1: 2016/09/25(日) 20:03:55.96 ID:r4SMancE0

小鳥「さあ始まりました!765プロちょっといい話選手権!司会進行は日本一美人な事務員、音無小鳥が務めさせていただきます」

雪歩「あのぉ……まだよく状況が掴めてないんですけど」

小鳥「やることは簡単です。亜美ちゃんと真美ちゃんを1組にした12人で、仲間に関するちょっといい話をしてもらいます。公平を期すために自分に関するいい話をされた人は、話してくれた人に関するちょっといい話をしてもらいます!」

やよい「はわわー、こんがらがってきちゃいましたー」

小鳥「要するにはるちはは、はるちはで!やよいおりはやよいおりでお互いのいい話をしてってことよ!」

真(小鳥さん……)


2: 2016/09/25(日) 20:05:12.68 ID:r4SMancE0


春香「はいっ!それじゃ私からいきます!」

小鳥「さすが春香ちゃんね。もちろんお相手は?」

春香「千早ちゃんです!」

千早「は、春香……もうっ///」

小鳥「はるちはええわー(それでは春香ちゃんどうぞ!)」

律子「心の声漏れてますよ」

3: 2016/09/25(日) 20:05:38.03 ID:r4SMancE0


春香「実は私、たまに千早ちゃんの家にお料理やお菓子作りを教えに行ってるんです」

亜美「さすがはるるん」

真美「この時点ではるるんのいい話になっちゃってるよー」

春香「いつもは私がお節介で押しかけちゃってる感じなんですけど、今年の2月の上旬に千早ちゃんが初めて自分からお願いしてきてくれたんです!」

千早「春香……そ、その話は///」

春香「そしたら千早ちゃん、バレンタインチョコの作り方を教えて欲しいって言うんですよ」

春香「プロデューサーさんにでもあげるのかなって思ってちょっと妬いちゃったんですけど、いつも通り教えてたんです」

春香「千早ちゃんも結構お菓子作りに慣れてきてて、チョコ作り自体はそんなに手間取らずに成功したんです。でもその後が問題で……」

春香「好きな人にあげるならって私がメッセージカードを渡したら、とたんに慌てだしちゃって、『春香!絶対見ちゃダメだからね!』って私を遠ざけたんです」

春香「それから10分くらい経った後、千早ちゃんが『もういいわよ』って言うからキッチンに戻ったんです。そしたら千早ちゃんが真っ赤な顔してチョコを差し出してきて……」

春香「メッセージカードには4文字くらいを塗りつぶした痕があって、『いつもありがとう』って書いてあったんです!」

千早「っ……///」

やよい「千早さんかわいいですー!」

律子「渡す本人に作り方を聞いちゃうっていう不器用なところもまた千早らしくていいわね」

4: 2016/09/25(日) 20:07:56.04 ID:r4SMancE0


千早「もうっ///その話はしちゃダメって言ったじゃないの」

春香「アレー?ソウダッタカナー」

真美「ところで塗りつぶされてた4文字っていうのはなんだったの?」

春香「私も気になる!」

千早「教えてあげないわよ!もう///」

小鳥「いやぁ、良いはるちはをありがとうございました。ではルールに則って次は千早ちゃんお願いします」

千早「わかりました。と、いっても春香にはいつも助けられてばかりだから選ぶのは難しいですけど」


6: 2016/09/25(日) 20:10:52.05 ID:r4SMancE0


千早「では、ここはあえて春香が直接何かをしてくれたわけではない話をしますね」

春香「ええっ!それじゃあ私が気づいてないことかもしれないってこと?」

千早「そうなるわね」


千早「mp3プレーヤーってあるじゃないですか。私は結局スマートフォンを使っていないので、mp3プレーヤーにはよくお世話になっているのですが、春香はスマートフォンを持っているにも関わらず、まだ使っているんです」

春香「通勤時間が長いから……スマホの充電がすぐ減っちゃって」

千早「そうだったのね。ところで春香は普段あれでどんな曲を聞いているの?」

春香「色々だよ。事務所のみんなの曲も聞くし、今流行りの曲とかも聞いてるよ」

千早「嘘ね。そういった曲は全部スマートフォンの方に入ってるはずよ」

春香「……」

雪歩「えっ」

真「どういうこと?」


7: 2016/09/25(日) 20:12:03.14 ID:r4SMancE0


千早「それもそうよね。どこでも曲がダウンロードできるスマートフォンの方が新しい曲も入れやすいもの」

響「でもさっき、春香はスマホの充電がすぐ減っちゃうって」

千早「それも嘘よ。春香、この間言っていたわよね?『このスマホ、バッテリーの持ちだけはいいんだー』って」

千早「それに春香、いつもモバイルバッテリーを持ち歩いているわよね?」

春香「えっ、あの、その」

伊織「じゃあ春香のプレーヤーの中には何が入ってるのよ?」

春香「そそそそそそれはいいんじゃないかな!」

千早「ごめんなさい春香。いつもあなたが、とても笑顔で聞いている曲がどんなものか気になって、この間、春香がテーブルに置きっぱなしにしたmp3プレーヤーの曲を見てしまったの」

春香「ち、千早ちゃん、そんなことしてたの!?」

千早「本当にごめんなさい春香。信用を無くしてしまったわね」

春香「そ、そんなことないよ!千早ちゃんが何聞いてるか私だって気になるし」

響「それで、どんな曲が入ってたんだ?」

千早「入っていた曲は全てアーティスト名が同じ。つまり同じ人の曲しか入ってなかったの」

千早「『如月千早』、入っていた曲のアーティスト名には全てそう書いてあったわ」

春香「ーーーっ///」

8: 2016/09/25(日) 20:13:35.63 ID:r4SMancE0


亜美「えええ!じゃあはるるんはいつも千早お姉ちゃんの曲ばっかり聞いてたってこと!?」

千早「mp3プレーヤーで聞いてた時はそういうことになるわね」

春香「うぅ……恥ずかしいよぉ///」

千早「あのmp3プレーヤー、前に私とお揃いで買ったものよね?」

春香「うん……」

千早「本当はもう使う必要もないのに、大切にしていてくれたのね。ありがとう、春香」

春香「千早ちゃん……」

千早「お詫びに私の再生回数の多い順リストを見せてあげるわ」ポチッ

雪歩「これ……」

真「全部春香の曲じゃないか!」

春香「……えぐっ、ぐすっ」ゴシゴシ

伊織「ちょ、ちょっと、何泣いてるのよ!」

春香「ううっ……嬉しくてぇ……ぐすっ、私の歌なんて他の人に比べたら全然なのに……」

千早「そんなことないわ!」

9: 2016/09/25(日) 20:15:21.35 ID:r4SMancE0


千早「春香の歌は他の人にはない力があるわ。落ち込んだ時、いつも元気づけてくれるのは春香の歌だもの」

春香「ぢはやぢゃぁん」ボロボロ

千早「だから自分の歌を悪く言わないで。私が一番好きなアーティストを悪く言うのは私が許さないわ」

春香「ふぇぇん……」ボロボロ

あずさ「あらあら~素敵ねぇ~」

伊織「ちょ、ちょっと、アンタ達二人が仲が良いのはわかったから!春香がガチ泣きじゃないの!」

千早「ほら春香。ちーんして」

春香「ありがとぉ千早ちゃん」チーン



10: 2016/09/25(日) 20:15:48.48 ID:r4SMancE0


小鳥「いやー、素晴らしい話でしたね」

響「この後に話すのはハードルが高いぞ……」

貴音「それでは次は私が行きましょう」

響「言ったそばから!?」

貴音「勿論、響のお話ですよ」

小鳥「ひびたか!ひびたか!(それじゃあ貴音ちゃん。お願いするわね)」

律子「だからあなたって人は……」

11: 2016/09/25(日) 20:18:03.33 ID:r4SMancE0


貴音「皆はもう承知でしょうが、私は素性を明かしていないため、時にあらぬ疑いをかけられることがあるのです。」

貴音「今ではもう慣れましたが、始めの頃は記者から無礼な質問を投げかけられると、その度に私はすぐに感情を露わにしてしまいそうになっていました」

貴音「そんな時、いつも私を助けてくれたのが響だったのです」

貴音「枕営業を疑われた際の質問には『貴音、枕のCMやることになったのか!?』と言い、場を和ませ」

貴音「あるはずのない移籍に関してしつこく聞かれた際には、驚いたかと思えば、その場で私を泣いて引き止め、記者を謝らせてしまいました」

貴音「今思えば、それらは私を庇うためだったのでしょう」

響「えっ、あっ、うん。そうだぞ!」

真(絶対素だ……)

12: 2016/09/25(日) 20:21:08.96 ID:r4SMancE0


貴音「ですが、私が何よりも嬉しかったのは、ある事を響に尋ねたときでした」

貴音「あれはろけ先での旅館でのこと。深夜、中々に寝つけなかった私は一人窓から月を眺めていたのです」

貴音「故都のことやあらぬ疑惑の数々のこと。それらを考えていると、ふと気づかぬうちに私は涙を流していたのです」

貴音「すると、私が寝床にいないのに気づいたのか、響が起き上がってきました」

貴音「咄嗟に涙を隠そうとしましたが、響はすぐに気づいたようで慌てて心配をしてくれました」

貴音「何かあったのかと尋ねる響に、私はこう言ってしまったのです『響は過去も素性も知れぬ私と一緒にいて不安ではないのですか』と」


14: 2016/09/25(日) 20:22:17.93 ID:r4SMancE0


貴音「その時の響の表情と言葉は今でも鮮明に覚えています」

貴音「響はきょとんとした顔でこう言ったのです『貴音は貴音だぞ?自分は今の貴音が大好きでそれが全部さー、それじゃダメなのか?』と」ウルウル

響「うわー!貴音!泣いちゃダメだぞ!」

貴音「私はその言葉に何度救われたか……」ポロポロ

亜美「ひびきんは素でそういうことを言っちゃうのがすごいですなぁ」

真美「そーそー!真美たちも元気もらうこと多いっしょー」


15: 2016/09/25(日) 20:24:12.66 ID:r4SMancE0


響「貴音、落ちついたか?」

貴音「はい。響と皆にはお見苦しいところをお見せしました」

響「それじゃあ次は自分の番だな。だよな小鳥?」

小鳥「そ、そうね。お願い響ちゃん」

春香「最初の方の司会者っぽい喋り方がいつの間にか消えちゃってますね」

16: 2016/09/25(日) 20:24:43.02 ID:r4SMancE0


響「貴音は自分に救われたって言ってたけど、自分だってそうさー」

響「皆も知ってるかもしれないけど、実は自分、インターネットで悪口を書かれることが多いんだ」

響「動物と一緒にすんでるからくさそうとか酷いこと言われたりして……」

小鳥「何言ってるの!響ちゃんはいい匂いよ!私が保証するわ!」

律子「落ち着いて下さい小鳥さん」

響「も、勿論今は気にしてないよ!でも一時期すごく気にしてる時期があって、みんなに近づくのが怖かったんだ」

響「それは貴音にも同じで、いつも通り接してくる貴音をなんとなく避けてるみたいにしちゃってたんだ」

響「そんなある日、事務所で二人の時に貴音がいきなり抱きついてきたんだ」

小鳥「ぴ、ぴよ!まさか!」

響「多分、小鳥が期待してるのとは違うと思うぞ……」

18: 2016/09/25(日) 20:27:46.92 ID:r4SMancE0


響「自分、慌てて離れようとしたんだけど、全然動けなくて」

真「たしかに貴音さん、ボクより力強いもんね」

響「いきなりどうしたんだって聞いたら、ハム蔵から訳は聞いたって」

亜美「お姫ちんもハム蔵の言葉わかったの?」

貴音「じぇすちゃーでだいたいは伝わるものですよ」

響「訳を知ってるならなんで抱きつくんだって聞いたら『響を安心させるためです』って言ったんだ」

響「『顔も知らない者の言葉より、あなたを想う仲間の温もりを信用して下さい』って……自分子どもみたいに泣いちゃって、伊織が事務所に入ってくるまでずっと貴音に抱きしめてもらってたんだ」

伊織「だから、あの時妙に話しかけてきたのね」

響「他にも色々、いつも貴音には助けてもらってて……ここじゃ話しきれないぞ」

貴音「響……」ギュッ

響「う、うわぁ!貴音!恥ずかしいぞー!はーなーれーろー!」

貴音「なりません。私が満足するまでこのままでいてもらいます」

あずさ「あらあら~」
 
小鳥「……」カシャッ

律子「消してください。さもなくばスマホ壊しますからね」

19: 2016/09/25(日) 20:28:26.86 ID:r4SMancE0


亜美「よーし!亜美たちも負けてらんないっしょ!」

真美「真美たちの話で1リットルの涙流してもらっちゃうよー」

律子「何であんたそんなドラマ知ってるのよ」

真美「別に……」

律子「やめなさい!」

小鳥「と、ところで亜美ちゃんと真美ちゃんは誰のちょっといい話をしてくれるの?」

亜美「亜美達が話すのは……」

真美「ズバリ!あずさお姉ちゃんの話っしょ!」

あずさ「あらあら~」

20: 2016/09/25(日) 20:29:31.50 ID:r4SMancE0


亜美「あれは数ヶ月前のこと……亜美たち『FUTAMI』は解散の危機に瀕していた……」

伊織「なにアイドルグループみたいに言ってんのよ」

真美「原因はso……メンバー間の不仲!」

伊織「二人しかいないじゃないの!」

亜美「亜美たちは、なんと3日間、口をきかない日々が続いたんだYO」

千早「そういえばそんなことあったわね。いつの間に日仲直りしていたけれど」

伊織「それで?その喧嘩の原因はなんだったのよ」

真美「真美達が二人でお小遣いを出しあって買った超高級アイス……それが事務所の冷凍庫の奥から消えていたのだ!」


21: 2016/09/25(日) 20:31:34.12 ID:r4SMancE0


亜美「アイスを買ったことは亜美たち二人しか知らない……」

真美「つまり!冷凍庫の奥からアイスを取り出して食べれるのはそのどちらかしかいないってことだったんだよー」

亜美「互いが互いを疑い合い、口をきかなくなって三日目の午後……」

真美「その時はやってきたんだYO」

亜美「事務所に二人だけだった亜美たちはいつも協力プレイするゲームを別々にやっていた……」

真美「そんな時、事務所に現れたのがあずさお姉ちゃんだったんだよー」

亜美「亜美たちは二人とも一斉に話しかけようとした……話し相手がいなかったからね」

真美「だが、その時気づいたのだ!あずさお姉ちゃんの持っている箱に!」

亜美「見間違えようもない……確かにそれは三日前に亜美と真美が買ったアイスのメーカーの箱だった!」

22: 2016/09/25(日) 20:33:30.21 ID:r4SMancE0


真美「箱を真美たちの近くのテーブルに置いてあずさお姉ちゃんはこう言ったのさ」

亜美「『二人が喧嘩してると私も悲しいわ~。これ、二つ買ってきたから一個ずつ食べて?それで仲直り。ね?』」

響「亜美の声真似の上手さに頭がいっちゃうぞ……」

真美「真美たちは涙した!そこからは一心不乱にアイスを貪り食い、ものの30秒でアイスはなくなった……」

伊織「もっと味わいなさいよ!」

亜美「亜美たちの危機を救った彼女自身は……」

真美「ただ笑顔で真美たちを見つめていたのだ……」

23: 2016/09/25(日) 20:35:44.56 ID:r4SMancE0


やよい「はわ~、あずささん素敵です~!」

貴音「やはり、あずさは皆の模範となるような方ですね」

あずさ「あ、あらあら~」



【三浦あずさ 事件当日の記憶】


律子「亜美!真美!なに冷蔵庫の前でニヤニヤしてるの!もう仕事の時間でしょ!」

亜美「あ!そうだった!」

真美「忘れてたっしょー!」

律子「下に車停めてあるから先に乗ってなさい」

亜美 真美「あいあいまむ!」ダッ

律子「撮影お疲れ様でしたあずささん。アイス入れておくので良かったら食べてください」

あずさ「あらあら~、いいんですか?」

律子「暑い中頑張ってくださったことへのせめてものお礼です」

あずさ「それじゃあ後で頂いておくわね~。律子さんもお仕事頑張って下さいね」

律子「はい!それでは行ってきます!」

24: 2016/09/25(日) 20:37:05.32 ID:r4SMancE0


ーー15分後


あずさ「さて、それじゃあ律子さんが買ってくれたアイスを頂いちゃおうかしら」ガラッ

あずさ「どこかしら?見当たらないわ~」

あずさ「あら?この奥に埋もれてるものは……」ガサッ

あずさ「今話題の高級アイス!律子さんこんなに良い物を買ってくれたなんて……なんだか申し訳ないわ~」

あずさ「でも、せっかくのご好意だし、頂いちゃいましょう」パクッ

あずさ「ん~、美味しいわぁ」パァァ

あずさ「やっぱり良いものは違うわね~」

25: 2016/09/25(日) 20:38:21.93 ID:r4SMancE0


ーー夕方


律子「ただいま戻りましたー」

あずさ「おかえりなさい律子さん。あら?亜美ちゃんと真美ちゃんは?」

律子「もう夕方なんでそのまま送ってきちゃいました」

あずさ「そうだったんですか~」

律子「それにしても本当に暑いですね~喉乾いちゃいました」ガコッ

律子「あー!ごめんなさいあずささん!私、ボケちゃったみたいでアイスを冷蔵庫に入れちゃってました!」

あずさ「……あらあ…………ら?」

律子「あぁもう!少しとけちゃってるし……ごめんなさいあずささん。食べられませんでしたよね」

あずさ「だ、大丈夫でしたよ~、事務所は冷房が効いてましたから~」

律子「本当にごめんなさい、新しいの買ってきますね」

あずさ「いいんですよ~、誰にでも間違っちゃうことはありますから」

あずさ(どうしましょう……じゃあ、あれは誰のアイスだったのかしら)

26: 2016/09/25(日) 20:40:36.28 ID:r4SMancE0


あずさ(亜美ちゃん、真美ちゃん。あの時は本当にごめんなさい……)

あずさ「そ、それじゃあ次は私が二人のことを話す番ね~」

小鳥「はい。お願いします」

あずさ「実は私、結構車酔いをしやすい体質なんです。だからいつもは移動の前に酔いどめを飲んでいるんですけど、一度忘れてしまったことがあって」

あずさ「その日に限って、ロケバスでの長距離移動だったんです。」

あずさ「酔いませんようにってずっとお願いし続けてたんですけど、それが逆に負担になってしまったようで、結局すごく酔ってしまったんです」

あずさ「見兼ねた律子さんが、少し車を停めて休みましょうかと言ってくれたんですけど……その日はただでさえ時間が押していたので遠慮してしまって……」

律子「ごめんなさい……私が無理にでも停めていれば」

あずさ「律子さんは悪くないですよ~、遠慮しちゃった私のせいです」

27: 2016/09/25(日) 20:41:59.44 ID:r4SMancE0


あずさ「その後なんですけど、亜美ちゃんと真美ちゃんが飴とかガムとかをいっぱい出してくれて……少しでも良くなるならって」

あずさ「それだけじゃなくて、話してた方が良くなるからって真美ちゃんが色々な面白いお話をしてくれて……亜美ちゃんなんてわざわざスマホで車酔いに効くツボなんていうのまで調べてマッサージしてくれたんですよ」

あずさ「私、それが嬉しくて嬉しくて……いつの間にか車酔いなんて消えちゃってたんです」

あずさ「あの時は本当にありがとう。亜美ちゃん、真美ちゃん」ニコッ

亜美「えへへ……」

真美「なんだか照れちゃうよー」

春香「亜美も真美も、いたずらっ子だけどすっごく優しいもんね」

美希「昨日、美希のおにぎりがなくなった時も一緒に探してくれたの!」

亜美「それは結局ミキミキが食べたの忘れてただけだったけどね……」

28: 2016/09/25(日) 20:43:42.46 ID:r4SMancE0


ガチャッ

P「あれ?どうしたんだ皆集まって」

小鳥「プロデューサーさん。実はですね……」


P「へぇ……そんなことやってたんですね。面白そうじゃないですか。どうだ?誰か俺に関するちょっといい話してくれないか?」

やよい「うっうー!それじゃあ私がしまーす!」

やよい「この間すーっごい雨が降った時のお仕事で、体中びしょびしょになっちゃったんです!」

P「あっ、やよい。その話は」

やよい「上の服は貸してもらった衣装だから平気だったんですけど、下着はそうじゃなくて……」

律子「雲行きが怪しくなってきたわね」

やよい「そしたらプロデューサーが私にピッタリの下着をくれたんです!古いのは俺が洗っておくからって」

伊織「ほぉ……」

やよい「あれっ?でもまだあの下着返って来てないような……もらったのを使ってて忘れちゃってましたー!」

千早「まず、なんでプロデューサーが高槻さんの下着のサイズを知っているんですか」

律子「はい、じゃあとりあえず社長室に連行するわよ。真、押さえるの手伝って」

真「動くと折りますからね」ガシッ

P「え、折るって何を……誰かぁ!助けてくれぇ!」ズルズル

小鳥「長くかかりそうなので、残りは第二回にしましょうか」

春香「そ……そうですね」



いったんおしりちん







33: 2016/09/25(日) 22:28:52.73
Pだしアイドルの体系ぐらい把握してるよね
おつ

引用元: 小鳥「第1回765プロちょっといい話選手権!」