梓「どういう賞なのよ一体」

憂「お姉ちゃんを一番楽しませた人に送る賞だよ～」

梓「わたしが？まさか」

憂「あ～ずにゃんっ」だきっ

梓「わわわ」

憂「えへへ～……お姉ちゃんの代わりに、わたしから授与するね」

梓「それはどうも……」

憂「私立桜が丘高校二年、中野梓殿」

梓「はい」

憂「右の者はお姉ちゃんを一年間楽しませていつも笑顔で……」ぐすっ

梓「憂！？」

憂「……いさせてくれたことを……っ……認め、その功績多大なるを賞し……」うるうる

梓「憂ってば」

憂「これを授与す……る……」ぽろぽろ

梓「ねえ、憂」

憂「平成22年10月11日、お姉ちゃんファンクラブ……ぅぅ…会長平沢憂」

梓「なんで泣いてるの」

憂「お姉ちゃんの笑顔を思い出したらつい……」

梓「帰ったら会えるでしょ、それにさ」

憂「？」

梓「これは憂が受賞すべきでしょ」

憂「わたし？」

梓「そうだよ、憂、唯先輩の身の回りのこと何でもやってあげてるじゃん」

憂「あげてるんじゃないよ、わたしが好きでやってるんだよ」

梓「それはそうとしてもね」

憂「わたしがノーベルお姉ちゃん賞を受賞するなんて畏れ多くて」

梓「憂の中では相当権威ある賞みたいだね」

憂「そうだよ、ノーベルお姉ちゃん賞だからね」

梓「でもさ、そもそもノーベルお姉ちゃん賞を授与するのがファンクラブだったら、「ノーベル」はいらないんじゃないの？」

憂「そしたら会長のわたしの名前をとって～」

梓「憂お姉ちゃん賞とか？わけ分からないね……」

憂「とりあえず初代ノーベルお姉ちゃん賞受賞者は梓ちゃん！おめでと～！」

梓「はぁ」

憂「副賞でお姉ちゃんの部屋ご招待ツアーもあるよ～」

梓「前も行ったことあるしなんとも……」

憂「ううん、今回はね、ベッドの上でゴロゴロしてるお姉ちゃんも見れるんだよ～」

梓「唯先輩のゴロゴロしてるところを見て何になるの」

憂「ゴロゴロしてるお姉ちゃん、かわいいよ～♪」

梓「憂の中ではそうなんだろうね」

憂「梓ちゃんはそう思わないの？」

梓「んーなんとも」

憂「見てみたらわかると思うよ」

梓「まぁ期待しないで待っとくね」

憂「うん♪」

梓「期待しなくていいのね……」

憂「あ！お姉ちゃーん！！」

唯「うお！ういー！！と、あずにゃ～ん」だだだ

梓「わ、わ、わ」

唯「んふ～♪あずにゃ～ん」だきっ

梓「……もう、なんですかいきなり」

憂「えへへ～…」にこにこ

唯「ん？なんだねこれは」ぱさっ

梓「あっ、ちょっ」

唯「ノーベルお姉ちゃん賞？」

梓「はい、なんか憂から貰いました」

憂「えへへ、梓ちゃんに授与したんだ～」

唯「なになに？お姉ちゃんを一年間楽しませて……」ぶつぶつ

唯「……うい！！」

憂「！？」

唯「これ！書き忘れてるよっ」

憂「へ？」

唯「えっとね～」

『私立桜が丘高校二年、平沢憂殿』

唯「ほら」

憂「お姉ちゃん……」うるうる

唯「それにういだけじゃなくて、和ちゃんも、澪ちゃんもりっちゃんもむぎちゃんも、みーんな受賞だよ！」

梓「唯先輩……」

憂「うぅお姉ちゃん」だきっ

唯「えへへ、みーんな受賞だね～」

梓「何だか唯先輩らしいですね、流石です」

唯「ふぇ？」

梓「な、なんでもないですよ」

憂「えへへ～…お姉ちゃん大好き」だきっ

唯「わたしもだよ、うい～」ぎゅっ


おわり

>>22

唯「あっ、そうだった」

唯「平成22年10月11日、平沢唯、っと」

梓「これで公認ですね」

唯「うん。あずにゃん、残り僅かだけど宜しくね」

梓「はいっ！」


本当におわり

まぁ乙
今度は唯と憂が互いに受賞させ合うやつ頼むわ

おいィ？
まだ50レスいってないﾝだが
あもりにもはやすぎるまくぎれでしょう？

乙