1: 2011/07/07(木) 16:28:44.97
ほむら「全力でダラダラする」の続編
まどほむの出演シーン少な目。
マミ「私はずっと孤独だった。でもそれは私に与えられた当然の罰だったのかもしれない」ムシャムシャ
マミ「あの時……どうして私一人助かってしまったのか。その理由は分かっている」ムシャムシャ
マミ「『私を助けて!』その言葉は結果として、お父さんとお母さんを見頃しにしてしまった……」モグモグ
マミ「そう、今思えば私が魔法少女として頑張っていたのも、贖罪のつもりだったのかもしれない」バリッ
マミ「けれど、どれだけ私が懸命に闘おうと、私の罪の意識は軽くならなかった」パリッ モグモグ
マミ「私は、お父さんとお母さんに誇れる生き方を出来ているのかしら……」
マミ「そう思うと最近胸が締め付けられるように痛い……あと血圧も高い……」コーライッキプハッ
マミ「でも私には残されたものとして、これからの日々を懸命に生きる義務がある……げぷっ」
マミ「だから私は…………全力で痩せてみせるわ!!!」ムシャムシャ
まどほむの出演シーン少な目。
マミ「私はずっと孤独だった。でもそれは私に与えられた当然の罰だったのかもしれない」ムシャムシャ
マミ「あの時……どうして私一人助かってしまったのか。その理由は分かっている」ムシャムシャ
マミ「『私を助けて!』その言葉は結果として、お父さんとお母さんを見頃しにしてしまった……」モグモグ
マミ「そう、今思えば私が魔法少女として頑張っていたのも、贖罪のつもりだったのかもしれない」バリッ
マミ「けれど、どれだけ私が懸命に闘おうと、私の罪の意識は軽くならなかった」パリッ モグモグ
マミ「私は、お父さんとお母さんに誇れる生き方を出来ているのかしら……」
マミ「そう思うと最近胸が締め付けられるように痛い……あと血圧も高い……」コーライッキプハッ
マミ「でも私には残されたものとして、これからの日々を懸命に生きる義務がある……げぷっ」
マミ「だから私は…………全力で痩せてみせるわ!!!」ムシャムシャ
2: 2011/07/07(木) 16:29:54.61
マミハウス バスルーム 風呂上り
マミ「も~なにも~こわ~くな~い~♪ こわくはな~い~♪」ドスドスドス
ガツンッ!
マミ「っっ~~~~!!!!……………………」ジタバタジタバタ
マミ「こ、小指思い切りぶつけたわ……もうっ、なんなのよこれ、このっこのっ」ゲシッゲシッ
マミ「…………ん? これ体重計ね。何年振りかに見た気がするわ。埃かぶってるし」フゥ~ッ
マミ「久しぶりだからちょっと乗ってみましょうか」ノリッミシッ
マミ「えーと、どれどれ…………いち、じゅう、ひゃ………ひゃ!?」
マミ「ふ、ふぅ~。疲れてるのかしら。小数点を見逃してしまったわ」目ゴシゴシ
マミ「もう一度見てみましょう………いち、じゅう、ひゃ…………」
マミ「…………さすがにさっき蹴りすぎて壊れてしまったのね」
マミ「新しいのを買ってこないと」
マミ「も~なにも~こわ~くな~い~♪ こわくはな~い~♪」ドスドスドス
ガツンッ!
マミ「っっ~~~~!!!!……………………」ジタバタジタバタ
マミ「こ、小指思い切りぶつけたわ……もうっ、なんなのよこれ、このっこのっ」ゲシッゲシッ
マミ「…………ん? これ体重計ね。何年振りかに見た気がするわ。埃かぶってるし」フゥ~ッ
マミ「久しぶりだからちょっと乗ってみましょうか」ノリッミシッ
マミ「えーと、どれどれ…………いち、じゅう、ひゃ………ひゃ!?」
マミ「ふ、ふぅ~。疲れてるのかしら。小数点を見逃してしまったわ」目ゴシゴシ
マミ「もう一度見てみましょう………いち、じゅう、ひゃ…………」
マミ「…………さすがにさっき蹴りすぎて壊れてしまったのね」
マミ「新しいのを買ってこないと」
4: 2011/07/07(木) 16:31:41.23
後日 マミハウス
マミ「ちょっと奮発して体脂肪とか諸々測れるやつにしちゃったわ」
マミ「さて、今度こそちゃんと図ってみましょうか……あら、これ靴下脱がないと測れないのね」
マミ「よっ……こらしょっっと!」ドシンッ!ビタンッ!
マミ「ふぅ。なぜだか最近靴下脱ぐのが妙にしんどいわ。体硬くなったのかしら? 手が足に届かないし」
マミ「まぁいいわ、それで、肝心の体重の方はと……」ノリッミシミシッ
マミ「まさか…………重力操作系の能力者の仕業っ!?…………『機関』の追手がこんなにも早く……」
ほむ先生『鉄則その1 現実を見るべし』
マミ「まずいわねぇ……本格的にダイエットはじめようかしら……そうね、このままじゃダメよ!」
マミ「完璧に管理しつくされた食生活と十分な運動をすれば、体重なんてすぐに減るわ!」
マミ「よしっ、明日からがんばりましょう! もう今日で食べおさめにしなくっちゃ」
マミ「あ、冷凍ポテトの期限が今日までだったわね、もったいないからたべちゃお」
ほむ先生『鉄則その2 明日やろうはバカ野郎』
マミ「ちょっと奮発して体脂肪とか諸々測れるやつにしちゃったわ」
マミ「さて、今度こそちゃんと図ってみましょうか……あら、これ靴下脱がないと測れないのね」
マミ「よっ……こらしょっっと!」ドシンッ!ビタンッ!
マミ「ふぅ。なぜだか最近靴下脱ぐのが妙にしんどいわ。体硬くなったのかしら? 手が足に届かないし」
マミ「まぁいいわ、それで、肝心の体重の方はと……」ノリッミシミシッ
マミ「まさか…………重力操作系の能力者の仕業っ!?…………『機関』の追手がこんなにも早く……」
ほむ先生『鉄則その1 現実を見るべし』
マミ「まずいわねぇ……本格的にダイエットはじめようかしら……そうね、このままじゃダメよ!」
マミ「完璧に管理しつくされた食生活と十分な運動をすれば、体重なんてすぐに減るわ!」
マミ「よしっ、明日からがんばりましょう! もう今日で食べおさめにしなくっちゃ」
マミ「あ、冷凍ポテトの期限が今日までだったわね、もったいないからたべちゃお」
ほむ先生『鉄則その2 明日やろうはバカ野郎』
6: 2011/07/07(木) 16:32:43.54
いつかの教室 昼休み
「でさぁ、まじでそうだったんだってぇ」キャッキャ
「まじでぇ~わかるわ~それ! わかんないけどわかるわ~」キャッキャ
マミ「(はぁ……昼休み。これほど憂鬱な時間もないわ。皆楽しそうにご飯食べて)」ムシャムシャ
マミ「(私なんてずっと一人だし……今日からごはん半分に減らしてるし……)」イライラドッサリ
マミ「(あっ、飲み物なくなったわ……コーラか何か買ってこようっと)」ズシンズシンズシン
ほむ先生『鉄則その3 清涼飲料水はダメゼッタイ』
「つーかまじでわかってんの? てきとうにわかるっていってんじゃないの?」
マミ「(あーはいはい、どうでもいいから通りますよー)」プルン ズリッ
「ちょっ」ガッシャーーーーン
マミ「あっ、ご、ごめんなさい……」
「ちょっとぉ! なにすんのよ! お弁当台無しでしょ! 机の間すり抜けられないってどんだけなのよ!」
マミ「ご、ごめんなさい……あの、べ、弁償するから……」
「つーか、あんたの声初めて聴いたわ」
「でさぁ、まじでそうだったんだってぇ」キャッキャ
「まじでぇ~わかるわ~それ! わかんないけどわかるわ~」キャッキャ
マミ「(はぁ……昼休み。これほど憂鬱な時間もないわ。皆楽しそうにご飯食べて)」ムシャムシャ
マミ「(私なんてずっと一人だし……今日からごはん半分に減らしてるし……)」イライラドッサリ
マミ「(あっ、飲み物なくなったわ……コーラか何か買ってこようっと)」ズシンズシンズシン
ほむ先生『鉄則その3 清涼飲料水はダメゼッタイ』
「つーかまじでわかってんの? てきとうにわかるっていってんじゃないの?」
マミ「(あーはいはい、どうでもいいから通りますよー)」プルン ズリッ
「ちょっ」ガッシャーーーーン
マミ「あっ、ご、ごめんなさい……」
「ちょっとぉ! なにすんのよ! お弁当台無しでしょ! 机の間すり抜けられないってどんだけなのよ!」
マミ「ご、ごめんなさい……あの、べ、弁償するから……」
「つーか、あんたの声初めて聴いたわ」
7: 2011/07/07(木) 16:33:31.54
ほむ先生『鉄則その4 自分のサイズは把握すべし』
放課後 CDショップ近辺地下
QB「まどか! たすけて! まどか!」
タッタッタッタ
QB「おっ、足音だ。ようやく来てくれたのか。それじゃそろそろ……」ゴロンッ
QB「はぁっ…………はぁっ………チラッ」
さや「ん!?!?!?」
QB「まどか!……って、なんだ、君だけか」
さや「え? しゃべった!?」
QB「まどかはどうしたんだい?」
さや「いや、最近転校生ばっかとつるんでて付き合いがどうにも悪くって……ていうかあんた何者?」
ケッカイギュィィィン
さや「うわっ、今度は何!?」
放課後 CDショップ近辺地下
QB「まどか! たすけて! まどか!」
タッタッタッタ
QB「おっ、足音だ。ようやく来てくれたのか。それじゃそろそろ……」ゴロンッ
QB「はぁっ…………はぁっ………チラッ」
さや「ん!?!?!?」
QB「まどか!……って、なんだ、君だけか」
さや「え? しゃべった!?」
QB「まどかはどうしたんだい?」
さや「いや、最近転校生ばっかとつるんでて付き合いがどうにも悪くって……ていうかあんた何者?」
ケッカイギュィィィン
さや「うわっ、今度は何!?」
8: 2011/07/07(木) 16:34:28.56
QB「これは魔女の結界だ。ここに囚われたが最後、人間は生きて出ることが叶わない」
さや「なっ、なんですって!?」
QB「でも助かる方法ならひとつだけある……それは……」
ドスンドスンドスン
QB「あ、いや、大丈夫そうだね」
さや「こ、これ、何の音!?!? 地震!?」
マミ「危ないところだったわね。あら、あなた? キュゥべえを助けてくれたの?」ドシーン
さや「ひっ!」
マミ「えっ?」
QB「心配しなくていい。彼女は人間……いや、巴マミ。この街を護る魔法少女さ」
マミ「そうね、あなたもキュゥべえの姿が見えてるってことは、魔法少女の素質があるってことね」
さや「えと……えと……」アセアセ
マミ「ふふっ、混乱するのもわかるわ。よかったら私の家に来ない? ゆっくり説明もしたいし」
10: 2011/07/07(木) 16:36:23.29
マミハウス
マミ「どうぞ、あがって? 今なにか出すから…………これでいいかしらね」
さや「うわぁ……空いたペットボトルに食べかけのスナック菓子の袋がいっぱい……こりゃひどい」
QB「そうかい? マミの部屋にしてはおとなしい方だと思うけど」
マミ「はいっ、どうぞ、めしあがれ?」ドチャッ
さや「ぜ、全体的に茶色いお菓子ばっかり…………盛り方も雑い……」
マミ「(ダイエット中だけど……お客様がいるのに私は食べないっていうのも失礼な話よね)」
マミ「(今日は仕方ないわ)」ムシャムシャモリモリモリィッ!
さや「おぉぅ……」
ほむ先生『鉄則その5 ダイエットに例外なし』
後日 ファーストフード店
マミ「というわけで、腹ごしらえもすんだらすぐに魔法少女体験コースのはじまりよ!」タップンッ
マミ「どうぞ、あがって? 今なにか出すから…………これでいいかしらね」
さや「うわぁ……空いたペットボトルに食べかけのスナック菓子の袋がいっぱい……こりゃひどい」
QB「そうかい? マミの部屋にしてはおとなしい方だと思うけど」
マミ「はいっ、どうぞ、めしあがれ?」ドチャッ
さや「ぜ、全体的に茶色いお菓子ばっかり…………盛り方も雑い……」
マミ「(ダイエット中だけど……お客様がいるのに私は食べないっていうのも失礼な話よね)」
マミ「(今日は仕方ないわ)」ムシャムシャモリモリモリィッ!
さや「おぉぅ……」
ほむ先生『鉄則その5 ダイエットに例外なし』
後日 ファーストフード店
マミ「というわけで、腹ごしらえもすんだらすぐに魔法少女体験コースのはじまりよ!」タップンッ
11: 2011/07/07(木) 16:37:06.28
さや「は、はぁ。と、ところでマミさん?」
マミ「なにかしら」モシャモシャモシャ
さや「きゅ、キュゥべえ! あんたが言ってよ」
QB「ふぅ、仕方ないなぁ……マミ? ダイエット中なのにハンバーガーを5つも食べて平気なのかい?」
マミ「平気よぉ。これだけ食べてもセットの値段より安いのよ? 大丈夫に決まってるじゃない」ムグムグ
ほむ先生『鉄則その6 カ口リー計算は欠かさずに』
マミ「それに、『ダイエット』コーラ飲んでるのよ? すぐに痩せるにきまってるじゃない」
さや「え、えーっと……」チラッ
ほむ先生『……………………』
魔女の結界
マミ「それじゃ、美樹さん? この先は危ないから絶対私のそば離れちゃだめよ」
さや「は、はいっ」
マミ「なにかしら」モシャモシャモシャ
さや「きゅ、キュゥべえ! あんたが言ってよ」
QB「ふぅ、仕方ないなぁ……マミ? ダイエット中なのにハンバーガーを5つも食べて平気なのかい?」
マミ「平気よぉ。これだけ食べてもセットの値段より安いのよ? 大丈夫に決まってるじゃない」ムグムグ
ほむ先生『鉄則その6 カ口リー計算は欠かさずに』
マミ「それに、『ダイエット』コーラ飲んでるのよ? すぐに痩せるにきまってるじゃない」
さや「え、えーっと……」チラッ
ほむ先生『……………………』
魔女の結界
マミ「それじゃ、美樹さん? この先は危ないから絶対私のそば離れちゃだめよ」
さや「は、はいっ」
12: 2011/07/07(木) 16:37:46.02
マミ「行くわよ!」ドシャン!
使い魔「「「キュ~」」」
さや「あっ! あぶない! マミさんの周りになんか小さい奴がいっぱい!!」
QB「あわてることはないよ、さやか。だって彼女は…………」
マミ「えっ? 何か言ったかしら」クルッブチッ キュ~
QB「……ベ、ベテランだからね……」
マミ「まぁいいわ、一気に本丸を狙い撃つわよ!」ドスブチッ!ドスブチッ!ドスブチッ!
さや「ちっさいのを踏み潰しながら走ってる……」
QB「彼女はその……足もとがよく見えないんだ……おなかに遮蔽物があるからね……」
数日後 病院
さや「はぁっ……恭介のやつどうしちゃったんだろう……面会拒否だなんて。最近元気なさそうだし……」
さや「なかなかうまくいかないもんね……って、あれもしかして!」
QB「グリーフシードだ! しかも孵化しかかってる!」
使い魔「「「キュ~」」」
さや「あっ! あぶない! マミさんの周りになんか小さい奴がいっぱい!!」
QB「あわてることはないよ、さやか。だって彼女は…………」
マミ「えっ? 何か言ったかしら」クルッブチッ キュ~
QB「……ベ、ベテランだからね……」
マミ「まぁいいわ、一気に本丸を狙い撃つわよ!」ドスブチッ!ドスブチッ!ドスブチッ!
さや「ちっさいのを踏み潰しながら走ってる……」
QB「彼女はその……足もとがよく見えないんだ……おなかに遮蔽物があるからね……」
数日後 病院
さや「はぁっ……恭介のやつどうしちゃったんだろう……面会拒否だなんて。最近元気なさそうだし……」
さや「なかなかうまくいかないもんね……って、あれもしかして!」
QB「グリーフシードだ! しかも孵化しかかってる!」
13: 2011/07/07(木) 16:38:15.89
さや「もしこんなところで……ってこのやりとりどこかで……」
QB「デジャヴかい?」
さや「うん……じゃなくて! マミさん呼んでこないと!」
さや「でも学校終わって結構経ってるし……マミさんもう家に帰ってるかも……往復してたら間に合わないっ」
QB「大丈夫だよ。彼女は家に帰るまでに途中の公園などでたびたび休憩しているんだ」
QB「すぐに息が上がるみたいでね。たぶんまだそのへんにいるだろう」
さや「…………」
さや「わかった! すぐ探してくる!」
QB「デジャヴかい?」
さや「うん……じゃなくて! マミさん呼んでこないと!」
さや「でも学校終わって結構経ってるし……マミさんもう家に帰ってるかも……往復してたら間に合わないっ」
QB「大丈夫だよ。彼女は家に帰るまでに途中の公園などでたびたび休憩しているんだ」
QB「すぐに息が上がるみたいでね。たぶんまだそのへんにいるだろう」
さや「…………」
さや「わかった! すぐ探してくる!」
15: 2011/07/07(木) 16:39:13.95
シャル結界
マミ「ふぅっーふぅっー……」パンッ パンッ
さや「マ、マミさん……大丈夫かな?」
QB「あぁ……これはまずいなぁ……完全に息が上がって運動能力が著しく低下している」
QB「魔女の動きに翻弄されっぱなしになってしまっているようだよ」
シャル「イママデノループデイチバンウマソーーーーー」グワァァァァ
さや「マ、マミさん!!! 危ないっ! 上から来てる!!」
マミ「えっ!?」
シャル「マミンッ!」ガブッ
マミ「…………」ぷら~ん
さや「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!!!」
シャル「マ、マミンッ!」ガブッ
マミ「…………」ぷら~ん
さや「えっ?」
シャル「マミンッ!マミンッ!マミンッ!」ガブッガブッガブッ
マミ「ふぅっーふぅっー……」パンッ パンッ
さや「マ、マミさん……大丈夫かな?」
QB「あぁ……これはまずいなぁ……完全に息が上がって運動能力が著しく低下している」
QB「魔女の動きに翻弄されっぱなしになってしまっているようだよ」
シャル「イママデノループデイチバンウマソーーーーー」グワァァァァ
さや「マ、マミさん!!! 危ないっ! 上から来てる!!」
マミ「えっ!?」
シャル「マミンッ!」ガブッ
マミ「…………」ぷら~ん
さや「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!!!」
シャル「マ、マミンッ!」ガブッ
マミ「…………」ぷら~ん
さや「えっ?」
シャル「マミンッ!マミンッ!マミンッ!」ガブッガブッガブッ
16: 2011/07/07(木) 16:39:58.05
マミ「…………」ぷら~んぷら~んぷら~ん
さや「ど、どうなってるの?」
ほむ先生『フランス革命時代、ルイ16世はあまりに太っていたのでギロチンで首が切れなかったらしいわ』
マミ「…………めてっ」
シャル「マミンッ!マミンッ!マミンッ!」ガブッガブッガブッ
マミ「…………やめて」
シャル「マミンッ」ガブッ
マミ「ヤメロって言ってんだろうがゴラァァ!!!」ズルンッ
マミ「ティロフィナーレェッ!(肉弾)」ボコォッ
マミ「ティロッ!(肉弾)ティロッ!(肉弾)ティロォォォッ!(肉弾)」ドカボカシャドグシャァ
シャル「…………」ぐったり
マミ「ふーっ! ふーっ! ふーっ! ふーっ! ふーっ!」
さや「マ…………」
17: 2011/07/07(木) 16:40:28.38
QB「彼女は結構キレやすいんだ。まぁあの体系ではしょうがないかもしれないけどね」
ほむ先生『太っているからキレやすいのではなく、キレやすく我慢弱いから太りやすいのよ』
放課後 帰り道
さや「はぁっ……また一人かぁ。最近なんかついてないなーあたしぃ」
さや「まどかは付き合い悪いし変な先輩には目ぇつけられるし」
さや「恭介は…………やっぱりキュゥべえと契約して恭介の腕を治すしか………」
さや「んっ? 雑誌が道端に落ちてる。『ほむ先生の必勝合コンテクニック』?」
さや「う~ん…………ちょっと見てみるかな」
さや「なになにぃ……『鉄則その8 自分の魅力をより引き立てるには、引き立て役の女子を連れて行くべし』」
さや「引き立て役ねぇ……まどかはかわいい系でしょ? 仁美は美人系だし……転校生も、まぁそうかな」
さや「引き立て役になる人なんてあたしの周りには…………」
マミ「あら、美樹さん奇遇ね? いま帰り?」ズシャーン
さや「いたっ!!」
ほむ先生『太っているからキレやすいのではなく、キレやすく我慢弱いから太りやすいのよ』
放課後 帰り道
さや「はぁっ……また一人かぁ。最近なんかついてないなーあたしぃ」
さや「まどかは付き合い悪いし変な先輩には目ぇつけられるし」
さや「恭介は…………やっぱりキュゥべえと契約して恭介の腕を治すしか………」
さや「んっ? 雑誌が道端に落ちてる。『ほむ先生の必勝合コンテクニック』?」
さや「う~ん…………ちょっと見てみるかな」
さや「なになにぃ……『鉄則その8 自分の魅力をより引き立てるには、引き立て役の女子を連れて行くべし』」
さや「引き立て役ねぇ……まどかはかわいい系でしょ? 仁美は美人系だし……転校生も、まぁそうかな」
さや「引き立て役になる人なんてあたしの周りには…………」
マミ「あら、美樹さん奇遇ね? いま帰り?」ズシャーン
さや「いたっ!!」
18: 2011/07/07(木) 16:41:06.85
病院
マミ「ちょ、ちょっと美樹さん!? 一体なんなのよぉ」ズシンズシン
さや「い、いいか、らっ……ちょっと来てくれるだけでいいですか、らっ! って重ーい」ズリズリズリ
さや「恭介!」ガラララッ
恭介「ん?…………なんだ、さやかか………………なっ!?」
さや「ふふぅ~ん(おどろいてるおどろいてる。これでさやかちゃんの魅力を再発見するはずっ)」
恭介「そ、そこの、ふ、ふくよかな女性は、い、いったいどなたかな?」
さや「あぁ~紹介するね? こちらはあたしの大事な大事な先輩のぉ、巴マミさんっ」
さや「(『その9 “誰とでも仲良くできる私”の演出』……だったよね)」
恭介「と、巴…………マミ……さん」
マミ「な、なにかしら」
恭介「う、うつくしい…………」
ほむ先生『鉄則その7 “ポッチャリのほうが好き”に騙されない。お前はポッチャリどころじゃない』
マミ「ちょ、ちょっと美樹さん!? 一体なんなのよぉ」ズシンズシン
さや「い、いいか、らっ……ちょっと来てくれるだけでいいですか、らっ! って重ーい」ズリズリズリ
さや「恭介!」ガラララッ
恭介「ん?…………なんだ、さやかか………………なっ!?」
さや「ふふぅ~ん(おどろいてるおどろいてる。これでさやかちゃんの魅力を再発見するはずっ)」
恭介「そ、そこの、ふ、ふくよかな女性は、い、いったいどなたかな?」
さや「あぁ~紹介するね? こちらはあたしの大事な大事な先輩のぉ、巴マミさんっ」
さや「(『その9 “誰とでも仲良くできる私”の演出』……だったよね)」
恭介「と、巴…………マミ……さん」
マミ「な、なにかしら」
恭介「う、うつくしい…………」
ほむ先生『鉄則その7 “ポッチャリのほうが好き”に騙されない。お前はポッチャリどころじゃない』
19: 2011/07/07(木) 16:42:01.85
後日 ミキハウス
さや「なんなのよなんなのよなんだっつーのよ!!」ゲシッゲシッゲシッ
さや「デブ専??? ポッチャリ好きどころの騒ぎじゃないじゃないじゃん!!! 聞いてないっつーの!」
さや「はぁっはぁっはぁっ…………」
さや「ふぅ……なんだか急に恭介が遠くに行っちゃった気がする……」
さや「もういっか……馬鹿らしくなってきたし」
QB「美樹さやか!」ヒョッコリ
さや「わぁっ、もう、突然現れないでよ」
QB「昨日言ってた契約の事だけど、する気になったかい? 上条恭介のために魂を差し出すかい?」
さや「するか」
数日後 マミハウス
マミ「どうしちゃったのかしら、美樹さん。最近ずっと口もきいてくれないし…………」
マミ「ウチに来てくれないから余ったお菓子処分しないといけないじゃない、私が」バリッモシャモシャァッ
さや「なんなのよなんなのよなんだっつーのよ!!」ゲシッゲシッゲシッ
さや「デブ専??? ポッチャリ好きどころの騒ぎじゃないじゃないじゃん!!! 聞いてないっつーの!」
さや「はぁっはぁっはぁっ…………」
さや「ふぅ……なんだか急に恭介が遠くに行っちゃった気がする……」
さや「もういっか……馬鹿らしくなってきたし」
QB「美樹さやか!」ヒョッコリ
さや「わぁっ、もう、突然現れないでよ」
QB「昨日言ってた契約の事だけど、する気になったかい? 上条恭介のために魂を差し出すかい?」
さや「するか」
数日後 マミハウス
マミ「どうしちゃったのかしら、美樹さん。最近ずっと口もきいてくれないし…………」
マミ「ウチに来てくれないから余ったお菓子処分しないといけないじゃない、私が」バリッモシャモシャァッ
21: 2011/07/07(木) 16:42:58.74
マミ「あ、昨日のカレーも残ってたわねぇ。そろそろ食べないとまずいか……」
マミ「どうしてカレーって大量にできるのかしらね。一人前ってどう作ればいいのかわからないわ」モルサァッ
マミ「何作ってもたくさんできちゃうし、作った以上食べざるを得ないし……」モグモグモグ
マミ「これはどうにかしないとだわ」
ほむ先生『鉄則その8 作るべからず食うべからず』
マミ「あ、これ夕飯にすればよかった。三時なのに食べちゃったわ。また買い物に行かないと……」
スーパー
マミ「家計の事考えるとお徳用買わなきゃだし、これはますますまずいわねぇ……」
マミ「なんでも小分けだと高いのよ。親戚に仕送りしてもらってる身分だし」
杏子「…………」プラプラ
マミ「あ、あれは…………たしか……佐倉さん?」
マミ「佐倉さーん!」ドムッドムッドムゥ
杏子「じぇ、じぇっとすとりーむ……だれだてめぇ……(使い魔か?)」
マミ「どうしてカレーって大量にできるのかしらね。一人前ってどう作ればいいのかわからないわ」モルサァッ
マミ「何作ってもたくさんできちゃうし、作った以上食べざるを得ないし……」モグモグモグ
マミ「これはどうにかしないとだわ」
ほむ先生『鉄則その8 作るべからず食うべからず』
マミ「あ、これ夕飯にすればよかった。三時なのに食べちゃったわ。また買い物に行かないと……」
スーパー
マミ「家計の事考えるとお徳用買わなきゃだし、これはますますまずいわねぇ……」
マミ「なんでも小分けだと高いのよ。親戚に仕送りしてもらってる身分だし」
杏子「…………」プラプラ
マミ「あ、あれは…………たしか……佐倉さん?」
マミ「佐倉さーん!」ドムッドムッドムゥ
杏子「じぇ、じぇっとすとりーむ……だれだてめぇ……(使い魔か?)」
22: 2011/07/07(木) 16:43:32.65
マミ「もうっ、誰とは失礼ねぇ、私よ。いつかあったことがあるでしょ?」
杏子「あぁ? お前みたいなスケールのデカイやつは知り合いにいないね」
杏子「ふんっ、なんだか知らねぇが……やろうってんなら受けて立つよ!」
杏子「あたしの槍捌きの前じゃ、あんたの特殊体質なんざただの脂肪の塊にすぎないからな!」
マミ「と、特殊体質って……」
QB「やめておくんだ、杏子。君に勝ち目はない」ヒョコリッ
杏子「キュゥべえ…………はんっ、そんなの、やってみなきゃわかんないだろ」
QB「いいや……マミの腹部はあまりに肥大化し、その形状はもはや真円に近づいている」
QB「もし君の槍が正面から一度でもずれれば、いくら攻撃しても腹に悉く受け流されてしまうだろう」
杏子「お、おい、今マミって言ったか?」
QB「そうよ、私巴マミよ?」ドムンッ
杏子「う、うそだろぉ……」
23: 2011/07/07(木) 16:44:29.02
マミハウス 夕方
杏子「なるほどなぁ。そりゃストレス太りってやつだ」
マミ「ストレス太り?…………あ、はいっ、ハンバーグでよかった?」
杏子「おっ、サンキュー…………まぁもちろん生活習慣にも問題はあるんだろうけどな」
杏子「最初のきっかけはそうなんだと思うぞ」ムシャムシャムシャ
マミ「う~ん」
杏子「ま、とりあえずは規則正しい生活と食事制限からはじめてみな」
マミ「やってるつもりなのだけれど……」ムシャムシャ
杏子「おいおい、あたしはもう腹いっぱいだぞ? これでおまえの夕食の三分の一なんだろ?」
マミ「ええ。魔女狩りで戦ってる分動いてるはずだし、問題ないはずよ」
杏子「魔法は別だろうが……まぁいいさ、お前が食べ過ぎないように、たまに飯時に邪魔しに来てやるよ」
杏子「二人分ならしっかり作れるだろ?」
杏子「あたしはタダ飯、あんたはダイエット。いわゆるギブアンドテイクってやつさ」
マミ「そう、それはたすかるわっ! 一人の食事ってみじめで、つい余計に食べちゃうのよ」
杏子「……それはあんたの問題だ」
杏子「なるほどなぁ。そりゃストレス太りってやつだ」
マミ「ストレス太り?…………あ、はいっ、ハンバーグでよかった?」
杏子「おっ、サンキュー…………まぁもちろん生活習慣にも問題はあるんだろうけどな」
杏子「最初のきっかけはそうなんだと思うぞ」ムシャムシャムシャ
マミ「う~ん」
杏子「ま、とりあえずは規則正しい生活と食事制限からはじめてみな」
マミ「やってるつもりなのだけれど……」ムシャムシャ
杏子「おいおい、あたしはもう腹いっぱいだぞ? これでおまえの夕食の三分の一なんだろ?」
マミ「ええ。魔女狩りで戦ってる分動いてるはずだし、問題ないはずよ」
杏子「魔法は別だろうが……まぁいいさ、お前が食べ過ぎないように、たまに飯時に邪魔しに来てやるよ」
杏子「二人分ならしっかり作れるだろ?」
杏子「あたしはタダ飯、あんたはダイエット。いわゆるギブアンドテイクってやつさ」
マミ「そう、それはたすかるわっ! 一人の食事ってみじめで、つい余計に食べちゃうのよ」
杏子「……それはあんたの問題だ」
25: 2011/07/07(木) 16:45:35.42
ほむ先生『鉄則その9 一人でダメなら誰かを頼れ』
ミキハウス
『奇跡体験アビリバボー 本日はご紹介するのは、最先端のサイバネティックス医療』ピッ
さや「リハビリかぁ……恭介もたいへんなんだよねぇ……」
さや「このままじゃマミさんにあいつ取られちゃうかも……付き合ったりするのかなぁ……」
さた「いやっ! そんな恭介見たくない!……絵図ら的に」
さや「でも…………あいつのためにあたしができることと言ったら……CDぐらいなのに……」
さや「はぁ~、赤点さえ取らなければ……」
病院
恭介「うぉぉぉぉ!!!! マミさんうぉぉおぉぉぉ!!!!」
さや「恭介来たよー……ってあんたなにやってんのよ」
恭介「ん? なんださやかか……」ガックシ
26: 2011/07/07(木) 16:46:05.53
さや「なんだってこたぁないでしょ、ていうか大声で叫んで何してたのよ?」
恭介「あぁ、いや。腕が使えなくてもイメトレで何とかなると思ってね」シレッ
さや「イメトレ? まぁなんでもいいけどね。はいっ、今日のCDね」ヒョイ
恭介「またか…………君は……」
さや「そ、そのことなんだけどさ……次からCD持ってくるの難しくなってきちゃった」
恭介「どうしてだい? 別にどっちでもいいけど」
さや「お金が……その……ちょっときびしくなっちゃって……」
恭介「ふぅん。で、僕のヴィーナスはまだなのかい?」
さや「は?」
恭介「はぁっ。マミさんの事に決まっているだろう」
恭介「彼女は僕のハートを盗んでいった……いや、彼女自身が僕のハートだ。むしろハート様だ……」
さや「そ、そう……」
28: 2011/07/07(木) 16:47:02.65
数日後 公園
杏子「ほらほらどうしたどうした! それじゃ歩いてんのといっしょだぞ!」
マミ「そっ、そんなこと、いっ、いったって、今は、こ、これが、せいいっぱいなのよ」ドザンドザンッ
杏子「そんな調子じゃけっつまづくぞ」
マミ「…………っ!?!?!?」ザムザザーッ
杏子「おいおい、いわっこっちゃない……ったく……もう今日は切り上げだな」
マミ「つつつっ…………」
杏子「立てるか?」
マミ「ひ、膝いわせちゃったみたい……」
ほむ先生『鉄則その10 焦りは禁物』
マミハウス
杏子「わ、わるかったって。そんなににらむなよ」
マミ「別ににらんでなんていないわよ?」
杏子「ほらほらどうしたどうした! それじゃ歩いてんのといっしょだぞ!」
マミ「そっ、そんなこと、いっ、いったって、今は、こ、これが、せいいっぱいなのよ」ドザンドザンッ
杏子「そんな調子じゃけっつまづくぞ」
マミ「…………っ!?!?!?」ザムザザーッ
杏子「おいおい、いわっこっちゃない……ったく……もう今日は切り上げだな」
マミ「つつつっ…………」
杏子「立てるか?」
マミ「ひ、膝いわせちゃったみたい……」
ほむ先生『鉄則その10 焦りは禁物』
マミハウス
杏子「わ、わるかったって。そんなににらむなよ」
マミ「別ににらんでなんていないわよ?」
29: 2011/07/07(木) 16:47:33.16
ほむ先生『瞼が重くて目つきが悪いだけで機嫌が悪いわけじゃないの。誤解しないであげてほしいわ』
杏子「あたしもプロってわけじゃないからな。トレーニングの要領だってわかりゃしないさ」
杏子「まー、もうちょっとは動けると思ってたんだが…………ウォーキングとかから始めてみたらどう?」
マミ「しばらくは動けないわよぉ…………」
杏子「…………ならしかたないけどさ。足治るまでの間、絶対食い過ぎんなよ」
杏子「しばらくしたらまた様子見に来るからな」
マミ「えぇ、ありがとう。本当に助かるわ」
杏子「べ、べつに礼を言われるほどの事でもねーしっ//// じゃ、じゃーな」ソソクサ
数日後 マミハウス
ピーーーーンポーーーーン
マミ「はぁ~いっ、誰かしら?」ドガズン!ドガズン!ドガズン!
30: 2011/07/07(木) 16:48:23.72
マミ「あら?」ガチャ
まど「こ、こんにちは~」
ほむ「こんにちは」
マミ「えぇと……たしか美樹さんのお友達の……」
ほむ「名乗るほどのものでもないわ」
マミ「名乗らないの!? ていうか私の事は知ってるの?」
まど「えと……デミさん?」
マミ「何よデミって! ソースなの!? マミよ、マミ!」
マミ「マ!」 まど「デ?」
マミ「ミ!」 まど「ブ?」
マミ「もーーーー完全にただのデブになってるじゃないのよーーーー」ドスン!ドスン!プンスカ
ほむ「それにしてもあなた…………」
マミ「な、なによ」ブクブクブクゥ~
まど「あちゃぁ~」
ほむ「これはひどい……いえ、それでこそね」
まど「こ、こんにちは~」
ほむ「こんにちは」
マミ「えぇと……たしか美樹さんのお友達の……」
ほむ「名乗るほどのものでもないわ」
マミ「名乗らないの!? ていうか私の事は知ってるの?」
まど「えと……デミさん?」
マミ「何よデミって! ソースなの!? マミよ、マミ!」
マミ「マ!」 まど「デ?」
マミ「ミ!」 まど「ブ?」
マミ「もーーーー完全にただのデブになってるじゃないのよーーーー」ドスン!ドスン!プンスカ
ほむ「それにしてもあなた…………」
マミ「な、なによ」ブクブクブクゥ~
まど「あちゃぁ~」
ほむ「これはひどい……いえ、それでこそね」
32: 2011/07/07(木) 16:49:11.68
マミ「もう、さっきから人の事ジロジロみてなんなのよ!」
ほむ「あなたにとっておきのものを提供しに来たのよ」
マミ「押し売り?」
ほむ「そうよ、まずはこれを見て」
マミ「そうなの!? って…………やせてる私の……写真? でもこんなの撮った覚えないわよ?」
まど「ただの合成だけどね、やせてることには疑問が行かないんだ……」
ほむ「これは幾多の並行世界の一つ、ダイエットに成功した世界のあなたよ」
マミ「並行世界? 何言ってるのよさっきから」
ほむ「ふぅ……所詮あなたも『持たざる者』だったのね……この世界の理を知っていると思ったのに」
マミ「ち、ちがうわ。まさかあなたも『こちら側』の人間だったとは思わなくて、知らぬふりをしていただけよ」
まど「ちょ、ちょろい」
ほむ「ではあなたにならわかるでしょう。見て、この薬。この薬さえ飲み続ければ……」ヒョイ
ほむ「あなたはまた美しさを取り戻すことができる。『失われし真実の姿(ロストイコン)』を!」
マミ「…………ゴクリッ」
ほむ「今ならこれを50万で譲るわ」
ほむ「あなたにとっておきのものを提供しに来たのよ」
マミ「押し売り?」
ほむ「そうよ、まずはこれを見て」
マミ「そうなの!? って…………やせてる私の……写真? でもこんなの撮った覚えないわよ?」
まど「ただの合成だけどね、やせてることには疑問が行かないんだ……」
ほむ「これは幾多の並行世界の一つ、ダイエットに成功した世界のあなたよ」
マミ「並行世界? 何言ってるのよさっきから」
ほむ「ふぅ……所詮あなたも『持たざる者』だったのね……この世界の理を知っていると思ったのに」
マミ「ち、ちがうわ。まさかあなたも『こちら側』の人間だったとは思わなくて、知らぬふりをしていただけよ」
まど「ちょ、ちょろい」
ほむ「ではあなたにならわかるでしょう。見て、この薬。この薬さえ飲み続ければ……」ヒョイ
ほむ「あなたはまた美しさを取り戻すことができる。『失われし真実の姿(ロストイコン)』を!」
マミ「…………ゴクリッ」
ほむ「今ならこれを50万で譲るわ」
33: 2011/07/07(木) 16:49:46.60
マミ「はぁっ? ごじゅ……馬鹿言わないでよ。そんな大金払えるわけないでしょ?」
ほむ「そう…………あなたには『来るべき聖戦(ジハード)』のために自分を取り戻してほしかったのに……」
ほむ「仕方がないわ……半額の25万でどう?」
マミ「(25万……二か月分の生活費と同じ……)」
マミ「(食費を切り詰めて、仕送りを前借すれば出せないことはないギリギリ…………)」
マミ「(もうこの際痩せるためにはなりふり構っていられないし…………こんなウソくさいものでも……)」
マミ「わ、わかったわ! 買うわ! 『聖戦(ジハード)』のためには必要な出費よ!」
まど「まいどあり~、はいっ、これです」ポイッ
マミ「これが……」
ほむ「そうそう、忘れるところだったわ。その薬はこの本に書いてある通りに飲み続けないと効果がないから」
マミ「『ほむ先生の激やせマニュアル 320の鉄則 ~これであなたもイナクトボディ~』?」
ほむ「ちゃんとそれに従うのよ。それじゃ」
まど「ほむらちゃん?」
ほむ「何かしら」
34: 2011/07/07(木) 16:50:46.64
まど「結局あの薬なんだったの?」
ほむ「つめかえたビオフェルミンよ」
まど「あぁ、『愚か者から搾取せよ』だね?」
ほむ「そうよ、まどかはえらいわね」ナデナデ
まど「えへへ////」
まど「で、ロストイコンってなに?」
マミ「それからの数日間、私の頭の中ではロッキーっぽいBGMが流れっぱなしだったわ……」
マミ「具体的にはEye of the TigerとGonna Fly Now。いい曲ね。youtubeとかで探してちょうだい」
マミハウス改めダイエット合宿場『コキュートス』(命名マミ)
杏子「まったく……結局休んでる間にまたブクブク太りやがって……」
マミ「ご、ごめんなさい……」
杏子「まぁいい。今日からはあたしがビシバシしごいていくからなっ、よろしくっ」
ほむ「つめかえたビオフェルミンよ」
まど「あぁ、『愚か者から搾取せよ』だね?」
ほむ「そうよ、まどかはえらいわね」ナデナデ
まど「えへへ////」
まど「で、ロストイコンってなに?」
マミ「それからの数日間、私の頭の中ではロッキーっぽいBGMが流れっぱなしだったわ……」
マミ「具体的にはEye of the TigerとGonna Fly Now。いい曲ね。youtubeとかで探してちょうだい」
マミハウス改めダイエット合宿場『コキュートス』(命名マミ)
杏子「まったく……結局休んでる間にまたブクブク太りやがって……」
マミ「ご、ごめんなさい……」
杏子「まぁいい。今日からはあたしがビシバシしごいていくからなっ、よろしくっ」
35: 2011/07/07(木) 16:51:12.11
マミ「え、ええ。出来るだけお手柔らかにお願いするわ」
マミ「その、さっそくだけど今日の買出しに出かけたいのだけど……」
杏子「おっ? じゃあしっかり見張らせてもらうからな。ヘンなモン買うなよ?」
マミ「うぅ~……買いたくても買えないのよぉ」
スーパー
マミ「はぁ……まだ何も買ってないのに、財布が軽い……こんな気持ちはじめて……」
マミ「あら? いまの台詞どこかで……まぁいいわ」
マミ「やっぱり25万は痛かったかしら……この手持ちじゃぁもやしぐらいしか買えないし」
杏子「おっ、いや、『こいつ』によるとだな『もやしはダイエットに最適な食べ物のひとつ』だそうだ」ペラッ
マミ「そうなの? こんなに貧弱そうなのに……」
杏子「まぁそういうなって。ビタミンC・B2が豊富で脂肪を燃焼しやすい体を作ってくれるんだとさ」
杏子「あと食物繊維が多いのも魅力だ」
マミ「へぇ? じゃあ今日は悲しいけれどこのもやしをどうにかしましょうか…………」ドサドサァッ
杏子「そ、そんなに買うのか? 日持ちはしないらしいから量はちゃんと考えたほうが……
36: 2011/07/07(木) 16:51:46.50
マミ「え? わかってるわよそんなの。夕飯の分だけでしょ?」ドササァァァッ
杏子「ま、まぁいいとするか」
マミ「ん? じゃがいもも安いわね。野菜だし買っていきましょう」
杏子「いや待て。『繊維は多め、でんぷん控えめ』だそうだ」
杏子「イモはアウトだな」
マミ「うぅ~」グスッ
マミハウス キッチン
杏子「それで? このもやしはどうするつもりなのさ」
マミ「え? まぁとりあえず味気ないからマヨであえようかと」
杏子「なっちゃいない……本当になっちゃいないぞマミ」
マミ「な、なんでよ。マヨは完全栄養食なのよ!」
杏子「はぁ……だから太るんだろうが。これも鉄則『マヨネーズ 昨日の友は 今日の敵』だ!」
37: 2011/07/07(木) 16:52:11.37
ゴチソーサマー
杏子「ふぃ~。結構うまくできてたじゃん」
マミ「そう? お酢で簡単にまとめてみただけだけど」
杏子「いやいや、なかなかどうして箸が進んだよ。マミは料理がうまいんだな。嫁さんにもらいたいぐらいだよ」
マミ「そう? ま、ありがと」ニコッ
杏子「…………い、いまのはやっぱり忘れてくれ////」
マミ「(……この子、まともそうだけどやっぱりどこかヘンね)」
公園
マミ「この辺をぐるっと一周歩くだけなの? そんなのでいいの? 簡単よ」
杏子「だまされたと思ってやってみなよ。『ウォーキングは有酸素運動の代表格』だそうだ」
マミ「もうっ! あんまり馬鹿にしないでよねっ」ドドドドドス
杏子「その勢いがいつまでもつか……」
杏子「ふぃ~。結構うまくできてたじゃん」
マミ「そう? お酢で簡単にまとめてみただけだけど」
杏子「いやいや、なかなかどうして箸が進んだよ。マミは料理がうまいんだな。嫁さんにもらいたいぐらいだよ」
マミ「そう? ま、ありがと」ニコッ
杏子「…………い、いまのはやっぱり忘れてくれ////」
マミ「(……この子、まともそうだけどやっぱりどこかヘンね)」
公園
マミ「この辺をぐるっと一周歩くだけなの? そんなのでいいの? 簡単よ」
杏子「だまされたと思ってやってみなよ。『ウォーキングは有酸素運動の代表格』だそうだ」
マミ「もうっ! あんまり馬鹿にしないでよねっ」ドドドドドス
杏子「その勢いがいつまでもつか……」
38: 2011/07/07(木) 16:53:07.43
3分後
マミ「ふぅーっふぅーっ」ドースドース
杏子「…………」
数日後 マミハウス お昼
マミ「はぁ~……そろそろお肉が食べたい…………」ゴロゴロ
杏子「はいはいっ! いつまでもごろごろしてんなよ! トドみたいだぞ…………いや、トドに悪いな……」
マミ「ちょっとぉ~、いきなり入ってきて失礼なんじゃない?」プンスカドスドス
杏子「つべこべ言わずに体を起こす! 『ごろ寝 それは敗北の姿勢』だぞ!」
マミ「わ、わかったわよぅ……」ドスン……
マミ「ねぇ、佐倉さん、仕送りも入ってきたとこだし、私そろそろお肉が食べたいわ」ウルウル
杏子「う~ん。まぁそろそろいいか。でもよーく聞け、『肉は低脂肪高たんぱく』が基本だ」
杏子「それ以外は絶対NG」
マミ「ササミとか?」
39: 2011/07/07(木) 16:53:40.88
杏子「それが理想だな」
マミ「わかったわ、じゃあちょっと買ってくるわね」
杏子「おっ、じゃああたしは残ってマニュアルの続き読み込んどくから」
タダイマードスドスドス
杏子「早かったな」
マミ「すぐそこだったから。さて、念願のお肉、いただきましょうか、うへへ」ジュルジュルジャバババ~
杏子「あぁん? 待て、その袋のじーさんは…………ケンタッキーじゃねーか!」
マミ「そうよ? でもクリスピーだから」
杏子「あれはササミじゃない!!」
マミ「でもパサパサしてるわよ?」
杏子「マミにはあれがパサパサしてるように感じるのか…………はぁ……」
杏子「いいか? そいつのグラムあたりの脂質はナゲットよりも多いんだ」
マミ「そうなの? 意外だわ……じゃ、じゃあやっぱり食べちゃだめなのね……」ドス~ン
杏子「うっ、そんな顔すんなよ……食い物を粗末にするわけにもいかないし……衣をはずしたら食ってもいいぞ」
マミ「ホント!? 佐倉さんって最後の最後で甘いから好きよ~」
マミ「わかったわ、じゃあちょっと買ってくるわね」
杏子「おっ、じゃああたしは残ってマニュアルの続き読み込んどくから」
タダイマードスドスドス
杏子「早かったな」
マミ「すぐそこだったから。さて、念願のお肉、いただきましょうか、うへへ」ジュルジュルジャバババ~
杏子「あぁん? 待て、その袋のじーさんは…………ケンタッキーじゃねーか!」
マミ「そうよ? でもクリスピーだから」
杏子「あれはササミじゃない!!」
マミ「でもパサパサしてるわよ?」
杏子「マミにはあれがパサパサしてるように感じるのか…………はぁ……」
杏子「いいか? そいつのグラムあたりの脂質はナゲットよりも多いんだ」
マミ「そうなの? 意外だわ……じゃ、じゃあやっぱり食べちゃだめなのね……」ドス~ン
杏子「うっ、そんな顔すんなよ……食い物を粗末にするわけにもいかないし……衣をはずしたら食ってもいいぞ」
マミ「ホント!? 佐倉さんって最後の最後で甘いから好きよ~」
40: 2011/07/07(木) 16:54:17.01
杏子「す、すきとか、お前///……ばっかじゃねーの////」
マミ「(やっぱりヘンな子だわ)」
3時
マミ「あら、もうこんな時間……おやつにしなくっちゃ」
杏子「じゃなーーーい!! 何考えてんだお前は」
マミ「え、だって、甘いものは『別腹』っていうし、大丈夫かと思って……」
杏子「どういう理屈だそりゃ……いいか『おー菓子君さよなーら さよーならおー菓子君』だ」
マミ「なんだか鉄則適当になってきてない?」
杏子「あたしが知るかよ」
マミ「それからも佐倉さんのしごきは続いたわ。ところどころ甘かったけれど……」
マミ「食事制限である程度体重が減ったら、運動メニューを少しずつ増やしていくことになったのだけれど」
マミ「そこからはまさに地獄だったわ」
41: 2011/07/07(木) 16:55:07.58
杏子「はい、次は腹筋背筋腕立て五本セットはじめ!」
マミ「おね……がい……すこし……やす……ませて……」ゼェゼェ
杏子「なにぃ? 聞こえんなぁ。その程度であたしの心が動くと思ってんのか?」
杏子「さて、何本目で氏ぬかなぁ?」
マミ「オニ! 悪魔!」
杏子「お前のためだ! 『体を追いこめ 心を追いこむな』だ!」
マミ「わ……わかったわよぅ……」ゼェゼェ
マミ「なにっがっ320のっ鉄則よっ!」フンッフンッフンッ
マミ「こんなのやってりゃ誰だって痩せるにきまってるじゃない」フンッフンッフンッ
マミ「だまっされった!!!」フンッフンッフンッ
杏子「おぅおぅ、いい感じだぞ! だいぶ動けるようになってきたな! その調子だ」
杏子「あぁ、そんなに激しくしちゃダメだっての……ほら、忘れるな、有酸素運動だ」
マミ「わ、っかってる、っわよ」フンッフンッ
42: 2011/07/07(木) 16:56:22.78
マミ「切り詰めた食費のおかげで私の食生活は健全になったし」
マミ「佐倉さんの献身もあって、私はついに40キロもの減量に成功したわ」
杏子「うんうん、よくがんばったな。でもこれからが正念場だぞ?」
マミ「ふふっ、わかってるわよ」
数日後 MikiHouse
『本日未明、太平洋上空を通過した非常に激しい嵐の影響を受け……』
さや「すごい雨…………まるであたしのこころをうつしたみたい……」ドヤァ
『穀物を輸送するタンカーがそれを護送する民間警備会社の船と共に座礁するという……』
さや「ほんと、どうしたらいんだろうあたし…………」
さや「このままマミさんなんかに恭介の心、とられたままじゃくやしいよ」
さや「でも、あいつの気を引くCD買うお金も転校生に巻き上げられちゃったし……」
さや「打つ手なしかなぁ…………」
QB「(はぁ…………もうこいつでいいか)」
QB「さやかっ!」ヒョコッ
マミ「佐倉さんの献身もあって、私はついに40キロもの減量に成功したわ」
杏子「うんうん、よくがんばったな。でもこれからが正念場だぞ?」
マミ「ふふっ、わかってるわよ」
数日後 MikiHouse
『本日未明、太平洋上空を通過した非常に激しい嵐の影響を受け……』
さや「すごい雨…………まるであたしのこころをうつしたみたい……」ドヤァ
『穀物を輸送するタンカーがそれを護送する民間警備会社の船と共に座礁するという……』
さや「ほんと、どうしたらいんだろうあたし…………」
さや「このままマミさんなんかに恭介の心、とられたままじゃくやしいよ」
さや「でも、あいつの気を引くCD買うお金も転校生に巻き上げられちゃったし……」
さや「打つ手なしかなぁ…………」
QB「(はぁ…………もうこいつでいいか)」
QB「さやかっ!」ヒョコッ
43: 2011/07/07(木) 16:57:05.92
さや「あんたも神出鬼没よねぇ……なにか用?」
QB「君は今、自分の置かれてる状況を打開したい、そう思っているね?」
さや「まぁね」
QB「君にはその力が少しあるし、たぶん出来る!」
さや「なーんか嫌な言い方ねぇ」
QB「でも残念ながら事態は君だけの問題じゃなくなりそうなんだ」
さや「どういうこと?」
QB「ワルプルギスの夜がやってきたんだ」
明け方 港
杏子「ふ~ん、それで今日ここにワルプルギスの夜がやってくるっていうわけか?」
QB「そうだよ。気を引き締めてかかってほしい(まぁ僕はどっちでもいいけど)」
杏子「だとよ、マミ。あたしと一緒に鍛え上げたその体で、軽くのしてやろうぜ!」
マミ「そうね!」
45: 2011/07/07(木) 16:57:58.86
さや「あれ?」テクテク
さや「マミさん? 少しだけ体小さくなりました?」
マミ「少しって失礼ねぇ……これでも40キロも痩せたのよ!」
さや「は、はぁ……」
QB「まぁ彼女の体重の20%だけどね。君はそれだけ痩せられるかい?」
さや「いやいや、氏んじゃうし……って、そっちのは?」
杏子「あたしか? あたしは佐倉杏子だ。よろしくな、魔法少女候補生?」
さや「うんっ(あれ? まともだ…… 久しぶりに人間にあった気がする)」
QB「さぁ、もうじき災厄の夜がやってくる…………」
朝 港
杏子「っくしょぉっ! なんだこいつは……強すぎる」ヒュンッヒュンッ
杏子「しまっ、避けれない!? ぐっ…………」
マミ「佐倉さん!? いけないっ…………ティロフィナーレ(肉弾)!!!」ボカシッ!
46: 2011/07/07(木) 16:59:13.83
ワルプル「ケタケタァ~」カキーン
マミ「そ、そんな……わたしのティロフィナーレ(肉弾)が……」
QB「…………」
さや「ちょ、ちょっとどうすんのよこれ…………このままじゃみんな……こいつが街に入ったりしたら!」
QB「そう、壊滅的な被害は免れないね」
さや「だめ! そんなの絶対! この街には皆が……恭介が!!」
QB「あと一歩のところだったのに…………マミがかつての体を取り戻していたら、おそらく勝利は堅かったろう」
さや「マミさんが?」
QB「君は勘違いしているようだが、本来マミの魔法少女としての素養と戦闘力は総合的に頭抜けて高い」
さや「あのマミさんが…………」
QB「なんの因果か今ではああも鈍重な姿になってしまったが……マミが痩せてさえいれば……」
さや「……あたし……あんたと契約する」
QB「いや、でも君の力が加わったところで、この形勢は覆しようがないよ」
さや「マミさんが痩せてさえいれば、この戦い、勝てるんだよね?」
QB「ああ、おそらくは」
47: 2011/07/07(木) 17:00:05.40
さや「ならキュゥべえ! 私と契約して、マミさんをBMI標準体重にして!!!」
ほむ先生『身長(m)^2*22で求めらるわ。一度あなたも調べてみることをお勧めするわ』
QB「なっ、馬鹿な…………君はどんな途方もない願いをかなえようとしているかわかっているのか!?」
QB「あんな脂肪の権化のようなマミを痩せさせようだなんて……それは因果律そのものに対する反逆だ!!」
さや「いいからはやく!!」
QB「どうなっても責任は取らないからね!(ヒャホーイ)」
フワァァッァァ
さや「これが……あたしの力…………すごい!!!」
マミ「私の体が…………細く!! 美しく!!」シュッ!
杏子「い、いったいなにがおこっていやがる……」
ワルプル「ケタケタ イマノウチニトドメケタ!」グワァァァァ
マミ「美樹さん!! 避けて」
さや「ふふん……なんのっ!!! でぇぇぇい!!!」ザァァァン!!!
ほむ先生『身長(m)^2*22で求めらるわ。一度あなたも調べてみることをお勧めするわ』
QB「なっ、馬鹿な…………君はどんな途方もない願いをかなえようとしているかわかっているのか!?」
QB「あんな脂肪の権化のようなマミを痩せさせようだなんて……それは因果律そのものに対する反逆だ!!」
さや「いいからはやく!!」
QB「どうなっても責任は取らないからね!(ヒャホーイ)」
フワァァッァァ
さや「これが……あたしの力…………すごい!!!」
マミ「私の体が…………細く!! 美しく!!」シュッ!
杏子「い、いったいなにがおこっていやがる……」
ワルプル「ケタケタ イマノウチニトドメケタ!」グワァァァァ
マミ「美樹さん!! 避けて」
さや「ふふん……なんのっ!!! でぇぇぇい!!!」ザァァァン!!!
48: 2011/07/07(木) 17:00:37.44
ワルプル「チョ ヤバイケタ」フラフラ
さや「行ける!! いけるよあたし!! このまま一気にぶっつぶしてやる!!」ヒュンッ!
マミ「どうしてあの美樹さんがこんなに……全盛期の私以上だわ……」
QB「マミ、君は『質量欠損』という言葉を知っているかい?」
マミ「えっ?」
QB「今はいろいろときな臭いから詳しい説明は省くけど、さやかは君の体重110キロを対価に契約した」
QB「その失われた膨大な質量から生まれるエネルギーは……TNT爆薬にして2ギガトンを超える……」
杏子「2ギガトンだと!? それじゃ核爆弾15万発分のエネルギーじゃねぇか!!」
マミ「え? か、核?? 私そんなに太ってたの???」アセアセ
さや「はっはっはっは! こんなやつ、さやかちゃん様がワンパンでたおしちゃうからねっ!!」
さや「マミさんの110キロ肉をくらえぇぇぇぇ!!!!」ズサァァァァァン!!!!
マミ「い、いやぁぁぁぁぁ////」
ワルプル「ギャーーー」
シュゥゥゥゥゥゥ
さや「行ける!! いけるよあたし!! このまま一気にぶっつぶしてやる!!」ヒュンッ!
マミ「どうしてあの美樹さんがこんなに……全盛期の私以上だわ……」
QB「マミ、君は『質量欠損』という言葉を知っているかい?」
マミ「えっ?」
QB「今はいろいろときな臭いから詳しい説明は省くけど、さやかは君の体重110キロを対価に契約した」
QB「その失われた膨大な質量から生まれるエネルギーは……TNT爆薬にして2ギガトンを超える……」
杏子「2ギガトンだと!? それじゃ核爆弾15万発分のエネルギーじゃねぇか!!」
マミ「え? か、核?? 私そんなに太ってたの???」アセアセ
さや「はっはっはっは! こんなやつ、さやかちゃん様がワンパンでたおしちゃうからねっ!!」
さや「マミさんの110キロ肉をくらえぇぇぇぇ!!!!」ズサァァァァァン!!!!
マミ「い、いやぁぁぁぁぁ////」
ワルプル「ギャーーー」
シュゥゥゥゥゥゥ
49: 2011/07/07(木) 17:01:47.85
QB「いやぁすごかったね、変身した君の110キロ分の贅肉は」
マミ「え、えぇ……まぁ……」
QB「まどか程ではないけれど……僕たちのノルマはちょうど達成されたよ」
マミ「私のお肉で?」
QB「本当はもう40キロほど多ければさやかもすぐに強大な魔女になってしまったろうに……」
QB「誰かが調整したのかと思えるほどギリギリのラインだったね、残念だよ」
QB「でもまぁいい。これ以上この星に用はないからね」
QB「地球に残った魔法少女と魔女は君たち人類の問題だ……とはいえ、何も心配はいらなさそうだ」
さや「ふふ~んっ あたし 最強!」エヘン!
杏子「さやかまじすげー」パチパチパチ
QB「しかし…………なぜ鹿目まどかはあの暁美ほむらという少女のそばを離れようとしなかったんだろう……」
QB「彼女、異様なまでに暁美ほむら以外の事には興味を向けなかったから、結局契約の話すらままならなかった」
QB「……なぞだ……何が起ころうとしている……」
52: 2011/07/07(木) 17:03:42.96
病院
マミ「ちょ、ちょっと、おさないでってば」グイグイグイ
さや「私のおかげで痩せられたんですから、このぐらいのお願いは聞いてもらわないとー、って軽いなー」
マミ「もうっ」
さや「恭介ーきたよー」ガララッ
恭介「なんだ、またさやかか」
さや「そんなこと言ってー、マミさんもいるんだよ?」
恭介「マミさんが? 馬鹿言ってもらったら困るな。僕のヴィーナスが一体どこにいるっていうだい」
マミ「ど、どうも……」テレテレ
恭介「なっ、ま、まさか……」
さや「そう、そのまさかなのでありました!」
恭介「うそだ! そんな!! こんな棒っきれにメロン二つついたようなのがマミさんだって言うのかい??」
恭介「歩くだけでジュラシックパークのワンシーンみたいになるほど巨体だったあのマイさんが……」
恭介「サザンクロスの酒場で収拾突かないほど大暴れしてそうなほど巨体だったあのマミさんが……」
恭介「こんな棒っきれみたいになってしまって……」
マミ「ちょ、ちょっと、おさないでってば」グイグイグイ
さや「私のおかげで痩せられたんですから、このぐらいのお願いは聞いてもらわないとー、って軽いなー」
マミ「もうっ」
さや「恭介ーきたよー」ガララッ
恭介「なんだ、またさやかか」
さや「そんなこと言ってー、マミさんもいるんだよ?」
恭介「マミさんが? 馬鹿言ってもらったら困るな。僕のヴィーナスが一体どこにいるっていうだい」
マミ「ど、どうも……」テレテレ
恭介「なっ、ま、まさか……」
さや「そう、そのまさかなのでありました!」
恭介「うそだ! そんな!! こんな棒っきれにメロン二つついたようなのがマミさんだって言うのかい??」
恭介「歩くだけでジュラシックパークのワンシーンみたいになるほど巨体だったあのマイさんが……」
恭介「サザンクロスの酒場で収拾突かないほど大暴れしてそうなほど巨体だったあのマミさんが……」
恭介「こんな棒っきれみたいになってしまって……」
53: 2011/07/07(木) 17:04:48.35
マミ「…………」イライラッピクピクッ クルッ スタスタスタ
ガラガラッ! ピシャンッ!
恭介「うぅぅぅ~僕はもうおしまいだ……僕だけのヴィーナスを……僕はすべてを失ってしまった……」
さや「…………」
さや「恭介……大丈夫、大丈夫だから……私がそばにいるから」ダキッ
恭介「さやか?……そうだね、さやかはいつも僕を慰めてくれるね……もう僕にはさやかしか……」
さや「『弱り目に祟り目を狙うべし』」
学校
マミ「いつもの通学路なのに……体が軽い……こんな気持ちで学校に行くのは初めて!」
ガヤガヤ
「おい、だれだよあのスレンダーでグラマーな美人は!!」
「話しかけてみろよ」「っんだよお前が行けよ」
マミ「なんだかさっきからジロジロ見られてる気がするわ……」
ガラガラッ! ピシャンッ!
恭介「うぅぅぅ~僕はもうおしまいだ……僕だけのヴィーナスを……僕はすべてを失ってしまった……」
さや「…………」
さや「恭介……大丈夫、大丈夫だから……私がそばにいるから」ダキッ
恭介「さやか?……そうだね、さやかはいつも僕を慰めてくれるね……もう僕にはさやかしか……」
さや「『弱り目に祟り目を狙うべし』」
学校
マミ「いつもの通学路なのに……体が軽い……こんな気持ちで学校に行くのは初めて!」
ガヤガヤ
「おい、だれだよあのスレンダーでグラマーな美人は!!」
「話しかけてみろよ」「っんだよお前が行けよ」
マミ「なんだかさっきからジロジロ見られてる気がするわ……」
54: 2011/07/07(木) 17:06:11.10
「ねぇ、その席って巴さんの席なんだけど……あの肉学校やめたの?」
マミ「い、いえ、私がその肉なんだけど……」
「う、うそっ!? まじで? しんじらんない……」
マミ「大げさね、ちょっとダイエットしただけよ、核何万発分かだけど」
「えぇぇっ!! どうやったの?? コツは??」
「ちょ、私にも教えて」「私も」「私もー」
マミ「ちょ、ちょっと……順番に、ね?」
マミ「ふぅ~」
マミハウス 玄関前
マミ「ここ数日でなんだかどっと疲れたわぁ……」
マミ「あんなに人から話しかけられたの、何年ぶりかしら……」
マミ「でもみんな私より私の変わりように興味があるみたい」
マミ「いつになったら私に本当の友達ができるのかしら…………」
マミ「はぁ……考え込んでてもしかたないわよね……」
マミ「い、いえ、私がその肉なんだけど……」
「う、うそっ!? まじで? しんじらんない……」
マミ「大げさね、ちょっとダイエットしただけよ、核何万発分かだけど」
「えぇぇっ!! どうやったの?? コツは??」
「ちょ、私にも教えて」「私も」「私もー」
マミ「ちょ、ちょっと……順番に、ね?」
マミ「ふぅ~」
マミハウス 玄関前
マミ「ここ数日でなんだかどっと疲れたわぁ……」
マミ「あんなに人から話しかけられたの、何年ぶりかしら……」
マミ「でもみんな私より私の変わりように興味があるみたい」
マミ「いつになったら私に本当の友達ができるのかしら…………」
マミ「はぁ……考え込んでてもしかたないわよね……」
55: 2011/07/07(木) 17:07:50.59
マミ「あら? 玄関の前に誰か……」
杏子「よ、よぉ……」
マミ「佐倉さん……」
杏子「べ、別にどうっていうわけでもないんだけどさ……お前の事だからどうせまたリバウンドしちまうんだろ?」
杏子「独り暮らしのストレスでさ。わかるよ、誰だって一人ぼっちは嫌だもんな……」
杏子「だ、だからさ、当分…………あたしが、一緒にいてやるよ////」
マミ「さ……さくらさぁぁん!!!」ダキッ
杏子「だっ、だきつくなよ……そ、それに……きょ、杏子だ」
マミ「え?」
杏子「その……なんていうか……////」
マミ「ふふっ、よろしくね? 杏子////」
おしまい
杏子「よ、よぉ……」
マミ「佐倉さん……」
杏子「べ、別にどうっていうわけでもないんだけどさ……お前の事だからどうせまたリバウンドしちまうんだろ?」
杏子「独り暮らしのストレスでさ。わかるよ、誰だって一人ぼっちは嫌だもんな……」
杏子「だ、だからさ、当分…………あたしが、一緒にいてやるよ////」
マミ「さ……さくらさぁぁん!!!」ダキッ
杏子「だっ、だきつくなよ……そ、それに……きょ、杏子だ」
マミ「え?」
杏子「その……なんていうか……////」
マミ「ふふっ、よろしくね? 杏子////」
おしまい
56: 2011/07/07(木) 17:09:08.34
ほむ「この世界は複雑系…………だれにも未来を予測することはできない」
ほむ「ほんの些細なことで世界の行く末は大きく左右されてしまう」
ほむ「ある世界で抑圧された少女のフラストレーションが、他の世界の彼女に影響を及ぼす」
ほむ「そんなことだってあるのかもしれない」
ほむ「幾度も繰り返された世界が、互いに影響しあい、辿り着く先…………」
ほむ「これはそんな運命に翻弄された少女達の戦いの物語……」
まど「いい感じにまとめてるけど、ほむらちゃん今回お金巻き上げてただけで何もしてないよね?」
ほむ「ええ、これで75万。でも目標金額にはまだ程遠いわ」
まど「う~ん……そんなに集めてどうするの?」
ほむ「それはまた、別のお話よ」
まど「そっか、いいよっ! 私はどこまでもほむらちゃんについていくからねっ!」
まどか「全力でお金儲け?」 に つづく
ほむ「ほんの些細なことで世界の行く末は大きく左右されてしまう」
ほむ「ある世界で抑圧された少女のフラストレーションが、他の世界の彼女に影響を及ぼす」
ほむ「そんなことだってあるのかもしれない」
ほむ「幾度も繰り返された世界が、互いに影響しあい、辿り着く先…………」
ほむ「これはそんな運命に翻弄された少女達の戦いの物語……」
まど「いい感じにまとめてるけど、ほむらちゃん今回お金巻き上げてただけで何もしてないよね?」
ほむ「ええ、これで75万。でも目標金額にはまだ程遠いわ」
まど「う~ん……そんなに集めてどうするの?」
ほむ「それはまた、別のお話よ」
まど「そっか、いいよっ! 私はどこまでもほむらちゃんについていくからねっ!」
まどか「全力でお金儲け?」 に つづく
57: 2011/07/07(木) 17:09:16.65
ないた
引用元: マミ「全力で痩せる」
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