1: 2012/12/07(金) 04:12:50.17 ID:zF8dckGc0
リツコ「洋ゲー?」
ミサト「外国製のテレビゲームのことよ」
リツコ「ああ……それがなにか問題でも?」
ミサト「いや~ただ外国のゲームってだけならいいんだけどねえ」
ミサト「ちょっちやってるゲームの内容が過激なのよ~」
3: 2012/12/07(金) 04:15:55.28
ミサト「そう、例えばこの間……」
数日前
ミサト「ただいま~」
ダダダダダダ!
ミサト「じゅ、銃声っ!?」
「野郎!ぶっ殺してやる!」
「ジョニー!違うんだっ!話を聞いてくれっ!」
ミサト「な、何が起きてるの?」
7: 2012/12/07(金) 04:19:26.25
ミサト「シンジ君、あなた何をやっているの?」
シンジ「黙れクソビXチ!」
ミサト「えっ?」
シンジ「その汚ねえけつにハンバーガーをつめ込まれたくなかったらっとと失せろ!」
ミサト「えええっ!?」
ダダダダダ!
「キャー!」
シンジ「ハハハッ!ざま~みろアバズレ女!」
8: 2012/12/07(金) 04:22:12.20
わろた
10: 2012/12/07(金) 04:25:01.88
ミサト「シンジ君、貴方なんて言葉遣いをしているの!?」
シンジ「あれ?ミサトさんいつの間に帰ってきたんですか?」
ミサト「たった今よ、そしたら家の中で変な音がするから来てみたらこの騒ぎよ」
シンジ「ああ、なるほど」
ミサト「って、そんなことはどうでもいいの!」
ミサト「それより貴方、今自分の言った言葉の意味わかってんの?」
シンジ「誰にでも股開くクソッタレ女って意味でしょ?」
シンジ「ちゃんと意味はわかってますから大丈夫ですよ」
14: 2012/12/07(金) 04:30:36.80
ミサト「それなら安心ねシンちゃん!」
ミサト「って、そうじゃないでしょう!」
ミサト「意味知ってて使ってるなら尚更問題よ!」
ミサト「そんな言葉使っていいと思ってるわけ!?」
シンジ「何そんなに怒ってるんです?別にミサトさんに言った訳じゃないですよ」
ミサト「そういうことじゃなくて、中学生のあなたがそんな単語を知ってるのがまずいのよ!」
シンジ「今時、これくらい誰でも知ってますよ」
15: 2012/12/07(金) 04:38:46.47
シンジ君はグラセフ系のゲームをやっています
シンジ「それにこの程度で騒いでたらこのゲーム遊べなくなっちゃいますよ!」
ミサト「この程度って……」
シンジ「すいません、今から次のミッションいくんでそろそろ行ってもらえませんか?」
ミサト「断るわ」
シンジ「えっ?」
ミサト「こんな不適切なセリフが出てくるゲーム、どんな内容か見ておかないと」
シンジ「ああつまり、僕の最高にイカれた過激な戦闘シーンが見たいということですか?」」
ミサト「ふざけないで遊びじゃないのよ、これは保護者としてのチェックよ」
17: 2012/12/07(金) 04:45:31.37
シンジ「はぁ……(遊びじゃないのよって……ゲームって遊びじゃないの?)」
ミサト「それじゃあ始めて頂戴」
シンジ「はい……(ミサトさんってゲームと現実の区別ができないのかな?)」
ミッション開始
「ジョニー、まずは取引現場にいくための車を取って来い」
「ちゃんと四人乗りの車種だぞ」
「オーケー」
シンジ「あークソ、さっきの戦闘で僕の愛車がおしゃかになっちゃったからな~」
シンジ「また車の入手か」
ミサト「車を取りに行くのね」
18: 2012/12/07(金) 04:50:40.21
シンジ「まあそんなところです」
ミサト「でどこまで行くの?」
シンジ「そこの大通りです」
ミサト「大通り?」
ミサト「見たところ車を売ってる店はないようだけど?」
シンジ「何言ってるんです?いちいち車を買うわけ無いでしょ」
ミサト「じゃあどうするつもり?」
シンジ「こうするんですよ」
「車から降りろ!さもないとうち殺すぞ!」
「ひいいいい!」
21: 2012/12/07(金) 05:08:15.44
ミサト「なっ!?」
シンジ「おっ、なかなかいい車だな今回の」
ミサト「ちょっと!シンジ君今あなた……」
シンジ「何驚いてるんですか?このゲームじゃ基本こうやって車を入手するんですよ」
ミサト「車屋はないの?」
シンジ「一応あるにはあるんですけど、値段が高いんですよ」
シンジ「序盤はお金もありませんし車は盗むしかありません」
ミサト「なんてこと……」
23: 2012/12/07(金) 05:13:46.70
シンジ「それにミサトさん、前勝手に車のバッテリー盗みましたよね?」
ミサト「あ、あれはー……」
シンジ「そんなミサトさんに批難する権利はないと思います」
ミサト「くっ……」
シンジ「それじゃあ仲間のところに戻ろう」
⊂(^ω^)⊃ブーン
「車を用意できたようだな」
「それじゃあ早速取引場所に向かうぞ」
「ジョニー、運転はお前だ」
24: 2012/12/07(金) 05:20:45.06
「オーケー、任せろ」
ミサト「この怪しいおっさんは誰?」
シンジ「この人は主人公を助けてくれるジェームズって人です」
シンジ「序盤、住むところもなかったジョニーにアパートを貸してくれたりする良い人ですよ」
「ジョニー、今回の取引はやばいことになる可能性もある」
「銃はいつでも撃てるようにしておけよ」
ミサト「ところでさっきから言ってる取引って何?」
シンジ「ヤク商人アルバートから買い付けた薬をマフィアのニコライに売りつけるんです」
ミサト「なんですって!?」
26: 2012/12/07(金) 05:27:42.74
シンジ「ああ、心配しなくても主人公はやらないんで大丈夫ですよ」
ミサト「売る時点で問題なんだけど」
シンジ「まあまあ細かいことはいいじゃないですか」
「よし取引場所についたな」
「いいか?交渉は俺がやる、お前は余計なことを言うなよ」
「わかってるよジェームス」
「何、これが終わったら2000ドルが手に入るんだ」
「帰ったらその金で酒でも飲もうじゃないか」
「そいつはいいな」
30: 2012/12/07(金) 05:34:41.39
シンジ「序盤で2000ドルは大きいなあ」
シンジ「2000ドルあれば新しい武器も買えるぞ」
ミサト「ちなみに新しい武器って」
シンジ「前武器屋に置いてあったマグナムがちょうどこれくらいの値段だったんですよ」
シンジ「オートマチックより威力があるんで一発で敵を仕留められるんですよね」
ミサト「ハハッ……よかったわね」
「ジェームス、なんか様子がおかしくないか?」
「ああ、こいつはちょっとヤバイかもな」
シンジ「うわあ、この手のやつは絶対取引失敗で戦闘だ」
33: 2012/12/07(金) 05:42:39.25
「リバティシティ警察だ!現場は包囲されている!おとなしく投降しろ!」
「何っ!?サツだとっ!?」
「ファッキン!アルバートの野郎、俺達をハメやがったな!」
「クソッ!とにかく今はズラかるぞ!」
シンジ「クソッタレ!どうせこんな事だろうと思ってたよ!」
ダダダダダダダ!
シンジ「うわあ!警官殺したせいで手配度が一気に3になっちゃったよ!」
「アルバートの野郎!後で絶対にぶっ殺してやる!」
シンジ「アルバートめ!手足全部銃で撃ったあと股間にマシンガンをぶっ放してやる!」
ミサト「ゲームのキャラよりシンジ君のが危ないこと言ってるわね」
34: 2012/12/07(金) 05:48:08.10
シンジ「クソッ!ポリ公の数が多すぎる!」
ミサト「ポリ公って……」
「ジョニー!先に言って警官を撃つんだ!俺が後ろから援護してやる!」
シンジ「なんだって!?あの警官だらけのとこに突っ込めってのか!?」
シンジ「酷いよジェームズ!」
シンジ「うわああああ!こうなったらマシンガン乱射で突っ切ってやる!」
ダダダダダダダ!
シンジ「ファOキン!全然当たらないや!」
37: 2012/12/07(金) 05:53:07.92
ミサト「下がりなさいシンジ君!」
シンジ「えっ!?」
ミサト「死にたいの!?いいから早く!」
シンジ「はっはい!」
ミサト「シンジ君!今持ってる武器は?」
シンジ「えっ、ええと……ハンドガンとショットガン、それからマシンガンとナイフです」
ミサト「ならショットガンを使いなさい!」
シンジ「ショットガンですか!?でも連射の効くマシンガンのが……」
ミサト「バカ!近距離戦ならショットガンが一番いいのよ!」
シンジ「はっはい!」
38: 2012/12/07(金) 05:57:06.64
そんな…ミサトさんまで…
40: 2012/12/07(金) 05:59:14.05
ズドン!ズドン!
「いいぞジョニー!この調子で一気に切り抜けるぞ!」
シンジ「すごい!警官の数がだいぶ減って楽になったぞ!」
ミサト「ショットガンの弾は飛び散るからね、多少狙いが外れても近距離なら当たってくれるわ」
シンジ「ミサトさん詳しいんですね」
ミサト「昔訓練受けてるからねえ」
シンジ「さすが本職の人だ」
「よしサツは片付いたな、増援が来る前にずらかるぞ」
シンジ「ふぅ……なんとか切り抜けたあ」
42: 2012/12/07(金) 06:06:41.76
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
「アルバートの奴、どう痛めつけてやろうか」
「せっかくの2000ドルが」
シンジ「次はアルバートへの報復ミッションかな」
「だが今すぐ動くのは危険だ、サツがウロウロしてるかもしれんからな」
「じゃあどうする?」
「とりあえずお前は一度アパートに帰れ、次の行動が決まったらこっちから連絡する」
「オーケージェームズ、だが出来るだけ早くしてくれよな」
「こっちはアルバートの野郎をぶっ殺したくてウズウズしてるんだから」
「それはお前だけじゃねえよ」
44: 2012/12/07(金) 06:12:45.87
ミサト「ミッションが終わったのね」
シンジ「ええ、とは言ってもすぐに次のミッションを始めるつもりですが」
ミサト「その前に……」
シンジ「その前に?」
ミサト「武器屋に行きなさい」
シンジ「えっ?」
シンジ「なんでですか?銃の種類なら十分じゃないですか?」
ミサト「残弾数」
シンジ「残弾数?」
ミサト「ハンドガンはともかくショットガンもマシンガンも弾数が大分減ってるわ」
48: 2012/12/07(金) 06:19:39.74
シンジ「しまった……さっきは逃げるのに必死で落ちてる弾薬拾うの忘れてたよ」
ミサト「マシンガンなんてそんな弾数じゃすぐ弾切れになるわよ?」
ミサト「次のミッションに万全の体制で挑むためにも補充しておきなさい」
シンジ「はっ、はあ……(なんでこの人こんなまじめに言ってるんだろう)」
武器屋
ミサト「よし弾の補充はできたわね、そしたらついでに手榴弾を買っておきなさい」
シンジ「手榴弾ですか……でもお金少ないし絶対必要ってものじゃ無いと思うんですが」
ミサト「お金気にして死んだら意味無いでしょ?とにかく買っておきなさい」
シンジ「はあ……」
51: 2012/12/07(金) 06:27:10.94
シンジ「結局あの後スモークグレネードまで買わされて残金は10ドルに」
シンジ「拳銃、ショットガン、マシンガン、手榴弾、スモーク」
シンジ「一体どこの特殊部隊だよ」
ミサト「さあそれじゃあミッションを始めましょう」
シンジ「はい……(最初に言ってた保護者としてのどうたらはどうしたんだろう)」
「ジョニー来たか、くそったれアルバートの居場所が分かったぞ」
「本当かジェームズ?」
「ああ、奴はコルレオーネ通りにあるアパートに潜伏しているらしい」
「その情報は正しいのか?」
「街一番の情報屋ブルースが言ってたんだ、間違いねえ」
「よしなら行くぞ」
54: 2012/12/07(金) 06:32:50.53
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
「ジョニー気をつけろ、アルバートはシディアスというギャングに匿われてるらしい」
「下手したらシディアスの連中とドンパチになるかもしれん」
「いつでも戦えるようにしておけよ?」
「大丈夫だ、そういう自体も想定して手榴弾も持ってきたからな」
ミサト「あらちゃんとセリフに反映されるのね」
シンジ「ミッション直前の行動がセリフに影響を与えるという新システムらしいです」
ミサト「ゲームも進歩してるのね」
55: 2012/12/07(金) 06:40:00.41
「よし着いたな」
「ここはもう既にシディアスの縄張りだ」
「気を引きしておけよ」
「オーケー」
「ジョニー、あの入り口にいる見張りを殺せ」
「くれぐれも気づかれるなよ」
シンジ「気付かれずに殺せって、すででやれってことかな?」
ミサト「こういう時は背後からゆっくり近づいて一気にナイフで喉を切るのよ」
シンジ「なるほど」
シンジ「そーっと……そーっと……」
ミサト「今よシンジ君!」
シンジ「はい!」
57: 2012/12/07(金) 06:46:16.43
「うっ!?……ぐぐっ……ああ……」
バタッ
「いい腕してるじゃねえかジョニー、昨日映画で見た特殊部隊みたいだったぜ」
ミサト「ナイスKILL!シンちゃん!」
シンジ「ははっ……(ミサトさんが一番楽しんでるよな)」
ミサト「でもここからが本番よ、いい?敵が現れたら出来るだけ一発で仕留めるのよ」
ミサト「一発でも弾を無駄にしちゃだめよ」
シンジ「はい……(ゲームなんだから気楽に殺ろうよ)」
61: 2012/12/07(金) 06:53:14.48
「ジョニー、あの扉はお前が開けろ」
「俺は後ろから援護する」
「オーケー」
シンジ「どうせ開けたらマシンガンが飛んでくるんだろ?」
ミサト「こういう時はね扉横の壁に張り付いてゆっくりドアを開けるの」
ミサト「そしてある程度開いたらそこに手榴弾を放り込んで先制パンチよ」
シンジ「手榴弾ってこういう時に使うのか、今まで普通に開けて撃ってましたよ」
ミサト「まあここはスモークでもいいんだけど最初はド派手にイキタイからねー」
シンジ「そうなんですか」
コロンコロン
「ん?」
ドカーン
62: 2012/12/07(金) 06:57:07.31
「グワーッ!」
「な、何が起きた!?」
「やるじゃねえかジョニー!」
ダダダダダダ
「ぐはーっ!」
ミサト「さあシンジ君!敵が混乱してるうちに仕留めなさい!」
シンジ「はっはい!」
ダダダダダダダダダ
「ギャー!」
「よしここは片付いたな!このまま奥に行くぞ!」
66: 2012/12/07(金) 07:04:24.42
ドガガガガ!
シンジ「うわわあ!」
ミサト「気をつけなさいシンジ君!ここは敵地よ!」
ミサト「奥に進むときも慌てず遮蔽物を利用して敵の位置を把握しなさい!」
シンジ「はっはい!(うわあ、完全に発令所のミサトさんになってる)」
ダダダダダダダダダダダ!
ミサト「一気に撃ち過ぎよ!もう敵は死んでる!」
シンジ「はいっっ!」
数分後
「よしあらかた敵は片付いたな、後はアルバートの野郎をぶっ殺すだけだ」
シンジ「思った以上に早く進んだなあ(ミサトさんうるさいけど、ミサトさんがいなかったらもっと苦戦してたかも)」
73: 2012/12/07(金) 07:09:12.89
ブオーン!
「なんだ!?」
「おいあの車に乗ってやがるのアルバートだ!」
「野郎逃げようってか!ジョニー車で追いかけるぞ!」
シンジ「追跡ミッションかあ……こういうの苦手なんだよなあ」
ミサト「車からでも銃は撃てるんでしょう?ならタイヤを狙いなさい」
シンジ「やっぱりパンクさせるんですか?」
ミサト「無駄に追いかけっこするよりそっちのが楽でしょ」
シンジ「まあ確かに」
ミサト「わかったら早く追いかけなさい」
75: 2012/12/07(金) 07:17:00.34
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
「くそあいつが乗ってる車スポーツカーじゃねえか!」
「くそっもっとスピード上げろ!」
ミサト「何やってるの!?早くタイヤを撃ちなさいシンジ君!」
シンジ「そんな事言っても運転しながら照準合わせるの難しいんですよ!」
ミサト「威嚇も兼ねてとにかく撃つのよ!」
シンジ「うわああああ!当たれ!当たれ!当たってよっっ!」
「ちくしょう駄目だ!この距離からじゃ届かねえ!」
ミサト「シンジ君前っ!」
シンジ「えっ?……うわああああああトラックだあああ!」
76: 2012/12/07(金) 07:23:33.78
ガシャーン!
ミサト「ああ、なんてこと……」
「アルバートが逃げちまった……ゲームオーバー」
シンジ「ううっ……後少しだったのに」
ミサト「シンジ君……私にやらせなさい」
シンジ「えっ?」
ミサト「あなたの運転は危なっかしくて見てられないのよ」
シンジ「そんなあ……」
ミサト「いいから早く!」
シンジ「操作分かるんですか?」
ミサト「解説書は全部読んだわ」
シンジ「いつの間に……」
80: 2012/12/07(金) 07:30:52.90
ミサト「細かいことはどうだっていいでしょ」
シンジ「………どうぞ」
ミサト「そーこなくっちゃああ!」
シンジ「まあいいや、ちょっと休憩してきます」
ミサト「ふふん♪見てなさい私のドライビングテクニックってやつを……」
シンジ「うわあ……(本当はやりたくってしょうがなかったんだろうな)」
数分後
シンジ「さてミサトさんはクリアできたかな?」
ミサト「コラアアアア!待ちなさいって言ってんでしょがあああああああああ!」
シンジ「ゲームに向かって叫んでた」
ミサト「通行人邪魔!」
通行人「ぐわああああああ!」
シンジ「ドラテクって歩道を爆走することだったのかな?」
85: 2012/12/07(金) 07:39:46.88
さらに数分後
ミサト「ハアハア……ついにやったわよシンちゃん」
シンジ「ドラテクがどうの言ってた割に随分苦戦してましたね」
ミサト「ま、まあちょっち、難しかったかなーって」
シンジ「アルバートはどうなりました?」
ミサト「アルバートならそこで伸びてるわ」
ミサト「むかつく野郎だったからもうちょっと痛めつけておきますか」
ミサト「オラ!オラ!」
シンジ「うわあ……死体に蹴り入れてるよ……」
ミサト「火葬の手間を省くためにここで焼いてやるわ」
ボオオオオオオオオオオオ
シンジ「死体に火炎瓶を投げるなんて……発想が怖いよ……」
ミサト「よく燃えるわねえ」
88: 2012/12/07(金) 07:51:27.07
ミサト「あらもうこんな時間になっちゃったじゃない」
ミサト「ゲームはこの辺にしておきなさい」
シンジ「ええ、僕もそろそろ終わりにしようと思っていました」
ミサト「それじゃあ、シンちゃん夕ごはんの仕込みお願いね」
シンジ「はい……(よく言うよな、ミサトさんが一番ノリノリだったくせに)」
シンジ「そういえばアスカ遅いですね」
ミサト「確かにそうねえなにしてるのかしら?」
89: 2012/12/07(金) 07:52:01.51
その頃アスカは
ヒカリ「ねえアスカ、そろそろ帰ったほうがいいんじゃない?」
アスカ「ダメよ!私はこの露助共を皆殺しにするまで帰るわけにはいかない!」
ヒカリ「露助って……そういう言い方良くないと思うんだけどな」
アスカ「アカの手先なんて露助で十分よ!」
「ソ連兵を皆殺しにしろー!」
「大ドイツ万歳!」
アスカ「ジークハイル!ジークハイル!ジークハイル!」
ヒカリ「はあ……」
90: 2012/12/07(金) 07:59:52.57
・
・
・
再び現在に戻って
ミサト「ってなことがってねえ、こんなゲームやってるしんちゃんをどう思う?」
リツコ「私はシンジ君よりあなたの人間性を疑うけどね」
ミサト「どうしてよリツコ!?」
リツコ「死体を火炎瓶で焼くなんて発想が野蛮すぎるからよ」
ミサト「お堅いわねーリツコは」
リツコ「万が一現実とゲームの区別がつかなくなってきたら早めに言って頂戴」
リツコ「隔離室に入れなきゃいけないから」
ミサト「あーはいはい、どうせ私は精神異常者ですー」
93: 2012/12/07(金) 08:06:32.63
リツコ「というか話はそれだけ?」
リツコ「ならどこか行って欲しいんだけど、私は忙しいのよ」
ミサト「お邪魔虫は退散しろって?」
ミサト「はいはいわーったわよ、行けばいいんでしょ行けば……」
ミサト「ったくつれないわねー」
バタン
リツコ「………」
リツコ「洋ゲーなんて殺してばっかりの知性も無いゲームの何が面白いのかしら」
リツコ「帰って太鼓の達人でもやりましょう」
完
101: 2012/12/07(金) 08:18:05.95
冬月「碇、さっきからパソコンで何をやっている?」
ゲンドウ「ザ・シムズだ」
冬月「何だねそれは?」
ゲンドウ「キャラクターを自分で作って生活させるシミュレーションゲームだ」
冬月「随分と変わったゲームだな、私はゲームと言ったらインベーダーくらいしか思い浮かばん」
冬月「それで碇はどんなキャラクターを作ったんだね?」
ゲンドウ「私自身だ」
冬月「ゲームの中で自分を作って楽しいかね」
ゲンドウ「ああ、楽しいとも……ここでならユイと暮らせるシンジとも仲良く出来る」
冬月「なんだとっ!?」
104: 2012/12/07(金) 08:24:18.68
冬月「そのゲームはそんなことが出来るのか?」
ゲンドウ「ああ……自分だけでなく妻や子供も作れる」
ゲンドウ「私はユイとシンジ、それからレイを作った」
冬月「碇……そのゲーム私でもできるかね?」
ゲンドウ「慣れるまでが面倒だが一度慣れてしまえばこっちのものだよ」
冬月「ほう、では私もパソコンとシムズを用意するとしよう」
ゲンドウ「冬月、お前もやるのか?」
冬月「ユイ君とイチャイチャできると聞いてやらずにはいられんだろう」
ゲンドウ「ユイは渡さんぞ」
冬月「ふん!なんとでも言え碇」
106: 2012/12/07(金) 08:31:29.99
数日後
ゲンドウ「ユイに引っ叩かれただと!?」
冬月「おやおや、夫婦仲が良くないのかね?」
ゲンドウ「なに、これはちょっとした喧嘩にすぎんよ……すぐに仲直りでk」
ゲンドウ「レイがぐれただとっ!?」
ゲンドウ「何故だ!?私のシナリオではこんなはずでは……」
ゲンドウ「最近シンジにも無視されるし私は一体……」
冬月「碇の家庭崩壊も時間の問題だな……」
冬月「貴様は現実だけでなくゲームの世界ですら家庭を作れないのか?無様なものだな」
ゲンドウ「冬月、随分と偉そうだがお前のほうこそまともにプレイできているのか?」
107: 2012/12/07(金) 08:40:08.54
冬月「私を侮るなよ碇」
冬月「見てみろ、これが私とユイ君の愛の巣だ」
ゲンドウ「バカなっ!冬月とユイがイチャイチャしてるだと!?」
冬月「どうだ碇、私の実力は大したものだと思わんかね?」
ゲンドウ「ユイ………ユイッ!ユイイいいいいいいいいいいいい!」
冬月「おや?碇の家台所から火が出てるではないか」
ゲンドウ「なんだとっ!?」
冬月「家も燃えていよいよすべてが終わりだな……ハハハハハハハハ!」
ゲンドウ「うわあああああああ!こんなゲーム辞めてやる!」
シンジ「うわあ……いい大人がゲームで叫んだりして恥ずかしくないのかな?」
今度こそ終わり
109: 2012/12/07(金) 09:53:31.41
親父ェ…
乙
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります