2: 2011/05/15(日) 19:05:18.81 ID:ThU5fX2d0
まどか「ヤバイ。宇宙ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。」

ほむら「え?」

まどか「宇宙ヤバイ。まず広い。もう広いなんてもんじゃない。超広い。広いとかっても
    東京ドーム20個ぶんくらい?とか、もう、そういうレベルじゃない。」

ほむら「まどか、あの…」

まどか「何しろ無限。スゲェ!なんか単位とか無いの。何坪とか何ヘクタールとかを超越してる。
    無限だし超広い。しかも膨張してるらしい。ヤバイよ、膨張だよ。」

ほむら「と、とりあえず、まどか、久々に会えて嬉しいわ…」

3: 2011/05/15(日) 19:06:03.58 ID:ThU5fX2d0
まどかが魔法少女になって宇宙を改変した後、ほむらは戦いを続け魔獣との戦闘で魔力を消費しきり
ついにまどかのお迎えがきたのだった。

しかし、永遠にも思える時間の後の再開でまどかは宇宙ヤバイとほむらに語り続けた…。



まどか「だって普通は地球とか膨張しないじゃん。だって自分の部屋の廊下がだんだん伸びてったら困るじゃん。
    トイレとか超遠いとか困るっしょ。通学路が伸びて、一年のときは徒歩10分だったのに、三年のときは
    自転車で二時間とか泣くっしょ。だから地球とか膨張しない。話のわかるヤツだ。」


ほむら「そういえばあなたは、かつてあったかもしれない宇宙もいつかありうるかもしれない宇宙も
    みんな見えるって言ってたわね…」


まどか「けど宇宙はヤバイ。そんなの気にしない。膨張しまくり。最も遠くから到達する光とか観測しても
    よくわかんないくらい遠い。ヤバすぎ。無限っていたけど、もしかしたら有限かもしんない。でも
    有限って事にすると、じゃあ、宇宙の端の外側ってナニよ?って事になるし、それは誰もわからない。
    ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。」


ほむら「え?あなたならそれは分かるんじゃ…」


まどか「あと超寒い。約1ケルビン。摂氏で言うと-272℃。ヤバイ。寒すぎ。バナナで釘打つ暇もなく氏ぬ。怖い。
    それに超何も無い。超ガラガラ。それに超のんびり。億年とか平気で出てくる。億年て。小学生でも
    言わねぇよ、最近。なんつっても宇宙は馬力が凄い。無限とか平気だし。」

4: 2011/05/15(日) 19:07:53.62 ID:ThU5fX2d0
ほむら「超寒くて超何も無くて超のんびりしたところに、たった一人残されて…まどか、ごめんね…」


まどか「うちらなんて無限とかたかだか積分計算で出てきただけで上手く扱えないから有限にしたり、
    fと置いてみたり、演算子使ったりするのに、宇宙は全然平気。無限を無限のまま扱ってる。
    凄い。ヤバイ。」


ほむら「宇宙のすごさは分かったけどそれを再編成した貴女も相当すごいわ…」


まどか「とにかく貴様ら、宇宙のヤバさをもっと知るべきだと思います。そんなヤバイ宇宙に出て行った
    ハッブルとか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。」


ほむら「貴女なんてその宇宙に出て行ったどころか住んでるじゃない…」


まどか「ほむらちゃん、さっき私が宇宙の端の外側が分かるんじゃ、って、いってたよね?」


ほむら「え、あ、はい…」


まどか「わかるわけないじゃんそんなの。いくら私が全ての宇宙の魔女を生まれる前に消し去りたいって、
    でも実際の宇宙デカすぎ私の想像の上いきすぎ。ヤバすぎ。超でかすぎ。大体魔女なんて
    インキュベーターの母星から文明が行き届くレベルの範囲しかいないし。そんなのたかが銀河の
    二個か三個っしょ。でも宇宙それどころじゃない。超銀河ありすぎ。しかもその数も有限か無限か
    さえわかんない。だって宇宙がでかすぎ。私の見える限りの宇宙でも本当の宇宙全体からすれば
    ほんの一部分なんしょ?ヤバすぎ。」


ほむら「そう、今のあなたでも宇宙の全ては見えなかったのね…」


まどか「当たり前じゃんほむらちゃん。というか本当のところいうと宇宙のでかさには流石の私も引いたわ。
    ありえなさすぎ。もう宇宙のでかさを目の当たりにしたら希望とか絶望とかそういうの飛び越えるくらい
    ヤバイ。もう意味わかんない。超ドン引き。とりあえずドン引き。宇宙つくろうとか最初に思ったやつ
    でてこいよマジで。でかすぎだよ。こんなでかさあんまりだよ。私でも無理だよ。」

5: 2011/05/15(日) 19:09:23.68 ID:ThU5fX2d0
ほむら「でも、あなたは実際に宇宙を再編成してみせたじゃない。魔女は消えて宇宙の歴史は変わったじゃない。」


まどか「ほむらちゃん、私が再編成した宇宙なんて地球と他の銀河くらいなレベル。宇宙から見れば豆粒とか
    素粒子とかみたいなものだよ。だって魔女の存在する宇宙の範囲なんてたかがしれてるじゃん。」

ほむら「そう。そうだったのね…」


まどか「ていうか宇宙全体からしてみれば魔女とか何?って感じ。そんな訳わかんない存在概念のせいで宇宙
    全てが塗り換わるとか宇宙そんな生易しくない。というか宇宙からしてみれば地球とか人類とか
    インキュベーターがもう何?ってレベル。私が魔女消し去ったところで宇宙全然超関係ない。
    超宇宙通常運行。だいたい私が地球の魔法少女の絶望消し去ったところで地球なんてでかくなる太陽に
    呑まれて終わりだし。超私のしたこと意味ない。インキュベーターが宇宙の寿命のばすために
    感情エネルギーちまちま集めてたって宇宙そんなの知らないで膨張しまくり。超宇宙関与しない。」


ほむら「まどかが守ろうとした世界を一生懸命守っていた私って…」


まどか「あと宇宙の音怖すぎ。人の耳に入れちゃダメでしょあれ。ブラックホールの音とかいじめでしょあれ。
    天王星の音とか聞いてて鬱になってくるし。超寂しすぎ。音寒すぎ。かと思ったら超新星爆発
    うるさすぎ。」


ほむら「宇宙の概念となったあなたは大変だったのね…」

6: 2011/05/15(日) 19:10:49.18 ID:ThU5fX2d0
まどか「てかこの宇宙のでかさでソウルジェム100m圏内って設定どうよ?って話だよね。100mって。
    光の進む速さ秒速約30万Kmで一年かかる距離が単位の世界で100mって。意味わかんないよね。
    てか慣性の法則で私のソウルジェムすぐどっか飛んじゃおうとするし。超大変。まじありえない。」


ほむら「壮大すぎて私まで脱力しそうだわ…」


まどか「海王星とかさ、魔女の目とかあるっしょ。魔女とかいんの?と思って近づいてみたら海王星臭すぎ。
    表層の三番目が水流化アンモニウムって。惑星規模のアンモニウムとか臭すぎ。これだからガス惑星は。
    しかも溶けた氷と混ざってるって何よ。何溶けた氷って。宇宙意味わかんない。地球の常識通用しな
    さすぎ。」


ほむら「はぁ…」


まどか「ベテルギウスが超新星爆発した時はさすがにもうダメかと思ったんだ。爆発つったって、いきなり目の前で
    爆発とか、ちょっと勘弁してほしいんだよね。何度巻き込まれそうになったことかとか、もうそんな
    レベルの爆発じゃない。もう超爆発。そこから何光年か周辺の星全部黒こげ。私のソウルジェムに溜め込んだ
    魔女の呪い全部ブラックホールに吸い取られたんだけど宇宙そんなの気にしない。そのブラックホールの
    中心では時が完全停止して光も抜け出せない。想像の限界突破しすぎ。」

7: 2011/05/15(日) 19:12:36.83 ID:ThU5fX2d0
ほむら「順調に魔女の呪い吸い取ってると思ってたらそんな事故もあったのね」


まどか「そもそも宇宙のエネルギーがヤバすぎ。ダークエネルギー超ありすぎ。宇宙の半分以上のエネルギー
    占めてるクセにその正体は分からないんでしょ?つまり意味不明エネルギーってことだよね。
    もうエントロピーとか考えるのもアホらしくなってこない?」


ほむら「まあ……言われてみれば…そうなのかしら…」


まどか「てかインキュベーター宇宙の寿命のばすって何よ?自分たちの文明宇宙の寿命くる前に回収した
    エネルギー使う前に母星が自由浮遊惑星に衝突されて滅ぶとか笑っちゃうよね。てか自由浮遊惑星
    ってのがヤバすぎ。重力にも縛られず宇宙空間を自由に漂う星とか。この前ケフェウス座VV星レベルの
    超巨星の自由浮遊惑星に追っかけられて本当に氏ぬかと思ったよ。別の銀河での話なんだけどね。
    こんなのあんまりだよね」


ほむら「こんな苦労の多い魔法少女の話きいたの初めてだわ(てかキュゥべえ…)」


まどか「やっぱさ、水素がなくなった恒星とか見ると超全力疾走だよね。あーっ!星がついに鉄を生成したぞーって
    から逃げ出したんじゃもう遅い。超爆発でソウルジェム真っ黒に焦げ焦げ。呪いとか絶望とか気にしてる
    間もなく真っ黒。すげぇ!だから水素なくなった恒星みたらすぐ逃げる。鉄則。」

8: 2011/05/15(日) 19:14:05.25 ID:ThU5fX2d0
ほむら「宇宙やばすぎて私の闘ってきた意義が分からなくなってきたわ」


まどか「それとね、銀河系同士の衝突だけは本当にやめてほしいんだ。そうなったら本当にマジで私の手に負えない。
    超温度。衝突の中心で温度一兆度って。熱すぎ。心臓が破れてもありったけの血を抜かれてもキミたちは
    無敵だよとかそんなんじゃ済まない。あと超ジェット噴射。場合によっては15万光年彼方まで飛ばされる。
    で、別のまどかがそれに巻き込まれちゃって、そうなったらそのまどかもう私の制御きかない。
    別のまどかになって宇宙浮遊する。もうそのまどか戻ってこない。だってそこでは時空が歪んでるんだよ?
    なに時空が歪むって。マミさんじゃないんだからまじで。」


ほむら「宇宙ってほんとにヤバイのね。そんなヤバイ宇宙のなかで今までよく頑張ってくれたわ。
    ありがとうまどか。そして、お疲れ様」


まどか「ありがとうほむらちゃん。ほむらちゃんが宇宙で最後まで残った魔法少女だったから、ほむらちゃんさえ
    お迎えできれば私の役目は終わりだよ。こんなヤバイ宇宙で四苦八苦しなくて済むよ」


ほむら「そうね。私が絶望しきるまでかなり時間がかかったわ。私の希望はまどかに会うことだったから。
    絶望が進むほど貴女が近くにいることが感じられて、それがまた希望になり、私はいつまでも希望と
    絶望の間を彷徨い続けた。地球で最後の一人になるまで」


まどか「でもその地球が太陽に呑まれつつあって、ほむらちゃんが氏にそうな時に私がお迎えにいったんだよね」


ほむら「ええ。私はこのまま太陽にソウルジェムごと焼かれて、魔女になるのでなくそのまま焼け氏んでまどかに
    会えることもなくなる……そう悟ったとき、ついに本当に絶望することができたわ」

9: 2011/05/15(日) 19:15:07.56 ID:ThU5fX2d0
まどか「太陽のおかげだね。ほむらちゃん。私も感謝しなくちゃ。私もそのおかげでほむらちゃんと会えたし」


ほむら「そうね。ところで太陽はあのあとどうなったの?」


まどか「私が見たのだと、太陽の外側の層が全部宇宙に吹き飛んで核だけになってたよ。
    それでね地球が燃えカスになってた」


ほむら「そ……そうなの…やっぱ…」


まどか&ほむら「宇宙ヤバイ。」




とにかくもっと宇宙のヤバさを知るべきだと思います。


おわり

10: 2011/05/15(日) 19:15:43.82 ID:ThU5fX2d0
文系作なので実際と間違いはあるかもですが一応ソースを元に書いてます。
ソースは主に”SPACE FILES”シリーズから。あと序盤はもちろん有名なコピペから。


SS:まどか「宇宙ヤバイ」 WRITTEN BY RAZE LETTERING

11: 2011/05/15(日) 19:27:58.35
乙ヤバい

13: 2011/05/15(日) 19:31:53.48
やば乙

このまままどほむで宇宙の旅してもいいかな
珍しい惑星とか観光する感じで

引用元: まどか「宇宙ヤバイ」