1: 2011/01/07(金) 00:13:46.61 ID:ppBC9o3i0
憂「おねーちゃーん!!」

唯「ういー!!ういー!!」

純「あはははは!!憂はいただいた!!さらばだ!!」

唯「ういー!!ういー!!」

澪「くっ!なんてことに・・・」

梓「な、なんてひどいやつなんだ!!」

律「すまん唯・・・」

唯「ういー!!ういー!!」

2: 2011/01/07(金) 00:15:06.09 ID:ppBC9o3i0
澪「どうすりゃいいんだ・・・」

紬「助けに行きましょう・・・」

澪「!!」

梓「正気ですか!!」

紬「憂ちゃんは唯ちゃんの家族・・・だから憂ちゃんも軽音部の仲間同然・・・」

律「ムギ・・・」

梓「いや、その理屈はおかしい」

3: 2011/01/07(金) 00:16:00.43 ID:ppBC9o3i0
唯「ういー!!ういー!!」

律「何言ってんだ梓!」

梓「平沢憂は帰宅部・・・故に軽音部ではない・・・これ以上の説明が要りますか?」

律「クッ!!」

紬「そんな・・・」

唯「ういー!!ういー!!」

4: 2011/01/07(金) 00:17:20.19 ID:ppBC9o3i0
澪「・・・それなら鈴木さんはどうなる」

梓「!?」

澪「鈴木さんはジャズ研・・・故に仲間でないと?」

梓「・・・ははは!ずるい先輩だ。しかない協力しますよ」

律「梓・・・」

唯「ういー!!ういー!!」

5: 2011/01/07(金) 00:18:13.02 ID:ppBC9o3i0
律「それにしてもどこに行ったんだ・・・」

澪「手がかりゼロか・・・」

梓「あそこに何か置いてあります!!」

律「何!」

唯「ういー!!ういー!!」

律「これは手紙・・・」

梓「これは純の字です」

澪「何!!」

唯「ういー!!ういー!!」

7: 2011/01/07(金) 00:19:43.33 ID:ppBC9o3i0
手紙『神々の集いし場所にて待つ       すずき☆じゅん』

律「なんだこれ・・・暗号?」

澪「全然わからない・・・」

梓「これは逆から読んで・・・つ待てに所場しい集の々神・・・」

律「なんだそりゃ」

唯「ういー!!ういー!!」

8: 2011/01/07(金) 00:20:34.12 ID:ppBC9o3i0
澪「名前がひらがなこれは何かのヒント?」

紬「ありえるわ」

律「じゃあ苗字と名前の間の星はなんなんだ!!」

澪「それは・・・」

唯「ういー!!ういー!!」

9: 2011/01/07(金) 00:21:53.33 ID:ppBC9o3i0
梓「それは純のこだわりです意味はありません。それと名前がひらがななのもたださくらももこに影響されているだけです」

律「くそう・・・」

唯「かせ・・・」

律「!?まさかわかるのか」

梓「!?」

唯「なるほど・・・謎はすべて解けた・・・」ニヤリ

律「!?」

澪「なんだと!?」

紬「おしえて!唯ちゃん!」

10: 2011/01/07(金) 00:24:39.18 ID:ppBC9o3i0
唯「旧暦」

律「旧暦!?」

唯「十月のことを旧暦でなんと言うか知っているか?」

和「神無月」

唯「そうだ・・・これは十月になると全国の神様がとある場所に集まりいなくなることに由来している・・・」

梓「それが・・・」

澪「続けてくれ・・・」

11: 2011/01/07(金) 00:25:30.79 ID:ppBC9o3i0
唯「しかし、そのとある場所だけでは別だ・・・神々が集う月・・・神有月といわれる」

紬「そのとある場所とは・・・」

唯「・・・出雲の国すなわち島根の・・・出雲大社だ!!」

紬「!!」

律「!!」

梓「!!」

12: 2011/01/07(金) 00:29:57.31 ID:ppBC9o3i0
澪「それじゃあ・・・」

唯「ああ!!間違いない!!憂とヤツはいま東京神田にいる!!」

梓(な、なんて完璧な推理なんだ!!)

律(成長したな・・・)

澪(ああ・・・)

唯「いくぜ!!神田へ!!」

13: 2011/01/07(金) 00:31:56.07 ID:ppBC9o3i0
東京神田のとある廃ビル

部下1(純)「純様!やつらが暗号を解読したようです」

純「ククク・・・そうでなくてはおもしろくない」

部下2(純)「しかし・・・」

純「ほうっておけ」

幹部(純)「純様・・・ここは私にお任せあれ・・・」

純「あまり期待せんがな・・・」

憂「なんか純ちゃんがひとりでぶつぶつ言ってる・・・怖い」

第一部 終

15: 2011/01/07(金) 00:32:48.97 ID:ppBC9o3i0
第二部 始

律「疲れた・・・」

梓「もう三時間も歩いてますよね・・・」

澪「そうだな・・・」

唯「ういー!!ういー!!」

16: 2011/01/07(金) 00:34:19.17 ID:ppBC9o3i0
紬「そろそろお茶にしましょうか」ピポパ・・・

ドドドドドドドドドド!

律「なんだ・・・ヘリ!」

紬「斉藤にお茶を持ってきてもらったの」

梓「すごいです!」

斉藤「それでは失礼します」ドドドドドドドド!

紬「ありがとう斉藤」

梓「とってもおいしかったです・・・」

澪「ヘリ・・・これは使えるぞ!!」

唯「ういー!!ういー!!」

18: 2011/01/07(金) 00:35:30.94 ID:ppBC9o3i0
澪「ムギ・・・いいこと思いついたぞ!!ヘリで神田に行けばいいんだ!!」

律「そうか!!」

梓(そんなこと思いつかなかった・・・な、なんて頭の切れる先輩なんだ!!)

紬「それはできないわ・・・」

澪「!?」

唯「ういー!!ういー!!」

19: 2011/01/07(金) 00:36:10.56 ID:ppBC9o3i0
紬「私はいつも他人に流されてばっかりだったけど・・・今ならいえる・・・それは嫌だ」

律(いつの間にか強くなりやがって・・・)

澪「なら決闘だ!負けたらここに残る・・・それでいいな?」

紬「ええ・・・いくわよ」

澪紬「ジャンケーン!!」





紬「さようなら澪ちゃん」

澪「・・・ああ」

20: 2011/01/07(金) 00:38:08.59 ID:ppBC9o3i0
律「澪・・・澪・・・」ポロポロ

澪「泣くな律・・・部長だろ?」

律「澪・・・」

澪「!?」

律「未来で待ってる・・・」ボソッ

澪(キュン)

あなたと過ごした日々を~この胸に焼き付けよう~
BGM ガーネット
秋山 澪 脱落 決まり手 グー

21: 2011/01/07(金) 00:38:48.20 ID:ppBC9o3i0
廃ビル前

紬「ついた・・・」

律「タクシーだとすぐだったな」

梓「ここに憂が・・・」

唯「ういー!!ういー!!」

ガチャ

純「よく来たな・・・」

梓「純・・・憂を返せ」

純「それはできん」

唯「ういー!!ういー!!」

22: 2011/01/07(金) 00:39:35.10 ID:ppBC9o3i0
梓「うおー」

唯「待ちな!」

梓「!?」

律「どうしたんだ」

唯「そこの床だけ周りと比べて新しい・・・おそらく罠が仕掛けてある」

23: 2011/01/07(金) 00:41:02.85 ID:ppBC9o3i0
純「ふはは・・・よくきづいt

律「いや、それは違うな。ここはその裏をかいて罠がないとおもう」

紬「いや、そこは裏の裏をかいて罠があると思うわ」

梓「いや、そこは裏の裏の裏をかいて罠がないと思います」

唯(こいつ・・・やりやがる)

律「というわけで罠は無い!行くぞ!!」

ズドーン!!←落とし穴に落ちた音

24: 2011/01/07(金) 00:41:57.95 ID:ppBC9o3i0
梓「なにがいけなかったんだろう・・・」

律「何も悪くないさ・・・」

唯「ういー!!ういー!!」

紬「とりあえずお茶にしましょう」

律「ああ」

27: 2011/01/07(金) 00:44:58.66 ID:ppBC9o3i0
ポパ・・・

斉藤「では失礼いたしました」

紬「ありがとう斉藤」

律「ああ、うまかったなあ・・・」

唯「!?」

28: 2011/01/07(金) 00:47:56.68 ID:ppBC9o3i0
梓「どうしたんですか?」

唯「この穴から抜け出す方法を思いついたのさ」

律「な、なんだってー」

唯「ムギちゃん・・・」

紬「はい?」

唯「斉藤さんをよんで助けてもらえ」

律「な!」

紬「あ!」

梓(なんてことだ、まさにコロンブスの卵的発想!)

29: 2011/01/07(金) 00:52:28.96 ID:ppBC9o3i0
紬「わ、わかったわ!!」ブルブルブル

律「落ち着けムギ!」

紬「だって・・・」ブルブル ペポパ・・・バキッ!!

梓「ああ」

律「さいごのきぼうが・・・」

唯「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ヨガの眠りについた

35: 2011/01/07(金) 01:07:02.46 ID:ppBC9o3i0
律「ムギ!私の携帯を使え!」

紬「でも、斉藤の番号登録してないし・・・」

梓「あきらめちゃダメです」

律「そうだ・・・可能性はゼロじゃないんだ!適当にやればかかるかもしれない!!」

紬「そうねやってみるわ」

36: 2011/01/07(金) 01:07:43.30 ID:ppBC9o3i0
紬「まずは・・・」ピポパ・・・プルルルル

警察『こちら警察ですが・・・』

律「コラ!ムギ!いくらなんでも110番は違うだろ!」

梓「こんなときにふざけないでください」

37: 2011/01/07(金) 01:08:24.82 ID:ppBC9o3i0
警察『なにがあったんですか?』

紬「ごめんなさい・・・全部私のせい・・・」

警察『?』

38: 2011/01/07(金) 01:17:46.67 ID:ppBC9o3i0
紬「私が助けに行こうなんていったから廃ビルの地下に閉じ込められる羽目に・・・」

律「そうだおまえが悪いんだムギ」

梓「同感です」

39: 2011/01/07(金) 01:23:22.47 ID:ppBC9o3i0
律「お前はいつもそうだ!そうやってドジばかりで・・・世間知らずで・・・好奇心旺盛で・・・」

梓「お茶入れるのがうまくて・・・お菓子がおいしくて・・・大金持ちで・・・デモソレヲハナニカケルコトガナク・・・」

40: 2011/01/07(金) 01:24:26.47 ID:ppBC9o3i0
律「ヨクミキキシ ワカリ ソシテワスレズ」

梓「トウキョウノイットウチノゴウテイノ サンガイノヒロイヘヤニイテ」

41: 2011/01/07(金) 01:25:12.71 ID:ppBC9o3i0
律「ヒガシニケンカスルブインアレバ イッテ『キョウハオイシンタルトヲモッテキタノ』トイイ」

梓「ニシニクウフクノスッポンモドキアレバ イッテキュウリノスライスシタヤツヲヤリ」

42: 2011/01/07(金) 01:26:25.93 ID:ppBC9o3i0
梓「ミナミニオカズガホシイユイアレバ イッテソノタクアンヲヤリ」

律「キタニオカズガホシイサトシアレバ イッテツケテイルブラヲヤリ」

43: 2011/01/07(金) 01:27:39.60 ID:ppBC9o3i0
梓「オンナノコドウシヲミテハハナヂヲナガシ」

律「マユゲヲトラレタトキハゲルジョウニナリ」

梓「ミンナニマユゲオバケヨバワリサレ ホメラレモセズ」

律「クニモサレズ」

梓律「ソウイウモノニ」

唯「ワタシハナリタイ」

44: 2011/01/07(金) 01:29:40.12 ID:ppBC9o3i0
警察『え!閉じ込められた?いまどこにいるんですか!』

紬「東京神田の超神田寿司の前の廃ビルの地下です・・・」

警察『いますぐいきます!』プープープー・・・

45: 2011/01/07(金) 01:30:26.72 ID:ppBC9o3i0
そして十分後

警察「ほら!さっさと歩け!!」

純「ごめんなさい・・・こんなつもりじゃ・・・ただのいたずらのつもりがあ・・・」

唯「ういー!!ういー!!」

憂「おねーちゃーん!!」ハグッ!!

46: 2011/01/07(金) 01:35:39.82 ID:ppBC9o3i0
律「よかった」

梓「本当にそうですね」

紬「私たち・・・また強くなれたよね・・・」

律「人間とは弱い生き物だ・・・しかし守りたいものを見つけたとき大切な何かを思い出すことができるかもしれない・・・・」

47: 2011/01/07(金) 01:39:12.65
純の独り言じゃなかったのかよ

48: 2011/01/07(金) 01:40:35.51 ID:ppBC9o3i0
プロローグは無かったがエピローグ

こうしてジュンジュンの野望を唯たちは打ち破ることに成功した

ジュンジュンの絶大な力も軽音部の絆

そして姉妹の絆には勝つことができなかったのである

憂を誘拐し卑劣な罠をしかけたジュンジュン

しかし唯はそのすべてを許しともに生きることを選ぶのであった

神羅万象・・・

それはお互いに調和を保ち精一杯生きること

唯たちけいおんぶはそのことを今そのことを感じ

精一杯生きることを誓うのであった

神羅万象~軽音楽部螺旋の章~



49: 2011/01/07(金) 01:41:37.42 ID:ppBC9o3i0
その頃

澪「りつ・・・」

おわり

50: 2011/01/07(金) 01:46:37.10 ID:ppBC9o3i0
おわりです

いままでもビーファイターだのギンガマンだのでこういうのかいてきましたが
これだけ書き込んでくれたのは初めてです。本当にありがとうございました

51: 2011/01/07(金) 01:50:01.86 ID:ppBC9o3i0
最後に

唯「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

・の数は108個です。108は人間の持っている煩悩の数だといわれています

悟りを開き煩悩を一個ずつ消している唯をあらわしたくてかきました

52: 2011/01/07(金) 01:51:02.82

深いぜ、このSS

引用元: 唯「いくぜ!!」