1: 2012/09/11(火) 00:00:07.27 ID:KQeEdFa6O
金曜日
――765プロ事務所
――17:00

P「うへぇ…今日はめちゃくちゃ忙しかった…」グテー、

小鳥「ふふっ。プロデューサーさん、もうそろそろ終業時間ですけど、おはようございます」クスクス、

P「あー、家から直接スタジオやら局やらに行ったんで挨拶出来ませんでしたね。
おはようございます、小鳥さん」グッタリ、

小鳥「眠そうですけど、どうされたんですか?ただ単に忙しかったから疲れただけ?」クスッ、

P「あ~…実はあれから徹夜で、一時間ずつ皆の励ましボイスを聴いていまして…」

3: 2012/09/11(火) 00:01:35.59 ID:KQeEdFa6O
小鳥「て、徹夜ですか…。でも、たとえ徹夜でも彼女たちの励ましボイスで起きれたんですよね?
それで…皆からのプレゼントは…どうでした?」クスクス、

P「最高です!」

P「だからあれ、何とか商品化出来ませんかね?」チラッ、

小鳥「だめですよぅ!あれは日頃お世話になってるプロデューサーさんへの言葉なんですから」

P「こういう時、アイドルのプロデューサーをやってて良かったなぁ…って思いますね」

小鳥「ふふっ。この…」スッ、

小鳥「ぜ・い・た・く・も・のっ♪」チョンッ、

P「ははっ。確かに」

小鳥「それで、今夜も聴くんです?」

4: 2012/09/11(火) 00:03:09.29 ID:KQeEdFa6O
P「ん~、明日ちゃんと時刻に合わせて聴くか、夜のそれぞれの時間に合わせて聴くか、迷ってるんですよね。ライブやら握手会やらの企画書も書きたいし…」

小鳥「じゃあ朝~夕を夜に聴いちゃえばいいんですよ」

P「…やっぱ、そう思います?」

小鳥「ふふっ。えぇ。夜から深夜にかけて聴く、朝~夕の励ましボイスも、なかなかオツなものじゃないですか」クスクス、

P「…よし!覚悟キメました!夜に聴いちゃいます!それで、企画書ぜんぶ終わらせちゃいますよ!」

小鳥「それでこそ私たちのプロデューサーさんです!」

―――
――

6: 2012/09/11(火) 00:04:39.69 ID:KQeEdFa6O
――Pの部屋
――18:57

P「とは言ったものの…どこから始めるか…」カタカタ、カチカチ、

P「ん~、1F席はスタンディングだろ?
2F席は座席指定として…」カタカタ、カチカチ、

P「まずはやよいを一発目にして…」カタカタ、カタカタ、

――チッチッチッチッ、

P「やよいの後は伊織を…」

――カチッ、

千早『プロデューサー。おはようございます。朝の07時ですよ』

P「…うん?千早?…って、そっか。時計の励ましボイス、夜に聴くって決めたんだっけ…」

9: 2012/09/11(火) 00:06:03.49 ID:KQeEdFa6O
千早『プロデューサー。こんな時間まで寝ていては身体に毒ですよ?ほら、そろそろ布団から出てきてください。
それでまた私を…歌とい翼で羽ばたかせてくださいね?
なぜならそれは…私が信頼できる、貴方にしか出来ない事なんですから』

10: 2012/09/11(火) 00:07:55.62 ID:KQeEdFa6O
P「ちひゃー…」グスッ...

P「やっぱりこれ、夜に聴いてもゲンキが出るなぁ!」

P「よし!頑張ろう!」

―――
――


――19:57

P「セットリストは…」カタカタ、カタカタ、

P「ここでColorful Days…次にポジティブ!…」

――チッチッチッチッ、

P「ここで奇を狙って、おはよう!!朝ご飯を入れて…」カタカタ、

――カチッ、

やよい『うっうー!プロデューサー!朝の08時ですよー!』

P「おっ?もう20時かぁ…早いなぁ。で、朝の08時のボイスはやよいか」

11: 2012/09/11(火) 00:09:07.66 ID:KQeEdFa6O
やよい『プロデューサー!今日の朝ご飯は何にしますかー?ぜいたくに、たまごをつかっちゃいますかー?
えへへっ!プロデューサーにゲンキをあげたいから、今日の朝ご飯と一緒に、私のゲンキもあげますねー!

はいっ!たーっち!イェイッ♪

えへへ…ゲンキ、出ましたかっ?♪』

12: 2012/09/11(火) 00:10:28.30 ID:KQeEdFa6O
P「…うん。確かにやよいのゲンキをもらったよ。ありがとうな?」

P「さぁ、明日は休みなんだ。時間はたっぷりある!頑張るぞー!」

―――
――


――20:55

P「あ~!悩む!響と真でダンスをするのは決めたが、歌わせるか歌わせないか悩む!」カタカタ、

P「いっそ、二人一緒に歌わせてデュエットさせるか…」

――チッチッチッチッ、

P「よし!デュエットさせよう!ひびまこだ!」

――カチッ、

春香『プロデューサーさん!朝の09時ですよ!朝の09時!』

P「ははっ。実は朝じゃないんだなぁ、春香」

13: 2012/09/11(火) 00:11:51.83 ID:KQeEdFa6O
春香『こ~んな晴れたお休みの日の朝は、外に出てお散歩しましょう!お散歩!
いい気分転換になりますよ!たまには朝の新鮮な空気を吸わないと、しわしわになっちゃいますよー?
プロデューサーさんだってまだまだ若いんですから!それでまた、私たちをプロデュースしてくださいね!

私の…自慢のプロデューサーさんっ♪』

16: 2012/09/11(火) 00:14:06.13 ID:KQeEdFa6O
P「いろいろ考えてくれてるんだよなぁ…春香って」

P「…」

P「よし、ちょっとコンビニにでも行って夜食を買いに行こう」

―――
――


P(肉うめぇ)

P「肉にツナマヨの手巻き寿司、これプロデューサーが選ぶコンビニ最強のチョイス」モグモグ、

P「うめぇうめぇ」

――チッチッチッチッ、

P(寂しいかも…)モグモグ、

――カチッ、

貴音『あなた様、ただいま朝の09時となりました。
…わたくし、お腹が空いてしまいました…』

P「ははっ。貴音はいつもお腹を空かせてるなぁ」

17: 2012/09/11(火) 00:15:44.09 ID:KQeEdFa6O
貴音『ですが、独りで食事をしても味気ないものがあります。そこでどうでしょうあなた様…。

今日はお休みの日。わたくしを誘って、美味な物食べ歩きなどをしてみては如何でしょうか。

…ふふっ。ご連絡、心よりお待ちしておりますね?あなた様…』

19: 2012/09/11(火) 00:17:23.20 ID:KQeEdFa6O
P「残念だ、貴音。今は朝じゃなくて夜なんだなぁ…」

貴音『ふふっ。夜の帷が降りたとて、わたくしを構いませんよ?くすくす』

P「うぉっ!」ビクゥッ!

P「アイツはエスパーか…!」

P「…」モグモグ、

P「…うん。明日にでも誘ってみるか!」

―――
――

20: 2012/09/11(火) 00:19:06.08 ID:KQeEdFa6O
――21:55

P「ハラァ…いっぱいだぁ…」グテー、

P「ちょっと食い過ぎたかも…って、こうしちゃいられないんだった!企画書!!」ガバッ

――チッチッチッチッ、

P「食後にグダグダしてると眠くなるからな。気合い、入れ直さないと!」パンパンッ!

――カチッ、

伊織『にひひっ♪もう朝の10時よ?プロデューサー!』

P「お~!伊織か!グッドタイミングだな!」

22: 2012/09/11(火) 00:20:17.54 ID:KQeEdFa6O
伊織『どーせ仕事以外じゃ出不精のアンタのコトだから、せっかくのお休みをムダに過ごしてるんでしょ?にひひっ♪私にはお見通しよ?

じゃあプロデューサー!さっそくアンタのケイタイを用意して、このスーパーアイドル伊織ちゃんに電話をかけなさい!

私がアンタの相手をしてあげるわ!にひひっ♪感謝しなさいよねっ?』

23: 2012/09/11(火) 00:21:24.81 ID:KQeEdFa6O
P「伊織、アイツ可愛いとこあんだよな…イメチェンしてから更に可愛くなったというか、少し素直になったというか…」

P「そんなアイツの信頼を裏切るわけにはいかないな!ちゃんと連絡できるように、仕事もバッチリ頑張ろう!」

―――
――


――22:55

P「出来たー!ライブの企画書がやっと出来たー!」

P「はぁ…長かった…。さぁ、次は伊織の握手会の企画書だ」

――チッチッチッチッ、

P「張り切って頑張るぞー!」

――カチッ、

律子『プロデューサー?もう朝の11時ですよ?』

P「おっ?ここで律子か」

25: 2012/09/11(火) 00:23:28.92 ID:KQeEdFa6O
律子『ヘンな所で真面目なプロデューサーの事ですから、きっとどこにも行かないで部屋で仕事をしているに決まっています!

ですが、しっかーし!

仕事ばっかりじゃ、いいプロデュース活動は出来ませんよ!
今日は外に出て、流行をバッチリとチェックすること!
いいですねっ?』

26: 2012/09/11(火) 00:25:35.34 ID:KQeEdFa6O
P「…」グスッ、

P「りっちゃんもちゃんと俺の事を考えてくれているんだなぁ…。まるでアイドル時代の律子に戻ったみたいだ…」

P「ふぅ…」フゥ...

P「ははっ。でし無理したって仕方がないかぁ。ゆっくりやっていこう」

―――
――

27: 2012/09/11(火) 00:26:31.99 ID:KQeEdFa6O
――23:56

P「だんだんお腹が空いてきたぞ?」チラッ、

P「あぁ、もうこんな時間なのか。そりゃ腹も空かすわ」

――チッチッチッチッ、

P「なんかあったかなぁ…またコンビニにでも行くか?」

――カチッ、

亜美『んっふっふ→!兄(C)!兄(C)!時間だよ→ん!』

P「おっ?亜美って事は…」

真美『ト→ゼン!真美もいっかんね→?』

P「やっぱりな」ニヤニヤ、

29: 2012/09/11(火) 00:28:12.79 ID:KQeEdFa6O
亜美『兄(C)!兄(C)!もうお昼の12時だよー?』

真美『真美たち、オナカが空いちゃったよ→!ペコペコだよ→!』

亜美・真美『だからさだからさ!
チョ→可愛くて、チョ→美人なダブル双海を誘ってお昼ゴハン!なんてのはど→よ→?
んっふっふ→!いつでも待ってっかんね→?』

30: 2012/09/11(火) 00:29:41.57 ID:KQeEdFa6O
P「ははっ。時計の中でもアイツららしいな」

P「…よし、もう一度コンビニへ行こう!腹ごしらえだ!」

―――
――


――00:50

P「ほか弁うめぇ」モグモグ、

P「やっぱほか弁つったらのり弁だろ。白身魚のフライがたまんねぇ」

――チッチッチッチッ、

P「…」モグモグ、

――カチッ、

雪歩『ふぇ~ん!ぷろでゅーさー!><』

P「ははっ。夜と一緒でいいあたふたっぷりだなぁ」

33: 2012/09/11(火) 00:31:49.72 ID:KQeEdFa6O
雪歩『ももももう!お昼の13時ですぅ!せっかくのお休みに、プロデューサーのおうちにゴハン作りに行ってあげられなくてごめんなさいですぅ!
こんなお嫁さん失格な私は、プロデューサーの好きなお料理を調べておきますぅ///
って、プロデューサーの好きな食べ物は野菜コロッケでしたね!えへへ…うっかりしてましたぁ!
今度、プロデューサーのおうちにゴハン作りにお邪魔させてもらいますね?///』

36: 2012/09/11(火) 00:33:42.88 ID:KQeEdFa6O
P「…」モグモグ、

P「あのさ、時折ゆきぽが怖くなる時ってない?」

P「俺はある」

―――
――


01:55

P「伊織の衣装は…午前はグラビア水着…午後はパンキッシュゴシック…夜は…やっぱりナイトメアブラッドで…」カタカタ、カタカタ、

P「ん~!さすがに疲れてきた…」コキッ、コキッ、

――チッチッチッチッ、

P「もうそろそろ時報か。次は誰かな?」

――カチッ、

響『プロデューサー!起きてるかー?お昼の14時だよ!』

P「太陽が眩しいお昼には、響のゲンキが良く似合うよな」

37: 2012/09/11(火) 00:35:07.32 ID:KQeEdFa6O
響『プロデューサー?お昼寝してないかー?いまお昼寝しちゃうと、夜に寝れなくなっちゃうからなー?ちゃんと気を付けるんだぞー?

…でもでも!もし!もしだよ?もしプロデューサーがぐーぐーお昼寝してたら…自分が

『朝だぞー!』

って起こしてあげるからね!

あっ!でもワザと寝ようとしちゃダメだからね?』

38: 2012/09/11(火) 00:36:52.33 ID:KQeEdFa6O
P「照れ隠しする響はかわいいなぁ。仔犬みたいだよなぁ…看病されたい」

P「…」ゴソゴソ、

―――
――


――02:55

P「なんだかんだでもう15時か…色々と捗ったなぁ」フゥ...

P「これも励ましボイスのおかげか?」

――チッチッチッチッ、

P「って、もうボイスが鳴る時間か。さぁ、誰だ?」

――カチッ、

美希『あふぅ…はにぃ…もう午後の15時なのぉ…ふわぁ…』

P「ははっ。美希か。午後の15時に眠そうな声を聴くと、こっちも眠くなってくるよ」

39: 2012/09/11(火) 00:39:28.63 ID:KQeEdFa6O
美希『はにぃ…はにぃ…?ミキね?最近お昼寝の前にね?い~っぱいハニーのこと考えちゃうの。

そしたらね?いろんなとこがキュンってなったりね?ウズウズしたりなるの…。これって病気かなぁ…。

あはっ!だけどね?身体がぽかぽかにもなるんだよっ♪だから、ハニーにも手伝ってほし…』カチッ、

41: 2012/09/11(火) 00:41:10.25 ID:KQeEdFa6O
P「…」フルフル、フルフル、

P「なんなんだってばよ!夜のボイスも思わせ振りな所で終わっちゃってるし!」

P「俺は何を手伝えばいいんだってばよ!」

―――
――


――03:57

P「企画書…終わった…ぜんぶ…終わった…」グテー

P「やればできる、って歌詞はホントだな…」ハァ...

――チッチッチッチッ、

P「これで心おきなく、残りの二時間分を聴ける!」

――カチッ、

真『にゃっふふ~♪にゃんにゃんまこりんが、夕方の16時をお知らせしちゃうにゃんよ~♪』

P「」

45: 2012/09/11(火) 00:43:11.75 ID:KQeEdFa6O
真『にゃっふふ~!プロデューサー!まこりんは、ず~っとプロデューサーのコト考えるんだにゃあっ♪
電話こにゃいかにゃ~、電話こにゃいかにゃ~、って!待ってるんだにゃ。

でもでも来なかったにゃん…にゃんにゃんまこりんは、さみちぃとぷるぷるふるえちゃうにゃんよ…?

だからつぎ、事務所で会った時は…にゃんにゃんまこりんは、プロデューサーにい~っぱいにゃんにゃんしちゃうにゃ~っ♪』

47: 2012/09/11(火) 00:44:37.68 ID:KQeEdFa6O
P「…」

P「うん。真は、来期からこういう路線で売りだそう」

P「案外イケるかも」

―――
――


――04:58

P「長かった励ましボイスもこれで最後か…なんだか感慨深いものがあるな…」

――チッチッチッチッ、

P「さぁ…トリは誰だ?」

――カチッ、

小鳥『ふふっ。プロデューサーさんっ♪』

P「トリだけに小鳥さんってか?上手く出来すぎじゃね?」

49: 2012/09/11(火) 00:46:15.31 ID:KQeEdFa6O
小鳥『プロデューサーさん。夕方の17時ですよ?ほら、外を見てください。綺麗な夕焼け…。

ふふっ。実は私たちは今…同じ空…同じ夕焼けを見ているんですよ?なんだか、ロマンチックですよね…。

ふふっ。私が本当に鳥だったら…今すぐにプロデューサーさんの所へ飛んでいくのに…。

な~んて、ね?くすっ』

50: 2012/09/11(火) 00:49:21.74 ID:KQeEdFa6O
P(かわいい)

P「小鳥さんはかわいい」

―――
――


――05:00

P「…よし!よし!」

P「励ましボイス24時間分ぜんぶ聴いたぞ~!」

P「しかしこれ…めちゃくちゃ励みになるなぁ…」

P「一度は商品化も考えたものの、これは量産してはいけない大事なモノだ!」

P「今度は、俺が皆にお返しをしないといけないな!」

P「…お返し?」ニヤッ、

P「ははっ!そんなの決まってるじゃないか!俺が皆に送るお返しは…」

P「765プロのアイドルたちを…」

P「とびっきりキラキラのトップアイドルになれるように手伝っていく事だ!」

おわり

52: 2012/09/11(火) 00:50:18.16 ID:KQeEdFa6O
はい。ここまでありがとうございました

引用元: 小鳥「皆からのプレゼントは…どうでした?」