1: 2011/05/25(水) 16:53:46.97
義肢少女「そもそもこの無駄なゴツゴツはなんですか。」
博士「無駄じゃないよ、合体するのにすごく必要だよ。」
義肢少女「合体する事自体が必要ありません。というか合体って何させる気ですか。」
博士「うーん、せっかく空を飛べるようにしたのに。それに他にも拡張パーツでパワーアームや跳躍用の逆関節も作ってt
義肢少女「要りません。」
博士「ちなみにここのボタンを押すとファンネルが出るよ。」ファンネル!
博士「ごめんなさいごめんなさいごめめめりこんでるひぎぃぃぃ!」
博士「無駄じゃないよ、合体するのにすごく必要だよ。」
義肢少女「合体する事自体が必要ありません。というか合体って何させる気ですか。」
博士「うーん、せっかく空を飛べるようにしたのに。それに他にも拡張パーツでパワーアームや跳躍用の逆関節も作ってt
義肢少女「要りません。」
博士「ちなみにここのボタンを押すとファンネルが出るよ。」ファンネル!
博士「ごめんなさいごめんなさいごめめめりこんでるひぎぃぃぃ!」
2: 2011/05/25(水) 16:55:26.06
義肢少女「今日は学校でプールがありました。」
博士「いいねえ。夏だねえ。」
義肢少女「わたしは外で見学でしたが。」
博士「えっ。防水もしたし、前に渡した浮袋をつければ泳ぐことはできるって言ったのに、何でまた。」
義肢少女「義足のゴツゴツで、指定水着が着れないんです。」
博士「…」
義肢少女「…」
博士「ならビキニで!」
義肢少女「だからゴツゴツをどうにかしてください。」
博士「いいねえ。夏だねえ。」
義肢少女「わたしは外で見学でしたが。」
博士「えっ。防水もしたし、前に渡した浮袋をつければ泳ぐことはできるって言ったのに、何でまた。」
義肢少女「義足のゴツゴツで、指定水着が着れないんです。」
博士「…」
義肢少女「…」
博士「ならビキニで!」
義肢少女「だからゴツゴツをどうにかしてください。」
4: 2011/05/25(水) 17:00:33.19
義肢少女「もうお昼ですよ。起きて下さい。」
博士「あー」
義肢少女「定期検査をするって話だったじゃないですか。しゃんとしてください。」
博士「うー」
義肢少女「今軽めにご飯作ってますから、とりあえず顔洗って目を覚ましてきて下さい。」
博士「んー」
義肢少女「あの、ですから起きて下さい。」
博士「…いや、ここまでくればあと少しで寝覚めのキスをしてくれるのかなt」
博士「はい起きます今起きますあー気持ちの良い朝だなあっははごめんなさいごめんなさい。」
博士「あー」
義肢少女「定期検査をするって話だったじゃないですか。しゃんとしてください。」
博士「うー」
義肢少女「今軽めにご飯作ってますから、とりあえず顔洗って目を覚ましてきて下さい。」
博士「んー」
義肢少女「あの、ですから起きて下さい。」
博士「…いや、ここまでくればあと少しで寝覚めのキスをしてくれるのかなt」
博士「はい起きます今起きますあー気持ちの良い朝だなあっははごめんなさいごめんなさい。」
5: 2011/05/25(水) 17:05:54.77
義肢少女「お邪魔します。」
博士「毎回面倒だから呼び鈴を鳴らさず勝手に入ってくれていいんだよ。そのために合鍵も渡したのだから。」
義肢少女「すみません。つい癖で。」
博士「まあ慣れないのならそのままで構わないよ。僕は開けっ放しで君を待ってるからさ。」
義肢少女「そういう意図でチャックを開けられていたんですか。さすがですね。」
博士「」
博士「毎回面倒だから呼び鈴を鳴らさず勝手に入ってくれていいんだよ。そのために合鍵も渡したのだから。」
義肢少女「すみません。つい癖で。」
博士「まあ慣れないのならそのままで構わないよ。僕は開けっ放しで君を待ってるからさ。」
義肢少女「そういう意図でチャックを開けられていたんですか。さすがですね。」
博士「」
6: 2011/05/25(水) 17:10:27.65
義肢少女「なにか小包が届いてますよー。」
博士「何か注文したっけ。品名はなんて書いてあるー?」
義肢少女「えっと、『ケツの穴 ~入門h…」
博士「いやいや僕は今回悪くないぞだってそれケツメイシのDいやお願いだから中身見て!そんな目で見ないで!」
博士「何か注文したっけ。品名はなんて書いてあるー?」
義肢少女「えっと、『ケツの穴 ~入門h…」
博士「いやいや僕は今回悪くないぞだってそれケツメイシのDいやお願いだから中身見て!そんな目で見ないで!」
7: 2011/05/25(水) 17:15:22.42
博士「どうだった?」
義肢少女「凄いですね。本当に空が飛べるなんて。」
博士「そりゃあそうさ。足はランディングギアと推進器を取り付けたからごついけど、翼は天使の羽みたいで綺麗でしょ。」
義肢少女「はい。陳腐な表現ですけど、天使になったような気分でした。ゴツゴツなんて言って嫌ってすみませんでした。」
博士「いやー、気付いてくれたようでよかったよ。」
TV『昨日、大型の謎の怪鳥がT町上空に現われ、町は騒然となりました。目撃情報によりますと怪鳥は巨大なかぎ爪を持っており、自衛隊は…』
義肢少女「あっはっは怪鳥って。」
博士「なんか、ごめん。」
義肢少女「凄いですね。本当に空が飛べるなんて。」
博士「そりゃあそうさ。足はランディングギアと推進器を取り付けたからごついけど、翼は天使の羽みたいで綺麗でしょ。」
義肢少女「はい。陳腐な表現ですけど、天使になったような気分でした。ゴツゴツなんて言って嫌ってすみませんでした。」
博士「いやー、気付いてくれたようでよかったよ。」
TV『昨日、大型の謎の怪鳥がT町上空に現われ、町は騒然となりました。目撃情報によりますと怪鳥は巨大なかぎ爪を持っており、自衛隊は…』
義肢少女「あっはっは怪鳥って。」
博士「なんか、ごめん。」
8: 2011/05/25(水) 17:21:12.97
義肢少女「着れる服がなくて困ります。」
博士「そんな事はないさ。今着てるワンピースだってかわいいよ。よく似合ってる。」
義肢少女「あ、ありがとうございます。けど寒くなって長袖もズボンもはけないのは困ります。」
博士「なら半袖の上にロングコートを着ればいいじゃない。」
義肢少女「四六時中そんな変態みたいな格好させるつもりですか。」
博士「今の台詞もう一回いって。できればおびえるような感じで。」
義肢少女「いえだから、そんな変態みたいな格好できま…」
博士「『そして少女は怯えながらも知らずにさらけ出す快感に身を委ねr』あがががごべんばざいほんどごべn」
博士「そんな事はないさ。今着てるワンピースだってかわいいよ。よく似合ってる。」
義肢少女「あ、ありがとうございます。けど寒くなって長袖もズボンもはけないのは困ります。」
博士「なら半袖の上にロングコートを着ればいいじゃない。」
義肢少女「四六時中そんな変態みたいな格好させるつもりですか。」
博士「今の台詞もう一回いって。できればおびえるような感じで。」
義肢少女「いえだから、そんな変態みたいな格好できま…」
博士「『そして少女は怯えながらも知らずにさらけ出す快感に身を委ねr』あがががごべんばざいほんどごべn」
9: 2011/05/25(水) 17:29:21.79
義肢少女「机の上の…あった。これかな。」
義肢少女「これをメールで送って、あとは返事を待ってればいいんだよね。」
義肢少女「布団がぐちゃぐちゃ。敷布団も床にずり落ちてるし。」バサバサ
義肢少女「…んっ。」ゴソゴソ クンクン
義肢少女「…あ、なんか落ちつく…」クルマリ
博士「(帰宅したら布団にくるまった自称宇宙人みたいな子がいました。安らかな寝顔です。よだれがたれています。)」
博士「(バレたら色々とめりこまれそうなので、とりあえず写真を撮って逃げよう。)」
博士「あっ寝言言ってる!ムービーに変更!」
10: 2011/05/25(水) 17:40:00.55
義肢少女「何ですかこれは。」
博士「その…資料です。」
義肢少女「ほう、裸の女性があられもないポーズをとっているこの写真集を、何の資料にするんですか。」
博士「いや、難しい話になるから説明できないけど研究に使うんだって。下手な本よりこういうのが手っ取り早いんだ。」
義肢少女「そういう理由をこれまで何度かお伺いしましたが、ところでどれも胸の大きな方のものばかりなのは、さぞかし難しい事情がおありなのでしょうね。」
博士「ごめんなさいそれは趣味です。」
義肢少女「当てつけですか。そうなんですね。」
博士「いやいや!君の絶壁もむしろそれはそれでよいぃぃぁあぎぁぁ! ちぎれる!ちぎれちゃう!」
博士「その…資料です。」
義肢少女「ほう、裸の女性があられもないポーズをとっているこの写真集を、何の資料にするんですか。」
博士「いや、難しい話になるから説明できないけど研究に使うんだって。下手な本よりこういうのが手っ取り早いんだ。」
義肢少女「そういう理由をこれまで何度かお伺いしましたが、ところでどれも胸の大きな方のものばかりなのは、さぞかし難しい事情がおありなのでしょうね。」
博士「ごめんなさいそれは趣味です。」
義肢少女「当てつけですか。そうなんですね。」
博士「いやいや!君の絶壁もむしろそれはそれでよいぃぃぁあぎぁぁ! ちぎれる!ちぎれちゃう!」
12: 2011/05/25(水) 17:51:12.01
義肢少女「これ、叔父さんと叔母さんからの差し入れです。」
博士「おお、ありがとう。ありがたく今日の夕飯にさせていただくよ。」
義肢少女「えっ夕飯ですか。」
博士「うん夕飯。どうして?」
義肢少女「スイカですよ。」
博士「うん。これだけ大きいものなら3日分はあるよ。助かるなあ。」
義肢少女「(あれ?もしかしてご飯にもなる物なのかな)そうですか。それはよかったです。」
義肢少女「ちなみにどんな味が好みですか?私はクレイジーソルトをかけたものが好きですけど。」
博士「えっなにそれこわい」
義肢少女「えっ」
博士「おお、ありがとう。ありがたく今日の夕飯にさせていただくよ。」
義肢少女「えっ夕飯ですか。」
博士「うん夕飯。どうして?」
義肢少女「スイカですよ。」
博士「うん。これだけ大きいものなら3日分はあるよ。助かるなあ。」
義肢少女「(あれ?もしかしてご飯にもなる物なのかな)そうですか。それはよかったです。」
義肢少女「ちなみにどんな味が好みですか?私はクレイジーソルトをかけたものが好きですけど。」
博士「えっなにそれこわい」
義肢少女「えっ」
13: 2011/05/25(水) 18:06:41.89
義肢少女「髪、切らないんですか。」
博士「あれ、そんなに伸びた?」
義肢少女「伸びすぎですよ。くせ毛だから分かりにくいですけど、わたしと同じくらいの長さじゃないですか。女の子みたいですよ。」
博士「どおりで頭の風通しが悪くなったわけだ。そろそろ切りに行こうかな。」
義肢少女「…。その前にちょっと、ここにある服を着てくれませんか。」
博士「え、やだよ。というか何でここに君の制服があるの。」
義肢少女「つべこべ言わずに着て下さい。抵抗しても無駄ですよ知ってると思いますがわたしの方が力ありますので。」
博士「」
義肢少女「あとは髪をとかしてをかけて眼鏡をとって…」ハァハァ
博士「いやちょ やめ」
義肢少女「あぁぁぁやっぱりかわいい!くせ毛がちょうどいい感じにふわふわになって!奇跡の天パ可愛い!写真写真撮らないと!」ハァハァハァ
義肢少女「あ…そんな潤んだ目で見ないでくださいよ、冗談ですから。冗 談…あぁあぁぁもうかーわーいーいー!」
博士「あれ、そんなに伸びた?」
義肢少女「伸びすぎですよ。くせ毛だから分かりにくいですけど、わたしと同じくらいの長さじゃないですか。女の子みたいですよ。」
博士「どおりで頭の風通しが悪くなったわけだ。そろそろ切りに行こうかな。」
義肢少女「…。その前にちょっと、ここにある服を着てくれませんか。」
博士「え、やだよ。というか何でここに君の制服があるの。」
義肢少女「つべこべ言わずに着て下さい。抵抗しても無駄ですよ知ってると思いますがわたしの方が力ありますので。」
博士「」
義肢少女「あとは髪をとかしてをかけて眼鏡をとって…」ハァハァ
博士「いやちょ やめ」
義肢少女「あぁぁぁやっぱりかわいい!くせ毛がちょうどいい感じにふわふわになって!奇跡の天パ可愛い!写真写真撮らないと!」ハァハァハァ
義肢少女「あ…そんな潤んだ目で見ないでくださいよ、冗談ですから。冗 談…あぁあぁぁもうかーわーいーいー!」
15: 2011/05/25(水) 18:24:08.31
博士「~~、~」
義肢少女「(誰だろう、綺麗な人)」
博士「~。 あれ、来てたんだね。いらっしゃい。」
義肢少女「あの、さっきの女の人って。」
博士「ああ。君と同じ、義肢の定期検査を受けに来た人だよ。」
義肢少女「同じ、ですか。」
博士「?いやまあ、(仕様に合わせてるから)外見はだいぶ違うけどね。」
義肢少女「そうですね。私は子供ですから。」
博士「いや、子供だからっていう理由ではないんだけれどさ(君に合わせた義肢なんだよ)。」
義肢少女「…絶壁なのがいけないんですか。やっぱりそうなんですか。」
博士「え?絶壁って何言ってるの義肢のはn嫌だなあその物騒なものしまってくださ…えぇぇ何でこうなるの…」
義肢少女「(誰だろう、綺麗な人)」
博士「~。 あれ、来てたんだね。いらっしゃい。」
義肢少女「あの、さっきの女の人って。」
博士「ああ。君と同じ、義肢の定期検査を受けに来た人だよ。」
義肢少女「同じ、ですか。」
博士「?いやまあ、(仕様に合わせてるから)外見はだいぶ違うけどね。」
義肢少女「そうですね。私は子供ですから。」
博士「いや、子供だからっていう理由ではないんだけれどさ(君に合わせた義肢なんだよ)。」
義肢少女「…絶壁なのがいけないんですか。やっぱりそうなんですか。」
博士「え?絶壁って何言ってるの義肢のはn嫌だなあその物騒なものしまってくださ…えぇぇ何でこうなるの…」
16: 2011/05/25(水) 18:34:14.90
義肢少女「何ですかこれは。」
博士「その…資料です。」
義肢少女「ほう、机の上に飾ってある、この私そっくりに作られたこのフィギュアを、何の資料にするんですか。」
博士「いや今回は説明できるぞ!原寸のパーツ作成前に物理的に形状を検討するための、いわば建築模型のような必需品なんだ。」
義肢少女「そうでしたか。ところで服のパーツが脱着式になっていて、しかも脱いだ下もきっちり作り込んでいるのはさぞかし必需的な事情がおありなのでしょうね。」
博士「ごめんなさいそれは趣味です。」
義肢少女「変態ですね。」
博士「いやあそれほどでも/// 絶壁の再現には苦労したよー。」
義肢少女「壊します。」
博士「申し訳ありませんでしたそれだけは勘弁してください。」
博士「その…資料です。」
義肢少女「ほう、机の上に飾ってある、この私そっくりに作られたこのフィギュアを、何の資料にするんですか。」
博士「いや今回は説明できるぞ!原寸のパーツ作成前に物理的に形状を検討するための、いわば建築模型のような必需品なんだ。」
義肢少女「そうでしたか。ところで服のパーツが脱着式になっていて、しかも脱いだ下もきっちり作り込んでいるのはさぞかし必需的な事情がおありなのでしょうね。」
博士「ごめんなさいそれは趣味です。」
義肢少女「変態ですね。」
博士「いやあそれほどでも/// 絶壁の再現には苦労したよー。」
義肢少女「壊します。」
博士「申し訳ありませんでしたそれだけは勘弁してください。」
17: 2011/05/25(水) 18:45:11.51
博士「怪鳥がまた出たらしいよ。」
義肢少女「えっ。あれ以降のテスト飛行は人目につかない場所を選んでるはずなのに。 あと怪鳥はやめてください。」
博士「どうも普通の人が君を真似て、機械をくっつけて飛んでるようだね。今日も飛ぶらしいけど、危なっかしいなあ。」
義肢少女「そう、ですか。」
義肢少女「どうしてそんな事をするんだろう。」
博士「今の君にはそれだけの魅力があるんだよ。普通の人にも、それに義肢をつけている人たちにも。」
義肢少女「普通、じゃないですか。わたしは。」
博士「僕は君に義肢を受け入れて欲しいと思っている。良いところも、悪いところも、普通の値までなだらかにする事は違うと思うんだ。」
義肢少女「よく分かりません。」
博士「そっか。」
義肢少女「ただ、わたしの影響で危なっかしい事をさせてしまっているなら、どうにかしたいです。」
博士「うん。行っておいで。準備も整ってるよ。」
義肢少女「えっ。あれ以降のテスト飛行は人目につかない場所を選んでるはずなのに。 あと怪鳥はやめてください。」
博士「どうも普通の人が君を真似て、機械をくっつけて飛んでるようだね。今日も飛ぶらしいけど、危なっかしいなあ。」
義肢少女「そう、ですか。」
義肢少女「どうしてそんな事をするんだろう。」
博士「今の君にはそれだけの魅力があるんだよ。普通の人にも、それに義肢をつけている人たちにも。」
義肢少女「普通、じゃないですか。わたしは。」
博士「僕は君に義肢を受け入れて欲しいと思っている。良いところも、悪いところも、普通の値までなだらかにする事は違うと思うんだ。」
義肢少女「よく分かりません。」
博士「そっか。」
義肢少女「ただ、わたしの影響で危なっかしい事をさせてしまっているなら、どうにかしたいです。」
博士「うん。行っておいで。準備も整ってるよ。」
18: 2011/05/25(水) 18:48:14.98
義肢少女「助けてきました。」
博士「お疲れ様。」
義肢少女「たくさんの人に見られて、恥ずかしかったです。」
博士「明日から騒がしくなるかもね。」
義肢少女「鳥人間って言われました。」
博士「モチーフは天使なのにねえ。」
義肢少女「助けてくれて、ありがとう、って言われました。飛べるのが羨ましい、格好いい、って言われました。」
博士「…。」
義肢少女「一人生き残ったどうしようもない人間なのに。そんな良いものじゃないのに。」
博士「そんな事は無いさ。」
博士「助けられて、よかったね。」
博士「お疲れ様。」
義肢少女「たくさんの人に見られて、恥ずかしかったです。」
博士「明日から騒がしくなるかもね。」
義肢少女「鳥人間って言われました。」
博士「モチーフは天使なのにねえ。」
義肢少女「助けてくれて、ありがとう、って言われました。飛べるのが羨ましい、格好いい、って言われました。」
博士「…。」
義肢少女「一人生き残ったどうしようもない人間なのに。そんな良いものじゃないのに。」
博士「そんな事は無いさ。」
博士「助けられて、よかったね。」
19: 2011/05/25(水) 19:00:10.40
義肢少女「玄関がスッキリしてませんか。」
博士「ちょっとリフォームしてみたんだ。そこに立って、好きなボタンを押してみて。」
義肢少女「これですか?」ポチ
サンダーーバードー♪ ッテテッテッテッテッテレテレ♪
ギチョギチョガチャコン
義肢少女(鳥人間)「」
博士「某社長みたいに立ってるだけで装着できるんだよ。すごいでしょ!」
義肢少女(鳥人間)「サンダー○ードかア○アンマンかに統一しましょうよ。あと鳥人間じゃないって言ってますよね。」
博士「他の拡張パーツも同様につけれるよ。外すのは一人じゃ無理だけどね。」
義肢少女(鳥人間)「(盛り上がって聞いてないよこの天パ)」
天パ「この床からせり出すギミックは2号をイメージしててね!けど○イアンマンの装備シーンも捨てがたくてさ!」イキイキ
博士「ちょっとリフォームしてみたんだ。そこに立って、好きなボタンを押してみて。」
義肢少女「これですか?」ポチ
サンダーーバードー♪ ッテテッテッテッテッテレテレ♪
ギチョギチョガチャコン
義肢少女(鳥人間)「」
博士「某社長みたいに立ってるだけで装着できるんだよ。すごいでしょ!」
義肢少女(鳥人間)「サンダー○ードかア○アンマンかに統一しましょうよ。あと鳥人間じゃないって言ってますよね。」
博士「他の拡張パーツも同様につけれるよ。外すのは一人じゃ無理だけどね。」
義肢少女(鳥人間)「(盛り上がって聞いてないよこの天パ)」
天パ「この床からせり出すギミックは2号をイメージしててね!けど○イアンマンの装備シーンも捨てがたくてさ!」イキイキ
20: 2011/05/25(水) 19:12:29.54
TV『今日の占い、カウントダウンー!』
義肢少女「そういえば博士の誕生日っていつですか?」
博士「一昨日。」
義肢少女「えぁっ!?」
博士「!?」ビクッ
義肢少女「何で言ってくれなかったんですか!普通にダラダラ過ごしちゃったじゃないですか。」
博士「いやー、祝われるのってなんか苦手で。あはは」
義肢少女「わたしの誕生日はきっちり祝ってくれたのに、これじゃ不公平ですよ。お祝いしますから、何が欲しいか教えてください。」
博士「君が欲しい(キリッ)」
義肢少女「わかりました。」ファンネル!
博士「あぁ、刻が見える…」
義肢少女「そういえば博士の誕生日っていつですか?」
博士「一昨日。」
義肢少女「えぁっ!?」
博士「!?」ビクッ
義肢少女「何で言ってくれなかったんですか!普通にダラダラ過ごしちゃったじゃないですか。」
博士「いやー、祝われるのってなんか苦手で。あはは」
義肢少女「わたしの誕生日はきっちり祝ってくれたのに、これじゃ不公平ですよ。お祝いしますから、何が欲しいか教えてください。」
博士「君が欲しい(キリッ)」
義肢少女「わかりました。」ファンネル!
博士「あぁ、刻が見える…」
22: 2011/05/25(水) 19:26:09.52
博士「何ですかこれは。」
義肢少女「その…資料です。」
博士「ほう、確か必ず処分すると約束したはずの女装写真をこうして残して、何の資料にするんですか。」
義肢少女「いえあの、これは処分し忘れてて今の今まで存在に気付かなかったものなのです。実は。」
博士「そうでしたか。それなら僕の方で処分して構いませんね。」
義肢少女「はい…。(まだだ、まだ終わらんよ…)」
博士「あ そうそう、君のデジカメにまだデータが残っていたのでそれも消去しておきましたから。」
義肢少女「らめぇぇ捨てないでぇぇぇ!」
義肢少女「その…資料です。」
博士「ほう、確か必ず処分すると約束したはずの女装写真をこうして残して、何の資料にするんですか。」
義肢少女「いえあの、これは処分し忘れてて今の今まで存在に気付かなかったものなのです。実は。」
博士「そうでしたか。それなら僕の方で処分して構いませんね。」
義肢少女「はい…。(まだだ、まだ終わらんよ…)」
博士「あ そうそう、君のデジカメにまだデータが残っていたのでそれも消去しておきましたから。」
義肢少女「らめぇぇ捨てないでぇぇぇ!」
23: 2011/05/25(水) 19:37:11.00
義肢少女「ひどい手紙が届いてました。」
博士「見ちゃったんだ。」
義肢少女「こっちの事情も知らずに、自分勝手なひどい内容です。」
博士「外からはそう見えてしまうんだ。そして理解ができないから恐れを抱く。悪く言ってはいけないよ。」
義肢少女「だからって、」
博士「だから、伝わるといいね。『普通』とは違うけど、優れてるとか、劣ってるとか、そういう意味じゃなく、『みんな』とは何ら違わない事を。」
義肢少女「空が飛べてもですか。」
博士「飛ぼうと思えば誰でも飛べるからね。そう思うか思わないかだけの違いだよ。」
義肢少女「わたしは半ば強制的に飛ばされたようなものですけどね。」
博士「さーおやつの時間だー」
博士「見ちゃったんだ。」
義肢少女「こっちの事情も知らずに、自分勝手なひどい内容です。」
博士「外からはそう見えてしまうんだ。そして理解ができないから恐れを抱く。悪く言ってはいけないよ。」
義肢少女「だからって、」
博士「だから、伝わるといいね。『普通』とは違うけど、優れてるとか、劣ってるとか、そういう意味じゃなく、『みんな』とは何ら違わない事を。」
義肢少女「空が飛べてもですか。」
博士「飛ぼうと思えば誰でも飛べるからね。そう思うか思わないかだけの違いだよ。」
義肢少女「わたしは半ば強制的に飛ばされたようなものですけどね。」
博士「さーおやつの時間だー」
24: 2011/05/25(水) 19:49:08.77
博士「君はモテモテだなあ。」
義肢少女「物珍しく感じられてるだけですよ。」
博士「いやしかし、顔もかわいいし、気立ても良い。それに頭脳明晰で料理も上手いし、これで言い寄られない理由がないよ。」
義肢少女「あ、う、そんな、おだてても何も出ませんよ。」///
博士「よっ現代の大和撫子!」
義肢少女「な、何なんですかもう…」テレテレ
博士「(これで絶壁でなければ…可哀想に。)」
義肢少女「あ?何か言いましたか今?」
博士「イエナニモ サー」
義肢少女「物珍しく感じられてるだけですよ。」
博士「いやしかし、顔もかわいいし、気立ても良い。それに頭脳明晰で料理も上手いし、これで言い寄られない理由がないよ。」
義肢少女「あ、う、そんな、おだてても何も出ませんよ。」///
博士「よっ現代の大和撫子!」
義肢少女「な、何なんですかもう…」テレテレ
博士「(これで絶壁でなければ…可哀想に。)」
義肢少女「あ?何か言いましたか今?」
博士「イエナニモ サー」
25: 2011/05/25(水) 20:02:50.62
博士「~で、本文8行目の『嬉し…~』から悲鳴が苦しむ様子に変わるのは、コミック発売でルイズの活躍を喜びつつもそれは現実ではない事への葛藤の現われで、~」
義肢少女「あっ、なるほど。分かりました。」
博士「理解が早いね。教え甲斐があるよ。」
義肢少女「いえ、博士の教え方が上手ですから。理系科目だけじゃなく国語まで大丈夫とは思いませんでした。」
博士「前は教職に就いていたからね。それくらいはできるさ。」
義肢少女「そうだったんですか。てっきり昔から研究者なのかと。」
博士「他にも色々と手をつけてたから、今に落ちついたのはけっこう最近なんだよ。」
義肢少女「それでこのハイスペックですか。ようやく理解できました。」
博士「いやあそれほどでもあるよ///」
義肢少女「性格がアレなのは丁度良い感じにバランスをとるための重りだったんですね。」
博士「そんなにひどい?」
義肢少女「この例文くらいひどいです。」
博士「」
義肢少女「あっ、なるほど。分かりました。」
博士「理解が早いね。教え甲斐があるよ。」
義肢少女「いえ、博士の教え方が上手ですから。理系科目だけじゃなく国語まで大丈夫とは思いませんでした。」
博士「前は教職に就いていたからね。それくらいはできるさ。」
義肢少女「そうだったんですか。てっきり昔から研究者なのかと。」
博士「他にも色々と手をつけてたから、今に落ちついたのはけっこう最近なんだよ。」
義肢少女「それでこのハイスペックですか。ようやく理解できました。」
博士「いやあそれほどでもあるよ///」
義肢少女「性格がアレなのは丁度良い感じにバランスをとるための重りだったんですね。」
博士「そんなにひどい?」
義肢少女「この例文くらいひどいです。」
博士「」
26: 2011/05/25(水) 20:11:40.34
博士「冷えるねえ。」
義肢少女「そうですね。雪も降ってますから。」
博士「その服、サイズ大丈夫?」
義肢少女「はい。脱ぎ着も簡単にできますし、あったかいです。」
博士「それはよかった。」
義肢少女「ところで、部屋でマフラーをつけるのはいかがなものかと思いますよ。」
博士「いいじゃない。寒いんだから。それに、せっかくのプレゼントだから今すぐ堪能したいし。」
義肢少女「気に入ってもらえたなら嬉しいです。けどこれからケーキを食べるんですから、クリームをつけないでくださいよ。」
義肢少女「そうですね。雪も降ってますから。」
博士「その服、サイズ大丈夫?」
義肢少女「はい。脱ぎ着も簡単にできますし、あったかいです。」
博士「それはよかった。」
義肢少女「ところで、部屋でマフラーをつけるのはいかがなものかと思いますよ。」
博士「いいじゃない。寒いんだから。それに、せっかくのプレゼントだから今すぐ堪能したいし。」
義肢少女「気に入ってもらえたなら嬉しいです。けどこれからケーキを食べるんですから、クリームをつけないでくださいよ。」
27: 2011/05/25(水) 20:19:30.20
博士「義肢、普通の手足にそっくりな物もあるけど、取り替えるかい。」
義肢少女「本当にあったんですね。」
博士「うん。もう今の君なら、どちらを選んでも大丈夫だ。」
義肢少女「…。もらった服を無駄にしなくないから、このゴツゴツのままでいいです。」
博士「そっか。」
義肢少女「それに、この手足は絆ですから。」
義肢少女「このままが、いいです。」
博士「そうだね。 じゃあまあ、ケーキ食べようか。」
義肢少女「はい。」
おわり。
支援、またご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
義肢少女「本当にあったんですね。」
博士「うん。もう今の君なら、どちらを選んでも大丈夫だ。」
義肢少女「…。もらった服を無駄にしなくないから、このゴツゴツのままでいいです。」
博士「そっか。」
義肢少女「それに、この手足は絆ですから。」
義肢少女「このままが、いいです。」
博士「そうだね。 じゃあまあ、ケーキ食べようか。」
義肢少女「はい。」
おわり。
支援、またご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります