2: 2014/03/05(水) 17:16:20.60 ID:yh03yMBu0
まどか「…はぁー、良い式だったね」

さやか「うん…」


二次会会場


仁美「…皆さん、今日はこうしてお祝いをして頂いて…本当にありがとうございます」

さやか「あははっ親友のお祝いだもん!あったり前でしょー?」

さやか「仁美、ちょー綺麗だったよー」ヒック


仁美「さやかさん…」

1: 2014/03/05(水) 17:11:39.43 ID:yh03yMBu0
以前VIPで建てた、さやか「…何人ん家でさ、勝手に上がってご飯作ってんの」http://sp.logsoku.com/r/news4vip/1392885417/の続きになります。

ちょっと未来の話しですが、本編後とか叛逆後とか考えず書いてるんで、適当に補完しといて下さい。

 http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1392885417/

4: 2014/03/05(水) 17:34:45.79 ID:yh03yMBu0
さやか「きょーすけぇ、仁美泣かせたらぶっ飛ばすから?!あははは」

恭介「…さやか、大丈夫かい?」

さやか「大丈夫大丈夫!だってさやかちゃんですよ??」

まどか「さ、さやかちゃん…」

杏子「おいさやか、さすがに飲み過ぎだって。その辺にしとけ、な?」サスサス

さやか「うう?ん…」

5: 2014/03/05(水) 17:37:20.34 ID:yh03yMBu0
杏子「…じゃあ、あたしこいつ送ってくから」

恭介「あ、タクシー呼ぼうか?」

杏子「んー、いや平気平気!さやかん家すぐそこだし…ちょっと風あてた方が良さそうだ。んじゃ、皆飲み過ぎんなよー」
ガララッ


杏子「おーい、さやか歩けるかー?」

さやか「んんー…大丈夫だってば…」

杏子「ほら…しっかり掴まっとけっての」

杏子「…ったく、弱い癖に無茶な飲み方しやがって」

さやか「んんー…大丈夫だってば?…先生?」


杏子「…はぁ」

6: 2014/03/05(水) 17:44:16.82 ID:yh03yMBu0
一人ミキハウス


ガチャッ
杏子「…よっと」

ドサッ
さやか「ん…水ぅ…」

杏子「ったくよぉ…」ジャー

杏子「ほれ!」

さやか「んー…」ゴクゴク

さやか「…」zzz

杏子「っておーい、せめて着替えてから寝なよ…さやかー?」ペチペチ

杏子「……このまま襲っちまうぞー?」

さやか「んん…」

さやか「…す…き……」

杏子「!」

さやか「きょう……ムニャムニャ…」

杏子「…」



杏子「…どっちの"きょう"なんだよ。それ」ペシッ


杏子「おやすみ…さやか」

8: 2014/03/05(水) 18:04:54.88 ID:yh03yMBu0

チュンチュン

さやか「うー…朝?…ぅっ頭痛ぁ…」

さやか「…ん?」ピラッ


"仕事行ってきます。朝飯作ったから、起きたら食え。杏子"


さやか「…杏子、さっきまでいたんだ」



ピーンポーン
さやか「ん?…はーい」

ガチャッ
さやか「あれ、まどかに…ほむら?」

まどか「うぇひひ…大丈夫?一応、二日酔いの薬買ってきたよ」

ほむら「…ちゃんと帰れたようね」

さやか「あー…ありがと。まぁ上がってよ」

9: 2014/03/05(水) 18:13:52.33 ID:yh03yMBu0
ほむら「…あなた、酔い方が酷かったからまどかが心配していて」

さやか「う…ごめん。そんなに?」

ほむら「え!…ま、まさか!あれを覚えていないの?酔った勢いとはいえ…あんな」

まどか「ほむらちゃん!…忘れてた方が良いって…」

さやか「えっえっ!?ちょっ、何…私何したの…!?」

まどか「…」

ほむら「…っ」

さやか「…ね、ねぇ…」

10: 2014/03/05(水) 18:47:48.85 ID:yh03yMBu0
ほむら「ふふっ…冗談よ」

まどか「うぇひひ」

さやか「!?」

さやか「…えー…何?ちょっ止めてよそういうの?…」ハァ~

ほむら「これに凝りたら、もうあんな飲み方やめなさい」

さやか「…肝に銘じます」

まどか「実はね、杏子ちゃんからメールがあったの。…時間あったら様子見てくれないかって」ティヒヒ

さやか「え…そうなの?」

ほむら「すっかり保護者ね。…昔は逆だったように思えたけど」クスッ

11: 2014/03/05(水) 19:09:19.90 ID:yh03yMBu0
さやか「あはは…そういえば二人共、今日は休みなんだ?」

まどか「私はまた夕方には空港向かわないとなんだけどね…」

さやか「へー…さっすがバリキャリ」

まどか「うぇひひ。まぁね…」キョロ

まどか「ね…杏子ちゃんと住んでるの?」

さやか「ん?…んー、正式にはまだだけど…まぁ、頻繁に泊まりには来てるよ。あいつ」

まどか「…そっか」

さやか「二人で住むにはさすがに狭いしね、この部屋。もっと広い所引っ越そうかなって」

12: 2014/03/05(水) 19:56:16.46 ID:yh03yMBu0
さやか「で、そういう二人は?」

ほむら「えぇ、もちろん」

まどか「…住んでないよ」

まどか「たまに何故かほむらちゃんが家で待ってるんだけど…」ジト

さやか「へ、へぇー…」

ほむら「ま、まどかが心配なのよ!それに…そうでもしないと中々会えないし」

まどか「はいはい。じゃあ、また美味しいご飯作って待っててねー」ナデナデ

さやか「なんだ…結局ラブラブな訳?」

まどか「うぇひひ♪」ナデナデ

さやか「…ねぇ、まどか」

まどか「ん?」

さやか「まどかはさ、迷いとかないの?…その、女同士って…」

まどか「んー…」

ほむら「ある訳ないでしょう。ね?まどか」

まどか「…そりゃ、全くない訳じゃないよ。今でもたまに思うもん。これで良いのかなって」

ほむら「ま、まどか!?」

13: 2014/03/05(水) 19:59:59.01 ID:yh03yMBu0
まどか「…でも」

まどか「お仕事で色んな国に行くようになって、色んな考えを持った人達に出会ってね、自分が知ってる世界の狭さに気付いたんだ…。だからあれこれ悩んでも、結局はこれで良っかって…そう思うんだよね」

ほむら「まどか…」

さやか「…まどかさ、変わったね」

まどか「うぇひ?そうかな?」

さやか「…うん。変わってないって思ってたけど、やっぱり変わった。昔のオドオドしてたまどかとは大違い」

まどか「てぃひひっ何も変わらないよぉ。私は、さやかちゃんが知ってるまどかだよ?…でも」チラ

ほむら「?」

14: 2014/03/05(水) 20:01:14.45 ID:yh03yMBu0
まどか「…もし私が変わったんだとしたら…それは

プルル
まどか「!あ、ちょっとごめん…」

まどか「はい……えっ?あー…分かった。先方には私も一緒に行く。…うん。大丈夫だから…あ、一旦会社寄るから…うん、じゃあ」ピッ

まどか「ごめんっさやかちゃん、ほむらちゃん…!私行かないと」

さやか「仕事?」

まどか「うぇひひ…うん、ちょっと…。今度埋め合わせするから!」

15: 2014/03/05(水) 20:05:15.95 ID:yh03yMBu0
ガチャッ
まどか「じゃ、行って来るね」

まどか「…あ、さやかちゃん」

さやか「ん?なぁにまどか」

まどか「さっきの続き…私が変わったんだとしたら、それはほむらちゃんのおかげだよ」コソッ

さやか「え」

まどか「ほむらちゃんが、いつも変わらずに待っていてくれるから、どんな私でも受け入れてくれるから…私はどこへだって行けるし、どんな自分にもなれるの」

さやか「!…そっか」

まどか「うぇひひっほむらちゃんには、内緒だよっ!」コソッ

ほむら「何?何なのまどか?」

まどか「何でもなーいよ♪じゃあ、私もう行くね!……ほむらちゃん!」チュッ

ほむら「!」

まどか「行ってきます」

ほむら「…行ってらっしゃい」

パタン…

16: 2014/03/05(水) 20:08:59.72 ID:yh03yMBu0
さやか「ふーん」ニヤニヤ

ほむら「…何よ」

さやか「いや、あんたもそういう顔するんだなぁってさ」

ほむら「なっ///…うるさいわね」

さやか「見送り行かなくて良かった訳?」

ほむら「…またすぐに会えるもの。“行ってらっしゃい”と“行ってきます”だけで、私達は充分なのよ」ファサッ

さやか「…あんたら、やっぱりお似合いだわ」

17: 2014/03/05(水) 20:09:25.51 ID:yh03yMBu0
さやか「さて、と。ほむら、この後予定は?」

ほむら「いいえ、特には。本当は、夕方までまどかと過ごす予定だったのだけれど…」

さやか「おし!じゃあ、丁度良いや」

ほむら「?」

さやか「…私とデートしない?」

ほむら「…あなた、まだ酔ってるの?」

さやか「…」

さやか「…いや、何かもう良いや。良いから外行こ外!」グイ

ほむら「あ、ちょっと…」

18: 2014/03/05(水) 20:12:57.61 ID:yh03yMBu0
喫茶*ピュエラマギ

カランカラン

マミ「あら、美樹さんに暁美さん」

さやか「どーも!来ちゃいました」エヘヘ

マミ「珍しい組み合わせねぇ。どうぞ座って?…暁美さんはいつもので良いかしら?」

ほむら「えぇ。お願い」カタン

さやか「って、ほむらあんた知ってたの?」

マミ「彼女、もうすっかりここの常連よ?」クスクス

さやか「へぇー…。あ、マミさん、この間はケーキありがとうございました。仁美達感動してましたよ!」

ほむら「あぁ、あれやっぱり巴さんのだったのね。確かに良い出来だったわ」

マミ「ふふっ。ありがとう」

マミ「あ、そうそう!美樹さん、せっかく来てくれたのにごめんなさい。あの子、ちょっと買い出し頼んじゃって…今外してるのよ」

さやか「そうなんですか…」

マミ「…多分もうちょっとで戻ると思うんだけど。それまでいてくれて構わないから」

19: 2014/03/05(水) 20:18:16.13 ID:yh03yMBu0
ほむら「…今日は、杏子とあなただけなの?」

マミ「え?…あぁ。あれ」チラ

ほむさや「「?」」

なぎさ「ぅ?!」カリカリ

マミ「…定期試験が近いから、それまではお店は休ませてるの」

マミ「あの子ったら、一人にさせるとすぐサボろうとするから。こうしてここで勉強させてるの」フゥ

さやか「ありゃぁ…学生は大変だぁ」

マミ「ね、暁美さん、良かったら見てあげてくれないかしら?今日のお茶とケーキ代でどう?」

ほむら「ほむぅ…仕方ないわね」カタン…スタスタ

マミ「ありがとう♪なぎさちゃーん、しっかりね!」

なぎさ「うぅ?鬼ぃ?!」

マミ「クスクス」

さやか「…」

さやか「…あの、私に何か話しでも?マミさん」


マミ「あら、随分察しが良いのね」

20: 2014/03/05(水) 20:19:50.53 ID:yh03yMBu0
所々文字化が

ほむら「…今日は、杏子とあなただけなの?」

マミ「え?…あぁ。あれ」チラ

ほむさや「「?」」

なぎさ「ぅぅーっ!」カリカリ

マミ「…定期試験が近いから、それまではお店は休ませてるの」

マミ「あの子ったら、一人にさせるとすぐサボろうとするから。こうしてここで勉強させてるの」フゥ

さやか「ありゃぁ…学生は大変だぁ」

マミ「ね、暁美さん、良かったら見てあげてくれないかしら?今日のお茶とケーキ代でどう?」

ほむら「ほむぅ…仕方ないわね」カタン…スタスタ

マミ「ありがとう♪なぎさちゃーん、しっかりね!」

なぎさ「うぅーっ鬼ぃー!」

マミ「クスクス」

さやか「…」

さやか「…あの、私に何か話しでも?マミさん」


マミ「あら、随分察しが良いのね」

21: 2014/03/05(水) 20:29:27.95 ID:yh03yMBu0
マミ「佐倉さん…」

さやか「?…杏子?」

マミ「えぇ…美樹さん、佐倉さんと何かあった?」

さやか「杏子と…?いいえ?」

マミ「そう?…あの子、朝来た時から元気がない気がしたから…」

マミ「今日だけじゃなくって、妙に落ち着きがなかったり…最近様子がちょっとおかしいのよね」

マミ「夕べは美樹さんの所にいたんでしょう?…何か知らないかしら」

さやか「夕べ…。実は、夕べは私かなり酔っ払ってて…記憶がないと言いますか……」ゴニョゴニョ

マミ「もうっ。美樹さんも良い大人なんだから、お酒の飲み方くらいちゃんと覚えないとね」ツンッ

さやか「はい…」

マミ「でも、そう…美樹さんも分からない、か」フム

さやか「…」

マミ「?…美樹さん?」

さやか「あっ、いえ…その」

さやか「…」

23: 2014/03/06(木) 20:26:00.55 ID:rqxyV4VpO
マミ「えぇっ!?プ、プロpモガッ」

ほむなぎ「「!?」」ビクッ

さやか「しー!しーっ!マミさん声大きいですって!!」コソッ

マミ「ご、ごめんなさい」

マミ「まぁ、何かあるとすれば美樹さん関連だとは思ってたけど…そう、そんな事が」

さやか「やっぱり、あいつマミさんにも話してないんだ…」

マミ「…」

マミ「ね、美樹さんはどう思うの?佐倉さんとどうなりたい?」


さやか「え?」

24: 2014/03/06(木) 20:27:02.93 ID:rqxyV4VpO
さやか「…ど、どうって」

マミ「聞き方が妙だったわね」

マミ「ただ、なんとなく今の美樹さん…まだ迷いがあるように見えたから」

さやか「…」

マミ「まぁ、簡単な事じゃないものね…色々と」

マミ「美樹さん」

さやか「…」

マミ「佐倉さんの事、好き?」

さやか「…っ……」

さやか「………好き」



なぎさ「なぎさは、マミが片付くまで色恋沙汰は遠慮しておくのです」

ほむら「よく躾けられてるのね」

25: 2014/03/06(木) 21:35:05.13 ID:bG8wsN2Y0
さやか「好き…です。杏子の事」

マミ「どういう意味で?」

さやか「…それは」

マミ「あ、待って…」

ガチャッ…

杏子「ただいまー。ったく、コキ使いやがって…」

杏子「!…さやか」

マミ「ご苦労様。…佐倉さん、それしまったらもう上がって良いわよ」

杏子「え、でも…」

マミ「お客さんも丁度引いたし、今日はもう店仕舞いよ。新しいレシピ開発をしたいの」

杏子「?…ふーん。じゃあ…」ドサッ…ゴソゴソ

マミ「後は本人同士で…ね?」コソッ

さやか「ま、マミさん」

26: 2014/03/06(木) 21:49:17.08 ID:bG8wsN2Y0
さやか「好き…です。杏子の事」

マミ「どういう意味で?」

さやか「…それは」

マミ「あ、待って…」

ガチャッ…

杏子「ただいまー。ったく、コキ使いやがって…」

杏子「!…さやか」

マミ「ご苦労様。…佐倉さん、それしまったらもう上がって良いわよ」

杏子「え、でも…」

マミ「お客さんも丁度引いたし、今日はもう店仕舞いよ。新しいレシピ開発をしたいの」

杏子「?…ふーん。じゃあ…」ドサッ…ゴソゴソ

マミ「後は本人と話しなさい」コソッ

さやか「ま、マミさん」

27: 2014/03/06(木) 21:50:21.08 ID:bG8wsN2Y0


杏子部屋

コンコン
さやか「…杏子、入っても良い?」

ガチャッ

杏子「おー。ちょっと着替えるから、適当に座っててくれ」

さやか「う、うん…」

杏子「ははっ…何緊張してんだよ」シュルッ

さやか「えっ…いや、別に…」チラッ

さやか(…杏子、肌綺麗だなぁ)

28: 2014/03/06(木) 21:50:46.84 ID:bG8wsN2Y0
杏子「…なぁ」

杏子「あんま見んなよ///着替えづらい…」

さやか「へっ?…あ、ごめん///」

さやか「…結構、綺麗にしてるんだね。部屋」

杏子「んー、散らかすとマミがうるさそうだしな。…つっても、元々荷物が少ねぇってのもあるけどさ」

杏子「ほらっ、あたしって結構フラフラしてんじゃん?だから、あんまり増やさないようにしてたんだよね」

さやか「…ぁ」

30: 2014/03/06(木) 22:29:57.11 ID:bG8wsN2Y0
さやか「…あのさ!」

さやか「…い、一緒に暮らそうって話し、覚えてるよね?」

杏子「…」

さやか「今の私の部屋じゃ狭いしさ、やっぱり引っ越そうと思うんだよね!あーえっと…杏子はさ、どんな部屋が良いと思う?」

杏子「さやか…」

さやか「か、家具とかもさ、新しく揃えちゃったりとか?ね、杏子」

杏子「さやか」

さやか「…」

さやか「…どこにも行かないでよ」ボソ

杏子「…」

杏子「…さやか、本当にあたしで良いって思ってる?」

さやか「…え?」

31: 2014/03/07(金) 00:22:20.83 ID:dXUJF1Hf0
さやか「…私、そんなに信用ないかな」

杏子「…そういう訳じゃねぇけど」

さやか「やっぱり私のせい?マミさんが、杏子朝から元気なかったって…」

さやか「私がはっきりしないから、マミさんにも言えなかった?私達の事…」

杏子「…」

さやか「迷ってるように…見える?」

杏子「…ぶっちゃけ」

さやか「…私、私はね」

杏子「…いや、悪りぃ。困らせたい訳じゃないんだ。そのままのさやかで良いって言ったのにな…あたし」

さやか「…杏子」

さやか「私…好きだよ。杏子の事…」

杏子「…“友達”として?」

さやか「…どうかな」

杏子「っ…どうかなって」

32: 2014/03/07(金) 00:30:44.43 ID:dXUJF1Hf0
さやか「…最近さ」

さやか「何してても、杏子の顔が浮かぶんだよね…」

さやか「ちゃんとご飯食べてるかなとか、今頃仕事頑張ってるのかなとか、もう寝たかなとか…」

杏子「…」

さやか「…こういう風に、杏子も私の事考えてたりするのかな、とか」

さやか「不安にさせてごめん…。私、最近まで恭介の事も整理ついてなかったから…自分自身、中々ちゃんと答え出せなくて」

杏子「さやか…あたしは」

さやか「ちゃんと聞いて」

杏子「…!」

さやか「…昨日ね、あんたの夢を見たんだ」

杏子「え…」

さやか「朝、目が覚めた時、あんたが隣にいなくって…ちょっと寂しかった」

33: 2014/03/07(金) 00:33:46.14 ID:dXUJF1Hf0
さやか「…確かに、最近まで恭介の事引きずってたのも事実だけど…でも、あんたが元気ない事の方が気になる」

さやか「恭介が結婚した事よりも…それよりも、杏子が…そんな顔してる事の方が嫌…。…きっと、とっくに答えは出てたんだと思う」

杏子「…さやか」

さやか「杏子…待たせちゃったね」

さやか「私の人生、あんたにあげる。だから…あんたの人生、私にちょうだい」

さやか「一生かけて、あんたの心に近付いていくから…」

杏子「…」

さやか「…好きだよ。杏子…」

杏子「……っ///」

杏子「さやかぁっ!」ギュッ

さやか「!…///」

さやか「…杏子」チュッ

さやか「…迷った時は、ちゃんと手引いてよね///」

杏子「…離さねぇよ。手」

さやか「…うん///」

杏子「…あー、えと…新居、探しに行くか///」

34: 2014/03/07(金) 00:34:41.72 ID:dXUJF1Hf0
なぎさ「マミ、それが新作なのですか?」

マミ「ん?うふふっちーがーう♪これは、二人の新たな門出のお祝いよ」

ほむら「二人?…あぁ」



マミなぎほむ「「「…丸聞こえのあの二人」」」


《さやかー!》《杏子ー!》


マミ「お店閉めて正解だったわね…」


終わり

36: 2014/03/07(金) 07:57:53.18

引用元: さやか「…待たせちゃったね」