ戻すから!」
上条「さやかが今どこにいるか、知ってるの?」
杏子「うん、まぁ…… 知ってるけど…」
上条「毎日お見舞いに来てくれる友達がいたんだ…… その子に合う曲を、と思って」
杏子「ああ、さやかか!」
上条「さやかの友達? さやかがこの間から行方不明なんだ、どこへ行ったか心配で……」
杏子「安心してなよ。必ず連れ戻すから!」
上条「さやかが今どこにいるか、知ってるの?」
杏子「うん、まぁ…… 知ってるけど…」
54: 2012/08/19(日) 01:36:26.13
マミ「暁美さんのパクチーもよく育ったわね」
ほむら「股間が種をまくのに適した所、というのは我ながらいいアイデアだったと思うわ」
まどか「考えてみれば、もとから種をまく場所だしね」
ほむら「そこまでは気付かなかったわ。この道も深いわね……」
マミ「そこで今回はもう一歩前進して、股間という環境でより育てやすいものを選んでみたの」
まどか「今度は何ですか?」
マミ「直射日光にあたらなくて、湿気の多い場所」
マミ「しめじよ」
まどか「おいしそうですね!」
ほむら「アワビ茸の方が良くないかしら」
ほむら「股間が種をまくのに適した所、というのは我ながらいいアイデアだったと思うわ」
まどか「考えてみれば、もとから種をまく場所だしね」
ほむら「そこまでは気付かなかったわ。この道も深いわね……」
マミ「そこで今回はもう一歩前進して、股間という環境でより育てやすいものを選んでみたの」
まどか「今度は何ですか?」
マミ「直射日光にあたらなくて、湿気の多い場所」
マミ「しめじよ」
まどか「おいしそうですね!」
ほむら「アワビ茸の方が良くないかしら」
57: 2012/08/19(日) 01:42:51.69
上条「このホテルにずっといるの……?」
杏子「さやかの名誉のために言っとくけど、変なことしてた訳じゃないからね」
上条「それはわかってるよ」
杏子「なら大丈夫か。ほら、ここだよ」
ギィッ……
まどか「すごいですよマミさん! もう生えてきました!」
マミ「股間からキノコって、やっぱりいざとなるとアレね……」
ほむら「でもこれならアリだと思うの! ちょっと味見を」
まどか「ほむらちゃんずる~い! わたしも!」
マミ「あらあら二人とも、せめてつまんで食べないとお行儀悪いわよ」
上条「……し、してるじゃないか…… 変なこと……」
杏子「あの三人が変なんだよ」
杏子「さやかの名誉のために言っとくけど、変なことしてた訳じゃないからね」
上条「それはわかってるよ」
杏子「なら大丈夫か。ほら、ここだよ」
ギィッ……
まどか「すごいですよマミさん! もう生えてきました!」
マミ「股間からキノコって、やっぱりいざとなるとアレね……」
ほむら「でもこれならアリだと思うの! ちょっと味見を」
まどか「ほむらちゃんずる~い! わたしも!」
マミ「あらあら二人とも、せめてつまんで食べないとお行儀悪いわよ」
上条「……し、してるじゃないか…… 変なこと……」
杏子「あの三人が変なんだよ」
59: 2012/08/19(日) 01:47:41.16
まどか「あ、上条くんも来たの?」
マミ「美樹さんのお友達ね」
ほむら「男の子が来るなら服着せておいた方がいいわね」
上条「ああ…… そうしといて……」
まどか「上条くん、去年までさやかちゃんと一緒にお風呂入ってたじゃない」
杏子「な、何言ってんだよ!」
上条「そうだよ! 中学あがってからはないよ!」
まどか「わりと最近だよね」
マミ「美樹さんのお友達ね」
ほむら「男の子が来るなら服着せておいた方がいいわね」
上条「ああ…… そうしといて……」
まどか「上条くん、去年までさやかちゃんと一緒にお風呂入ってたじゃない」
杏子「な、何言ってんだよ!」
上条「そうだよ! 中学あがってからはないよ!」
まどか「わりと最近だよね」
61: 2012/08/19(日) 01:51:44.75
上条「ともかく、これは一体どういうことなの!?」
杏子「さやかから芽が生えたんだ」
上条「もう一回聞こうか…… どういうことなの?」
まどか「だから、さやかちゃんから芽が生えたの」
上条「それでなんで裸に!? あれ? しかも何付けてるの!」
まどか「ああ、これ杏子ちゃんの分のしめじ」
上条(股間からしめじ…… さやかの股間にしめじ)クラッ パタン
杏子「さやかから芽が生えたんだ」
上条「もう一回聞こうか…… どういうことなの?」
まどか「だから、さやかちゃんから芽が生えたの」
上条「それでなんで裸に!? あれ? しかも何付けてるの!」
まどか「ああ、これ杏子ちゃんの分のしめじ」
上条(股間からしめじ…… さやかの股間にしめじ)クラッ パタン
64: 2012/08/19(日) 01:56:06.65
杏子「倒れちゃったよ」
マミ「年頃の男の子には少々刺激が強かったかしら」
ほむら「あわび茸にしておけば、もうちょっとマシだったでしょうに…」
まどか「杏子ちゃんも食べる? しめじ」
杏子「いただくよ」プチッ
杏子「おいしい」
マミ「でしょ!?」
マミ「年頃の男の子には少々刺激が強かったかしら」
ほむら「あわび茸にしておけば、もうちょっとマシだったでしょうに…」
まどか「杏子ちゃんも食べる? しめじ」
杏子「いただくよ」プチッ
杏子「おいしい」
マミ「でしょ!?」
66: 2012/08/19(日) 02:04:27.88
上条「どういう仕組みで起こったのかはわからないけど」
上条「何が起こったのかは大体わかった」
上条「つまり今、さやかは氏んでる訳じゃないんだね」
杏子「こうしてあたしらのグリーフシードで持たせてるってわけ」
上条「元はといえば、僕のためにさやかがこんな目に遭ってたなんて……」
杏子「本人がそうなることを望んだんだ。他人がそう言っても仕方ないことなんだ」
上条「できれば代わってあげたいくらいだけど」
QB「できるよ」
上条「……ねこが喋った?」
QB「さやかの願いは君のケガを治すこと」
QB「アフターサービスで、もうあんなケガをしないようにしておいたから」
QB「今の君は魔法で保護された… つまり戦う力のない魔法少女みたいなものさ」
ほむら「さやかの肉体に移るこでとができる、と」
上条「ならやってみよう」
上条「何が起こったのかは大体わかった」
上条「つまり今、さやかは氏んでる訳じゃないんだね」
杏子「こうしてあたしらのグリーフシードで持たせてるってわけ」
上条「元はといえば、僕のためにさやかがこんな目に遭ってたなんて……」
杏子「本人がそうなることを望んだんだ。他人がそう言っても仕方ないことなんだ」
上条「できれば代わってあげたいくらいだけど」
QB「できるよ」
上条「……ねこが喋った?」
QB「さやかの願いは君のケガを治すこと」
QB「アフターサービスで、もうあんなケガをしないようにしておいたから」
QB「今の君は魔法で保護された… つまり戦う力のない魔法少女みたいなものさ」
ほむら「さやかの肉体に移るこでとができる、と」
上条「ならやってみよう」
67: 2012/08/19(日) 02:10:29.95
さやか「これでどうかな?」
まどか「さやかちゃん……!」
杏子「すごいな、本物みたいだ!」
QB「肉体的には本物で、中身はさやかをよく知ってる人物だからね」
QB「君たちの体は長い時間使っていないと差し障りがあるんだろう」
QB「メンテナンスと思って、定期的に入れ替わってあげるといい」
まどか「何にしても、久しぶりにさやかちゃんに会えたみたいで…」
杏子「ああ、嬉しいよな!」
さやか「ありがとう、二人とも!」ダキッ
杏子(……ん?)
まどか「さやかちゃんの抱き心地も久しぶり~」モフモフ
杏子(……中身は上条だよな?)
まどか「さやかちゃん……!」
杏子「すごいな、本物みたいだ!」
QB「肉体的には本物で、中身はさやかをよく知ってる人物だからね」
QB「君たちの体は長い時間使っていないと差し障りがあるんだろう」
QB「メンテナンスと思って、定期的に入れ替わってあげるといい」
まどか「何にしても、久しぶりにさやかちゃんに会えたみたいで…」
杏子「ああ、嬉しいよな!」
さやか「ありがとう、二人とも!」ダキッ
杏子(……ん?)
まどか「さやかちゃんの抱き心地も久しぶり~」モフモフ
杏子(……中身は上条だよな?)
72: 2012/08/19(日) 02:15:13.62
さやか「杏子どうしたの?」ジーッ
杏子「いや、まぁ、どうしたというか」
さやか「気になることがあるなら、ちゃんと言ってね」ニコニコ
杏子「うん… でも今日はいいや……」
杏子(なにかおかしいぞ…… でもどこが……?)
杏子「いや、まぁ、どうしたというか」
さやか「気になることがあるなら、ちゃんと言ってね」ニコニコ
杏子「うん… でも今日はいいや……」
杏子(なにかおかしいぞ…… でもどこが……?)
74: 2012/08/19(日) 02:19:19.36
さやか「さすがにこの格好で外へ出るのはまずいかな」
ほむら「外では行方不明者となっているから」
マミ「誰かに見られでもしたら、またここへ戻るのが大変よ」
まどか「上条くんが氏体で見つかっても、それはそれで大騒ぎになるしね」
さやか「じゃあ、ここにいる間だけだね」
杏子(う~ん……)
さやか「杏子もそんな難しい顔しないの。ここに来れば、いつでも会えるんだからね」
杏子「いやあたしココに住んでんだけど」
ほむら「外では行方不明者となっているから」
マミ「誰かに見られでもしたら、またここへ戻るのが大変よ」
まどか「上条くんが氏体で見つかっても、それはそれで大騒ぎになるしね」
さやか「じゃあ、ここにいる間だけだね」
杏子(う~ん……)
さやか「杏子もそんな難しい顔しないの。ここに来れば、いつでも会えるんだからね」
杏子「いやあたしココに住んでんだけど」
76: 2012/08/19(日) 02:23:03.34
—— 学校 ——
上条「鹿目さん、今日もいいかな」
まどか「じゃあ杏子ちゃんにメールしとくね!」
・
・
・
さやか(さやかの体もだいぶ慣れてきたな)
マミ「みんなの分のティーセット、一通り持って来たわ」ヨイショ
まどか「近頃はもうこっちにいることの方が多いですからね~」
さやか「ありがとう、マミさん!」
杏子「ああ!!」
上条「鹿目さん、今日もいいかな」
まどか「じゃあ杏子ちゃんにメールしとくね!」
・
・
・
さやか(さやかの体もだいぶ慣れてきたな)
マミ「みんなの分のティーセット、一通り持って来たわ」ヨイショ
まどか「近頃はもうこっちにいることの方が多いですからね~」
さやか「ありがとう、マミさん!」
杏子「ああ!!」
77: 2012/08/19(日) 02:27:34.78
まどか「ど、どうしたのさ杏子ちゃん?」
杏子「この間からおかしいと思ってたんだ! やっとわかった!」
ほむら「私たちはおかしくなんかないわ!」
杏子「上条、お前さやかのフリしてるんだよな?」
さやか「うん、この体にいる間はね」
杏子「みんなあたしよりさやかと付き合い長かったから、ちょっと考えてみてほしいんだけど」
杏子「……さやかって、こんな可愛いかったっけ?」
まどか「杏子ちゃん、上条くんとそういう……」
杏子「いや、そうじゃなくてさ。何て言うんだろ……」
マミ「確かに、前より女の子っぽくなった感じはするような、しないような」
さやか「そうかな? さやかいつもこんなだったよ」
杏子「この間からおかしいと思ってたんだ! やっとわかった!」
ほむら「私たちはおかしくなんかないわ!」
杏子「上条、お前さやかのフリしてるんだよな?」
さやか「うん、この体にいる間はね」
杏子「みんなあたしよりさやかと付き合い長かったから、ちょっと考えてみてほしいんだけど」
杏子「……さやかって、こんな可愛いかったっけ?」
まどか「杏子ちゃん、上条くんとそういう……」
杏子「いや、そうじゃなくてさ。何て言うんだろ……」
マミ「確かに、前より女の子っぽくなった感じはするような、しないような」
さやか「そうかな? さやかいつもこんなだったよ」
79: 2012/08/19(日) 02:34:02.47
杏子「そうか……? どこがっていうんじゃなくて、何となく…… 違うような」
ほむら「いい表情するようになった、というのは薄々感じてたわ」
杏子「そうそう! それだよ!」
まどか「もしかして、さやかちゃんって杏子ちゃんの前ではいつも殺気立ってたから」
マミ「上条くんの再現してる美樹さんが、佐倉さんの知っている美樹さんとズレているのね」
杏子「……一理あるな」
さやか「さやかちゃんの意外な一面が見えて嬉しいでしょ?」テヘッ
杏子「あ、今のはさやかっぽい」
ほむら「いい表情するようになった、というのは薄々感じてたわ」
杏子「そうそう! それだよ!」
まどか「もしかして、さやかちゃんって杏子ちゃんの前ではいつも殺気立ってたから」
マミ「上条くんの再現してる美樹さんが、佐倉さんの知っている美樹さんとズレているのね」
杏子「……一理あるな」
さやか「さやかちゃんの意外な一面が見えて嬉しいでしょ?」テヘッ
杏子「あ、今のはさやかっぽい」
81: 2012/08/19(日) 02:40:07.48
パタン
さやか(ふぅ……)スルスル
さやか(他はともかく、このトイレの時と、お風呂の時だけは未だ慣れない……)
チロチロチロ フシィィィイイ!!!!
さやか(なんでこんな飛び散るわけ? 垂れるし)
カラカラカラ ペリッ
さやか(きれいに拭こうにも、見た目からしてけっこうグロいし)
さやか(さやかはいつもこんなグロい股間をしていたのか……)
さやか(ちょっと待て、さやかだけじゃないぞ!)
さやか(ふぅ……)スルスル
さやか(他はともかく、このトイレの時と、お風呂の時だけは未だ慣れない……)
チロチロチロ フシィィィイイ!!!!
さやか(なんでこんな飛び散るわけ? 垂れるし)
カラカラカラ ペリッ
さやか(きれいに拭こうにも、見た目からしてけっこうグロいし)
さやか(さやかはいつもこんなグロい股間をしていたのか……)
さやか(ちょっと待て、さやかだけじゃないぞ!)
87: 2012/08/19(日) 02:47:24.09
さやか(鹿目さんだって付き合い長いんだし)
さやか(その間に、かわいいトコあるじゃない、と思ったことくらいあるよ!)
さやか(たとえばそうだ、六年生の移動教室の時だって)
——回想——
まどか「さやかちゃん、もう寝ちゃった?」
さやか「まだだよ」
まどか「さっき怖い話したら、眠れなくなっちゃったよぅ」
さやか「まどかはちっちゃい子みたいだなぁもう」ヨシヨシ
まどか「ち、ちっちゃくないもん!」プンプン
※でも股間はグロい
さやか「はいはいちっちゃくないですね~」キュッ
さやか(その間に、かわいいトコあるじゃない、と思ったことくらいあるよ!)
さやか(たとえばそうだ、六年生の移動教室の時だって)
——回想——
まどか「さやかちゃん、もう寝ちゃった?」
さやか「まだだよ」
まどか「さっき怖い話したら、眠れなくなっちゃったよぅ」
さやか「まどかはちっちゃい子みたいだなぁもう」ヨシヨシ
まどか「ち、ちっちゃくないもん!」プンプン
※でも股間はグロい
さやか「はいはいちっちゃくないですね~」キュッ
88: 2012/08/19(日) 02:51:53.90
さやか(ついこの間、ぼくが入院するちょっと前にも)
——再び回想——
まどか「わたしも一回くらい欲しいなぁ~ ラブレター」
さやか「まどかめ、抜け駆けする気だな~」
まどか「そんな… こんなだから、わたしのこと好きな子なんて」
上条「けっこういるよ」
まどか「えっ…」
上条「前に一時髪型変えた時、話題になってた」
まどか「少しは大人っぽく、って思ってたんだけどね… やめちゃったよ」
※だが股間は充分大人っぽい
さやか「まどかはこっちの方が似合ってるよ」
まどか「もぅ! どういう意味?」
——再び回想——
まどか「わたしも一回くらい欲しいなぁ~ ラブレター」
さやか「まどかめ、抜け駆けする気だな~」
まどか「そんな… こんなだから、わたしのこと好きな子なんて」
上条「けっこういるよ」
まどか「えっ…」
上条「前に一時髪型変えた時、話題になってた」
まどか「少しは大人っぽく、って思ってたんだけどね… やめちゃったよ」
※だが股間は充分大人っぽい
さやか「まどかはこっちの方が似合ってるよ」
まどか「もぅ! どういう意味?」
89: 2012/08/19(日) 02:58:07.45
シャーー……
さやか「お待たせ…」(おまたせ… おまた… 股間が……)
杏子「どっか具合悪いの?」
杏子(どうしよう、このちょっと物憂げな表所もまた)ドキドキ
杏子(いや落ち着けって! 何だよドキドキって! 相手はさやかだぞ!)
杏子(いや、中身はさやかじゃないけど、もっと知らないヤツだし)
さやか(この子も股間が……)
杏子(……でも、一応男の子だからね… さやか相手にドキドキするより普通なのかも……?)
杏子(うん、普通ってことにしとこう)
さやか「お待たせ…」(おまたせ… おまた… 股間が……)
杏子「どっか具合悪いの?」
杏子(どうしよう、このちょっと物憂げな表所もまた)ドキドキ
杏子(いや落ち着けって! 何だよドキドキって! 相手はさやかだぞ!)
杏子(いや、中身はさやかじゃないけど、もっと知らないヤツだし)
さやか(この子も股間が……)
杏子(……でも、一応男の子だからね… さやか相手にドキドキするより普通なのかも……?)
杏子(うん、普通ってことにしとこう)
91: 2012/08/19(日) 03:02:45.32
さやか「ねぇ杏子……」
杏子「お、おおぅ!?」ビクッ
さやか「ゴメン、今日はもう帰る……」
まどか「本当に大丈夫? 家まで一緒に」
さやか「いいの。一人で帰れるから」
杏子「また、来てくれる…… よね?」
まどか(杏子ちゃんもおかしい…!?)
上条「うん、ま… 今度ね」
杏子「お、おおぅ!?」ビクッ
さやか「ゴメン、今日はもう帰る……」
まどか「本当に大丈夫? 家まで一緒に」
さやか「いいの。一人で帰れるから」
杏子「また、来てくれる…… よね?」
まどか(杏子ちゃんもおかしい…!?)
上条「うん、ま… 今度ね」
92: 2012/08/19(日) 03:08:34.75
——帰り道——
仁美(あら、上条さん?)
サスリサスリ
上条(こっちの方が、まだかわいいよね…… うん)
仁美(そっとしておいた方が良さそうですわね)
上条「ああ、志築さん。今帰るとこ?」サスリサスリ
仁美(見つかった!?)
仁美「え、ええ… 上条さんは」
仁美(股間がきになるのかしら……?)
上条「ああ、これ? ゴメン!」バッ プチッ
上条「ん? 今違和感が」
上条「……芽だ」
完
仁美(あら、上条さん?)
サスリサスリ
上条(こっちの方が、まだかわいいよね…… うん)
仁美(そっとしておいた方が良さそうですわね)
上条「ああ、志築さん。今帰るとこ?」サスリサスリ
仁美(見つかった!?)
仁美「え、ええ… 上条さんは」
仁美(股間がきになるのかしら……?)
上条「ああ、これ? ゴメン!」バッ プチッ
上条「ん? 今違和感が」
上条「……芽だ」
完
93: 2012/08/19(日) 03:12:43.70
え?
94: 2012/08/19(日) 03:14:53.01
乙乙
……え?つまりどういうことなの?
……え?つまりどういうことなの?
引用元: 杏子「さやかから芽が生えた」
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